JP2005224211A - プランターと水耕式植栽法 - Google Patents

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Abstract

【課題】土を装填し散水して植栽する在来のプランターをそのまま利用して、水耕式植栽を簡便且つ経済的に行えるようにする。
【解決手段】プランター本体11の内部に水槽12を嵌め込む。水槽の溢水縁13から底面14に到る水槽の深さ(d)をプランター本体の深さ(D)よりも浅くする(D>d)。水槽の溢水縁13から底面側(14)へと下ったプランター本体11の下側部分に漏水孔15を設ける。その漏水孔15へと水槽の溢水縁13から続く通水性隙間16が水槽12とプランター本体11の間に設ける。プランター本体11には土を装填し散水して植栽する在来のプランターをそのまま利用することが出来、水槽12はプラスチックフイルム19をプランター本体内部11に敷き込んで構成することも出来、水槽12の上側に土壌26を積層して簡便且つ経済的に水耕式植栽を行うことが出来る。
【選択図】図1

Description

本発明は、水耕栽培、底面灌水、底面給湿等の水耕式植栽に有用なプランターに関するものである。
本発明者は、糸条を束ねた糸束を土壌に代わる植栽資材として使用する水耕式植栽法を特願平7−291705、特願平7−291706、特願平8−188093、特願平9−111907、特願平10−112766、特願平11−221274に開示している(例えば、特許文献1参照)。この水耕式植栽法は、縦長にした糸束の下側を水中に沈め、水面から突き出た糸束の上端に種を播き、或いは、苗を載せて植栽するものであり、植物は糸条に沿って根を降ろし、水中に根を張って生育する。
特開平9−107791号公報(特許請求の範囲と図面)
この水耕式植栽法では、土は必ずしも必要としないが、それが植物の生育を促進する微量成分を有しているためなのか、或いは、植物の生育に有効な土壌菌を有しているためなのか、その理由は定かでないとしても、水面から浮き出た糸束の上端に僅かでも土を載せると植物は勢いよく生育し、その載せた土が水中に沈むことなく糸束の上端に支持されて水に浸らない状態に維持するときは、黒疽菌その他の嫌気性菌の発生がなく、根腐れや水腐れが起きることはない。
この水耕式植栽法では、プランター50を水槽51とし、その水槽51に糸束を装填し、水位を糸束の上端より下方に維持するために、プランターの底部に穿設されている排水孔52にパイプ53を取り付け、そのパイプ53の上端54の位置を糸束の上端よりも下方に固定し(図9)、水槽への給水が過剰になったときは、そのパイプの上端54から溢水(オーバーフロー)するようにしている。しかし、そのために排水孔52にパイプ53を取り付けることは面倒なことであり、その排水孔52とパイプ53の間の僅かな隙間からの漏水も問題になる。そして、プランター内部に突き出たパイプ53は往々にして邪魔になる。
水位を糸束の上端よりも下方に維持する他の方法として、プランター50を形の確りした内容器(上容器)55と外容器(下容器)56との内外(乃至は上下)二重構造にし、外容器の深さを内容器の深さと糸束の長さよりも浅くし、内容器の底部に透水孔57を穿設し、内容器に糸束を装填し、外容器56を水槽としてその中に内容器55を装填し、過剰給水時に外容器の上縁58から溢水して水位が糸束の上端より上に上昇しないようにする方法がある(図10)。しかし、その方法では、プランターを移動しようとすると水面59が揺れ動いて外容器の上縁58から水が溢れ落ち、往々にして外容器56を忘れて内容器55だけを持ち上げてしまう等、二重構造のプランターは移動時に不都合を来す。
近時、プランター内部を有孔板で上下に仕切り、下側に給水孔を穿設し、その給水孔から下側の部分を水槽とし、有孔板の上側に土を装填して使用する底面灌水ないし底面給水式プランターが市販されている。しかし、このプランターでは、移動時に給水孔から溢れ落ちる危険がある。又、給水孔を介して土壌層の底面が外気に触れることになるので、水槽から土壌層へと湿気が伝わり難く、底面灌水ないし底面給水としては不十分であり、側面に穿設された給水孔によってプランターの体裁が損なわれる。
