JP2005223812A - 撮影装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 2つの撮像手段を有した撮影装置を用いて、特殊効果撮影が容易に行なえる撮影装置を提供する。
【解決手段】 2つの撮像手段の撮影方向を可変とすることで、種々の映像効果が選択できる。例えば撮影方向が平行ならステレオ撮影、所定角度開いていればつなぎパノラマ、反対方向の場合は風景に自分撮り画像をはめ込む。一方2つの撮像手段の間隔を可変とすることで、ステレオ視差を調節可能とした。また、2つの撮像手段の前方に赤青フィルタを進退させることで、アナグリフステレオモードが撮影可能な実施例も記載した。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複数の撮像手段を備え、各々が取得した複数の画像を所定の方法で合成し、付加価値の高い画像を生成する撮影装置に関するものである。
従来より、特殊な画像効果を得るために、複数の光学系を備えた撮像装置が提案されている。例えば、特許文献1では、銀塩フィルムを装填したカメラ本体に対して、単眼レンズと複眼レンズを選択的に装着可能とし、単眼レンズ装着時には広画角のパノラマ画像、複眼レンズ装着時には所定の視差を有した2画像からなるステレオ画像が撮影可能なカメラが開示されている。
また、特許文献2では、2つの撮影光学系と2つの撮像素子を備え、それぞれの撮像素子が捉えた被写体像を1画面ずつ交互に読み出して合成し、同じ画面に映し出すことで、特殊な効果が施された動画像を得ている。そして2つの被写体像の合成形態として、第1の被写体像を画面の上半分に、第2の被写体像を画面の下半分に再生する形態、あるいは画面全体に映し出された第1の画像の一部領域を、第2の画像で置き換える形態が開示されている。
また、特許文献3では、被写界を複数領域に分割して複数のビデオカメラが分担撮影し、各画像の所定領域を切り出してつなぎ合わせることで、マルチビジョン用合成画像を生成するビデオカメラシステムが開示されている。
実開平3−54933(実公平5−44822)号公報 特開平5−110939号公報 特開平8−149369号公報
上記実開平3−54933(実公平5−44822)号公報に開示された従来技術では、パノラマ画像とステレオ画像が撮影できるだけで、それ以外の特殊効果を得ることができず、システムの発展性に乏しい。
特開平5−110939号公報に開示された従来技術では、2つの光学系の撮影方向を可変とする構成になっていないため、2つの光学系は略同一方向の被写体しか撮影できず、得られる画像効果も公報に開示されたごとく限定的なもので、商品性に劣る。
特開平8−149369号公報に開示された従来技術は、マルチビジョンシステム専用のビデオカメラシステムであり、その他の画像効果を得ることはできない。
そこで本発明は、複数の撮像手段を備え、各撮影手段の撮影光軸の相対方向あるいは間隔を可変とし、各撮像手段で取得した画像を所定の方法で合成し、特殊効果を有した映像を得ることを目的としている。
上記の目的を達成するために、第1の発明の撮影装置は、第1の撮影光軸を有する第1の撮影手段と、第2の撮影光軸を有する第2の撮影手段と、前記第1の撮影光軸に対する第2の撮影光軸の相対位置を可変とするために、前記第1あるいは第2の撮影手段を移動可能に保持する支持手段と、前記第1及び第2の撮像手段で取得した複数の画像を合成する画像合成手段を有することを特徴とすることを特徴とする。
また第2の発明の撮影装置では、前記支持手段は、前記第1の撮影光軸と第2の撮影光軸の相対方向を可変とすることを特徴とする。
また第3の発明の撮影装置では、前記画像合成手段は、複数の画像を合成してステレオ画像を創生することを特徴とする。
また第4の発明の撮影装置では、前記画像合成手段は、複数の画像を合成して広視野画像を創生することを特徴とする。
また第5の発明の撮影装置では、前記画像合成手段は、第1の画像の所定領域に第2の画像を重畳することを特徴とする。
また第6の発明の撮影装置では、前記保持手段は、前記第1の撮影光軸と第2の撮影光軸の間隔を可変とすることを特徴とする。
