JP2005222708A - 燃料電池 - Google Patents

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隆行 浦田
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純司 森田
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靖 菅原
Takahiro Umeda
孝裕 梅田
Yukinobu Kitano
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Abstract

【課題】起動停止におけるアノードおよびカソード電位上昇による酸化および溶解による劣化を抑制し、耐久性を向上させた燃料電池発電装置とその運転方法を提供すること。
【解決手段】電解質1と、一対の電極4a、4cと、一対のセパレータ7a、7cと、マニホールドから供給・排出されるガスを外部に漏れるのを防ぐためのMEAガスケット11a、11cとを有し、MEAガスケット11a、11cと外界の空気との直接の接触を防ぐ外周ガスケット12a、12cを具備し、MEAガスケット11a、11cと外周ガスケット12a、12cの間にガスケット空間19を有した燃料電池。
【選択図】図1

Description

本発明は、停止中に酸素の混入を防止し、起動停止による劣化の抑制または耐久性の向上を図った燃料電池に関するものである。
従来の一般的な固体高分子電解質型燃料電池の構成および動作について図6、3および7を参照しながら説明する。図6においては、従来の燃料電池の中でも高分子電解質型燃料電池(以降、PEFCと称する)の基本構成を示している。燃料電池は、水素などの燃料ガスと空気などの酸素を含有する酸化剤ガスをガス拡散電極によって電気化学的に反応させるもので、電気と熱とを同時に発生させるものである。電解質1は水素イオンを選択的に輸送する高分子電解質膜等が利用される。電解質1の両面には、白金系の金属触媒を担持したカーボン粉末を主成分とする触媒反応層2を密着して配置してある。この触媒反応層で(化1)と(化2)に示す反応が発生し、燃料電池全体としては(化3)に示す反応が発生する。
Figure 2005222708
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少なくとも水素を含む燃料ガスは(化1)に示す反応(以降、アノード反応と称する)し、電解質1を介して移動した水素イオンは、酸化剤ガス(以降、カソードガスと称する)と触媒反応層2で(化2)に示す反応(以降、カソード反応と称する)により、水を生成し、このとき電気と熱を生ずる。燃料電池全体としては(化3)に示すように、水素と酸素が反応し水が発生する際に、電気と熱が利用できるのである。水素などの燃料ガスの関与する側をアノードと呼び、図ではaを付け表し、空気などの酸化剤ガスの関与する側をカソードと呼び、図ではcを付け表した。さらに触媒反応層2aと2cの外面には、ガス通気性と導電性を兼ね備えた拡散層3aと3cをこれに密着して配置する。この拡散層3aと3cと触媒反応層2a、2cにより電極4aと4cを構成する。
5は電極電解質接合体(以降、MEAと称する)であり、電極4と電解質1とで形成している。MEA5は、MEA5を機械的に固定するとともに、隣接するMEA5同士を互いに電気的に直列に接続し、さらに電極に反応ガスを供給し、かつ反応により発生したガスや余剰のガスを運び去るためのガス流路6aと6cをMEA5に接する面に形成した一対の導電性セパレータ7aと7cを配置する。電解質1と、1対の触媒反応層2aと2cと、一対の拡散層3aと3cと、一対の電極4aと4c、一対のセパレータ7aと7cで基本の燃料電池単位(以降、セルと称する)を形成する。セパレータ7aと7cにはMEA5とは反対の面に、隣のセルのセパレータ7cと7aが接する。冷却水通路8はセパレータ7aと7cが接する側に設けられ、ここに冷却水9が流れる。冷却水9はセパレータ7aと7cを介してMEA5の温度を調整するように熱を移動させる。MEAガスケット11aまたは11bはMEA5とセパレータ7aまたは7cの封止をおこない、セパレータガスケット10はセパレータ7aと7cを封止する。
電解質1には固定電荷を有しており、固定電荷の対イオンとして水素イオンが存在している。電解質1には水素イオンを選択的に透過させる機能が求められるが、そのためには電解質1が水分を保持していることが必要である。電解質1は水分を含むことにより、電解質1内に固定されている固定電荷が電離し、固定電荷の対イオンである水素がイオン化し、移動できるようになるからである。