図9に図示する溢水パイプ付きプランター、図10に図示する二重構造プランター、或いは、側面給水孔付きプランターの何れもが、土を装填し散水して植栽する在来のプランターとは構造が全く異なるので製造コストが高くつき、汎用性を欠くので底面灌水や底面給水が普及していない現在では在庫負担も大きく販売に伴うリスクも大きい。そのリスクを販売価格に上乗せすれば益々販売し難くなる等、多くの問題点をはらんでいる。
そこで本発明は、土を装填し散水して植栽する在来のプランターをそのまま利用して水耕式植栽が簡便に行えるようにすることを目的とする。
本発明に係るプランターは、プランター本体11の内部に水槽12が嵌め込まれており、水槽の溢水縁13から底面14に到る水槽の深さ(d)がプランター本体の深さ(D)よりも浅く(D>d)、水槽の溢水縁13から底面側(14)へと下ったプランター本体11の下側部分に漏水孔15が存在し、その漏水孔15へと水槽の溢水縁13から続く通水性隙間16が水槽12とプランター本体11の間に形成されていることを第1の特徴とする。
本発明に係るプランターの第2の特徴は、上記第1の特徴に加えて、水槽の深さ(d)とプランター本体の深さ(D)の差が3cm以上(D−d≧3cm)であり、水槽の深さ(d)が3cm以上(d≧3cm)である点にある。
本発明に係るプランターの第3の特徴は、上記第1、第2の何れかの特徴に加えて、プランター本体11が布帛その他の可撓性透水性シート17によって袋状に構成されている点にある。
本発明に係るプランターの第4の特徴は、上記第3の特徴に加えて、水槽の溢水縁13の位置から続くプランター本体の上側部分が非透水性部材18によって囲まれている点にある。
本発明に係るプランターの第5の特徴は、上記第1、第2の何れかの特徴に加えて、プランター本体11がプラスチックフイルムその他の可撓な非透水性シートによって袋状に構成されており、水槽の溢水縁から底面側へと下ったプランター本体11の下側部分に漏水孔(15)が穿設されている点にある。
本発明に係るプランターの第6の特徴は、上記第1、第2の何れかの特徴に加えて、プランター本体11が木材、金属、陶器、硬質プラスチック等の硬質材料で構成されており、水槽の溢水縁13から底面側(14)へと下ったプランター本体11の下側部分に漏水孔15が穿設されている点にある。
本発明に係るプランターの第7の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6の何れかの特徴に加えて、水槽12がプラスチックフイルムその他の可撓な非透水性シート19の周囲を立ち上げて構成されている点にある。
本発明に係るプランターの第8の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7の何れかの特徴に加えて、水槽12が厚さ200μm以下の可撓な非透水性プラスチックフイルム19の周囲を立ち上げて構成されている点にある。
本発明に係るプランターの第9の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8の何れかの特徴に加えて、プランター本体の上縁21から水槽12へと通じる給水管20を有し、水槽の周縁22がプランター本体の内面23に接触している点にある。
本発明に係るプランターの第10の特徴は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9の何れかの特徴に加えて、通水孔24が全面に分布している仕切板25がプランター本体11に嵌め込まれており、プランター本体11の内部が仕切板25によって上下に仕切られており、仕切板25が水槽12の上側に位置する点にある。
