JP2005225963A - 肌用筆記石鹸 - Google Patents

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祐介 志水
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Abstract

【課題】肌に対して筆記することができ、使用後に容易に洗い落とすことができる肌用筆記石鹸を提供する。
【解決手段】脂肪酸アルカノールアミド100重量部に対して、脂肪酸アルカリ5〜500重量部と、ポリエチレングリコール0.5〜2重量部と、青色法定色素または赤色法定色素0.05〜0.15重量部と、溶剤4〜10重量部とを具備する肌用筆記石鹸。青色法定色素または赤色法定色素0.05〜0.15重量部の代わりに黄色法定色素0.05〜0.5重量部、黒色顔料1.0〜2.0重量部、または白色顔料0.5〜2.0重量部であってもよい。
【選択図】 なし

Description

本発明は、肌に対してクレヨンのように筆記できる肌用の筆記可能石鹸に関するものである。
従来より、人体の肌等にペイントする場合の絵の具としては、メーキャップ用水性絵の具や、手術用マーキングとして使用される油性絵の具や、ゴム皮膜を形成するゴムラテックス絵の具などが知られている。
特開2003−277232号公報
しかし、水性絵の具の場合、充分な乾燥時間を持たなければならず、ペイント後、乾燥させたとしても汗や水ですぐに流れ落ちてしまうこととなる。また、乾燥させる必要があるので、浴室などの湿度の高い場所では使用することができない。
油性絵の具の場合、汗や水で色落ちすることは無いが、逆に色を落とす際に石鹸などで充分に洗浄しなければならず、一回の洗浄で落ちない場合が多い。特に肌以外の衣服などの布地にペイントした場合、何回洗濯しても色を落とせないといった不都合を生じこととなる。また、浴室などで使用すると、水分によって筆先表面の油性絵の具が固化してしまい、その後ペイントできなくなってしまう。
ゴムラテックス絵の具の場合、充分な乾燥時間を持たなければならず、色を落とす際には、乾燥した絵の具の皮膜がゴミとして発生することとなる。また、乾燥させる必要があるので、浴室などの湿度の高い場所では使用することができない。
本発明は、係る実情に鑑みてなされたものであって、肌に対して筆記することができ、使用後に容易に洗い落とすことができる肌用筆記石鹸を提供することを目的としている。
上記課題を解決するための本発明の肌用筆記石鹸は、脂肪酸アルカノールアミド100重量部に対して、脂肪酸アルカリ5〜500重量部と、ポリエチレングリコール0.5〜2重量部と、染料0.05〜2.0重量部と、溶剤4〜10重量部とを具備するものである。
脂肪酸アルカノールアミドは、色の分散性向上、固形安定化、移染防止効果向上および泡の安定化を図るために用いられる。この脂肪酸アルカノールアミドの具体的なものとしては、C12〜C18の脂肪酸モノエタノールアミン、脂肪酸ジエタノールアミン、脂肪酸トリエタノールアミンが挙げられる。
脂肪酸アルカリは、洗浄力を有する石鹸が用いられる。この脂肪酸アルカリの具体的なものとしては、ナトリウム石鹸、カリ石鹸、アミン石鹸などが挙げられるが、これらの中でも簡単に液状から固体状にし易いことからアミン石鹸を用いることが最も好ましい。この脂肪酸アルカリは、脂肪酸アルカノールアミド100重量部に対して5〜500重量部の範囲で用いられる。5重量部未満だと充分な洗浄力が得られないので、後で色を落とすことができなくなる。500重量部を越えると効果が飽和してしまい無駄になってしまう。5重量部以上400重量部未満の範囲では、型流し込みの製造に適している。400重量部以上500重量部以下の範囲では、押出製造に適している。押出製造の方が大量生産に向いているので好適である。
ポリエチレングリコールは、肌用筆記石鹸の溶け崩れ防止、ひび割れ防止など硬さ調整を行うために使用される。このポリエチレングリコールの具体的なものとしては、分子量4000〜300000程度の範囲のものが用いられる。このポリエチレングリコールは、脂肪酸アルカノールアミド100重量部に対して0.5重量部〜2.0重量部の範囲で用いることができる。この0.5重量部〜2.0重量部の範囲は、使用するポリエチレングリコールの分子量に応じて決定される。すなわち、使用するポリエチレングリコールの分子量が高い場合(分子量が300000程度)は0.5重量部程度が使用され、逆に分子量が低い場合(分子量が4000程度)は2.0重量部程度が使用される。このポリエチレングリコールの使用量が少ない場合は、充分な硬さを保つことができず、溶け崩れの原因になり、また、使用量が多い場合は、硬くなり過ぎてひび割れ易くなり、筆記が困難になる。