図3でセルを積層したものでスタックについて説明する。燃料電池セルの電圧は通常0.75V程度と低いために、セルを直列に複数個積層し、高電圧となるようにしている。集電板21はスタックから外部に電流を取り出すためのであり、絶縁板22はセルと外部を電気的に絶縁する。端板23はセルを積層したスタックを締結し、機械的に保持する。
図7で燃料電池システムを説明する。外筐体31に燃料電池システムが納められている。ガス清浄部32は原料ガスから燃料電池に悪影響を与える物質を除去し、原料ガス配管33を介して外部から燃料ガスを導き、清浄ガス配管36を介して燃料生成器35へガスを導く。弁34は原料ガスの流れを制御する。燃料生成器35は原料ガスから少なくとも水素を含む燃料ガスを生成する。燃料生成器35から燃料ガス配管37を介してスタック38に燃料ガスを導く。ブロワー39は酸化剤ガスを吸気管40を通してスタック38に導く。排気管42はスタック38から排出された酸化剤ガスを燃料電池システムの外に排出する。スタック38で利用されなかった燃料ガスはオフガス管48により再び、燃料生成器35に流れ込む。オフガス管48からのガスは燃焼などに用いられ、原料ガスから燃料ガスを生成するための吸熱反応等に利用される。電力回路部43は燃料電池スタック38から電力を取り出し、制御部44はガスや電力回路部などを制御する。ポンプ45は冷却水入り口配管46から燃料電池スタック38の水経路に水を流す。燃料電池スタック38を流れた水は冷却水出口配管47から外部に運ばれる。燃料電池のスタック38を水が流れることにより、発熱したスタック38を一定の温度に保ちながら、発生した熱を燃料電池システム外部で利用できるようになるのである。燃料電池システムは燃料電池からなるスタック38と、ガス清浄部32と、燃料生成器35と、電力回路部43と、制御部44とより構成されている。
家庭用の燃料電池システムは、燃料電池スタック38と燃料生成器35で構成される。燃料電池システムの性能低下が少なく、性能を長期間維持できるようにすることが必要である。また、家庭用としてメタンを主成分とする都市ガスなどの原料ガスを用いた場合、光熱費メリットおよびCO2の削減効果を大きくするために、電気と熱の消費量の少ない時間帯は停止し、電気と熱の消費量の多い時間帯に運転する運転方法が有効である。一般に、昼間は運転して深夜は運転を停止するDSS(Daily Start & Stop or Daily Start-up & Shut-down )運転は光熱費メリットとCO2の削減効果を大きくすることができ、燃料電池システムは、起動と停止を含む運転パターンに柔軟に対応できることが望ましい。これまでいくつかの報告がなされている。
例えば、これらの課題を解決方法として起動時に、酸素極の酸化または不純物付着を防止するため、酸素含有ガスの供給を停止した状態で発電し、酸素消費操作を行い耐久性の向上を図っている(特許文献1参照)。また、アノードからカソードにリークする水素を用い、カソード電極の性能を向上させていた(特許文献2参照)。また、2つのガスケットを用いて、ガスケットがずれても確実にシールをおこなう方法(特許文献3)がおこなわれていた。
上述のような燃料電池の電極における発電反応が長期にわたり安定して行われるためには、電解質と電極の界面が長期に安定に保持されていることが必要である。水素と酸素を反応種とする高分子電解質型の燃料電池の開回路電圧は理論的には1.23Vとされている。しかし、実際の開回路電圧は、水素極および酸素極のそれぞれの極における不純物や、吸着種との混成電位を示し、約0.93V〜1.1Vの電圧を示す。また、若干の電解質中の水素および酸素の拡散による電圧低下も起こる。水素極の電位は極端な金属種などの不純物の溶解がないとするとその電位は空気極の吸着種による影響が大きく、(化4)から(化8)に示されるような化学反応の混成電位によると考えられている(非特許文献1参照)。このように、電圧が0.88Vを超えると(化7)に示されるように、Ptの酸化が発生し、Ptの触媒としての活性が低下するだけでなく、水への溶解が発生し、流れだしてしまう問題がある。
Figure 2005222708
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特開2002−93448号公報 特開2000−260454号公報 特開2002−25587号公報 H. Wroblowa, et al., J. Electroanal. Chem., 15, p139-150 (1967), "Adosorption and Kinetics at Platinum Electrodes in The Presence of Oxygen at Zero Net Current"
