JP2005219886A - 搬送装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
スクリュー式の搬送装置において、前後の物品を明瞭に切り分けるために物品のチャージレングスを短くする際、搬送中の物品を圧縮することなく、円滑・良好に排出することを課題とする。
【解決手段】
筒部材10に内装されたスクリュー部材20を回転させて前記スクリュー部材20の螺旋羽根22間の物品を前記筒部材10に設けられた排出口70まで搬送する搬送装置1において、前記螺旋羽根22の下流側における前記排出口70の近傍部分が前記スクリュー部材20の回転に伴い前記排出口70に到達するより先に、前記排出口70の近傍部分で区画される前記部分より下流側の物品を前記排出口70から排出完了させる排出完了促進手段80を備える。前記排出完了促進手段80は、前記排出口70の近傍部分の下流側の面に下流側へ張り出して設けられた板部材81,82とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は物品搬送の技術分野に属する。
例えばポテトチップス等のスナック菓子の生産ラインでは、計量装置で所定重量に計量された物品(本明細書で物品というときは、物品の単体及び物品の集合体のいずれをも指す)を包装装置へ搬送する搬送装置が備えられる。そのような搬送装置として、筒部材に内装されたスクリュー部材を回転させることにより、前記スクリュー部材の螺旋羽根間に貯留された物品をそれぞれ区画した状態で搬送するように構成されたスクリュー式の搬送装置が提案されている(特願2002−155000号参照)。そして、物品は、搬送され終わったら、筒部材に設けられた排出口から装置外に排出される。
ところが、前記搬送装置でスクリュー部材を連続回転させると、搬送中区画しておいた下流側つまり先の物品の排出が終了するとすぐに上流側つまり次の物品の排出が始まるので、各物品のチャージレングス(排出された物品の先頭部分から最後部分までの長さ)が長くなり、前後の物品の切り分けが不明瞭となって、包装装置での包装の際にシール部において物品の噛み込みが発生する可能性がある。
その対策として、搬送装置と包装装置との間にタイミングホッパやアイリスシャッタ等を併設し、搬送装置から排出された物品を包装装置へ供給する前に前記機器でいったん留め置くことが考えられる。しかし、システム全体のコスト及びサイズの増大や、レイアウト性の低下等の種々の不具合を招く。
そこで、特許文献1に記載されるようなシャッタを用いることが提案される。このシャッタは、筒体の一端部に回転自在に嵌合され、前記筒体の一端部の排出口を覆い、かつ側部に開口を備えたもので、回転することにより前記開口を下に向けたときには該開口からの物品の排出を許容し、逆に前記開口を上に向けたときには該開口からの物品の排出を防止する構成である。
登録実用新案第2535580号公報
しかし、上記シャッタは、分析試料の秤量等、高い精度が要求される秤量装置に適用されたもので、その動作は、単に、排出した物品の重量が所定重量に達したときに閉じて、それ以上の物品の計量皿への落下を防止するように動くだけである。よって、排出した物品のチャージレングスを短くしようとする課題には対応できない。
そこで、本出願人は、前記スクリュー部材で搬送中の物品の先頭部分と当接してその物品の排出口からの排出を前記排出口の直前で一時的に抑制する構成の排出抑制部材を搬送装置に備える提案をした(特願2003−52728号参照)。このようにすれば、前記排出口の直前まで搬送されてきた物品は、その先頭部分が前記排出抑制部材で堰き止められ、後続の螺旋羽根との間で前後方向に圧縮された後、一気に排出口から排出されるから、前記物品のチャージレングスが短くなり、包装装置での噛み込みが低減し、包装スピードの向上、生産性の向上が図られる。
しかし、前記排出抑制部材による物品の堰き止め度合いが行き過ぎると、物品が前後に圧縮され過ぎて、物品の塊がスクリュー部材の回転と共に持ち上がり、排出口から良好に排出されなくなるという可能性がある。
本発明は、このような不具合に対処するもので、スクリュー式の搬送装置において、前後の物品を明瞭に切り分けるために物品のチャージレングスを短くする際、搬送中の物品を圧縮することなく、円滑・良好に排出することを課題とする。