染料は、化粧品などで用いられている法定色素が用いられる。この染料は、脂肪酸アルカノールアミド100重量部に対して0.05重量部〜2.0重量部の範囲で用いられる。この染料の使用量は、製造する肌用筆記石鹸の色に応じて適宜調整される。例えば、青色および赤色の肌用筆記石鹸の場合、使用される青色法定色素および赤色法定色素の量は、0.05重量部〜0.15重量部、好ましくは0.1重量部が良い。0.05重量部未満では充分な青色および赤色を表現することができず、0.15重量部を越えると、効果が飽和するとともに、色落としが困難になる。同様の理由で黄色、オレンジ色の肌用筆記石鹸の場合は、使用される黄色法定色素およひオレンジ色法定色素の量は、0.05重量部〜1.0重量部、好ましくは0.5重量部が良い。黒色、白色および灰色の肌用筆記石鹸の場合、顔料が使用される。黒色の肌用筆記石鹸の場合、使用される黒色顔料の量は、1.0重量部〜2.0重量部が好ましい。1.0重量部未満では充分な黒色を表現することができず、2.0重量部を越えると、効果が飽和するとともに、色落としが困難になる。同様の理由で白色および灰色の肌用筆記石鹸の場合、使用される白色顔料および灰色顔料の量は、0.5重量部〜2.0重量部が好ましい。灰色顔料は黒色顔料と白色顔料とを混合して調製される。その他の各色については、上記染料および顔料の組み合わせによって調製される。
溶剤は、1・3BGと水とを1:1の容量割合で混合したものが用いられる。この溶剤は、肌用筆記石鹸製造時の原料の流動性を確保して製造作業効率の向上を図るために使用される。したがって、この溶剤の使用量は、肌用筆記石鹸の製造環境に応じて適宜調整されるが、脂肪酸アルカノールアミド100重量部に対して4重量部〜10重量部の範囲で用いられる。
なお、上記原料以外に、この肌用筆記石鹸には、耐候性の向上を図るためのUV吸収剤や、劣化防止を図るための酸化防止剤などが添加される。UV吸収剤としては、水溶性ベンゾトリアゾール系のものを用いることができる。特にNo.4,No.5を用いることが好ましい。このUV吸収剤の使用量は、脂肪酸アルカノールアミド100重量部に対して0.05重量部〜0.5重量部の範囲で、肌用筆記石鹸に用いられる染料に応じて決定される。また、酸化防止剤としては、DLトコフェノールなどを用いることができる。この酸化防止剤は、脂肪酸アルカノールアミド100重量部に対して0.05重量部〜1.0重量部の範囲で使用される。
肌用筆記石鹸は、上記原料を基に、通常の石鹸の製造方法と同様の製造工程で製造することで、クレヨンのように筆記ができる石鹸として製造することができる。
この肌用筆記石鹸は、単に棒状に形成しただけであっても良いし、棒状に形成してその外表面を防水性のフィルム材で被覆して筆記する毎にフィルムを剥がすように構成したものであっても良いし、口紅やスティック糊のように容器から容易に出没できるように構成したものであっても良い。
このようにして構成される肌用筆記石鹸は、例えば、浴室内において、子供が体に落書きをしたり、鏡やタイルに落書きをしたりして遊ぶことができる。この場合、多少の水に濡れても、色落ちせずに落書きした文字や絵が保たれる。落書きを落とす場合は、落書き箇所を擦れば泡立ち、通常の石鹸として機能するので簡単に洗い流すことができる。
また、浴室内や体以外にも、例えば、衣服などに落書きした場合であっても、そのまま水洗いするだけで簡単に落書きを落とすことができ、しかも衣類を洗浄することができる。
さらに、この肌用筆記石鹸は、いわゆるホワイトボードに記載するマーカーの代わりに使用することもできる。
以上述べたように、本発明によると、人体の肌を含めて通常のクレヨンで筆記可能な場所であれば容易に筆記することができ、しかも、筆記した部分は、多少の水をかぶっても色落ちすることは無いが、水をかけて擦れば泡立って洗浄剤としての機能を果たし、完全に色を落とすことができる。
次に、本発明を実施例によってさらに具体的に説明する。
[実施例1〜15、比較例1〜25]
脂肪酸モノエタノールアミンと脂肪酸ジエタノールアミンとを4:1の割合とした脂肪酸アルカノールアミド100重量部に対し、脂肪酸アルカリとしてアミン石鹸5重量部と、赤色法定色素0.1重量部と、ポリエチレングリコール2.0重量部と、UV吸収剤0.5重量部と、酸化防止剤0.1重量部とを用いて肌用筆記石鹸の製造を行った。
このようにして製造した肌用筆記石鹸について、繊維への移染、肌への移染、肌への展着性を評価した。
繊維への移染については、3cm×3cmの大きさの100%綿布に肌用筆記石鹸で筆記した後、この綿布を500ccビーカーの中で400ccの水とともに20分間攪拌し、その後の綿布の状態から目視により確認した。
肌への移染については、手の甲に肌用筆記石鹸で直接筆記した後、通常の手洗いを行い、その後の手の甲の状態から目視により確認した。
肌への展着性については、肌用筆記石鹸を直接肌に筆記し、良好な筆記状態が得られたか否かや良好に筆記できたか否かを、肌の状態から目視により確認した。
表1および表2に示すように、各種組成において、それぞれ実施例1〜15、比較例1〜25に係る肌用筆記石鹸を製造し、それぞれの評価を行った。
結果を表1および表2に示す。
Figure 2005225963
Figure 2005225963
表1および表2の結果から、本発明に係る肌用筆記石鹸は、肌への移染もなく安心して使用できることが確認できる。
肌に筆記可能な石鹸として、浴室での子供の遊び道具として利用できる。

