JP2005224690A - フィルタ、清潔用品及び衛生用品 - Google Patents

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Abstract

【課題】 長期間に亘って高い光触媒作用を持続させることが容易なフィルタを提供する。又、長期間に亘って清潔感を持続させることが容易な清潔用品を提供する。更には、長期間に亘って高い殺菌作用を持続させることが容易な衛生用品を提供する。
【解決手段】 フィルタ11は、光触媒と、活性剤と、保水剤と、これらを保持する保持袋とを備えている。このフィルタ11を湿った空気が通過すると、その空気中に含まれる水分が保水剤により吸水され同フィルタ11内に保水される。これにより、フィルタ11内は湿潤な状態に維持されることから、活性剤が水分と反応して過酸化水素を発生することにより、光触媒による触媒作用を活性化し続ける。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有害物質の分解除去、悪臭の除去等の効果を発揮するフィルタ、清潔用品及び衛生用品に関するものである。
近年、自動車や工場等から排出される有害物質や異臭成分を吸い込むことよる人体への悪影響や、スギ花粉等によるアレルギーが大きな社会問題となっている。そこで、これら大気中に浮遊する有害物質や花粉等の異物を吸引しないようにするため、清潔用品としてのマスクが広く用いられている。従来のマスクは、不織布やガーゼ等の基布により形成され、有害物質や異物等を含む空気が基布でろ過されることにより、清浄化された空気が口や鼻から人体に吸引される。しかし、従来のマスクでは、有害物質や花粉等が一旦基布により捕捉されるが、人の呼吸や振動等により該基布から離れ、再び大気中に飛散してしまうという問題があった。そこで、基布に酸化チタン等の光触媒を保持させたマスクが提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。この場合、光触媒の触媒作用により、基布に捕捉された有害物質等を分解除去することで、マスクに殺菌、防臭等の機能を持たせている。又、脱脂綿からなるシート材に殺菌用薬剤を含浸して構成された殺菌消毒綿が提案されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開2003−250920号公報 特開2003−334262号公報 特開2003−175114号公報
近年、社会的に高まる清潔志向、衛生的環境の必要性から、光触媒作用による殺菌、防臭等の機能が付与された製品の用途が益々広がりつつある。しかしながら、特許文献1、2に記載のマスクでは、空気中の有害物質や異物等を分解除去する性能が低く、消費者の要求を十分に満たすものとは言いがたい。又、製品の用途によっては、光触媒作用による殺菌、防臭等の機能を従来よりも更に高める必要がある。又、特許文献3に記載の殺菌消毒綿では、脱脂綿に含浸された薬剤が乾燥し易く、殺菌、滅菌等の効果を長期間持続させることができないという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、長期間に亘って高い光触媒作用を持続させることが容易なフィルタを提供することにある。別の目的とするところは、長期間に亘って清潔感を持続させることが容易な清潔用品を提供することにある。その他の目的とするところは、長期間に亘って高い殺菌作用を持続させることが容易な衛生用品を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明のフィルタは、光触媒と、活性剤と、保水剤と、これらを保持する保持体とを備えたフィルタであって、前記保持体は通気性を有する材料により形成され、前記活性剤は水の存在下で前記光触媒が持つ光触媒作用を活性化させる化合物からなることを要旨とする。
