JP2005218252A - 力率改善回路及び電源装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】回路を安定に制御でき且つ配線数を減少できる力率改善回路及び電源装置を提供する。
【解決手段】交流電源Vacに流れる電流又は整流回路Bに流れる電流又はスイッチQ1に流れる電流を検出する電流検出抵抗Rshと、出力電圧Eoに比例した制御電圧を生成する制御電圧生成部Hと、制御電圧を電源電圧として動作する制御回路10aとを備え、制御回路は、制御電圧生成部の制御電圧と所定の基準電圧との誤差を増幅して誤差電圧を生成する出力電圧検出オペアンプ11と、誤差電圧の値に応じて利得を可変することにより電流検出抵抗で検出された電流に比例した電圧を増幅する可変利得増幅器15と、可変利得増幅器の出力の値に応じてパルス幅を制御したパルス信号を生成し、該パルス信号をスイッチQ1に印加して出力電圧を所定電圧に制御するパルス幅変調器14とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、簡単で安価な力率改善回路及び電源装置に関し、特にその制御回路を構成する技術に関する。
図21に従来の力率改善回路の構成図を示す(特許文献1)。図21に示す力率改善回路において、交流電源Vacの交流電圧を整流する全波整流回路Bの出力両端P1及びP2には、昇圧リアクトルL1とMOSFET等からなるスイッチQ1と電流検出抵抗Rshからなる直列回路が接続されている。スイッチQ1の両端(ドレイン−ソース間)には、ダイオードDoと平滑コンデンサCoとからなる直列回路が接続され、平滑コンデンサCoの両端には、負荷Roが接続されている。ダイオードDoと平滑コンデンサCoとで整流平滑回路を構成している。スイッチQ1は、制御回路10のPWM制御によりオン/オフするようになっている。
電流検出抵抗Rshは、全波整流回路Bの負極側出力端P2とスイッチQ1の一端及び平滑コンデンサCoの一端との間に接続され、全波整流回路Bに流れる入力電流を検出する。
制御回路10は、出力電圧検出オペアンプ11、乗算器12、電流検出オペアンプ13、パルス幅変調器14を有して構成されている。
出力電圧検出オペアンプ11は、平滑コンデンサCoの電圧と所定の基準電圧Vrefとの誤差を増幅し、誤差電圧を生成して乗算器12に出力する。乗算器12は、出力電圧検出オペアンプ11からの誤差電圧と全波整流回路Bの正極側出力端P1からの全波整流電圧とを乗算して乗算出力電圧を電流検出オペアンプ13に出力する。
電流検出オペアンプ13は、電流検出抵抗Rshで検出した入力電流に比例した電圧と乗算器12からの乗算出力電圧との誤差を増幅し、誤差電圧を生成してこの誤差電圧を比較入力信号としてパルス幅変調器14に出力する。
パルス幅変調器14は、その内部で発生される三角波信号と電流検出オペアンプ13からの比較入力信号とを比較する。そして、比較入力信号の値が三角波信号の値以上のときに例えばオンで、比較入力信号の値が三角波信号の値未満のときに例えばオフとなるパルス信号を生成し、該パルス信号をスイッチQ1のゲートに印加する。
交流電源Vacの入力電圧(交流電圧)を全波整流回路Bで整流した全波整流電圧は、半サイクル毎に正弦波の形をしている。乗算器12は、全波整流回路Bからの半サイクル正弦波電圧を入力し、また、出力電圧検出オペアンプ11からの誤差電圧を入力し、この2つの電圧を乗算することにより正弦波の大きさを変えて出力する。電流検出オペアンプ13は、乗算器12からの半サイクル正弦波電圧と入力電流によって発生した電流検出抵抗Rshに比例した電圧とを比較して、入力電流が半サイクルの正弦波になるように制御している。これにより、電流検出抵抗Rshに流れる入力電流を半サイクル毎に交流電源Vacの入力電圧と相似形の正弦波にすることができるので、力率を改善できる。
次に、このように構成された従来の力率改善回路の動作を説明する。まず、スイッチQ1がオンすると、B→L1→Q1→Rsh→Bに電流が流れる。この電流は、時間の経過とともに直線的に増大していく。
次に、スイッチQ1は、オン状態からオフ状態に変わるとき、昇圧リアクトルL1に誘起された電圧によりスイッチQ1の電圧が上昇する。また、スイッチQ1がオフとなるため、スイッチQ1に流れる電流は零になる。また、L1→Do→Coで電流が流れて、負荷Roに電力が供給される。
なお、従来の力率改善回路の関連技術として例えば、特許文献2がある。
特開2000−37072号(図5) 特開平3−284168号(第1図)
しかしながら、図21に示す昇圧型の力率改善回路は、(1)電流検出抵抗Rshで電流を検出して、電流検出オペアンプ13、パルス幅変調器14を通り、スイッチQ1をPWM制御して、電流をコントロールするループ、(2)平滑コンデンサCoの出力電圧を検出して出力電圧検出オペアンプ11、乗算器12、電流検出オペアンプ13、パルス幅変調器14を通ってスイッチQ1を制御し出力電圧をコントロールするループ、(3)全波整流回路Bからの電圧を検出して乗算器12、パルス幅変調器14を通ってスイッチQ1を制御し出力電圧をコントロールするループの3つの負帰還ループを有している。このため、力率改善回路の部品点数が多く、力率改善回路を安定に制御することが困難である。また、力率改善回路の部品点数が多いため、回路の調整が複雑化している。
本発明は、負帰還ループを減らすことにより回路を安定に制御できるとともに、配線数を減らすことができる力率改善回路を提供することにある。また、本発明は、IC(集積回路)化したときにICの接続ピン数を減らすことができ、汎用の3端子パッケージを使用できる力率改善回路を提供することにある。また、本発明は、力率改善回路を有する電源装置を提供することにある。
本発明は上述した課題を解決するために以下の構成とした。請求項1の発明は、交流電源の交流電圧を整流回路で整流した整流電圧を昇圧リアクトルとスイッチとの直列回路に入力して前記スイッチによりオン/オフして前記交流電源の力率を改善するとともに、整流平滑回路により直流の出力電圧を得る力率改善回路であって、前記交流電源に流れる電流又は前記整流回路に流れる電流又は前記スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記出力電圧に比例した制御電圧を生成する制御電圧生成手段と、前記制御電圧生成手段の制御電圧により動作する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記制御電圧生成手段の制御電圧と所定の基準電圧との誤差を増幅して誤差電圧を生成する誤差電圧生成手段と、前記誤差電圧生成手段の誤差電圧の値に応じて利得を可変することにより前記電流検出手段で検出された電流に比例した電圧を増幅する可変利得増幅手段と、前記可変利得増幅手段の出力の値に応じてパルス幅を制御したパルス信号を生成し、該パルス信号を前記スイッチに印加して前記出力電圧を所定電圧に制御するパルス幅制御手段とを有することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、可変利得増幅手段には、電流検出手段により検出された電流に比例した電圧(半サイクルの正弦波電圧)と誤差電圧生成手段からの誤差電圧(直流電圧)とが入力される。可変利得増幅手段は、誤差電圧生成手段の誤差電圧の値に応じて利得を可変することにより、電流検出手段で検出した電流に比例した電圧を増幅する。このため、可変利得増幅手段は、入力と相似形の半サイクルの正弦波の電圧をパルス幅制御手段に出力する。即ち、入力電流波形とパルス幅制御手段の入力電圧波形とが相似形となるので、力率が改善される。
