JP2005221151A - 熱交換器およびヘッダタンク - Google Patents

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宏行 斗谷
Sadamu Murata
定 村田
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一崇 上林
Junichiro Takizawa
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Abstract

【課題】断面略円形でタンク径を小さくした耐圧強度の高いヘッダタンクを低コストで提供することを課題とする。
【解決手段】断面略U字形に形成された中央部101aおよび複数の開口部103が形成された第1プレート101と、複数のチューブ接続穴104が形成された第2プレート102とを接合することにより、ヘッダタンクの長手方向に沿って冷媒流路105が形成されるとともに、第2プレート102のチューブ接続穴104と第1プレート101の複数の開口部103とが平面一致する部分に冷媒流路105と連通する分流路103aがそれぞれ形成される構造とした。
【選択図】 図1

Description

この発明は、例えば車両等に用いられる熱交換器と、この熱交換器の熱交換器コア内部に冷却媒体を流通させるためのヘッダタンクに関する。
従来、二酸化炭素を冷却媒体とする熱交換器では、要求される耐圧強度が従来の冷媒を使用したものに比べておよそ3倍(常用圧力は10倍)となるため、ヘッダタンクの耐圧強度を確保するために、タンク部分の断面形状を略円形状の多穴構造とし、内圧を受ける断面積を小さくすることで高耐圧仕様に対応するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開平10−351783号公報
従来例のヘッダタンクは押出し材であるため、一般的な板材に比べて材料コストが高くなる。また、多穴構造であるために、内部空間を隔てる支柱が存在しており、この支柱はチューブを挿入する際に障害となることから、支柱にチューブ挿入用の溝を形成が必要がある。しかしながら、チューブの本数は(仕様により異なるが)概ね数十本程度と多いため、溝を形成するための加工工数が膨大なものとなる。このように、従来例のヘッダタンクでは、加工工数や原材料等の影響によりコスト増になるという課題があった。
この発明の目的は、断面略円形でタンク径を小さくした耐圧強度の高いヘッダタンク、およびこのヘッダタンクを備えた熱交換器を低コストで提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1の発明は、断面略U字形に形成された中央部および複数の開口部が形成された両側部を有する第1プレートと、熱交換器コアのチューブが接続される複数のチューブ接続穴が形成された第2プレートとを接合してなる熱交換器のヘッダタンクであって、前記第1プレートにおける複数の開口部は、前記第2プレートに形成された複数のチューブ接続穴と平面一致するように形成され、前記第1プレートと前記第2プレートとを接合したときに、ヘッダタンクの長手方向に沿って冷媒流路が形成されるとともに、前記第2プレートのチューブ接続穴と前記第1プレートの複数の開口部とが平面一致する部分に前記冷媒流路と連通する分流路がそれぞれ形成されることを特徴とする。
請求項2の発明は、断面略U字形に形成された中央部および複数のスリット部が形成された両側部を有する第1プレートと、熱交換器コアのチューブが接続される複数のチューブ接続穴が形成された第2プレートとを接合してなる熱交換器のヘッダタンクであって、前記第1プレートの両側部は、前記複数のスリット部における開口端が前記第1プレートの内側に向くように成形されるとともに、前記複数のスリット部は、前記第2プレートに形成された複数のチューブ接続穴と平面一致するように形成され、前記第1プレートと前記第2プレートとを接合したときに、ヘッダタンクの長手方向に沿って冷媒流路が形成されるとともに、前記第2プレートのチューブ接続穴と前記第1プレートの複数のスリット部とが平面一致する部分に前記冷媒流路と連通する分流路がそれぞれ形成されることを特徴とする。
請求項3の発明は、断面略U字形に形成された中央部および複数のビード部が形成された両側部を有する第1プレートと、熱交換器コアのチューブが接続される複数のチューブ接続穴が形成された第2プレートとを接合してなる熱交換器のヘッダタンクであって、前記第1プレートにおける複数のビード部は、前記第1プレートの両側部を内側から膨出させた形状に成形されるとともに、前記複数のビード部は、前記第2プレートに形成された複数のチューブ接続穴と平面一致するように形成され、前記第1プレートと前記第2プレートとを接合したときに、ヘッダタンクの長手方向に沿って冷媒流路が形成されるとともに、前記第2プレートのチューブ接続穴と前記第1プレートの複数のビード部とが平面一致する部分に前記冷媒流路と連通する分流路がそれぞれ形成されることを特徴とする。
請求項4の発明は、断面略U字形に形成された中央部および平坦な両側部を有する第1プレートと、熱交換器コアのチューブが接続される複数のチューブ接続穴および複数のビード部が形成された第2プレートとを接合してなる熱交換器のヘッダタンクであって、前記第2プレートにおける複数のビード部は、前記第2プレートを内側から膨出させた形状に成形されるとともに、膨出した底面に前記複数のチューブ接続穴が形成され、前記第1プレートと前記第2プレートとを接合したときに、ヘッダタンクの長手方向に沿って冷媒流路が形成されるとともに、前記第1プレートの複数のビード部に前記冷媒流路と連通する分流路がそれぞれ形成されることを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1乃至5のいずれか一項において、前記ヘッダタンクの内部空間を遮蔽された複数の空間に分割するための遮蔽部材を設けたことを特徴とする。