本発明に係るプランターの第11の特徴は、上記第10の特徴に加えて、隙間40が全面に分布しており中央部に苗41を嵌め込む苗嵌込口42が開けられている補強板39がプランター本体11に嵌め込まれており、その補強板39が仕切板25の上側に位置している点にある。
本発明に係る植栽法は、上記第1、第2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9、第10、第11の何れかの特徴を有するプランターの水槽12の上側に土壌26を積層し、その土壌層26から水槽の溢水縁13までの距離(L)を5cm以内とし、水槽12と土壌層26の間にプランター本体11の内面に囲まれた空気層10を設けることを特徴とする。
土を装填し散水して植栽する在来の何れのプランター(植木鉢)にも下側に排水孔(52)が設けられており(図7)、その在来のプランター(50)に水槽12を嵌め込むときは、そのプランター(50)が本発明のプランター本体11となり、その排水孔(52)が漏水孔15となり、そのプランターの内面23と水槽12の外面の間には少なくとも水が滲み込む程度の隙間が出来、それが通水性隙間16となるので、その在来のプランターの内部に収まる水槽12を用意するだけで本発明の実施が可能になる。
水槽12は、プラスチックフイルム19をプランター本体11の内面に敷き込んで構成することも出来る(図2)。従って、本発明の実施に必要な水槽12を、陶器やプラスチック射出成形によって定形性のある立体形状の容器として格別に用意する必要はない。
過剰供給された水は、溢水縁13を超え、水槽の外面27とプランター本体の内面23の間の通水性隙間16を通って漏水孔15から外部へと流出することになるが、その場合、水槽の上縁22とプランター本体の内面23が触れ合っており、通水性隙間16は恰も雨漏りの原因となる隙間と同程度の極狭くなるので、プランターの移動時に水面が揺れ動いても、プランター本体の内面23が防波堤となって揺れ動く水が押し返され、その揺れ動いて溢水縁13に当たる水が通水性隙間16を伝って漏水孔15から滲み出るとしても、その溢水縁13に当たる水の全てが直ちに漏水孔15から溢れ落ちることはなく、プランターの移動時に水が溢れ出るようなことは起きない。
本発明では、その実施にプランター本体11を格別に用意する必要はなく、土を装填し散水して植栽する在来のプランターをそのままプランター本体11に利用することが出来、又、水槽12はプラスチックフイルム19をプランター本体内部11に敷き込んで構成することも出来るので、水耕式植栽を簡便且つ経済的に行うことが出来る。
水槽内の水は水槽の周縁22で堰止められ、その周縁の中の最も低い部分が溢水縁13となる。特に、木材や金属、陶器、硬質プラスチック等の硬質材料で構成された水槽では、その側面に溢水孔28を穿設することが出来、その溢水孔28の周縁の中の最も低い部分が溢水縁13となる。
プラスチックフイルム等の可撓な非透水性シート19をプランター本体内部11に敷き込み、その周縁(22)をプランター本体の内壁面23に合わせて立ち上げて水槽12を構成する場合、その立ち上げたプラスチックフイルム19の上縁22の一部を所要の深さまで押し下げて溢水縁13を形成することも出来る(図1)。そのようにプラスチックフイルム19に成る水槽12では、その押し下げられた上縁22の一部が溢水縁13となり、その押し下げる程度(深さ)によって水槽内の最高水位、即ち、水槽の深さ(d)を自由に設定することが出来、又、プランター本体11の形状に合わせて水槽12の形状を自由に設定することが出来、而も、プラスチックフイルム19は極めて安価な材料なので水槽12も安価になるので、本発明は極めて実用的である。
プラスチックフイルム19を敷き込んで成る水槽12では、そのプラスチックフイルム19がプランター本体の内面23に密着して有効な通水性隙間16が出来難くなる場合がある。そのような場合には、水槽12とプランター本体11の間に紐や棒29を挟み込み、その紐や棒29によって水槽の外面27とプランター本体の内面23の間を押し広げ、紐や棒29に沿った通水性隙間16を確保する(図1)。陶器や硬質プラスチック製のプランター本体や水槽では、形や寸法の僅かな違いによって通水性隙間16が出来るので、通水性隙間が出来るようにプランター本体の内面や水槽の外面に溝や凹凸を付けておく必要はない。
