JP2005222731A - コネクタ構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 雌コネクタ20の開口21に押し開き式の蓋33が設けられており、雄コネクタ40を開口21に挿入して加圧リブ41によって蓋33を押すことにより蓋33が開かれるので、簡易な構造であり、部品点数を減少させてコストダウンを図ることができる。
【選択図】 図1
Description
このコネクタ構造100では、雌コネクタ101に、雄コネクタ120を挿入する挿入口102を中央に有する外装カバー103が設けられている。外装カバー103の内側には、外層カバー103の背面103aに沿って上下に移動する縦方向スライド内装カバー104、105と、水平方向に移動する横方向スライド内装カバー106、107(図4参照)が設けられている。
縦方向スライド内装カバー104、105は、互いに接近した際に対向する端面同士が接触するようになっており、各端面には傾斜面104a、105aが設けられている。横方向スライド内装カバー106、107も同様に互いに接近・離反自在に設けられており、図示はしないが傾斜面も同様に設けられている。
各内装カバー104、105、106、107は、ガイド用リブ108の内部において移動可能にガイドされるとともに、ばね109a、109bによって常時中心に向かって付勢されている。
従って、常時は縦方向スライド内装カバー104、105および横方向スライド内装カバー106、107によって、挿入口102が二重に蓋されることになる。
次いで、同様にして横方向スライド内装カバー106、107を左右に押し開けて、内部機器側コネクタ110に接続される。
雌コネクタ20は、コネクタハウジング22内に設けられている端子20a(図2参照)の脱落を二重係止部材31により防止する二重係止型であり、二重係止部材31を嵌合させるための二重係止部材嵌合穴23が設けられている。コネクタハウジング22の上面における二重係止部材嵌合穴23の前側(前面の開口21側)にも開口21Uが設けられており、前面の開口21と連続している。
各前壁22bの後側(図1において右側)には、所定の間隔をおいてガイドリブ24が設けられており、ガイドリブ24の下側にはコネクタハウジング22の底板22aとの間に空間が設けられている。
また、図2(A)に示すように、底板22aにおけるガイドリブ24に対応する位置には切欠き27が設けられており、この切欠き27内部には底板22aから薄板状の支持部材25が片持ち状に設けられていて、支持部材25の先端には高さが低く前側に傾斜面または曲面を有する係止突起25aが設けられている。
従って、係止突起25aを下方へ押すと、支持部材25が撓んで係止突起25aは切欠き27の内部に没することになる。なお、前壁22bの上端部およびガイドリブ24の上端部には傾斜部が設けられており、上端部における前壁22bとガイドリブ24との間隔が広くなっている。
前蓋33は、ヒンジ部34を介して上蓋32と一体的に形成されており、ヒンジ部34を中心として前後に開閉自在に設けられている。前蓋33の下端部には、左右両外側に突出するガイド突起33aが設けられており、コネクタハウジング22の前壁22bとガイドリブ24との間の隙間を移動可能となっている。
また、前蓋33の下端が底板22aに当接して開口21を蓋した状態では、前蓋33のガイド突起33aはガイドリブ24の下側の空間26を通って後方へ移動することができるようになっている。
このため、前蓋33は雌コネクタ20の内部に押込むことにより開く押し開き式の蓋となっている。
従って、雄コネクタ40を挿入する際には、ある程度の力で前蓋33を内側へ押し開いて、挿入することになる。
この加圧リブ41は、例えば、雄コネクタ40を雌コネクタ20に挿入する際の挿入力を一定にするために、側壁42aの上端から下端に向かって、連続的に突出量を増加させるような曲面とすることができる。
図2(A)に示すように、前蓋33のガイド突起33aを鉛直下方にたらした状態で雌コネクタ20の前壁22bとガイドリブ24との間の上方にもっていく。図2(B)に示すように、ガイド突起33aを前壁22bとガイドリブ24との間に落とし込んで下降させるとともに、二重係止部材31を二重係止部材嵌合穴23に挿入して蓋部30をコネクタハウジング22に取付ける。これにより、図2(C)に示すように、開口21を蓋した状態となるので、雌コネクタ20内部への異物の混入を防止することができる。
次いで、図2(D)に示すように、雄コネクタ40を雌コネクタ20の開口21に挿入すると、雄コネクタ40の加圧リブ41が前蓋33をコネクタハウジング22の内部に押込む。
このとき、前蓋33の下端部が係止突起25aを押し下げ、支持部材25の撓みによって係止突起25aは切欠き27に没するため、前蓋33はヒンジ部34を中心としてコネクタハウジング22の内側に旋回して開くことができる。また、係止突起25aが下方に没しているので雄コネクタ40も雌コネクタ20の内部に進入することができ、雄コネクタ40の端子40aと雌コネクタ20の端子20aが接続される。
