JP2005223983A - リニアアクチュエータ - Google Patents

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Tomohito Yamashita
山下  智史
Daisaku Kawada
大作 川田
Ryoichi Otaki
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Abstract

【課題】
信頼性を維持しつつ、精度の良い駆動を行えるリニアアクチュエータを提供する。
【解決手段】
リンク部材219の枢動軸線が、ナット216の中心軸と交差しているので、アキシャル力Paによっては、ナット216のモーメントを生じさせることがない。すなわち、ナット216には、ラジアル力Prに基づく反時計周りのモーメントのみが常に作用しているので、ナット216の位置に関わらず、一方向のモーメントのみが付与されることから、そのがたつきが有効に抑制される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、リニアアクチュエータに関し、たとえば、自動車のパワーウィンドウ、電動パーキングブレーキ装置のワイヤ巻き取り機構、電動ディスクブレーキ装置のキャリパ押し出し機構、エンジンのバルブタイミング可変装置におけるカム位相変換機構、その他産業用ウィンチ、ホイスト、クレーン、各種位置決め装置などに用いることができる、電動モータを動力源としたリニアアクチュエータに関する。
たとえば、車両のパーキングブレーキの動作を電動モータの動力を用いて行い、運転者の負担を軽減する電動パーキングブレーキ駆動装置が知られている。かかる電動パーキングブレーキ駆動装置としては、電動モータでプーリを回転させてワイヤーを巻き上げてパーキングブレーキを動作させ、ワイヤーを巻き戻してパーキングブレーキを解除するものが提案されている(特許文献1)。
特開2001−106060号公報
上述した公報に開示された電動パーキングブレーキ駆動装置は、ウォームギヤとウォームホールとを用いて、電動モータからの動力を減速して、パーキングブレーキに伝達している。ウォームギヤとウォームホイールとを用いて動力伝達を行うと、減速比が大きくとれること、及びウォームのネジレ角を適宜設計することで、パーキングブレーキからの動力を電動モータ側に伝達させないようにできるという利点がある。
しかしながら、上記利点を裏返せば、ウォームギヤとウォームホイールは伝達効率が低いという欠点を有し、それ故、パーキングブレーキを動作させるために、電動モータの出力を大きくしなければならず、それにより電動モータが大型化し、又省電力が図れないという問題がある。かかる問題を解消する一つの方策は、電動モータの回転力を軸線方向に変換できるボールスクリュー機構を用いることである。ボールスクリュー機構は、ネジ軸とナットとの間に形成された螺旋溝内を転動するボールにより、低摩擦高効率で回転力を軸線方向力に変換できる。
ところが、ボールスクリュー機構の一つの問題は、構成上、ネジ軸を進退させなくてはならないため、そのラジアル方向の支持剛性が低くなるということである。たとえば、リニアアクチュエータでレバーなどを駆動する場合、レバーは一点を中心として枢動するものであるから、リニアアクチュエータによって駆動される被駆動点は円弧を描くこととなる。従って、レバーの被駆動点に対してネジ軸の一端を枢動可能に直付けしただけでは、ネジ軸の進退に応じてレバーから大きなモーメント力が付与され、それによりネジ軸とナットとの間における螺旋溝内のボールが強く押圧され、その結果として寿命低下が生じてしまう。このような問題に対して、レバーに長孔を形成し、ネジ軸の進退に応じて、ネジ軸の一端を長孔に沿って移動させる構成も考えられる。かかる構成によれば、ネジ軸に付与されるモーメント力を低く抑えることはできるが、相対移動する長孔とネジ軸の連結部が摩耗しやすく、またガタなどが生じやすいことから位置精度の高い駆動を行うのは困難といえる。更に、レバーの回動位置に応じて異なる力が作用する場合、どのように対処すべきかが問題となる。
本発明は、かかる従来技術の問題に鑑みてなされたものであり、信頼性を維持しつつ、精度の良い駆動を行えるリニアアクチュエータを提供することを目的とする。
本発明のリニアアクチュエータは、
被駆動点が曲線を描く被駆動部材を駆動するリニアアクチュエータにおいて、
電動モータと、
前記電動モータの回転軸に連結されたナットと、
前記ナット内に配置されたネジ軸部材と、
前記ネジ軸部材と前記ナットとの間に形成された螺旋溝内を転動するボールと、