水槽12の上側に土壌層26を積層するには、前記特許文献1に開示された植栽資材即ち糸束30を縦長にして水槽12に装填し、その糸束の上端31で水面32の上方へと土壌層26を押し上げて支え(図2)、又、軽石等33の多孔質材料を水槽12に装填し、その軽石等33を水面上32に高く盛り上げ、その軽石等33の上に土壌層26を積層し(図3)、或いは、水槽12に配置した脚材34によって有孔仕切板25を水面32よりも高くし(図4)、或いは又、プランター本体の内壁面に有孔仕切板25を支承するステップ35を設け(図5)、その水面よりも高く支持される有孔仕切板25の上に土壌26を積層する。
有孔仕切板25には給水管20を突設し、土壌層26を透過して水槽12へと直接水を注ぎ込むことが出来るようにするとよい(図5)。又、その仕切板25を支える脚材34を使用する場合、水槽12に水を注ぎ込む給水管20は、それらの仕切板25や脚材34と一体に形成するとよい。布等の可撓性透水性シート17によって構成されたプランター本体の水槽の溢水縁13から上の上側部分を非透水性部材18によって囲むのは、水槽12から立ちのぼる湿気が外部に漏れることなく水面32と土壌層26の間にこもり、根茎が乾かないようにするためである。非透水性部材による囲い18は、プランター本体の上縁21から底面14まで連続したものとするとよい(図6)。
プランター本体を構成する透水性シート17には、織物、編物、不織布等の布帛や気泡が連続している発泡樹脂シート、パンチングメタルその他の有孔板や金網等が使用される。プランター本体11は、竹や線条を編み上げて籠状に構成することも出来る。透水性シート17に成るプランター本体や、竹や線条を編み上げた籠形プランター本体では、その全面に漏水孔が分布するので、目に見える程の大きい漏水孔15を穿設する必要はない。プランター本体を構成する非透水性シートや透水性シート17は、布帛やプラスチックフイルムを重ね合わせた多層積層構造のものであってもよい。厚さ50μm以下の極薄プラスチックフイルム19で水槽12を構成する場合、そのプラスチックフイルム19に不織布等の保護シート36を重ね合わせて破れ難くするとよい(図3と図4)。
土壌層26は、冒頭にも記したように、それが植物の生育に必要な微量成分や土壌菌を有するが故に必要とされるものであり、その層厚(t)は5mm程度であってもよい。しかし土壌層26は、植物の根元を支える支材としても有効であり、その支材としての層厚(t)は20mm以上にするとよい。とは言え、水槽を使用しない従来のプランターで植栽する場合のように、土壌層26の層厚(t)を100mm以上にする必要はない。特に、前記特許文献1に記載の糸束30を使用する場合、それが土壌層26を支える支材となると同時に土壌に代わる植栽資材にもなるので、その糸束30を使用する場合には、土壌層26の層厚(t)を30〜50mmにすれば十分である。糸束30を使用したプランターでは、ウコン等の根菜類は、糸束30を伝って水中に大きい根茎をつくるが、土壌層26と水面32の間が僅かながらも常時離れ、土壌層26が直接水に漬かることがなければ、根腐れや水腐れは起きない。
土壌層26に水が直接触れないようにするには、粉粒状の土壌物質が水槽12に溢れ落ちるのを防ぐことが出来る枯草や腐葉土、ネット等による防砂層37を土壌層26の底面に積層するとよい(図3)。水槽12の深さ(d)を3cm以上にするのは、夏期に植物の水揚げ量が多く、植物の種類によっては水槽の水面32が2cm以上も降下することもあるためである。従って、水遣り(散水や給水)を2〜3日せずに済むようにするために、水槽の深さ(d)を7cm以上にすることが望ましい。これらの点を考慮してプランター本体の深さ(D)を12〜30cmとし、水槽の深さ(d)が3cm以上(d≧3cm)とし、水槽の深さ(d)とプランター本体の深さ(D)の差を3cm以上(D−d≧3cm)とすることが望ましい(図1〜図5)。