また、請求項6の発明は、熱交換器コアと、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のヘッダタンクとを備えた熱交換器であって、前記熱交換器コアの最外側に装着されるプレート部材に、前記ヘッダタンクに形成された冷媒流路を塞ぐ遮蔽部を形成したことを特徴とする。
請求項7の発明は、請求項6において、前記ヘッダタンクの端部に接合され、前記プレート部材に形成された遮蔽部の外側面を補強するためのブラケット部材を設けたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ヘッダタンクを構成する第1プレートおよび第2プレートを板材によるプレス成形品とすることができるため、ヘッダタンクを押出し材で製作する場合に比べて安い材料で製造することができるうえ、ヘッダタンクを小型化することができるため、材料の使用量を少なくすることができる。このように、本発明のヘッダタンクは安い材料で製造することができ、且つその使用量を少なくすることができるため、材料費を削減することができる。また、タンク内部の内部空間を隔てる支柱を形成するための機械加工が不要となるため、加工コストを削減することができる。
さらには、ヘッダタンクの耐圧強度を確保するために冷媒流路を断面略円形状とし、かつタンク径を小さくした場合でも、チューブに形成された各チューブ穴、とくに幅方向の端部に位置するチューブ穴にも冷却媒体を確実に流入させることができるため、耐圧強度が高く、かつ小型化・軽量化が可能なヘッダタンクを提供することができる。
請求項2の発明は、請求項1の発明と同様の効果を有する。とくに本請求項の発明においては、前記第1プレートの両側部を前記複数のスリット部における開口端が前記第1プレートの内側に向くように成形する構造であるため、タンクの耐圧強度をさらに高めることができる。
請求項3の発明は、請求項1の発明と同様の効果を有する。とくに、本請求項の発明においては、冷媒が冷媒流路から分流する内部空間の上部を塞ぐための加工を行う必要がないため、加工工数が削減できるとともに、ロウ付け不良の発生を少なくすることができる。また、本請求項の構造によれば、気密性が高く、より耐圧強度の高い構造とすることができる。
請求項4の発明によれば、請求項1の発明と同様の効果を有する。とくに、本請求項の発明においては、冷媒が冷媒流路から分流する内部空間の上部を塞ぐための加工を行う必要がないため、加工工数が削減できるとともに、ロウ付け不良の発生を少なくすることができる。また、本請求項の構造によれば、気密性が高く、より耐圧強度の高い構造とすることができる。さらに、本請求項の構造によれば、チューブ接続穴と分流路が同じビード部に形成されるため、第1プレートと第2プレートとを重ね合わせる際の位置合わせを容易に行うことができる。
請求項5の発明によれば、遮蔽部材を設けることにより、内部リークを確実に防止して、品質的に安定したヘッダタンクとすることができる。
請求項6の発明によれば、プレート部材に遮蔽部を形成することにより、プレート部材と遮蔽部が一体化されるため、部品点数および組み付け工数を削減することができる。
請求項7の発明によれば、ピンブラケット部材により前記プレート部材に形成された遮蔽部の外側面が補強されるため、必要な耐圧強度を確保することができる。
以下、本発明に係わる熱交換器およびヘッダタンクを実施するための最良の形態を図面を参照しながら説明する。なお、説明に用いる各図においては、構造を分かり易くするために、適宜にハッチングや輪郭線、境界線等を省略する。
図19は、実施例1に係わる熱交換器の全体構成を示す斜視図である。熱交換器10は大別すると、ヘッダタンク11Aおよび11B(以下、適宜にヘッダタンク11という)と、熱交換器コア12とから構成されている。熱交換器コア12は、冷却媒体(以下、適宜に冷媒という)が流通する複数本の扁平のチューブ13と、隣接するチューブ13との間に配置されたフィン14とで構成されている。熱交換器コア12の一端にはヘッダタンク11Aが配置され、各チューブ13の一端と連通されている。また他端にはヘッダタンク11Bが配置され、各チューブ13の他端と連通されている。
ヘッダタンク11A、11Bは、長手方向に沿って互いに等しい間隔となるように並列に配置されている。また、ヘッダタンク11A、11Bの端部には、冷却媒体を供給するための図示しない供給部材や遮蔽部材が接合されている。図19の構成において、ヘッダタンク11Aに供給された冷却媒体は、ヘッダタンク11Aからチューブ13に分配されてヘッダタンク11Bに流入し、このヘッダタンク11Bから外部に取り出される。この間、熱交換器コア12の各チューブ13およびフィン14の間を、空気などの図示しない熱交換媒体が流通することにより、熱交換器コア12の各チューブ13を流通する冷却媒体との間で熱交換が行われる。なお、冷却媒体の流通経路には種々の組み合わせがあり、上記流通経路は最も簡単な経路の例を述べたものである。各実施例においては、ヘッダタンク11Aに供給された冷却媒体が熱交換器コア12の各チューブ13を流通してヘッダタンク11Bに流入する列について説明するものとする。
次に、ヘッダタンク11の構造について説明する。図1は、実施例1に係わるヘッダタンク11Aの部分斜視図である(一部破断面で示す)。ここでは、ヘッダタンク11Aを例として説明するが、ヘッダタンク11Bについても基本的な構成は同じである。また、エンドパッチやデバイド等の各実施例において共通のアクセサリ構造については後述する。
