JP2005219148A - ロボット - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 移動部1、1は駆動装置4により増幅装置5を介して、増幅直線運動を行うように構成されており、移動部1と移動部1とは互いに平行に直線運動を行う。モータ40、40は制御装置9に夫々別個に制御され、移動部1、1は異なる速度で移動可能であり、且つ異なる位置に位置することが可能である。移動部1、1には夫々腕2、2が軸支点10、10において回動可能に装着され、腕2、2の他端はワーク保持部3に、軸支点30、30において軸支され回動可能に装着されている。ワーク保持部3には任意の治具が取り付け可能となっており、ワーク保持部3を水平面或いは垂直面など任意の可動平面上に移動させて、作業を行わせる。
【選択図】 図1
Description
滑動ユニットとしては、XYロボットを最も典型的な例として挙げることができる(特許文献1参照)。また、後者のものとしては、水平多関節ロボットを挙げることが出来る(特許文献1参照)。
一方水平多関節ロボットは、連結された複数の腕の回転運動により作業領域が決定され、また高速の移動が可能であるが、腕が相互に干渉して作業不能な領域が含まれる問題がある。また、ベースに複数の関節を連結して、先端のワーク保持部に作動させるため、ベースやベースに近い腕に大きな負荷がかかり、そのため強度を大きくする必要があり、小型化が難しく、ユニットとして他の機械に組み込むのに不向きである。
本発明は上記従来技術の問題を解決することを目的とする。
この構成において、2つの移動部の移動及び停止の態様により、2つのリンクとワーク保持部を、移動部の移動平面上の可動範囲内においてXY方向の任意方向に移動させ、任意位置に停止させることが可能である。該可動範囲は移動部の移動範囲及びリンクの長さによって決定される。
前記移動部は、直線上を移動し、また2つの移動部が互いに平行に移動するか或いは互いに非平行に移動する。
前記少なくとも2つのリンクの長さは同一としても良いし、異なる長さとしても良い。また長さを可変とすることも可能である。
2つのリンクとワーク保持部の接続位置は異なる位置であっても良いし、同一の位置であっても良い。
前記駆動装置は前記2つの移動部を同一速度で駆動しても良いし或いは異なる速度で駆動しても良い。2つの移動部の速度差を調整することによりワーク保持部を任意の軌跡で運動させることができる。
該駆動装置による駆動距離は増幅装置により増幅されるため、移動範囲を更に拡大できる。この増幅装置としては、種々の構成のものが採用でき、例えば特開2001−79284号に開示された構成を採用可能である。
前記ワーク保持部に保持されるワークは、前記移動部の移動平面と平行な方向に向って仕事を行うように設定しても良いし、垂直な方向に設定しても良い。前者の場合、通常は移動部は垂直方向に移動するように設定し、後者の場合は通常は移動部を水平方向に移動するように設定するのが望ましい。
前記移動部を他の移動部上に設置して、更に1方向又は2方向に移動可能として、ワーク保持部の可動範囲を拡大することも可能である。
図1において、2つの移動部1、1を備えている。移動部1は駆動装置4により直線運動を行うように構成されており、移動部1と移動部1とは互いに平行に直線運動を行うようになっている。
移動部1、1を互いに非平行に運動させるように構成することも可能である。
モータ40、40は制御装置9に夫々別個に制御されるようになっており、移動部1、1は異なる速度で移動可能であり、且つ異なる位置に位置することが可能である。
以上の構成により、ワーク保持部3は例えば移動部1の移動方向に対して所定の角度(この例ではほぼ直交)を維持し、回動することがない。
第2の腕2’は、一方の腕2にのみ設けることも可能であり、この構成を図4Bに示す。
該移動基台50は連結部55においてボールネジ41に接続し、モータ40の回転により直線方向に移動可能になっている。
移動基台50にはプーリ52、52に巻き回されたベルト51が設けられており、このベルト51に移動部1が連結している。
ベルト51は固定部53により移動基台50の系外に固定されており、移動基台50の移動によりベルト51は移動基台50の系において回動するようになっている。即ち、ベルト51は固定部53により固定されているから、移動基台50が移動してもベルト51は固定したままであるが、移動基台50の系でみた場合、プーリ52,52間を回動する。
従って、移動基台50の移動長さが移動部1において倍に増幅された移動長さとなる。しかも、この構成の場合、増幅機構5のための動力を必要とせず、駆動装置4の駆動力のみで稼働する。
なお増幅機構には種々の態様があり、どのような機構も採用可能である。
また、モータ40、40を異なる速度で駆動することによりワーク保持部3を任意の軌跡で移動させることが可能である。
例えば、図5において、図6のAに示すように左側の移動部1を定速度で移動させ、右側の移動部1を図6のBに示すように速度を変化させて移動させると、ワーク保持部3の移動軌跡は図6のCに示すような曲線を描くようになる。