また、誤差電圧生成手段、可変利得増幅手段、パルス幅制御手段の3つの構成部品で制御回路を構成できるので、部品点数を削減でき簡単な構成となり、安価で且つ回路の調整が簡単になる。また、負帰還ループを減らすことができるため、回路を安定に制御できる。また、制御電圧生成手段で生成された制御電圧を制御回路の電源電圧として使用することにより配線数を減らすことができ、回路のIC化も容易になり、安価なICを提供できる。
請求項2の発明は、請求項1記載の力率改善回路において、前記制御回路は、前記電流検出手段で検出された電流のピーク値を検出して該電流のピーク値に比例した電圧を前記可変利得増幅手段に出力するピーク検出手段を有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項2記載の力率改善回路において、前記ピーク検出手段は、スイッチング素子を有し、該スイッチング素子のオン抵抗により前記電流のピーク値に比例した電圧を出力することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3記載の力率改善回路において、前記ピーク検出手段は、前記スイッチのオン時に流れる電流をオフ時に保持し、前記入力電流と近似の波形を有する電圧を出力することを特徴とする。
請求項5の発明は、交流電源の交流電圧を整流回路で整流した整流電圧を昇圧リアクトルとスイッチとの直列回路に入力して前記スイッチによりオン/オフして前記交流電源の力率を改善するとともに、整流平滑回路により直流の出力電圧を得る力率改善回路であって、前記交流電源に流れる電流又は前記整流回路に流れる電流又は前記スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記出力電圧に比例した制御電圧を生成する制御電圧生成手段と、前記制御電圧生成手段の制御電圧により動作する制御回路とを備え、前記制御回路は、前記制御電圧生成手段の制御電圧と所定の基準電圧との誤差を増幅して誤差電圧を生成する誤差電圧生成手段と、前記誤差電圧生成手段の誤差電圧と前記電流検出手段で検出された電流に比例した電圧との差を算出する差算出手段と、前記差算出手段で算出された差に略反比例するオフ時間を有するようにパルス幅を制御したパルス信号を生成し、該パルス信号を前記スイッチに印加して前記出力電圧を所定電圧に制御するパルス幅制御手段とを有することを特徴とする。
請求項6の発明は、請求項2乃至請求項5のいずれか1項記載の力率改善回路において、前記スイッチ、前記電流検出手段及び前記制御回路を3端子パッケージに実装したことを特徴とする。
請求項7の発明は、交流電源の交流電圧を整流回路で整流した整流電圧を昇圧リアクトルとスイッチとの直列回路に入力して前記スイッチによりオン/オフして前記交流電源の力率を改善するとともに、第1整流平滑回路により直流の出力電圧を得る力率改善回路と、前記力率改善回路からの直流の出力電圧を別の直流の出力電圧に変換して出力するコンバータ回路とを備えた電源装置であって、前記力率改善回路は、制御電圧により動作する第1制御回路を備え、前記第1制御回路は、前記交流電源に流れる電流又は前記整流回路に流れる電流又は前記スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記制御電圧と所定の基準電圧との誤差を増幅して誤差電圧を生成する誤差電圧生成手段と、前記誤差電圧生成手段の誤差電圧の値に応じて利得を可変することにより前記電流検出手段で検出された電流に比例した電圧を増幅する可変利得増幅手段と、前記可変利得増幅手段の出力の値に応じてパルス幅を制御したパルス信号を生成し、該パルス信号を前記スイッチに印加して前記出力電圧を第1所定電圧に制御するパルス幅制御手段と、前記電流検出手段で検出された電流のピーク値を検出して該電流のピーク値に比例した電圧を前記可変利得増幅手段に出力するピーク検出手段とを有し、前記コンバータ回路は、前記第1整流平滑回路にトランスの1次巻線を介して接続された主スイッチと、前記トランスの2次巻線の電圧を整流平滑して前記別の直流の出力電圧を得る第2整流平滑回路と、前記主スイッチをオン/オフ制御することにより前記第2整流平滑回路の出力電圧を第2所定電圧に制御する第2制御回路と、前記トランスの3次巻線の電圧を前記制御電圧として前記第1制御回路に供給する電源供給部とを有することを特徴とする。
請求項8の発明は、交流電源の交流電圧を整流回路で整流した整流電圧を昇圧リアクトルとスイッチとの直列回路に入力して前記スイッチによりオン/オフして前記交流電源の力率を改善するとともに、第1整流平滑回路により直流の出力電圧を得る力率改善回路と、前記力率改善回路からの直流の出力電圧を別の直流の出力電圧に変換して出力するコンバータ回路とを備えた電源装置であって、前記力率改善回路は、制御電圧により動作する第1制御回路を備え、前記第1制御回路は、前記交流電源に流れる電流又は前記整流回路に流れる電流又は前記スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段と、前記制御電圧と所定の基準電圧との誤差を増幅して誤差電圧を生成する誤差電圧生成手段と、前記誤差電圧生成手段の誤差電圧と前記電流検出手段で検出された電流に比例した電圧との差を算出する差算出手段と、前記差算出手段で算出された差に略反比例するオフ時間を有するようにパルス幅を制御したパルス信号を生成し、該パルス信号を前記スイッチに印加して前記出力電圧を第1所定電圧に制御するパルス幅制御手段とを有し、前記コンバータ回路は、前記第1整流平滑回路にトランスの1次巻線を介して接続された主スイッチと、前記トランスの2次巻線の電圧を整流平滑して前記別の直流の出力電圧を得る第2整流平滑回路と、前記主スイッチをオン/オフ制御することにより前記第2整流平滑回路の出力電圧を第2所定電圧に制御する第2制御回路と、前記トランスの3次巻線の電圧を前記制御電圧として前記第1制御回路に供給する電源供給部とを有することを特徴とする。
