JP2005221486A - ナビゲーション装置、情報呈示方法、およびナビゲーション用プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 経路と所要時間とを容易に把握することができる表示が可能なナビゲーション装置を提供すること。
【解決手段】 目的地までの経路を探索する探索手段(CPU11)と、探索手段によって取得された経路の概略図を生成する生成手段(CPU11)と、生成手段によって生成された経路の概略図を構成する各区間を通過するために要する所要時間を計算する計算手段(CPU11)と、計算手段によって計算された各区間の所要時間に応じた情報を図案化し、生成手段によって生成された概略図の各区間に沿って表示する表示手段(CPU11、ビデオ回路15)と、を有する。
【選択図】 図1
【解決手段】 目的地までの経路を探索する探索手段(CPU11)と、探索手段によって取得された経路の概略図を生成する生成手段(CPU11)と、生成手段によって生成された経路の概略図を構成する各区間を通過するために要する所要時間を計算する計算手段(CPU11)と、計算手段によって計算された各区間の所要時間に応じた情報を図案化し、生成手段によって生成された概略図の各区間に沿って表示する表示手段(CPU11、ビデオ回路15)と、を有する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ナビゲーション装置、情報呈示方法、およびナビゲーション用プログラムに関する。
車載用のナビゲーション装置は、GPS(Global Positioning Systems)衛星から送信される信号を受信して自車の現在位置を検出するとともに、各種センサにより検出される自車に関する情報およびナビゲーション装置の記録装置に記録されている地図情報に基づいて、自車の現在位置と地図上の道路とをマッチング(マップマッチング)させ、表示部に表示された地図上に自車の現在位置を表示する。そして、目的地が設定された場合には、当該目的地までの案内(ナビゲーション)を実行する。
ナビゲーション装置には、目的地まで探索を行った場合に、目的地までの経路図が表示されるものがある。また、経路図を構成する各区間を通過するために要する時間に関する情報を経路図とともに表示する技術も提案されている(例えば、特許文献1参照)。さらに、走行距離と時間との関係を示す2次元座標データを表示し、車両の走行状況を把握できるようにする技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
ところで、特許文献1に示す技術では、時間情報が文字情報として地図に重畳して表示されるため、表示が煩雑となり、所要時間が直感的に分かりにくいという問題点がある。また、特許文献2に示す技術では、走行距離と時間との関係を示すグラフであるため、経路の概要が分からないという問題点がある。
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、経路と所要時間とを容易に把握することができる表示が可能なナビゲーション装置、情報呈示方法、およびナビゲーション用プログラムを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、本発明ナビゲーション装置は、目的地までの経路を探索する探索手段と、探索手段によって取得された経路の概略図を生成する生成手段と、生成手段によって生成された経路の概略図を構成する各区間を通過するために要する所要時間を計算する計算手段と、計算手段によって計算された各区間の所要時間に応じた情報を図案化し、生成手段によって生成された概略図の各区間に沿って表示する表示手段と、を有するようにしている。
また、他の発明のナビゲーション装置は、上述の発明に加えて、表示手段が、概略図を折れ線グラフによって表示するとともに、各区間の所要時間に応じた長さの複数の線分によって構成される折れ線グラフを概略図とともに表示するようにしている。
また、他の発明のナビゲーション装置は、上述の発明に加えて、表示手段が、概略図を折れ線グラフによって表示するとともに、各区間の所要時間に対応する幅または高さを有する図形を折れ線グラフにおける各区間に合わせて表示するようにしている。
また、他の発明のナビゲーション装置は、上述の発明に加えて、表示手段は、概略図を折れ線グラフによって表示するとともに、各区間の所要時間に対応する個数のアイコンを折れ線グラフとともに表示するようにしている。