また第7の発明の撮影装置では、前記画像合成手段は、複数の画像を合成してステレオ画像を創生することを特徴とする。
また第8の発明の撮影装置では、前記撮影装置はさらに前記撮影光軸の間隔情報と、被写体距離情報を取得する手段を有し、前記被写体距離に対して前記撮影光軸間隔が不適切な場合は警告を行なうことを特徴とする。
また第9の発明の撮影装置では、第1の撮影手段と、第2の撮影手段と、前記第1及び第2の撮影手段の相対的な分光感度特性を異ならせるためのフィルタ手段と、前記第1及び第2の撮像手段で取得した複数の画像を合成する画像合成手段を有することを特徴とする。
また第10の発明の撮影装置では、前記画像合成手段は、複数の画像を合成してステレオ画像を創生することを特徴とする。
また第11の発明の撮影装置では、前記フィルタ手段は移動可能に支持され、前記フィルタ手段の移動状態に応じて前記画像合成手段の合成方法を変更することを特徴とする。
以上の構成により、撮影目的に応じて複数の撮影手段の相対位置を変え、かつ該撮影手段で取得した複数画像の合成方法を前記撮影目的に応じて変える事で、多彩な映像効果が施された高付加価値映像を得ることができる。
本出願に係る第1の発明の撮影装置によれば、2つの撮影手段の相対位置を可変とし、該位置に適した方法で2つの画像を合成することで、特殊な映像効果が施された映像が取得できる。
また、本出願に係る第2の発明の撮影装置によれば、2つの撮影手段の相対方向を可変とし、該位置に適した方法で2つの画像を合成することで、異なる映像効果が選択可能となる。
また、本出願に係る第3の発明の撮影装置によれば、ステレオ画像を容易に得ることができる。
また、本出願に係る第4の発明の撮影装置によれば、広視野画像を容易に得ることができる。
また、本出願に係る第5の発明の撮影装置によれば、はめ込み合成された画像を容易に得ることができる。
また、本出願に係る第6の発明の撮影装置によれば、適切な視差情報を有した画像が取得できる。
また、本出願に係る第7の発明の撮影装置によれば、違和感の無いステレオ画像が取得できる。
また、本出願に係る第8の発明の撮影装置によれば、視差情報が不適切になるのを防止でき、違和感の無いステレオ画像が取得できるる。
また、本出願に係る第9の発明の撮影装置によれば、波長特性の異なる撮影装置を用いて同一被写体を撮影し、撮影画像を合成することで特殊な効果が施された画像が取得できる。
また、本出願に係る第10の発明の撮影装置によれば、アナグリフ式ステレオ画像が容易に取得できる。
また、本出願に係る第11の発明の撮影装置によれば、アナグリフ式ステレオ画像を取得するか否かが選択できる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
(第1実施形態)
図1ないし図6は本発明の第1の実施形態に係わる図である。
図1は撮影装置の構成図、図2はその外観図である。まず図2において、第1実施形態の撮影装置の概略構成を説明する。
101は、ノート型PC(Personal Computer)の形態をなした撮影装置で、第1の撮影手段111、第2の撮影手段131を備える。該撮影手段111、131は、レンズ支持示手段121、141を介して撮影装置101に対して上下左右に回動可能に支持され、撮影光軸122、142の方向を自在に変えられる。151は液晶モニタ、152は電源スイッチ、153はキーボード、154は液晶モニタ上のカーソル位置を指定するトラックボール、155は着脱メモリや通信ボード等の周辺機器を接続するためのPCカードコネクタである。
