JP2005223835A - 変調方式切替通信装置および切替方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】変調方式の切替時に信号瞬断による同期外れを軽減する。
【解決手段】無線通信装置1は、送受信器3と、変調器5と、復調器7と、変調器制御回路11と、インタフェース回路9とを有し、無線通信装置2は、送受信器4と、変調器6と、復調器8と、変調方式制御回路12と、遅延回路13と、インタフェース回路10とを有している。復調器8は無線回線品質が変化した場合、変調方式制御回路12に回線品質信号101を出力する。変調方式制御回路12は回線品質信号101に応じて変調方式を変更するように、変調方式指示信号102を変調器6、送受信器4を介して、対向する無線通信装置1の変調器制御回路11に送信する。遅延回路13は、変調方式指示信号102が、無線通信装置1の変調器5で変調方式が切り替わるまでの間、変調方式指示信号102を遅延させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は変調方式切替通信装置および切替方法に関し、特に通信回線の状況に応じて変調方式を切替える時に信号の瞬断時間を短縮させる変調方式切替通信装置および切替方法に関する。
一般に、伝送容量を可変できる無線通信装置では、復調器側でビット誤り率BERなどを測定することにより回線状況の常時監視を行う。回線状況に応じて、最適な伝送容量となるように直交振幅変調方式における変調多値数を変調器と復調器でそれぞれ切替えて伝送容量を変化させている。しかしながら、変調方式を切替える際に、復調器側で信号の瞬断が生じるので、もとの状態に復旧するまでに多大な時間を要する。
復旧に多大な時間を要するのは、変調器、復調器で、変調方式をそれぞれ切替える制御信号に関して制約条件がないために、フレームの途中で変調方式の切り替えが起こることが原因である。従って、一度信号の瞬断が起こると、その復旧までに多大な時間を要することになる。
変調方式の切替により信号が瞬断してしまう要因として、(1)クロック(CLK)同期外れ、(2)キャリア(CARR)同期外れ、(3)誤り訂正符号(FEC)の符号同期外れ等があげられる。
(1)に関しては、変調方式の切替を変調器と復調器との間でCLKに同期させておけば、CLK同期外れはない。(2)に関しては、CARR同期の判定閾値を適切に変更すれば、CARR同期は外れない。(3)に関しては、各変調方式に対応するフレームを作成すれば、変調方式の切替によって連続性は保てる。
図7は従来の変調方式切替通信装置を示すブロック図である。
図7(a)は変調器のブロック図を、図7(b)は復調器のブロック図を示す。
次に図7を参照して動作を説明する。
先ず図7(a)を参照すると、誤り訂正符号器(FEC ENCODER)211は、変調器に入力されてくる信号Ich201、Qch202に対して、誤り訂正符号化を施すものである。変調器制御信号210を受けて変調方式の切替を行う。誤り訂正符号に関しては、代表的なものとしてハミング符号、RS(リードソロモン)符号、BCH符号等があげられるが、ここでは詳細な説明を省く。
フィルタ(Filter)212は、変調器側で指定された周波数特性のフィルタをかけるものである。このフィルタは一般的なディジタルフィルタで構成でき、その方法は様々なものがある。ディジタルフィルタは広く知られているため、ここでは、詳細な説明を省く。
ディジタル・アナログ変換器(D/A)213は、Filter212の出力信号Ich205、Qch206をディジタル信号Ich207、Qch208に変換するものである。発振器215はD/A213にクロックを供給する。
D/A213の出力信号Ich207,Qch208は、発振器216及び直交変調器214により、中間周波数信号(IFOUT)209に変換され出力される。
次に図7(b)を参照して復調器の説明を行う。直交検波器231と発振器241により、入力IF信号(IFIN)228はベースバンド信号Ich221、Qch222に変換される。A/D232は、以降の処理をディジタルで行うために、アナログ信号Ich221、Qch222をディジタル信号Ich223、Qch224に変換する。
フィルタ(Filter)233は、復調器側で波形整形を行うためのディジタルフィルタである。このフィルタは一般的なディジタルフィルタで構成でき、その方法は様々なものがある。ディジタルフィルタは広く知られているため、ここでは詳細な説明を省く。誤り訂正復号器(FEC DECODER)234は、変調器のFEC ENCODER211で符号化された信号を復号することによって、誤り訂正を行うものである。
CARR PD239は、復調された信号Ich225、Qch226の位相誤差を検出するものである。CARR PD239は、ベースバンド信号の位相がすすんでいるか遅れているかが分かればよい。例えば、位相が進んでいれば+1を、遅れていれば−1を出力するものでもよいし、位相の遅れ進みの大小に応じた連続の値を出力するものでもよい。CARR LPF238は、CARR PD239が出力した位相誤差信号から高周波成分を取り除くループフィルタである。
CARR PD239、CARR LPF238及び発振器241で構成される搬送波再生PLL回路で、搬送波の同期が確立される。CLK PD237は、復調された信号Ich225、Qch226から、クロックの位相差を検出するものである。従来、その検出方法としては、ゼロクロス検出方式が知られている。
CLK LPF236は、CLK PD237が出力した位相誤差信号から高周波成分を取り除くループフィルタである。CLK PD237、CLK LPF236、D/A235及び発振器240で構成されるCLK再生PLL回路で、CLKの同期が確立される。
非同期検出回路230では、FEC DECODER234からくるALARM信号や復調された信号Ich225、Qch226から求めた推定C/N値を使い、受信信号の非同期検出を行う。非同期が検出されたら、CARR LPF236に間欠リセット信号を送り、一旦リセットする。
なお、復調器制御信号227を受けて、非同期検出回路230、FEC DECODER234は変調方式の切替を行う。
