JP2005217643A - 電話機および電話サーバ - Google Patents

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Abstract


【課題】 任意の場所ないしタイミングにおいて着信転送を適宜受け得る、電話機および電話サーバを提供する。
【解決手段】 ユーザAがユーザC宅に移動した後、自己のメモリカード200をユーザC宅のIP電話100に装着すると、メモリカード200内の電話機データ(ユーザA宅のIP電話機に関する情報)が読み取られ、ユーザA宅のIP電話機を転送元とし、ユーザC宅のIP電話機を転送先とする転送情報が生成され、電話サーバとユーザA宅のIP電話機100に登録される。しかる後、ユーザB宅からユーザA宅に電話がかけられると、ユーザA宅のIP電話機100から、ユーザC宅を転送先とする転送依頼付き呼制御データがユーザB宅のIP電話機100に返送される。これを受けて、ユーザB宅のIP電話機100は、ユーザC宅を発呼先とする呼制御データを生成し、ユーザC宅のIP電話機100に向けて送信する。
【選択図】 図10

Description

本発明は、電話機および電話サーバに関し、特に、インターネット電話システムに用いて好適なものである。
インターネット網を電話通信網として利用したインターネット電話(IP電話)システムが開発され、我国においても徐々に普及しつつある。かかるIP電話システムは、インターネット網を介したパケット交換によって音声または映像の送受信を行うものである。このため、従来の回線接続型の電話システムに比べ、料金面(特に遠距離通話時の料金)において有利になるとの利点を有している。また、インターネットのブロードバンド化や通信技術の改善等により、従来問題となっていた通話品質が大幅に改善された。さらに、インターネット網を利用することから、Webサービスとの親和性も高い。このようなことから、我国においても、今後、ますます普及するものと期待されている。
なお、以下の特許文献1には、電話をかけるときに、料金が安価となる経路を容易に選択できるようにした、プリペイドカード利用方式のIP電話システムが記載されている。
特開平11−345296号公報
かかるIP電話システムにおいては、通常、パーソナルコンピュータ(PC)やIP電話機等の固定型電話機が電話端末として利用されている。このため、通話の際に場所的な制限を受け、任意の場所ないしタイミングで通話を行うことは困難であった。かかる不都合は、着信転送等のサービスを設定することにより、ある程度解消される。しかし、この場合においても、任意の場所およびタイミングにおいて自由に通話(着信)を行えると言うものではなく、たとえば、移動先が途中で変更された場合や、移動先が複数箇所であるような場合には、かかる着信転送サービスでは対応し得ない。さらに、着信転送サービスを受けるためには、複雑な設定操作が必要となる。このため、移動先毎に一々設定するとなると、ユーザにとっては、かなり厄介なものとなる。
そこで、本発明は、かかる場所的な制限による不都合をさらに解消し、任意の場所ないしタイミングにおいて着信転送を適宜受け得る、電話機および電話サーバを提供することを課題とする。
上記課題に鑑み、本発明は、それぞれ以下の特徴を有する。
請求項1の発明は、電話機に関するものであって、公衆網と通信を行う通信手段と、各種情報を入力するための入力手段と、少なくとも電話機のアドレス情報を記憶した携帯型記憶メディアと通信して情報を取得するメディア制御手段と、前記メディア制御手段を介して取得したアドレス情報を転送元アドレス情報とし、且つ、自身のアドレス情報を転送先アドレス情報として、これら情報を含む転送情報を生成する転送情報生成手段と、前記転送情報生成手段により生成した転送情報を、前記メディア制御手段を介して取得した前記転送元アドレス情報に対応する電話機、または、当該電話機と電話サーバの両方に送信する転送情報送信手段と、他の電話機から前記転送情報を受信したとき、当該転送情報に含まれた転送元アドレス情報と自身のアドレス情報を比較し、両者が一致するときに、当該転送情報を記憶する転送情報記憶手段と、他の電話機から呼制御データを受信したとき、少なくとも前記転送情報記憶手段に記憶された転送先アドレス情報を呼制御データに含めて、発呼元電話機に返信する転送依頼送信手段と、自身が発した呼制御データに対して前記転送先アドレス情報を含む呼制御データの返信を受けたとき、当該呼制御データに含まれた転送先アドレス情報に対応する電話機に向けて呼制御データを送信する転送処理手段とを有することを特徴とする。
請求項2の発明は、電話機に関するものであって、公衆網と通信を行う通信手段と、各種情報を入力するための入力手段と、少なくとも電話機のアドレス情報を記憶した携帯型記憶メディアと通信して情報を取得するメディア制御手段と、前記メディア制御手段を介して取得したアドレス情報を転送元アドレス情報とし、且つ、自身のアドレス情報を転送先アドレス情報として、これら情報を含む転送情報を生成する転送情報生成手段と、前記転送情報生成手段により生成した転送情報を電話サーバに送信する転送情報送信手段と、自身が発した呼制御データに対して前記転送先アドレス情報を含む呼制御データの返信を受けたとき、当該呼制御データに含まれた転送先アドレス情報の電話機に向けて呼制御データを送信する転送処理手段とを有することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の電話機において、前記メディア制御手段を介して取得したアドレス情報を所有者用またはゲスト用の何れかに区分して記憶するメディア情報記憶手段をさらに備え、前記転送情報生成手段は、ゲスト用として区分される情報中のアドレス情報を転送元アドレス情報とし、且つ、所有者用として区分される情報中のアドレス情報を転送先アドレス情報として、これら情報を含む転送情報を生成することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項3に記載の電話機において、前記メディア制御手段は、前記メディアが装着される第1および第2のメディア装着手段を備え、前記メディア情報記憶手段は、前記第1のメディア装着手段に前記メディアが装着されたときに当該メディアから取得された情報をゲスト用として区分し、前記第2のメディア装着手段に前記メディアが装着されたときに当該メディアから取得された情報を所有者用として区分して記憶することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4の何れかに記載の電話機において、前記メディア制御手段における通信が遮断されたとき、または、前記入力手段を介して消去指令が入力されたとき、前記転送情報の記憶を消去するための情報を、前記転送元アドレス情報に対応する電話機および/もしくは前記電話サーバに送信することを特徴とする。
請求項6の発明は、電話サーバに関するものであって、公衆網と通信を行う通信手段と、転送元アドレス情報と転送先アドレス情報を含む転送情報を電話機から受信したとき当該転送情報を記憶する転送情報記憶手段と、電話機から転送先アドレス情報を含む呼制御データを受信したとき、当該転送先アドレス情報と前記転送情報記憶手段に記憶されている転送先アドレス情報を比較し、両者が一致する場合に、当該転送先アドレス情報を含む呼制御データを、発呼元電話機に返信する仲介処理手段とを有することを特徴とする。
請求項7の発明は、電話サーバに関するものであって、公衆網と通信を行う通信手段と、転送元アドレス情報と転送先アドレス情報を含む転送情報を電話機から受信したとき当該転送情報を記憶する転送情報記憶手段と、電話機から呼制御データを受信したとき、当該呼制御データに含まれている発呼先電話機のアドレス情報と前記転送情報記憶手段に記憶されている転送元アドレス情報を比較し、両者が一致する場合に、当該転送元アドレス情報と対となっている転送先アドレス情報を呼制御データに含め、これを発呼元電話機に返信する仲介処理手段とを有することを特徴とする。
請求項8の発明は、請求項6または7に記載の電話サーバにおいて、前記仲介処理手段は、転送先アドレス情報の電話機に対し通話を行ったときの課金情報を生成するとともに、生成した課金情報を前記呼制御データに含めて前記発呼元電話機に返信することを特徴とする。
請求項9の発明は、電話サーバに関するものであって、公衆網と通信を行う通信手段と、転送元アドレス情報と転送先アドレス情報を含む転送情報を電話機から受信したとき当該転送情報を記憶する転送情報記憶手段と、電話機から呼制御データを受信したとき、当該呼制御データに含まれている発呼先電話機のアドレス情報と前記転送情報記憶手段に記憶されている転送元アドレス情報を比較し、両者が一致する場合に、当該転送元アドレス情報と対となっている転送先アドレス情報に向けて呼制御データを送信する仲介処理手段とを有することを特徴とする。
本発明の特徴は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。なお、上記請求項の各手段のいくつかは、実施の形態では、メイン処理部105またはメイン処理部302に機能として統合されている。以下の実施の形態は、あくまでも、本発明の一つの実施形態であって、本発明ないし各構成要件の用語の意義は、以下の実施の形態に記載されたものに制限されるものではない。
本発明によれば、移動先に設置された電話機と、ユーザが所持している携帯型記憶メディアとが、通信可能状態となることにより、当該移動先電話機を転送先とする着信転送が転送元電話機および/若しくは電話サーバに自動的に設定される。よって、複雑な設定操作を行わずとも、任意の移動場所において適宜、着信転送を受けることができるようになる。
また、請求項3の発明によれば、携帯型記憶メディアから適宜、所有者用のアドレス情報とゲスト用のアドレス情報を区分して電話機に設定することができ、さらに、請求項4の発明によれば、携帯型記憶メディアの装着先を変えるのみで簡便に、所有者用のアドレス情報とゲスト用のアドレス情報を区分できるようになる。
また、請求項5の発明によれば、たとえば、携帯型記憶メディアを装着手段から取り外す等の操作に連携させて、当該電話機に対する着信転送を自動的に解除でき、ユーザの利便性に資することができる。
また、請求項8の発明によれば、着信転送によって課金状態が変更されるかを、ユーザにおいて知り得るようになり、もって、着信転送時のサービスの充実を図ることができる。
この他、本発明における効果は、以下に示す実施形態の説明により、さらに明瞭に理解されるものと意図される。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
まず、図1に実施の形態に係るIP電話システムの構成を示す。
図において、IP電話機100は、インターネット網に接続されており、インターネット網上の電話サーバ300を介して、相手先IP電話機100と通話可能となっている。
ここで、電話サーバ300は、いわゆる“アドレス解決”、“端末状態管理”、“帯域制御”等の網アクセス制御を行う。
たとえば、電話サーバ300は、IP電話機を特定するための識別子(電話番号やメールアドレス、ホスト名、等)とIPアドレスを対応付けたデータベースを備えており、発呼元電話機からの呼制御データ中に含まれる識別子から、発呼先電話機のIPアドレスを特定し、このIPアドレスに向けて呼制御データを送信する。また、発呼先の識別子が自己のデータベースに登録されていないときは、他の管理サーバ等にアクセスして、発呼先識別子のIPアドレスに向けた呼制御データの送信を行う(アドレス解決)。