次に図1を用いて撮影装置101の詳細構成を説明する。102はマイクロコンピュータ(以下マイコンと略す)で、ROM、RAM、A/D変換機能、D/A変換機能を有する1チップマイコンである。マイコン102はROMに格納されたシーケンスプログラムに従って、撮影手段111、131の撮影制御、撮影した画像の合成、及び合成画像のLCDモニタへの表示等の制御を行なう。152は電源スイッチで、該スイッチのオン操作で電源156がマイコン102や各種制御回路に電源を供給し、所定の制御プログラムが実行される。153はキーボードで、撮影者による入力操作で各種プログラムが実行されるほか、撮影準備や撮影開始のトリガ操作手段としても用いられる。154はトラックボールで、該手段の操作で液晶モニタ上のカーソル位置を任意に指定できる。151は液晶モニタで、液晶ドライバ157によって表示制御され、各種プログラムの実行状態や、撮影プレビュー画像、撮影済み画像を表示する。158はフラッシュROM等で構成されたメモリ手段で、撮影画像や各種データを記憶する。155はPCカードコネクタで、PCカードメモリ等の着脱メモリや、通信ボード、GPS受信ユニット等の周辺機器と接続可能になっている。
次に第1の撮影手段111の構成を以下に説明する。112は被写体像を形成する撮影光学系で、ズーミング機能、フォーカシング機能、絞り調節機能を有する。113は被写体像の解像限界を、撮像素子の画素間隔で決まるナイキスト周波数以下に制限するためのローパスフィルタで、水晶板の複屈折が利用される。
114は撮像素子で、CCD等で構成される光電変換手段であり、前記撮影光学系で形成された被写体像を光電変換し、画像信号を出力する。115は前処理回路で、CDS(相関二重サンプリング)、AGC(オートゲインコントロール)回路等を含み、撮像素子が正確な画像信号を出力するための制御を行なう。116はA/Dコンバータで、前記前処理回路115から出力されたアナログ画像信号をディジタルデータに変換する。117は像信号処理ICで、前記ディジタル化された画像信号に対してγ補正、AWB(オートホワイトバランス)等を施し、撮像素子114の特性に起因する画像濃度の非線型性や、光源に起因する画像色の偏りの補正を行なう。像信号処理ICから出力された映像信号は、マイコン102に送信される。118はタイミングジェネレータで、マイコン102から送信された基準クロックを基に、前記撮像素子114の画像信号読み出しを制御するクロック信号を送出したり、114ないし117の各素子の動作タイミングを制御する。119はレンズ制御手段で、マイコン102からの制御信号に基づき、撮影光学系112のズーミングレンズ、フォーカシングレンズ、絞りアクチュエータを駆動制御する。
121はレンズ支持手段で、いわゆる自由雲台の構造をなしている。すなわち撮影装置101には、先端に球状保持部を有した円柱部材が植設される。一方、撮影手段111の内部には凹面部材が設けられ、これが該球状保持部を取り囲むように摺接している。従って、撮影手段111の撮影光軸122は上下左右の任意方向に向くように保持される。123はレンズ支持手段の近傍に設けられた姿勢検知用エンコーダで、撮影手段111の姿勢、すなわち撮影方向を検出し、その結果をマイコン102に送信する。
131は第2の撮影手段で、上記第1の撮影手段111と同様の構成をなしており、詳しい説明は省略する。第2の撮影手段もレンズ指示手段141で撮影装置本体101に回動可能に支持され、取得した映像信号はマイコン102に送信される。
次に図3ないし図5を用いて、本実施例の撮影モードと、該撮影モードで撮影を行なった結果得られる画像の説明を行なう。
図3は、ステレオモードで撮影する場合を示したもので、同図(a)のごとく、第1の撮影手段111の撮影光軸122と第2の撮影手段131の撮影光軸142は略平行に設定されている。この状態で撮影準備操作を行なうと、液晶モニタ151には同図(b)のごとく、視差を有した2枚一組のプレビュー画像が表示される。そこで撮影者は所望のシーンを撮影すべくフレーミングを行ない、キーボード153に割り当てられた撮影トリガキーを押圧操作する事で録画が開始され、再度の押圧操作で録画が停止する。以上の操作で、視差を有したステレオ動画の撮影が完了する。その後は液晶モニタ151上に撮影済み画像を再生し、ステレオビュワー等を用いて観察することで、立体の動画像を鑑賞できる。