また従来の変調方式切替通信装置は、変調方式を異にする送受信機2組及び切替制御回路を備えており、変調方式切替に際して、基地局からの切替指示と実行指示及び端末機での基地局との同期確立により瞬断を防止している(例えば、特許文献1参照。)。
さらにまた、ビット誤り率BERを監視し、BERが劣化したとき劣化の度合いに応じて伝送容量を落とすことで復調機能を高め回線品質の劣化を補償している。一方、BERが良好なときは回線品質に応じて可能な限り伝送容量を増加させる制御を行っているものもある(例えば、特許文献2参照。)。
特開平7−184251号公報(第2−4頁、図1) 特開平11−252193号公報(第4−6頁、12頁、図1)
上述した従来の変調方式切替通信装置は、復調器側でビット誤り率BERなどを見ることにより回線状況の常時監視を行い、回線状況に応じて最適な伝送容量となるように直交振幅変調方式における変調多値数を、変調器と復調器のそれぞれで切替えて伝送容量を変化させている。このため、変調方式を切替える際に、復調器側で、クロック(CLK)同期、キャリア(CARR)同期、誤り訂正符号(FEC)の符号同期が外れてしまうために信号が瞬断してしまい、これらをもとの状態に復旧させるまでに多大な時間が必要になるという欠点を有している。
本発明の目的は、変調方式の切替のタイミングを誤り訂正符号(FEC)のフレームパルスに同期して行うことで、信号瞬断の要因の一つとして考えられる誤り訂正符号(FEC)の符号同期外れ及びクロック(CLK)同期外れの影響を最小限に抑え、かつ、CLK同期外れの影響を軽減することで、変調方式の切替によるキャリア(CARR)同期外れの影響も同時に軽減することができる変調方式切替通信装置および切替方法を提供することにある。
本発明の第1の変調方式切替方法は、対向する無線通信装置間でデータ伝送を行う際、復調器側で回線品質の監視を行い、復調信号の回線品質が劣化を示せば、変調多値数を減らすように変調方式指示信号をフレームパルスに同期して切替えることで変調方式を変更し、前記復調信号が回線品質の改善を示せば、前記変調多値数を増やすように前記変調方式指示信号を前記フレームパルスに同期して切替えることで変調方式を変更することを特徴としている。
本発明の第2の変調方式切替通信装置は、
対向する第1の無線通信装置及び第2の無線通信装置において、
無線回線品質が変化した場合、前記第2の無線通信装置の復調器は、回線品質信号に応じて変調方式を変更するように変調方式指示信号を、対向する前記第1の無線通信装置の変調器制御回路に送信し、
前記第2の無線通信装置が有する遅延回路は、前記第1の無線通信装置の変調器で変調方式が切り替わるまでの間、前記変調方式指示信号を遅延させる遅延動作により、前記変調器と前記復調器が同時に切り替わることを特徴としている。
本発明の第3の変調方式切替通信装置は、
対向する第1の無線通信装置及び第2の無線通信装置において、
無線回線品質が変化した場合、前記第2の無線通信装置の復調器は復調器制御回路に回線品質信号を出力し、この復調器制御回路は前記回線品質信号に応じて変調方式を変更するように変調方式指示信号を、前記第1の無線通信装置の変調器制御回路に送信し、
前記第1の無線通信装置の前記変調器制御回路は、変調方式指示信号により変調器の変調方式を制御し、同時に前記変調器制御回路は前記変調方式指示信号を前記変調器に出力し、伝送データに多重して前記第2の無線通信装置に伝送し、前記第2の無線通信装置の前記復調器制御回路は、復調器制御信号で前記復調器を制御することを特徴としている。
本発明の第4の変調方式切替通信装置は、
対向する第1の無線通信装置及び第2の無線通信装置において、前記第1の無線通信装置は、第1の送受信器と、第1の変調器と、第1の復調器と、変調器制御回路と、第1のインタフェース回路とを有し、前記第2の無線通信装置は、第2の送受信器と、第2の変調器と、第2の復調器と、変調方式制御回路と、遅延回路と、第2のインタフェース回路とを有し、
無線回線品質が変化した場合、前記第2の無線通信装置の前記第2の復調器は、前記変調方式制御回路に回線品質信号を出力し、前記変調方式制御回路は前記回線品質信号に応じて変調方式を変更するように、変調方式指示信号を前記第2の変調器、前記第2の送受信器を介して、対向する前記第1の無線通信装置の変調器制御回路に送信し、
前記第2の無線通信装置の前記第2の遅延回路は、前記変調方式指示信号が、前記第1の無線通信装置の前記第1の変調器で変調方式が切り替わるまでの間、前記変調方式指示信号を遅延させ、この遅延させた変調方式指示信号を、復調器制御信号として前記第2の復調器に出力し、前記第2の遅延回路の遅延動作により、前記第1の無線通信装置の前記変調器制御回路からの変調器制御信号を受信した前記第1の変調器と、前記第2の無線通信装置の前記復調器制御信号を受信した前記第2の復調器が、同時に切り替わることを特徴としている。
本発明の第5の変調方式切替通信装置は、
対向する第1の無線通信装置及び第2の無線通信装置において、前記第1の無線通信装置は、第1の送受信器と、第1の変調器と、第1の復調器と、変調器制御回路と、第1のインタフェース回路とを有し、前記第2の無線通信装置は、第2の送受信器と、第2の変調器と、第2の復調器と、復調器制御回路と、第2のインタフェース回路とを有し、
無線回線品質が変化した場合、前記第2の無線通信装置の前記復調器は前記復調器制御回路に回線品質信号を出力し、前記復調器制御回路は前記回線品質信号に応じて変調方式を変更するように、変調方式指示信号を前記第2の変調器、前記第2の送受信器を介して対向する前記第1の無線通信装置の前記変調器制御回路に送信し、
前記第1の無線通信装置の前記変調器制御回路は、前記第2の無線通信装置の前記復調器制御回路から経由してきた前記変調方式指示信号を前記第1の復調器で復調して変調方式指示信号として受け取り、変調器制御信号を前記第1の変調器に出力して変調方式を制御し、同時に前記変調方式指示信号を前記第1の変調器に出力し、伝送データに多重して前記第2の無線通信装置に伝送し、前記第2の無線通信装置の前記復調器制御回路は、前記第2の復調器で復調された復調方式指示信号に従うとともに、復調器制御信号で前記第2の復調器を制御することを特徴としている。
本発明の第6の変調方式切替通信装置は、前記第4または第5の変調方式切替通信装置において、
前記第1及び第2の変調器は、
この変調器に入力される信号に対して、誤り訂正符号化を施す誤り訂正符号器と;
