JP2005225761A - ヘアカラーリング方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】ヘアカラーリング施術中における香りの嗜好性の追求であり、一剤と二剤を混合して使用するときに心地よい香りを感じることのできるヘアカラーリング方法である。
【解決手段】二剤式ヘアカラーリング剤において、一剤に消臭用香料を配合し、二剤に嗜好性香料を配合し、一剤と二剤を混合して使用するときに自ら配合した香りを感じることのできるヘアカラーリング方法、及び、一剤に対し、1種又は2種以上の嗜好性香料を配合した1種又は2種以上の二剤を組み合わせたことを特徴とするヘアカラーリング剤キット。
【選択図】なし
【解決手段】二剤式ヘアカラーリング剤において、一剤に消臭用香料を配合し、二剤に嗜好性香料を配合し、一剤と二剤を混合して使用するときに自ら配合した香りを感じることのできるヘアカラーリング方法、及び、一剤に対し、1種又は2種以上の嗜好性香料を配合した1種又は2種以上の二剤を組み合わせたことを特徴とするヘアカラーリング剤キット。
【選択図】なし
Description
本発明は、使用感に優れたヘアカラーリング方法に関するものである。
二剤式ヘアカラーリング剤は、ヘアカラーリング剤一剤がアンモニア等に由来する不快臭を有するので、ヘアカラーリング時における悪臭をマスキングするため、種々の消臭組成物が検討されている。しかし、ヘアカラーリング剤一剤はアンモニアの配合量が多く、pH8〜11のアルカリ性であるため、香料を用いてマスキングしようとしても、香料の安定性が悪く、使用できる香料素材がある程度限られてしまうことがあった。例えば、ウイキョウ、オレンジ、チョウジ、マツ、ハッカ、ユーカリ、マンネンロウ、ローマカミツレから得られる天然精油を用いた消臭組成物(特許文献1)、3α、6,6,9α―テトラメチルドデカヒドロナフト〔2,1−b〕フラン、アネトール、オーランチオール、ジメトール、シクロヘキシルn−ブチレート、ジヒドロローズオキシド、エストラゴール、エチルアミルケトン、エチルトリシクロ〔5,2,1,02,6〕デカン−2−イルカルボキシレート、リナロール、ラバンジュロール、エチル−2−メチルペンタノエート、メチルアンスラニレート、メチルイオノンG、l−メントール、p−クレゾールおよびp−クレジールアセテートから選ばれる1種以上を含有するヘアカラー用消臭剤(特許文献2)などが提案されている。しかしながら、いずれも限られた数少ない香料素材しか使用できないため、ヘアカラーリング時のアンモニアに由来する不快臭のマスキング効果は十分でなく、また、嗜好性を持たせるために他の不安定な香料素材も配合せざるを得ず、ヘアカラーリング剤一剤中での香気の安定性にも問題があるという指摘もあった。
一方、ヘアカラーリング剤二剤にも原料臭をマスキングし、また嗜好性を高めるために香料を配合することが提案されている。例えば、過酸化水素に安定な香料から選ばれた1種または2種以上の単体香料あるいは調合香料を含有し、pHが1.5〜5であることを特徴とする芳香性毛髪処理剤組成物(特許文献3)であり、また、一剤と二剤に種々の香料組成物を配合した二剤式ヘアカラーリング剤(特許文献4)である。 しかしながら、これらの香料は、過酸化水素によって分解されて芳香を失ったり、あるいは悪臭を放ったりすることの無いように、ヘアカラーリング剤二剤の中での安定を主に考慮した香料が使用されているため、ヘアカラーリング時におけるアンモニア臭のマスキングには余り効果が無いという問題点を指摘されることもあった。
いずれにせよ、従来の二剤式ヘアカラーリング剤用調合用香料は、マスキングを主体としたものであり、また、一剤又は二剤について、それぞれ独立して検討されてきたものであり、一剤と二剤を容器から取り出し、混合し、髪に塗布してヘアカラーリングするという行為における香りの嗜好性というものを考慮したものとはいえなかった。
ところで、現実のヘアサロンにおけるヘアアーチストの求めるものは、まさにヘアカラーリング中における香りの嗜好性であり、ヘアカラーリング施術している間、顧客そして自らをも、いかに心地よくさせるかが重要なのである。そして、そのような観点から調製された二剤式ヘアカラーリング剤用香料が待ち望まれていた。
特開平9−103473号公報
特開2000−344629号公報
特開平10−231234号公報
特開2003−137758号公報
解決しようとする問題点は、ヘアカラーリング施術中における香りの嗜好性の追求であり、一剤と二剤を混合して使用するときに心地よい香りを感じることのできるヘアカラーリング方法である。
本発明は、二剤式ヘアカラーリング剤において、一剤に消臭用香料を配合し、二剤に嗜好性香料を配合し、一剤と二剤を混合して使用するときに自ら配合した香りを感じることのできるヘアカラーリング方法であり、詳しくは、一剤の消臭用香料がムスク系調合香料であることを特徴とする前記ヘアカラーリング方法であり、更に詳しくは、二剤の嗜好性香料がシトラス、フローラル、グリーン及びフルーティ系調合香料から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする前記ヘアカラーリング方法であり、また、一剤に対し、1種又は2種以上の嗜好性香料を配合した1種又は2種以上の二剤を組み合わせたことを特徴とするヘアカラーリング剤キットである。