この構成にすれば、保持体は通気性を有する材料により形成されているため、該保持体を通して外部から水分を容易に取り入れることができる。そして、外部からの水分によって、活性剤は、光触媒による触媒作用を活性化させることができる。又、外部から水分が取り込まれると、保水剤によって水分が吸水され保水されることから、フィルタの内部を湿潤な状態に長期間維持することができる。よって、活性剤は、光触媒による触媒作用を活性化し続けることができる。
請求項2に記載の発明のフィルタは、請求項1に記載の発明において、前記活性剤は、過ホウ酸塩、炭酸塩又はメタケイ酸塩からなることを要旨とする。
この構成にすれば、過ホウ素酸塩、炭酸塩、メタケイ酸塩は、いずれも水と反応することにより過酸化水素を生じ易い化合物である。この過酸化水素は、反応性が非常に高い物質であることから、光触媒が持つ触媒作用を容易に活性化することができる。
請求項3に記載の発明のフィルタは、請求項1又は請求項2に記載の発明において、前記保水剤は、吸水性ポリマー、ヒアルロン酸又はケルザンからなることを要旨とする。
この構成にすれば、吸水性ポリマー、ヒアルロン酸、ケルザンは、いずれも優れた吸水性及び保水性を発揮する材料であることから、外部から取り込まれた水分を速やかに吸水し、かつ長期間保水し続けることができる。このため、活性剤は、光触媒による触媒作用を長期間に亘って活性化し続けることができる。
請求項4に記載の発明の清潔用品は、請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載のフィルタを備えたことを特徴とする清潔用品。
この構成にすれば、請求項1から請求項3に記載の発明と同等の作用効果を発揮する清潔用品を提供することができる。
請求項5に記載の発明の清潔用品は、光触媒と、活性剤と、保水剤と、吸水体とを備えた清潔用品であって、前記活性剤は水の存在下で前記光触媒が持つ光触媒作用を活性化させる化合物からなることを要旨とする。
請求項6に記載の発明の清潔用品は、前記活性剤は、過ホウ酸塩、炭酸塩又はメタケイ酸塩からなることを要旨とする。
請求項5及び請求項6の構成にすれば、吸水体は、外部からの水分を速やかに吸収し、その水分を同吸収体内に蓄えることができる。そして、蓄えられた水分によって、活性剤は、光触媒による触媒作用を活性化させることができる。又、保水剤によって水分が吸水され保水されることから、活性剤は、光触媒による触媒作用を長期間活性化し続けることができる。
請求項7に記載の発明の衛生用品は、消毒剤と、保水剤と、これらを保持する保持体とを備えた衛生用品であって、前記保持体は通気性を有する材料により形成されていることを要旨とする。
この構成にすれば、保持体は通気性を有する材料により形成されているため、該保持体を通して外部から水分を容易に取り入れることができる。そして、外部から水分が取り込まれると、保水剤によって水分が吸水され保水されることから、保持体を湿潤な状態に長期間維持することができ、消毒剤が乾燥するのを防止することができる。よって、消毒剤としての効能を長期間持続させることができる。
請求項8に記載の発明の衛生用品は、請求項7に記載の発明において、前記保持体は、前記消毒剤を含有する消毒液を含浸させた後に乾燥させることにより得られることを要旨とする。
この構成にすれば、保持体は、外部から水分が取り込まれることにより、乾燥した状態から湿潤な状態に速やかに変化することができる。そして、保持体は、自身に含浸された消毒剤による消毒効果を発揮することができる。又、保持体は、消毒液を含浸させた後に乾燥させているため、取り扱いが容易であるとともに、長期間保存することが容易である。
請求項9に記載の発明の衛生用品は、請求項7又は請求項8に記載の発明において、前記消毒剤は、有機水銀化合物、ヨウ素、ポビドンヨード又はアクリノールを含むことを要旨とする。