この誤り訂正符号器の出力信号に、変調器側で指定された周波数特性のフィルタをかけるフィルタと;
このフィルタの出力信号をディジタル信号に変換するディジタル・アナログ変換器と;
このディジタル・アナログ変換器の出力信号を中間周波数信号に変換出力する直交変調器と;
前記変調器制御信号を受けて、前記誤り訂正符号器に変調方式を切替える変調方式切替信号を出力する変調方式切替制御器と;
を備えたことを特徴としている。
本発明の第7の変調方式切替通信装置は、前記第4または第5の変調方式切替通信装置において、
前記第1及び第2の復調器は、
入力中間周波数信号をベースバン信号に変換する直交検波器と;
前記アナログのベースバン信号をディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル変換器と;
このアナログ・ディジタル変換器の出力の波形整形を行うフィルタと;
誤り訂正符号化された信号を復号し、誤りがあれば誤り訂正を行う誤り訂正復号器と;
前記フィルタが出力する復調された信号の位相誤差を検出し、前記ベースバンド信号の位相が進んでいるか遅れているかを判定するCARR PD(Carrier Phase Detecter)と;
前記CARR PDが出力した位相誤差信号から高周波成分を取り除くループフィルタであるCARR LPF(Carrier Low Pass Filter)と;
前記フィルタが出力する復調された信号から、クロックの位相差を検出するCLK PD(Clock Phase Detecter)と;
前記CLK PDが出力した位相誤差信号から高周波成分を取り除くループフィルタであるCLK LPF(Clock Low Pass Filter)と;
前記誤り訂正復号器からのALARM信号及び前記フィルタが出力する復調された信号から求めた推定C/N値を使い、受信信号の非同期検出を行う非同期検出回路と;
前記復調器制御信号を受けて、前記CARR LPF、前記CARR PD、前記非同期検出回路、前記誤り訂正復号器、前記CLK PD、前記CLK LPFに復調方式の切替えを行う前記復調方式切替信号を生成する復調方式切替制御器と;
を備えたことを特徴としている。
本発明の第8の変調方式切替通信装置は、前記第4または第5の変調方式切替通信装置において、
前記第1及び第2の復調器は、
入力中間周波数信号をベースバンド信号に変換する直交検波器と;
前記アナログのベースバン信号をディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル変換器と;
このアナログ・ディジタル変換器の出力の波形整形を行うフィルタと;
このフィルタの出力信号の複素乗算を行う位相回転器と;
前記誤り訂正符号化された信号を復号し、誤りがあれば誤り訂正を行う誤り訂正復号器と;
前記位相回転器が出力する復調された信号の位相誤差を検出するCARR PD(Carrier Phase Detecter)と;
このCARR PDが出力した位相誤差信号から高周波成分を取り除くループフィルタで位相誤差信号の大小に応じて、周波数の異なる信号を出力するCARR LPF(Carrier Low Pass Filter)と;
前記位相回転器が出力する復調された信号から、クロックの位相差を検出するCLK PD(Clock Phase Detecter)と;
前記CLK PDが出力した位相誤差信号から高周波成分を取り除くループフィルタであるCLK LPF(Clock Low Pass Filter)と;
前記誤り訂正復号器からのALARM信号及び前記フィルタが出力する復調された信号から求めた推定C/N値を使い、受信信号の非同期検出を行う非同期検出回路と;
前記復調器制御信号を受けて、前記CARR LPF、前記CARR PD、前記非同期検出回路、前記誤り訂正復号器、前記CLK PD、前記CLK LPFに復調方式の切替えを行う前記復調方式切替信号を生成する復調方式切替制御器と;
を備えたことを特徴としている。
本発明の第9の変調方式切替通信装置は、前記第4の変調方式切替通信装置において、
降雨減衰またはフェージングにより回線品質が劣化を示せば、前記第2の復調器は、前記変調方式制御回路に前記回線品質信号を発動し、前記変調方式制御回路では、前記回線品質信号を受けて変調多値数を減らすように前記変調方式指示信号を変更し、逆に回線品質の改善を示せば、前記第2の復調器は、前記変調方式制御回路に前記回線品質信号を発動し、前記変調方式制御回路では、前記回線品質信号を受けて変調多値数を増やす様に前記変調方式指示信号を変更し、前記第1の無線通信装置の前記変調器制御回路は、前記第2の無線通信装置の変調方式制御回路から入力され、前記第1の無線通信装置の前記第1の復調器で復調された前記変調方式指示信号を受け取り、前記変調器制御信号を前記第1の変調器に出力し変調方式を切替えることを特徴としている。
本発明の第10の変調方式切替通信装置は、前記第1〜9のいずれかの変調方式切替通信装置において、
前記変調方式は、多値QAM(Quadrature Amplitude Moduration:直交振幅変調)であることを特徴としている。
本発明の変調方式切替通信装置は、変調方式の切替のタイミングをクロック及びフレームパルスに同期にして行うことができるので、信号瞬断の要因の一つとして考えられる誤り訂正符号の符号同期外れ及びクロック同期外れの影響を最小限に抑えることができ、かつ、クロック同期外れの影響を軽減することで、変調方式の切替によるキャリア同期外れの影響も同時に軽減できるという効果を有している。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は本発明の変調方式切替通信装置の一つの実施の形態を示すシステムブロック図である。
図1に示す本実施の形態は、対向する無線通信装置1、無線通信装置2から構成されている。
無線通信装置1は、送受信器3と、変調器5と、復調器7と、変調器制御回路11と、インタフェース回路9とを有し、無線通信装置2は、送受信器4と、変調器6と、復調器8と、変調方式制御回路12と、遅延回路13と、インタフェース回路10とを有している。なお、送受信器3,4は無線通信装置1,2間での伝送データの送信、受信動作を行う。インタフェース回路9,10は変調器5,6と外部機器(図示せず)、復調器7,8と外部機器とのインタフェースを行う。