請求項9の発明は、請求項7又は請求項8記載の電源装置において、前記第1制御回路を3端子パッケージに実装したことを特徴とする。
本発明によれば、力率を改善でき、負帰還ループを減らすことにより回路を安定に制御できるとともに、配線数を減らすことができる力率改善回路を提供できる。また、IC化したときにICの接続ピン数を減らすことができ、汎用の3端子パッケージを使用できる力率改善回路を提供できる。また、力率改善回路を有する電源装置を提供することができる。
以下、本発明に係る力率改善回路及び力率改善回路を有する電源装置の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1に示す実施例1の力率改善回路は、図21に示す従来の力率改善回路に対して、制御電圧生成部Hを追加するとともに、制御回路10aの構成を変更している。なお、図1に示すその他の構成は、図21に示す構成と同一であるので、同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
制御電圧生成部Hは、本発明の制御電圧生成手段に対応し、ダイオードDoと平滑コンデンサCoとからなる整流平滑回路の出力側に接続されている。制御電圧生成部Hは、トランジスタQd、抵抗Rd1及び抵抗Rd2を有して構成されている。トランジスタQdのコレクタは平滑コンデンサCoの一方の端子(接地側でない方の端子)に接続され、トランジスタQdのエミッタは制御回路10aに接続されている。トランジスタQdのコレクタと接地間には抵抗Rd1と抵抗Rd2との直列回路が接続され、抵抗Rd1と抵抗Rd2との接続点は、トランジスタQdのベースに接続されている。
トランジスタQdは、平滑コンデンサCoの両端電圧を抵抗Rd1と抵抗Rd2とで分割した電圧、即ち出力電圧に比例した電圧がベースに印加されてオンし、出力電圧に比例した電圧である制御電圧をエミッタを介して制御回路10aに供給する。制御電圧生成部Hの制御電圧は、制御回路10aの内部の各回路の電源電圧として使用されるようになっている。
制御回路10aは、出力電圧検出オペアンプ11、パルス幅変調器14及び可変利得増幅器15を有して構成されている。
出力電圧検出オペアンプ11は、本発明の誤差電圧生成手段に対応し、制御電圧生成部Hから制御回路10aに供給される制御電圧と所定の基準電圧Vrefとの誤差を増幅し、誤差電圧を生成して可変利得増幅器15に出力する。
可変利得増幅器15は、出力電圧検出オペアンプ11からの誤差電圧の値に応じて利得(ゲイン)を可変することにより、電流検出抵抗Rshで検出された入力電流に比例した電圧を増幅して増幅出力を比較入力信号としてパルス幅変調器14に出力する。可変利得増幅器15の具体例については、後述する。
パルス幅変調器14は、図2に示すように、三角波信号を発生する三角波発振器141と、この三角波発振器141からの三角波信号を非反転入力端子(+)に入力し、可変利得増幅器15からの比較入力信号を反転入力端子(−)に入力し、三角波信号の値が比較入力信号の値以上のときに例えばオン(Hレベル)で、三角波信号の値が比較入力信号の値未満のときに例えばオフ(Lレベル、例えばゼロ)となるパルス信号を生成し、該パルス信号をスイッチQ1のゲートに印加して平滑コンデンサCoの出力電圧を所定電圧に制御するコンパレータ142とを有する。
図4(a)と図4(b)はパルス幅変調器14の入出力特性の1例を示す図である。ここで、スイッチQ1がオンしているデューティーサイクル(スイッチQ1のスイッチング周期をT1とし、スイッチQ1のオン時間をT2とすると、オン時比率T2/T1に相当する)をDとすると、図4(a)は入力電圧EsとデューティーサイクルDが比例関係になっているパルス幅変調器14の入出力特性であり、Es=Dの関係になる。図4(b)は入力電圧EsとデューティーサイクルDとがEs=1−Dの関係になっているパルス幅変調器14の入出力特性である。
図2に示すパルス幅変調器14では、入出力波形は、図3の「出力1」のような波形になり、パルス幅変調器14の入出力特性は図4(a)に示すような特性になる。
また、コンパレータ142は、比較入力信号の値が三角波信号の値以上のときに例えばオンで、比較入力信号の値が三角波信号の値未満のときに例えばオフとなるパルス信号を生成し、該パルス信号をスイッチQ1のゲートに印加して平滑コンデンサCoの出力電圧を所定電圧に制御しても良い。即ち、図2に示すコンパレータ142の入力端子の「+」と「−」を逆に接続すると、出力電圧は反転し、入出力波形は、図3の「出力2」に示すような波形になり、入出力特性は図4(b)のような特性になる。
次に、実施例1の力率改善回路の動作原理について説明する。ここでは、制御回路10aの動作について説明する。
まず、昇圧リアクトルL1の電流が連続して流れているものとすると、全波整流回路Bの両端電圧である入力電圧Eiと、負荷Roの両端電圧である出力電圧Eoとの関係は、Eo/Ei=1/(1−D)となる。
また、パルス幅変調器14の特性が図3に示すような特性であるとし、パルス幅変調器14の入力電圧をEsとすると、Es=1−Dであるので、Es=1−D=Ei/Eoとなる。
出力電圧Eoは、直流でほぼ一定値であり、入力電圧Eiが半サイクルの正弦波であるので、入力電圧Esが半サイクルの正弦波となる。即ち、入力電圧Esは、可変利得増幅器15の増幅出力であり、可変利得増幅器15の一方の入力端子には電流検出抵抗Rshの電圧Vrshが入力されている。このため、電流検出抵抗Rshの電圧Vrshも半サイクルの正弦波となる。従って、電流検出抵抗Rshに流れる入力電流は、入力電圧Eiと比例して半サイクルの正弦波となるため、力率を改善することができる。
また、可変利得増幅器15の他方の入力端子には、出力電圧検出オペアンプ11からの誤差電圧が入力され、可変利得増幅器15は、出力電圧検出オペアンプ11からの誤差電圧の値に応じて利得を可変することができる。
もし、何らかの理由により出力電圧Eoが下がった場合には、制御回路10aの制御電圧は「Eo・(Rd2/(Rd1+Rd2))」となり、出力電圧検出オペアンプ11は、出力電圧Eoの低下に応じて誤差電圧を低下させる。そして、可変利得増幅器15は、出力電圧検出オペアンプ11からの誤差電圧の低下により利得を低下させて比較入力信号を出力し、パルス幅変調器14は、可変利得増幅器15からの比較入力信号の低下によりパルス信号の平均のデューティーサイクルDを大きくする(図3に示す出力1の場合)。このため、スイッチQ1のオンしている時間の割合が大きくなり、入力電流が増加する。その結果、出力電圧Eoが上昇して、出力電圧Eoが一定に保持される。
