JP2005225582A - 物品処理設備 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 作業用棚1Aにおける上端側から供給された物品を下端側に自重移動させる自重移動式の棚部分Tに対する物品補充位置に移動して物品Bを搬送供給する補充用移動体2の運転を管理する管理制御手段10が、棚部分Tへの搬送異常がを検出する搬送異常検出手段16、17にて搬送異常が検出されると、充用移動体2による物品Bの搬送供給を停止させ、作業用棚1Aの前面側に位置する作業者にて操作可能に装備される復旧指令手段21にて復旧指令が指令されると、補充用移動体2による補充物品の搬送供給を再開させるように構成されている物品処理設備。
【選択図】 図8
Description
上記特許文献1には記載されていないものの、このような搬送異常が生じたときに対処するために、一般に、上記のような搬送異常を検出する搬送異常検出手段が、補充用移動体に備えられ、その搬送異常検出手段にて搬送異常が検出されると、管理制御手段が補充用移動体を非常停止させるようになっていた。そして、このように非常停止させた補充用移動体の運転を再開するには、棚部分の途中で停止している物品を下端側に移動させるように強制移動させたり、棚部分に満杯状態に収納されている物品の一部を取り除いて物品の満杯を解消する(図7参照)等の修正作業を作業員が行ったのち、補充用移動体に備えさせた操作部を用いて作業員が非常停止解除指令を与えることにより、管理制御手段が補充用移動体の搬送供給を再開させるように構成されている。
前記物品補充位置に位置する前記補充用移動体による前記棚部分への物品の搬送供給の異常を検出する搬送異常検出手段と、前記作業用棚の前面側に位置する作業員にて操作可能に装備される復旧指令手段とが設けられ、
前記管理制御手段は、前記搬送異常検出手段にて搬送異常が検出されると、前記補充用移動体による物品の搬送供給を停止させ、前記復旧指令手段にて復旧指令が指令されると、前記補充用移動体による物品の搬送供給を再開させるように構成されている点にある。
その後、作業員により、搬送異常を解消するための修正作業、例えば棚部分の途中で停止している物品を下端側に強制移動させたり、棚部分に満杯状態に収納されている物品の一部を取り除いて満杯を解消する修正作業が行われることになり、その修正作業後、復旧指令手段にて復旧指令が指令されると、補充用移動体による物品の搬送供給が再開されて、棚部分への物品の補充が行われることになる。
そして、復旧指令手段が、作業用棚の前面側に位置する作業員にて操作可能に装備されているから、作業員が復旧指令を指令することを大きな手間を掛けることなく行なうことができるものとなり、搬送異常が発生してから物品の搬送供給を再開するまでの時間を短縮化することが可能となる。
したがって、搬送異常が生じたときの安全性を確保しながらも、運転再開までの短縮化を図れる物品処理設備を提供するに至った。
前記補充用移動体に、前記棚部分の上端部に物品が満杯であるか否か検出する満杯検出手段が設けられ、
前記管理制御手段が、前記満杯検出手段にて前記棚部分において物品が満杯でないことが検出されることを条件として、物品の搬送供給を行うように構成されている点にある。
前記補充用移動体に、前記棚部分に補充する物品の存否を検出する物品検出手段が設けられ、
前記搬送異常検出手段が、物品の搬送供給を開始して設定時間経過する間に、前記物品検出手段にて補充物品の非存在が検出されないと搬送異常であると判別するように構成されている点にある。
図1及び図2に示すように、前後一対の収納棚1が設けられ、それらの収納棚1の間にスタッカークレーン2が配置されている。前後一対の収納棚1のうちの前方側の収納棚1における下方側部分に、上端側から供給された物品Bを下端側に自重移動させる自重移動式の棚部分Tを棚横幅方向に複数個並べ且つ上下方向に3段に並べる状態で備える作業用棚1Aが構成されている。前後一対の収納棚1のうちの前記作業棚1が装備される箇所以外の部分には、作業用棚1Aに補充する物品Bを収納する物品載置用棚部分Uが、棚横幅方向及び上下方向に複数並置する状態で備えられている。そして、前記スタッカークレーン2が、物品入出庫コンベヤ3から供給される物品Bを収納棚1に収納することになり、また、スタッカークレーン2は、作業用棚1Aの背面側に装備されて、各棚部分Tに対する物品補充位置に移動して棚部分Tの上端側に物品Bを搬送供給する補充用移動体として機能するようになっている。
尚、前記物品Bは、ダンボール箱等のケース内に各種の品物を収納する形態となっている。
図1に示すように、作業用棚1Aがその長手方向に複数のゾーンZに区分けされ、各ゾーンZの夫々に作業員が配置されている。前記物品収集用コンベヤ5は、各ゾーンZに対してケースKを割り当てる状態で間欠的に駆動されるものであって、詳しくは、複数のゾーンZでのピッキング作業が全て終了したことが表示器6からの完了指令により確認されると、各ケースKを隣接するゾーンZに搬送すべく駆動されるようになっている。前記表示器6は、各ゾーンZに位置するケースKに投入する物品数量を数値表示部6aにて表示させるようになっている。要するに、各ゾーンZの作業員は、表示器6にて表示される物品数量を各ゾーンZのケースKに投入し、その投入が完了すると投入完了指令を表示器6より指令することになる。そして、複数のゾーンZでのピッキング作業が全て終了すると、ケースKが隣接するゾーンZに搬送されることになり、以下これが繰り返されてピッキング作業が行われるようになっている。