また、他の発明のナビゲーション装置は、上述の発明に加えて、表示手段が、各区間の所要時間に対応した太さの線分によって各区間を示す折れ線グラフを概略図として表示するようにしている。
また、他の発明のナビゲーション装置は、上述の発明に加えて、表示手段が、計算手段によって得られた各区間の所要時間を各区間の長さで除算した値に基づく情報を、生成手段によって生成された概略図に応じた態様で表示するようにしている。
他の発明のナビゲーション装置は、上述の発明に加えて、表示手段が、概略図を折れ線グラフによって表示するとともに、各区間の所要時間を累積加算して得られた値に対応する幅または高さを有する図形を折れ線グラフにおける各区間に合わせて表示するようにしている。
また、本発明の情報呈示方法は、目的地までの経路を探索する探索ステップと、探索ステップによって取得された経路の概略図を生成する生成ステップと、生成ステップによって生成された経路の概略図を構成する各区間を通過するために要する所要時間を計算する計算ステップと、計算ステップによって計算された各区間の所要時間に応じた情報を図案化し、生成ステップによって生成された概略図の各区間に沿って表示する表示ステップと、を有するようにしている。
また、本発明のナビゲーション用プログラムは、コンピュータを、目的地までの経路を探索する探索手段、探索手段によって取得された経路の概略図を生成する生成手段、生成手段によって生成された経路の概略図を構成する各区間を通過するために要する所要時間を計算する計算手段、ならびに、計算手段によって計算された各区間の所要時間に応じた情報を図案化し、生成手段によって生成された概略図の各区間に沿って表示する表示手段、として機能させるようにしている。
本発明は、経路と所要時間とを容易に把握することができる表示が可能なナビゲーション装置、情報呈示方法、およびナビゲーション用プログラムを提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について図に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るナビゲーション装置の構成例を示すブロック図である。この図に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るナビゲーション装置10は、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13、HDD(Hard Disk Drive)14、ビデオ回路15、I/F(Interface)16、バス17、LCD(Liquid Crystal Display)18、入力装置19、センサ20、GPS装置21、および音声出力装置22を有している。
ここで、探索手段であり、生成手段であり、計算手段であり、表示手段の一部であるCPU11は、HDD14またはROM12に格納されているプログラムに応じて、各種演算処理を実行するとともに、装置の各部を制御する中央処理装置である。
ROM12は、CPU11が実行するプログラムを格納した半導体記憶装置である。RAM13は、CPU11が実行するプログラムを一時的に記憶する半導体記憶装置である。
HDD14は、CPU11が実行するプログラムを格納するとともに、地図情報(地図表示用データ、道路リンクデータ等)を格納している。表示手段の一部であるビデオ回路15は、CPU11から供給された描画コマンドに応じた描画処理を実行するとともに、描画処理の結果として得られた画像を映像信号に変換してLCD18へ出力する。
I/F16は、入力装置19、センサ20、およびGPS装置21からの出力される信号の表現形式を変換して入力するとともに、音声出力装置に対して出力する信号の表現形式を変換する。バス17は、CPU11、ROM12、RAM13、HDD14、ビデオ回路15、およびI/F16を相互に接続し、これらの間で情報の授受を可能とするための信号線群である。
LCD18は、ビデオ回路15から出力される映像信号を表示するための表示装置である。図2は、LCD18の詳細を説明するための図である。この図に示すように、LCD18は、中央に表示部18aが配置されており、その周辺には入力装置19としてのハードウエアボタン19b〜19gが配置されている。また、表示部18aには入力装置19としてのタッチパネル19aが重畳するように配置されているので、表示部18aに表示されている画像情報等を参照してタッチパネル19aを操作することにより、所望の情報を入力することができる。この例では、表示部18aには、車両の現在地の周辺地図が表示されている。