前記課題を解決するため、本願の請求項1に記載の発明は、筒部材に内装されたスクリュー部材を回転させて前記スクリュー部材の螺旋羽根間の物品を前記筒部材に設けられた排出口まで搬送する搬送装置であって、前記螺旋羽根の下流側の前記排出口近傍部分が前記スクリュー部材の回転に伴い前記排出口に到達するより先に、前記排出口近傍部分で区画される前記部分より下流側の物品を前記排出口から排出完了させる排出完了促進手段が備えられていることを特徴とする。
次に、請求項2に記載の発明は、前記請求項1に記載の発明において、前記排出完了促進手段は、前記排出口近傍部分の下流側の面に下流側へ張り出して設けられた板部材であることを特徴とする。
次に、請求項3に記載の発明は、前記請求項1又は2に記載の発明において、前記排出完了促進手段が物品を排出完了させてから所定時間が経過するまで前記排出口近傍部分で区画される前記部分より上流側の物品を前記排出口から排出開始させない排出開始遅延手段が備えられていることを特徴とする。
次に、請求項4に記載の発明は、前記請求項3に記載の発明において、前記排出開始遅延手段は、前記螺旋羽根の前記排出口近傍部分であることを特徴とする。
次に、請求項5に記載の発明は、前記請求項1から4のいずれかに記載の発明において、前記物品の搬送経路上に、前記物品と調味料との攪拌部が設けられていることを特徴とする。
そして、請求項6に記載の発明は、前記請求項5に記載の発明において、前記スクリュー部材が1回転する間に、前記物品と前記調味料とを前記攪拌部で攪拌する回転速度の遅い攪拌期間と、それ以外の非攪拌期間とが設けられ、前記排出完了促進手段は、前記非攪拌期間に同期して物品を排出完了させ、前記排出開始遅延手段は、上記攪拌期間に同期して物品を排出開始させないことを特徴とする。
本願の請求項1に記載の発明によれば、筒部材に内装されたスクリュー部材を回転させて前記スクリュー部材の螺旋羽根間の物品を前記筒部材に設けられた排出口まで搬送する構成の搬送装置において、前記螺旋羽根の下流側の前記排出口近傍部分が、前記スクリュー部材の回転に伴い、前記排出口に到達するより先に、前記排出口近傍部分で区画される前記部分より下流側の物品が、前記排出口から排出完了するようにしたから、前記排出口近傍部分で区画される前記部分より上流側の物品が、前記排出口に到達するまでには時間的に間隔が空き、その結果、前後の物品が明瞭に切り分けられて、物品のチャージレングスが短くなり、包装装置での噛み込みが低減し、包装スピードの向上、生産性の向上が図られる。
しかも、排出完了が促進される下流側の物品は排出口から排出中であるから、たとえ排出完了が促進されても前記物品は圧縮されることがなく、排出口から円滑・良好に排出される。
次に、請求項2に記載の発明によれば、前記排出完了促進手段は、前記螺旋羽根の排出口近傍部分の下流側の面に下流側へ張り出した板部材であるから、スクリュー部材を回転させるだけで、螺旋羽根による物品の搬送と、前記板部材による物品の排出促進とが両方同時に実現する。
次に、請求項3に記載の発明によれば、前記排出完了促進手段が物品を排出完了させてから所定時間が経過するまでは、前記排出口近傍部分で区画される前記部分より上流側の物品が、前記排出口から排出開始しないようにしたから、先の物品つまり下流側の物品が排出完了してから次の物品つまり上流側の物品が排出開始するまで、確実に時間的に間隔が空き、その結果、前後の物品がますます明瞭に切り分けられて、物品のチャージレングスがより一層短くなり、包装装置での噛み込みの低減、包装スピードの向上、生産性の向上がより一層企図される。
次に、請求項4に記載の発明によれば、前記排出開始遅延手段は、前記螺旋羽根の排出口近傍部分であるから、スクリュー部材を回転させるだけで、螺旋羽根による物品の搬送と、前記排出口近傍部分による物品の排出遅延とが両方同時に実現する。
次に、請求項5に記載の発明によれば、物品の搬送経路上に物品と調味料との攪拌部を設けたから、物品を搬送中に物品を味付けでき、商品の生産時間が短縮化する。
そして、請求項6に記載の発明によれば、前記スクリュー部材が1回転する間において、回転速度つまり物品の搬送速度が遅い攪拌期間に同期して、上流側の物品の排出開始が遅延されるから、排出開始の遅延効果が増幅され、上流側の物品は、より一層遅いタイミングで排出が開始され、長い時間間隔で前後の物品間が切り分けられる。一方、前記スクリュー部材が1回転する間において、回転速度つまり物品の搬送速度が速い非攪拌期間に同期して、下流側の物品の排出完了が促進されるから、排出完了の促進効果が増幅され、下流側の物品は、より一層早いタイミングで排出が完了し、長い時間間隔で前後の物品間が切り分けられる。以下、本発明の最良の実施の形態を通して本発明をさらに詳しく説明する。