図4は、パノラマモードで撮影する場合を示したもので、同図(a)のごとく、第1の撮影手段111の撮影光軸122と第2の撮影手段131の撮影光軸142を所定の角度だけ離す。この状態で撮影準備操作を行なうと、液晶モニタ151には同図(b)のごとく、2枚の画像が中央で隣接して表示される。そこで撮影者は、前記画像の隣接状態を確認しながら第2の撮影手段の方向を調節する。そして、最適位置になったことを確認した後に、キーボード153に割り当てられた撮影トリガキーを押圧操作する事で録画が開始され、再度の押圧操作で録画が終了する。以上の操作で、広画角のパノラマ動画の撮影が完了する。その後は液晶モニタ151上に撮影済み画像を再生することで、パノラマ動画像を鑑賞できる。
図5は、はめ込み合成モードで撮影する場合を示したもので、同図(a)のごとく、第1の撮影手段111の撮影光軸122は液晶モニタ151の表示面とは反対の方向を、第2の撮影手段131の撮影光軸142は撮影者の顔を撮影すべく、手前の方向を向いている。この状態で撮影準備操作を行なうと、液晶モニタ151には同図(b)のごとく、撮影手段111が取得した風景画像の一部に、撮影手段131が取得した撮影者の顔画像がはめ込み合成(重畳)されたものがプレビューされる。そこで撮影者ははめ込まれた画像の位置やズーム倍率を調節し、フレーミングを決める。そして、キーボード153に割り当てられた撮影トリガキーを押圧操作する事で録画が開始され、再度の押圧操作で録画が停止する。以上の操作で、はめ込み合成された動画の撮影が完了する。その後は液晶モニタ151上に撮影済み画像を再生すれば、風景と撮影者が同一画面に映った動画像を鑑賞できる。
図6は本発明の第1実施形態における撮影装置の制御フローを示すフローチャートである。前述の図1ないし図5を参照しながら図6を用いて、CPU102の制御フローを説明する。
撮影装置101の電源スイッチ152がオンされると、CPU102はスリープ状態から脱し、ステップ(102)からステップ(103)へ進む。
ステップ(103)においては、液晶モニタ151に、録画モードと再生モードの選択画面を表示する。そして撮影者がトラックボール154とキーボード153を用いて録画モードを選択するとステップ(111)へ、再生モードを選択するとステップ(131)へ進む。まず撮影を行なう場合のフローを説明する。
ステップ(111)では、液晶モニタ151に、撮影モードの選択画面を表示する。ここで撮影モードとは、図3ないし図5で説明したステレオモード、パノラマモード、はめ込み合成モードの3種類のモードに対応する。そして撮影者がトラックボール154とキーボード153を用いて所望の撮影モードを選択すると、ステップ(112)へ進む。
ステップ(112)では、撮影装置111と131が有する2つのエンコーダの状態を検出し、2つの撮影装置の光軸122と142の相対方向を認識する。そして選択された撮影モードに対して前記光軸の相対方向が不適切であれば、ステップ(113)において液晶モニタ151にて方向異常警告を行なう。例えばステレオモードが選択されたのに前記2つの光軸の相対角度が180度になっていると、ステレオ撮影は不可能なので警告する。
ステップ(114)では、液晶モニタ151に撮影装置111及び131が取得した画像をプレビュー画像として表示する。これは、図3ないし図5の(b)の画像に相当する。ステップ(115)では、撮影者によるズーム操作を受け付けるとともに、ズーム状態が変更されるごとに合焦動作を行なう。ステップ(116)では録画開始操作がなされたか否かの判別を行なう。録画操作がなされると、ステップ(121)へ進む。
ステップ(121)では2つの撮像素子114が出力する信号の処理を行ない、2つの画像信号を得る。ステップ(122)では、選択された撮影モードに対して所定の画像合成を行ない、図3ないし図5の(b)の画像を得る。ステップ(123)では合成されて1つになった画像をメモリ158に記録する。ステップ(124)では録画停止操作がなされたか否かの判別を行ない、停止操作がなされていなければ前記ステップ(121)ないしステップ(123)を繰り返し実行し、ステレオ、パノラマ、はめ込み合成の各画像効果が施された動画の取得を行なう。そして録画停止操作がなされると、ステップ(125)にて録画を停止する。