また、自身に対しIP電話機100から定期的にアクセスさせたり、自身からIP電話機100に定期的にアクセスすることで、その時々におけるIP電話機100の状態(電源のON/OFFや、インターネットに対する接続の有無)を管理する(端末状態管理)。さらに、通話時に使用する帯域の要求/許可等の処理等を行うこともある(帯域制御)。
なお、上記アドレス解決によって、発呼先電話機に呼制御データが送信されると、発呼先電話機が呼び出し状態に設定される。このとき、発呼先電話機から発呼元電話機に対し、“呼び出し中”のメッセージ(呼制御データ)が返信される。そして、発呼先電話機がオフフックされると、さらに、発呼先電話機から発呼元電話機に対し、“応答”のメッセージ(呼制御データ)が返信される。これにより、発呼元電話機と発呼先電話機との間に通信パスが確立される。電話サーバ300は、かかるメッセージ(呼制御データ)の送受信を仲介する。
IP電話機100は、上記の呼制御データにおいて、通話時に使用する音声や画像のコーデック方式のネゴシエーションや、音声データ・画像データを流すIPアドレスとポート番号の交換を、相手先電話機との間で行う。これにより、相手先電話機との通信パスが確立する。そして、かかるネゴシエーションにて設定されたコーデック方式に従って音声・画像データをコード化し、コード化したデータを、通話時のストリームプロトコルに従って、適宜、送受信する。
本実施の形態におけるIP電話システムは、上記した通常の通話処理機能に加え、メモリカード200を利用した着信転送機能をさらに備えている。すなわち、本IP電話システムにおいては、たとえば、ユーザA所有のメモリカード200を、ユーザC宅のIP電話機100のスロットに装着することにより、ユーザA宅のIP電話機100に向かってかけられた電話が、ユーザC宅のIP電話機100に自動転送される。
かかる機能を実現するために、IP電話機100と電話サーバ300には、上記の機能の他、メモリカード200に格納された情報を利用しながら着信転送処理を実行する機能がさらに付加されている。かかる機能および処理の詳細については、以下に示す実施例において、逐次、明らかにする。
図2ないし図11を参照して、実施例1に係るIP電話システムの具体的構成例について説明する。
なお、本実施例におけるIP電話機100、メモリカード200および電話サーバ300は、ハードウェア的には、CPU、メモリ、その他のLSIなどで実現できる。また、ソフトウェア的には、メモリにロードされた記録制御機能のあるプログラムなどによって実現される。図2〜図4には、それぞれIP電話機100、メモリカード200および電話サーバ300の機能ブロックが示されている。ただし、これらの機能ブロックが、ハードウェアのみ、ソフトウェアのみ、あるいは、それらの組合せ等、いろいろな形態で実現できることは言うまでもない。
図2に、本実施例に係るIP電話機100の構成を示す。図示の如く、IP電話機100は、音声入力部101と、音声出力部102と、コーデック処理部103と、通信制御部104と、メイン処理部105と、カード制御部106と、データ入力部107を具備している。
音声入力部101は、話者(ユーザ)から発声された音声を受信処理し音声データを出力する。音声出力部102は、通話先電話機から受信した音声データを処理して音声信号を生成し、スピーカ等の出力手段を介して話者(ユーザ)に対し音声出力する。
コーデック処理部103は、音声入力部101から入力された音声信号をA/D変換して音声データを生成するとともに、相手先電話機との間のネゴシエーションによって設定されたコーデック方式に従って、かかる音声データに符号化処理を施す。また、かかるコーデック方式に従って、相手先電話機から受信した音声データに復号処理を施して音声データを生成するとともに、この音声データをD/A変換して音声信号を生成し、これを音声出力部102に出力する。
通信制御部104は、所定の通信プロトコルに従って、インターネット網との間の通信処理を行う。
メイン処理部105は、上述の呼制御処理や端末間制御処理(通話時に使用する音声・画像のコーデック方式のネゴシエーションや、音声データ・画像データを流すIPアドレスとポート番号の交換等)等、通話において必要な各種処理を行う。また、カード制御部106を制御して、メモリカード200に格納された各種データ(後述)を取得し、内部メモリ105aに格納する。格納されるデータのデータ構造については、図5を参照して追って説明する。この他、着信転送の際に必要な各種処理を実行する。かかる処理の詳細についても、追って説明する。
カード制御部106は、メモリカード200を装着するためのスロットを備え、このスロットにメモリカード200が装着されたとき、メイン処理部105からの制御に従って、メモリカード200内のデータを読み出し、メイン処理部105に転送する。
データ入力部107は、プッシュボタンやタッチパネル等のキー操作部を備え、たとえば、通話先電話番号の入力や、カード情報の保存モード(後述)の切り替え等に利用される。
図3に、メモリカード200の構成を示す。図示の如く、メモリカード200は、入出力制御部201とメモリ202を具備している。
入出力制御部201は、上記カード制御部106からの送信要求に応じてメモリ202から必要なデータを抽出し、これをカード制御部106に送信する。メモリ202は、当該メモリカード200の所有者のIP電話機(たとえば、当該所有者の自宅等に設置されたIP電話機)100に関する各種データ(以下、「電話機データ」という)を記憶している。
ここで、電話機データは、たとえば、当該IP電話機のIPアドレス、利用者ID、パスワード、課金情報(契約先事業者を利用した場合のもの)、サーバアドレス(当該IP電話機を仲介する電話サーバのアドレス)、メールアドレス、電話番号、等から構成されている。この他、通話先電話番号(電話番号帳)等を適宜格納できるようにしても良い。