本発明のヘアカラーリング方法では、一剤はアンモニア臭の消臭効果の高い香料でマスキングされており、一剤自体では嗜好性を現すことはできないが、二剤に配合された嗜好性の高い香料と混合されることで、一剤の香料と二剤の香料のマッチングにより嗜好性の高い香りを演出することができる。更に、一剤と二剤の混合量比を変化させることにより香りの変化を楽しむこともでき、また、好みの色に仕上がったときの香りを記憶にとどめておけば、次回のカラーリング時の色調のマーカーにすることもできる。そして、一剤の消臭効果の高い香料に対し、シトラス系、フローラル系、グリーン系、フルーティ系など嗜好性の高い香料をそれぞれ配合した二剤を複数用意するか、あるいは色調別に複数用意したカラーリングキットを用いることにより、極めて広範囲な色調と香りの嗜好性を楽しむことが可能となる。更には、使用時に一剤と二剤を配合混合する際、二種類の香料の相互効果により、香り立ちが極めてマイルドになるという効果を有している。
本発明で用いる一剤用の香料は、消臭効果が高い香料であれば特に限定されることはなく、いずれの香料でも使用可能であるが、好ましくはアンモニアに安定な香料が選択され、例えば特許文献1や特許文献2に記載された香料などを例示することもできるが、更に好ましくはムスク系調合香料を挙げることができる。ムスク系調合香料に使用される単体香料としては、例えば大環状ムスクとしては、ムスコン、シベトン、シクロペンタデカノン、シクロヘキサデセノン、シクロペンタデカノリド、アンブレットリド、シクロヘキサデセノリド、10−オキサヘキサデカノリド、11−オキサヘキサデカノリド、12−オキサヘキサデカノリド、エチレンブラッシレート、エチレンドデカジオエート、12−ケトシクロペンタデカノリド、シクロヘキサデカノリド、シクロヘキサデカ−5,9−13−トリエン−1−オン、11,14−ジオキサヘキサデカノリド、シクロペンタデカ−2,6,10,14−テトラエン−1−オン、シクロペンタデカ−2,14−ジエン−1−オン、14−メチルヘキサデセノリド、14−メチルヘキサデカノリド、例えば含窒素大環状化合物としては、(10)(3,5)ピリジノファン、例えばニトロムスクとしては、ムスクキシロール、ムスクケトン、ムスクアンブレット、ムスクチベトン、ムスクモスケン、例えばインダン系ムスクとしては、5−アセチルヘキサメチルインダン、4−アセチルジメチル−t−ブチルインダン、5−アセチルテトラメチルイソプロピルインダン、1,1,2,3,3,6−ヘキサメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−5−インダノン、例えばテトラリン系ムスクとしては、アセチルエチルテトラメチルテトラリン、ホルミルエチルテトラメチルテトラリン、6−アセチルヘキサメチルテトラリン、アセチルジメチルテトラヒドロベンズインダン、例えばイソクロマン系ムスクとしては、ヘキサメチルヘキサヒドロシクロペンタベンゾピラン、その他ムスク系化合物としては、例えば、5,5,8,8−テトラメチルデカリン、2,5,5,8,8−ペンタメチルデカリン、(E)−3−メチル−5−(2,2,3−トリメチルシクロペンテ−3−エン−1−イル)−ペンテ−4−エン−2−オール、2−(2,3,4,5,6,7−ヘキサヒドロ−1,1,4,4−テトラメチル−2(1H)−インデニル)−酢酸エチルなどが挙げられる。本発明のムスク系調合香料は、上記素材等を中心に組み立てられ、その具体例としては、例えば、特許庁公報 周知・慣用技術集(香料)第III部 香粧品用香料(平成13年6月15日発行)の235〜237頁を参照することができる。また、本発明のムスク系調合香料の香調は「ムスク」のみに限られず、他の素材と組み合わせることにより、例えばシトラスムスク系、フローラルムスク系、グリーンムスク系、フルーティムスク系、ウッディムスク系の香調で調製することができる。
本発明で用いる二剤用の香料は、嗜好性が高い香料であれば特に限定されることはなく、いずれの香料でも使用可能であり、例えば特許文献3や特許文献4に記載された香料などを例示することもできるが、更に好ましくはシトラス系、フローラル系、グリーン系、フルーティ系などの調合香料を挙げることができる。これらの調合香料に使用される単体香料としては、例えばシトラス系調合香料用としては、オクタナール、デカナール、トランス−4−デセナール、トランス−2−ドデセナール、4−(4−メチル−3−ペンテン−1−イル)−3−シクロヘキセン−1−カルボキシアルデヒド、トリデセン−2−ニトリル、シトラール、ゲラニルニトリル、シトロネリルニトリル、エチルシトラール、リナロール、リナリルアセテート、ヌートカトン、4−フェニル−2,4,6−トリメチル−1,3−ジオキサン、ジヒドロミルセニルアセテート、ジヒドロミルセノール、メチルジヒドロジャスモネート、2,3,4,4,7−ペンタメチルオクト−6−エン−3−オール、2,4,4,7−テトラメチルオクト−6−エン−3−オール、ゲラニルブチルエーテル、リナリルアンスラニレート、エチル−β−ナフチルエーテル、α−シネンサール、β−シネンサール、シトラールジメチルアセタール、ゲラニルプロピオネート、エチルアンスラニレート、フェンキルエチルエーテル、ミルセノール、1−メチル−1,3−シクロヘキサジエン、2−メチルフェニルペンタナール、エチルリナロール、ゲラニアール、1−p−メンテン−8−チオール、3,7−ジメチル−1,2,6−ノナジエノニトリル、トランス−2−トリデセナール、2,6−ドデカジエナール、フェニルメチルペンテノニトリル、シトロネリルエチルエーテル、シトラールグリセリルアセタール、チオターピネオール、イソスピレン、12−メトキシ−3,7,11−トリメチルドデカテトラエン、12−エトキシ−3,7,11−トリメチルドデカテトラエン、2,4,11−ドデカトリエナール、7,10−ヘキサデカジエナール、3−(4−メチルヘキシル)ピリジン、1−アルキルピロリジン、4−ヒドロキシ−4−メチル−2−シクロヘキセノンなどが挙げられ、例えばフローラル系調合香料用としては、フェニルエチルアルコール、シトロネロール、ゲラニオール、ネロール、α−ダマスコン、β−ダマスコン、ダマセノン、ジメチルオクタノール、ローズオキサイド、ネロールオキサイド、イソダマスコン、フェニキサフロールN、ジメチルベンジルカルビニルアセテート、フェニキサノール、ベンジルアセテート、α−アミルシンナミックアルデヒド、α−ヘキシルシンナミックアルデヒド、ベンジルアルコール、インドール、メチルジヒドロジャスモネート、メチルアンスラニレート、リナロール、リナリルアセテート、ジヒドロジャスモン、シス−ジャスモン、シス−ジャスモンラクトン、ジャスモラクトン、メチルジャスモネート、ジャスミンラクトン、ジャスマール、オイゲノール、メチルオイゲノール、イソオイゲノール、シンナミックアルコール、アミルサリシレート、ベンジルサリシレート、α−イオノン、β−イオノン、メチルイオノン、α−イロン、イロン、p−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、メチル−β−ナフチルケトン、ターピニルアセテート、メチルサリシレート、ココナッツアルデヒド、メチルベンゾエート、エチルベンゾエート、フェニルアセトアルデヒド、フェニルアセトアルデヒドジメチルアセタール、ハイドロトロピックアルデヒド、ヘリオトロピルアセトン、リナロールオキサイド、ターピネオール、リリアール、リラール、マヨール、サイクラメンアルデヒド、ジメチルベンジルカルビノール、ハイドロキシシトロネラール、アニスアルデヒド、ヘリオトロピン、ヘリオナール、バニリン、スチラリルアセテート、スチラリルプロピオネート、ジメチルイソヘキシルカルビノール、テトラヒドロリナロール、テトラヒドロミルセノール、ムグオール、ジヒドロミルセノール、エチルリナロールなどが挙げられ、例えばグリーン系調合香料用としては、シス−3−ヘキセノール、2−オクタノール、プロパギルアルコール、イソプロピルベンジルカルビノール、シス−3−ヘキセナール、トランス−2−ヘキセナール、イソシクロシトラール、1−メチル−3−イソヘキシル−1,2,5,6−テトラヒドロベンズアルデヒド、4−メチル−1,2,5,6−テトラヒドロベンズアルデヒド、2,4−ジメチル−1,2,5,6−テトラヒドロベンズアルデヒド、1,2,5,6−テトラヒドロシンナムアルデヒド、ハイドロトロパアルデヒド、p−メチルハイドロトロパアルデヒド、p−メチルフェニルアセトアルデヒド、p−t−アミルフェニキシアセトアルデヒド、アセトアルデヒドメチルシトロネリルアセタール、アセトアルデヒドエチルシトロネリルアセタール、アセトアルデヒドエチルフェニルエチルアセタール、アセトアルデヒドジフェニルエチルアセタール、ヘキサナールジメチルアセタール、ヘプタナールジエチルアセタール、ジヒドロシトロネラールジメチルアセタール、フェニルアセトアルデヒドジエチルアセタール、メチルヘキシルエーテル、メチルヘプチルエーテル、メチルシトロネリルエーテル、メチルゲラニルエーテル、エチルゲラニルエーテル、ビニルシトロネリルエーテル、ビニルゲラニルエーテル、ヘキシルヘプチルエーテル、エチル−3−メチルブチンカーボネート、ブチル−3−メチルブチンカーボネート、イソブチル−3−メチルブチンカーボネート、イソアミルペンチンカーボネート、メチルヘキシンカーボネート、エチルヘキシンカーボネート、エチルヘプチンカーボネート、イソブチルヘプチンカーボネート、イソアミルヘプチンカーボネート、アリルヘプチンカーボネート、エチル−6−メチルヘプチンカーボネート、メチルオクチンカーボネート、イソアミルオクチンカーボネート、シス−4−ヘプテニルアセテート、イソプレギルアセテート、ヘプチルヘキサノエート、ノニルアセテート、シトロネリルフォーメート、ゲラニルフォーメート、ジブチルスルフィド、ジ−2−ペンテニルテトラスルフィドなどが挙げられ、例えばフルーティ系調合香料用としては、1−ブトキシ−1−エトキシエタン、1−エトキシ−1−ヘキシルオキシエタン、1−エトキシ−1−メトキシエタン、1−エトキシ−1−プロポキシエタン、ヘキサノール、トランス−2−ヘキセノール、2−メチルブタノール、エタノール、プロパノール、ブタノール、イソブタノール、アミルアルコール、イソアミルアルコール、シス−3−ヘキセノール、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロパナール、ブタナール、ペンタナール、ヘキサナール、トランス−2−ヘキセナール、シス−3−ヘキセナール、ノナナール、アミルアセテート、ブチルアセテート、ブチルブチレート、ブチルプロピオネート、ベンジルイソバレレート、シンナミルイソバレレート、シトロネリルイソバレレート、アリルブチレート、アリルシクロヘキシルバレレート、シクロヘキシルアセテート、シクロヘキシルブチレート、エチルアセテート、エチルブチレート、エチルオクタノエート、エチルペンタノエート、ヘキシルアセテート、ヘキシルブチレート、ヘキシルプロピオネート、メチルブチレート、ベンジルブチレート、プロピルアセテート、プロピルブチレート、プロピルペンタノエート、プロピルプロピオネート、アリルイソバレレート、アミルブチレート、アミルバレレート、メチルヘキサノエート、メチルアリルブチレート、o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート、アセチックアシッド、プロピオニックアシッド、ブチリックアシッド、ペンタノイックアシッド、イソペンタノイックアシッド、ヘキサノイックアシッドなどが挙げられる。