しかしながら、前記従来の構成では、酸化剤ガスの供給を停止した状態でセルを発電させ、ガス流露6cの酸素を消費させてからガス流露6aに不活性ガスをパージする方法では、ガス流露6cに消費しきれず残留した酸素や、拡散やリークなどにより混入する空気の影響により、電極4cが酸化され、劣化するという課題があった。
また、アノードより空気が存在するカソードにリークする水素によりカソード電極の性能を向上させようとするものは、酸素と水素の混合により電位が不安定となり、カソードの性能の向上にばらつくと言った課題がある。
また、2つのガスケットを用いて、ガスケットがずれても確実にシールをおこなう方法ものは、停止中の酸素の拡散による浸入を減少させるという概念がなく、一方のガスケットを他のガスケットが完全におおうことがなく、ガスが浸入すると言った課題がある。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、燃料電池のガスケットを2重におこない、停止時に、拡散による酸素の混入を減少させ、電極の酸化または溶解を防ぎ、長期間寿命を維持できる燃料電池システムおよび燃料電池システムの運転方法を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の燃料電池は、電解質と、前記電解質を挟む一対の電極と、前記電極の一方に少なくとも水素を含む燃料ガスを供給・排出し、他方に酸素を含有する酸化剤ガスを供給・排出するガス流路を有する一対のセパレータと、前記セパレータには外部からガス供給・排出を行うための経路を形成するマニホールドを有し、マニホールドから供給・排出されるガスを外部に漏れるのを防ぐためのMEAガスケットとを有し、MEAガスケットと外界の空気との直接の接触を防ぐ外周ガスケットを具備し、MEAガスケットと外周ガスケットの間にガスケット空間を有した構成とすることにより、停止時にガスケットとセパレータの隙間またはガスケット材料の内部を溶解拡散することにより、白金等の溶解による劣化を抑制することができる。
これにより、長期間寿命を維持でき、起動停止による劣化を抑制でき高耐久な燃料電池を実現することができる。
本発明の燃料電池は、一方のガスケットを他のガスケットで完全におおうことにより、停止中の酸素の混入を抑制し、起動と停止を行っても、電極の酸化または溶解による劣化を抑制することができ、燃料電池の長寿命化を図ることができる。
第1の発明は、電解質と、電解質を挟む一対の電極と、電極の一方に少なくとも水素を含む燃料ガスを供給・排出し、他方に酸素を含有する酸化剤ガスを供給・排出するガス流路を有する一対のセパレータと、セパレータは外部からガス供給・排出を行うための経路を形成するマニホールドとマニホールドから供給・排出されるガスを外部に漏れるのを防ぐためのMEAガスケットとを有し、MEAガスケットと外界の空気との直接の接触を防ぐ外周ガスケットを具備し、MEAガスケットと外周ガスケットの間にガスケット空間を有した構成とすることにより、停止中にMEAガスケットとセパレータの隙間や、MEAガスケットの材料の内部を溶解拡散する酸素の量を削減することができるので、酸素の混入による、白金等の溶解による劣化を抑制することができる。これにより、長期間寿命を維持でき、起動停止による劣化を抑制でき高耐久な燃料電池が実現できるのである。
第2の発明は、第1の発明において、外周ガスケットはポリオレフィンまたはポリオレフィン共重合体とすることにより、外周ガスケット材料内部を拡散できる酸素を削減することができるので、さらに燃料電池の電極部分へ混入する酸素を削減することができ、より高耐久な燃料電池が実現できるのである。
第3の発明は、第1または第2の発明において、ガスケット空間には水を満たすことにより、ガスケット空間を拡散する酸素の量を減少させることができるため、さらに燃料電池の電極部分へ混入する酸素を削減することができ、より高耐久な燃料電池が実現できるのである。
第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれかにおいて、ガスケット空間に満たした水は、セパレータの冷却をおこなう水と共用することにより、より簡単な構成で、高耐久な燃料電池が実現できるのである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