アイコン30は、方位磁石を模したアイコンであり、南北方向を指示する。また、アイコン30は、地図の表示形態をノースアップ方式(地図上で、北方向が常に上向きなる表示方式)またはヘディングアップ方式(地図上で、進行方向が常に上向きなる表示方式)に設定する場合に操作される。アイコン31は、現在表示されている地図情報の縮尺を示すアイコンである。また、アイコン31は、地図情報の縮尺を変更する場合に操作される。自車位置を示す図形としての三角形32は、地図情報における自車の位置と、方向(三角形の上方の頂点が自車の方向)を示す。
図1に戻って、入力装置19は、前述したように、LCD18の表示部に重畳するように配置されたタッチパネル19aおよびハードウエアボタン19b〜19gを有しており、操作者の操作に応じた情報を生成して出力する。
センサ20は、車両の速度を示す車速センサ、車両の各制御軸の角速度を示す角速度センサ、およびサイドブレーキの操作状態を示すサイドブレーキセンサを有している。
GPS装置21は、複数のGPS人工衛星から発信される情報を利用して、車両の現在位置(緯度・経度・高度)を得る装置である。音声出力装置22は、CPU11から供給されたデータをD/A(Digital to Analog)変換し、音声として出力する。
つぎに、本発明の第1の実施の形態に係るナビゲーション装置10の経路探索に関する動作について説明する。図3は、本発明の第1の実施の形態に係るナビゲーション装置において、目的地が設定されて経路探索が実行された後に、経路図を表示する場合の動作を説明するためのフローチャートである。なお、以下の動作は、CPU11がナビゲーション用プログラムを実行することにより実現される。
ステップS10:CPU11は、処理回数をカウントするための変数iに初期値として“1”を設定する。
ステップS11:CPU11は、探索結果の座標情報を格納する配列Bs[]に、現在地から目的地までの経路探索の結果(現在地、目的地、主要通過点等に関する座標情報)を順次格納する。なお、以下では、経路探索の結果得られた情報としてN個の情報(位置情報)を例に挙げて説明する。
ステップS12:CPU11は、座標情報を格納する変数Paに対して、配列Bs[]の第1番目の要素(すなわち、現在地の座標情報)を代入する。
ステップS13:CPU11は、計算結果を格納する配列Bt[]の第1番目の要素として、変数Paに格納されている情報(現在地の座標情報)を代入する。
ステップS14:CPU11は、処理回数をカウントする変数iの値を“1”だけインクリメントする。
ステップS15:CPU11は、座標情報を格納する変数Pbに対して、配列Bs[](探索結果が格納されている配列)の第i番目の要素を代入する。
ステップS16:CPU11は、PaからPbへ至る区間を走行するために要する時間を変数Tに代入する。なお、この時間Tは、例えば、当該区間の距離を、当該区間の推定走行速度(例えば、高速道路であれば、80km/h、一般道であれば、50km/h)で除すことにより得られる。なお、VICS(Vehicle Information and Communication System)情報を参照して、各区間の渋滞状況を考慮し、推定走行速度を算出するようにしてもよい。
ステップS17:CPU11は、PaからPbに向かう線上で、点Paからの距離がα・Tの点をPb’とする。ここで、αは、変換係数である。図4に示すように、経路図上の点(現在地、通過点、または目的地に対応する点)であるPa,Pbが存在する場合に、PaとPbを結ぶ直線上であって、Paを起点として距離α・Tだけ離れた位置が、点Pb’とされる。
ステップS18:CPU11は、ステップS17で算出された点Pb’の位置座標を配列Bt[]の第i番目の要素として格納する。
ステップS19:CPU11は、変数Pbに格納されている座標情報を、変数Paに代入する。
ステップS20:CPU11は、変数iの値がN(配列Bs[]に格納されている要素の個数)と等しいか否かを判定し、等しくない場合にはステップS14に戻って同様の処理を繰り返し、それ以外の場合にはステップS21に進む。
ステップS21:CPU11は、配列Bt[]の第1番目の要素と、配列Bs[]の第1番目の要素に対応する座標を中心として、配列Bt[]の第N番目の要素に対応する座標と、配列Bs[]の第N番目の要素に対応する座標とが一致するような座標変換行列Mを算出する。地図上では、各要素は、2次元の座標をとるので、行列Mは、2×2の行列となる。
ステップS22:CPU11は、ステップS21で算出した座標変換行列Mを、配列Bt[]の全ての要素に対して乗算し、得られた情報を配列Bt’[]に順次代入する。