プランター本体11をプラスチックフイルム(所謂ビニールフイルム)や布帛等の可撓な非透水性シートや透水性シート17で筒状に構成する場合、仕切板25を筒状プランター本体11の底面(横断面)形状を形取って形成すると共に、その形状に合わせて底板38と補強板39を用意し、底板38、水槽12、脚材34、仕切板25、補強板39の順にプランター本体11に嵌め込むこととし、その仕切板25と補強板39の間に土壌26を積層すると、プランター本体11が形状不安定な袋状に仕立てられていても、上側と下側が補強板39と底板38によって同じ断面形状に固定され、陶器や硬質プラスチック製プランター本体と同様に形状が安定した筺形構造物に仕上げることが出来る(図7)。その補強板39の全面に、仕切板の透水孔24よりも目粗な隙間40を開け、その隙間40を通して補強板39と仕切板25の間に土壌26を装填し得るようにすると共に、補強板39の中央部に苗41を土壌層26に納めるための苗嵌込口42を設けると、随時土壌(26)を補充することが出来、植物の根元が補強板39に確り支えられ、補強板39の上に砂利や玉石、木片等々を載せて地表を飾ることが出来る。糸束30は、脚材34に代えて使用することも出来、又、脚材34と併用することも出来る。仕切板25と補強板39には、給水管20を差し込んで支持するための差込口43・44を設けておくとよい。
非透水性シートや透水性シート17によって円筒形のプランター本体11を仕立てる場合、そのシート17の片側に円筒形の円周方向に折目45を付け、その折目45から端縁に到る切れ目46を入れ、その端縁を切れ目46によって分割された多数の舌片47によって非透水性シートや透水性シート17を縁取り、その非透水性シートや透水性シート17を丸めて円筒形にし、折目45に沿って舌片47を内側に直角に折り曲げてプランター本体11の底面を構成することとし、その舌片の重なり合う円形底面の中心部を切り抜いて開口48を開けるとよい。熱可塑性プラスチック・繊維に成る非透水性シートや透水性シート17では、その舌片の重なり合う円形底面の中心部を熱溶融させて開口48を開けるとよく、その場合、開口48の周縁で舌片同士が融着するので、舌片間を縫合したり接着する手間が省ける。その重なり合う舌片と舌片の間の隙間49や開口48は漏水孔(15)にもなる。非透水性シートや透水性シート17の端縁を縁取る舌片47は、図8に図示するように、その左右の何れか一方の側縁が隣合う舌片47の他の片側に重なって、舌片47の側縁が渦巻螺旋を描くように舌片47を折り曲げると、プランター本体の底面が強度的に安定して綺麗に仕上がる。
尚、本発明の実施に必要なプランター本体11や水槽12、給水管20、仕切板25、補強板38を、新たな成形金型を作成してプラスチック射出成形するとしても、そのことは、在来のプランターを用いて簡便且つ経済的に水耕式植栽が行えると言う本発明の効果を損なうものではない。
本発明に係るプランターの要部斜視図である。 本発明に係るプランターの断面図である。 本発明に係るプランターの断面図である。 本発明に係るプランターの断面図である。 本発明に係るプランターの組立斜視図である。 本発明に係るプランターの切截斜視図であり、一部を円で囲んで拡大して図示している。 本発明に係るプランターの組立斜視図である。 本発明に係るプランター本体の組立斜視図である。 従来の水耕式植栽用プランターの断面図である。 従来の水耕式植栽用プランターの断面図である。
符号の説明
10:空気層
11:プランター本体
12:水槽
13:溢水縁
14:底面
15:漏水孔
16:通水性隙間
17:透水性シート
18:非透水性部材(囲い)
19:非透水性シート(プラスチックフイルム)
20:給水管
21:プランター本体の上縁
22:水槽の周縁(上縁)
23:プランター本体の内面(内壁面)
24:通水孔
25:仕切板
