JP2005217033A - 放熱器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製作コストを極力上げることなく冷却性能を向上させること。
【解決手段】 LDアレイ17で発生した熱を放熱するための上下の放熱フィン10−1,13−1を、各フィンの先端部から根元部までの長さを交互に長短サイズとし、当該放熱器4−1におけるLDアレイ17の搭載端面3a,1aに近い長サイズ側の根元部同士を直線状に配列し、その長サイズ側の根元部よりも端面3a,1aから離れた短サイズ側の根元部同士を直線状に配列して形成し、中受熱体2−1に、上受熱体3−1と下受熱体1−1との放熱フィン10−1,13−1における長短サイズの各フィン根元部分で流路120a,120b,130a,130bを連通する連通穴11a,11bを形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高出力LD(レーザーダイオード)アレイ等の高熱を発生する装置に適用される水冷式の放熱器に関する。
この種の従来技術として、例えば図6、図7及び図8に示す高出力LDアレイ用の放熱器がある。ここで、図6は、放熱器4全体の縦断面図である。図7の(a)は図6に示すA1−A2から見た上受熱体3の下面図、(b)は図6に示すB1−B2から見た平面図、(c)は図6に示すC1−C2から見た平面図である。図8は、図6に示すH1−H2線で切断した際の断面図である。
高出力LDアレイ17は、発熱密度が数十〜数百W/cm程度と大きいため、LDアレイ17の温度上昇によりレーザー出力、効率、発信波長、素子寿命に大きな影響を与える。従って、LDアレイ17で発生した熱をいかに除去するかが非常に重要な課題になる。
また、このLDアレイ17の大きさが長さ10mm×幅1〜1.5mm程度と上受熱体3との接触面積が非常に小さく、空冷式では温度上昇が押えきれないため、この種の放熱器4では内部に水路を設け水冷式の放熱を行っている。
この放熱器4の水路は、図7の(a)に示す上面水路、(b)に示す中面水路、(c)に示す下面水路が設けられた3層の構造となっている。
このような構造の放熱器の動作を、図6〜図8を参照して説明する。
受熱体1の給水口5に導かれた冷却水は、受熱体2の円形連通穴6を通り、上受熱体3の給水口7まで到達する。ここで冷却水は、概略扇形の上面水路8によって拡がり、櫛歯状の多数の放熱フィン10に到達する。この際、給水側の圧力損失を低減させるために上座グリ部30を設けることによって、続路断面積を拡大させている。上座グリ部30は、放熱フィン10の手前まで形成され、放熱フィン10に冷却水が流入する際、流速を向上させ熱交換効率を高める役割を果たしている。
この放熱フィン10の上面の端部にはLDアレイ17が接合されている。放熱フィン10まで到達した冷却水は、当該放熱フィン10で熱交換され中受熱体2の円形連通穴11を通り下受熱体1に設けられた放熱フィン13の間を通り、下面水路14に到達する。
ここで、冷却水は流路絞り部15により2つに分流し、排水口16で再び合流し、放熱器4外に排出される。この際、排水口の圧力損失を低減させる為、中受熱体2に貫通口31を設けることによって流路断面積を拡大させている。
なお、受熱体1、2、3は熱伝導が良好な金属材料を用いて製作され、各受熱体1〜3は半田等で気密かつ熱伝導良好な状態に接合されている。
この種の従来の放熱器として、例えば特許文献1及び特許文献2に記載のものがある。
WO00/11922号公報 特開平8−139479号公報
ところで、従来の放熱器においては、放熱フィン10の構造を、LDアレイ17で発生した熱を上受熱体3で受熱し、板厚方向に熱伝導させ、LDアレイ17の数倍の長さに設計した放熱フィン10に導かせるようにしている。また、上受熱体3に設けられた放熱フィン10だけでは、放熱量が充分でないため、中受熱体2の隔壁11gに熱伝導させ、更に下受熱体1に設けた放熱フィン13に熱伝導させることによって、放熱量を増加させる構造としている。
この放熱フィン10の構造では、給水口5の円形形状を矩形の平面状に拡大し、LDアレイ17で発生した熱を幅方向前面で熱交換し、熱交換された冷却水が、円形連通穴11を通り下層の水路へ導かれ、排水口16より排出されるので、LDアレイ17の熱を効率良く除去することが可能である。