前記ナットと、前記被駆動部材の被駆動点とを連結する枢動可能なリンク部材と、を有し、
前記リンク部材の枢動軸線は、前記ナットの軸線と交差することを特徴とする。
本発明のリニアアクチュエータによれば、前記リンク部材の枢動軸線は、前記ナットの軸線と交差しているので、被駆動点が曲線を描く被駆動部材を駆動する場合に、前記リンク部材から伝達される力の前記ナットの軸線に沿った方向の成分に関わらず、それに基づくモーメント力の発生を回避できるので、安定した動作が可能となる。
前記リンク部材の枢動軸線は、前記ナット内の螺旋溝の軸線方向外方に位置すると好ましい。本来的には、前記リンク部材の枢動軸線を、前記ボールが循環する螺旋溝の中心に配置したいが、その場合、ボールはモーメントによる偏荷重を受けやすくなる。そこで、なるべくボールがモーメントによる偏荷重を受けないように、前記リンク部材の枢動軸線を螺旋溝の軸線方向外側に配置させ、且つアキシャル荷重によるモーメントが生じないように、前記ナットの軸線と交差させることができる。
更に、前記ナットには、前記ナットの軸線と交差して貫通する孔が形成され、一対の前記リンク部材の一端が、前記ナットを挟んで前記孔に対してそれぞれピン結合されていると好ましい。
図1,2は、第3の実施の形態にかかるリニアアクチュエータをストローク位置が異なる状態で示す図であり、図3は、図2の構成をIII-III線で切断して矢印方向に見た図である。図1,2において、ハウジングHに取り付けられた電動モータ211の回転軸は、ハウジングHに対して軸受214A、214Bにより両端の円筒軸部213a、213bを回転自在に支持されたネジ軸213に連結されている。
ネジ軸213の円筒軸部213a、213bを除く外周面には、ネジ溝213c(一部のみ図示)が形成され、一方、その外周に配置されたナット216の内周面には、ネジ溝213cに対向してネジ溝216a(図3)が形成され、双方のネジ溝213c、216aによって形成される螺旋状の空間(螺旋溝又は転走路)には、多数のボール(不図示)が転動自在に配置されている。更に、ナット216の外周には、ボールをナット216の一端から他端へと戻すチューブ216bが設けられている。ナット216と、ネジ軸部材即ちネジ軸213と、不図示のボールとでボールスクリュー機構BSを構成する。
図3に示すように、ナット216は、その軸線と交差し、一方の側から反対の側へと外周面を貫通する貫通孔216cが形成されている。貫通孔216cには、一対のリンク部材219の一端に形成された円筒状のピン部219aが嵌合(ピン結合)している。従って、リンク部材219の枢動軸線は、ナット216の軸線と交差している。リンク部材219の他端は、ハウジングHに対して回転自在に支持された被駆動部材であるコントロールシャフト(例えば内燃機関のバルブタイミング変更機構などを駆動すると好ましい)221のアーム部221aの先端における被駆動点P(図1,2参照)で枢動自在に連結されている。貫通孔216cは、例えばドリルをナット216の一方の側から反対の側へと貫通させることで形成されると、貫通孔216cの位置精度が高まるので好ましい。但し、貫通孔216cは、ボールが転送する範囲外に形成されると好ましい。そのような範囲内に貫通孔216cを形成すると、外部荷重によって、ナット216に有害なモーメントが発生する恐れがあるからである。更に、ピン部219aは、リンク部材219と一体である必要はなく、別体のピンをリンク部材219に形成した孔と、貫通孔216cの双方に嵌合させても良い。
本実施の形態の動作を、比較例と比較しつつ説明する。図4,5は、比較例にかかるリニアアクチュエータの図1,2と同様な図である。図4,5の比較例に関しては、リンク部材219とナット216との連結位置が、ナットの中心軸からずれているという点のみが異なるので、同一符号を付すことで説明を省略する。
図1において、不図示の電源から電力が供給され、電動モータ211の回転軸と共にネジ軸213が一方向に回転すると、ナット216は、図で右方へ移動するように力を受ける。すると、リンク部材219の図で下端がナット216と共に図で右方へと移動するため、コントロールシャフト221のアーム部221aが引っ張られ、それによりコントロールシャフト221が反時計周りに回転するようになっている(図2参照)。
一方、図2において、不図示の電源から逆特性の電力が供給され、電動モータ211の回転軸と共にネジ軸213が他方向に回転すると、ナット216は、図で左方へ移動するように力を受ける。すると、リンク部材219の図で下端がナット216と共に図で左方へと移動するため、コントロールシャフト221のアーム部221aが押し出され、それによりコントロールシャフト221が時計回りに回転するようになっている(図1参照)。