図1に示すように、ヘッダタンク11Aは、タンク部となる第1プレート101と、この第1プレート101を覆うように接合される第2プレート102とから構成されている。第1プレート101は、中央部101aが断面略U形状に形成され、両側部101bには冷却媒体の流路となる複数の開口部103がチューブ13と同じ間隔で形成されている。また第2プレート102には、チューブ13を接続するための複数のチューブ接続穴104が等間隔で形成されている。この第2プレート102の幅方向の両端部は、第1プレート101の両側部101bにおいて、開口部103の上面を覆うように重ね合わされることで、第1プレート101と一体化されている。なお、チューブ13の内部には、冷却媒体を流通させるための複数のチューブ穴13aが等間隔で形成されている。
図2はヘッダタンク11Aの部分断面図であり、(a)は図1のA−A′線断面図、(b)は図1のB−B′線断面図をそれぞれ示している。ヘッダタンク11Aは、チューブ13が接続される部分と、それ以外の部分とでは内部構造が異なる。すなわち、チューブ13が接続されていない部分では、図2(a)に示すようにヘッダタンク11Aの長手方向に貫通する冷媒流路105のみが形成されている。また、チューブ13が接続されている部分では、図2(b)に示すように、冷媒流路105とともに、冷媒の一部が分流するための分流路103aが形成されている。この分流路103aは、冷媒流路105と開口部103との間に形成される内部空間であり、冷媒流路105と分流路103aとの間は連通した空間となる。
上記構成において、ヘッダタンク11Aの一方の端部から供給される冷却媒体は、タンクの長手方向に沿って形成された冷媒流路105内を流通するとともに、チューブ13が接続されている部分では、幅方向に形成された左右の分流路103aに分流して、チューブ13に形成されたチューブ穴13aに流入する。このチューブ穴13aに流入した冷却媒体はヘッダタンク11B内で合流して、外部に取り出される。
本実施例によれば、ヘッダタンクの耐圧強度を確保するために冷媒流路の断面形状を略円形状とし、かつヘッダタンク径(第1プレート101の断面略U形状部分の幅)をチューブ13の幅より大幅に小さくした場合でも、チューブ13に形成された各チューブ穴13a、とくに幅方向の端部に位置するチューブ穴13aにも冷却媒体を確実に流入させることができる。したがって、本実施例のヘッダタンクにおいては、断面略円形かつタンク径を小さくすることにより耐圧強度を高くすることができ、且つ小型化・軽量化が可能なヘッダタンクとすることができる。
次に、ヘッダタンク11の製作方法について説明する。図3(a)〜(c)は、ヘッダタンク11の製作手順を示す説明図である。このうち、(c)は図2(b)と同等部分の断面図を示している。
まず、図3(a)に示すように、クラッド材(アルミ芯材)の平板からなる第1プレート101の所定位置に同一形状の開口部103をプレス加工により形成する。この開口部103は、図示しない第2プレート102に形成されるチューブ接続穴104の配列と同じ間隔で形成する。次に、図3(b)に示すように、第1プレート101の中心部分を長手方向に沿って断面略U形状となるように曲げ加工する。これにより、第1プレート101の内部中央に冷媒流路105が形成される。次に、図3(c)に示すように、第2プレート102のチューブ接続穴104と、第1プレート101の開口部103とが平面的に一致するように配置するとともに、第2プレート102の幅方向の両側部102aを図の矢印方向に折り返して、第1プレート101の開口部103を塞ぐように重ね合わせることにより、ヘッダタンク11A、11Bの本体部分が完成する。このとき、冷媒流路105と開口部103との間には冷媒が流通するための空間となる分流路103aが形成される。
さらに、このヘッダタンク11A、11Bとの間に熱交換器コア12を取り付けるとともに、後述するエンドパッチやデバイド等を装着して、これらを一体のまま炉中で加熱してロウ付け接合することにより熱交換器10が完成する。
本実施例によれば、ヘッダタンクを板材によるプレス加工成形品とすることができるため、従来例のように、ヘッダタンクを押出し材で製作する場合に比べて安い材料で製造することができる。また、ヘッダタンクを小型化することができるため、材料の使用量を少なくすることができる。このように、安い材料で製造することができ、且つその使用量を少なくすることができるため、材料費を削減することができる。しかも、タンク内部の内部空間を隔てる支柱を形成するための機械加工が不要となるため、加工コストを削減することができる。
さらに、ヘッダタンクの材料として、表層にロウ材層を有するクラッド材を使用しているため、ロウ付け時に外部からロウ材を供給する必要がなく、ロウ付けの作業工数を少なくして、製造コストを削減することができる。
したがって、本実施例によれば、断面略円形でタンク径を小さくした耐圧強度の高い熱交換器のヘッダタンクを低コストで製作することが可能となる。
ちなみに、背景技術にある特開平10−351783号公報のヘッダタンクにおいても、タンク内径を小さくすることにより耐圧強度を高めることができると推測される。しかしながら、この従来例でヘッダタンク径を小さくすると、タンク内の冷媒流路がより細分化され、接合部分が増えるうえ、外部から接合状態が確認できない部位をロウ付けしなければならなくなるため、ロウ付け不良の発生が懸念される。この点、本実施例の構造であれば、接合部位をすべて外部から確認することができるため、ロウ付け不良の発生を抑えることができる。この作用効果は、以下の各実施例に示すヘッダタンクおいて共通する。
次に、実施例2に係わるヘッダタンクの構造について説明する。この実施例2において、熱交換器の基本的な構造は実施例1(図19)と同じであるため、説明を省略する。また、本実施例では、熱交換器コアの上部に配置されるヘッダタンク21Aについて説明するものとし、これと対をなすヘッダタンク21B(図1の11Bに相当)については図示を省略する。また、ヘッダタンク21A、21Bを適宜にヘッダタンク21という。
