JP2005220368A - プラズマcvd装置及び成膜方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】膜厚分布が均一な薄膜を形成可能な成膜装置を提供する。
【解決手段】本発明のプラズマCVD装置1は、電源装置30a〜30dを複数台有しており、各電源装置30a〜30dはシャワーヘッド20の接続面14に設けられた異なる給電点33a〜33dにそれぞれ接続されている。各電源装置30a〜30dは位相制御装置32によって同じ周波数であって、互いに位相がずらされた高周波電圧を出力するようになっている。位相をずらすことで、電源装置30a〜30dから投入される実効的な電圧が揃い、シャワーヘッド20と基板ホルダ19との間のプラズマ密度が均一になるので、基板15の表面に形成される膜厚は均一になる。
【選択図】図2

Description

本発明はプラズマCVD装置における成膜ガスのプラズマ化に関し、特に複数の電源装置から発振した高周波電圧を給電して、成膜ガスをプラズマ化し、基板上に薄膜を形成するプラズマCVD装置に関するものである。
従来より、液晶ディスプレイ(LCD)や、有機エレクトロルミネッセンス(OLED)等のデバイスに用いられているアモルファスシリコンTFT(a−SiTFT)、低温ポリシリコンTFT(LTPS−TFT)のアモルファスシリコン(a−Si)や窒化ケイ素膜(SiNx)、酸化ケイ素膜(SiOx)といった薄膜の形成にはプラズマCVD(Chemical Vapor Deposition)装置のような成膜装置が用いられている。
図5の符号101は従来技術の成膜装置を示している。成膜装置101は真空チャンバー103と、該真空チャンバー103に気密に接続された真空フランジ102とからなる真空槽104を有している。
真空槽104内部の天井側にはシャワーヘッド105が配置されシャワーヘッド105の低壁側に向けられた面にはシャワープレート110が取り付けられており、真空槽104内部の底壁側には基板ホルダ106が配置されている。
真空槽104外部に配置されたガス供給系112及び、高周波電圧を発生する出力部113とその電源装置の整合器114それぞれ1対の組み合わせからなる電源装置115は真空フランジ102の構造体の中心1点を介してシャワーヘッド105に接続されシャワープレート110に接続されている。またシャワーヘッド105内部にはリフレクタ板116が設けられる場合がある。
この成膜装置1を用いて薄膜を形成するには、真空排気系107を動作させ、真空槽104を真空雰囲気に形成した後、該真空雰囲気を維持したまま真空槽104内部に基板108を搬入し、該基板108を基板ホルダ106上に保持させる。
シャワープレート110には複数の放出口111が設けられており、ガス供給系112からシャワーヘッド105の内部空間に成膜ガスを供給すると、放出口111から放出された成膜ガスが真空槽104内部に放出される。
成膜ガスを放出しながら電源装置115を起動し、基板ホルダ106と真空槽104とを接地電位に置いた状態で真空フランジ102を介してシャワーヘッド105に高周波電圧を印加すると、放出口111から放出された成膜ガスがシャワープレートをカソードとし、基板ホルダ106をアノードとした容量結合方式(CCP方式)のグロー放電現象により真空槽104の内部空間でプラズマ化する。
基板108は基板ホルダ106に内臓された加熱ヒータによって予め所定温度に加熱されており、プラズマ化した成膜ガスが基板108表面に到達すると、加熱によって成膜ガスが反応し、基板108表面に生成物として多量の水素を含有したシリコンが堆積し、基板108表面にアモルファスシリコン膜が形成される。