なお、本実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1における燃料電池の中でも高分子電解質型燃料電池の基本構成を示す断面構成図である。燃料電池は、少なくとも水素を含む燃料ガスと空気などの酸素を含む酸化剤ガスをガス拡散電極によって電気化学的に反応させるもので、電気と熱とを同時に発生させるものである。電解質1は水素イオンを選択的に輸送する高分子電解質膜等が利用させる。電解質1の両面には、白金系の金属触媒を担持したカーボン粉末を主成分とする触媒反応層2を密着して配置してある。この触媒反応層2aと2cで(化1)と(化2)に示す反応が発生する。少なくとも水素を含む燃料ガスは(化1)に示す反応(以降、アノード反応と称する)し、電解質1を介して移動した水素イオンは、酸化剤ガスと触媒反応層2で(化2)に示す反応(以降、カソード反応と称する)により、水を生成し、このとき電気と熱を生ずる。水素などの燃料ガスの関与する側をアノードと呼び、図ではaを付け表し、空気などの酸化剤ガスの関与する側をカソードと呼び、図ではcを付け表した。さらに触媒反応層2aと2cの外面には、ガス通気性と導電性を兼ね備えた拡散層3aと3cをそれぞれこれに密着して配置する。この拡散層3aと触媒反応層2aにより電極4aを、拡散層3cと触媒反応層2cにより電極4cを構成する。
電極電解質接合体(以降、MEAと称する)5は、電極4aと4cと電解質1とで形成している。MEA5は、MEA5を機械的に固定するとともに、隣接するMEA5同士を互いに電気的に直列に接続し、さらに電極に反応ガスを供給し、かつ反応により発生したガスや余剰のガスを運び去るためのガス流路6aと6cをMEA5に接する面に形成した一対の導電性セパレータ7aと7cを配置する。電解質1と、1対の触媒反応層2aと2cと、一対の拡散層3aと3cと、一対の電極4aと4cと、一対のセパレータ7aと7cで基本の燃料電池(以降、セルと称する)を形成する。セパレータ7aと7cにはMEA5とは反対の面に、隣のセルのセパレータ7cと7aが接する。セパレータ7aと7cが接する側には冷却水通路8が設けられており、ここに冷却水9が流れる。冷却水9はセパレータ7aと7cを介してMEA5の温度を調整するように熱を移動させる。MEA5とセパレータ7aまたは7cはMEAガスケット11aまたは11cで封止され、セパレータ7aと7cはセパレータガスケット10で封止される。
さらに、MEAガスケット11aと11cは外部の空気と直接接触しないように、外周ガスケット12aと12cが配置させ、MEAガスケット11aおよび11cと外周ガスケット12aおよび12cの間には、ガスケット空間19が形成されている。電解質1には固定電荷を有しており、固定電荷の対イオンとして水素イオンが存在している。電解質1には水素イオンを選択的に透過させる機能が求められるが、そのためには電解質1が水分を保持していることが必要である。電解質1は水分を含むことにより、電解質1内に固定されている固定電荷が電離し、固定電荷の対イオンである水素がイオン化し、移動できるようになるからである。
図2は高分子電解質型燃料電池の基本構成を示すアノード側平面構成図である。マニホールド15aは燃料ガスが通過し、セパレータ(アノード側)7aでは、電極4aに燃料ガスを供給し、反応後の燃料ガスを排出する。マニホールド15cは酸化剤ガスが通過し、セパレータ(アノード側)7aではガスが通過するのみであり、隣接するセパレータ(カソード側)7cでは電極4cに酸化剤ガスを供給し、反応後の酸化剤ガスを排出する。マニホールドガスケット16cは酸化剤ガスが漏れないよう、シールする。水マニホールド17は冷却水が通過し、水マニホールドガスケット18により漏れないようにシールされている。
図3はセルを積層したものでスタックと呼ばれる。燃料電池セルの電圧は通常0.75V程度と低いために、セルを直列に複数個積層し、高電圧と成るようにしている。スタックから外部には一対の集電板21から電流が取り出され、一対の絶縁板22によりセルと外部を電気的に絶縁され、一対の端板23により、セルを積層したスタックは締結され、機械的に保持される。
図4は燃料電池システムの構成図である。燃料電池システムは外筐体31に納められている。外部から原料ガス配管33から取り入れられた原料ガスは燃料電池に悪影響を与える物質を除去するガス清浄部32で清浄化された後、清浄ガス配管36を介して燃料生成器35に導かれる。清浄ガス配管36には弁61が設けられており、燃料生成器35にガスを流し込む際は開としている。原料ガス配管33の経路中には弁34が設けられており、原料ガスの流れを制御する。燃料生成器35は、原料ガスから少なくとも水素を含む燃料ガスを生成する。38はスタックであり、図1および図2で詳細が示される燃料電池およびスタックである。燃料生成器35からスタック38には燃料ガス配管37を介して燃料ガスが導かれる。