図1を参照して、全体の主要な動作を説明する。
例えば、降雨減衰またはフェージング等により無線回線品質が変化した場合、無線通信装置2の復調器8は、変調方式制御回路12に回線品質信号101を出力する。変調方式制御回路12は回線品質信号101に応じて変調方式を変更するように、変調方式指示信号102を変調器6、送受信器4を介して、対向する無線通信装置1の送受信器3から変調器制御回路11に送信する。変調器制御回路11には復調器7からの変調方式指示信号104が入力される。
一方、無線通信装置2の遅延回路13は、変調方式指示信号102が、無線通信装置1の変調器5で変調方式が切り替わるまでの間、変調方式指示信号102を遅延させる。この遅延させた変調方式指示信号102を、復調器制御信号103として復調器8に出力する。この遅延回路13の遅延動作により、無線通信装置1の変調器制御回路11からの変調器制御信号105を受信した変調器5と、無線通信装置2の復調器制御信号103を受信した復調器8は、同時に切り替わることになる。
図2は本発明の変調方式切替通信装置の第2の実施の形態を示すシステムブロック図である。
図2に示す本実施の形態は、対向する無線通信装置21、無線通信装置22から構成されている。
無線通信装置21は、送受信器23と、変調器25と、復調器27と、変調器制御回路31と、インタフェース回路29とを有し、無線通信装置22は、送受信器24と、変調器26と、復調器28と、復調器制御回路32と、インタフェース回路30とを有している。なお、送受信器23,24は無線通信装置21,22間での伝送データの送信、受信動作を行う。インタフェース回路29,30は変調器25,26と外部機器(図示せず)、復調器27,28と外部機器とのインタフェースを行う。
図2を参照して、全体の主要な動作を説明する。
降雨減衰またはフェージング等により無線回線品質が変化した場合、無線通信装置22の復調器28は復調器制御回路32に回線品質信号121を出力する。復調器制御回路32は回線品質信号121に応じて変調方式を変更するように、変調方式指示信号122を変調器26、送受信器24を介して対向する無線通信装置21の変調器制御回路31に送信する。
無線通信装置21の変調器制御回路31は、無線通信装置22の復調器制御回路32から経由してきた変調方式指示信号122を復調器27で復調し、変調方式指示信号123として受け取る。変調器制御回路31は変調器制御信号124を変調器25に出力し、変調器25の変調方式を制御する。同時に変調器制御回路31は変調方式指示信号125(変調多値数の情報)を変調器25に出力し、伝送データに多重して無線通信装置22に伝送する。無線通信装置22の復調器制御回路32は、復調器28で復調された復調方式指示信号126に従うとともに、復調器制御信号127で復調器28を制御する。
図1、図2ともに、装置の回線状態の変化に応じて変調方式を変えて伝送容量を変更し、良好な品質にて最大の伝送レートを提供できる。無線通信装置間でデータ伝送を行う際、復調器側で回線状況を監視し、無線区間の条件等で回線品質が変化した場合、変調方式を変更するように送受信側を制御し、回線品質の変化に対応している。
なお、変調方式は多値QAM(Quadrature Amplitude Moduration)とし、例えば256・128・64・32・16・QPSKが可能であるとする。
また、復調器側で回線品質の監視を行い、回線品質が劣化を示せば、変調多値数を減らすように変調方式指示信号を変更する。復調信号が回線品質の改善を示せば、変調多値数を増やすように変調方式指示信号を変更する。このようにすることで、回線状態によって最適な伝送レートを提供することができる。
図3は図1、図2の変調器5,6又は25,26及び復調器7,8又は27,28の詳細を示すブロック図である。
図3(a)は変調器の詳細ブロック図であり、図3(b)は復調器の詳細ブロック図である。
なお、ここでは復調器の例として、同期検波回路を用いている。
まず、図3(a)を参照して変調器について説明を行う。
誤り訂正符号器(FEC ENCODER)41は、インタフェース回路9,10又は29,30から変調器に入力されるIチャンネルとQチャンネルの信号Ich141、Qch142に対して、誤り訂正符号化を施すものである。誤り訂正に関しては、代表的なものとしてハミング符号、RS(リードソロモン)符号、BCH符号があげられるが、ここではその詳細な説明を省く。フィルタ(Filter)42は、変調器側で指定された周波数特性のフィルタをかけるものである。このフィルタは一般的なディジタルフィルタで構成でき、その方法は様々なものがある。ディジタルフィルタは広く知られているため、ここでは、詳細な説明を省く。
ディジタル・アナログ変換器(D/A)43は、Filter42の出力信号Ich145、Qch146をディジタル信号Ich147、Qch148に変換するものである。
D/A43の出力信号Ich147,Qch148は、発振器47及び直交変調器44により、中間周波数信号(IFOUT)149に変換され出力される。
変調方式切替制御器45は、変調器制御信号151を受けて、FEC ENCODER41に変調方式を切替える変調方式切替信号150を出力するものである。
なお、ここで使われている変調器制御信号151は、図1の変調器制御信号105及び図2の変調器制御信号124と等価なものである。
また、変調方式切替信号150は、発振器46より入力されてくるクロック信号(CLK)及び誤り訂正符号器41からのフレームパルス(FRAME PLS)152に同期して変調方式を切替えるために出力される。
次に図3(b)を参照して復調器について説明を行う。
直交検波器61と発振器71により、送受信器3,4又は23,24からの入力IF信号(IFIN)171はベースバン信号Ich161、Qch162に変換される。A/D62は、以降の処理をディジタルで行うためにアナログ信号Ich161、Qch162をディジタル信号Ich163、Qch164に変換する。フィルタ(Filter)63は、復調器側で波形整形を行うためのディジタルフィルタである。このフィルタは一般的なディジタルフィルタで構成でき、その方法は様々なものがある。ディジタルフィルタは広く知られているため、ここでは詳細な説明を省く。