Claims (6)

  1. 脂肪酸アルカノールアミド100重量部に対して、脂肪酸アルカリ5〜500重量部と、ポリエチレングリコール0.5〜2重量部と、青色法定色素または赤色法定色素0.05〜0.15重量部と、溶剤4〜10重量部とを具備することを特徴とする肌用筆記石鹸。
  2. 脂肪酸アルカノールアミド100重量部に対して、脂肪酸アルカリ5〜500重量部と、ポリエチレングリコール0.5〜2重量部と、黄色法定色素0.05〜0.5重量部と、溶剤4〜10重量部とを具備することを特徴とする肌用筆記石鹸。
  3. 脂肪酸アルカノールアミド100重量部に対して、脂肪酸アルカリ5〜500重量部と、ポリエチレングリコール0.5〜2重量部と、黒色顔料1.0〜2.0重量部と、溶剤4〜10重量部とを具備することを特徴とする肌用筆記石鹸。
  4. 脂肪酸アルカノールアミド100重量部に対して、脂肪酸アルカリ5〜500重量部と、ポリエチレングリコール0.5〜2重量部と、白色顔料0.5〜2.0重量部と、溶剤4〜10重量部とを具備することを特徴とする肌用筆記石鹸。
  5. 請求項1ないし4の何れか一記載の肌用筆記石鹸が必要に応じた分量で複数種類組み合わされて所望の色となされたことを特徴とする肌用筆記石鹸。
  6. 脂肪酸アルカノールアミド100重量部に対して、脂肪酸アルカリ400〜500重量部として押出製造を容易にした請求項1ないし5の何れか一記載の肌用筆記石鹸。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102848798A (zh) * 2012-10-11 2013-01-02 向国忠 一种洁净粉笔的制作方法

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