従来のプラズマCVD装置においては1台の電源装置を用いて真空フランジ102の構造体の中心1点を介してシャワープレートに高周波電圧を印加していたが、近年、LCDやOLEDの生産に使用される基板108が大型化されており、その大型化に伴いシャワープレート110の面積が増大すると、従来の高周波電圧の印加方法では成膜ガスを均一にプラズマ化することが原理的に困難になっている。これは高周波特有の定在波の問題である。
成膜ガスのプラズマ化が不均一になると、結果として基板108面内に形成された薄膜の膜厚分布が悪くなるという問題が指摘されている。
特開2001−240973号公報 特開平6−151411号公報
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、成膜ガスを均一にプラズマ化し、膜厚分布が均一な薄膜を形成可能な高周波電圧の印加方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、真空槽と、前記真空槽内部に配置された基板ホルダと、前記基板ホルダと対向する位置に配置された中空のシャワーヘッドと、前記シャワーヘッドに電圧を印加する電源装置とを有し、前記シャワーヘッドの前記基板ホルダ側に向けられた放出面には複数の放出口が設けられ、前記シャワーヘッドの内部に成膜ガスを供給し、前記放出口から前記成膜ガスを放出しながら、前記シャワーヘッドに電圧を印加すると、前記成膜ガスがプラズマ化され、プラズマ化した前記成膜ガスが前記基板ホルダに向けて吹き付けられるように構成されたプラズマCVD装置であって、前記電源装置を複数個有し、前記各電源装置には位相制御装置が接続され、前記位相制御装置は、前記各電源装置が出力する高周波電圧の位相をそれぞれ制御し、前記各電源装置は、前記シャワーヘッドの異なる位置にそれぞれ接続され、前記シャワーヘッドに別々に高周波電圧を供給するプラズマCVD装置である。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のプラズマCVD装置であって、前記各電源装置は、前記シャワーヘッドの前記放出面とは反対側の面である接続面にそれぞれ接続されたプラズマCVD装置である。
請求項3記載の発明は、請求項2記載のプラズマCVD装置であって、前記放出面は四角形にされ、前記各電源装置は、前記放出面の四隅位置の上にそれぞれ接続されたプラズマCVD装置である。
請求項4記載の発明は、真空槽内部に配置されたシャワーヘッドから、前記真空槽内部に成膜ガスを供給しながら前記シャワーヘッドに高周波電圧を印加し、前記真空槽内部に前記成膜ガスのプラズマを供給し、前記真空槽内部に配置された成膜対象物の表面に薄膜を形成する成膜方法であって、前記電圧の印加は、複数の電源装置から前記シャワーヘッドの異なる位置に、周波数が同じであって、互いに位相がずらされた高周波電圧を印加する成膜方法である。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の成膜方法であって、前記成膜ガスに化学構造中にケイ素を含有するケイ素付与ガスを含有させる成膜方法である。
請求項6記載の発明は、請求項5記載の成膜方法であって、前記ケイ素付与ガスは、テトラエトキシオルソシリケートと、ヘキサメチルジシラザンと、モノシランと、ジシランからなる群より選択されるいずれか1種類のガスを含有する成膜方法である。
請求項7記載の発明は、前記成膜ガスに、窒素付与ガスと、酸素付与ガスと、希釈ガスとからなる群より選択される添加ガスのうち、少なくとも1種類の添加ガスを添加する請求項5又は請求項6のいずれか1項記載の成膜方法であって、前記窒素付与ガスは化学構造中に窒素を含有し、前記酸素付与ガスは化学構造中に酸素を含有し、前記希釈ガスは前記窒素付与ガスと前記ケイ素付与ガスとの反応、前記酸素付与ガスと前記ケイ素付与ガスとの反応、または前記ケイ素付与ガスの分解反応のうち、いずれか1種類以上の反応を促進する成膜方法である。