26:土壌(層)
27:水槽の外面
28:溢水孔
29:棒
30:糸束
31:糸束の上端
32:水面
33:軽石等
34:脚材
35:ステップ
36:保護シート
37:防砂層
38:底板
39:補強板
40:隙間
41:苗
42:苗嵌込口
43・44:差込口
45:折目
46:切れ目
47:舌片
48:開口
49:隙間
50:プランター
51:水槽
52:排水孔
53:パイプ
54:パイプの上端
55:内容器
56:外容器
57:透水孔
58:外容器の上縁
59:水面

Claims (12)

  1. プランター本体(11)の内部に水槽(12)が嵌め込まれており、水槽の溢水縁(13)から底面(14)に到る水槽の深さ(d)がプランター本体の深さ(D)よりも浅く(D>d)、水槽の溢水縁(13)から底面側(14)へと下ったプランター本体(11)の下側部分に漏水孔(15)が存在し、その漏水孔(15)へと水槽の溢水縁(13)から続く通水性隙間(16)が水槽(12)とプランター本体(11)の間に形成されているプランター。
  2. 水槽の深さ(d)とプランター本体の深さ(D)の差が3cm以上(D−d≧3cm)であり、水槽の深さ(d)が3cm以上(d≧3cm)である前掲請求項1に記載のプランター。
  3. プランター本体(11)が布帛その他の可撓性透水性シート(17)によって袋状に構成されている前掲請求項1と請求項2に記載のプランター。
  4. 水槽の溢水縁(13)の位置から続くプランター本体の上側部分が非透水性部材(18)によって囲まれている前掲請求項3に記載のプランター。
  5. プランター本体(11)がプラスチックフイルムその他の可撓な非透水性シートによって袋状に構成されており、水槽の溢水縁から底面側へと下ったプランター本体の下側部分に漏水孔(15)が穿設されている前掲請求項1と請求項2に記載のプランター。
  6. プランター本体(11)が木材、金属、陶器、硬質プラスチック等の硬質材料で構成されており、水槽の溢水縁(13)から底面側(14)へと下ったプランター本体の下側部分に漏水孔(15)が穿設されている前掲請求項1と請求項2に記載のプランター。
  7. 水槽(12)がプラスチックフイルムその他の可撓な非透水性シート(19)の周囲を立ち上げて構成されている前掲請求項1と請求項2と請求項3と請求項4と請求項5と請求項6に記載のプランター。
  8. 水槽(12)が厚さ200μm以下の可撓な非透水性プラスチックフイルム(19)の周囲を立ち上げて構成されている前掲請求項1と請求項2と請求項3と請求項4と請求項5と請求項6と請求項7に記載のプランター。
  9. プランター本体の上縁(21)から水槽に通じる給水管(20)を有し、水槽の周縁(22)がプランター本体の内面(23)に接触している前掲請求項1と請求項2と請求項3と請求項4と請求項5と請求項6と請求項7と請求項8に記載のプランター。
  10. 通水孔(24)が全面に分布している仕切板(25)がプランター本体(11)に嵌め込まれており、その仕切板(25)によってプランター本体(11)の内部が上下に仕切られており、その仕切板(25)が水槽(12)の上側に位置する前掲請求項1と請求項2と請求項3と請求項4と請求項5と請求項6と請求項7と請求項8と請求項9に記載のプランター。
  11. 隙間(40)が全面に分布しており中央部に苗(41)を嵌め込む苗嵌込口(42)が開けられている補強板(39)がプランター本体(11)に嵌め込まれており、その補強板25が仕切板(25)の上側に位置している前掲請求項10に記載のプランター。
  12. 前掲請求項1に記載のプランターの水槽(12)の上側に土壌(26)を積層し、その土壌層(26)から水槽の溢水縁(13)までの距離(L)を5cm以内とし、水槽(12)と土壌層(26)の間にプランター本体(11)の内面に囲まれた空気層(10)を設ける水耕式植栽法。
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