前記各ケースKに収納する物品の種類やその数量を特定する物品処理情報としての物品仕分情報が入力されて、設備全体の運転を管理する管理制御手段としての管理装置10、その管理装置10と通信自在で、前記物品収集用コンベヤ5の駆動や前記表示器6の作動を管理する作業コントローラ11、及び、前記管理装置10と通信自在で、前記スタッカークレーン2に搭載されてその運転を管理するクレーンコントローラ12が設けられ、管理装置10と作業コントローラとの間で通信しながら、上述の如く、物品収集用コンベヤ5や表示器6の作動が制御されるようになっており、また、管理装置10とクレーンコントローラ12との間で通信しながら、管理装置10の指令に基づいてスタッカークレーン2が運転されるようになっている。
また、管理装置10は、収納棚1に補充する物品Bが前記物品入出庫コンベヤ3にて供給されると、その物品Bを収納棚1に収納すべく、クレーンコントローラ12に指令することになる。そして、クレーンコントローラ12はスタッカークレーン2を作動させて、物品Bを物品入出庫コンベヤ3から搬送して収納棚1における該当する物品載置用棚部分Uに収納する、物品収納処理を行うことになる。
ちなみに、在荷検出センサ15、及び、はみだし検出センサ16は、棚部分Tに補充する物品Bの存在を検出する物品検出手段として機能することになり、そして、後述するように、在荷検出センサ15、及び、はみだし検出センサ16を用いて、スタッカークレーン2による棚部分Tへの物品Bの搬送異常を検出する搬送異常検出手段Gが構成されることになる。また、例示はしないが、スタッカークレーン2の走行位置を検出する走行位置検出センサや昇降台2Bの昇降位置を検出する昇降位置検出センサが装備されて、スタッカークレーン2つまり昇降台2Bを、棚部分Tに対する物品補充位置、物品載置用棚部分Uに対する物品搬出入位置、及び、物品入出庫コンベヤ3に対する物品搬出入位置に位置させるように制御するように構成されている。
また、クレーンコントローラ12は、補充する物品Bを棚部分Tに供給する物品補充処理を実行するときに、満杯検出センサ17にて満杯が検出されていると、この場合にも、管理装置10に搬送異常を通信するように構成され、そして、管理装置10から解除指令が指令されると、満杯検出センサ17にて満杯検出されていないことを条件として、再度移載装置4を作動させるようになっている。
ちなみに、前記警報装置20は、各ゾーンZの夫々に設けて、搬送異常がどのゾーンZで発生したかが分かるようにすると良いが、どの棚部分Tで搬送異常が発生したかはスタッカークレーン2の位置で分かるので、必ずしも必要ないものである。また、復旧完了スイッチ21も、各ゾーンZの夫々に設けても良いが、設備全体として1つ設ける形態でも良い。本実施形態では、隣接するゾーンZの間に一つづつ配置する形態で、作業用棚1Aの前部に設けるようにしてある。
先ず、満杯検出センサ17の検出情報に基づいて棚部分Tが満杯であるか否かが判別される(#1)。満杯で無いときには、はみ出し検出センサ16がはみ出しを検出する場合(#2)、あるいは、在荷センサ15が在荷を検出する場合(#3)においては、移載装置4を作動させる移載処理(#4)が実行される。また、上記の如く満杯で無いときにおいて、はみ出し検出センサ16がはみ出しを検出せず(#2)、加えて、在荷センサ15が在荷を検出しない(#3)場合においては、上述した修正作業により物品Bの搬送供給が完了したものとして、管理装置10に移載完了報告を行うことになる(#7)。
以下、別実施形態について列挙する。
(1)上記実施形態においては、補充用移動体として、スタッカークレーン2を例示したが、棚横幅方向の全長に伸びる昇降枠とその昇降枠に沿って移動自在な移載装置を備える形式の補充用移動体を用いて実施してもよい。
(2)上記実施形態においては、作業用棚1Aが収納棚1の下部に装備される場合を例示したが、作業用棚1Aを独立して設置する形態で実施してもよい。
(3)搬送異常検出手段Gとしては、撮像手段にて移載状態を監視するようにする等、各種の形態を用いることができる。
2 補充用移動体
10 管理制御手段
15 物品検出手段
16 物品検出手段
17 満杯検出手段
21 復旧指令手段
G 搬送異常検出手段
T 棚部分
Claims (3)
- 上端側から供給された物品を下端側に自重移動させる自重移動式の棚部分が複数並置された作業用棚と、その作業用棚における背面側に装備されて、前記棚部分に対する物品補充位置に移動して前記棚部分の上端側に物品を搬送供給する補充用移動体と、物品処理情報に基づいて前記補充用移動体の運転を管理する管理制御手段とが設けられた物品処理設備であって、
前記物品補充位置に位置する前記補充用移動体による前記棚部分への物品の搬送供給の異常を検出する搬送異常検出手段と、前記作業用棚の前面側に位置する作業員にて操作可能に装備される復旧指令手段とが設けられ、
前記管理制御手段は、前記搬送異常検出手段にて搬送異常が検出されると、前記補充用移動体による補充物品の搬送供給を停止させ、前記復旧指令手段にて復旧指令が指令されると、前記補充用移動体による物品の搬送供給を再開させるように構成されている物品処理設備。 - 前記補充用移動体に、前記棚部分の上端部に物品が存在するか否か検出する満杯検出手段が設けられ、
前記管理制御手段が、前記満杯検出手段にて前記棚部分において物品が満杯でないことが検出されることを条件として、物品の搬送供給を行うように構成されている請求項1記載の物品処理設備。 - 前記補充用移動体に、前記棚部分に補充する物品の存否を検出する物品検出手段が設けられ、
前記搬送異常検出手段が、物品の搬送供給を開始して設定時間経過する間に、前記物品検出手段にて物品の非存在が検出されないと搬送異常であると判別するように構成されている請求項1又は2記載の物品処理設備。
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