請求項8記載の発明は、請求項7記載の成膜方法であって、前記酸素付与ガスは、酸素と、亜酸化窒素と、二酸化炭素等分子中に酸素基を有するガスからなる群より選択されるいずれか1種類のガスを含有し、窒素付与ガスはアンモニアと、ヒドラジンと、窒素とからなる群より選択されるいずれか1種類のガスを含有する成膜方法である。
請求項9記載の発明は、請求項7又は請求項8のいずれか1項記載の成膜方法であって、前記希釈ガスはアルゴンと、ヘリウムと、水素と、クリプトンとからなる群より選択されるいずれか1種類のガスを含有する成膜方法である。
本発明は上記のように構成されており、本発明の高周波電圧の給電方法では、位相制御装置を介した複数の電源装置からそれぞれ独立に真空フランジの端部ないし外周部に、幾何学的に配置された給電点を介してシャワーヘッドへと接続されている。
導電性の材料に印加された高周波電圧の伝送は材料の表面を通る。従来技術のプラズマCVD装置では、真空フランジの構造体の中心位置を給電点として、シャワーヘッドへ電圧を給電する方法でシャワーヘッドに給電しており、高周波電圧はシャワーヘッド上面を伝送し、シャワーヘッド端部を伝送し、成膜ガスをプラズマ化させるカソードであるシャワーヘッド底面に取り付けられたシャワープレートへと伝送し、アノードである基板ホルダとの間でグロー放電が起こり成膜ガスをプラズマ化する。
成膜時には、電源装置から常時、高周波電圧を発振しシャワーヘッドへと印加するが、印加された高周波電圧は高周波特有の伝送損失現象により、電源装置にて発振した電圧に比べて、シャワーヘッド底面での実効的な電圧は低下し、またシャワーヘッド底面での電圧の分布が悪化し、結果としてカソードとアノードの空間内で成膜ガスの不均一なプラズマ化がおこる。
本発明では位相制御装置を介した、複数の電源装置からそれぞれ独立にシャワーヘッドの端部ないし周辺部へと、同周波数の高周波電圧を印加するため、シャワーヘッド底面での高周波電圧の分布が良好になり、成膜ガスの均一なプラズマ化が起こる。
本発明によれは、シャワーヘッド底面である放出面16での良好な電圧分布により、成膜ガスの均一なプラズマ化が起こり、加熱により基板表面で成膜ガスを反応させれば、膜厚均一は反応生成物の薄膜が得られる。
以下で図面を参照し、本発明の実施形態について説明する。図1の符号1は本発明第一例のプラズマCVD装置である成膜装置を示している。この成膜装置1は真空槽18と、基板ホルダ19と、シャワーヘッド20とを有している。基板ホルダ19は真空槽18の底壁側に取り付けられている。
シャワーヘッド20は直方体の容器状のヘッド本体21と、四角形の板状のシャワープレート25とを有しており、ヘッド本体21の開口はシャワープレート25で覆われている。従ってシャワーヘッド20の全体の形状は中空の直方体になっている。
真空槽18の内壁の天井側には絶縁プレート31が取り付けられており、シャワーヘッド20はシャワープレート25が配置された側の面である放出面16が基板ホルダ19に向けられた状態で、放出面16とは反対側の面である接続面14が絶縁プレート31に密着して取り付けられている。
シャワーヘッド20の接続面14には導入管22の一端が気密に挿通され、導入管22の他端は真空槽18外部に配置されたガス供給系27に接続されており、ガス供給系27に配置された成膜ガスは導入管22を通ってシャワーヘッド20の内部空間に供給される。
シャワーヘッド20の内部には複数の拡散板23a〜23cが互いに所定間隔を空けて放出面16と略並行に配置されている。拡散板23a〜23cはアルミニウムのような熱伝導材料が厚さ1mm以上10mm以下の四角板状に整形されて構成されており、それぞれの平面形状は同じ大きさの長方形になっている。
各拡散板23a〜23cには複数の貫通孔が設けられており、シャワーヘッド20の内部空間に供給された成膜ガスは貫通孔と、拡散板23a、23bと、拡散板23b、23cとの間の空間を通過することで拡散、混合されてシャワープレート25に到達する。