次に画像再生フローを説明する。ステップ(103)において撮影者が再生モードを選択すると、ステップ(104)からステップ(131)へ移行する。
ステップ(131)では、それまでに撮影した動画ファイルの一覧を表示し、ステップ(132)にて撮影者が所定の動画ファイルを選択したか否かを判断する。そして撮影者が選択操作を行なうと、ステップ(133)にて選択されたファイルをメモリ158から読み出し、図3ないし図5の(b)に示した画面のごとく画像の再生を行ない、再生が終了するとステップ(135)にて停止する。
上記第1の実施形態によれば、複数の撮像手段が有するそれぞれの撮影光軸の方向を可変とし、各撮像手段で取得した画像を所定の方法で合成することで、多様な映像効果が得られる。
(第2実施形態)
前記第1の実施形態による撮影装置では、複数の撮像手段の光軸方向を可変として、特殊な画像効果を得ていたが、以下に示す第2の実施形態では、複数の撮像手段の間隔を可変とする実施形態を示す。また併せて、複数の撮像手段の前方に配置したフィルタを進退させて特殊効果を得る構成も示す。
図7ないし図11は本発明の第2の実施形態に係わる図である。
図7は撮影装置の外観図、図8はその構成図である。まず図7において、第2実施形態の撮影装置の概略構成を説明する。
201は、第1実施形態と同様のノート型PC(Personal Computer)の形態をなした撮影装置で、第1の撮影手段211、第2の撮影手段231を備える。該撮影手段211、231は、ガイド軸261に沿って左右方向に摺動可能に支持され、撮影光軸222、242の間隔を自在に変えられる。251は液晶モニタ、252は電源スイッチ、253はキーボード、254は液晶モニタ上のカーソル位置を指定するトラックボール、255は着脱メモリや通信ボード等の周辺機器を接続するためのPCカードコネクタである。
次に図8を用いて撮影装置201の詳細構成を説明する。202はマイクロコンピュータ(以下マイコンと略す)、252は電源スイッチ、253はキーボード、254はトラックボール、251は液晶モニタ、257は液晶ドライバ、258はフラッシュROMで、いずれも第1実施形態の各部材と同様の機能を有する。
次に第1の撮影手段211の構成を以下に説明する。212は被写体像を形成する撮影光学系、213はローパスフィルタ、214は撮像素子、215は前処理回路、216はA/Dコンバータ、217は像信号処理IC、218はタイミングジェネレータ、219はレンズ制御手段で、いずれも第1実施形態の各部材と同様の機能を有する。
220は赤色光のみを透過する赤色透過フィルタで、後述するアナグリフ式ステレオ画像を撮影する時に使用する。221はフィルタ駆動手段で、撮影光学系212の前方光路中に挿入及び261は中空構造のガイド軸で、第1の撮影手段211が該軸に沿って平行移動可能に支持される。223はガイド軸261の近傍に設けられた位置検知用エンコーダで、ガイド軸261上における撮影手段211の位置を検出する。そしてガイド軸261には不図示の長孔が設けられ、撮影手段211内の各種回路から出た信号線は該長孔からガイド軸261の内部を経由してマイコン202に接続される。
231は第2の撮影手段で、上記第1の撮影手段211と同様の構成をなしている。ただし撮影光学系の前方に配置されたフィルタ240は、青色光のみを透過する青色透過フィルタである点が異なる。そして第2の撮影手段もガイド軸261上を平行移動可能に支持される。
次に図9及び図10を用いて、本実施例の撮影モードで撮影を行なった結果得られる画像の説明を行なう。
図9は、第1のステレオモードで撮影した画像を示している。ここで第1のステレオモードとは、前記赤色透過フィルタ220及び青色透過フィルタ240を撮影光軸外に退避して撮影するモードを指す。従って得られた画像は所定の視差を有した2つのカラー画像であり、これを図9のごとく液晶モニタ251上に並列表示する。そこで該画像をステレオビュワー等で観察すれば、立体の動画像を鑑賞できる。