図4は、実施例2に係わるヘッダタンク21Aの部分斜視図である(一部破断面で示す)。
図4に示すように、ヘッダタンク21Aは、タンク部となる第1プレート201と、この第1プレート201を覆うように接合される第2プレート202とから構成されている。第1プレート201は、中央部201aが断面略U形状に形成され、両側部201bには冷却媒体の流路となる複数のスリット部203がチューブ13と同じ間隔で形成されている。また第2プレート202には、チューブ13を接続するための複数のチューブ接続穴204が等間隔で形成されている。第2プレート202の幅方向の両側部は、第1プレート201の両側部201bの上面を覆うように重ね合わされている。
図5は、ヘッダタンク21Aの部分断面図であり、(a)は図4のA−A′線断面図、(b)は図4のB−B′線断面図をそれぞれ示している。本実施例のヘッダタンク21Aにおいて、チューブ13が接続される部分と、それ以外の部分とでは内部構造が異なる。すなわち、チューブ13が接続されていない部分では、図5(a)に示すようにヘッダタンク21Aの長手方向に貫通する冷媒流路205のみが形成されている。また、チューブ13が接続されている部分では、図5(b)に示すように、冷媒流路205とともに、冷媒の一部が分流するための分流路203aが形成されている。この分流路203aは、冷媒流路205とスリット部203との間に形成される内部空間であり、冷媒流路205と分流路203aとの間は連通した空間となる。
上記構成において、ヘッダタンク21Aの一方の端部から供給される冷却媒体は、タンクの長手方向に沿って形成された冷媒流路205内を流通するとともに、チューブ13が接続されている部分では、幅方向に形成された左右の分流路203aに分流して、チューブ13に形成されたチューブ穴13aに流入する。このチューブ穴13aに流入した冷却媒体は図示しないヘッダタンク21B内で合流して、外部に取り出される。
本実施例によれば、実施例1と同様に、幅方向の端部に位置するチューブ穴13aにも冷却媒体を確実に流入させることができる。したがって、断面略円形かつタンク径を小さくすることにより耐圧強度の高い構造とすることができ、且つ小型化・軽量化が可能なヘッダタンクとすることができる。
次に、ヘッダタンク21の製作方法について説明する。図6(a)〜(d)は、ヘッダタンク21の製作手順を示す説明図である。このうち、(c)および(d)は、図5(b)と同等部分の断面図を示している。
まず、図6(a)に示すように、クラッド材(アルミ芯材)の平板からなる第1プレート201の所定位置に同一形状のスリット部203をプレス加工により形成する。このスリット部203は、図示しない第2プレート202に形成されるチューブ接続穴204の配列と同じ間隔で形成する。また、第1プレート201の中心部分を長手方向に沿って断面略U形状となるように曲げ加工する。次に、図6(b)に示すように、第1プレート201の幅方向の両側部を内側に折り返して、スリット部203の開口端203aが第1プレート201の内側に向くように重ね合わせる。これにより、第1プレート201の内部中央に冷媒流路205が形成される。続いて、図6(c)に示すように、第2プレート202のチューブ接続穴204と、第1プレート201のスリット部203とが平面的に一致するように重ねて配置する。さらに、図6(d)に示すように、第2プレート202の幅方向の両側部202aを図の矢印方向に折り返して、第1プレート101の幅方向の両側部に重ね合わせ、カシメ固定することにより、ヘッダタンク21A、21Bの本体部分が完成する。このとき、冷媒流路205とスリット部203との間には冷媒が流通するための空間となる分流路103aが形成される。
さらに、このヘッダタンク21A、21Bとの間に熱交換器コア12を取り付けるとともに、後述するエンドパッチやデバイド等を装着して、これらを一体のまま炉中で加熱してロウ付け接合することにより熱交換器20が完成する。
本実施例によれば、ヘッダタンクを板材によるプレス加工成形品とすることができるため、押出し材で製作する場合に比べて安い材料で製造することができる。また、ヘッダタンクを小型化することができるため、材料の使用量を少なくすることができる。このように、安い材料で製造することができ、且つその使用量を少なくすることができるため、材料費を削減することができる。しかも、タンク内部の内部空間を隔てる支柱を形成するための機械加工が不要となるため、加工コストを削減することができる。
さらに、ヘッダタンクの材料として、実施例1と同様に、表層にロウ材層を有するクラッド材を使用することにより、ロウ付け時に外部からロウ材を供給する必要がなくなり、ロウ付けの作業工数を少なくして、製造コストを削減することができる。
したがって、本実施例においても、耐圧強度の高い熱交換器のヘッダタンクを低コストで製作することが可能となる。とくに、本実施例においては、第1プレート201の幅方向の両側部を内側に折り返して、スリット部203の開口端203aが第1プレート201の内側に向くように重ね合わせた構造としているため、タンクの耐圧強度をさらに高めることができる。
次に、実施例3に係わるヘッダタンクの構造について説明する。この実施例3においても、熱交換器の基本的な構造は実施例1(図19)と同じであるため、説明を省略する。また、本実施例では、熱交換器コアの上部に配置されるヘッダタンク31Aについて説明するものとし、これと対をなすヘッダタンク31B(図1の11Bに相当)については図示を省略する。また、ヘッダタンク31A、31Bを適宜にヘッダタンク31という。
図7は、実施例3に係わるヘッダタンク31Aの部分斜視図である(一部破断面で示す)。