シャワープレート25には直径0.7mm以上1mm以下の貫通孔からなる複数の放出口34が均一に分散して形成されており、シャワープレート25に到達した成膜ガスは、各放出口34から真空槽11内部に噴出される。
この成膜装置1は真空槽18の外部に、位相制御装置32と、複数の電源装置30a〜30dとを有している。図2は位相制御装置32と、各電源装置30a〜30dと、シャワーヘッド20との関係を示す平面図である。
ここでは、成膜装置1は電源容量が1kw以上20kw以下の電源装置30a〜30dを4つ有しており、各電源装置30a〜30dは出力部28a〜28dと、出力部28a〜28dに接続された位相シフト部(整合器)29a〜29dとをそれぞれ有している。
出力部28a〜28dは同軸ケーブルのようなケーブル配線によって位相シフト部29a〜29dに接続されている。
位相シフト部29a〜29dには細長の電極板の一端が接続され、電極板の他端は、四角形状の真空槽18天井の端部20mm以上500mm以内の箇所から真空槽18内部に気密に引き込まれ、絶縁プレート31を介して、シャワーヘッド20の後述する給電点33a〜33dにそれぞれ接続する。
出力部28a〜28dは、27.12MHZの高周波電圧を連続またはパルス状に発振する発振器と、発振器に接続され、発振器から発振された高周波電圧を増幅する増幅器とを有しており、増幅器で増幅された高周波電圧は位相シフト部29a〜29dへ出力されるようになっている。
位相制御装置32はクロック周波数を発振するクロック周波数発振機構を有しており、位相制御装置32から出力されるクロック周波数は分配されて各出力部28a〜28dに入力され、各出力部28a〜28dは各位相シフト部29a〜29dに同期して同じ周波数の高周波電圧を出力するようになっている。
位相制御装置32にはずれ量を示す信号を各位相シフト部29a〜29dに出力しており、各位相シフト部29a〜29dは入力された信号に基づいて、各出力部28a〜28dから入力された高周波電圧の位相をシフトさせた後、高周波電圧を給電点に出力するようになっている。結果として各給電点33a〜33dには周波数が等しく、互いに位相がずらされた高周波電圧が入力されることになる。
シャワーヘッド20は、真空槽18の天井側に向けられた面である接続面14に、電源装置30a〜30dと同じ数(ここでは4個)の給電点33a〜33dを有している。
本発明第一例の成膜装置1と、後述する本発明第二、第三例の成膜装置では、接続面14は放出面16と同じ長方形形状にされ、接続面14と放出面16は互いに平行になっている。第一、第二例の成膜装置では、給電点33a〜33dはその長方形の四隅位置にそれぞれ設けられており、従って、各給電点33a〜33dは放出面16の四隅位置の上にそれぞれ配置された状態になっている。
接続面14の四辺のうち、各給電点33a〜33dの隣接する短辺xからの距離は等しく、また各給電点33a〜33dの隣接する長辺yからの距離もそれぞれ等しくなっているので、各給電点33a〜33dの接続面14の中心からの距離は互いに等しくなっている。各給電点33a〜33dに同時に同じ周波数の高周波電圧を印加した場合には、高周波電圧は接続面14の四隅から側面を通ってそれぞれ放出面16に電送されるので、1つの給電点から電圧を印加した場合に比べて放出面16での電圧分布が良好になる。
次に、この成膜装置1を用いて薄膜を形成する工程について説明する。真空槽18に接続された真空排気系を起動して真空槽18内部を真空排気し、真空槽18内部に所定圧力の真空雰囲気を形成する。真空排気を続け、真空雰囲気を維持しながら、成膜対象物である基板15を真空槽18内部に搬入し、基板ホルダ19上に配置する。
