JP2005224527A - クッションパッド - Google Patents

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Katsuya Sato
克也 佐藤
Masanobu Sakano
雅信 坂野
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Toyo Tire Corp
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Toyo Tire and Rubber Co Ltd
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Abstract

【課題】人体に接触する部分を蒸れにくくすることができる構造でありながら、衝撃吸収性にも優れるクッションパッドを提供する。
【解決手段】ポリウレタンフォームから成るパッド本体部1の一面2側に、パッド本体部1よりも薄肉の網状構造体から成る表層部3を一体に設け、表層部3は、0.3mm〜0.5mmの径のポリエステル系樹脂の連続線状体をランダムなループ状に曲がりくねらせるとともに各ループの接触部を融着させて形成し、表層部3単体の25%圧縮時の硬度を、厚さ50mmで50N/φ200〜100N/φ200に設定してある。
【選択図】 図1

Description

本発明はクッションパッドに関する。
従来、自動車等の座席を構成するシートクッションパッドは、第1ポリウレタンフォームから成るパッド本体部の一面側に、パッド本体部よりも薄肉で軟らかい第2ポリウレタンフォームから成る表層部を一体に設けて構成し、人体側の第2ポリウレタンフォームの作用によって人がソフト感を感じることができるようにしてあった。
しかしながら、ポリウレタンフォームは透湿性・透水性がよくないために人体に接触する部分が蒸れやすいとういう問題があった。
この問題を解消する手段として、特許文献1に開示されているように、網状構造体から成るパッド本体部の一面側に、パッド本体部よりも薄肉で軟らかい網状構造体から成る表層部を一体に設け、パッド本体部は、3.3mmの径のポリエステル系樹脂の連続線状体をランダムなループ状に曲がりくねらせるとともに各ループの接触部を融着させて形成し、表層部は、0.7mmの径のポリエステル系樹脂の連続線状体をランダムなループ状に曲がりくねらせるとともに各ループの接触部を融着させて形成したクッションパッドが提案されている。
特開平8−61413号公報
特許文献1の技術によれば、パッド本体部と表層部が上記の構成の網状構造体から成っているので透湿性・透水性に優れ、人体に接触する部分を蒸れにくくすることができるものの、パッド本体部までもが網状構造体から成るために、網状構造体の粘性が低いことに起因して振動の減衰性が小さく、また衝撃吸収性もよくなくて、改善の余地が残されていた。
本発明は上記実状に鑑みて成されたもので、その目的は、人体に接触する部分を蒸れにくくすることができる構造でありながら、振動の減衰性・衝撃吸収性に優れたクッションパッドを提供する点にある。
本発明の特徴は、ポリウレタンフォームから成るパッド本体部の一面側に、前記パッド本体部よりも薄肉の網状構造体から成る表層部を一体に設け、
前記表層部は、0.3mm〜0.5mmの径のポリエステル系樹脂の連続線状体をランダムなループ状に曲がりくねらせるとともに各ループの接触部を融着させて形成し、前記表層部単体の25%圧縮時の硬度を、厚さ50mmで50N/φ200〜100N/φ200に設定してある点にある(JIS K6400に準拠)。
この構成によれば、表層部は、0.3mm〜0.5mmの径のポリエステル系樹脂の連続線状体をランダムなループ状に曲がりくねらせるとともに各ループの接触部を融着させて形成し、表層部単体の25%圧縮時の硬度を、厚さ50mmで50N/φ200〜100N/φ200に設定してあるから、透湿性・透水性に優れて、人体に接触する部分(表層部)を蒸れにくくすることができる。