図1に示すように、本実施の形態に係る搬送装置1は、筒部材10と、該筒部材10に内装されたスクリュー部材20とを有する。筒部材10は、基台1a上に適宜の固定手段10b…10bで水平に設置され、その両端部の周面に、物品供給口60と物品排出口70とが形成されている。スクリュー部材20は、軸21と、軸21の周りを複数回巻く螺旋羽根22とを含み、軸21は、前記筒部材10の両端壁10a,10aに回転自在に支持されて、回転駆動用モータ30で矢印X方向に回転駆動される。
この搬送装置1は、例えばポテトチップス等のスナック菓子の生産ラインに採用され、図外の計量装置2と包装装置3(図3参照)との間に配置されている。計量装置2で所定重量に計量された物品は、前記供給口60を介して、矢印aのように、筒部材10の中に投入される。投入された物品は、スクリュー部材20の螺旋羽根22間に貯留される。スクリュー部材20がX方向に回転すると、スクリュー部材20の螺旋羽根22間に貯留された物品は、螺旋羽根22で仕切られた状態のまま、矢印bのように、前記排出口70に向けて搬送される。搬送され終わった物品は、前記排出口70を介して、矢印cのように、包装装置3に排出される。
筒部材10の長さ方向の略中間部に、調味料噴射ガン40が、2機連続して配設されている。噴射ガン40の噴口は、筒部材10の内部を臨み、矢印Sのように、噴口から粉体調味料を搬送中の物品に向けて噴射する。これに対応して、螺旋羽根22の長さ方向の略中間部に、板状の攪拌部材50が、2つ連続して架設されている。この攪拌部材50は、スクリュー部材20の回転に伴いスクリュー軸21を中心とした円運動をし、スクリュー軸21の下方をくぐるときに、筒部材10の底部に溜まった物品と、前記噴射ガン40から噴射された調味料とを攪拌し、かつ筒部材10の内周面に沿って上方に掻き上げる。これにより、この搬送装置1は、物品を搬送途上において調味料で味付けし、味付け済みの物品を前記排出口70から排出する。
そして、螺旋羽根22の下流側において、前記排出口70の近傍部分の下流側の面には、板部材が下流側へ張り出すように設けられている。この板部材は、図2にも示すように、本来の螺旋羽根22の下流側の面からさらに下流側へ膨らむように徐々に傾斜する傾斜部81と、該傾斜部81と連続して該傾斜部81の最大の下流側への膨らみを維持して平坦な平坦部82とを有し、これらにより、スクリュー部材20の回転に伴い、本来の螺旋羽根22が排出口70に到達するより先に、前記本来の螺旋羽根22で区画される下流側の物品を排出口70から排出完了させる排出完了促進手段80が構成されている。ここで、図2に示したように、傾斜部81及び平坦部82は、共に、90°の扇形の範囲で割り付けられている。
さらに、平坦部82の下流には、本来の螺旋羽根22の形状に戻った羽根終端部22aが続き、この羽根終端部22aも、90°の扇形の範囲で割り付けられて、螺旋羽根22は終わっている。羽根終端部22aは、前記傾斜部81及び平坦部82が物品を排出完了させてから所定時間が経過するまで、前記本来の螺旋羽根22で区画される上流側の物品を排出口70から排出開始させない排出開始遅延手段を提供する。
一方、螺旋羽根22の上流側には、シャッタ部材90が備えられている。このシャッタ部材90は、図1に示したように、物品供給口60の略直下方に位置し、螺旋羽根22間の空間を閉塞している。シャッタ部材90は、軸21及び螺旋羽根22に組み付けられ、スクリュー部材20と一体にX方向に回転する。シャッタ部材90は、前記供給口60を介して矢印aのように投下された物品が無駄に長時間に亘って筒部材10の内周面を滑走するのを防ぎ、前記物品を螺旋羽根22で仕切られた区画内に早期に安定に収める機能を有する。なお、図1に示したように、螺旋羽根22の始端部22bは、円盤状に形成され、前記シャッタ部材90の前端縁が結合している。
図3に示すように、この搬送装置1のコントロールユニット100は、包装装置3からの物品排出要求信号を受けて、計量装置2に物品排出指令信号を出力すると共に、これらの動作と協調して、スクリュー部材20の回転駆動用モータ30及び調味料噴射ガン40にそれぞれ制御信号を出力する。