本発明のシトラス系調合香料は、上記素材等を中心に組み立てられ、その具体例としては、例えば、特許庁公報 周知・慣用技術集(香料)第III部 香粧品用香料(平成13年6月15日発行)の104〜111頁を参照することができる。また、本発明のシトラス系調合香料の香調は「シトラス」のみに限られず、他の素材と組み合わせることにより、例えばシトラスムスク系、シトラスフローラル系、シトラスグリーン系、シトラスフルーティ系、シトラスウッディ系の香調で調製することができる。
本発明のフローラル系調合香料は、前記素材等を中心に組み立てられ、その具体例としては、例えば、特許庁公報 周知・慣用技術集(香料)第III部 香粧品用香料(平成13年6月15日発行)の152〜168頁を参照することができる。また、本発明のフローラル系調合香料の香調は「フローラル」のみに限られず、他の素材と組み合わせることにより、例えばフローラルムスク系、フローラルシトラス系、フローラルグリーン系、フローラルフルーティ系、フローラルウッディ系の香調で調製することができる。
本発明のグリーン系調合香料は、前記素材等を中心に組み立てられ、その具体例としては、例えば、特許庁公報 周知・慣用技術集(香料)第III部 香粧品用香料(平成13年6月15日発行)の139〜151頁を参照することができる。また、本発明のグリーン系調合香料の香調は「グリーン」のみに限られず、他の素材と組み合わせることにより、例えばグリーンムスク系、グリーンフローラル系、グリーンシトラス系、グリーンフルーティ系、グリーンウッディ系の香調で調製することができる。
本発明のフルーティ系調合香料は、前記素材等を中心に組み立てられ、その具体例としては、例えば、特許庁公報 周知・慣用技術集(香料)第III部 香粧品用香料(平成13年6月15日発行)の112〜138頁を参照することができる。また、本発明のフルーティ系調合香料の香調は「フルーティ」のみに限られず、他の素材と組み合わせることにより、例えばフルーティムスク系、フルーティフローラル系、フルーティグリーン系、フルーティシトラス系、フルーティウッディ系の香調で調製することができる。
本発明のシトラス系調合香料は、上記素材等を中心に組み立てられ、その具体例としては、例えば、特許庁公報 周知・慣用技術集(香料)第III部 香粧品用香料(平成13年6月15日発行)の104〜111頁を参照することができる。また、本発明のシトラス系調合香料の香調は「シトラス」のみに限られず、他の素材と組み合わせることにより、例えばシトラスムスク系、シトラスフローラル系、シトラスグリーン系、シトラスフルーティ系、シトラスウッディ系の香調で調製することができる。
本発明のフローラル系調合香料は、前記素材等を中心に組み立てられ、その具体例としては、例えば、特許庁公報 周知・慣用技術集(香料)第III部 香粧品用香料(平成13年6月15日発行)の152〜168頁を参照することができる。また、本発明のフローラル系調合香料の香調は「フローラル」のみに限られず、他の素材と組み合わせることにより、例えばフローラルムスク系、フローラルシトラス系、フローラルグリーン系、フローラルフルーティ系、フローラルウッディ系の香調で調製することができる。
本発明のグリーン系調合香料は、前記素材等を中心に組み立てられ、その具体例としては、例えば、特許庁公報 周知・慣用技術集(香料)第III部 香粧品用香料(平成13年6月15日発行)の139〜151頁を参照することができる。また、本発明のグリーン系調合香料の香調は「グリーン」のみに限られず、他の素材と組み合わせることにより、例えばグリーンムスク系、グリーンフローラル系、グリーンシトラス系、グリーンフルーティ系、グリーンウッディ系の香調で調製することができる。
本発明のフルーティ系調合香料は、前記素材等を中心に組み立てられ、その具体例としては、例えば、特許庁公報 周知・慣用技術集(香料)第III部 香粧品用香料(平成13年6月15日発行)の112〜138頁を参照することができる。また、本発明のフルーティ系調合香料の香調は「フルーティ」のみに限られず、他の素材と組み合わせることにより、例えばフルーティムスク系、フルーティフローラル系、フルーティグリーン系、フルーティシトラス系、フルーティウッディ系の香調で調製することができる。
本発明で用いられるヘアカラーリング剤は、二剤式であれば特に限定されることはなく、いかなる形態の商品においても適用可能である。本発明でいう二剤式とは、一剤に色素等を含有し、二剤に発色剤等を含有するカラーリング剤方式をいい、更に付加製剤を使用する多剤系や、一剤又は二剤の構成成分を分割使用した多剤系も当然に本発明を構成する。
[製造例1]
以下の処方で、ムスク系調合香料1を調製した。
トナリド 50(重量部)
ムスク T 150
ガラクソライド 50 BB 300
合計 500
以下の処方で、ムスク系調合香料1を調製した。