図7に示すように、ヘッダタンク31Aは、タンク部となる第1プレート301と、この第1プレート301を覆うように接合される第2プレート302とから構成されている。第1プレート301は、中央部301aが断面略U形状に形成され、両側部301bには冷却媒体の流路となる複数のビード部303がチューブ13と同じ間隔で形成されている。また第2プレート302には、チューブ13を接続するための複数のチューブ接続穴304が等間隔で形成されている。この第2プレート302の幅方向の両側部は、第1プレート301の両側部301bの一部を覆うように重ね合わされている。
図8は、ヘッダタンク31Aの部分断面図であり、(a)は図7のA−A′線断面図、(b)は図7のB−B′線断面図をそれぞれ示している。本実施例のヘッダタンク31Aにおいて、チューブ13が接続される部分と、それ以外の部分とでは内部構造が異なる。すなわち、チューブ13が接続されていない部分では、図8(a)に示すようにヘッダタンク31Aの長手方向に貫通する冷媒流路305のみが形成されている。また、チューブ13が接続されている部分では、図8(b)に示すように、冷媒流路305とともに、冷媒の一部が分流するための分流路303aが形成されている。この分流路303aは、第1プレート301の幅方向の両端部にビード加工により形成されたビード部303の内部空間であり、冷媒流路305と分流路303aとの間は連通した空間となる。
上記構成において、ヘッダタンク31Aの一方の端部から供給される冷却媒体は、タンクの長手方向に沿って形成された冷媒流路305内を流通するとともに、チューブ13が接続されている部分では、幅方向に形成された左右の分流路303aに分流して、チューブ13に形成されたチューブ穴13aに流入する。このチューブ穴13aに流入した冷却媒体は図示しないヘッダタンク31B内で合流して、外部に取り出されることになる。
本実施例によれば、実施例1と同様に、幅方向の端部に位置するチューブ穴13aにも冷却媒体を確実に流入させることができるため、断面略円形かつタンク径を小さくして耐圧強度を高くすることができ、且つ小型化・軽量化が可能なヘッダタンクとすることができる。
次に、ヘッダタンク31の製作方法について説明する。図9(a)〜(d)は、ヘッダタンク31の製作手順を示す説明図である。このうち、(c)および(d)は、図8(b)と同等部分の断面図を示している。
まず、図9(a)に示すように、クラッド材(アルミ芯材)の平板からなる第1プレート301の中心部分を長手方向に沿って断面略U形状となるように曲げ加工する。次に、図9(b)に示すように、第1プレート301の所定位置に同一形状のビード部303をプレス加工により形成する。このビード部303は、第2プレート302に形成されるチューブ接続穴304の配列と同じ間隔で形成する。次に、図9(c)に示すように、第2プレート302のチューブ接続穴304と、第1プレート301のビード部303とが平面的に一致するように重ねて配置する。さらに、図9(d)に示すように、第2プレート302の幅方向の両側部302aを図の矢印方向に折り返して、第1プレート301の幅方向の両側部に重ね合わせ、カシメ固定することにより、ヘッダタンク31A、31Bの本体部分が完成する。
さらに、このヘッダタンク31A、31Bとの間に熱交換器コア12を取り付けるとともに、後述するエンドパッチやデバイド等を装着して、これらを一体のまま炉中で加熱してロウ付け接合することにより熱交換器30が完成する。
本実施例によれば、ヘッダタンクを板材によるプレス加工成形品とすることができるため、押出し材で製作する場合に比べて安い材料で製造することができる。また、ヘッダタンクを小型化することができるため、材料の使用量を少なくすることができる。このように、安い材料で製造することができ、且つその使用量を少なくすることができるため、材料費を削減することができる。しかも、タンク内部の内部空間を隔てる支柱を形成するための機械加工が不要となるため、加工コストを削減することができる。
さらに、ヘッダタンクの材料として、実施例1と同様に、表層にロウ材層を有するクラッド材を使用することにより、ロウ付け時に外部からロウ材を供給する必要がなくなり、ロウ付けの作業工数を少なくして、製造コストを削減することができる。
したがって、本実施例においても、耐圧強度の高い熱交換器のヘッダタンクを低コストで製作することが可能となる。とくに、本実施例の構成においては、冷媒が冷媒流路305から分流する内部空間(ビード部303)の上部を塞ぐための加工を行う必要がないため、加工工数が削減できるとともに、ロウ付け不良の発生を少なくすることができる。また、本実施例の構造によれば、気密性が高く、より耐圧強度の高い構造とすることができる。
次に、実施例4に係わるヘッダタンクの構造について説明する。この実施例4においても、熱交換器の基本的な構造は実施例1(図19)と同じであるため、説明を省略する。また、本実施例では、熱交換器コアの上部に配置されるヘッダタンク41Aについて説明するものとし、これと対をなすヘッダタンク41B(図1の11Bに相当)については図示を省略する。また、ヘッダタンク41A、41Bを適宜にヘッダタンク41という。
図10は、実施例3に係わるヘッダタンク41Aの部分斜視図である(一部破断面で示す)。
図10に示すように、ヘッダタンク41Aは、タンク部となる第1プレート401と、この第1プレート401を覆うように接合される第2プレート402とから構成されている。第1プレート401は、中央部401aが断面略U形状に形成されている。また第2プレート402には、冷却媒体の流路となる断面略U字形のビード部403が等間隔で複数形成されるとともに、各ビード部403の底面403aには、チューブ13を接続するためのチューブ接続穴404が形成されている。ビード部403は、チューブ13と同じ幅方向に形成された溝部であり、その内部には、冷媒が流通するための空間となる分流路405が形成されている。一方、第2プレート402の幅方向の両側部は、第1プレート401の両側部401bの一部を覆うように重ね合わされている。第1プレート401と第2プレート402とを重ね合わせることにより、冷媒流路406と分流路405との間は連通した空間となる。第2プレート402に形成されたビード部403の形状を図11に示す。図11は、図10の矢視Dを示す斜視図である。