次に、この搬送装置1の具体的動作の1例を、図4のタイムチャート及び図5〜図8の状態図を参照しながら説明する。なお、図5〜図8の(a)図において、スクリュー軸21より下方にあるものを実線で示し、上方にあるものを破線で示した。
図4において、横軸の長さは、そのまま時間の長さを表している。攪拌部材50が、図5に示すように、スクリュー軸21の真下に位置するとき、回転角を0°とし、時刻をt1とする。次の時刻t1(回転角0°又は360°)までの間に、物品は1ピッチだけ搬送される。時刻t1には、図5に示したように、排出完了促進手段80の平坦部82が、螺旋に一致させて斜めに形成された排出口70の前縁部に一致している。平坦部82は筒部材10の最低部を挟んで前後45°の角度で広がっている。すなわち、この状態では、平坦部82より下流側に筒部材10の底は残っておらず、この平坦部82より下流側の物品は全て排出され終わっている。なお、この時刻t1には、図4に明らかなように、計量装置2から計量済みの物品が供給口60に投入開始され、また噴射ガン40,40から粉体調味料S,Sが搬送中の物品に噴射開始される。
次に、図6に示すように、回転角が90°の時刻t2の状態では、攪拌部材50が筒部材10の内周面に沿って上昇し、スクリュー軸21と略同じ高さに位置している。これにより、時刻t1〜t2の間、物品と調味料とが攪拌部材50で掻き上げられて味付作業つまり攪拌行程が達成される。また、時刻t2では、図6に示したように、排出開始遅延手段である羽根終端部22aが、排出口70の前縁部に一致している。羽根終端部22aは筒部材10の最低部を挟んで前後45°の角度で広がっている。したがって、時刻t1〜t2の間は、羽根終端部22aより上流側の物品は前記羽根終端部22aに遮られて排出口70に到達せず、排出口70からの落下が防止されて、その排出開始が遅延される。
図4に明らかなように、前記時刻t1〜t2の間の攪拌行程におけるスクリュー部材20の回転速度は、次の時刻t3〜t4〜t5〜t1の間の非攪拌行程におけるスクリュー部材20の回転速度よりも、遅い回転速度に設定されている。つまり、攪拌作業が時間をかけてじっくり行われるから、物品の味付けが十分かつ均一に行われる。一方、時刻t3〜t4〜t5〜t1の間の非攪拌行程では、スクリュー部材20の回転速度が速いから、物品の搬送がすばやく短時間に行われる。図4の例では、非攪拌工程中の回転速度は、攪拌工程中の回転速度の3倍とされ、したがって、非攪拌工程では、攪拌工程に比べて、3倍の距離(3倍の角度:90°と270°)を、同じ時間で進む。
そして、図4に例示したように、時刻t2〜t3の間、スクリュー部材20の回転が一時中止されて、図6に示した回転角が90°の状態が一定時間継続する。つまり、攪拌部材50はスクリュー軸21の真横まで上昇した状態で運動を静止し、攪拌部材50で掻き上げられた物品及び調味料は再び筒部材10の底部に落下して、攪拌作業が終了する。この攪拌工程の終了と、非攪拌工程の開始との間のインターバルは、適宜長さに決めればよく、攪拌部材50で掻き上げられた物品及び調味料が全て落下するのに十分な時間が与えられればよい。
次に、図7に示すように、回転角が180°の時刻t4の状態では、排出開始遅延手段である羽根終端部22aが、排出口70の直上流の位置から完全に退避し、代わって、本来の螺旋羽根22が上流側に距離を残して90°の割付角で現われている。したがって、次の物品が前記本来の羽根22で後押しされて排出口70に全体的に臨む状態になっている。つまり、前記時刻t3で非攪拌工程が開始すると同時に羽根終端部22aによる排出口70の閉鎖が解除し始め、排出口70が開き出して、図4に示したように、次の物品の排出がすでに開始している。
次に、図8に示すように、回転角が270°の時刻t5の状態では、排出完了促進手段80の傾斜部81が、前記本来の羽根22に代わって、上流側に距離を残して90°の割付角で現われている。したがって、次の物品は、前記傾斜部81の下流側へ膨らんだ傾斜面によって、前記本来の羽根22で後押しされるよりも速い速度で排出口70に接近し、その結果、図4に示したように、時刻t4〜t5の間は、物品の排出量が徐々に増加している。
そして、図5に戻り、回転角が360°である次のピッチの時刻t1の状態では、前述したように、排出完了促進手段80の平坦部82が排出口70の前縁部に一致するから、図4に示したように、時刻t5〜t1の間は、物品の排出量が最大に達し、特に時刻t1では、前記平坦部82より下流側に筒部材10の底が消滅して、物品は全て排出完了した状態となる。