また、LDアレイ17の更なる出力増加に伴う温度上昇を抑えるためには、冷却水との熱交換効率を更に高める必要がある。このため、従来の放熱器4では、上受熱体3からの熱を放熱フィン10を介して中受熱体2の隔壁11gに伝導させている。しかし、図6に示すようにLDアレイ17等の発熱体は、通常、放熱器4の片側端面に合わせて接合されているので、発熱体で発生した熱は、矢印Y1,Y2で示すように受熱体内部を通り、各受熱体3〜1に拡散する際に、上受熱体3の正面壁3a、側面壁3b及び放熱フィン10により中受熱体2の正面壁2a、側面壁2b及び隔壁11gを経て、下受熱体1の正面壁1a、側面壁1b及び放熱フィン13に伝導され、放熱器4全体へ熱が拡散される。
この際、放熱フィン10の面積が小さいので、中受熱体2への熱拡散は主に正面壁3aを通って中受熱体2の正面壁2aに熱伝導される。ここで、矢印Y3及びY4で示すように、中受熱体2の内部方向へ熱が移動する場合、実装密度の高い放熱フィン10の幅と等しい隔壁11gの間隔が狭いので、熱抵抗が大きく熱が伝導しにくい。このため、発熱体の発熱量が大きい場合は、その温度上昇を抑えることができないという問題がある。
この問題を解消するために、放熱フィン10を増加させる等の対策も考えられるが、製造コスト等の製造上の制約で限界があり、現状では温度上昇を抑えるための対策がなかった。
また、図7に示すように、上受熱体3の放熱フィン10と下受熱体1の放熱フィン13とは上下で形成位置が一致し、その上下の放熱フィン10,13の一列に配列された根元部分の位置に、中受熱体2の隔壁11gがあり、各隔壁11gの間に上の各放熱フィン10間の冷却水の流路と下の放熱フィン13間の冷却水の流路とを接続する連通穴11が形成されている。このため、上下の放熱フィン10,13と、連通穴11と高精度に形成しないと、図9(a)に示すように位置ズレを起こして流路の断面積が小さくなり、冷却性能が低下するという問題がある。
この問題を解消するために、図9(b)に示すように、中受熱体2の連通穴11の直径L1を大きくすることで位置ズレを吸収することが可能であるが、隔壁11gの幅L2が益々小さくなるので上述で説明したように熱抵抗がより大きくなって熱拡散がより低下し、発熱体の温度上昇をより抑えることができなくなる。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、製作コストを極力上げることなく冷却性能を向上させることができる放熱器を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1による放熱器は、熱を受け取る板状の受熱体が少なくとも上中下の3層に積層されて接合され、このうち上受熱体の上面に熱を発生する発熱体が接合され、その発熱体の下方で中受熱体と上下で接合する上受熱体及び下受熱体の双方の接合面に、前記発熱体の熱を放熱するための櫛歯状を成す放熱フィンがフィン間に冷却水の流路を伴って形成され、その流路が中受熱体を貫通して上下で連通されると共に下受熱体の給水口及び排水口に連通されてなる放熱器において、前記放熱フィンを、各フィンの先端部から根元部までの長さを交互に長短サイズとし、当該放熱器における前記発熱体の搭載端面に近い長サイズ側の根元部同士を直線状に配列し、その長サイズ側の根元部よりも前記端面から離れた短サイズ側の根元部同士を直線状に配列して形成し、前記中受熱体に、前記上受熱体と前記下受熱体との双方の放熱フィンにおける長短サイズの各フィン根元部分で流路を連通する連通穴を形成したことを特徴としている。
この構成によれば、上下の放熱フィンにおけるフィン間に位置する流路の先端が、ジグザグ状に配置されることになる。このようにジグザグ状となった場合、上下の放熱フィンには、その流路の先端で囲まれたランド領域が形成されることになる。また、中受熱体に形成される上下の流路の先端を連通する連通穴もジグザグ状に形成されることになる。このように各連通穴がジグザグ状に形成された場合、従来の連通穴のように全てが一列に配列された場合よりも、各連通穴同士の間隔が広くなる。また、中受熱体においても、上と下受熱体のランド領域に対応する部分にランド領域が形成されることになる。このランド領域によって伝熱面積が拡大されているので、発熱体からの熱がランド領域を通るようになって伝熱量が増大される。更に、中受熱体の連通穴の間隔が広くなって熱抵抗が大幅に低下しているので、伝熱量が増大されている。これらのことから、熱が伝導しやすくなって熱拡散性が向上する。