次に、力率改善回路の全体の動作を図5の各部の波形を参照しながら説明する。まず、交流電源Vacの正弦波の入力電圧Viが入力されると、正弦波の入力電流Iiが流れる。そして、交流電源Vacの入力電圧Viが全波整流回路Bで整流されて全波整流電圧Eiが出力される。
次に、スイッチQ1をオンすると、B→L1→Q1→Rsh→Bと電流が流れる。次に、スイッチQ1は、オン状態からオフ状態に変わるとき、昇圧リアクトルL1に誘起された電圧によりスイッチQ1の電圧が上昇する。また、スイッチQ1がオフとなるため、スイッチQ1に流れる電流は零になる。また、L1→Do→Coで電流が流れて、負荷Roに電力が供給される。
このようにスイッチQ1をスイッチング周波数でオン/オフすることにより、電流検出抵抗Rshの両端には半サイクルの正弦波電流が流れる。そして、可変利得増幅器15の一端には、電流検出抵抗Rshに流れる電流に比例した電圧(即ち図5の「可変利得増幅器入力2」で示す負の半サイクルの正弦波電圧)が入力される。また、可変利得増幅器15の他端には、出力電圧検出オペアンプ11からの誤差電圧(即ち、図5の「可変利得増幅器入力1」で示す正の直流電圧)が入力される。
そして、可変利得増幅器15は、出力電圧検出オペアンプ11からの誤差電圧の値に応じて利得を可変することにより、電流検出抵抗Rshで検出した入力電流に比例した電圧を増幅する。図5に示すように、「可変利得増幅器出力」は、入力と相似形の半サイクルの正弦波の電圧として出力される。
次に、図5に示す「可変利得増幅器出力」がパルス幅変調器14に入力されてパルス信号のパルス幅が制御される。このとき、パルス幅変調器14は、図4(b)に示すような特性を有しているため、スイッチQ1のデューティーサイクルDは、図5に示すようになる。図6に、この力率改善回路の実際の入力電圧Viと入力電流Iiを示した。図6に示す波形では、零電流の付近が正弦波から僅かにずれているが、非常に正弦波に近く、力率、歪率共に良い結果を示した。
(可変利得増幅器の具体例)
図7は可変利得増幅器15の一例を示す構成図である。図7(a)は可変利得増幅器15の原理を示したもので、抵抗R1とこの抵抗R1に直列に接続された利得調整用の可変抵抗RVとからなり、抵抗R1の一端が接続された入力端子151に入力信号が入力され、抵抗R1と可変抵抗RVとの接続点から出力端子152に出力を取り出す。この場合には、利得は1未満である。
図7(b)の例は、図7(a)に示すものを具体化したもので、ドレインとソースとゲートとを有しゲートに印加される電圧により抵抗値が変化するFETQ2と、FETQ2のドレインに一端が接続された抵抗R1とを有し、抵抗R1の他端に接続された入力端子151に電流検出抵抗Rshで検出された電流に比例した電圧が入力され、FETQ2のゲート端子153に出力電圧検出オペアンプ11の誤差電圧が印加され、抵抗R1とFETQ2のドレインとの接続点から出力端子152に出力を取り出す。
このようにFETQ2のゲートに入力された電圧の値によりFETQ2の抵抗値が変化するので、利得が変化する。
図8は可変利得増幅器の他の一例を示す構成図である。図8(a)は可変利得増幅器15の原理を示したもので、可変抵抗RVとこの可変抵抗RVの一端に反転入力端子(−)が接続されたオペアンプ154とからなる。オペアンプ154の反転入力端子と出力端子との間には帰還抵抗R2が接続され、非反転入力端子(+)は接地されている。可変抵抗RVの一端に接続された入力端子151に入力信号が入力され、出力端子152から出力を取り出す。このときの利得は、R2/RVである。
図8(b)は、図8(a)に示すものを具体化した例で、ドレインとソースとゲートとを有しゲートに印加される電圧により抵抗値が変化するFETQ3と、FETQ3のドレインに反転入力端子が接続され且つ該反転入力端子と出力端子との間に帰還抵抗R2が接続されたオペアンプ154とを有し、FETQ3のソースに接続された入力端子151に電流検出抵抗Rshで検出された電流に比例した電圧が入力され、FETQ3のゲート端子153に出力電圧検出オペアンプ11からの誤差電圧が印加され、出力端子152から出力を取り出す。
このようにFETQ3のゲートに入力された電圧の値によりFETQ3の抵抗値が変化するので、利得が大きく変化する。
図9は可変利得増幅器15に用いられるFETの特性を示す図である。図9には、FETのドレイン電圧Vdとドレイン電流Idとの特性を示し、その特性がゲート−ソース間電圧Vgsの変化により変化している。即ち、FETは、ゲート信号の大きさによりグラフの傾きが変わり抵抗値が変化する。
このように実施例1の力率改善回路によれば、力率を改善できるとともに、制御回路10aが出力電圧検出オペアンプ11、可変利得増幅器15、パルス幅変調器14の3つの構成部品を有するのみで、図21に示す制御回路10に対して1点だけ部品点数を削減して簡単な構成とすることができ、安価で且つ回路の調整が簡単になる。
また、図21に示す従来の力率改善回路の全波整流回路Bからの電圧を検出して乗算器12に入力する負帰還ループを1つ減らすことができるため、この負帰還ループに起因する制御回路10aの不安定さもなくなり、2つの負帰還ループで力率改善回路を安定に制御できる。
また、制御回路10aにおいては、接続ピンPN1〜PN4が設けられ、接続ピンPN1は、電流検出抵抗Rshの一端と可変利得増幅器15とを接続する。接続ピンPN2は、スイッチQ1のゲートとパルス幅変調器14とを接続する。接続ピンPN3は、トランジスタQdのエミッタと出力電圧検出オペアンプ11とを接続する。接続ピンPN4は、基準電圧Vrefの負極(接地)に接続される。実施例1では、制御回路10aへの配線数が6本(図21に示す制御回路10)から4本に2本少なくなることにより制御回路10aのIC化も容易になり、安価なICを提供できる。また、制御回路10aをIC化したときはICの接続ピン(PN1〜PN4)の数も減らすことができ、安価なICを提供できる。
図10は実施例2の力率改善回路を示す構成図である。実施例2は、図1に示す実施例1とは入力電流の検出方法が異なり、スイッチQ1に流れる電流を検出する方法である。以下では、図1に示す構成と同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
図10に示す力率改善回路において、交流電源Vacの交流電圧を整流する全波整流回路Bの出力両端には、昇圧リアクトルL1とダイオードDoと平滑コンデンサCoとからなる直列回路が接続され、平滑コンデンサCoの両端には、負荷抵抗Roが接続されている。また、ダイオードDoと平滑コンデンサCoとからなる整流平滑回路の出力側には、制御電圧生成部Hが設けられている。