酸化剤ガスとしての空気はブロワー39により、外部から吸気管40を通してスタック38に導かれる。スタック38で使用されなかった酸化剤ガスは排気管42から燃料電池システムの外に排出される。燃料電池は水分が必要なため、スタック38に流れ込む酸化剤ガスは、加湿器41で加湿される。スタック38で使用されなかった燃料ガスはオフガス管48により再び、燃料生成器35に流れ込む。オフガス管48からのガスは燃焼などに用いられ、原料ガスから燃料ガスを生成するための吸熱反応等に利用される。
清浄ガス配管36からはバイパス管55が分岐されている。燃料ガス配管37には遮断弁49が設けられており、スタック38の燃料ガスの供給経路のガスの流れを遮断する。オフガス管48には遮断弁51が設けられており、スタック38の燃料ガスの排出経路のガスの流れを遮断する。遮断弁57は加湿器41からスタック38への酸化剤ガスの供給経路に設けられており、スタック38の酸化剤ガスの供給経路のガスの流れを遮断する。遮断弁58はスタック38から酸化剤ガスの排出経路に設けられており、スタック38の酸化剤ガスの排出経路のガスの流れを遮断する。
遮断弁49とスタック38の燃料ガス供給経路中には圧力計59が設けられており、燃料ガス供給経路およびスタック38中の燃料ガス経路の圧力が計測される。遮断弁57とスタック38の酸化剤ガス供給経路中には圧力計60が設けられており、酸化剤ガス供給経路およびスタック38中の酸化剤ガス経路の圧力が計測される。
燃料ガス配管37には分岐弁63が設けられている。バイパス管55は分岐しており、一方は逆止弁62を介して、分岐弁63に接続されている。バイパス管55の分岐の他方は、逆止弁65を介して、分岐弁64に接続されている。分岐弁64は遮断弁57とスタック38の酸化剤ガス供給経路中に設けられている。燃料電池スタック38の電圧は電圧測定部52で計測され、電力は電力回路部43により取り出され、ガスや電力回路部などは制御部44で制御される。
ポンプ45より、冷却水入り口配管46から燃料電池スタック38の水経路に水が流され、燃料電池38を流れた水は冷却水出口配管47から外部に水が運ばれる。冷却水入り口配管46には温度検出部67が、冷却水出口配管47には温度検出部66が設けられ、燃料電池のスタック38を流れる水の流入と流出の温度を一定に保つことにより、発熱したスタック38を一定の温度に保ちながら、発生した熱を燃料電池システム外部で利用できるようになるのである。燃料電池システムは燃料電池からなるスタック38と、ガス清浄部32と、燃料生成器35と、電力回路部43と、制御部44とより構成されている。
基本動作を説明する。図3において、弁34が開となり、原料ガス配管33から原料ガスがガス清浄部32に流れ込む。原料ガスとしては天然ガス、プロパンガスなど炭化水素系のガスを使用することが出来るが、本実施例としてはメタン、エタン、プロパン、ブタンガスの混合ガスである都市ガスの13Aを用いた。ガス清浄部32としては、特にTBM(ターシャリブチルメルカプタン)、DMS(ジメチルサルファイド)、THT(テトラヒドロチオフィン)等のガス付臭剤の除去を行う部材を用いている。付臭剤などの硫黄化合物は燃料電池の触媒に吸着し、触媒毒となり反応を阻害するためである。燃料生成器35では(化9)に示す反応等により、水素と二酸化炭素が生成される。同時に発生する一酸化炭素は、(化10)に示されるようなシフト化反応と(化11)に示されるような一酸化炭素選択酸化反応により、10ppm以下となるように除去される。
Figure 2005222708
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ここで、水を反応に必要な最低限量以上を入れると、水素と水分を含む燃料ガスが作成できる。遮断弁49と51を開き、分岐弁63を燃料生成器35とスタック38の経路となるよう設定させており、燃料ガスは燃料ガス配管37を介して燃料電池のスタック38に流れ込む。遮断弁57と58を開き、分岐弁64をブロワー39とスタック39の経路となるよう設定させておくと、酸化剤ガスはブロワー39により加湿器41を通った後、スタック38に流れ込む。酸化剤ガスの排ガスは排気管42により外部に排出される。加湿器41として、温水に酸化剤ガスを流すものや、酸化剤ガス中に水を吹き込むもの等が使用できるが、本実施例では平膜式の全熱交換型を使用した。これは、排ガス中の水と熱が加湿器41を通過する際に、吸気管40から運ばれ原料となる酸化剤ガス中に移動させるものである。