以上説明したように本発明の放熱器によれば、製作コストを極力上げることなく冷却性能を向上させることができるという効果がある。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。但し、本明細書中の全図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略する。
(実施の形態)
図1は、本発明の実施の形態に係る放熱器4−1の全体の縦断面図である。
図2は、図1に示す放熱器4−1の上受熱体3−1の構造を示し、(a)は上受熱体3−1の平面図、(b)は上受熱体3−1を(a)のE1−E2線で切断した際の断面図、(c)は上受熱体3−1の下面図である。
図3は、図1に示す放熱器4−1の中受熱体2−1の構造を示し、(a)は中受熱体2−1の平面図、(b)は中受熱体2−1を(a)のF1−F2線で切断した際の断面図、(c)は中受熱体2−1の下面図である。
図4は、図1に示す放熱器4−1の下受熱体1−1の構造を示し、(a)は下受熱体1−1の平面図、(b)は下受熱体1−1を(a)のG1−G2線で切断した際の断面図である。
図5は、図1に示す放熱器4−1をH1−H2線で切断した際の断面図である。
本実施の形態の放熱器4−1の特徴は、まず、互いに上下で位置が一致するように形成される上受熱体3−1の放熱フィン10−1と、下受熱体1−1の放熱フィン13−1との形状を、図1、図2及び図4に示すような形状とした点にある。
即ち、放熱フィン10−1を、全体で櫛歯状を成し、各間に冷却水の流路120a,120bが形成された各フィンの先端部から根元部10a,10bまでの長さを交互に長短サイズとし、正面壁3aに近い根元部10a同士を一直線に配列し、その根元部10aよりも正面壁3aから離れた根元部10b同士も一直線に配列して形成した。
同様に、放熱フィン13−1を、全体で櫛歯状を成し、各間に冷却水の流路130a,130bが形成された各フィンの先端部から根元部13a,13bまでの長さを交互に長短サイズとし、正面壁1aに近い根元部13a同士を一直線に配列し、その根元部13aよりも正面壁1aから離れた根元部13b同士を一直線に配列して形成した。
但し、図2に示すように、正面壁3a(又は1a)から根元部10b(又は13b)までの長さL3は、LDアレイ17の短手方向の幅L4以上とする。
このように上下の放熱フィン10−1,13−1を形成することによって、各フィン間に形成される流路120a,120bと130a,130bの先端は、ジグザグ状に配置されることになる。このようにジグザグ状となった場合、上下の放熱フィン10−1,13−1には、その流路120a,120bと130a,130bの先端で囲まれたランド領域203,201が形成されることになる。
また、図3及び図5に示すように、中受熱体2−1に連通穴11a,11bを形成する。この連通穴11a,11bは、上下の放熱フィン10−1,13−1におけるフィン間の流路120a,120bと130a,130bの先端部分を冷却水が流れるように接続するものである。つまり、各連通穴11a,11bは、ジグザグ状に形成されることになる。
このように各連通穴11a,11bがジグザグ状に形成された場合、図7に示した従来の連通穴11のように全てが一列に配列された場合よりも、各連通穴11a,11bの隔壁11g−1の間隔L5が広くなる。また、中受熱体2−1においても、上受熱体3−1と下受熱体1−1とのランド領域203,201に対応する部分にランド領域202が形成されることになる。
次に、このような特徴を有する放熱器4−1による放熱動作を説明する。
下受熱体1−1の給水口5に導かれた冷却水は、概略扇形の下面水路130により拡がって放熱フィン13−1まで到達する。この際、中受熱体2−1に設けられた流路面積拡大用の座グリ部131によって給水側の圧力損失が低減される。