この構成にすれば、有機水銀化合物、ヨウ素、ポビドンヨード又はアクリノールは、いずれも湿潤な状態で高い殺菌作用を発揮するものであることから、外部から取り込まれる水分によって、消毒剤としての機能を十分に発揮することができる。
請求項10に記載の発明の衛生用品は、請求項7から請求項9のうちいずれか1項に記載の発明において、前記保水剤は、吸水性ポリマー、ヒアルロン酸又はケルザンからなることを要旨とする。
この構成にすれば、吸水性ポリマー、ヒアルロン酸、ケルザンは、いずれも優れた吸水性及び保水性を発揮する材料であることから、外部から取り込まれた水分を速やかに吸水し、かつ長期間保水し続けることができる。このため、消毒剤の乾燥が防止されることから、消毒剤としての効能を長期間に亘って発揮し続けることができる。
本発明によれば、長期間に亘って高い光触媒作用を持続させることが容易なフィルタを提供することができる。又、長期間に亘って清潔感を持続させることが容易な清潔用品を提供することができる。更には、長期間に亘って高い殺菌作用を持続させることが容易な衛生用品を提供することができる。
(第1実施形態)
以下、本発明を具体化した第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
図1に示すように、第1実施形態の清潔用品としてのマスク10は、殺菌、抗菌、除菌、脱臭、消臭、防臭等の効果を発揮するフィルタ11を交換可能に備えている。マスク10としては、例えば、ガーゼマスク、花粉マスク、活性炭マスク、医療用マスク、衛生管理マスク、防塵マスク、防毒マスク等に使用される。
図1〜図3に示すように、フィルタ11は、光触媒としての光触媒粒子12と、活性剤13と、保水剤14とが、保持体としての袋状をなす保持袋15内に封入されることにより四角板状に形成されている。このフィルタ11を湿った空気が通過すると、その空気中に含まれる水分が保水剤14により吸水され保水される。これにより、フィルタ11内においては、水分の豊富に存在する湿潤な状態が維持されるため、活性剤13は光触媒粒子12による触媒作用を活性化し続けることができる。
次に、フィルタ11の内部構成について詳細に説明する。
光触媒粒子12としては、例えば紫外線等の活性エネルギー線の照射により、光触媒作用として酸化還元力を発揮する光触媒活性を有する粒子が好適に使用される。光触媒活性を有する粒子としては、例えば、二酸化チタン、酸化亜鉛、酸化バナジウム、三酸化二ビスマス、三酸化タングステン、酸化鉄、チタン酸ストロンチウム、硫化カドミウム等により構成される。これらのうち、優れた光触媒活性を持つ二酸化チタンを使用するのが好ましい。なお、結晶性の二酸化チタンとしては、アナターゼ型、ルチル型、ブルッカイト型が挙げられるが、これらのうち、光触媒活性が非常に高いアナターゼ型又はルチル型の二酸化チタンを使用するのが特に好ましい。
この光触媒活性を有する粒子は、合成繊維やプラスチック等の有機素材に添加した場合、自身の酸化還元力により該有機素材が分解されてしまうことや、該粒子の表面近傍でしか汚染物質を分解できない等のように取り扱いが難しいものである。このため、光触媒粒子12としては、光触媒活性を有する粒子と、同粒子を被覆し、且つ光触媒作用に対して不活性な膜体とから構成された光触媒化合物を使用するのが好ましい。この光触媒化合物としては、二酸化チタン等と良好に結合し、雰囲気中に存在する物質を吸着可能なアパタイトを被覆してなるアパタイト被覆光触媒化合物を使用するのが好ましい。
活性剤13は、光触媒粒子12が持つ触媒作用を活性化させるためのものである。活性剤13としては、フィルタ11内に取り込まれる水分と反応し、酸化還元力が非常に高い過酸化水素(オキシドール)を発生する化合物が好適に使用される。この活性剤13としては、例えば、リン酸ナトリウム等のリン酸塩、ケイ酸ナトリウムやケイ酸マグネシウム等のケイ酸塩、過ホウ酸塩、炭酸塩、過炭酸塩、メタケイ酸塩、リン酸、オルトリン酸、ピロリン酸、トリポリリン酸、ポリリン酸、クエン酸、りんご酸、グルコン酸、ケイ酸、琥珀酸、塩酸、硫酸、乳酸等が挙げられる。これらのうち、水分と反応することにより、過酸化水素を発生し易く、比較的取り扱いが容易な過ホウ酸塩、炭酸塩又はメタケイ酸塩等を使用するのがより一層好ましい。この活性剤13は、フィルタ11の使用前において、乾燥した状態(例えば粉状)で保持袋15に保持されている。