真空排気を続けながら、ガス供給系27から成膜ガスを真空槽18内部に供給し、真空槽18内部の圧力を所定の成膜圧力にし、それを維持する。真空排気と成膜ガスの供給を続け、真空槽18内部の圧力が成膜圧力で安定したところで、基板ホルダ19と真空槽18を接地電位に置いた状態で、位相制御装置32によって各電源装置30a〜30dを起動し、各給電点33a〜33dに同じ周波数の高周波電圧を印加する。
1つの電源装置から高周波電圧をシャワーヘッドに供給する従来の方法では、印加された高周波電圧は高周波特有の伝送損失現象により、電源装置にて発振した電圧に比べて、実効的な電圧は低下するという問題があったが、本願では複数の給電点33a〜33dにそれぞれ別々の電源装置30a〜30dから高周波電圧が供給されるので、従来に比べて実効的な電圧低下は起こり難い。
また、従来の方法では、接続面14の中心位置に給電点を1つ設け、その給電点に高周波電圧を印加する従来の方法では、放出面での電圧の分布が悪化し、結果として真空槽18での空間内で成膜ガスの不均一なプラズマ化がおこる傾向があった。特に放出面16の面積が縦1550mm、横1850mmの大型のシャワーヘッド20に高周波電圧を印加し、大型基板15に成膜を行う場合は、上述の従来の高周波電圧の印加方法では、薄膜の膜厚分布が不均一になるという問題があった。
しかし本願では、上述したように接続面14の四隅に配置された複数の給電点33a〜33dから高周波電圧が供給されることで、シャワーヘッド20での高周波電圧の分布が均一になるので、カソードであるシャワーヘッド20と、アノードである基板ホルダ19との間で成膜ガスが均一にプラズマ化される。
プラズマ化した成膜ガスは放出口34から放出される成膜ガスの流れに乗って基板15の表面に到達する。
基板ホルダ19は加熱ヒータ36を内蔵しており、該加熱ヒータ36によって基板15は予め所定温度に加熱されている。プラズマ化した成膜ガスは化学的に活性なので、基板15表面にプラズマ化した成膜ガスが到達すると、該成膜ガスが加熱によって反応し、基板15表面に成膜ガスの反応生成物からなる薄膜が成長する。例えば、ケイ素付与ガスであるSiH4ガスと、希釈ガスであるH2ガスとからなる成膜ガスをガス供給系27から供給した場合に、基板15表面でプラズマ化したSiH4ガスが分解し、アモルファスシリコンからなる薄膜(絶縁膜)が成長する。
上述したように、成膜ガスのプラズマ化はシャワーヘッド20と基板ホルダ19との間で均一に起こり、シャワーヘッド20の放出面16の中心部分と端部でプラズマ密度の差が生じないので、プラズマ化された成膜ガスが基板15表面に到達する量は均一になる。従って、基板15表面には膜厚分布の均一な膜が形成される。
<実施例1>
上述した第一例の成膜装置1を用い、上述した工程で短辺が1500mm、長辺が1800mmの四角形形状のガラス基板15の表面にアモルファスシリコンからなる薄膜(絶縁膜)を形成した。ここでは、成膜ガスとしてケイ素付与ガス(SiH4)と、反応を促進する希釈ガス(H2)とを一緒にガス供給系27から供給した。
接続面14と放出面16の平面形状はそれぞれ同じ大きさの長方形であって、それらの長方形の4辺のうち長辺をx、短辺をyとするとxの長さは1850mm、yの長さは1550mmであった。
給電点33a〜33dの位置は、接続面14の隣接する長辺xからの距離がそれぞれ200mm、隣接する短辺yからの距離がそれぞれ160mmになっており、従ってシャワーヘッド20の中心部からの距離が互いに等しい。
また電源装置30a〜30dの発振周波数は27.12MHZであり、それぞれの出力部28a〜28dから位相シフト部29a〜29dまでの高周波電圧の伝送には同軸ケーブルからなるケーブル配線を用い、位相シフト部から給電点33a〜33dまでの高周波電圧の伝送にはアルミ板からならる電極板を用いた。
<実施例2>
上記実施例1と同じ成膜装置1を用い、電源装置30a〜30dの位相を制御することなく高周波電圧を印加した以外は、上記実施例1と同じ方法で成膜を行った。