このように放熱フィン13−1間の流路130a,130bに導かれた冷却水は、中受熱体2−1の各連通穴11a,11bを通って上受熱体3−1の放熱フィン13−1間の流路120a,120bに導かれる。この導かれた冷却水は、放熱フィン10−1を冷却しながら流れ、ランド132−1で分かれる水路133−1を通って座グリ部134−1に導かれ、更に中受熱体2−1の連通穴134−2を通って、下受熱体1−1の座グリ部134−3を経て排水口16より排出される。
但し、上受熱体3−1の水路133−1は、この下の中受熱体2−1に設けられた座グリ部133−2によって断面積が拡げられているので給水側の圧力損失が低減される。同様に、下受熱体1−1に設けられた座グリ部134−3によっても、排水口16から排水される際の排水の圧力損失が低減される。
なお、上受熱体3−1と中受熱体2−1とに上下で合致するように設けられたランド132−1,132−2は、次のように使用される。この種の放熱器4−1は、レーザーダイオードの出力を大きくする為に同一面上に積層して使用する場合があるので、この際、先のランド132−1,132−2に、給水口5と同等の直径の連通穴を設けて冷却水を上段に設置された放熱器に導くために使用される。本実施の形態では、放熱器4−1単体での動作説明のため、詳細は割愛する。
上記のように流れる冷却水によって、次のような熱交換が行われる。
図1に矢印Y11,Y12で示すように、LDアレイ17で発生した熱は、上受熱体3−1、中受熱体2−1、下受熱体1−1の内部へ熱伝導良く拡散してゆく。この際、各受熱体3−1,2−1,1−1のランド領域203,202,201においては、伝熱面積が拡大されているので、図3に矢印Y13、図5に矢印Y14で示すように、伝熱量が増大される。
更に言及すれば、ランド領域203,202,201に伝導した熱は、中受熱体2−1の連通穴11a,11bがジグザグ状に配置されていることによって、隔壁11g−1の間隔L5が広くなっているので、放熱器4−1の長手方向の熱抵抗が大幅に低下しているので、その分、熱が伝導しやすくなって熱拡散性が向上する。
以上説明したように本実施の形態の放熱器4−1によれば、LDアレイ17で発生した熱を放熱するための上下の放熱フィン10−1,13−1を、各フィンの先端部から根元部までの長さを交互に長短サイズとし、当該放熱器4−1におけるLDアレイ17の搭載端面3a,1aに近い長サイズ側の根元部10a,13a同士を直線状に配列し、その長サイズ側の根元部10a,13aよりも端面3a,1aから離れた短サイズ側の根元部10b,13b同士を直線状に配列して形成し、中受熱体2−1に、上受熱体3−1と下受熱体1−1との放熱フィン10−1,13−1における長短サイズの各フィン根元部分で流路120a,120b,130a,130bを連通する連通穴11a,11bを形成した。
これによって、上下の放熱フィン10−1,13−1におけるフィン間に位置する流路の先端が、ジグザグ状に配置されることになる。このようにジグザグ状となった場合、上下の放熱フィン10−1には、その流路の先端で囲まれたランド領域203が形成されることになる。また、中受熱体2−1に形成される上下の流路の先端を連通する連通穴11a,11bもジグザグ状に形成されることになる。このように各連通穴11a,11bがジグザグ状に形成された場合、従来の連通穴のように全てが一列に配列された場合よりも、各連通穴11a,11b同士の間隔L5が広くなる。また、中受熱体2−1においても、上受熱体3−1と下受熱体1−1のランド領域203,201に対応する部分にランド領域202が形成されることになる。このランド領域203,202,201によって伝熱面積が拡大されているので、LDアレイ17からの熱がランド領域203,202,201を通るようになって伝熱量が増大される。更に、中受熱体2−1の連通穴11a,11bの間隔L5が広くなって熱抵抗が大幅に低下しているので、伝熱量が増大されている。これらのことから、熱が伝導しやすくなって熱拡散性が向上する。
従って、製作コストを極力上げることなく冷却性能を向上させることができる。
また、この種の放熱器4−1は、中受熱体2−1の伝熱が重要である。中受熱体2−1が良好に受熱し、内部に熱を拡散しないと、その下に設けられた下受熱体1−1へ熱が伝導し難くなるので、放熱器4−1全体の熱抵抗が大きくなり、LDアレイ17の温度上昇が大きくなってしまうからである。