また、移動部1、1の移動範囲に比べて、ワーク保持部3の移動範囲が大きい。上記実施形態では、移動部1、1の直線運動のみでワーク保持部3を面上に移動させることが可能であり、大きな移動範囲を得られる。そのため、機器本体をコンパクトにしつつ、大きな移動範囲を得ることが可能である。
更に、移動範囲が概略4角形に近いため、ジグなどの設計がしやすい。
またワーク保持部3は、駆動装置4を固定したベースの外で運動するため、ワークをベースの外に設置でき、インライン作業に適した設置が可能である。例えばワーク保持部3に取り付けたカッタやドリルなどによる切り粉やディスペンサなどに場合の接着剤等が落下する等の恐れのある作業に適している。
更に増幅機構5により、連結部55をボールネジ41の長さの限られた範囲で移動させるだけで、ワーク保持部3を大きく動かすことが可能になる。
図7に示す実施形態では、X−Y移動機構7を用いて、更にXY方向の移動を加えている。前記した移動部1、腕2、ワーク保持部3及び駆動装置4及び増幅機構5は基台6上に装着され、該基台6がX−Y移動機構7のY方向移動基台70上に設置されたX方向移動レール71上に装着されている。基台6はX方向移動レール71によりX方向に移動可能であり、またY方向移動基台70によりY方向に移動可能になっている。Y方向移動基台70はボールネジ機構などのY方向駆動装置72により駆動され、X方向移動レール71は同様にボールネジなどのX方向駆動装置73により駆動されるように構成されている。
上記実施形態によれば、基台6を移動させることにより位置変更が容易に行える上、ワーク保持部3の可動範囲を拡大出来る効果がある。
Claims (14)
- 移動可能な2つの移動部と
各移動部に一端が回動可能に装着された少なくとも2つのリンクと、
該リンクの他端において該リンクを回動可能に軸支するワーク保持部と、
前記各移動部を独立的に駆動可能な駆動装置と、
該駆動装置による駆動距離を増幅する増幅装置と、
前記駆動装置の駆動制御を行う制御装置と、
を備えたことを特徴とするロボット。 - 前記移動部が直線上を移動する、
請求項1に記載のロボット。 - 前記増幅装置が前記駆動装置により駆動され、且つその駆動距離を増幅する、
請求項1に記載のロボット。 - 前記2つの移動部が互いに平行に移動する、
請求項1に記載のロボット。 - 前記2つの移動部が互いに非平行に移動する、
請求項1に記載のロボット。 - 前記少なくとも2つのリンクの長さが同一である、
請求項1又は2又は3又は4又は5に記載のロボット。 - 前記少なくとも2つのリンクの長さが異なる、
請求項1又は2又は3又は4又は5に記載のロボット。 - 前記少なくとも2つのリンクの長さが可変である、
請求項1又は2又は3又は4又は5に記載のロボット。 - 前記少なくとも2つのリンクが前記ワーク保持部の異なる位置において回動可能に軸支されている、
請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8に記載のロボット。 - 前記少なくとも2つのリンクが前記ワーク保持部の同一位置において回動可能に軸支されている、
請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8に記載のロボット。 - 前記駆動装置が前記2つの移動部を異なる速度で駆動する、
請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10に記載のロボット。 - 前記ワーク保持部に保持されるワークが、前記移動部の移動平面と平行な方向に向って仕事を行う、
請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又は11に記載のロボット。 - 前記ワーク保持部に保持されるワークが、前記移動部の移動平面と垂直な方向に向かって仕事を行う、
請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又は11に記載のロボット。 - 前記移動部が他の移動部上に設置されている、
請求項1又は2又は3又は4又は5又は6又は7又は8又は9又は10又は11又は12又は13に記載のロボット。
Priority Applications (5)
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-
2004
- 2004-02-04 JP JP2004027926A patent/JP2005219148A/ja active Pending
Cited By (2)
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CN116035709B (zh) * | 2023-03-06 | 2023-06-16 | 首都医科大学附属北京朝阳医院 | 一种手术机器人 |
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