ステップS23:CPU11は、配列Bs[]および配列Bt’[]に格納されている座標情報に基づく折れ線グラフの画像データを生成し、ビデオ回路15に供給する。その結果、LCD18には、図5に示すような情報が表示される。この表示例では、表示部18aには、枠71が表示されており、枠71の内部には、タイトル71a、タブ71b〜71d、経路図71e、およびメッセージ71fが表示されている。ここで、タイトル71aとしては「第1のルート」が表示されており、経路図71eが第1のルート(第1番目に掲げられた探索結果)であることを示している。タブ71b〜71dは、第1〜第3のルートを選択する場合に操作される。この例では、タブ71bが選択されているので、タブ71bが選択されたことを示すためにハッチングが施され、また、第1のルートが表示されている。なお、タブ71c,71dが選択された場合には第2または第3のルートがそれぞれ表示されることになる。メッセージ71fは、第1のルートの所要時間と、走行距離とを示している。
経路図71eは、現在地(自宅)から目的地(○×電気)までの経路の概略図と、それぞれの区間における所要時間を示した2つの折れ線グラフが表示されている。
図6は、経路図71eを拡大して示す図である。この図において、実線は現在地から目的地までの概略の経路図を示しており、各線分の接続部は主要な通過点(A地点〜G地点)に対応している。一方、一点鎖線は、図3の処理によって配列Bt’[]に格納された情報によって描画された折れ線グラフである。折れ線グラフを構成するそれぞれの線分の長さは、破線で連結された対応する区間における所要時間を示している。したがって、線分の長さが長いほど、所要時間が長くなる。また、実線で示す線分の長さに比較して、一点鎖線の長さが短い部分は、比較的スムーズに走行可能な部分であり、逆に、実線で示す線分の長さに比較して、一点鎖線の長さが長い部分はそうでない部分である。
このような図を参照することにより、実線のみの折れ線グラフから、現在地から目的地までの経路の概要を知ることができるとともに、一点鎖線の折れ線グラフから、経路を構成する各区間を通過するのにどの程度の時間を要するのかが簡易に理解できる。
また、実線で示す折れ線グラフと、一点鎖線で示す折れ線グラフとを比較することにより、経路のどの部分がスムーズに流れているのかを知ることが可能になる。
さらに、一点鎖線で示す折れ線グラフは、所要時間を示すとともに、進行方向もある程度示しているので、一点鎖線の折れ線グラフを参照することにより、所要時間と進行方向とを同時に知ることが可能になる。また、2つの折れ線グラフの始点と終点とをそれぞれ一致させているので、所要時間を示す折れ線グラフを経路概略図に沿ってコンパクトに表示させることができる。
なお、以上に示す第1の実施の形態では、実線で示す折れ線グラフとともに、一点鎖線で示す折れ線グラフを表示するようにしたが、一点鎖線で示す折れ線グラフのみを表示するようにしてもよい。
また、一点鎖線で示す折れ線グラフの各区間に対して、走行時間を文字情報として併せて表示するようにしてもよい。
なお、図5,6では、2つの折れ線グラフを一例として実線と一点鎖線で表しているが、線種の組み合わせは、これらに限られない。また、線種を使用する代わりに、異なる色を使用してもよい。
つぎに、本発明の第2の実施の形態について説明する。
つぎに、本発明の第2の実施の形態について説明する。本発明の第2の実施の形態に係るナビゲーション装置は、図1の場合と同様の構成であるのでその詳細な説明は省略する。ただし、ROM12またはHDD14に格納されるナビゲーション用プログラムは、以下の動作を記述したものに変更される。
図7は、本発明の第2の実施の形態に係るナビゲーション装置10において、目的地が設定されて経路探索が実行された後に、経路の概略図を表示する場合の動作を説明するためのフローチャートである。なお、以下の動作は、CPU11がナビゲーション用プログラムを実行することにより実現される。
ステップS30:CPU11は、処理回数をカウントするための変数iに初期値として“1”を設定する。
ステップS31:CPU11は、探索結果の座標情報を格納する配列Bs[]に、現在地から目的地までの経路探索の結果(現在地、目的地、主要通過点等に関する座標情報)を格納する。
ステップS32:CPU11は、座標情報を格納する変数Paに対して、配列Bs[]の第i番目の要素を代入する。
ステップS33:CPU11は、座標情報を格納する変数Pbに対して、配列Bs[]の第(i+1)番目の要素を代入する。