ここで、螺旋羽根22の下流側に前記傾斜部81及び平坦部82すなわち排出完了促進手段80を設けない場合の物品の排出状態を図4に破線で重ねて示した。すなわち、時刻t3で、羽根終端部22aが排出口70の閉鎖を解除すると同時に次の物品の排出が始まるのは同様であるが、本来の螺旋羽根22による物品の搬送・後押しが行われるだけであるから、排出量には変化がなく、排出量が途中から増えたりしない。そして、次のピッチの時刻t1においても、螺旋羽根22と排出口70の前縁部との間に距離が残っているので、未だ物品の排出は完了していない。しかも、物品の排出が完了するのは時刻t2であり、その間t1〜t2は、搬送速度が3分の1に減少しているので、物品の排出が完了するまでには余計に時間がかかることになる(単位時間あたりの排出量は3分の1に減る)。
そして、排出物品の前後の切り分けは、結局、スクリュー部材20の回転が一時停止している期間t2〜t3中だけであり、もし仮にそのような一時停止期間t2〜t3を設けていなければ、前後の物品は連続して排出され、切り分けができず、チャージレングスが長くなってしまうことになる。
これに比べて、本実施形態に係る搬送装置1では、螺旋羽根22の下流側に、下流方向へ膨出する傾斜部81及び平坦部82を設けたので、本来の螺旋羽根22が排出口70に到達する前の時刻t1に、これらの膨出部81,82で物品を全て排出することが可能となった。その結果、図4に斜線で示したように、本来であれば、回転速度の遅い攪拌工程t1〜t2中の排出分が回転速度の速い非攪拌工程t3〜t4〜t5〜t1中に上乗せして早期に排出完了してしまうことができた。これにより、たとえ前記スクリュー部材20の回転一時停止期間t2〜t3がなくても、前後の物品は明瞭に長い時間間隔で切り分けられて排出され、排出物品のチャージレングスが短くなる。
以上、具体例を挙げて詳しく説明したように、この搬送装置1は、筒部材10に内装されたスクリュー部材20を回転させて前記スクリュー部材20の螺旋羽根22間の物品を前記筒部材10に設けられた排出口70まで搬送する構成である。そして、前記螺旋羽根22の下流側における前記排出口70の近傍部分が、前記スクリュー部材20の回転に伴い、前記排出口70に到達する(時刻t2)より早いタイミング(時刻t1)で、前記排出口70の近傍部分で区画される前記部分より下流側の物品が、前記排出口70から排出完了するようにしたから、前記排出口70の近傍部分で区画される前記部分より上流側の物品が、前記排出口70に到達するまでには時間的に間隔が空き(時刻t1〜t2、あるいは一時停止期間を入れると時刻t1〜t3)、その結果、前後の物品が明瞭に切り分けられて、物品のチャージレングスが短くなり、包装装置3での噛み込みが低減し、包装スピードの向上、生産性の向上が図られる。
しかも、排出完了が促進される下流側の物品は排出口70から排出中(時刻t3〜t4〜t5〜t1)であるから、たとえ排出完了が促進され、排出量が上乗せ増大されても、物品は圧力がかかって圧縮されることがなく、排出口70から円滑・良好に排出される。
その場合に、前記排出完了促進手段80を、前記螺旋羽根22の排出口70の近傍部分の下流側の面に下流側へ張り出した板部材81,82で構成したから、単一のスクリュー部材20を回転するだけで、螺旋羽根22による物品の搬送と、前記板部材81,82による物品の排出促進とが両方同時に実現することになる。
しかも、前記排出完了促進手段80(81,82)が物品を排出完了させてから所定時間(時刻t1〜t2、あるいは一時停止期間を入れると時刻t1〜t3)が経過するまでは、前記排出口70の近傍部分で区画される前記部分より上流側の物品が、前記排出口70から排出開始しないようにしたから、先の物品つまり下流側の物品が排出完了してから次の物品つまり上流側の物品が排出開始するまで、確実に時間的に間隔が空き(時刻t1〜t2、あるいは時刻t1〜t3)、その結果、前後の物品がますます明瞭に切り分けられて、物品のチャージレングスがより一層短くなり、包装装置3での噛み込みの低減、包装スピードの向上、生産性の向上がより一層企図される。