なお、本実施例においては、メモリカード200は、電話サーバ300において電話機データの書き込み処理が行われた後、ユーザに配布(郵送)される。この他、電話サーバ300以外のISP(Internet Service Provider)にて電話機データの書き込みを行い、ユーザに配布するようにしても良い。あるいは、電話機データが格納されていない状態でメモリカード200を配布し、別途、PCや携帯電話、自己のIP電話機100等を介して、電話サーバ300またはISP等からダウンロードするようにしても良い。
図4に、電話サーバ300の構成を示す。図示の如く、電話サーバ300は、データ入力部301と、メイン処理部302と、通信制御部303と、カード制御部304を具備している。
データ入力部301は、キーボードやマウス等の入力手段を備え、ユーザの登録/削除等の際に用いられる。
メイン処理部302は、上述の呼制御や網アクセス制御(アドレス解決、端末状態管理、帯域制御など)等、通話接続において必要な各種処理を行う。また、カード制御部304を制御して、メモリカード200(ユーザに配布されるもの)に対し、電話機データを書き込む。この他、着信転送の際に必要な処理を実行する。なお、かかる処理の詳細については、追って説明する。
通信制御部303は、所定の通信プロトコルに従って、インターネット網との間の通信処理を行う。
カード制御部304は、メモリカード200を装着するためのスロットを備え、このスロットにメモリカード200が装着されたとき、メイン処理部302からの制御に従って、メモリカード200に対し電話機データを書き込む。
図5(A)に、電話機データが、メモリカード200から読み出され、IP電話機100側のメモリ105aに格納されたときのデータ構造を示す。
図示の如く、メモリ105aには、識別情報毎に区分して、電話機データ(電話番号、IPアドレス、利用者ID、パスワード、サーバアドレス、メールアドレス、課金情報)が格納される。ここで、識別情報は、データ入力部107を介して、ユーザより設定される。ユーザは、データ入力部107を操作して、電話機データの保存モードを指定する。かかる保存モードの指定は、たとえば、メモリカード200をスロットに装着する際に行われる。設定入力された保存モードが“所有者”であれば、識別情報が“所有者”に設定され、“ゲスト”であれば、識別情報が“ゲスト”に設定される。
同図(B)は、メモリカード200から読み出した電話機データを、“所有者用”としてメモリ105aに格納したときのデータ例を示すものである。
同図(C)は、2種類のメモリカード200から読み出したデータを、それぞれ“所有者用”および“ゲスト用”としてメモリ105aに格納したときのデータの構成例を示すものである。たとえば、ユーザCが自己のメモリカード200内の電話機データを自己のIP電話機100に読み込ませた後、ユーザAが自己のメモリカード200の電話機データを、当該ユーザCのIP電話機100に読み込ませたときに、このようなデータ構成にて、メモリ105aにデータが記憶される。
なお、“ゲスト”として格納できる電話機データの数は、同図(C)に示すように一つに制限されるものではなく、2種類以上のゲスト用電話機データを取り込めるようにしても良い。
また、ユーザが設定入力することによって種別情報を設定する他、スロットを複数配し、どのスロットにメモリカード200が装着されるかに応じて、“所有者用”か“ゲスト用”かを識別するようにしても良い。たとえば、スロットを複数段配しておき、最上段のスロットにメモリカード200を装着したときには、“所有者用”として識別し、これ以外のスロットにメモリカード200を装着したときには、“ゲスト用”として識別する。こうすれば、種別情報の設定入力を省略でき、ユーザの利便性を向上させることができる。
図6に、メイン処理部105にて生成出力される転送データのデータ構造を示す。
なお、かかる転送データは、“ゲスト用”の電話機データがメモリカード200から取り込まれたときに生成出力される。
図示の如く、転送データは、転送先情報と転送元情報から構成されている。このうち、転送先情報は、転送先電話機のIPアドレス(あるいは識別子でも良い、以下同じ)と、当該電話機のサーバアドレス(あるいは識別子でも良い、以下同じ)から構成されている。かかるIPアドレスとサーバアドレスは、メモリ105a中に格納されている“所有者用”の電話機データ中のIPアドレスとサーバアドレスに対応している。すなわち、メイン処理部105aは、メモリ105aに格納されている“所有者用”の電話機データからIPアドレスとサーバアドレスを抽出し、これを転送先情報として転送データに含める。
一方、転送元情報は、転送元電話機の電話機データ(電話番号、IPアドレス、利用者ID、パスワード、サーバアドレス、メールアドレス、課金情報)から構成されている。かかる転送元情報は、メモリ105a中に格納されている“ゲスト用”の電話機データに対応している。すなわち、メイン処理部105aは、メモリ105aに格納されている“ゲスト用”の電話機データをそのまま抽出し、これを転送元情報として転送データに含める。
このように生成された転送データは、転送元情報に含まれているIPアドレスとサーバアドレスに向けて送信される。すなわち、“ゲスト用”の電話機データに対応するIP電話機100とその電話サーバ300に向けて送信される。送信された転送データは、これらIP電話機100と電話サーバ300にそれぞれ登録(記憶)される。
図7に、このときのIP電話機100における処理フローを示す。
IP電話機100は、転送データを受信したとき(S201:YES)、当該転送データに含まれている転送元情報を参照し、かかる転送元情報が自身に登録されているかを検証する。すなわち、IP電話機100は、かかる転送元情報が、自身のメモリ105aに格納されている“所有者用”の電話機データに整合するかを検証する(S202)。そして、両者が整合していれば(S203:YES)、受信した転送データをメモリ105aに格納する(S204)。他方、両者が整合していなければ(S203:NO)、受信した転送データを不正情報として削除する(S205)。