誤り訂正復号器(FEC DECODER)64は、変調器のFEC ENCODER41で符号化された信号を復号し、誤りがあれば誤り訂正を行う。キャリア位相検出器(CARR PD)69は、復調されたIチャンネル、Qチャンネルの信号Ich165、Qch166の位相誤差を検出する。CARR PD69は、ベースバンド信号の位相がすすんでいるか遅れているかが分かればよい。例えば、位相が進んでいれば+1を、遅れていれば−1を出力するものでもよいし、位相の遅れ進みの大小に応じた連続の値を出力するものでもよい。
キャリアローパスフィルタ(CARR LPF)68は、CARR PD69が出力した位相誤差信号から高周波成分を取り除くループフィルタである。CARR PD69、CARR LPF68及び発振器71で構成される搬送波再生PLL回路で、搬送波の同期が確立される。
クロック位相検出器(CLK PD)67は、復調された信号Ich165、Qch166から、クロックの位相差を検出するものである。従来、その検出方法としては、ゼロクロス検出方式が知られている。
クロックローパスフィルタ(CLK LPF)66は、CLK PD67が出力した位相誤差信号から高周波成分を取り除くループフィルタである。CLK PD67、CLK LPF66、D/A65及び発振器72で構成されるCLK再生PLL回路により、CLKの同期が確立される。
非同期検出回路70は、FEC DECODER64からくるALARM信号や復調された信号Ich165、Qch166から求めた推定C/N値等を使い、受信信号の非同期検出を行う。非同期が検出されたら、CARR LPF68に間欠リセット信号を送り、一度これをリセットする。復調方式切替制御器73は、復調器制御信号169を受けて、CARR LPF68、CARR PD69、非同期検出回路70、FEC DECODER64、CLK PD67、CLK LPF66に復調方式の切替えを行う復調方式切替信号170を生成する。
なお、ここで使われている復調器制御信号169は、図1の復調器制御信号103及び図2の復調器制御信号127と等価なものである。
また、復調方式切替信号170は、発振器72より入力されてくるクロック信号(CLK)及びFEC DECODER64からのフレームパルス(FRAME PLS)172に同期して出力されるものである。
次に、図1および図3を参照して本実施の形態の動作をより詳細に説明する。
図1において、降雨減衰またはフェージング等により回線品質が劣化を示せば、復調器8は、変調方式制御回路12に回線品質信号101を発動する。変調方式制御回路12では、回線品質信号101を受けて変調多値数を減らすように変調方式指示信号102を変更する。また、逆に回線品質の改善を示せば、復調器8は、同様に変調方式制御回路12に回線品質信号101を発動する。変調方式制御回路12では、回線品質信号101を受けて変調多値数を増やす様に変調方式指示信号102を変更する。無線通信装置1の変調器制御回路11は、無線通信装置2の変調方式制御回路12から入力され、無線通信装置1の復調器7で復調された変調方式指示信号104を受け取り、変調器制御信号105を変調器5に出力し変調方式を切替える。
図3(a)の変調器では、変調器制御信号151(図1の無線通信装置1の変調器制御信号105と等価)を受けて、変調方式切替制御器45で変調方式切替信号150をFEC ENCODER41に出力する。
FEC ENCODER41では、変調方式切替信号150を受けて、変調方式の切替で生じるパラメータ等の設定変更を行う。なお、この変調方式切替信号150は、発振器46のCLK及びFRAME PLS152に同期したものが出力される。
一方、図1の無線通信装置2の遅延回路13では、無線通信装置1の変調器5で変調器制御信号105によって変調方式が切り替わるまでの間、無線通信装置2の変調方式指示信号102を遅延させた信号を、復調器制御信号103として復調器8に発動する。
次に図3(b)の復調器では、復調器制御信号169(図1の無線通信装置2の復調器制御信号103と等価)を受けて、復調方式切替制御器73は復調方式切替信号170をCARR LPF68、CARR PD69、非同期検出回路70、FEC DECODER64、CLK LPF66、CLK PD67に出力し、復調方式を切替える。
ただし、CARR LPF68、CARR PD69、非同期検出回路70、FEC DECODER64、CLK LPF66、CLK PD67は、変調方式の切替によりパラメータの設定変更が必要な回路である。この復調方式切替信号170は、発振器72のCLK及びFRAME PLS172に同期して出力されるものとする。
なお、一般に直交振幅変調方式は、変調多値数が大きくなれば、C/N対BER特性は劣化する。このために、変調多値数を適切に切替えることにより、回線品質に応じた最適な伝送レートを実現でき、かつ変調方式の切替の際に生じていた信号の瞬断を最小限に抑えることができる。
図4は図3の復調器が準同期検波回路である場合を示す詳細ブロック図である。
図4を参照して動作を説明する。
直交検波器81と発振器92により、送受信器3,4又は23,24からの入力IF信号(IFIN)191はベースバンド信号Ich181、Qch182に変換される。A/D82は、以降の処理をディジタルで行うために、アナログ信号Ich181、Qch182をディジタル信号Ich183、Qch184に変換する。フィルタ(Filter)83は、復調器側で波形整形を行うためのディジタルフィルタである。このフィルタは一般的なディジタルフィルタで構成でき、その方法は様々なものがある。ディジタルフィルタは広く知られているため、ここでは詳細な説明を省く。
位相回転器84は、Filter83を介してA/D82とCARR LPF89とに接続され、それぞれから入力される信号の複素乗算を行うものである。誤り訂正復号器(FEC DECODER)85は、変調器のFEC ENCODERで符号化された信号を復号することによって、誤りの訂正を行うものである。CARR PD90は、復調された信号Ich187、Qch188の位相誤差を検出するものである。CARR PD90は、ベースバンド信号の位相がすすんでいるか遅れているかが分かればよい。例えば、位相が進んでいれば+1を、遅れていれば−1を出力するものでもよいし、位相の遅れ進みの大小に応じた連続の値を出力するものでもよい。