制御回路10bは、スイッチQ1、電流検出抵抗Rsh、ピーク検出器16、出力電圧検出オペアンプ11、可変利得増幅器15、パルス幅変調器14を有して構成されている。ピーク検出器16は、本発明のピーク検出手段に対応する。
昇圧リアクトルL1とダイオードDoのアノードとの接続点には接続ピンPN1を介してスイッチQ1の一端(ドレイン)が接続され、スイッチQ1の他端(ソース)は電流検出抵抗Rshを介して接地されている。
ピーク検出器16は、電流検出抵抗Rshに流れる電流に比例した電圧を入力し、入力した電圧のピーク値を検出してピーク電圧として出力する。図11はピーク検出器16の一例を示す回路図である。このピーク検出器16は、主スイッチQp1、補助スイッチQp2及びQp3、抵抗Rp1並びにコンデンサCp1から構成されている。
主スイッチQp1は、ゲートに印加される電圧により抵抗値が変化するオン抵抗として機能するFETから構成されており、そのドレインは電源端子164に、ソースは接地端子163に、ゲートは電流検出抵抗Rshに流れる電流に比例した電圧が入力される入力端子161にそれぞれ接続されている。
補助スイッチQp2は、FETから構成されており、そのドレインは電源端子164に、ソースは抵抗Rp1を介して接地端子163に、ゲートは入力端子161にそれぞれ接続されている。補助スイッチQp3は、FETから構成されており、そのドレインは出力端子162に、ソースは補助スイッチQp2のソースに、ゲートは入力端子161にそれぞれ接続されている。補助スイッチQp3のドレインと接地端子163との間にはコンデンサCp1が接続されている。
このような構成のピーク検出器16によれば、スイッチQ1がオンすることにより、入力端子161から電流検出抵抗Rshに流れる電流に比例した電圧が入力されると、主スイッチQp1、補助スイッチQp2及びQp3がオンする。このとき、主スイッチQp1の電圧降下に対応する電圧がコンデンサCp1に蓄えられる。その後、スイッチQ1がオフすることにより、主スイッチQp1がオフすると、補助スイッチQp2及びQp3もオフし、主スイッチQp1のオン時の電圧降下がピーク電圧としてコンデンサCp1に保持される。コンデンサCp1に保持されたピーク電圧が可変利得増幅器15に入力される。
可変利得増幅器15は、出力電圧検出オペアンプ11からの誤差電圧の値に応じて利得を可変することにより、ピーク検出器16からのピーク電圧を増幅して増幅出力を比較入力信号としてパルス幅変調器14に出力する。
このように構成された実施例2の力率改善回路によれば、入力電流が交流電源周波数の正弦波になっていても、スイッチQ1がスイッチング周波数(交流電源周波数より十分に高い周波数)でオン/オフされるので、スイッチQ1に流れるドレイン電流もオン/オフされているから、ドレイン電流の平均電流は、正弦波にならない。
このため、ピーク検出器16は、電流検出抵抗Rshの電圧のピーク値をスイッチング周波数毎にサンプリングして各ピーク値を結ぶ曲線が正弦波となるピーク電圧を出力する。即ち、ピーク電圧を入力電流とほぼ同じ正弦波にすることができる。そして、ピーク検出器16からのピーク電圧を可変利得増幅器15に入力することによって、入力電流を正弦波に制御することができる。
また、制御回路10bは、昇圧リアクトルL1とダイオードDoのアノードとの接続点とスイッチQ1のドレインとを接続するための接続ピンPN1、トランジスタQdのエミッタと出力電圧検出オペアンプ11とを接続するための接続ピンPN2、及び基準電圧Vrefの負極とグランドに接続するための接続ピンPN3の3本の接続ピンですみ、3端子での構成が可能になる。また、スイッチQ1、電流検出抵抗Rsh、ピーク検出器16、出力電圧検出オペアンプ11、可変利得増幅器15、パルス幅変調器14を有する制御回路10bをIC化することで構成がさらに簡単で安価になり、TO−3等の汎用のパッケージに実装可能になる。これによって、小型で安価なPFCモジュールの製作が可能となる。
図12に示す実施例3の力率改善回路は、図1に示す実施例1の力率改善回路に対して、制御回路10cの構成のみが異なる。なお、図12に示すその他の構成は、図1に示す構成と同一であるので、同一部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略する。
制御回路10cは、出力電圧検出オペアンプ11、電圧電流(V/I)変換器17,18、減算器19、コンパレータ20、発振器(OSC)21、トランジスタQs、コンデンサCsを有して構成されている。本発明の差算出手段は、V/I変換器17,18、減算器19及びコンデンサCsから構成されている。
V/I変換器17は、出力電圧検出オペアンプ11からの誤差電圧を電流に変換して減算器19に出力する。V/I変換器18は、電流検出抵抗Rshに流れる電流に比例した電圧を電流に変換して減算器19に出力する。減算器19は、V/I変換器17からの電流とV/I変換器18からの電流との差を算出し、その差の電流でコンデンサCsを充電する。なお、V/I変換器17、V/I変換器18及び減算器19の詳細な構成は後述する。
発振器(OSC)21は、所定周期でパルスを発生し、トランジスタQsのベースに出力する。これにより、トランジスタQsは、所定周期でオンし、コンデンサCsに充電された電荷を放電する。その結果、コンデンサCsに発生するCs電圧は、三角波となる。
コンパレータ20は、コンデンサCsに保持されている電圧と所定の基準電圧Vsとを比較し、比較結果に応じたパルス幅を有するパルス信号を生成し、スイッチQ1のゲートに印加する。コンパレータ20は、具体的には、コンデンサCsの電圧が基準電圧Vsより大きいときにオンし、コンデンサCsの電圧が基準電圧Vsより小さいときにオフするパルス信号を生成し、スイッチQ1のゲートに印加する。
次に、このように構成された実施例3の力率改善回路の動作を図13乃至図15に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。図13は実施例3の力率改善回路の各部の波形を示す図である。図14は図13に示す入力電圧が最大付近(破線Aで囲った部分)の詳細な波形を示す図である。図15は図13に示す入力電圧がゼロの付近(破線Bで囲った部分)の詳細な波形を示す図である。
なお、図13乃至図15では、入力電圧Vi、入力電流Ii、出力電圧検出オペアンプ出力、電流検出抵抗RshのRsh出力、コンデンサCsのCs電圧、基準電圧VsのVs電圧、コンパレータ出力を示している。
まず、出力電圧検出オペアンプ11は、出力電圧Eoに比例した制御電圧と所定の基準電圧Vrefの差を増幅して誤差電圧(直流電圧)を出力電圧検出オペアンプ出力としてV/I変換器17に出力する。V/I変換器17は、出力電圧検出オペアンプ11からの出力電圧検出オペアンプ出力を電流に変換する。