トナリド 50(重量部)
ムスク T 150
ガラクソライド 50 BB 300
合計 500
[製造例2]
以下の処方で、シトラスフローラル系調合香料2を調製した。
シス−3−ヘキセノール 3.5(重量部)
リグストラール 5
シス−3−ヘキセニルアセテート 2.5
ジヒドロミルセノール 10
リナロール 30
リナリルアセテート 30
アリルアミルグリコレート 7
スチラリルアセテート 25
シトロネロール 10
ジメチルベンジルカルビニルアセテート 10
ジメチルベンジルカルビニルブチレート 2
リリアール 80
グレープフルーツオイル 100
ライムオイル ディスチルド 100
α−ヘキシルシンナミックアルデヒド 50
ユーカリオイル 10
ラバンジンオイル 10
シトラール 10
ゼラニウムオイル 5
合計 500
以下の処方で、シトラスフローラル系調合香料2を調製した。
シス−3−ヘキセノール 3.5(重量部)
リグストラール 5
シス−3−ヘキセニルアセテート 2.5
ジヒドロミルセノール 10
リナロール 30
リナリルアセテート 30
アリルアミルグリコレート 7
スチラリルアセテート 25
シトロネロール 10
ジメチルベンジルカルビニルアセテート 10
ジメチルベンジルカルビニルブチレート 2
リリアール 80
グレープフルーツオイル 100
ライムオイル ディスチルド 100
α−ヘキシルシンナミックアルデヒド 50
ユーカリオイル 10
ラバンジンオイル 10
シトラール 10
ゼラニウムオイル 5
合計 500
[製造例3]
以下の処方で、ヘアカラーリング用一剤及び二剤を調製し、一剤に製造例1のムスク系調合香料1を、二剤に製造例2のシトラスフローラル系の調合香料2をそれぞれ0.3質量%賦香し、本発明用のヘアカラーリング剤を調製した。
(一剤)
パラフェニレンジアミン 3(重量部)
レゾルシン 0.5
ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル 15
オレイン酸 20
イソプロピルアルコール 10
アンモニア水(28%) 10
アスコルビン酸 0.5
防腐剤 0.1
精製水 バランス
合計 100
(二剤)
過酸化水素水(30%) 20(重量部)
可溶化剤 1
安定化剤 適量
精製水 バランス
合計 100
以下の処方で、ヘアカラーリング用一剤及び二剤を調製し、一剤に製造例1のムスク系調合香料1を、二剤に製造例2のシトラスフローラル系の調合香料2をそれぞれ0.3質量%賦香し、本発明用のヘアカラーリング剤を調製した。
(一剤)
パラフェニレンジアミン 3(重量部)
レゾルシン 0.5
ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル 15
オレイン酸 20
イソプロピルアルコール 10
アンモニア水(28%) 10
アスコルビン酸 0.5
防腐剤 0.1
精製水 バランス
合計 100
(二剤)
過酸化水素水(30%) 20(重量部)
可溶化剤 1
安定化剤 適量
精製水 バランス
合計 100
[実施例1〜5]
製造例3のヘアカラーリング剤について、一剤1重量部に対して、二剤を1.0重量部、1.25重量部、1.5重量部、1.75重量部、2.0重量部配合混合し、かもじに対してヘアカラーリング処理を行い、その色調及び香りについて官能評価による嗜好性評価を行った。香りの官能評価は、かもじにヘアカラーリング剤を塗布後、一般パネル10名により行った。評価の基準は、好まない:1、やや好まない:2、どちらでもない:3、やや好ましい:4、好ましい:5、の5段階評価とし、その平均点を求めた。また、対照として、製造例1と製造例2の調合香料を1:1に配合した香料を、一剤に0.6質量%配合したもの(二剤には香料は無配合:比較例1)と、二剤に0.6質量%配合したもの(一剤には香料は無配合:比較例2)について評価した。その結果を表1に示す。
製造例3のヘアカラーリング剤について、一剤1重量部に対して、二剤を1.0重量部、1.25重量部、1.5重量部、1.75重量部、2.0重量部配合混合し、かもじに対してヘアカラーリング処理を行い、その色調及び香りについて官能評価による嗜好性評価を行った。香りの官能評価は、かもじにヘアカラーリング剤を塗布後、一般パネル10名により行った。評価の基準は、好まない:1、やや好まない:2、どちらでもない:3、やや好ましい:4、好ましい:5、の5段階評価とし、その平均点を求めた。また、対照として、製造例1と製造例2の調合香料を1:1に配合した香料を、一剤に0.6質量%配合したもの(二剤には香料は無配合:比較例1)と、二剤に0.6質量%配合したもの(一剤には香料は無配合:比較例2)について評価した。その結果を表1に示す。
上記結果から、本発明に係るヘアカラーリング剤については、パネルは各々その嗜好性にあった色調・香りを見いだし、満足したのに対し、比較例に係るヘアカラーリング剤については、嗜好性も悪く、満足度に欠ける結果となった。また、本発明のヘアカラーリング剤を使用したときに、香りが非常にマイルドになるという声が多かった。
[製造例4]
以下の処方で、フローラルムスク系調合香料3を調製した。
ベンジルアセテート 50(重量部)
ジメチルフェニルエチルカルビノール 10
トナリド 50
エベニール 1
ジプロピレングリコール 36.5
ガラクソライド 50 BB 150
ゲラニオール 5
インドフロール 0.5
マヨール 20
ノピルアセテート 30