図10は、第2のステレオモードで撮影した画像を示している。ここで第2のステレオモードとは、前記赤色透過フィルタ220及び青色透過フィルタ240を撮影光軸中に挿入して撮影するいわゆるアナグリフステレオ画像を撮影するモードを指す。この場合、例えば左眼に相当する第1の撮影手段211では赤色成分主体の画像が、右目に相当する第2の撮影手段231では青色成分主体の画像が得られ、両画像は所定の視差を有している。そこで両画像を重ねて表示すると、図10のごとく一つの被写体像は赤と青の二重像として表示され、赤画像と青画像のずれ量が視差に対応する。このような画像を、左眼に赤フィルタ、右目に青フィルタを配したアナグリフステレオ用ビューワーを用いて観察すれば、立体的な画像を鑑賞できる。
図11は本発明の第2実施形態における撮影装置の制御フローを示すフローチャートである。前述の図7ないし図9を参照しながら図10を用いて、CPU202の制御フローを説明する。
撮影装置201の電源スイッチ252がオンされると、CPU202はスリープ状態から脱し、ステップ(202)からステップ(203)へ進む。
ステップ(203)においては、液晶モニタ251に、録画モードと再生モードの選択画面を表示する。そして撮影者がトラックボール254とキーボード253を用いて録画モードを選択するとステップ(211)へ、再生モードを選択するとステップ(231)へ進む。まず撮影を行なう場合のフローを説明する。
ステップ(211)では、液晶モニタ251に、撮影モードの選択画面を表示する。ここで撮影モードとは、図9及び図10で説明した第1のステレオモード及び第2のステレオモードに対応する。そして撮影者がトラックボール254とキーボード253を用いて所望のステレオモードを選択すると、ステップ(211)へ進む。
ステップ(212)では、上記ステップ(211)で選択されたステレオモードに応じたフィルタを選択する。すなわち上記ステップ(211)で第1のステレオモードが選択された場合は、図8のフィルタ駆動手段221及び241を用いて赤色フィルタ220及び青色フィルタ240を撮影光路外に退避させる。一方ステップ(211)で第2のステレオモードが選択された場合は、同じくフィルタ駆動手段221及び241を用いて赤色透過フィルタ220及び青色透過フィルタ240を撮影光路中に挿入する。
ステップ(213)では、液晶モニタ251に撮影装置211及び231が取得した画像をプレビュー画像として表示する。これは、図9あるいは図10の画像に相当する。ステップ(214)では、撮影者によるズーム操作を受け付けるとともに、ズーム状態が変更されるごとに合焦動作を行なう。
ステップ(215)では、撮影装置211と231が有する2つのエンコーダの状態を検出し、2つの撮影装置の光軸222と242の間隔を認識する。そして該間隔の情報と前記ステップ(214)の合焦動作で得られた被写体距離情報とを参照し、光軸間隔情報が不適であれば液晶モニタ251にて間隔異常警告を行なう。例えば被写体距離が非常に近いマクロ撮影にもかかわらず、光軸間隔が風景撮影に適した状態に設定されていると、2つの画像の視差が大きすぎて、ステレオ画像に違和感が生じる。従ってこのような場合には光軸間隔を狭めるような警告を表示する。
ステップ(217)では録画開始操作がなされたか否かの判別を行なう。録画操作がなされると、ステップ(221)へ進む。
ステップ(221)では2つの撮像素子214が出力する信号の処理を行ない、2つの画像信号を得る。ステップ(222)では、選択された撮影モードに対して所定の画像合成を行ない、図9あるいは図10の画像を得る。ステップ(223)では合成されて1つになった画像をメモリ258に記録する。ステップ(224)では録画停止操作がなされたか否かの判別を行ない、停止操作がなされていなければ前記ステップ(221)ないしステップ(223)を繰り返し実行し、所定のステレオモードで動画の取得を行なう。そして録画停止操作がなされると、ステップ(225)にて録画を停止する。
次に画像再生フローを説明する。ステップ(203)において撮影者が再生モードを選択すると、ステップ(204)からステップ(231)へ移行する。