図12は、ヘッダタンク41Aの部分断面図であり、(a)は図10のA−A′線断面図、(b)は図10のB−B′線断面図をそれぞれ示している。
本実施例のヘッダタンク41Aにおいて、チューブ13が接続される部分と、それ以外の部分とでは内部構造が異なる。すなわち、チューブ13が接続されていない部分では、図12(a)に示すようにヘッダタンク41Aの長手方向に貫通する冷媒流路406のみが形成されている。また、チューブ13が接続されている部分では、図12(b)に示すように、冷媒流路406とともに、冷媒の一部が流通するための分流路405が形成されている。この分流路405は、冷媒流路406とビード部403との間に形成される内部空間であり、冷媒流路406と分流路405との間は連通した空間となる。
上記構成において、ヘッダタンク41Aの一方の端部から供給される冷却媒体は、タンクの長手方向に沿って形成された冷媒流路406内を流通するとともに、チューブ13が接続されている部分では、幅方向に形成されている分流路405に分流して、チューブ13に形成されたチューブ穴13aに流入する。このチューブ穴13aに流入した冷却媒体は図示しないヘッダタンク41B内で合流して、外部に取り出されることになる。
本実施例によれば、実施例1と同様に、幅方向の端部に位置するチューブ穴13aにも冷却媒体を確実に流入させることができるため、断面略円形でタンク径を小さくして耐圧強度を高くすることができ、且つ小型化・軽量化が可能なヘッダタンクとすることができる。
次に、ヘッダタンク41の製作方法について説明する。図13(a)〜(d)は、ヘッダタンク41の製作手順を示す説明図である。このうち、(c)および(d)は、図12(b)と同等部分の断面図を示している。
まず、図13(a)に示すように、クラッド材(アルミ芯材)の平板からなる第1プレート401の中心部分を長手方向に沿って断面略U形状となるように曲げ加工する。次に、図13(b)に示すように、同じくクラッド材の平板からなる第2プレート402の所定位置に同一形状のビード部403をプレス加工により形成するとともに、それぞれのビード部403にチューブ接続穴404を形成する。次に、図13(c)に示すように、第2プレート402の幅方向の両側部を直角に折り曲げ、その上に第1プレート401を重ねて配置する。さらに、図10(d)に示すように、第2プレート402の幅方向の両側部402aを図の矢印方向に折り返して、第1プレート401の幅方向の両側部に重ね合わせ、カシメ固定することにより、ヘッダタンク41A、41Bの本体部分が完成する。
このとき、冷媒流路406とビード部403との間には冷媒が流通するための空間となる分流路405が形成される。
さらに、このヘッダタンク41A、41Bとの間に熱交換器コア12を取り付けるとともに、後述のエンドパッチやデバイド等を装着して、これらを一体のまま炉中で加熱してロウ付け接合することにより熱交換器40が完成する。
本実施例によれば、ヘッダタンクを板材によるプレス加工成形品とすることができるため、押出し材で製作する場合に比べて安い材料で製造することができる。また、ヘッダタンクを小型化することができるため、材料の使用量を少なくすることができる。このように、安い材料で製造することができ、且つその使用量を少なくすることができるため、材料費を削減することができる。しかも、タンク内部の内部空間を隔てる支柱を形成するための機械加工が不要となるため、加工コストを削減することができる。
さらに、ヘッダタンクの材料として、実施例1と同様に、表層にロウ材層を有するクラッド材を使用することにより、ロウ付け時に外部からロウ材を供給する必要がなくなり、ロウ付けの作業工数を少なくして、製造コストを削減することができる。
したがって、本実施例においても、耐圧強度の高い熱交換器のヘッダタンクを低コストで製作することが可能となる。とくに、本実施例の構成においては、冷媒が冷媒流路406から分流する分流路405の上部を塞ぐための加工を行う必要がないため、加工工数が削減できるとともに、ロウ付け不要の発生を少なくすることができる。また、本実施例の構造によれば、気密性が高く、より耐圧強度の高い構造とすることができる。さらに、本実施例の構造によれば、チューブ接続穴404と分流路405が同じビード部403に形成されるため、第1プレート401と第2プレート402とを重ね合わせる際の位置合わせを容易に行うことができる。
次に、ヘッダタンクに接続されるチューブの位置決め構造を、図14を用いて説明する。図14の各図は、図8(b)に対応した断面を示している。
図14(a)は、チューブ側に位置決め加工した形状を示す断面図である。本実施例においては、チューブ13のタンク差し込み側であって、その幅方向の両端部には位置決めのための切り欠き部13bが形成されている。チューブ13の切り欠き部13bと、チューブ接続穴304の縁とを当接させることにより、チューブ13を所定の深さまでヘッダタンク内に挿入することができる。
図14(b)は、ヘッダタンク側に位置決め加工した形状を示す断面図である。本実施例においては、第1プレート301の内側であって、第2プレート302のチューブ接続穴304と対向する位置には突き当て部301aが形成されている。この突き当て部301aは、第1プレート301の幅方向の両端部にチューブ13と同じ間隔で複数形成されている。チューブ13の端部と、第1プレート301の突き当て部301aとを当接させることにより、チューブ13を所定の深さまでヘッダタンク内に挿入することができる。
なお、上記の位置決め構造は、実施例3(図8)だけでなく、他の実施例の構成にも適用することができる。