<比較例1>
シャワーヘッドの接続面の中心部に給電点が1つ設けられ、その給電点に1台の電源装置を接続した従来技術の成膜装置を用い、上記実施例1と同じ成膜ガスを用いて成膜を行った。
[膜厚分布]
実施例1〜2と比較例1の高周波電圧の印加方法により、形成された薄膜について基板15の長辺方向と短辺方向に測定箇所を変え、各測定箇所における薄膜の膜厚を基板の20mm端まで81点測定した。更に、これらの測定結果から、絶縁膜の膜厚分布(Uniformity)を下記式(1)により求めた。
式(1):(Dmax−Dmin)/(Dmax+Dmin)×100=膜厚分布(%)
(上記式(1)中、Dmaxは測定点中の最大膜厚であり、Dminは測定点中の最小膜厚である。)
比較例1では一台の電源装置から給電点1点に高周波電圧を印加したため、絶縁膜は基板端部よりも基板中心部の膜厚が小さく、基板中心部においてその膜厚分布が凹部となるような分布となっており、その膜厚分布は±16.8%と悪かった。
これに対し、実施例1、2では4台の電源装置30a〜30dからそれぞれ異なる給電点33a〜33dに電圧を印加したため、比較例1で成膜された絶縁膜に比べ、基板中央部分の膜厚と基板端部の膜厚との差が小さかった。
しかし、実施例2では4台の電源装置それぞれの発振周波数を制御していなかったため、実施例1の膜厚分布が±4.3%であったのに対し、その膜厚分布は±8.8%であった。
膜厚分布の絶対値が小さいほど膜厚分布が均一であることを示すので、実施例1〜2の高周波電圧の印加方法を用いた場合には、比較例1の高周波電圧の印加方法を用いた場合よりも形成された薄膜の膜厚分布が均一なことがわかる。
また実施例1は実施例2と比較して、位相制御装置を用いて4台の電源装置から発振される高周波電圧の位相を制御したことにより、実施例1において形成された薄膜の膜厚分布が均一になることがわかる。
以上のことから、位相制御装置を介した4台の電源装置を用いてそれぞれ異なる給電点に高周波電圧を印加した場合、1台の電源装置から給電点1点に高周波電圧を印加した場合や位相を制御することなく4台の電源装置を用いてそれぞれ異なる給電点に高周波電圧を印加した場合と比較して、形成される薄膜の膜厚分布が均一になることが確認された。
以上は位相制御装置を介した4台の電源装置を用いた場合について説明したが、電源装置の数は特に限定されるものではなく、2台ないし6台の電源装置を用いてもよい。
以上は1つの電源装置が1つの給電点に接続された場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、1つの電源装置から2つ以上の給電点に接続してもよい。
図3は本発明第二例の成膜装置における給電点39a〜39bと、電源装置40a、40bとの関係を示している。第二例の成膜装置は2つの電源装置40a、40bと、各電源装置40a、40bに接続された位相制御装置41とを有している。第二例の成膜装置と、後述する第三例の成膜装置では、シャワーヘッド20と真空槽18と基板ホルダ19とガス供給系27は上述した第一例の成膜装置の場合と同じ構造を有しており、接続面14の四隅に1個ずつ給電点39a〜39dが設けられている。1台の電源装置40a、40bはそれぞれ2箇所の給電点39a〜39dに接続されており、従って1台の電源装置40a、40bから2箇所の給電点39a〜39dに高周波電圧が印加されるようになっている。
以上は、1つのシャワーヘッド20に給電点33a〜33dが4つ設けられた場合について説明したが、本発明では給電点の数は2個以上であれば特に限定されるものではない。
図4は本発明第三例の成膜装置の給電点38a〜38hの位置関係を示す平面図であり、ここでは接続面14には給電点38a〜38hが8箇所設けられている。各給電点38a〜38hは、接続面14の平面形状の中心を中心とした真円の円周上にそれぞれ配置されており、従って各給電点38a〜38hは接続面14の中心からの距離が等しくなっている。