さらに、図3に示すような荷重−たわみの特性曲線を得ることができて、表層部に接触している人体がソフト感を感じることができるようになる。図3の実線は本発明の構成のクッションパッドの荷重−たわみの特性曲線、破線は従来の構成のクッションパッドの荷重−たわみの特性曲線を示してしている。従来の構成のクッションパッドとは、第1ポリウレタンフォームから成るパッド本体部の一面側に、パッド本体部よりも薄肉で軟らかい第2ポリウレタンフォームから成る表層部を一体に設けてある構造である。図3により、本発明の構成はソフトに圧縮されて回復も早く、従来構造のクッションパッドとの初期たわみ特性の違いから人体がソフト感を感じることができるようになることがわかる。
また、本発明によれば、低荷重域でのばね定数を減少させることができ、高周波微振動をカットして、図4に示すような振動伝達率−周波数曲線を得ることができ、共振周波数を、人体の固有振動数に近い6Hzよりもさらに小さくすることができる。図4の実線は本発明の構成のクッションパッドの特性曲線、破線は、上記従来の構造のクッションパッドの特性曲線である。これにより、人体の臀部よりも加わる荷重が小さい腿が受ける振動(以下、「腿下振動」ということがある)をカットして腿がビリビリ感を感じるのを抑制することができる。
網状構造体を構成するポリエステル系樹脂の連続線状体の径が0.3mm未満であると製作が困難になり、0.5mmを越えると腿が圧迫感を感じるようになる等の問題が生じるが、本発明の構成によれば、前記径を0.3mm〜0.5mmに設定してあるから上記の問題を解消することができる。表層部単体の25%圧縮時の硬度を、厚さ50mmで50N/φ200未満に設定してあると表層部が軟らかくなり過ぎ、厚さ50mmで100N/φ200越えると表層部が硬くなるが、本発明の構成によれば、表層部単体の25%圧縮時の硬度を、厚さ50mmで50N/φ200〜100N/φ200に設定してあるから上記の問題を解消することができる。
そして、パッド本体部をポリウレタンフォームで構成してあるから、パッド本体部が網状構造体から成る構造に比べると、パッド本体部の粘性を高くすることができて振動の減衰性を大きくすることができ、衝撃の吸収性をよくすることができる。
前記パッド本体部単体の25%圧縮時の硬度を150N/φ200〜300N/φ200に設定してシートクッションパッドに構成してあると、すわり心地をよくすることができる。すなわち、前記硬度が150N/φ200未満では軟らかくなり過ぎ、300N/φ200を越えると硬くなり過ぎるという問題があるが、前記硬度が、150N/φ200〜300N/φ200であるとこれらの問題を解消して、すわり心地をよくすることができる。
前記パッド本体部単体の25%圧縮時の硬度を60N/φ200〜160N/φ200に設定してシートバックパッドに構成してあると、背中を軟らかく受止めさせることができて使い心地をよくすることができる。すなわち、前記硬度が60N/φ200未満では軟らかくなり過ぎ、160N/φ200を越えると硬くなり過ぎるという問題があるが、前記硬度が、60N/φ200〜160N/φ200であるとこれらの問題を解消して、使い心地をよくすることができる。
従って、人体に接触する部分を蒸れにくくすることができる構造でありながら、振動の減衰性・衝撃吸収性に優れるクッションパッドを提供することができた。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1に示すように、ポリウレタンフォームから成る第1パッド本体部1の一面2側に、第1パッド本体部1よりも薄肉の網状構造体11から成る表層部3を一体に設けて、自動車の座席用のシートクッションパッドP1(クッションパッドの一例)を構成してある。また、ポリウレタンフォームから成る第2パッド本体部7の一面9側に、第2パッド本体部7よりも薄肉の網状構造体11から成る表層部3を一体に設けて、自動車の座席用のシートバックパッドP2(クッションパッドの一例)を構成してある。
図2に示すように前記シートクッションパッドP1側の表層部3、及びシートバックパッドP2側の表層部3は、0.4mm(0.3mm〜0.5mmであってもよい)の径のポリエステル系樹脂の連続線状体4をランダムなループ状に曲がりくねらせるとともに各ループの接触部を融着させて形成し、表層部3単体(第1パッド本体部1や第2パッド本体部7とは別体になっている状態)の25%圧縮時の硬度を、厚さ50mmで75N/φ200(厚さ50mmで50N/φ200〜100N/φ200であってもよい)に設定してある。