図8に、転送データを受信したときの電話サーバ300における処理フローを示す。
電話サーバ300は、転送データを受信したとき(S301:YES)、当該転送データに含まれている転送元情報を参照し、かかる転送元情報が自身に登録されているかを検証する。すなわち、電話サーバ300は、かかる転送元情報が、自身のデータベースに格納されている識別子とIPアドレスのペアの何れかに整合するかを検証する(S302)。そして、両者が整合していれば(S303:YES)、受信した転送データを、当該ペアに対応付けて、メモリ302aに格納する(S304)。他方、両者が整合していなければ(S303:NO)、受信した転送データを不正情報として削除する(S305)。
図9に、メモリカード200が装着されたIP電話機100における処理フローを示す。
IP電話機100にメモリカード200が装着されると(S101)、メイン処理部105は、メモリカード200に格納された電話機データを読み出し、メモリ105aに格納する(S102)。このとき、メイン処理部105は、読み出した電話機データが“所有者用”に該当するか“ゲスト用”に該当するかを、ユーザからの設定入力またはメモリカード200の装着先スロットの位置から判別する(S103)。そして、その判別結果に応じて、メモリ105aに格納した電話機データの識別情報を“所有者用”または“ゲスト用”に設定する(S104、S105)。
さらに、S103の判別結果が“ゲスト用”であるとき、メイン処理部105は、当該電話機データと、既にメモリ105aに格納されている“所有者用”の電話機データから、上記の如くして、転送データを生成し、これを、該当するIP電話機100および電話サーバ300に向けて送信する(S106)。かかる転送データは、上記の如くして(図7、図8)、IP電話機100と電話サーバ300に登録される。これにより、メモリカード装着時における着信転送設定処理が完了する。
しかる後、メモリカード200がIP電話機100から抜き取られると(S107:YES)、メイン処理部105は、抜き取られたメモリカード200が、“ゲスト用”のものであるかを判別し(S108)、“ゲスト用”のものであれば、当該メモリカード200に対応する電話機データをメモリ105aから消去する(S109)。このとき、当該メモリカード200の装着時にIP電話機100および電話サーバ300に登録された転送データを消去するための要求通知が、当該IP電話機100および電話サーバ300に送信される。これにより、当該IP電話機100および電話サーバ300のメモリから転送データが消去される。しかして、着信転送設定が解除される。
図10および図11に、着信転送設定時におけるIP電話システム全体の処理の流れを示す。
なお、同図は、ユーザAがユーザC宅に移動して、自己のメモリカード200をユーザC宅のIP電話機100に装着し、その後、ユーザBがユーザA宅のIP電話機100に発呼したときの流れを示すものである。図11において、IP電話機A、IP電話機B、IP電話機Cは、それぞれ、ユーザA宅、ユーザB宅、ユーザC宅のIP電話機100を示し、サーバA、サーバBは、それぞれ、IP電話機A、IP電話機Bがアクセスする電話サーバ300を示す。
ユーザAのメモリカード200をユーザC宅のIP電話機100(IP電話機C)に装着すると、IP電話機Cは、上記の如くして、転送データを生成し、これを、ユーザA宅のIP電話機100(IP電話機A)と、その電話サーバ(サーバA)に送信する。IP電話機AとサーバAは、受信した転送データを、自身のメモリ105a、302aに格納する。
しかる後、ユーザBが、自宅のIP電話機100(IP電話機B)からIP電話機Aに向けて電話をかけると、IP電話機Bにて呼制御データが生成され、対応する電話サーバ300(電話サーバB)に送信される。かかる呼制御データは、電話サーバBから電話サーバAを介してIP電話機Aに送信される。
かかる呼制御データを受信したIP電話機Aのメイン処理部105は、先にメモリ105aに格納した転送データから転送先情報を抽出し、これを呼制御データに含めた転送依頼付き呼制御データを、IP電話機Bに向けて送信する。かかる呼制御データは、まず、サーバAに受信され、サーバAにおいて検証される。
すなわち、サーバAのメイン処理部302は、かかる呼制御データ中に含まれている転送先情報を抽出し、この転送先情報と、自身のメモリ302aに格納されている転送データとを比較する。具体的には、自身のメモリ302aに格納されている転送データのうち、IP電話機Aに対応付けられている転送データを抽出し、当該転送データ中に含まれている転送先情報と、IP電話機Aから受信した転送依頼付き呼制御データ中の転送先情報とを比較する。そして、両者が整合するときは、かかる転送依頼付き呼制御データを、サーバBに送信する。両者が整合しないときは、受付不可のメッセージを含む呼制御データをサーバBに送信する。
これを受けて、サーバBのメイン処理部302は、当該転送依頼付き呼制御データに含まれている転送先情報を参照し、転送先電話機(IP電話機C)に接続したときの課金状態を調べる。課金状態は、たとえば、サーバB内に事業者と課金データとを対応付けたデータベースを構築しておき、転送先情報中のIPアドレスまたはサーバアドレスからIP電話機Cの契約先事業者を特定して、課金データを取得するようにする。あるいは、課金データを管理する専用サーバがあれば、この管理サーバに問い合わせて取得するようにしても良い。
しかる後、サーバBのメイン処理部302は、取得した課金データと、サーバAから受信した転送依頼付き呼制御データをIP電話機Bに送信する。IP電話機Bのメイン処理部105は、かかる送信を受けて、課金情報を生成し、画面または音声にてユーザBに表示する。このとき、同時に、電話が転送される旨を表示する。