冷却水は、ポンプ45より冷却水入り口配管46から燃料電池スタック38の水経路に流された後、冷却水出口配管47から外部に水が運ばれる。本図では図示されていないが、冷却水入り口配管45や冷却水出口は移管47には、通常給湯器などの熱を溜めるまたは利用する機器などが接続されている。燃料電池のスタック38で発生する熱を取りだし、給湯等に利用できるようになるのである。スタック38での発電は、電圧測定部52で電圧が測定され、一定以上の電圧値を示すと十分発電が行われていると制御部44が判断し、電力回路部43により電力が取り出される。電力回路部43ではスタック38から取り出した直流の電力を、交流へと変換し、家庭等で利用されている電力線にいわゆる系統連携で接続される。
スタック38内での燃料電池の動作を図1を用いて説明する。ガス流路6cに空気などの酸素含有ガスを流し、ガス流路6aに水素を含む燃料ガスを流す。燃料ガス中の水素は拡散層3aを拡散し、触媒反応層2aに達する。触媒反応層2aで水素は水素イオンと電子に分けられる。電子は外部回路を通じてカソード側に移動される。水素イオンは電解質1を透過しカソード側に移動し触媒反応層2cに達する。空気などの酸化剤ガス中の酸素は拡散層3cを拡散し、触媒反応層2cに達する。触媒反応層2cでは酸素が電子と反応し酸素イオンとなり、さらに酸素イオンは水素イオンと反応し水が生成される。つまりMEA5の周囲で酸素含有ガスと燃料ガスが反応し水が生成され、電子が流れる。さらに反応時に熱が生成し、MEA5の温度が上昇する。そのため冷却水経路8に水などを流すことにより反応で発生した熱を水で外部に運び出す。つまり、熱と電流(電気)が発生するのである。このとき、導入されるガスの湿度と反応で発生する水の量の管理が重要である。水分が少ないと電解質1が乾燥し、固定電荷の電離が少なくなるために水素の移動が減少するので、熱や電気の発生が小さくなる。一方水分が多すぎると、MEA5の周りまたは触媒反応層2a、2cの周囲に水が溜まってしまい、ガスの供給が阻害され反応が抑制されるため、熱と電気の発生が減少してしまう(以降、この状態をフラッティングと称する。)。
燃料電池のセルで反応した後の動作について図3を用いて説明する。酸化剤ガスの使用されなかった排ガスは加湿器41を介し、熱と水分をブロワー39から送られてきた酸化剤ガスに移動させた後、外部へ排出される。燃料ガスの使用されなかったオフガスはオフガス管48により再び、燃料生成器35に流れ込む。オフガス管48からのガスは燃料生成器35中では燃焼などに用いられる。原料ガスから燃料ガスを生成するための反応は(化9)で示されるように吸熱反応であるため、反応に必要な熱として利用されるのである。電力回路43は燃料電池が発電を開始した後スタック38から直流の電力を引き出す役割をする。制御部44は燃料電池システムの他の部分の制御を最適に保つよう制御するものである。本実施例では図1において、MEA5は以下のように作成した。
炭素粉末であるアセチレンブラック(電気化学工業(株)製のデンカブラック、粒径35nm)を、ポリテトラフルオロエチレン(PTFE)の水性ディスパージョン(ダイキン工業(株)製のD1)と混合し、乾燥重量としてPTFEを20重量%含む撥水インクを調製した。このインクを、ガス拡散層の基材となるカーボンペーパー(東レ(株)製のTGPH060H)の上に塗布して含浸させ、熱風乾燥機を用いて300℃で熱処理し、ガス拡散層(約200μm)を形成した。
一方、炭素粉末であるケッチェンブラック(ケッチェンブラックインターナショナル(株)製のKetjen Black EC、粒径30nm)上にPt触媒を担持させて得られた触媒体(50重量%がPt)66重量部を、水素イオン伝導材かつ結着剤であるパーフルオロカーボンスルホン酸アイオノマー(米国Aldrich社製の5重量%Nafion分散液)33重量部(高分子乾燥重量)と混合し、得られた混合物を成形して触媒層(10〜20μm)を形成した。
上述のようにして得たガス拡散層と触媒層とを、高分子電解質膜(米国DuPont社のNafion112膜)の両面に接合し、MEA5を作製した。
つぎに、以上のように作製したMEA5の電解質1の外周部にゴム製のガスケット板を接合し、冷却水、燃料ガスおよび酸化剤ガス流通用のマニホールド穴を形成した。
一方、20cm×32cm×1.3mmの外寸を有し、かつ深さ0.5mmのガス流路および冷却水流路を有する、フェノール樹脂を含浸させた黒鉛板からなる導電性のセパレータ板7を用いた。
本実施の形態の詳細の運転方法を説明する。本実施例では不活性ガスとして、ガス清浄部32により清浄化された原料ガスを用いた。原料ガスの主成分はメタンガスであるので、本実施例中で使用する高分子電解質型の燃料電池にとっては反応性がほとんどないため不活性ガスとして扱えるのである。