ステップS34:CPU11は、PaからPbへ至る区間を通過するために必要な時間を変数Tに格納する。なお、この時間Tの計算方法は、前述した図3のステップS16の場合と同様である。
ステップS35:CPU11は、座標Paから、線分Pa−Pbに対して垂直方向に距離α・Tだけ離れた点をPa’とする。なお、αは変換係数である。例えば、第1回目の処理では、図8に示すように、出発点とA地点を結ぶ線分91に垂直で、出発点を起点として、長さが出発点からA地点までの所要時間に対応する線分90が描画される。
ステップS36:CPU11は、計算結果を格納する配列Bt[]の第i番目の要素として、ステップS35で算出された変数Pa’に格納されている情報を代入する。
ステップS37:CPU11は、処理回数をカウントする変数iの値を“1”だけインクリメントする。
ステップS38:CPU11は、変数iの値がN(配列Bs[]に格納されている要素の個数)と等しいか否かを判定し、等しくない場合にはステップS32に戻って同様の処理を繰り返し、それ以外の場合にはステップS39に進む。
ステップS39:CPU11は、配列Bs[]および配列Bt[]に格納されている座標情報に基づく折れ線グラフを生成し、ビデオ回路15に供給する。その結果、LCD18には、図8に示すような情報が表示される。
この例では、実線で示す折れ線グラフは、現在地から目的地までの経路図を示している。また、各通過点から上方(図8の上方)に伸びた破線は、それぞれの区間を通過するために要する時間に応じた長さを有している。一点鎖線で示す折れ線グラフは、それぞれの破線の端を結んだものである。
このような折れ線グラフを参照することにより、現在地から目的地までの経路の概要を知ることができるとともに、経路を構成する区間を通過するのに要する時間を簡易に知ることが可能になる。
なお、以上に示す第2の実施の形態では、経路を構成する各区間を通過するために要する時間を四角形の辺の長さとして示すようにしたが、例えば、図9に示すように、各区間を通過するために要する時間に対応する高さを有する三角形を三次元的に表示するようにしてもよい。図9に示す例では、仮想的なXYZ座標系において、経路を示す概略図がX−Y平面上に表示され、各区間を通過するのに要する時間に対応した、Z軸方向の高さを有する三角形が一点鎖線によって表示されている。具体的には、例えば、現在地とA地点との間には、この区間の中点でのZ軸方向の高さhの位置を頂点とし、この高さhを、この区間を通過するために要する時間に対応した値とした三角形95が表示されている。その他の区間においても、同様に、それぞれの区間を通過するために要する時間に対応するZ軸方向の高さを有する三角形が一点鎖線により表示されている。
このような実施の形態によれば、現在地から目的地までの経路の概略を知ることができるとともに、それぞれの三角形の高さを参照することにより、各区間を通過するために要する時間を知ることが可能になる。なお、ここでは、各区間について、三角形95を描画しているが、高さhの平行四辺形を代わりに描画するようにしてもよい。
図10は、経路図を構成する折れ線グラフの各線分を、それぞれの区間を通過するために要する時間に対応した太さによって示したものである。この図の例では、通過に時間を要する区間については、太線で示されており、そうでない区間については細線で示されている。
このようなグラフを参照すれば、現在地から目的地までの経路の概略を知ることができるとともに、それぞれの線分の太さを参照することにより、各区間を通過するために要する時間を知ることが可能になる。
なお、図10に示す例では、通過に時間を要する区間の線分については、太線で示すようにしたが、これとは逆に細線で表示するようにしてもよい。そのような表示によれば、通過に時間を要する区間はいわば隘路であるため、直観的に分かり易い表示とすることができる。
また、図11に示すように、各区間を通過するために要する時間に対応した個数のアイコンを表示して、各区間を通過するために要する時間を表示するようにしてもよい。図11の例では、各区間に平行するように時計の形状を模したアイコンが、それぞれの区間を通過するための要する時間に応じた個数だけ表示されている。ここで、完全な形状のアイコンは、1個が20分を示すものとし、半分のアイコンは、1個が10分を示すものとする。
この例では、現在地からA地点までの区間には、アイコンが1個表示されているので、この区間は通過するのに20分を要することが示されている。また、C地点からE地点までの区間には、アイコンが1.5個表示されているので、この区間は通過するのに30分を要することが示されている。