ステップ(231)では、それまでに撮影した動画ファイルの一覧を表示し、ステップ(232)にて撮影者が所定の動画ファイルを選択したか否かを判断する。そして撮影者が選択操作を行なうと、ステップ(233)にて選択されたファイルをメモリ158から読み出し、図9あるいは図10に示した画面のごとく画像の再生を行ない、再生が終了するとステップ(235)にて停止する。
上記第2の実施形態によれば、複数の撮像手段が有するそれぞれの撮影光軸の間隔を可変とすることで、適切な視差を有したステレオ画像が得られる。また、複数の撮像手段に対して所定の波長特性を有するフィルタを進退させて撮影することで、複数のステレオモードから所望のモードを選択でき、多彩な映像効果を得ることができる。
本発明の第1実施形態における撮影装置の構成図である。 本発明の第1実施形態における撮影装置の外観図である。 本発明の第1実施形態におけるステレオモード使用時の説明図である。 本発明の第1実施形態における広視野モード使用時の説明図である。 本発明の第1実施形態におけるはめ込み合成モード使用時の説明図である。 本発明の第1実施形態における撮影装置の制御フロー図である。 本発明の第2実施形態における撮影装置の外観図である。 本発明の第2実施形態における撮影装置の構成図である。 本発明の第2実施形態における第1のステレオモード画像の説明図である。 本発明の第2実施形態における第2のステレオモード画像の説明図である。 本発明の第2実施形態における撮影装置の制御フロー図である。
符号の説明
101、201 撮影装置本体
102、202 マイクロコンピュータ
111、131、211、231 撮影手段
114、214 撮像素子
121、141 支持手段
122、142、222、242 撮影光軸
123 姿勢検知用エンコーダ
151、251 液晶モニタ
220 赤色透過フィルタ
221、241 フィルタ駆動手段
223 位置検知用エンコーダ
240 青色透過フィルタ
261 ガイド軸

Claims (11)

  1. 第1の撮影光軸を有する第1の撮影手段と、第2の撮影光軸を有する第2の撮影手段と、前記第1の撮影光軸に対する第2の撮影光軸の相対位置を可変とするために、前記第1あるいは第2の撮影手段を移動可能に保持する支持手段と、前記第1及び第2の撮像手段で取得した複数の画像を合成する画像合成手段を有することを特徴とする撮影装置。
  2. 前記支持手段は、前記第1の撮影光軸と第2の撮影光軸の相対方向を可変とすることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  3. 前記画像合成手段は、複数の画像を合成してステレオ画像を創生することを特徴とする請求項1または2に記載の撮影装置。
  4. 前記画像合成手段は、複数の画像を合成して広視野画像を創生することを特徴とする請求項1または2に記載の撮影装置。
  5. 前記画像合成手段は、第1の画像の所定領域に第2の画像を重畳することを特徴とする請求項1または2に記載の撮影装置。
  6. 前記保持手段は、前記第1の撮影光軸と第2の撮影光軸の間隔を可変とすることを特徴とする請求項1記載の撮影装置。
  7. 前記画像合成手段は、複数の画像を合成してステレオ画像を創生することを特徴とする請求項6記載の撮影装置。
  8. 前記撮影装置はさらに前記撮影光軸の間隔情報と、被写体距離情報を取得する手段を有し、前記被写体距離に対して前記撮影光軸間隔が不適切な場合は警告を行なうことを特徴とする請求項6記載の撮影装置。
  9. 第1の撮影手段と、第2の撮影手段と、前記第1及び第2の撮影手段の相対的な分光感度特性を異ならせるためのフィルタ手段と、前記第1及び第2の撮像手段で取得した複数の画像を合成する画像合成手段を有することを特徴とする撮影装置。
  10. 前記画像合成手段は、複数の画像を合成してステレオ画像を創生することを特徴とする請求項9記載の撮影装置。
  11. 前記フィルタ手段は移動可能に支持され、前記フィルタ手段の移動状態に応じて前記画像合成手段の合成方法を変更することを特徴とする請求項9記載の撮影装置。
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