かかる表示により、ユーザBが、データ入力部107を操作して、転送了承の指令を入力すると、IP電話機Bのメイン処理部105は、転送依頼付き呼制御データから転送情報を抽出し、かかる転送情報中の転送先IPアドレス(IP電話機C)に向けた呼制御データを、サーバBに送信する。
かかる呼制御データは、サーバBから、IP電話機Cのサーバ経由で、IP電話機Cに送信される。これにより、IP電話機Cに呼び出し音等の着呼表示がなされる。なお、かかる着呼表示は、呼び出し音を変化させる等、通常の着呼時と区別できるような形態で行われるのが好ましい。たとえば、IP電話機BからIP電話機Cに向けられた呼制御データ中に、着信転送である旨を表示するメッセージを含めておく。IP電話機Cは、かかるメッセージが含まれていることを検出することにより、当該呼制御データが着信転送後のものであることを識別し、呼び出し音の変更等の処理を実行する。
あるいは、IP電話機BからIP電話機Cに向けられた呼制御データ中に、転送元電話機(IP電話機A)の電話番号を含めておき、IP電話機Cの表示パネル等に、当該電話番号を表示するようにしても良い。これにより、ユーザC(またはユーザA)は、着信転送であることと、どこからの転送であるかを同時に知ることができる。
かかる着呼表示を受けて、IP電話機Cがオフフックされると、応答通知がIP電話Bに返信される。このとき、コーデックのネゴシエーション等の端末間制御がなされ、通信パスが確立される。しかる後、発話が開始されると、インターネット網経由で、音声データがパケット通信される。しかして、ユーザAは、移動先のユーザC宅において、ユーザBとの通話を行えるようになる。
以上、本実施例によれば、移動先のIP電話機100にメモリカード200を装着することにより、当該IP電話機100を転送先とした着信転送機能を設定することができる。したがって、ユーザは、メモリカード200を携帯していさえすれば、如何なる移動先においても、自宅の電話機からの着信転送を受けることができる。また、着信転送の設定を、メモリカード200を装着するといった極めて簡便な操作のみで行うことができる。このように、本実施例によれば、ユーザの利便性を追及したIP電話システムを構築することができる。
図12および図13を参照して、実施例2について説明する。
上記実施例1は、IP電話機100と電話サーバ300の両方に転送データが登録されるものであったが、本実施例は、IP電話機100のみに転送データが登録される。すなわち、ユーザAのメモリカード200がユーザC宅のIP電話機100(IP電話機C)に装着されたとき、IP電話機Cにて生成・送信される転送データは、ユーザA宅のIP電話機100(IP電話機A)のみに登録される。
このため、実施例では、IP電話機Aから転送依頼付き呼制御データの送信を受けたとき、サーバAのメイン処理部302は、これをそのまま、IP電話機B(IP電話機BのサーバB)に向かって送信する。つまり、本実施例では、電話サーバ300の機能のうち、自身のメモリ302aに登録されている転送データをもとに、当該転送依頼付き呼制御データの正当性を検証するとの機能が省略されている。
本実施例では、かかる機能が省略されている分、電話サーバ300の処理を簡素化できる。ただし、検証処理を省略した分、着信転送の際の処理の信頼性が低下するとのデメリットも有している。
図14および図15を参照して、実施例3について説明する。
上記実施例1は、IP電話機100と電話サーバ300の両方に転送データが登録されるものであったが、本実施例は、電話サーバ300のみに転送データが登録される。すなわち、ユーザAのメモリカード200がユーザC宅のIP電話機100(IP電話機C)に装着されたとき、IP電話機Cにて生成・送信される転送データは、ユーザA宅のIP電話機100(IP電話機A)に対応する契約時業者の電話サーバ300(サーバA)のみに登録される。
このため、本実施例では、IP電話機BからIP電話機Aに向けた呼制御データを受信したとき、サーバAのメイン処理部302は、これをIP電話機Aには送信せず、自身で転送依頼付き呼制御データを生成してIP電話機B(IP電話機BのサーバB)に向かって送信する。つまり、本実施例では、IP電話機100の機能のうち、転送依頼付き呼制御データを生成・送信する機能が省略されており、かかる機能が、電話サーバ300に追加されている。
本実施例において、電話サーバ300のメイン処理部302は、通常の呼制御データを受信したとき、その中に含まれている発呼先電話機情報を参照し、当該発呼先電話機情報と、自身のメモリ302aに登録されている転送データ(転送元情報)とを比較する。そして、発呼先電話機情報に整合する転送元情報が存在すれば、当該転送元情報と対になっている転送先情報を抽出し、これを呼制御データに含めて転送依頼付き呼制御データを生成し、これを、発呼元のIP電話機100に送信する。
本実施例では、着信転送の際に発呼先IP電話機を経由しない分、処理の流れを簡素化できる。ただし、本実施例においても上記実施例2と同様、電話サーバ300における検証処理が省略されるため、着信転送の際の処理の信頼性が低下するとのデメリットを有している。
図16および図17を参照して、実施例4について説明する。
上記実施例3は、電話サーバ300から発呼元のIP電話機100に、一旦、課金データを返信するものであったが、本実施例は、課金データを返信することなく、電話サーバ300から直接、転送先のIP電話機100に呼制御データを送信する。すなわち、ユーザAのメモリカード200がユーザC宅のIP電話機100(IP電話機C)に装着された後、IP電話機BからIP電話機Aに向けて呼制御データが送信されると、サーバAは、転送先電話機であるIP電話機Cに向けた呼制御データを生成し、これをIP電話機Cに向けて送信する。