保水剤14は、空気がフィルタ11を通過する際に、該空気に含まれる水分を吸水し、かつ該水分をフィルタ11内に保水するためのものである。このため、保水剤14としては、吸水性及び保水性に富む材料が使用され、例えば、吸水性ポリマー、ヒアルロン酸又はケルザン等が好適に使用される。これら吸水性ポリマー、ヒアルロン酸又はケルザンは、自重の数百倍以上の水を吸収することにより、膨潤しゲル状になる特性を有し、又、その保水力が強いことから、外部から多少の圧力を加えたとしても、一旦吸収した水分を放出しにくい特性を有する。吸水性ポリマーとしては、具体的に言うと、アミノ酸系、デンプン系、セルロース系、ポリビニルアルコール系、ポリアクリル酸塩系、架橋ポリアクリル酸塩系等の高分子ポリマーが挙げられる。ヒアルロン酸は、人体の靭帯・腱・皮膚等に多く存在するムコ多糖類の一種であり、又、ケルザンは、植物由来の天然高分子多糖類の一種である。この保水剤14は、前記活性剤13と同様に、フィルタ11の使用前において、乾燥した状態(例えば粉状)で保持袋15に保持されている。又、アクリル酸-ビニルアルコール系共重合体とアクリルアミド系ポリマー、紙や布などをリン酸エステル化、又はカルボキシメチル(CMC carboxymethyl cellulose)化することにより吸水性高分子を合成したものを保水剤14として使用することもできる。
保持袋15は、光触媒粒子12、活性剤13、保水剤14を保持するためのものであり、フィルタ11の外部に位置している。それとともに、保持袋15は、空気中に含まれる有害物質、異臭成等をろ過するためのフィルタとしての機能も果たす。図3に示すように、本実施形態の保持袋15は、外袋15aと、この外袋15a内に封入される内袋15bとにより構成されている。内袋15bは、不織布、織物、編み物、布帛、ガーゼ、脱脂綿等の通気性を有する繊維素材により袋状に形成され、その内部に、光触媒粒子12、活性剤13及び保水剤14を封入している。外袋15aは、不織布、織物、編み物、布帛、ガーゼ等の通気性を有する繊維素材からなる基布により袋状に形成され、その内部に内袋15bを封入している。
さて、フィルタ11は、袋状をなす外袋15a内に、光触媒粒子12、活性剤13、保水剤14を保持した内袋15bを備えている。内袋15b(例えば脱脂綿等)内には空隙16が形成され、この空隙16に、光触媒粒子12、活性剤13、保水剤14が挟み込まれるようにして保持されている。この場合、内袋15b内の空隙16には、光触媒粒子12、活性剤13及び保水剤14がそれぞれ互いに接触可能な状態で分散されている。又、これら光触媒粒子12、活性剤13、保水剤14は、内袋15bを構成する繊維同士が絡み合ってできた隙間等に入り込んだり、該繊維の表面に付着することにより保持されている場合もある。そして、外袋15aは、内袋15bの外表面全体を覆うようにして、2枚の基布の外縁同士を貼着又は熱融着することで袋状に形成されている。
次に、上記フィルタ11をマスク10に用いた場合の作用について説明する。
まず、使用前のマスク10は、フィルタ11内にて活性剤13及び保水剤14が乾燥した状態で存在している。このマスク10を人が装着した場合、図4(a)に模式的に示すように、口から吐き出される息に含まれる水分18は、図示しないマスク用布地を通過しフィルタ11の内部に取り込まれる。一方、大気中に浮遊する有害物質19は、図示しないマスク用布地を通過しフィルタ11の内部に取り込まれる。尚、ここで、マスク10において、該マスク10を装着する側の面を10aとし、該マスク10を装着したときに外気に晒される側の面を10bとする。