この成膜装置においても、1つの電源装置から1つの給電点38a〜38hに電圧を供給するようにしてもよいし、1つの電源装置から2つ以上の各給電点38a〜38hに電圧を供給するようにしてもよい。
以上は4台の電源装置それぞれが高周波を発振する機構を備えた場合について説明したが、位相制御装置が位相を制御すると同時に高周波電圧を発振し、複数台の高周波電圧増幅器を介して、異なる給電点へと電圧を印加する方法にすることが出来る。
以上はシャワーヘッド面積が長辺1850mm、短辺1550mmの長方形状の場合について説明したが、シャワーヘッドの形状は長方形状のものに限定されず正方形や、円形や楕円形の形状のものとすることができ、またその面積もこのサイズのものに限定されず、より大きな面積のものとすることができる。
拡散板23a〜23cを構成する熱伝導性材料はアルミニウムに限定されず、アルミニウム合金等の材料を用いることができる。またそれぞれを同じ材料で構成してもよいし、それぞれ別の熱伝導性材料で構成してもよい。
シャワープレート20のプレート部25を構成する材料も特に限定されるものではなく、アルミニウム合金、ステンレス、銅、ニッケル軽合金、アルミナ繊維とアルミニウム合金の複合材当のものを用いることが出来る。
成膜ガスは、ケイ素付与ガスと希釈ガスとの混合ガスに限定されるものではなく、例えばケイ素付与ガスと窒素付与ガスとの混合ガスを成膜ガスとして用いれば、基板表面にSiNx(窒化ケイ素、xは任意の数を示す)を主成分とする絶縁膜を形成することができ、ケイ素付与ガスと酸素付与ガスとの混合ガスを成膜ガスとして用いれば、基板表面にSiOx(酸化ケイ素)を主成分とする絶縁膜を形成することができる。
窒素付与ガスとしては、化学構造中に窒素を含有するものであれば、アンモニア、ヒドラジン、窒素等のものを用いることができる。窒素付与ガスは1種類を成膜ガスに添加してもよいし、2種類以上を添加してもよい。
ケイ素付与ガスはモノシランに限定されるものではなく、化学構造中にケイ素を含有するものであれば、ジシラン、ヘキサメチルジシラザン、TEOS等のものを用いることができる。ケイ素付与ガスは1種類を成膜ガスに添加してもよいし、2種類以上を添加してもよい。
酸素付与ガスとしては、O2ガスに限定されず、亜酸化窒素、二酸化炭素等のものを用いることができる。窒素付与ガスは1種類を成膜ガスに添加してもよいし、2種類以上を添加してもよい。
希釈ガスとしては、必要に応じてアルゴン、ヘリウム、水素、クリプトン等の希釈ガスを1種類以上添加することもできる。また、必要に応じて真空槽18に、含フッ素ガスをクリーニングガスとして供給するクリーニング機構を設けることもできる。
以上は接続面14が放出面16と同じ形状であり、かつ、放出面16と接続面14とが平行にされた場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。接続面14は放出面16とは異なる円形や長方形であってもよいし、放出面16に対して傾いていてもよいし、放出面16が円形の場合は、放出面16を底面とする円錐面であってもよいが、いずれの接続面に給電点を設ける場合であっても、各給電点を放出面16の四隅上の位置であって、放出面16の中心から等距離になるように設けることが好ましい。
以上は、シャワーヘッド20の放出面16とは反対側の面である接続面14に給電点を設ける場合について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、シャワーヘッド20の側面に設けることも可能である。この場合、シャワーヘッド20の互いに対向する側面にそれぞれ給電点を設けることが好ましい。