シス−3−ヘキセニルアセテート 2
シス−3−ヘキセノール 3
リナロール 100
フェニルヘキサノール 30
コアボン 10
α−ダマスコン 50% 2
合計 500
以下の処方で、フローラルムスク系調合香料3を調製した。
ベンジルアセテート 50(重量部)
ジメチルフェニルエチルカルビノール 10
トナリド 50
エベニール 1
ジプロピレングリコール 36.5
ガラクソライド 50 BB 150
ゲラニオール 5
インドフロール 0.5
マヨール 20
ノピルアセテート 30
シス−3−ヘキセニルアセテート 2
シス−3−ヘキセノール 3
リナロール 100
フェニルヘキサノール 30
コアボン 10
α−ダマスコン 50% 2
合計 500
[製造例5]
以下の処方で、フルーティフローラル系調合香料4を調製した。
アリルシクロヘキサンプロピオネート 5(重量部)
アリルヘプタノエート 40
ベンジルアセテート 30
イソシクロシトラール 2
エチル 2−メチルブチレート 5
フレスコミンテ 40
ジャスマプルネート 5
ジプロピレングリコール 8
メチルジヒドロジャスモネート 100
オレンジオイル 30
リリアール 50
コバノール 10
リグストラール 5
γ−ウンデカラクトン 20
o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート 80
ヘキシルアセテート 40
フロロシクレン 30
合計 500
以下の処方で、フルーティフローラル系調合香料4を調製した。
アリルシクロヘキサンプロピオネート 5(重量部)
アリルヘプタノエート 40
ベンジルアセテート 30
イソシクロシトラール 2
エチル 2−メチルブチレート 5
フレスコミンテ 40
ジャスマプルネート 5
ジプロピレングリコール 8
メチルジヒドロジャスモネート 100
オレンジオイル 30
リリアール 50
コバノール 10
リグストラール 5
γ−ウンデカラクトン 20
o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート 80
ヘキシルアセテート 40
フロロシクレン 30
合計 500
[製造例6]
以下の処方で、ヘアカラーリング用一剤及び二剤を調製し、一剤に製造例4のフローラルムスク系調合香料3を、二剤に製造例5のフルーティフローラル系の調合香料4をそれぞれ0.3質量%賦香し、本発明用のヘアカラーリング剤を調製した。
(一剤)
パラアミノフェノール 3(重量部)
ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル 15
オレイン酸 20
イソプロピルアルコール 10
アンモニア水(28%) 10
アスコルビン酸 0.5
防腐剤 0.1
精製水 バランス
合計 100
(二剤)
過酸化水素水(30%) 20(重量部)
可溶化剤 1
安定化剤 適量
精製水 バランス
合計 100
以下の処方で、ヘアカラーリング用一剤及び二剤を調製し、一剤に製造例4のフローラルムスク系調合香料3を、二剤に製造例5のフルーティフローラル系の調合香料4をそれぞれ0.3質量%賦香し、本発明用のヘアカラーリング剤を調製した。
(一剤)
パラアミノフェノール 3(重量部)
ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル 15
オレイン酸 20
イソプロピルアルコール 10
アンモニア水(28%) 10
アスコルビン酸 0.5
防腐剤 0.1
精製水 バランス
合計 100
(二剤)
過酸化水素水(30%) 20(重量部)
可溶化剤 1
安定化剤 適量
精製水 バランス
合計 100
[実施例6〜8]
製造例6のヘアカラーリング剤について、一剤1重量部に対して、二剤を1.0重量部、1.5重量部、2.0重量部配合混合し、かもじに対してヘアカラーリング処理を行い、その色調及び香りについて官能評価を行った。香りの官能評価は、かもじにヘアカラーリング剤塗布時及び洗浄乾燥時について、一般パネル10名による自由記述により行った。その結果を表2に示す。
製造例6のヘアカラーリング剤について、一剤1重量部に対して、二剤を1.0重量部、1.5重量部、2.0重量部配合混合し、かもじに対してヘアカラーリング処理を行い、その色調及び香りについて官能評価を行った。香りの官能評価は、かもじにヘアカラーリング剤塗布時及び洗浄乾燥時について、一般パネル10名による自由記述により行った。その結果を表2に示す。
上記結果から、本発明に係るヘアカラーリング剤については、その色調と香調の変化を楽しむことができる。
[製造例7]
以下の処方で、フルーティムスク系調合香料5を調製した。
ジプロピレングリコール 36(重量部)
ムスク T 80
ガラクソライド 50 BB 150
リナロール 100
フラネオール 15% 1
メロナール 1
ベルートン 2
エチル 2−メチルブチレート 5
メチルパンプルムス 10
エチル 2−メチルバレレート 15
リモネン 100
合計 500
以下の処方で、フルーティムスク系調合香料5を調製した。
ジプロピレングリコール 36(重量部)
ムスク T 80
ガラクソライド 50 BB 150
リナロール 100
フラネオール 15% 1
メロナール 1
ベルートン 2
エチル 2−メチルブチレート 5
メチルパンプルムス 10
エチル 2−メチルバレレート 15
リモネン 100
合計 500