図4(b)に模式的に示すように、マスク10を使用するに伴い、保水剤14は、口から吐き出される息に含まれる水分18を吸水し、乾燥した状態から膨潤したゲル状に変化する。このゲル状に変化した保水剤14によって、フィルタ11内は水分18の豊富な湿潤状態が保持される。この水分18と活性剤13とが接触することにより、酸化還元力に富む過酸化水素が速やかに生成される。そして、この過酸化水素が、近傍に位置する光触媒粒子12の触媒作用を活性化し、雑菌や臭い成分等の有害物質19を分解除去する。よって、大気中に浮遊する有害物質19がフィルタ11内に取り込まれたとしても、その有害物質19は、活性化された光触媒粒子12の触媒作用により速やかに分解され、容易に無害化される。そして、清浄化された空気のみがフィルタ11を通過することとなる。又、ゲル状の保水剤14がフィルタ11内を湿潤状態に維持することから、光触媒粒子12の触媒作用は、活性化された状態が長期間に亘って発揮され続ける。
従って、この第1実施形態によれば以下のような効果を得ることができる。
・フィルタ11は、光触媒粒子12と、活性剤13と、保水剤14と、これらを保持する保持袋15とを備えている。この場合、保持袋15が通気性を有する材料により構成されているため、フィルタ11は、外部から水分18を容易に取り入れることができる。そして、フィルタ11外からの水分18によって、活性剤13は、光触媒粒子12による触媒作用を容易に活性化することができる。よって、フィルタ11による殺菌、防臭等の効果を高めることができ、高機能なマスク10を実現することができる。又、外部から水分18が取り込まれると、保水剤14によって水分18が保水されることから、フィルタ11内を水分の豊富な湿潤な状態に維持することができる。よって、活性剤13は、光触媒粒子12による触媒作用を活性化し続けることができ、フィルタ11の殺菌、防臭等の効果を長期間に亘って持続させることができる。
さらに、使用前のフィルタ11はドライな状態であるため、光触媒粒子12による触媒作用は発揮されず、フィルタ11自体の劣化が防止されている。又、フィルタ11内の水分18の量、即ち光触媒粒子12の活性化の度合いは、フィルタ11を通過する空気の量、即ちフィルタ11の利用時間や利用頻度に応じて高められるため、フィルタ11の利用時間や利用頻度が高まれば高まる程、従来のマスクと比較して汚れ度合いに開きが出る。
・活性剤13としての過ホウ素酸塩、炭酸塩、メタケイ酸塩は、いずれも水と反応することにより過酸化水素を生じ易い化合物である。この過酸化水素は、酸化還元力が非常に高い物質であることから、光触媒粒子12が持つ触媒作用を容易に活性することができる。つまり、これら活性剤13を用いれば、外部から水分18が取り込まれることによって、活性エネルギー線の照射を必要とせずに、フィルタ11の殺菌、防臭等の効果をより一層高めることができる。
・保水剤14としての吸水性ポリマー、ヒアルロン酸、ケルザンは、いずれも優れた吸水性及び保水性を発揮する材料であることから、フィルタ11外から取り込まれた水分18をフィルタ11内に速やかに吸水し、かつ長く保水し続けることができる。このため、活性剤13は、光触媒粒子12による触媒作用を長期間に亘って活性化し続けることができる。よって、フィルタ11の殺菌、防臭等の効果をより一層長期間に亘って持続させることができる。
・本実施のマスク10は、殺菌、防臭等の効果を発揮する前記フィルタ11を交換可能に備えている。このマスク10を装着することによって、大気中に浮遊する雑菌や花粉等の有害物質19を吸い込むことが防止される。又、このフィルタ11を用いれば、マスク10が持つ殺菌、防臭等の効果を長期間に亘って発揮させることができる。又、フィルタ11を新品に交換することにより、マスク10が持つ殺菌、防臭等の効果を更に長期間に亘って発揮させることも可能である。
(第2実施形態)