また、電流検出抵抗Rshに流れる電流に比例した電圧は、Rsh出力としてV/I変換器18に入力される。Rsh出力は、A部で零となり、B部で最大となる。そして、V/I変換器18は、Rsh出力を電流に変換する。
減算器19は、V/I変換器17からの電流とV/I変換器18からの電流との差を算出し、その差の電流でコンデンサCsを充電する。このため、コンデンサCsのCs電圧は、A部で零となり、B部で最大となる。
そして、コンパレータ20は、コンデンサCsのCs電圧とVs電圧とを比較し、その比較結果に応じたパルス幅を有するパルス信号(コンパレータ出力)でスイッチQ1を動作させる。
出力電圧検出オペアンプ11の出力は、略直流であるために、入力電流が増大した場合、この差の電流は減少し、コンデンサCsの電圧傾斜は緩やかになる。従って、基準電圧Vsに達する時間は長くなり、この時間をスイッチQ1のオフ時間とすることにより、図1に示した実施例1と同様に、入力電流をほぼ正弦波に整形することができる。
図13において、入力電流Iiは、入力電圧Viがゼロの付近では小さく、入力電圧Viが最大の付近ではピークが制限された波形になる。これは、パルス幅変調器として動作するコンパレータ20の入力電圧EsがEs=1−D=Ei/Eoの条件を完全に満たさないことに起因する。つまり、コンデンサCsの電流は有限であるため、入力電圧EsがゼロのときにD=1とはならないことに起因する。しかし、入力電流Iiの高調波成分は少ないので、高調波規制値を満足できる。
また、図14及び図15から、入力電流の大きさに応じてコンデンサCsが充電される速度(三角波の傾斜)が変化し、PWM変調がなされていることがわかる。
図16はV/I変換器17,18を示す構成図である。図16において、入力電圧Vinが印加されると、抵抗Rinに流れる電流Iinと同じ大きさの電流がミラー回路を構成するトランジスタQm1及びQm2の内の出力側のトランジスタQm2のコレクタに流れ、電流Ioutとして取り出される。これにより、入力電圧Vinを出力電流Ioutに変換することができる。
図17は本発明の差算出手段を構成するV/I変換器17、V/I変換器18及び減算器19を、図16に示す回路を使用して構成したものである。
図17において、出力電圧検出オペアンプ11からの誤差電圧VinAを電流に変換するV/I変換器17をPNPトランジスタからなるミラー回路で構成し、電流検出抵抗Rshに流れる電流に比例した電圧VinBを電流に変換するV/I変換器18をNPNトランジスタからなるミラー回路で構成している。また、各ミラー回路の出力側のトランジスタのコレクタ同士を接続し、その接続点にコンデンサCsが接続されている。
このような構成によれば、誤差電圧VinAに応じた電流IiaがコンデンサCsに流入するように流れるとともに、電圧VinBに応じた電流IibがコンデンサCsから流出するように流れ、電流Iiaと電流Iibとの差の電流Iout=Iia−IibがコンデンサCsに流れ込むことになる。
このように、本発明の差算出手段を構成するV/I変換器17、V/I変換器18及び減算器19を2つのミラー回路を用いて構成したので、減算器19という物理的な素子は不要になり、回路が簡単になる。また、制御回路10cのIC化が容易になる。
以上説明したように、本発明の実施例3に係る力率改善回路によれば、回路が簡単になるとともに、入カ電圧がゼロの付近で入力電流が少なく、入力電圧が最大の付近でも電流が少ないため、損失が少なく、また、スイッチQ1として小容量のスイッチング素子を使用できるという利点がある。
図18に示す実施例4の力率改善回路は、図10に示す実施例2の力率改善回路と同様に、図12に示す実施例3の制御回路10cにスイッチQ1と電流検出抵抗Rshとを有して制御回路10dを構成し、スイッチQ1に流れる電流を検出することにより出力電圧Eoを一定に制御したことを特徴とする。
スイッチQ1のソースは電流検出抵抗Rshを介して接地されており、スイッチQ1のソースと電流検出抵抗Rshとの接続点の電圧がV/I変換器18に出力されるようになっている。実施例4の力率改善回路の動作は、実施例2及び実施例3で既に説明した動作と同じであるので、その説明は省略する。
実施例4の力率改善回路によれば、実施例3の力率改善回路と同様の効果に加え、接続ピンを減少させることができ、3端子で制御回路10dを構成できる。また、スイッチQ1、電流検出抵抗Rsh、V/I変換器17,18、減算器19、コンパレータ20、発振器21、トランジスタQs、コンデンサCs等を有する制御回路10dをIC化することで、構成がさらに簡単になるとともに安価になり、TO−3等の汎用のパッケージに実装可能になる。これによって、小型で安価な3端子PFCモジュールを製作できる。
次に、本発明の実施例5の電源装置について説明する。実施例5の電源装置は、図19に示すように、力率改善回路50と、この力率改善回路50からの直流電圧を別の直流電圧に変換するDC−DCコンバータ等のコンバータ回路60とからなり、コンバータ回路60内のトランスT1の3次巻線5cに発生した電圧を、力率改善回路50内の制御回路1の電源電圧としたことを特徴とする。
力率改善回路50において、交流電源Vacの交流電圧を整流する全波整流回路Bの出力両端P1及びP2には、昇圧リアクトルL1とダイオードD1と平滑コンデンサC1とからなる直列回路が接続されている。ダイオードD1と平滑コンデンサC1は、本発明の第1整流平滑回路に対応する。
力率改善回路50は、本発明の第1制御回路に対応する制御回路1を有する。制御回路1は、図10に示す実施例2の制御回路10b又は図18に示す実施例4の制御回路10dに対応し、制御回路1の接続ピンPN1は、昇圧リアクトルL1の一端とダイオードD1のアノードとに接続されている。制御回路1の接続ピンPN2は、コンデンサC3の一端と抵抗Rの一端とダイオードD3のカソードに接続されている。制御回路1の接続ピンPN3は、全波整流回路Bの負極側出力端P2とコンデンサC3の他端と平滑コンデンサC1の一端とMOSFETからなる主スイッチQのソースに接続されている。抵抗Rの他端はダイオードD1のカソードと平滑コンデンサC1の他端とに接続されている。
一方、コンバータ回路60において、平滑コンデンサC1にトランスT1の1次巻線5a(巻数n1)を介して主スイッチQが接続されている。主スイッチQは、制御回路30のPWM制御によりオン/オフするようになっている。制御回路30は、本発明の第2制御回路に対応する。