その場合に、前記排出開始遅延手段22aを、前記螺旋羽根22の排出口70の近傍部分そのもの(本来の螺旋羽根)で構成したから、単一のスクリュー部材20を回転するだけで、螺旋羽根22による物品の搬送と、前記排出口70近傍部分22aによる物品の排出遅延とが両方同時に実現することになる。
併せて、物品の搬送経路b…b上に物品と調味料との攪拌部(噴射ガン40及び攪拌部材50)を設けたから、物品を搬送中にその物品を味付けでき、商品の生産時間の短縮化が図られる。
そして、スクリュー部材20が1回転する間に、回転速度つまり物品の搬送速度が遅い攪拌工程と、速い非攪拌工程とを設け、攪拌工程(時刻t1〜t2)に同期させて、上流側の物品の排出開始を遅延するようにしたから、排出開始の遅延効果が増幅され、上流側の物品は、より一層遅いタイミングで排出が開始され、長い時間間隔で前後の物品間が切り分けられることになる。
これに対し、非攪拌工程(時刻t3〜t4〜t5〜t1)に同期させて、下流側の物品の排出完了を促進するようにしたから、排出完了の促進効果が増幅され、下流側の物品は、より一層早いタイミングで排出が完了され、長い時間間隔で前後の物品間が切り分けられることになる。
本発明の実施の形態に係る搬送装置の全体構成を示す側断面図である。 図1の矢視Iによる縦断面図である。 前記搬送装置の制御システム図である。 前記搬送装置の具体的動作の1例を示すタイムチャートである。 前記タイムチャートの時刻t1における前記搬送装置の状態図であって、(a)は概略平面図、(b)は図2と同方向からの概略正面図である。 前記タイムチャートの時刻t2〜t3における前記搬送装置の状態図であって、(a)は概略平面図、(b)は図2と同方向からの概略正面図である。 前記タイムチャートの時刻t4における前記搬送装置の状態図であって、(a)は概略平面図、(b)は図2と同方向からの概略正面図である。 前記タイムチャートの時刻t5における前記搬送装置の状態図であって、(a)は概略平面図、(b)は図2と同方向からの概略正面図である。
符号の説明
1 搬送装置
10 筒部材
20 スクリュー部材
21 スクリュー軸
22 螺旋羽根
22a 排出開始遅延手段
30 回転駆動用モータ
40 調味料噴射ガン
50 攪拌部材
60 物品供給口
70 物品排出口
80 排出完了促進手段
81 傾斜部
82 平坦部
90 シャッタ部材
100 コントロールユニット

Claims (6)

  1. 筒部材に内装されたスクリュー部材を回転させて前記スクリュー部材の螺旋羽根間の物品を前記筒部材に設けられた排出口まで搬送する搬送装置であって、前記螺旋羽根の下流側の前記排出口近傍部分が前記スクリュー部材の回転に伴い前記排出口に到達するより先に、前記排出口近傍部分で区画される前記部分より下流側の物品を前記排出口から排出完了させる排出完了促進手段が備えられていることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記排出完了促進手段は、前記排出口近傍部分の下流側の面に下流側へ張り出して設けられた板部材であることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記排出完了促進手段が物品を排出完了させてから所定時間が経過するまで前記排出口近傍部分で区画される前記部分より上流側の物品を前記排出口から排出開始させない排出開始遅延手段が備えられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の搬送装置。
  4. 前記排出開始遅延手段は、前記螺旋羽根の前記排出口近傍部分であることを特徴とする請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記物品の搬送経路上に、前記物品と調味料との攪拌部が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の搬送装置。
  6. 前記スクリュー部材が1回転する間に、前記物品と前記調味料とを前記攪拌部で攪拌する回転速度の遅い攪拌期間と、それ以外の非攪拌期間とが設けられ、前記排出完了促進手段は、前記非攪拌期間に同期して物品を排出完了させ、前記排出開始遅延手段は、上記攪拌期間に同期して物品を排出開始させないことを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
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