CARR LPF89は、CARR PD90が出力した位相誤差信号から高周波成分を取り除くループフィルタで、位相誤差信号の大小に応じて、周波数の異なるcoswt,sinwtを出力する。CARR PD90、CARR LPF89及び位相回転器84で構成される搬送波再生PLL回路により、搬送波の同期が確立される。
CLK PD88は、復調された信号Ich187、Qch188から、クロックの位相差を検出するものである。従来その検出方法としては、ゼロクロス検出方式が知られている。CLK LPF87は、CLK PD88が出力した位相誤差信号から高周波成分を取り除くループフィルタである。CLK PD88、CLK LPF87、D/A86及び発振器93で構成されるCLK再生PLL回路により、CLKの同期が確立される。
非同期検出回路91は、FEC DECODER85からのALARM信号や復調された信号Ich187、Qch188から求めた推定C/N値等を使い、受信信号の非同期検出を行う。非同期が検出されたら、CARR LPF89に間欠リセット信号を出力し、一旦リセットする。
復調方式切替制御器94は、復調器制御信号189を受けて、CARR LPF89、CARR PD90、非同期検出回路91、FEC DECODER85、 CLK PD88、CLK LPF87に復調方式を切替えるための復調方式切替信号190を生成し出力する。
なお、ここで使われている復調方式切替信号190は、図1の復調器制御信号103及び図2の復調器制御信号127と等価なものである。また、復調方式切替信号190は、発振器93より入力されてくるCLK及びFRAME PLS192に同期して出力されるものである。
本発明は、図4のような準同期検波回路でも図3の同期検波回路の場合と同等の効果が得られる。
さて、伝送容量可変無線通信装置では、図7のような変調器、復調器を使用した場合、変調方式を切替える際に信号瞬断が生じてしまい、その復旧までに多大な時間を必要としていた。本発明は、図3に示すように、変調器、復調器に新たに変調方式切替制御器45及び復調方式切替制御器73を用いることで、変調方式を切替える際に生じていた信号瞬断の時間を短縮させることを可能としている。
図5は本発明の変調方式切替通信装置の動作を示すタイムチャートである。
これまで復旧に多大な時間を要していたのは、変調器、復調器で、変調方式をそれぞれ切替える制御信号に関して切替タイミングの制約条件がなかったため、図5(a)のようにFECフレームの途中で変調方式の切り替えが起こっていたことが原因である。変調・復調方式切替信号が、QPSKから16QAMにフレームパルス(FRAME PULSE)入力後の途中で切り替わるため、本来くるべき位置にフレームパルスが存在しないため符号同期が外れる。したがって、一旦、信号の瞬断が起こると、その復旧までに多大な時間を要することになる。
このような方法で、変調側と復調側で変調方式及び復調方式の切替を図5(b)のようにCLK及びFRAME PLSに同期して切替ることで、復調器のFECの符号同期外れ及びCLK同期外れの影響を最小限に抑えることができる。また、CLK同期外れの影響を軽減することで、変調方式の切替によるCARR同期外れの影響も同時に軽減することができる。QPSKから16QAMの切替のタイミングがフレームパルス(FRAME PULSE)の入力直前に行われているので、CLK及びFRAME PLSに同期して切替わっていることが理解される。
既述の通り、変調方式の切替により信号が瞬断してしまう要因として、CLK同期外れ、CARR同期外れ、FECの符号同期外れがある。
CLK同期外れに関しては、変調方式の切替を変調器、復調器で、CLKに同期させておけば、CLK同期外れはない。CARR同期外れに関しては、CARR同期の判定閾値を適切に変更されれば、CARR同期外れはない。
図6は本発明の変調方式切替通信装置のフレーム信号の構成を示す図である。
図6(a)はデータ(DATA)に対応して1クロック分のタイミングしかないので、同期外れが生じやすい。一方図6(b)はデータ(DATA)に対応して4クロック分のタイミングの間に切替が可能なので、同期外れが生じにくい。切替のタイミングを規定することができ、信号瞬断から復旧までの時間を短縮することができる。
FECの符号同期外れに関しては、図6のように各変調方式に対応するFRAME構成にすれば、変調方式の切替によって連続性が保てる。図3に示すように、変調器、復調器に新たに変調方式切替制御器45、復調方式切替制御器73を用いることにより、信号瞬断の主な要因として考えられるCLKとCARRの同期外れの影響を軽減することができる。つまり、変調器側の変調方式切替制御器45及び復調器側の復調方式切替制御器73により、変調方式の切替のタイミングをFECのフレームパルスに同期して行うことで、信号瞬断の要因のとして考えられるFECの符号同期外れ及びCLK同期外れの影響を最小限に抑えることができる。また、CLK同期外れの影響を軽減することで、変調方式の切替によるCARR同期外れの影響も同時に軽減することができる。
なお、Ethernet(登録商標)伝送路では、変調方式の切替時に起こる回線断も大きな問題ではなく、回線状況に応じて最適な伝送容量を選択することができるので、本装置はEthernet(登録商標)伝送路に適用でき有効であると考えられる。
本発明の変調方式切替通信装置の一つの実施の形態を示すシステムブロック図である。 本発明の変調方式切替通信装置の第2の実施の形態を示すシステムブロック図である。 図1、図2の変調器及び復調器の詳細を示すブロック図である。 図3の復調器が準同期検波回路である場合を示す詳細ブロック図である。 本発明の変調方式切替通信装置の動作を示すタイムチャートである。 本発明の変調方式切替通信装置のフレーム信号の構成を示す図である。 従来の変調方式切替通信装置を示すブロック図である。
符号の説明
1,2 無線通信装置
3,4 送受信器
5,6 変調器
7,8 復調器
9,10 インタフェース回路
11 変調器制御回路
12 変調方式制御回路
13 遅延回路
21,22 無線通信装置
23,24 送受信器
25,26 変調器
27,28 復調器
29,30 インタフェース回路
31 変調器制御回路
32 復調器制御回路
41 誤り訂正符号器(FEC ENCODER)