以下、本発明の第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。なお、第2実施形態における第1実施形態と同様の部分についてはその詳細な説明を省略する。
図5に示すように、衛生用品としての絆創膏は、殺菌、抗菌、除菌等の消毒効果を発揮する消毒部21を備えている。この消毒部21は、四角板状をなし、図示しない粘着テープの中央部に粘着固定されている。消毒部21は、消毒剤22と、保水剤24とが、保持体としての袋状をなす保持袋25内に封入されることにより四角板状に形成されている。この絆創膏は、消毒部21が外傷による傷口を覆うように貼着されることにより、傷口の化膿を抑えて創傷治癒を促進させるために用いられる。
消毒剤22は、水分を含んだ湿潤な状態で、殺菌・滅菌の効能を発揮するものが好適に使用される。この場合、消毒剤22としては、生体への刺激性が低く、優れた殺菌、滅菌等の効果を発揮する外皮用消毒剤が用いられ、例えば、有機水銀化合物水溶液(赤チン)、ヨウ素液(ヨウ素のヨウ化カリウム水溶液)、ポビドンヨード水溶液、アクリノール水溶液等が好適に使用される。前記保水剤24は、上記第1実施形態の保水剤14と同様のものが用途に応じて適宜選択しながら用いられる。
保持袋25は、消毒剤22及び保水剤24を保持するためのものであり、消毒部21の外部に位置している。本実施形態の保持袋25は、外袋25aと、この外袋25a内に封入される内袋25bとにより構成されている。内袋25bは、不織布、織物、編み物、布帛、ガーゼ、脱脂綿等の繊維素材により袋状に形成され、その内部に、消毒剤22及び保水剤24を封入している。外袋25aは、不織布、織物、編み物、布帛、ガーゼ等の通気性を有する繊維素材からなる基布により袋状に形成され、その内部に内袋25bを封入している。
消毒部21は、粒状又は粉状の消毒剤22と、保水剤24とを保持袋25内に封入することにより構成されていてもよい。或いは、消毒剤22を含有する消毒液に、保持袋25を構成する内袋25b及び/又は基布を含浸させた後、水分のみを蒸発させて乾燥させることにより得られた保持袋25内に保水剤24を封入することにより構成されていてもよい。消毒部21は、その使用前において、乾燥又はほぼ乾燥した状態で梱包され、かつ、外部から空気や水分等が入り込みにくいように密封されている。
次に、上記消毒部21を外皮用消毒剤として用いた場合の作用について説明する。
まず、使用前の消毒部21は、消毒部21内にて消毒剤22及び保水剤24が乾燥又はほぼ乾燥した状態で保存されている。この消毒部21を皮膚に貼着した場合、図6(a)に模式的に示すように、該皮膚から排出される水分28(体液や汗等)が消毒部21の内部に取り込まれる。尚、ここで、消毒部21において、傷口と接触する側の面を21aとし、反対側の面を21bとする。
図6(b)に模式的に示すように、保水剤24は、皮膚から排出される水分28を吸収し、乾燥した状態から膨潤したゲル状に変化する。このゲル状に変化した保水剤24によって、消毒部21は水分28が豊富な湿潤状態に変化する。これにより、消毒部21は、乾燥した状態から湿潤な状態に速やかに変化し、消毒剤22による殺菌、滅菌等の効能を発揮するようになる。よって、雑菌や異物等の侵入物29が傷口に侵入しようとしても、その侵入物29は、消毒剤22による消毒作用が発揮されやすい湿潤な環境下である消毒部21内では効果的に殺菌、滅菌される。又、ゲル状の保水剤24が消毒部21を湿潤状態に維持することから、消毒剤22による殺菌、滅菌等の効能は長期間に亘って発揮され続ける。
従って、この第2実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