ここで、コントロールシャフト221には、図1と図4に示す位置でP1という最小駆動力が必要になり、図2と図5に示す位置ではP2という最大駆動力が必要になるものとする。本実施の形態においては、図1に示す位置で、駆動力P1は、アキシャル力Paとラジアル力Prとに分解される。一方、比較例においては、同様な図8に示す位置で、駆動力P1は、アキシャル力Paとラジアル力Prとに分解される。リンク部材219の角度が同じであるので、本実施の形態も比較例も、アキシャル力Paとラジアル力Prはそれぞれ等しいこととなる。
本実施の形態の場合、図1、3に示すように、リンク部材219の枢動軸線が、ボールが循環する螺旋溝の軸線方向外側に配置され、且つナット216の中心軸と交差しているので、アキシャル力Paによっては、ナット216のモーメントを生じさせることがない。すなわち、ナット216には、ラジアル力Prに基づく図1,2で反時計周りのモーメントのみが常に作用しているので、ナット216の位置に関わらず、一方向のモーメントのみが付与されることから、そのがたつきが有効に抑制される。
これに対し、比較例の場合、図4に示すように、リンク部材219の枢動軸線が、ナット216の中心軸からずれている。従って、アキシャル力Paとラジアル力Prの双方によるモーメントが発生したときに、図4,5を比較すると解るように、それらの絶対値は、ナット216の位置に応じて変化するので、例えば図4に示す位置では、ラジアル力Prの影響が大となってナット216に反時計周りのモーメントを付与し、図5に示す位置では、アキシャル力Paの影響が大となってナット216に時計周りのモーメントを付与するというように、ナット216の位置に応じて異なる方向のモーメントが付与され、その結果ナット216のがたつきが生じることとなる。
更に、ナット216のがたつきの中心点は、通常ナット216の軸線上に位置するが、リンク部材219の枢動軸線から、がたつきの中心点までの距離(腕という)が、幾何学的に比較例より本実施の形態の方が短いので、ラジアル力Prに基づくモーメントとの絶対値も小さくなる。
以上、本発明を実施の形態を参照して説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定して解釈されるべきではなく、適宜変更・改良が可能であることはもちろんである。
本実施の形態にかかるリニアアクチュエータを最小駆動力発揮状態で示す図である。 本実施の形態にかかるリニアアクチュエータを最大駆動力発揮状態で示す図である。 図2の構成をIII-III線で切断して矢印方向に見た図である。 比較例にかかるリニアアクチュエータを最小駆動力発揮状態で示す図である。 比較例にかかるリニアアクチュエータを最大駆動力発揮状態で示す図である。
符号の説明
211 電動モータ
213 ネジ軸
216 ナット
219 リンク部材
221 コントロールシャフト

Claims (3)

  1. 被駆動点が曲線を描く被駆動部材を駆動するリニアアクチュエータにおいて、
    電動モータと、
    前記電動モータの回転軸に連結されたナットと、
    前記ナット内に配置されたネジ軸部材と、
    前記ネジ軸部材と前記ナットとの間に形成された螺旋溝内を転動するボールと、
    前記ナットと、前記被駆動部材の被駆動点とを連結する枢動可能なリンク部材と、を有し、
    前記リンク部材の枢動軸線は、前記ナットの軸線と交差することを特徴とするリニアアクチュエータ。
  2. 前記リンク部材の枢動軸線は、前記ナット内の螺旋溝の軸線方向外方に位置することを特徴とする請求項1に記載のリニアアクチュエータ。
  3. 前記ナットには、前記ナットの軸線と交差して貫通する孔が形成され、一対の前記リンク部材の一端が、前記ナットを挟んで前記孔に対してそれぞれピン結合されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のリニアアクチュエータ。

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2175123A2 (en) 2008-10-13 2010-04-14 Goodrich Actuation Systems Ltd. Actuator and corresponding thrust reverser system
CN101865267A (zh) * 2010-06-13 2010-10-20 无锡智能自控工程有限公司 一种连杆式传动机构

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