本実施例において、電話サーバ300のメイン処理部302は、通常の呼制御データを受信したとき、その中に含まれている発呼先電話機情報を参照し、当該発呼先電話機情報と、自身のメモリ302aに登録されている転送データとを比較する。そして、転送データ群の中に、発呼先電話機情報に整合する転送元情報が存在すれば、当該転送元情報と対になっている転送先情報を抽出し、抽出した転送先情報中のIPアドレスを発呼先とする呼制御データを生成し、これを、転送先のIP電話機100に向かって送信する。
本実施例では、着信転送の際に発呼元IP電話機に課金情報を返信しない分、処理の流れを簡素化できる。ただし、着信転送によって電話料金が変化することがユーザに表示されないため、利便性が低下するとのデメリットを有している。
図18を参照して、実施例5について説明する。
上記実施例1ないし4では、メモリカード200がスロットに装着されることにより、メモリカード200とIP電話機100との通信が可能となったが、本実施例では、光または電波(高周波・マイクロ波・ミリ波)を媒介として、メモリカード200とIP電話機100の間の通信が行われる。すなわち、本実施例では、カード制御部106に代えて、RF通信部110、210が配されている。
IP電話機100のRF通信部110から発せられた電波を、メモリカード200側のRF通信部210が検知し、且つ、メモリカード200側のRF通信部210から発せられた電波を、IP電話機100のRF通信部110が検知すると、両者間における通信が可能となる。しかる後、IP電話機100のメイン処理部105は、RF通信部110を介して、電話機データの送信要求をメモリカード200に送信する。このとき、所定の変調が施された電波が、RF通信処理部110からメモリカード200に発せられる。
これを受けて、メモリカード200のRF通信部210は復調処理を行い、これを入出力制御部201に送る。入出力制御部201は、これにより取得した送信要求に応じて、メモリ202から電話機データを読み出し、これを、RF通信部210を介して、IP電話機100に送信する。このとき、所定の変調が施された電波が、RF通信処理部210からIP電話機100に発せられる。
これを受けて、IP電話機100のRF通信部110は復調処理を行い、これをメイン処理部105に送る。メイン処理部105は、これにより受け取った電話機データを、メモリ105aに格納する。なお、このようにして格納された電話機データの種別情報は、たとえば、上記実施例と同様に、データ入力部107を介して、ユーザから設定入力される。
かかる電話機データは、たとえば、メモリカード200とIP電話機100の間の電波通信が遮断されたときに、IP電話機100のメモリ105aから消去される。具体的には、メモリカード200側のRF通信部210から発せられた電波を、IP電話機100のRF通信部110が一定時間以上検知できないときに、IP電話機100のメイン処理部105は、当該電話機データをメモリ105aから消去する。あるいは、データ入力部107を介してユーザから消去指令が入力されたときに、メモリ105aから電話機データを消去するようにしても良い。
なお、かかる消去の際には、上記実施例と同様、転送データの消去処理が行われる。すなわち、IP電話機100のメイン処理部105は、転送元のIP電話機100と、その電話サーバ300に対して、転送データの消去要求を送信する。これにより、着信転送が解除される。
本実施例によれば、電波等の媒介を利用することにより、簡単に、電話機データをIP電話機100に登録することができる。
以上、本発明に係る種々の実施例について説明したが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではなく、他に種々の変更が可能であることは言うまでもない。
たとえば、上記実施例では、サーバAとサーバBを分離して示したが、発呼元、発呼先および転送先の電話機が、同一の電話サーバを利用するものである場合には、仲介する電話サーバは一つとなる。この場合、電話サーバは、上記サーバAとサーバBにおいて個別に説明した機能を同時に具備するものである。なお、上記図10、図12、図14、図16には、便宜上、網を構成するサーバ群を、総括的に、“公衆網上のIP電話サーバ”として図示している。
また、上記実施例で引用した図2には、音声データを処理する機能を機能ブロックとして示したが、本発明に係る電話機は、音声データのみならず、映像データを含むテレビ電話モードの通話処理や、電子メール等のデータ通信にも、適宜、適用し得るものである。
さらに、上記実施例は、固定型のIP電話機に本発明を適用したものであったが、この他、携帯型のIP電話機や、PC等、様々な情報家電機器に、適用できるものである。
本発明の実施の形態は、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
実施の形態に係るIP電話システムの構成を示す図 実施例1に係るIP電話機の構成を示す図 実施例1に係るメモリカードの構成を示す図 実施例1に係る電話サーバの構成を示す図 実施例1に係る電話機データ登録時のデータ構造を示す図 実施例1に係る転送データの構成を示す図 実施例1に係る転送データ登録時の処理フローを示す図 実施例1に係る転送データ登録時の処理フローを示す図 実施例1に係るメモリカード装着時の処理フローを示す図 実施例1に係る着信転送設定時の処理の流れを説明する図 実施例1に係る着信転送設定時の処理の流れを説明する図 実施例2に係る着信転送設定時の処理の流れを説明する図 実施例2に係る着信転送設定時の処理の流れを説明する図 実施例3に係る着信転送設定時の処理の流れを説明する図 実施例3に係る着信転送設定時の処理の流れを説明する図 実施例4に係る着信転送設定時の処理の流れを説明する図 実施例4に係る着信転送設定時の処理の流れを説明する図 実施例5に係る着信転送設定時の処理の流れを説明する図
符号の説明
100 IP電話機
104 通信制御部
105 メイン処理部
105a メモリ
107 データ入力部
106 カード制御部
110 RF処理部