42 フィルタ(Filter)
43 ディジタル・アナログ変換器(D/A)
44 直交変調器
45 変調方式切替制御器
46,47 発振器
61 直交検波器
62 A/D
63 フィルタ(Filter)
64 誤り訂正復号器(FEC DECODER)
65 D/A
66 クロックローパスフィルタ(CLK LPF)
67 クロック位相検出器(CLK PD)
68 キャリアローパスフィルタ(CARR LPF)
69 キャリア位相検出器(CARR PD)
70 非同期検出回路
71,72 発振器
73 復調方式切替制御器
81 直交検波器
82 A/D
83 フィルタ(Filter)
84 位相回転器
85 誤り訂正復号器(FEC DECODER)
86 D/A
87 CLK LPF
88 CLK PD
89 CARR LPF
90 CARR PD
91 非同期検出回路
92 発振器
93 発振器
94 復調方式切替制御器
101 回線品質信号
102 変調方式指示信号
103 復調器制御信号
104 変調方式指示信号
105 変調器制御信号
121 回線品質信号
122 変調方式指示信号
123 変調方式指示信号
124 変調器制御信号
125 変調方式指示信号
126 復調方式指示信号
127 復調器制御信号
149 中間周波数信号(IFOUT)
150 変調方式切替信号
151 変調器制御信号
152 FRAME PLS
169 復調器制御信号
170 復調方式切替信号
171 入力IF信号(IFIN)
172 フレームパルス(FRAME PLS)
189 復調器制御信号
190 復調方式切替信号
191 入力IF信号(IFIN)
192 FRAME PLS
201 Ich
202 Qch
209 中間周波数信号(IFOUT)
210 変調器制御信号
211 誤り訂正符号器(FEC ENCODER)
212 フィルタ(Filter)
213 ディジタル・アナログ変換器(D/A)
214 直交変調器
215 発振器
216 発振器
227 復調器制御信号
228 入力IF信号(IFIN)
230 非同期検出回路
231 直交検波器
232 A/D
233 フィルタ(Filter)
234 誤り訂正復号器(FEC DECODER)
235 D/A
236 CLK LPF
237 CLK PD
238 CARR LPF
239 CARR PD
240,241 発振器

Claims (10)

  1. 対向する無線通信装置間でデータ伝送を行う際、復調器側で回線品質の監視を行い、復調信号の回線品質が劣化を示せば、変調多値数を減らすように変調方式指示信号をフレームパルスに同期して切替えることで変調方式を変更し、前記復調信号が回線品質の改善を示せば、前記変調多値数を増やすように前記変調方式指示信号を前記フレームパルスに同期して切替えることで変調方式を変更することを特徴とする変調方式切替方法。
  2. 対向する第1の無線通信装置及び第2の無線通信装置において、
    無線回線品質が変化した場合、前記第2の無線通信装置の復調器は、回線品質信号に応じて変調方式を変更するように変調方式指示信号を、対向する前記第1の無線通信装置の変調器制御回路に送信し、
    前記第2の無線通信装置が有する遅延回路は、前記第1の無線通信装置の変調器で変調方式が切り替わるまでの間、前記変調方式指示信号を遅延させる遅延動作により、前記変調器と前記復調器が同時に切り替わることを特徴とする変調方式切替通信装置。
  3. 対向する第1の無線通信装置及び第2の無線通信装置において、
    無線回線品質が変化した場合、前記第2の無線通信装置の復調器は復調器制御回路に回線品質信号を出力し、この復調器制御回路は前記回線品質信号に応じて変調方式を変更するように変調方式指示信号を、前記第1の無線通信装置の変調器制御回路に送信し、
    前記第1の無線通信装置の前記変調器制御回路は、変調方式指示信号により変調器の変調方式を制御し、同時に前記変調器制御回路は前記変調方式指示信号を前記変調器に出力し、伝送データに多重して前記第2の無線通信装置に伝送し、前記第2の無線通信装置の前記復調器制御回路は、復調器制御信号で前記復調器を制御することを特徴とする変調方式切替通信装置。
  4. 対向する第1の無線通信装置及び第2の無線通信装置において、前記第1の無線通信装置は、第1の送受信器と、第1の変調器と、第1の復調器と、変調器制御回路と、第1のインタフェース回路とを有し、前記第2の無線通信装置は、第2の送受信器と、第2の変調器と、第2の復調器と、変調方式制御回路と、遅延回路と、第2のインタフェース回路とを有し、
    無線回線品質が変化した場合、前記第2の無線通信装置の前記第2の復調器は、前記変調方式制御回路に回線品質信号を出力し、前記変調方式制御回路は前記回線品質信号に応じて変調方式を変更するように、変調方式指示信号を前記第2の変調器、前記第2の送受信器を介して、対向する前記第1の無線通信装置の変調器制御回路に送信し、
    前記第2の無線通信装置の前記第2の遅延回路は、前記変調方式指示信号が、前記第1の無線通信装置の前記第1の変調器で変調方式が切り替わるまでの間、前記変調方式指示信号を遅延させ、この遅延させた変調方式指示信号を、復調器制御信号として前記第2の復調器に出力し、前記第2の遅延回路の遅延動作により、前記第1の無線通信装置の前記変調器制御回路からの変調器制御信号を受信した前記第1の変調器と、前記第2の無線通信装置の前記復調器制御信号を受信した前記第2の復調器が、同時に切り替わることを特徴とする変調方式切替通信装置。
  5. 対向する第1の無線通信装置及び第2の無線通信装置において、前記第1の無線通信装置は、第1の送受信器と、第1の変調器と、第1の復調器と、変調器制御回路と、第1のインタフェース回路とを有し、前記第2の無線通信装置は、第2の送受信器と、第2の変調器と、第2の復調器と、復調器制御回路と、第2のインタフェース回路とを有し、
    無線回線品質が変化した場合、前記第2の無線通信装置の前記復調器は前記復調器制御回路に回線品質信号を出力し、前記復調器制御回路は前記回線品質信号に応じて変調方式を変更するように、変調方式指示信号を前記第2の変調器、前記第2の送受信器を介して対向する前記第1の無線通信装置の前記変調器制御回路に送信し、