次に、各実施例のヘッダタンクに装着されるエンドパッチやデバイド等の共通のアクセサリ構造について説明する。
図15は、実施例6に係わるヘッダタンクの部分斜視図であり、図1のヘッダタンク11Aにアクセサリを装着した場合の例を示している(図1と同等部分を同一符号で示す)。
まず、エンドパッチの構造を図16(a)、(b)を用いて説明する。(a)は図15のA−A′線断面図であり、(b)はサイドプレートの形状を示す正面図である。サイドプレート106は、図15に示すように、熱交換器コア12の最も外側に装着される部材である。このサイドプレート106は、図16(a)に示すように、その先端に形成されたエンドパッチ部分106aがヘッダタンクを貫通するようにはめ込まれている。エンドパッチ部分106aは、図16(b)の斜線部分となる。また、図15に示すように、第1プレート101には、エンドパッチ部分106aをはめ込むための切り欠き部101aが形成されている。本実施例のように、エンドパッチとサイドプレートとを一体化することにより、部品点数および組み付け工数を削減することができる。
次に、デバイドの構造を図17(a)、(b)を用いて説明する。(a)は図15のB−B′線断面図であり、(b)はデバイドの形状を示す正面図である。デバイド107は、図17(a)に示すように、ヘッダタンク11Aの内部空間を遮蔽された複数の空間に分割するための部材であり、冷媒の流通経路に応じた位置に装着される。また、図15に示すように、第1プレート101には、デバイド107をはめ込むための切り欠き部101bが形成されている。本実施例のヘッダタンク11Aにおいては、図17(b)に示すようなデバイド形状とすることにより、内部リークを確実に防止して、品質的に安定したヘッダタンクとすることができる。
次に、ピンブラケットの構造を図18(a)、(b)を用いて説明する。(a)はピンブラケットの正面図、(b)はピンブラケットの側面図である。ピンブラケット108は、図15に示すように、エンドパッチ部分106aの外側面を補強するための部材である。先に説明したエンドパッチと一体化されたサイドプレート106では、板厚を薄くしたときに耐圧強度不足が懸念される。しかしながら、ヘッダタンク11Aの端部にピンブラケット108を挿入し、ロウ付けすることによって、ピンブラケット108によりエンドパッチ部分106aの外側面が補強されて必要な耐圧強度を確保することができる。
本実施例においても、サイドプレート、デバイドの材料として、実施例1と同様に、表層にロウ材層を有するクラッド材(アルミ芯材)を使用することにより、ロウ付け時に外部からロウ材を供給する必要がなくなり、ロウ付けの作業工数を少なくして、製造コストを削減することができる。
なお、上述の実施例1〜6に示した各部材の配置、形状、数量、材料、取り付け構造などは図示の形態に限定されるものではなく、ヘッダタンクの仕様に応じて適宜に選択、設計されるものである。例えば、チューブ幅が広く、冷媒流量が多い場合は、上記各実施例のタンク構造を並列に配置して、多穴構造のヘッダタンクとしてもよい。
実施例1に係わるヘッダタンクの部分斜視図。 実施例1に係わるヘッダタンクの部分断面図。(a)は図1のA−A′線断面図。(b)は図1のB−B′線断面図。 実施例1に係わるヘッダタンクの製作手順を示す説明図。(a)は平板に開口部を形成したときの斜視図。(b)は平板を断面略U形に形状加工したときの斜視図。(c)は2つのプレートを重ね合わせたときの形状を示す断面図。 実施例2に係わるヘッダタンクの部分斜視図。 実施例2に係わるヘッダタンクの部分断面図。(a)は図4のA−A′線断面図。(b)は図4のB−B′線断面図。 実施例2に係わるヘッダタンクの製作手順を示す説明図。(a)は平板にスリット部と断面略U形の形状加工を施したときの斜視図。(b)は第1プレートの幅方向の両側部を内側に折り返して重ね合わせたときの斜視図。(c)および(d)は2つのプレートを重ね合わせたときの形状を示す断面図。 実施例3に係わるヘッダタンクの部分斜視図。 実施例3に係わるヘッダタンクの部分断面図。(a)は図7のA−A′線断面図。(b)は図7のB−B′線断面図。 実施例3に係わるヘッダタンクの製作手順を示す説明図。(a)は平板に断面略U形の形状加工を施したときの斜視図。(b)は第1プレートにビード部を形成したときの形状を示す斜視図。(c)および(d)は2つのプレートを重ね合わせたときの形状を示す断面図。 実施例3に係わるヘッダタンクの部分斜視図。 図10の矢視Dを示す斜視図。 実施例3に係わるヘッダタンクの部分断面図。(a)は図10のA−A′線断面図。(b)は図10のB−B′線断面図。 実施例3に係わるヘッダタンクの製作手順を示す説明図。(a)は平板に断面略U形の形状加工を施したときの斜視図。(b)は第2プレートにビード部とチューブ接続穴を形成したときの平面図。(c)および(d)は2つのプレートを重ね合わせたときの形状を示す断面図。 各実施例に共通するチューブの位置決め構造を示す説明図。(a)はチューブ側に位置決め加工を施したときの形状を示す断面図。(b)はヘッダタンク側に位置決め加工を施したときの形状を示す断面図。 実施例6に係わるヘッダタンクの部分斜視図。 エンドパッチの構造を示す説明図。(a)は図15のA−A′線断面図。(b)はサイドプレートの形状を示す正面図。 デバイドの構造を示す説明図。(a)は図15のB−B′線断面図。(b)はデバイドの形状を示す正面図。 ピンブラケットの構造を示す説明図。(a)はピンブラケットの正面図。(b)はピンブラケットの側面図。 実施例1に係わる熱交換器の全体構成を示す斜視図。
符号の説明
10、20、30、40…熱交換器
11、21、31、41(各A、B)…ヘッダタンク
12…熱交換器コア
13…チューブ
13a…チューブ穴
14…フィン
18、105、204、305、406…冷媒流路