まず、図3の燃料電池システムで発電と発熱を行う(運転工程)とした。(運転工程)では、原料ガスは都市ガスの13Aガス、酸化剤ガスとしては空気をそれぞれ用いた。燃料電池スタック38の温度はスタックへ入る冷却水9(冷却水入り口配管46中の水)の温度が61℃、スタックからでてくる水(冷却水出口配管47中の水)の温度が69℃となるように温度検出部66と67の信号を受けて、ポンプ45を動作させた。図2において冷却水9は水マニホールドを通過し、各セルの冷却水経路8に冷却水9が流される。冷却水9は水マニホールドガスケットにより冷却水経路8以外に流れないようシールされている。ガスの温度は64℃、燃料ガス利用率(Uf)は70%、酸素利用率(Uo)は40%の条件とした。燃料ガスおよび空気は、それぞれ64℃の露点を有するように加湿し、電力回路部43から電力としてある電圧の電流を取り出した。電流は電極の見かけ面積に対して、0.2A/cm2の電流密度となるように調整した。冷却水入り口配管46および冷却水出口配管47には図示されていないが、貯湯タンクが取り付けてある。
(運転工程)の次は(停止工程)を行った。(停止工程1)では、まず弁57を閉じブロワー39を停止させ、ポンプ45を停止させ、冷却水9の動きを停止させる。次に分岐弁64を動作させ、ガス清浄部32で浄化した原料ガスをスタック38へ導き、スタック38と経路内に存在する空気をパージする。次に、遮断弁58を閉じると共に、遮断弁49と51を閉じ、酸化剤ガスと燃料ガスを封入する。また、所定電圧で電力回路部43を制御するようにした。本実施の形態ではスタック38の単セルあたりの電圧が0.5V以上の時は電力回路部43で電流を引き抜き、0.5V未満の時は電流を引き抜かないように制御した。これにより、電極電位が高くなることを防ぐことができるので、電極の溶解などの劣化を防ぐことができるのである。
停止中の電極詳細の状態を図1で説明する、MEAガスケット11aおよび11cでシールされる空間には、燃料ガスと原料ガスの混合ガスが封入されている。燃料ガス中の水素が電極4aと4cの周りに存在するので、電極の電位は低く保持され、電極の溶解による劣化が防止されるのである。ガスの分子は非常に小さいので、MEAガスケット11aおよび11cとセパレータ7aおよび7cとのわずかな隙間や、MEAガスケット11aおよび11cの材料中を拡散して、水素ガスは外部に、酸素ガスは内部に拡散してくる。しかし、MEAガスケット11aおよび11cの外側には、外周ガスケット12aおよび12cが配置されているので、内部と外部へわたる拡散の速度を非常に遅くすることができ、長時間にわたって、電極4aと4cの電位を低く保持できるため、長期にわたって電極の酸化や溶解を防止でき、起動と停止を繰り返しても劣化が少なく、高性能が維持できるのである。
なお、本実施の形態においては、セパレータガスケット10はシリコーンゴム、MEAガスケット11aおよび11cはフッ素樹系のゴム、外周ガスケット12aおよび12cはオレフィン共重合体であるポリエチレンとポリビニルアルコールの共重合体ゴム、を使用した。シリコーンゴムは伸縮性に富みシール性が高い特徴を有している。フッ素系のゴムは不純物をほとんど含まないので、電極4aおよび4cを汚すことがほとんどなく、燃料ガスおよび酸化剤ガスが直接接する部分に採用している。オレフィンおよびオレフィンの共重合体は、水素や酸素のガス透過性が非常に少なく、水素を保持し、酸素の混入を長期間にわたって防止できるので、長期間高性能を維持することができるのである。
燃料電池システムを起動させるときは、再び(運転行程)となるよう、弁などの各構成要素を設定することにより、発電を行うことができるのである。
(実施の形態2)
実施の形態2を図1および図5を用い説明する。基本的な構成や動作は実施の形態1と同じである。
(運転工程)では、原料ガスは都市ガスの13Aガス、酸化剤ガスとしては空気をそれぞれ用いた。燃料電池スタック38の温度はスタックへ入る冷却水9(冷却水入り口配管46中の水)の温度が61℃、スタックからでてくる水(冷却水出口配管47中の水)の温度が69℃となるように温度検出部66と67の信号を受けて、ポンプ45を動作させた。
図2において冷却水9は水マニホールドを通過し、各セルの冷却水経路8に冷却水9が流される。さらに冷却水9は水マニホールドから冷却水経路8以外にも、ガスケット空間19に流れ込み、ガスケット空間19は水で満たされる。ガスの温度は64℃、燃料ガス利用率(Uf)は70%、酸素利用率(Uo)は40%の条件とした。燃料ガスおよび空気は、それぞれ64℃の露点を有するように加湿し、電力回路部43から電力としてある電圧の電流を取り出した。電流は電極の見かけ面積に対して、0.2A/cm2の電流密度となるように調整した。冷却水入り口配管46および冷却水出口配管47には図示されていないが、貯湯タンクが取り付けてある。