200 メモリカード
201 入出力制御部
202 メモリ
210 RF処理部
300 電話サーバ
302 メイン処理部
302a メモリ
303 通信制御部

Claims (9)

  1. 公衆網と通信を行う通信手段と、
    各種情報を入力するための入力手段と、
    少なくとも電話機のアドレス情報を記憶した携帯型記憶メディアと通信して情報を取得するメディア制御手段と、
    前記メディア制御手段を介して取得したアドレス情報を転送元アドレス情報とし、且つ、自身のアドレス情報を転送先アドレス情報として、これら情報を含む転送情報を生成する転送情報生成手段と、
    前記転送情報生成手段により生成した転送情報を、前記メディア制御手段を介して取得した前記転送元アドレス情報に対応する電話機、または、当該電話機と電話サーバの両方に送信する転送情報送信手段と、
    他の電話機から前記転送情報を受信したとき、当該転送情報に含まれた転送元アドレス情報と自身のアドレス情報を比較し、両者が一致するときに、当該転送情報を記憶する転送情報記憶手段と、
    他の電話機から呼制御データを受信したとき、少なくとも前記転送情報記憶手段に記憶された転送先アドレス情報を呼制御データに含めて、発呼元電話機に返信する転送依頼送信手段と、
    自身が発した呼制御データに対して前記転送先アドレス情報を含む呼制御データの返信を受けたとき、当該呼制御データに含まれた転送先アドレス情報に対応する電話機に向けて呼制御データを送信する転送処理手段と、
    を有することを特徴とする電話機。
  2. 公衆網と通信を行う通信手段と、
    各種情報を入力するための入力手段と、
    少なくとも電話機のアドレス情報を記憶した携帯型記憶メディアと通信して情報を取得するメディア制御手段と、
    前記メディア制御手段を介して取得したアドレス情報を転送元アドレス情報とし、且つ、自身のアドレス情報を転送先アドレス情報として、これら情報を含む転送情報を生成する転送情報生成手段と、
    前記転送情報生成手段により生成した転送情報を電話サーバに送信する転送情報送信手段と、
    自身が発した呼制御データに対して前記転送先アドレス情報を含む呼制御データの返信を受けたとき、当該呼制御データに含まれた転送先アドレス情報の電話機に向けて呼制御データを送信する転送処理手段と、
    を有することを特徴とする電話機。
  3. 請求項1または2において、
    前記メディア制御手段を介して取得したアドレス情報を所有者用またはゲスト用の何れかに区分して記憶するメディア情報記憶手段をさらに備え、
    前記転送情報生成手段は、ゲスト用として区分される情報中のアドレス情報を転送元アドレス情報とし、且つ、所有者用として区分される情報中のアドレス情報を転送先アドレス情報として、これら情報を含む転送情報を生成する、
    ことを特徴とする電話機
  4. 請求項3において、
    前記メディア制御手段は、前記メディアが装着される第1および第2のメディア装着手段を備え、
    前記メディア情報記憶手段は、前記第1のメディア装着手段に前記メディアが装着されたときに当該メディアから取得された情報をゲスト用として区分し、前記第2のメディア装着手段に前記メディアが装着されたときに当該メディアから取得された情報を所有者用として区分して記憶する、
    ことを特徴とする電話機。
  5. 請求項1ないし4の何れかにおいて、
    前記メディア制御手段における通信が遮断されたとき、または、前記入力手段を介して消去指令が入力されたとき、前記転送情報の記憶を消去するための情報を、前記転送元アドレス情報に対応する電話機および/もしくは前記電話サーバに送信する、
    ことを特徴とする電話機。
  6. 公衆網と通信を行う通信手段と、
    転送元アドレス情報と転送先アドレス情報を含む転送情報を電話機から受信したとき当該転送情報を記憶する転送情報記憶手段と、
    電話機から転送先アドレス情報を含む呼制御データを受信したとき、当該転送先アドレス情報と前記転送情報記憶手段に記憶されている転送先アドレス情報を比較し、両者が一致する場合に、当該転送先アドレス情報を含む呼制御データを、発呼元電話機に返信する仲介処理手段と、
    を有することを特徴とする電話サーバ。
  7. 公衆網と通信を行う通信手段と、
    転送元アドレス情報と転送先アドレス情報を含む転送情報を電話機から受信したとき当該転送情報を記憶する転送情報記憶手段と、
    電話機から呼制御データを受信したとき、当該呼制御データに含まれている発呼先電話機のアドレス情報と前記転送情報記憶手段に記憶されている転送元アドレス情報を比較し、両者が一致する場合に、当該転送元アドレス情報と対となっている転送先アドレス情報を呼制御データに含め、これを発呼元電話機に返信する仲介処理手段と、
    を有することを特徴とする電話サーバ。
  8. 請求項6または7において、
    前記仲介処理手段は、転送先アドレス情報の電話機に対し通話を行ったときの課金情報を生成するとともに、生成した課金情報を前記呼制御データに含めて前記発呼元電話機に返信する、
    ことを特徴とする電話サーバ。
  9. 公衆網と通信を行う通信手段と、
    転送元アドレス情報と転送先アドレス情報を含む転送情報を電話機から受信したとき当該転送情報を記憶する転送情報記憶手段と、
    電話機から呼制御データを受信したとき、当該呼制御データに含まれている発呼先電話機のアドレス情報と前記転送情報記憶手段に記憶されている転送元アドレス情報を比較し、両者が一致する場合に、当該転送元アドレス情報と対となっている転送先アドレス情報に向けて呼制御データを送信する仲介処理手段と、
    を有することを特徴とする電話サーバ。
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