このような実施の形態によれば、経路の概要を知ることができるとともに、各区間を通過するために要する時間を簡易に知ることが可能になる。
さらに、以上の実施の形態では、各区間の所要時間に応じたグラフを表示するようにしたが、例えば、図12に示すように、各区間の所要時間を案内経路の進行に沿って累積加算した値(すなわち、現在地から各地点までのトータルの所要時間)に応じた折れ線グラフを表示するようにしてもよい。
この例では、経路図の各区間を示す線分と一点鎖線で示す折れ線との各節点での距離は、現在地からの所要時間に応じて決定されている。すなわち、各地点までの所要時間に設定係数を乗じた値を、経路概略図における各地点の表示位置からの上述のZ軸上での距離として折れ線グラフの各節点の位置を計算し、それらの節点を結ぶ線分を描画して、折れ線グラフを描画する。このため、一点鎖線で示す折れ線は、現在地からの距離の経過に伴って、経路図を示す折れ線から乖離している。
このような実施の形態によれば、距離と時間との関係を直感的に把握することが可能になる。
なお、上述の各実施の形態は、本発明の好適な例であるが、本発明は、これらに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々の変形、変更が可能である。
例えば、以上の各実施の形態では、各区間を通過するために要する時間に応じた高さ等を有する図形を表示するようにしたが、各区間を通過するために要する時間を区間の長さで規格化した値、すなわち、各区間の推定走行速度に応じた高さ等を有する図形を表示するようにしてもよい。そのような実施の形態によれば、各区間の交通状況を簡易に知ることができる。
また、以上の各実施の形態では、紙面上、時間についての折れ線グラフと、経路の概略図とを同一色で表現しているが、実際の表示の際には、2つのグラフを別々の色で表示したり、通過所要時間に応じて時間毎に色を変化させたりするようにしてもよい。例えば、経路概略図を黒で表示し、時間の折れ線グラフを赤で表示してもよい。
また、以上の各実施の形態では、経路の探索を実行した後に、経路図を一時的に表示するようにしたが、走行中においても経路図を継続的に表示するようにしてもよい。さらに、通過した経路については、画面上から消去して、画面を簡略化してユーザに分かり易くなるようにしてもよい。また、走行中に、交通状況が変化した場合には、例えば、VICS情報を参照して、該当する区間の表示形態をアニメーションとして変化させるようにしてもよい。そのような実施の形態によれば、道路状況が変化した場合には、その場所を知ることができるとともに、どの程度の変化が生じたのかを簡易に知ることができる。
なお、上記の処理機能は、例えば、図1に示すようなコンピュータによって実現される。その場合、ナビゲーション装置が有すべき機能の処理内容を記述したプログラムが提供される。そのプログラムをコンピュータで実行することにより、処理機能がコンピュータ上で実現される。処理内容を記述したプログラムは、コンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録しておくことができる。コンピュータで読み取り可能な記録媒体としては、磁気記録装置、光ディスク、光磁気記録媒体、半導体メモリなどがある。磁気記録装置には、ハードディスク装置(HDD)、フレキシブルディスク(FD)、磁気テープなどがある。光ディスクには、DVD(Digital Versatile Disk)、DVD−RAM(Random Access Memory)、CD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)、CD−R(Recordable)/RW(ReWritable)などがある。光磁気記録媒体には、MO(Magneto-Optical disk)などがある。
プログラムを流通させる場合には、例えば、そのプログラムが記録されたDVD、CD−ROMなどの可搬型記録媒体が販売される。また、プログラムをサーバコンピュータの記憶装置に格納しておき、ネットワークを介して、サーバコンピュータから他のコンピュータにそのプログラムを転送することもできる。
プログラムを実行するコンピュータは、例えば、可搬型記録媒体に記録されたプログラムもしくはサーバコンピュータから転送されたプログラムを、自己の記憶装置に格納する。そして、コンピュータは、自己の記憶装置からプログラムを読み取り、プログラムに従った処理を実行する。なお、コンピュータは、可搬型記録媒体から直接プログラムを読み取り、そのプログラムに従った処理を実行することもできる。また、コンピュータは、サーバコンピュータからプログラムが転送される毎に、逐次、受け取ったプログラムに従った処理を実行することもできる。