(運転工程)の次は(停止工程)を行った。(停止工程1)では、まず弁57を閉じブロワー39を停止させ、ポンプ45を停止させ、冷却水9の動きを停止させる。このとき、ガスケット空間19に満たされた水の動きも停止するために、ガスケット空間は水に満たされた状態のままとなる。次に分岐弁64を動作させ、ガス清浄部32で浄化した原料ガスをスタック38へ導き、スタック38と経路内に存在する空気をパージする。次に、遮断弁58を閉じると共に、遮断弁49と51を閉じ、酸化剤ガスと燃料ガスを封入する。また、所定電圧で電力回路部43を制御するようにした。本実施の形態ではスタック38の単セルあたりの電圧が0.5V以上の時は電力回路部43で電流を引き抜き、0.5V未満の時は電流を引き抜かないように制御した。これにより、電極電位が高くなることを防ぐことができるので、電極の溶解などの劣化を防ぐことができるのである。
停止中の電極詳細の状態を図1で説明する、MEAガスケット11aおよび11cでシールされる空間には、燃料ガスと原料ガスの混合ガスが封入されている。燃料ガス中の水素が電極4aと4cの周りに存在するので、電極の電位は低く保持され、電極の溶解による劣化が防止されるのである。ガスの分子は非常に小さいので、MEAガスケット11aおよび11cとセパレータ7aおよび7cとのわずかな隙間や、MEAガスケット11aおよび11cの材料中を拡散して、水素ガスは外部に、酸素ガスは内部に拡散してくる。しかし、MEAガスケット11aおよび11cの外側は水で満たされているため、容易に水素が外部に拡散することはない。
また、外周ガスケット12aおよび12cも外部空気と接する側と反対側には水が満たされているので、酸素がガスケット空間に容易に拡散することがない。よって、さらに長時間にわたって、電極4aと4cの電位を低く保持できるため、長期にわたって電極の酸化や溶解を防止でき、起動と停止を繰り返しても劣化が少なく、高性能が維持できるのである。
なお、本実施の形態においては、ガスケット空間19に満たす水を冷却水9と同一とした。同一にすることにより、水の取り入れや取り出しが容易におこなうことができる。燃料電池システムを起動させるときは、再び(運転行程)となるよう、弁などの各構成要素を設定することにより、発電を行うことができるのである。
本発明の燃料電池システムとその運転方法は、起動停止による劣化の抑制または耐久性の向上という効果を有し、高分子電解質膜を用いた発電装置、デバイスに有用である。
本発明の実施の形態1および2における燃料電池の単電池の一部を示す断面構造図 本発明の実施の形態1における燃料電池の単電池の一部を示す平面構造図 本発明の実施の形態1および2における燃料電池を積層したスタックの構造図 本発明の実施の形態1および2における燃料電池システムを示す構成図 本発明の実施の形態2における燃料電池の単電池の一部を示す平面構造図 従来例における燃料電池の単電池の一部を示す断面構造図 従来例における燃料電池システムを示す構成図
符号の説明
1 電解質
2a 触媒反応層(アノード側)
2c 触媒反応層(カソード側)
3a 拡散層(アノード側)
3c 拡散層(カソード側)
4a 電極(アノード側)
4c 電極(カソード側)
7a セパレータ(アノード側)
7c セパレータ(カソード側)
10 セパレータガスケット
11a MEAガスケット(アノード側)
11c MEAガスケット(カソード側)
12a 外周ガスケット(アノード側)
12c 外周ガスケット(カソード側)
15a マニホールド(アノード側)
15c マニホールド(カソード側)
16c マニホールドガスケット(カソード側)
19 ガスケット空間

Claims (4)

  1. 電解質と、前記電解質を挟む一対の電極と、前記電極の一方に少なくとも水素を含む燃料ガスを供給・排出し、他方に酸素を含有する酸化剤ガスを供給・排出するガス流路を有する一対のセパレータと、前記セパレータは外部からガス供給・排出を行うための経路を形成するマニホールドと前記マニホールドから供給・排出されるガスを外部に漏れるのを防ぐためのMEAガスケットとを有し、前記MEAガスケットと外界の空気との直接の接触を防ぐ外周ガスケットを具備し、前記MEAガスケットと前記外周ガスケットの間にガスケット空間を有した燃料電池。
  2. 外周ガスケットはポリオレフィンまたはポリオレフィン共重合体であることを特徴とする請求項1記載の燃料電池。
  3. ガスケット空間には水を満たしたことを特徴とする請求項1または2記載の燃料電池。
  4. ガスケット空間に満たした水は、セパレータの冷却をおこなう冷却水と共用することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の燃料電池。
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