また、トランスT1の1次巻線5aとトランスT1の2次巻線5b(巻数n2)とは互いに逆相電圧が発生するように巻回されており、トランスT1の2次巻線5bにはダイオードD2及びコンデンサC2からなる整流平滑回路(本発明の第2整流平滑回路に対応)が接続されている。この整流平滑回路は、トランスT1の2次巻線5bに誘起された電圧(オン/オフ制御されたパルス電圧)を整流平滑して直流出力を負荷RLに出力する。
制御回路30は、図示しない演算増幅器及びフォトカプラを有し、演算増幅器は、負荷RLの出力電圧と基準電圧とを比較し、負荷RLの出力電圧が基準電圧以上となったときに、主スイッチQに印加されるパルスのオン幅を狭くするように制御する。すなわち、負荷RLの出力電圧が基準電圧以上となったときに、主スイッチQのパルスのオン幅を狭くすることで、出力電圧を一定電圧に制御するようになっている。
また、トランスT1の3次巻線5c(巻数n3)には、ダイオードD3とコンデンサC3とからなる整流平滑回路が接続されている。トランスT1の3次巻線5cとダイオードD3とコンデンサC3とで本発明の電源供給部を構成する。
また、トランスT1の1次巻線5aと3次巻線5cは同相電圧が発生するようになっている。
次に、コンバータ回路60の動作を図20に示すタイミングチャートを参照しながら説明する。なお、図20では、主スイッチQの両端間の電圧Qv、主スイッチQに流れる電流Qi、トランスT1の1次巻線5a(巻数n1)に流れる電流n1i、ダイオードD2に流れる電流D2i、主スイッチQをオン/オフ制御するQ制御信号を示している。
まず、時刻t31において、Q制御信号により主スイッチQがオンし、平滑コンデンサC1からトランスT1の1次巻線5aを介して主スイッチQに電流Qiが流れる。この電流は、時刻t32まで時間の経過とともに直線的に増大していく。また、1次巻線5aを流れる電流n1iも電流Qiと同様に時刻t32まで時間の経過とともに直線的に増大していく。
なお、時刻t31から時刻t32では、1次巻線5aの主スイッチQ側が−側になり、1次巻線5aと2次巻線5bとは逆相になっているので、ダイオードD2のアノード側が−側になるため、ダイオードD2には電流D2iは流れない。
次に、時刻t32において、主スイッチQは、Q制御信号により、オン状態からオフ状態に変わると、主スイッチQの電圧は上昇する。また、時刻t32〜時刻t33では、主スイッチQ1がオフであるため、電流Qi及び電流n1iはゼロになる。
なお、時刻t32から時刻t33では、1次巻線5aの主スイッチQ側が+側になり、且つ1次巻線5aと2次巻線5bとは逆相になっているので、ダイオードD2のアノード側が+側になるため、ダイオードD2に電流D2iが流れる。
また、主スイッチQをオンしたときには、トランスT1の3次巻線5cに下向きの電圧が発生するので、発生した電圧をダイオードD3及びコンデンサC3とによる整流平滑回路で整流平滑した電圧が制御回路1の電源電圧として、制御回路1の接続ピンPN2に供給される。この整流平滑回路の電圧は、力率改善回路50の出力電圧に比例した電圧である。従って、整流平滑回路が、実施例2、実施例4における制御電圧生成部Hの代用となるので、電源装置を簡単に構成できる。
この場合、コンバータ回路60のオン/オフ操作によって、同時に力率改善回路50の制御電源(電源電圧)もオン/オフされるため、特別に力率改善回路50を操作する必要がない。このため、力率改善回路50の過電圧時は、力率改善回路50の出力(コンバータ回路60の入力)電圧を監視することにより簡単に保護を行うことができる。力率改善回路50の出力は、トランスT1の3次巻線5cの電圧に比例するため、この電圧を検出することによっても同様な保護を行うことができる。
本発明は、AC−DC変換型の電源回路に適用可能である。
実施例1の力率改善回路を示す構成図である。 実施例1の力率改善回路内の制御回路に設けられたパルス幅変調器を示す構成図である。 パルス幅変調器の入出力波形を示す図である。 パルス幅変調器の入出力特性の一例を示す図である。 実施例1の力率改善回路の各部の波形を示す図である。 実施例1の力率改善回路の入力電圧と入力電流の波形を示す図である。 可変利得増幅器の一例を示す構成図である。 可変利得増幅器の他の一例を示す構成図である。 可変利得増幅器に用いられるFETの特性を示す図である。 実施例2の力率改善回路を示す構成図である。 実施例2のピーク検出器の構成図である。 実施例3の力率改善回路を示す構成図である。 実施例3の力率改善回路の各部の波形を示す図である。 図13に示す入力電圧が最大付近(破線Aで囲った部分)の詳細な波形を示す図である。 図13に示す入力電圧がゼロの付近(破線Bで囲った部分)の詳細な波形を示す図である。 V/I変換器を示す構成図である。 差算出手段の具体的な構成を示す構成図である。 実施例4の力率改善回路を示す構成図である。 実施例5の電源装置の構成図である。 実施例5の電源装置内のコンバータ回路の各部における信号のタイミングチャートである。 従来の力率改善回路の構成図である。
符号の説明
Vac 交流電源
B 全波整流回路
1,10,10a〜10d,30 制御回路
11 出力電圧検出オペアンプ(誤差電圧生成手段)
14 パルス幅変調器(パルス幅制御手段)
15 可変利得増幅器(可変利得増幅手段)
16 ピーク検出器(ピーク検出手段)
17,18 V/I変換器(差算出手段)
19 減算器(差算出手段)
20,142 コンパレータ
21 発振器(OSC)
50 力率改善回路
60 コンバータ回路
141 三角波発振器
151,161 入力端子
152,162 出力端子
153 ゲート端子
154 オペアンプ
163 接地端子
164 電源端子
H 制御電圧生成部(制御電圧生成手段)
Q,Qp1 主スイッチ
Q1 スイッチ
Q2,Q3 FET
Qd,Qs,Qm1,Qm2 トランジスタ
Qp2,Qp3 補助スイッチ
Do,D1,D2,D3 ダイオード
L1 昇圧リアクトル
Co 平滑コンデンサ
C1,C2,C3,Cp1,Cs コンデンサ
Ro,RL 負荷
R1,R2,Rp1,Rd1,Rd2,Rin,RiA,RiB 抵抗
Rsh 電流検出抵抗(電流検出手段)
RV 可変抵抗
T1 トランス
5a 1次巻線(n1)
5b 2次巻線(n2)
5c 3次巻線(n3)
PN1〜PN4 接続ピン

Claims (9)

  1. 交流電源の交流電圧を整流回路で整流した整流電圧を昇圧リアクトルとスイッチとの直列回路に入力して前記スイッチによりオン/オフして前記交流電源の力率を改善するとともに、整流平滑回路により直流の出力電圧を得る力率改善回路であって、
    前記交流電源に流れる電流又は前記整流回路に流れる電流又は前記スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記出力電圧に比例した制御電圧を生成する制御電圧生成手段と、