本発明は、例えば、車載型のナビゲーション装置に利用することができる。
10 ナビゲーション装置
11 CPU(探索手段、生成手段、計算手段、表示手段の一部)
15 ビデオ回路(表示手段の一部)
11 CPU(探索手段、生成手段、計算手段、表示手段の一部)
15 ビデオ回路(表示手段の一部)
Claims (9)
- 目的地までの経路を探索するナビゲーション装置において、
目的地までの経路を探索する探索手段と、
上記探索手段によって取得された経路の概略図を生成する生成手段と、
上記生成手段によって生成された経路の概略図を構成する各区間を通過するために要する所要時間を計算する計算手段と、
上記計算手段によって計算された各区間の所要時間に応じた情報を図案化し、上記生成手段によって生成された概略図の各区間に沿って表示する表示手段と、
を有することを特徴とするナビゲーション装置。 - 前記表示手段は、前記概略図を折れ線グラフによって表示するとともに、前記各区間の所要時間に応じた長さの複数の線分によって構成される折れ線グラフを前記概略図とともに表示することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
- 前記表示手段は、前記概略図を折れ線グラフによって表示するとともに、前記各区間の所要時間に対応する幅または高さを有する図形を前記折れ線グラフにおける各区間に合わせて表示することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
- 前記表示手段は、前記概略図を折れ線グラフによって表示するとともに、前記各区間の所要時間に対応する個数のアイコンを前記折れ線グラフとともに表示することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
- 前記表示手段は、前記各区間の所要時間に対応した太さの線分によって各区間を示す折れ線グラフを概略図として表示することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
- 前記表示手段は、前記計算手段によって得られた各区間の所要時間を各区間の長さで除算した値に基づく情報を、前記生成手段によって生成された概略図に応じた態様で表示することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
- 前記表示手段は、前記概略図を折れ線グラフによって表示するとともに、前記各区間の所要時間を累積加算して得られた値に対応する幅または高さを有する図形を前記折れ線グラフにおける各区間に合わせて表示することを特徴とする請求項1記載のナビゲーション装置。
- 目的地までの経路を探索するナビゲーション装置の情報呈示方法において、
目的地までの経路を探索する探索ステップと、
上記探索ステップによって取得された経路の概略図を生成する生成ステップと、
上記生成ステップによって生成された経路の概略図を構成する各区間を通過するために要する所要時間を計算する計算ステップと、
上記計算ステップによって計算された各区間の所要時間に応じた情報を図案化し、上記生成ステップによって生成された概略図の各区間に沿って表示する表示ステップと、
を有することを特徴とする情報呈示方法。 - 目的地までの経路を探索するナビゲーション装置において実行されるコンピュータ読み取り可能なナビゲーション用プログラムにおいて、
コンピュータを、
目的地までの経路を探索する探索手段、
上記探索手段によって取得された経路の概略図を生成する生成手段、
上記生成手段によって生成された経路の概略図を構成する各区間を通過するために要する所要時間を計算する計算手段、ならびに、
上記計算手段によって計算された各区間の所要時間に応じた情報を図案化し、上記生成手段によって生成された概略図の各区間に沿って表示する表示手段、
として機能させることを特徴とするコンピュータ読み取り可能なナビゲーション用プログラム。
Priority Applications (1)
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2004
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