    前記第1の無線通信装置の前記変調器制御回路は、前記第2の無線通信装置の前記復調器制御回路から経由してきた前記変調方式指示信号を前記第1の復調器で復調して変調方式指示信号として受け取り、変調器制御信号を前記第1の変調器に出力して変調方式を制御し、同時に前記変調方式指示信号を前記第1の変調器に出力し、伝送データに多重して前記第2の無線通信装置に伝送し、前記第2の無線通信装置の前記復調器制御回路は、前記第2の復調器で復調された復調方式指示信号に従うとともに、復調器制御信号で前記第2の復調器を制御することを特徴とする変調方式切替通信装置。
  6. 前記第1及び第2の変調器は、
    この変調器に入力される信号に対して、誤り訂正符号化を施す誤り訂正符号器と;
    この誤り訂正符号器の出力信号に、変調器側で指定された周波数特性のフィルタをかけるフィルタと;
    このフィルタの出力信号をディジタル信号に変換するディジタル・アナログ変換器と;
    このディジタル・アナログ変換器の出力信号を中間周波数信号に変換出力する直交変調器と;
    前記変調器制御信号を受けて、前記誤り訂正符号器に変調方式を切替える変調方式切替信号を出力する変調方式切替制御器と;
    を備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の変調方式切替通信装置。
  7. 前記第1及び第2の復調器は、
    入力中間周波数信号をベースバン信号に変換する直交検波器と;
    前記アナログのベースバン信号をディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル変換器と;
    このアナログ・ディジタル変換器の出力の波形整形を行うフィルタと;
    誤り訂正符号化された信号を復号し、誤りがあれば誤り訂正を行う誤り訂正復号器と;
    前記フィルタが出力する復調された信号の位相誤差を検出し、前記ベースバンド信号の位相が進んでいるか遅れているかを判定するCARR PD(Carrier Phase Detecter)と;
    前記CARR PDが出力した位相誤差信号から高周波成分を取り除くループフィルタであるCARR LPF(Carrier Low Pass Filter)と;
    前記フィルタが出力する復調された信号から、クロックの位相差を検出するCLK PD(Clock Phase Detecter)と;
    前記CLK PDが出力した位相誤差信号から高周波成分を取り除くループフィルタであるCLK LPF(Clock Low Pass Filter)と;
    前記誤り訂正復号器からのALARM信号及び前記フィルタが出力する復調された信号から求めた推定C/N値を使い、受信信号の非同期検出を行う非同期検出回路と;
    前記復調器制御信号を受けて、前記CARR LPF、前記CARR PD、前記非同期検出回路、前記誤り訂正復号器、前記CLK PD、前記CLK LPFに復調方式の切替えを行う前記復調方式切替信号を生成する復調方式切替制御器と;
    を備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の変調方式切替通信装置。
  8. 前記第1及び第2の復調器は、
    入力中間周波数信号をベースバンド信号に変換する直交検波器と;
    前記アナログのベースバン信号をディジタル信号に変換するアナログ・ディジタル変換器と;
    このアナログ・ディジタル変換器の出力の波形整形を行うフィルタと;
    このフィルタの出力信号の複素乗算を行う位相回転器と;
    前記誤り訂正符号化された信号を復号し、誤りがあれば誤り訂正を行う誤り訂正復号器と;
    前記位相回転器が出力する復調された信号の位相誤差を検出するCARR PD(Carrier Phase Detecter)と;
    このCARR PDが出力した位相誤差信号から高周波成分を取り除くループフィルタで位相誤差信号の大小に応じて、周波数の異なる信号を出力するCARR LPF(Carrier Low Pass Filter)と;
    前記位相回転器が出力する復調された信号から、クロックの位相差を検出するCLK PD(Clock Phase Detecter)と;
    前記CLK PDが出力した位相誤差信号から高周波成分を取り除くループフィルタであるCLK LPF(Clock Low Pass Filter)と;
    前記誤り訂正復号器からのALARM信号及び前記フィルタが出力する復調された信号から求めた推定C/N値を使い、受信信号の非同期検出を行う非同期検出回路と;
    前記復調器制御信号を受けて、前記CARR LPF、前記CARR PD、前記非同期検出回路、前記誤り訂正復号器、前記CLK PD、前記CLK LPFに復調方式の切替えを行う前記復調方式切替信号を生成する復調方式切替制御器と;
    を備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5記載の変調方式切替通信装置。
  9. 降雨減衰またはフェージングにより回線品質が劣化を示せば、前記第2の復調器は、前記変調方式制御回路に前記回線品質信号を発動し、前記変調方式制御回路では、前記回線品質信号を受けて変調多値数を減らすように前記変調方式指示信号を変更し、逆に回線品質の改善を示せば、前記第2の復調器は、前記変調方式制御回路に前記回線品質信号を発動し、前記変調方式制御回路では、前記回線品質信号を受けて変調多値数を増やす様に前記変調方式指示信号を変更し、前記第1の無線通信装置の前記変調器制御回路は、前記第2の無線通信装置の変調方式制御回路から入力され、前記第1の無線通信装置の前記第1の復調器で復調された前記変調方式指示信号を受け取り、前記変調器制御信号を前記第1の変調器に出力し変調方式を切替えることを特徴とする請求項4記載の変調方式切替通信装置。
  10. 前記変調方式は、多値QAM(Quadrature Amplitude Moduration:直交振幅変調)であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の変調方式切替通信装置。
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