・消毒部21は、消毒剤22と、保水剤24とが、袋状をなす保持袋25内に封入されることにより形成されている。この場合、消毒部21においては、外部から水分28が取り込まれると、保水剤24によって水分28が吸水され保水されることから、消毒部21を水分の豊富な湿潤な状態に維持することができる。このため、消毒部21の乾燥を防止することができ、消毒剤22による殺菌、滅菌等の効能を長期間に亘って発揮し続けることができる。よって、消毒部21により長期間有効に消毒することが可能となる。
・消毒剤22としての有機水銀化合物水溶液(赤チン)、ヨウ素液(ヨウ素のヨウ化カリウム水溶液)、ポビドンヨード水溶液、アクリノール水溶液等は、いずれも水分を含んだ湿潤な状態で優れた殺菌、滅菌等の効能を発揮するものである。このことから、消毒部21外から水分28が取り込まれ、その水分28が保水剤24により吸水され保水されることによって、消毒剤22による殺菌、滅菌等の効能をより一層高めることができる。
・保持袋25は、消毒剤22を含有する消毒液を含浸し、乾燥することにより得られたものである。このため、消毒部21を皮膚に直接貼り付けて、体内から排出される体液等の水分を利用することにより、傷口の殺菌や滅菌を容易にかつ効果的に行うことができる。又、消毒部21は、消毒剤22が保持袋25に乾燥又はほぼ乾燥した状態で含浸されているため、長期間保存することが容易である。
(変形例)
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・図7に示すように、フィルタ11においては、通気性を有する紙30の表面に光触媒粒子12を印刷又は転写し、その紙30の印刷面又は転写面が活性剤13及び保水剤14と接触可能な状態となるように保持袋15内に封入するように構成してもよい。なお図7では、光触媒粒子12が印刷又は転写された紙30の印刷面又は転写面を対向して配置し、各紙30の印刷面間に設けられた空隙31内に、活性剤13及び保水剤14を挟み込むようにしている。またこのとき、紙30の印刷面又は転写面に活性剤13及び/又は保水剤14を印刷又は転写するように構成されていても構わない。
・図8に示すように、光触媒粒子12、活性剤13、保水剤14及び吸水体33を備えることにより、人体から代謝される生理水(汗等)を吸収し皮膚等を清潔に保つために用いられる清潔用品35に具体化してもよい。この場合、吸水体33としては、優れた吸水性を発揮でき、多量の水分を蓄えることが可能な線状パルプ、吸収紙、高分子吸水収材、ポリエステル等の合成繊維やセルロース等の植物繊維からなる不織布等が好適に使用される。清潔用品35の用途としては、例えば、紙おむつ、生理用ナプキン、脇パッド、介護用パッド等が挙げられる。
・前記第1実施形態のフィルタ11は、さらに金、白金、銀、銅、亜鉛、鉄、鉛、ビスマス等の重金属を備えた構成であってもよい。これらの重金属を添加することにより、前記光触媒粒子12の触媒作用に加え、更に、抗菌、除菌等の効果を高めることができ、フィルタ11の機能をより一層高めることができる。
・前記第2実施形態の消毒部21は、消毒剤22として前記第1実施形態の活性剤13を用いた構成であってもよい。この場合、活性剤13は、外部からの水分28により過酸化水素を発生し易い物質であって、この過酸化水素が、殺菌、滅菌等に優れた効能を発揮する。
・前記第2実施形態の消毒部21を、医薬部外品以外の用途として、例えば化粧品等の用途に使用してもよく、例えば、各種栄養成分や有効成分等を含む保湿用顔面パック等が挙げられる。
・前記第1実施形態で示す保持袋15の内袋15bを省略してもよい。又、前記第2実施形態で示す保持袋25の内袋25bを省略してもよい。
・前記第1実施形態で示すフィルタ11は、マスク10以外にも、例えば、煙草のフィルタ、灰皿フィルタ、家庭用エアコン、カーエアコン、車載用灰皿、家庭用空気清浄機、クリーンルーム用フィルタユニット等に使用してもよい。
以下、前記実施形態を具体化した試験例及び比較例について説明する。
(試験例)