本発明の第一例の成膜装置を説明する断面図 本発明の第一例の成膜装置の給電点と電源装置と位相制御装置との関係を説明する図 本発明の第二例の成膜装置の給電点と電源装置との関係を説明する図 本発明の第三例の成膜装置の給電点の位置関係を説明する図 従来技術の成膜装置を説明するための断面図
符号の説明
1……成膜装置(プラズマCVD装置) 15……基板 18……真空槽 19……基板ホルダ 20……シャワーヘッド 28〜28d……出力部 29a〜29d……位相シフト部 30a〜30d、40a、40b……電源装置 32、41……位相制御装置

Claims (9)

  1. 真空槽と、前記真空槽内部に配置された基板ホルダと、前記基板ホルダと対向する位置に配置された中空のシャワーヘッドと、前記シャワーヘッドに電圧を印加する電源装置とを有し、
    前記シャワーヘッドの前記基板ホルダ側に向けられた放出面には複数の放出口が設けられ、
    前記シャワーヘッドの内部に成膜ガスを供給し、前記放出口から前記成膜ガスを放出しながら、前記シャワーヘッドに電圧を印加すると、前記成膜ガスがプラズマ化され、プラズマ化した前記成膜ガスが前記基板ホルダに向けて吹き付けられるように構成されたプラズマCVD装置であって、
    前記電源装置を複数個有し、前記各電源装置には位相制御装置が接続され、
    前記位相制御装置は、前記各電源装置が出力する高周波電圧の位相をそれぞれ制御し、
    前記各電源装置は、前記シャワーヘッドの異なる位置にそれぞれ接続され、前記シャワーヘッドに別々に高周波電圧を供給するプラズマCVD装置。
  2. 前記各電源装置は、前記シャワーヘッドの前記放出面とは反対側の面である接続面にそれぞれ接続された請求項1記載のプラズマCVD装置。
  3. 前記放出面は四角形にされ、前記各電源装置は、前記放出面の四隅位置の上にそれぞれ接続された請求項2記載のプラズマCVD装置。
  4. 真空槽内部に配置されたシャワーヘッドから、前記真空槽内部に成膜ガスを供給しながら前記シャワーヘッドに高周波電圧を印加し、
    前記真空槽内部に前記成膜ガスのプラズマを供給し、前記真空槽内部に配置された成膜対象物の表面に薄膜を形成する成膜方法であって、
    前記電圧の印加は、複数の電源装置から前記シャワーヘッドの異なる位置に、周波数が同じであって、互いに位相がずらされた高周波電圧を印加する成膜方法。
  5. 前記成膜ガスに化学構造中にケイ素を含有するケイ素付与ガスを含有させる請求項4記載の成膜方法。
  6. 前記ケイ素付与ガスは、テトラエトキシオルソシリケートと、ヘキサメチルジシラザンと、モノシランと、ジシランからなる群より選択されるいずれか1種類のガスを含有する請求項5記載の成膜方法。
  7. 前記成膜ガスに、窒素付与ガスと、酸素付与ガスと、希釈ガスとからなる群より選択される添加ガスのうち、少なくとも1種類の添加ガスを添加する請求項5又は請求項6のいずれか1項記載の成膜方法であって、
    前記窒素付与ガスは化学構造中に窒素を含有し、
    前記酸素付与ガスは化学構造中に酸素を含有し、
    前記希釈ガスは前記窒素付与ガスと前記ケイ素付与ガスとの反応、前記酸素付与ガスと前記ケイ素付与ガスとの反応、または前記ケイ素付与ガスの分解反応のうち、いずれか1種類以上の反応を促進する成膜方法。
  8. 前記酸素付与ガスは、酸素と、亜酸化窒素と、二酸化炭素等分子中に酸素基を有するガスからなる群より選択されるいずれか1種類のガスを含有し、
    窒素付与ガスはアンモニアと、ヒドラジンと、窒素とからなる群より選択されるいずれか1種類のガスを含有する請求項7記載の成膜方法。
  9. 前記希釈ガスはアルゴンと、ヘリウムと、水素と、クリプトンとからなる群より選択されるいずれか1種類のガスを含有する請求項7又は至請求項8のいずれか1項記載の成膜方法。
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