101、201、301、401…第1プレート
102、202、302、402…第2プレート
104、204、304、404…チューブ接続穴
106…サイドプレート
106a…エンドパッチ部分
107…デバイド
108…ピンブラケット
203…スリット部
303、403…ビード部
303a、405…分流路

Claims (7)

  1. 断面略U字形に形成された中央部(101a)および複数の開口部(103)が形成された両側部(101b)を有する第1プレート(101)と、熱交換器コア(12)のチューブ(13)が接続される複数のチューブ接続穴(104)が形成された第2プレート(102)とを接合してなる熱交換器(10)のヘッダタンク(11A、11B)であって、
    前記第1プレート(101)における複数の開口部(103)は、前記第2プレート(102)に形成された複数のチューブ接続穴(104)と平面一致するように形成され、
    前記第1プレート(101)と前記第2プレート(102)とを接合したときに、ヘッダタンクの長手方向に沿って冷媒流路(105)が形成されるとともに、前記第2プレート(102)のチューブ接続穴(104)と前記第1プレート(101)の複数の開口部(103)とが平面一致する部分に前記冷媒流路(105)と連通する分流路(103a)がそれぞれ形成されることを特徴とする熱交換器(10)のヘッダタンク(11A、11B)。
  2. 断面略U字形に形成された中央部(201a)および複数のスリット部(203)が形成された両側部(201b)を有する第1プレート(201)と、熱交換器コア(12)のチューブ(13)が接続される複数のチューブ接続穴(204)が形成された第2プレート(202)とを接合してなる熱交換器(20)のヘッダタンク(21A、21B)であって、
    前記第1プレート(201)の両側部(201b)は、前記複数のスリット部(203)における開口端(203a)が前記第1プレート(201)の内側に向くように成形されるとともに、前記複数のスリット部(203)は、前記第2プレート(202)に形成された複数のチューブ接続穴(204)と平面一致するように形成され、
    前記第1プレート(201)と前記第2プレート(202)とを接合したときに、ヘッダタンクの長手方向に沿って冷媒流路(205)が形成されるとともに、前記第2プレート(202)のチューブ接続穴(204)と前記第1プレート(201)の複数のスリット部(203)とが平面一致する部分に前記冷媒流路(205)と連通する分流路(203a)がそれぞれ形成されることを特徴とする熱交換器(20)のヘッダタンク(21A、21B)。
  3. 断面略U字形に形成された中央部(301a)および複数のビード部(303)が形成された両側部を有する第1プレート(301)と、熱交換器コア(12)のチューブ(13)が接続される複数のチューブ接続穴(304)が形成された第2プレート(302)とを接合してなる熱交換器(30)のヘッダタンク(31A、31B)であって、
    前記第1プレート(301)における複数のビード部(303)は、前記第1プレート(301)の両側部(303b)を内側から膨出させた形状に成形されるとともに、前記複数のビード部(303)は、前記第2プレート(302)に形成された複数のチューブ接続穴(304)と平面一致するように形成され、
    前記第1プレート(301)と前記第2プレート(302)とを接合したときに、ヘッダタンクの長手方向に沿って冷媒流路(305)が形成されるとともに、前記第2プレート(302)のチューブ接続穴(304)と前記第1プレート(301)の複数のビード部(303)とが平面一致する部分に前記冷媒流路(305)と連通する分流路(303a)がそれぞれ形成されることを特徴とする熱交換器(30)のヘッダタンク(31A、31B)。
  4. 断面略U字形に形成された中央部(401a)および平坦な両側部(401b)を有する第1プレート(401)と、熱交換器コア(12)のチューブ(13)が接続される複数のチューブ接続穴(404)および複数のビード部(403)が形成された第2プレート(402)とを接合してなる熱交換器(40)のヘッダタンク(41A、41B)であって、
    前記第2プレート(402)における複数のビード部(403)は、前記第2プレート(402)を内側から膨出させた形状に成形されるとともに、膨出した底面(403a)に前記複数のチューブ接続穴(404)が形成され、
    前記第1プレート(401)と前記第2プレート(402)とを接合したときに、ヘッダタンクの長手方向に沿って冷媒流路(406)が形成されるとともに、前記第1プレート(401)の複数のビード部(403)に前記冷媒流路(406)と連通する分流路(405)がそれぞれ形成されることを特徴とする熱交換器(40)のヘッダタンク(41A、41B)。
  5. 前記ヘッダタンクの内部空間を遮蔽された複数の空間に分割するための遮蔽部材(107)を設けたことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の熱交換器のヘッダタンク。
  6. 熱交換器コア(12)と、請求項1乃至5のいずれか一項に記載のヘッダタンクとを備えた熱交換器(10、20、30、40)であって、前記熱交換器コア(12)の最外側に装着されるプレート部材(106)に、前記ヘッダタンクに形成された冷媒流路を塞ぐ遮蔽部(106a)を形成したことを特徴とする熱交換器(10、20、30、40)。
  7. 前記ヘッダタンクの端部に接合され、前記プレート部材(106)に形成された遮蔽部(106a)の外側面を補強するためのブラケット部材(108)を設けたことを特徴とする請求項6に記載の熱交換器(10、20、30、40)。
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