[製造例8]
以下の処方で、スィートフローラル系調合香料6を調製した。
エチルベルトール 1(重量部)
ジプロピレングリコール 29.5
リリアール 10
メチルジヒドロジャスモネート 100
o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート 150
リナロール 150
β−ダマスコン 50% 1
シス−3−ヘキセニルアセテート 0.5
オキサン 0.5
フラネオール 15% 1
リグストラール 1.5
フロロシクレン 5
ベルガモットオイル 25
ジャスマシクレン 25
合計 500
以下の処方で、スィートフローラル系調合香料6を調製した。
エチルベルトール 1(重量部)
ジプロピレングリコール 29.5
リリアール 10
メチルジヒドロジャスモネート 100
o−t−ブチルシクロヘキシルアセテート 150
リナロール 150
β−ダマスコン 50% 1
シス−3−ヘキセニルアセテート 0.5
オキサン 0.5
フラネオール 15% 1
リグストラール 1.5
フロロシクレン 5
ベルガモットオイル 25
ジャスマシクレン 25
合計 500
[製造例9]
以下の処方で、ヘアカラーリング用一剤及び二剤を調製し、一剤に製造例7のフルーティムスク系調合香料5を、二剤に製造例8のスィートフローラル系の調合香料6をそれぞれ0.3質量%賦香し、本発明用のヘアカラーリング剤を調製した。
(一剤)
パラアミノフェノール 3(重量部)
2,6−ジアミノピリジン 1
ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル 15
オレイン酸 20
イソプロピルアルコール 10
アンモニア水(28%) 10
アスコルビン酸 0.5
防腐剤 0.1
精製水 バランス
合計 100
(二剤)
過酸化水素水(30%) 20(重量部)
可溶化剤 1
安定化剤 適量
精製水 バランス
合計 100
以下の処方で、ヘアカラーリング用一剤及び二剤を調製し、一剤に製造例7のフルーティムスク系調合香料5を、二剤に製造例8のスィートフローラル系の調合香料6をそれぞれ0.3質量%賦香し、本発明用のヘアカラーリング剤を調製した。
(一剤)
パラアミノフェノール 3(重量部)
2,6−ジアミノピリジン 1
ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル 15
オレイン酸 20
イソプロピルアルコール 10
アンモニア水(28%) 10
アスコルビン酸 0.5
防腐剤 0.1
精製水 バランス
合計 100
(二剤)
過酸化水素水(30%) 20(重量部)
可溶化剤 1
安定化剤 適量
精製水 バランス
合計 100
[実施例9〜11]
製造例9のヘアカラーリング剤について、一剤1重量部に対して、二剤を1.0重量部、1.5重量部、2.0重量部配合混合し、かもじに対してヘアカラーリング処理を行い、その色調及び香りについて官能評価を行った。香りの官能評価は、かもじにヘアカラーリング剤塗布時及び洗浄乾燥時について、一般パネル10名による自由記述により行った。その結果を表3に示す。
製造例9のヘアカラーリング剤について、一剤1重量部に対して、二剤を1.0重量部、1.5重量部、2.0重量部配合混合し、かもじに対してヘアカラーリング処理を行い、その色調及び香りについて官能評価を行った。香りの官能評価は、かもじにヘアカラーリング剤塗布時及び洗浄乾燥時について、一般パネル10名による自由記述により行った。その結果を表3に示す。
上記結果から、本発明に係るヘアカラーリング剤については、その色調と香調の変化を楽しむことができる。
[製造例10]
以下の処方で、ウッディムスク系調合香料7を調製した。
エベニール 1(重量部)
カローン 1
クマリン 5
トナリド 50
ジプロピレングリコール 22
LRG 1182 10
イソ−E−スーパー 100
ガラクソライド 50 BB 250
カンファー 1
チンベロール 10
β−イオノン 50
合計 500
以下の処方で、ウッディムスク系調合香料7を調製した。
エベニール 1(重量部)
カローン 1
クマリン 5
トナリド 50
ジプロピレングリコール 22
LRG 1182 10
イソ−E−スーパー 100
ガラクソライド 50 BB 250
カンファー 1
チンベロール 10
β−イオノン 50
合計 500
[製造例11]
以下の処方で、グリーンフローラル系調合香料8を調製した。
ジプロピレングリコール 28(重量部)
リリアール 75
メチルジヒドロジャスモネート 150
シス−3−ヘキセニルアセテート 5
リグストラール 10
ゲラニルアセテート 2
ベンジルアセテート 20
ターピニルアセテート 5
α−ダマスコン 50% 5
フェニルエチルアルコール 20
シクロガルバネート 10
アリルアミルグリコレート 10
レモンオイル 80
ジヒドロミルセノール 80
合計 500
以下の処方で、グリーンフローラル系調合香料8を調製した。
ジプロピレングリコール 28(重量部)
リリアール 75
メチルジヒドロジャスモネート 150
シス−3−ヘキセニルアセテート 5
リグストラール 10
ゲラニルアセテート 2
ベンジルアセテート 20
ターピニルアセテート 5
α−ダマスコン 50% 5
フェニルエチルアルコール 20
シクロガルバネート 10
アリルアミルグリコレート 10
レモンオイル 80
ジヒドロミルセノール 80