ところで、放熱フィン10−1,13−1の根元部分全体を短くし、正面壁3a,2a,1aのランド領域203,202,201の面積を広くすれば、上受熱体3−1からの熱伝導は良好になるが、それでは放熱フィン10−1,13−1全体の表面積が小さくなるのと、LDアレイ17の直下に冷却水が届かないので、冷却効率を低下させる恐れがあって好ましくない。
しかし、本実施の形態では、LDアレイ17の直下にも冷却水を導きながら中受熱体2−1の正面壁2aへの伝熱量も増加させることができるので、大出力のLDアレイ17を搭載しても、温度上昇を低く抑えられることが可能となる。
また、製造方法も放熱フィン10−1,13−1の根元部分の寸法を変えているだけなので従来技術と同様エッチングやプレス加工などで容易に成形可能となる。従って、コストアップの恐れもない。
更に、中受熱体2−1の連通穴11a,11bの位置がジグザグ状に配置されるようにしたので、上下の放熱フィン10−1,13−1の根元部分の加工精度による位置ズレが生じた場合に、そのズレを吸収するために、従来例で説明したように中受熱体2−1の連通穴11a,11bの直径を大きくしても、隔壁11g−1の間隔L5を充分に大きくとることができる。これによって、従来技術のような高精度な位置決め精度を必要としないので、コストを低く抑えられるメリットもある。
本発明の実施の形態に係る放熱器の全体の縦断面図である。 上記実施の形態に係る放熱器の上受熱体の構造を示し、(a)は上受熱体の平面図、(b)は上受熱体を(a)のE1−E2線で切断した際の断面図、(c)は上受熱体の下面図である。 上記実施の形態に係る放熱器の中受熱体の構造を示し、(a)は中受熱体の平面図、(b)は中受熱体を(a)のF1−F2線で切断した際の断面図、(c)は中受熱体の下面図である。 上記実施の形態に係る放熱器の下受熱体の構造を示し、(a)は下受熱体の平面図、(b)は下受熱体を(a)のG1−G2線で切断した際の断面図である。 上記実施の形態に係る放熱器をH1−H2線で切断した際の断面図である。 従来の放熱器の全体の縦断面図である。 (a)は図6に示すA1−A2から見た上受熱体の下面図、(b)は図6に示すB1−B2から見た平面図、(c)は図6に示すC1−C2から見た平面図である。 図6に示すH1−H2線で切断した際の断面図である。 (a)従来の放熱器において上下の放熱フィンと連通穴とが位置ズレを起こして冷却水流路の断面積が小さくなった状態を表す図、(b)連通穴の直径を大きくした状態を表す図である
符号の説明
1,1−1 下受熱体
1a,2a,3a 放熱器の正面壁
2,2−1 中受熱体
3,3−1 上受熱体
4,4−1 放熱器
5 給水口
10,13,10−1,13−1 放熱フィン
10a,13a 長サイズの放熱フィンの根元部
10b,13b 短サイズの放熱フィンの根元部
11a,11b,134−2 連通穴
11g−1 連通穴の隔壁
16 排水口
17 LDアレイ
120a,120b,130a,130b 冷却水の流路
130 下面水路
131,133−2,134−1,134−3 座グリ部
132−1,132−2 ランド
133−1 水路
201,202,203 ランド領域

Claims (1)

  1. 熱を受け取る板状の受熱体が少なくとも上中下の3層に積層されて接合され、このうち上受熱体の上面に熱を発生する発熱体が接合され、その発熱体の下方で中受熱体と上下で接合する上受熱体及び下受熱体の双方の接合面に、前記発熱体の熱を放熱するための櫛歯状を成す放熱フィンがフィン間に冷却水の流路を伴って形成され、その流路が中受熱体を貫通して上下で連通されると共に下受熱体の給水口及び排水口に連通されてなる放熱器において、
    前記放熱フィンを、各フィンの先端部から根元部までの長さを交互に長短サイズとし、当該放熱器における前記発熱体の搭載端面に近い長サイズ側の根元部同士を直線状に配列し、その長サイズ側の根元部よりも前記端面から離れた短サイズ側の根元部同士を直線状に配列して形成し、
    前記中受熱体に、前記上受熱体と前記下受熱体との双方の放熱フィンにおける長短サイズの各フィン根元部分で流路を連通する連通穴を形成した
    ことを特徴とする放熱器。
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