そして、第1パッド本体部1単体(表層部3とは別体になっている状態)の25%圧縮時の硬度を200N/φ200(150N/φ200〜300N/φ200であってもよい)に設定し、第2パッド本体部7単体(表層部3とは別体になっている状態)の25%圧縮時の硬度を100N/φ200(60N/φ200〜160N/φ200であってもよい)に設定してある。
25%圧縮時の硬度が、厚さ50mmで○○N/φ200とは、表層部3単体を直径200mmの加圧板で表層部3単体の全厚み(50mm)の25%の長さだけ圧縮したときの荷重が○○Nという意味である(JIS K6400に準拠)。
表層部3の肉厚T1は15mm(10mm〜20mmであってもよい)、第1パッド本体部1の肉厚T2は表層部3の肉厚のT1の5倍(4〜6倍であってもよい)の75mmである。図1において、紙面の左側が車体の前側、右側が車体の後側であり、第1パッド本体部1は前後両端部が下方に突出しているが、これらの凸部5,6を除いたシートクッションパッド部分(尻下直下の部分)の肉厚を前記第1パッド本体部1の肉厚T2として表している。
前記ポリエステル系樹脂は、ポリエステル又はポリエステル系エラストマーである。ポリエステルとは、ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリエチレンナフタレート(PEN)等と、それらの共重合体が挙げあれる。ポリエステルエラストマーとは、ハードセグメントとソフトセグメントをブロック共重合したもので、ハードセグメントとしては、PET,PBT,PEN等が挙げられ、ソフトセグメントとしては、ポリテトラメチレングリコール,ポリヘキサメチレングリコール,ポリプロピレングリコール等が挙げられる。ポリエステルとポリエステルエラストマーを組合せてもよい。
前記網状構造体11を製造する場合、軟化させたポリエステル系樹脂を、網状構造体製造機のノズル部の多数のオリフィスから下方に吐出し、一対の無端ネット間を自然落下させて、多数の連続線状体を形成し、無端ネット間に挟んで停留させることで曲がりくねらせながらランダムなループを形成させ、水に漬けて固化するとともに各ループの融着部を固定させ、所定の大きさに切断して製造する。
本発明は、上記のように自動車の座席用のシートクッションパッドP1やシートバックパッドP2に適用することができるが、自動車用以外のシートクッションパッドやシートバックパッド等にも適用することができる。
シートクッションパッドとシートバックパッドの縦断側面図 網状構造体を示す斜視図 クッションパッドの荷重−たわみ線図 クッションパッドの振動伝達率−周波数線図
符号の説明
1,7 パッド本体部
2,9 パッド本体部の一面
3 表層部
4 連続線状体
P1 シートクッションパッド
P2 シートバックパッド

Claims (3)

  1. ポリウレタンフォームから成るパッド本体部の一面側に、前記パッド本体部よりも薄肉の網状構造体から成る表層部を一体に設け、
    前記表層部は、0.3mm〜0.5mmの径のポリエステル系樹脂の連続線状体をランダムなループ状に曲がりくねらせるとともに各ループの接触部を融着させて形成し、
    前記表層部単体の25%圧縮時の硬度を、厚さ50mmで50N/φ200〜100N/φ200に設定してあるクッションパッド。
  2. 前記パッド本体部単体の25%圧縮時の硬度を150N/φ200〜300N/φ200に設定してシートクッションパッドに構成してある請求項1記載のクッションパッド。
  3. 前記パッド本体部単体の25%圧縮時の硬度を60N/φ200〜160N/φ200に設定してシートバックパッドに構成してある請求項1記載のクッションパッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018068841A (ja) * 2016-11-01 2018-05-10 株式会社岡村製作所 椅子

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