    前記制御電圧生成手段の制御電圧により動作する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、
    前記制御電圧生成手段の制御電圧と所定の基準電圧との誤差を増幅して誤差電圧を生成する誤差電圧生成手段と、
    前記誤差電圧生成手段の誤差電圧の値に応じて利得を可変することにより前記電流検出手段で検出された電流に比例した電圧を増幅する可変利得増幅手段と、
    前記可変利得増幅手段の出力の値に応じてパルス幅を制御したパルス信号を生成し、該パルス信号を前記スイッチに印加して前記出力電圧を所定電圧に制御するパルス幅制御手段と、
    を有することを特徴とする力率改善回路。
  2. 前記制御回路は、
    前記電流検出手段で検出された電流のピーク値を検出して該電流のピーク値に比例した電圧を前記可変利得増幅手段に出力するピーク検出手段を有することを特徴とする請求項1記載の力率改善回路。
  3. 前記ピーク検出手段は、スイッチング素子を有し、該スイッチング素子のオン抵抗により前記電流のピーク値に比例した電圧を出力することを特徴とする請求項2記載の力率改善回路。
  4. 前記ピーク検出手段は、前記スイッチのオン時に流れる電流をオフ時に保持し、前記入力電流と近似の波形を有する電圧を出力することを特徴とする請求項3記載の力率改善回路。
  5. 交流電源の交流電圧を整流回路で整流した整流電圧を昇圧リアクトルとスイッチとの直列回路に入力して前記スイッチによりオン/オフして前記交流電源の力率を改善するとともに、整流平滑回路により直流の出力電圧を得る力率改善回路であって、
    前記交流電源に流れる電流又は前記整流回路に流れる電流又は前記スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記出力電圧に比例した制御電圧を生成する制御電圧生成手段と、
    前記制御電圧生成手段の制御電圧により動作する制御回路とを備え、
    前記制御回路は、
    前記制御電圧生成手段の制御電圧と所定の基準電圧との誤差を増幅して誤差電圧を生成する誤差電圧生成手段と、
    前記誤差電圧生成手段の誤差電圧と前記電流検出手段で検出された電流に比例した電圧との差を算出する差算出手段と、
    前記差算出手段で算出された差に略反比例するオフ時間を有するようにパルス幅を制御したパルス信号を生成し、該パルス信号を前記スイッチに印加して前記出力電圧を所定電圧に制御するパルス幅制御手段と、
    を有することを特徴とする力率改善回路。
  6. 前記スイッチ、前記電流検出手段及び前記制御回路を3端子パッケージに実装したことを特徴とする請求項2乃至請求項5のいずれか1項記載の力率改善回路。
  7. 交流電源の交流電圧を整流回路で整流した整流電圧を昇圧リアクトルとスイッチとの直列回路に入力して前記スイッチによりオン/オフして前記交流電源の力率を改善するとともに、第1整流平滑回路により直流の出力電圧を得る力率改善回路と、
    前記力率改善回路からの直流の出力電圧を別の直流の出力電圧に変換して出力するコンバータ回路とを備えた電源装置であって、
    前記力率改善回路は、制御電圧により動作する第1制御回路を備え、
    前記第1制御回路は、
    前記交流電源に流れる電流又は前記整流回路に流れる電流又は前記スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記制御電圧と所定の基準電圧との誤差を増幅して誤差電圧を生成する誤差電圧生成手段と、
    前記誤差電圧生成手段の誤差電圧の値に応じて利得を可変することにより前記電流検出手段で検出された電流に比例した電圧を増幅する可変利得増幅手段と、
    前記可変利得増幅手段の出力の値に応じてパルス幅を制御したパルス信号を生成し、該パルス信号を前記スイッチに印加して前記出力電圧を第1所定電圧に制御するパルス幅制御手段と、
    前記電流検出手段で検出された電流のピーク値を検出して該電流のピーク値に比例した電圧を前記可変利得増幅手段に出力するピーク検出手段とを有し、
    前記コンバータ回路は、
    前記第1整流平滑回路にトランスの1次巻線を介して接続された主スイッチと、
    前記トランスの2次巻線の電圧を整流平滑して前記別の直流の出力電圧を得る第2整流平滑回路と、
    前記主スイッチをオン/オフ制御することにより前記第2整流平滑回路の出力電圧を第2所定電圧に制御する第2制御回路と、
    前記トランスの3次巻線の電圧を前記制御電圧として前記第1制御回路に供給する電源供給部と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  8. 交流電源の交流電圧を整流回路で整流した整流電圧を昇圧リアクトルとスイッチとの直列回路に入力して前記スイッチによりオン/オフして前記交流電源の力率を改善するとともに、第1整流平滑回路により直流の出力電圧を得る力率改善回路と、
    前記力率改善回路からの直流の出力電圧を別の直流の出力電圧に変換して出力するコンバータ回路とを備えた電源装置であって、
    前記力率改善回路は、制御電圧により動作する第1制御回路を備え、
    前記第1制御回路は、
    前記交流電源に流れる電流又は前記整流回路に流れる電流又は前記スイッチに流れる電流を検出する電流検出手段と、
    前記制御電圧と所定の基準電圧との誤差を増幅して誤差電圧を生成する誤差電圧生成手段と、
    前記誤差電圧生成手段の誤差電圧と前記電流検出手段で検出された電流に比例した電圧との差を算出する差算出手段と、
    前記差算出手段で算出された差に略反比例するオフ時間を有するようにパルス幅を制御したパルス信号を生成し、該パルス信号を前記スイッチに印加して前記出力電圧を第1所定電圧に制御するパルス幅制御手段とを有し、
    前記コンバータ回路は、
    前記第1整流平滑回路にトランスの1次巻線を介して接続された主スイッチと、
    前記トランスの2次巻線の電圧を整流平滑して前記別の直流の出力電圧を得る第2整流平滑回路と、
    前記主スイッチをオン/オフ制御することにより前記第2整流平滑回路の出力電圧を第2所定電圧に制御する第2制御回路と、
    前記トランスの3次巻線の電圧を前記制御電圧として前記第1制御回路に供給する電源供給部と、
    を有することを特徴とする電源装置。
  9. 前記第1制御回路を3端子パッケージに実装したことを特徴とする請求項7又は請求項8記載の電源装置。
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