上記第1実施形態のフィルタ11の試験サンプルを作製し、脱臭効果の検証試験を行った。前記試験サンプルとしては、煙草のフィルタ部に光触媒粒子12、活性剤13、保水剤14を所定の配合量で配合したものを用いた。検証試験においては、人が煙草を吸い、フィルタ部を通過した空気の臭いを官能的に評価した。
(比較例)
比較例の試験サンプルは、煙草のフィルタ部に光触媒粒子12のみを含ませたものを用いた。尚、光触媒粒子12の配合量は、前記試験例の場合と同じ配合量に設定した。この比較例の試験サンプルについて、前記試験例の場合と同様に検証試験を行った。
上記検証試験において、試験例では、煙草のフィルタ部を通過した空気の臭いが全く確認されなかった対し、比較例では、煙草の臭いが容易に確認された。これは、試験例の試験サンプルでは、人が煙草を吸うことにより、フィルタ部内では水分18が発生する。その水分18を保水剤14が吸収し保水することにより、フィルタ部内が湿潤な状態に維持され、活性剤13が光触媒粒子12の触媒作用を活性化し続ける。この活性化された光触媒粒子12による触媒作用によって、汚れた空気に含まれる臭い成分等の有害物質が、煙草のフィルタ部を通過する際に分解され、清浄化される。このことから、上記構成のフィルタ11を用いた場合に、殺菌、防臭等の効果が発揮されることが確認された。
第1実施形態のフィルタが使用されたマスクの斜視図。 同じくフィルタの全体斜視図。 図2のフィルタを3−3線から見た断面図。 (a)は使用前のマスクにおけるフィルタの拡大断面図。(b)は使用中のマスクにおけるフィルタの拡大断面図。 第2実施形態の消毒部の断面図。 (a)は使用前の消毒部の拡大断面図。(b)は使用中の消毒部の拡大断面図。 変形例のフィルタの拡大断面図。 変形例の吸水体の拡大断面図
符号の説明
10…マスク(清潔用品)、11…フィルタ、12…光触媒粒子(光触媒)、13…活性剤、14、24…保水剤、15、25…保持袋(保持体)、21…消毒部、22…消毒剤、33…吸水体、35…清潔用品。

Claims (10)

  1. 光触媒と、活性剤と、保水剤と、これらを保持する保持体とを備えたフィルタであって、
    前記保持体は通気性を有する材料により形成され、前記活性剤は水の存在下で前記光触媒が持つ光触媒作用を活性化させる化合物からなることを特徴とするフィルタ。
  2. 前記活性剤は、過ホウ酸塩、炭酸塩又はメタケイ酸塩からなることを特徴とする請求項1に記載のフィルタ。
  3. 前記保水剤は、吸水性ポリマー、ヒアルロン酸又はケルザンからなることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のフィルタ。
  4. 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載のフィルタを備えたことを特徴とする清潔用品。
  5. 光触媒と、活性剤と、保水剤と、吸水体とを備えた清潔用品であって、
    前記活性剤は水の存在下で前記光触媒が持つ光触媒作用を活性化させる化合物からなることを特徴とする清潔用品。
  6. 前記活性剤は、過ホウ酸塩、炭酸塩又はメタケイ酸塩からなることを特徴とする請求項5に記載の清潔用品。
  7. 消毒剤と、保水剤と、これらを保持する保持体とを備えた衛生用品であって、
    前記保持体は通気性を有する材料により形成されていることを特徴とする衛生用品。
  8. 前記保持体は、前記消毒剤を含有する消毒液を含浸させた後に乾燥させることにより得られることを特徴とする請求項7に記載の衛生用品。
  9. 前記消毒剤は、有機水銀化合物、ヨウ素、ポビドンヨード又はアクリノールを含むことを特徴とする請求項7又は請求項8に記載の衛生用品。
  10. 前記保水剤は、吸水性ポリマー、ヒアルロン酸又はケルザンからなることを特徴とする請求項7から請求項9のうちいずれか1項に記載の衛生用品。
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