また、前蓋33は、二重係止部材31に一体的に形成されており、肉厚が薄いヒンジ部34によって開閉するので、部品点数を増加させることなく、簡易な構造で蓋を設けることができる。
これにより、動作不良をなくして信頼性を高めるとともに、コストダウンを図ることができる。
例えば、前述した実施形態においては、雌コネクタ20は二重係止型であって、雄コネクタ40の挿入口である前面の開口21のみならず上面にも開口23が設けられている場合について説明した。この場合には、蓋部30の前蓋33によって前面の開口21を覆うとともに、上蓋32によって上面の開口21Uを覆うようにしたが、前面の開口21のみを有する場合にも適用できる。また、二重係止型でない場合にも適用することができる。
この場合には、前蓋33を雌コネクタ20のコネクタハウジング22にピン等により直接開閉自在に取付けるようにする。これにより、前述した実施形態の場合と同様の作用・効果を得ることができる。
また、雄コネクタ40に加圧リブ41を設けていない場合にも適用することができる。この場合には、例えば手で前蓋33を雌コネクタの内側に押し開けて雄コネクタ40を挿入するようにすることができる。
また、本発明のコネクタ構造10は、図1に示したような姿勢での使用に限定されない。すなわち、上蓋32が下側や横に位置する姿勢や、雌コネクタ20と雄コネクタ40が上下に配される場合でも同様に使用することができる。
20 雌コネクタ
21 開口
22 コネクタハウジング
31 二重係止部材
33 前蓋(蓋)
40 雄コネクタ
41 加圧リブ
Claims (4)
- 雌コネクタと、この雌コネクタの開口に挿入する雄コネクタと、前記雌コネクタの開口を覆う蓋を有するコネクタ構造であって、
前記蓋が押し開き式の蓋であり、
前記雄コネクタの前端に前記蓋を押して開けるための加圧リブを設けたことを特徴とするコネクタ構造。 - 前記蓋が、前記雌コネクタのコネクタハウジング内に設けられている端子の脱落を防止する二重係止部材に設けられていることを特徴とする請求項1に記載したコネクタ構造。
- コネクタハウジング内に設けられている端子の脱落を二重係止部材により防止する二重係止型の雌コネクタと、この雌コネクタに雄コネクタを挿入するための開口を覆う蓋を有するコネクタ構造であって、
前記蓋が、押し開き式の蓋であるとともに前記二重係止部材に設けられていることを特徴とするコネクタ構造。 - 請求項1〜請求項3のうちのいずれかに記載したコネクタ構造を有するコネクタを端末に備えたことを特徴とするワイヤーハーネス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004026949A JP2005222731A (ja) | 2004-02-03 | 2004-02-03 | コネクタ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004026949A JP2005222731A (ja) | 2004-02-03 | 2004-02-03 | コネクタ構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005222731A true JP2005222731A (ja) | 2005-08-18 |
Family
ID=34998213
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004026949A Pending JP2005222731A (ja) | 2004-02-03 | 2004-02-03 | コネクタ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2005222731A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013214387A (ja) * | 2012-04-02 | 2013-10-17 | Panasonic Corp | カード起動型スイッチボックス |
JP2021104341A (ja) * | 2018-06-22 | 2021-07-26 | ビッセル インク. | 表面掃除機及びトレー |
JP2021524332A (ja) * | 2018-06-22 | 2021-09-13 | ビッセル インク. | 表面掃除機及びトレー |
-
2004
- 2004-02-03 JP JP2004026949A patent/JP2005222731A/ja active Pending
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JP7163422B2 (ja) | 2018-06-22 | 2022-10-31 | ビッセル インク. | 表面掃除機及びトレー |
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