合計 500
[製造例12]
以下の処方で、ヘアカラーリング用一剤及び二剤を調製し、一剤に製造例10のウッディムスク系調合香料7を、二剤に製造例11のグリーンフローラル系の調合香料8をそれぞれ0.3質量%賦香し、本発明用のヘアカラーリング剤を調製した。
(一剤)
トルエン−2,5−ジアミン 1(重量部)
2,4−ジアミノフェノキシエタノール 1.5
黄色色素 0.5
ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル 15
オレイン酸 20
イソプロピルアルコール 10
アンモニア水(28%) 10
アスコルビン酸 0.5
防腐剤 0.1
精製水 バランス
合計 100
(二剤)
過酸化水素水(30%) 20(重量部)
可溶化剤 1
安定化剤 適量
精製水 バランス
合計 100
以下の処方で、ヘアカラーリング用一剤及び二剤を調製し、一剤に製造例10のウッディムスク系調合香料7を、二剤に製造例11のグリーンフローラル系の調合香料8をそれぞれ0.3質量%賦香し、本発明用のヘアカラーリング剤を調製した。
(一剤)
トルエン−2,5−ジアミン 1(重量部)
2,4−ジアミノフェノキシエタノール 1.5
黄色色素 0.5
ポリオキシエチレン(10)オレイルエーテル 15
オレイン酸 20
イソプロピルアルコール 10
アンモニア水(28%) 10
アスコルビン酸 0.5
防腐剤 0.1
精製水 バランス
合計 100
(二剤)
過酸化水素水(30%) 20(重量部)
可溶化剤 1
安定化剤 適量
精製水 バランス
合計 100
[実施例12〜24]
製造例3、6、9、12のヘアカラーリング剤について、一剤と二剤をそれぞれ組合せることにより、色々な香りのバリュエーションを有する一連のヘアカラーリング剤を調製することができた。それを表4に示す。
製造例3、6、9、12のヘアカラーリング剤について、一剤と二剤をそれぞれ組合せることにより、色々な香りのバリュエーションを有する一連のヘアカラーリング剤を調製することができた。それを表4に示す。
上記実施例12〜24に係るヘアカラーリング剤は、いずれも好ましい色調とバランスのとれた香りを提供する。
[実施例25〜28]
一剤と二剤を、それぞれ1種又は2種以上組み合わせることにより、種々の色と香りのバリュエーションを有する本発明のヘアカラーリング剤キットを調製することができた。それを表5に示す。
一剤と二剤を、それぞれ1種又は2種以上組み合わせることにより、種々の色と香りのバリュエーションを有する本発明のヘアカラーリング剤キットを調製することができた。それを表5に示す。
上記実施例25〜28に係るヘアカラーリング剤キットは、いずれも好ましい色調とバランスのとれた香りを提供する。
本発明のヘアカラーリング方法では、一剤のアンモニア臭の消臭効果の高い香料と、二剤の嗜好性の高い香料とが混合されることで、一剤の香料と二剤の香料のマッチングにより嗜好性の高い香りを演出することができる。更に、一剤と二剤の混合量比を変化させることにより色と香りの変化を楽しむこともでき、また、好みの色に仕上がったときの香りを記憶にとどめておけば、次回のヘアカラーリング時の色調のマーカーにすることもできる。そして、一剤の消臭効果の高い香料に対し、シトラス系、フローラル系、グリーン系、フルーティ系など嗜好性の高い香料をそれぞれ配合した二剤を複数用意するか、あるいは色調別に複数用意したヘアカラーリング剤キットを用いることにより、極めて広範囲な色調と香りを楽しむことが可能となる。
Claims (4)
- 二剤式ヘアカラーリング剤において、一剤に消臭用香料を配合し、二剤に嗜好性香料を配合し、一剤と二剤を混合して使用するときに自ら配合した香りを感じることのできるヘアカラーリング方法。
- 一剤の消臭用香料がムスク系調合香料であることを特徴とする請求項1記載のヘアカラーリング方法。
- 二剤の嗜好性香料がシトラス、フローラル、グリーン及びフルーティ系調合香料から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1又は2に記載のヘアカラーリング方法。
- 一剤に対し、嗜好性香料を配合した1種又は2種以上の二剤を組み合わせたことを特徴とするヘアカラーリング剤キット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004032964A JP2005225761A (ja) | 2004-02-10 | 2004-02-10 | ヘアカラーリング方法 |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2010018570A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Hoyu Co Ltd | 反応臭抑制方法 |
JP2010018569A (ja) * | 2008-07-11 | 2010-01-28 | Hoyu Co Ltd | 毛髪化粧料組成物 |
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2004
- 2004-02-10 JP JP2004032964A patent/JP2005225761A/ja active Pending
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