JP2005216663A - 色素増感型太陽電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】
片側の基板のみから外部電極と接続可能な色素増感型太陽電池を提供すること。
【解決手段】
本発明に係る色素増感型太陽電池は、上側基板11に形成された上側電極13と下側基板12に形成された下側電極14との間に色素増感型電解質を含む電解液17を挟持している。電解液17は、シール材18により上側基板11と下側基板12間に封止されている。このシール材18は、下側電極14を上側基板11に形成された接続用電極部132に接続するトランスファー部19を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、チタン酸化物の微粒子を用いて、この表面に色素を担持させ、可視域の波長の光を吸収する色素増感型太陽電池に関する。
近年、クリーンエネルギーとして、太陽光を直接電気エネルギーに変換する太陽電池が注目されている。太陽電池は、結晶性シリコン、アモルファスシリコンを用いたものが主流であるが、エネルギーの発電体を製造するという本来の目的とは反して、製造するのに多大なエネルギーを必要とする。さらに、材料自体が高価な上に製造に多くのエネルギーが必要なため、シリコン型太陽電池は高価であるという問題があった。
他方、色素増感型太陽電池が提案され、その開発が盛んに行なわれている。この色素増感型太陽電池は、n型酸化物半導体として比較的安価な材料であるチタン酸化物の微粒子を用いて、この表面に色素を担持させ、可視域の波長の光を吸収することを可能としているため、変換効率が高く、しかも安価に製造することができるという利点を有する。
色素増感型太陽電池は、一般的に次のようにして製造される。まず、透光性基板上に透明導電膜が形成することにより、透明導電電極を形成する。次に、この透明導電電極上に、酸化チタン等の金属酸化物微粒子をコーティングして加熱焼成する。さらに、透明導電電極に色素増感するためのルテニウム錯体やクマリン系色素を担持させて、対極に導電性電極を絶縁性のシール剤等を介して対向させて電解液を内部に封止する。この対向する導電性電極は、透明導電ガラスのような透光性でも、アルミニウム、ニッケルといった不透光性の金属でもよい。
電解液には、電荷を輸送する電解質とI-/I3-等のレドックス対とが含まれる。さらに、溶媒や溶媒の代わりに常温で液体であるイオン性液体等を含む液状もしくはゲル化剤等でゲル状にしたものが用いられる。このような色素増感型太陽電池の一例が、本願出願人が以前に出願した特許文献1に開示されている。
色素増感型太陽電池は、シリコン型太陽電池と同様に、単セル0.8V程度の起電力で同程度の電圧であるから、実用的には、セルを積層して電圧を高める必要がある。その際に、色素増感型太陽電池は、内部に液体もしくはゲル状の電解液を有しており、液絡しないように積層して電圧を高めるモジュール化が全固体型のシリコン型太陽電池に比べ困難であるという問題があった。
特開2003−151355号公報
従来の色素増感型太陽電池では、2枚の透光性基板のそれぞれに導電性電極が設けられているため、外部電極と接続するためには、双方の透光性基板のそれぞれに設けられた導電性電極と接続する必要があった。
また、従来の色素増感型太陽電池では、単セルを積層してモジュール化する場合に液絡のおそれがあるため、シリコン型太陽電池に比べて積層によってモジュール化することが困難であるという問題点があった。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたもので、第1に、片側の基板のみから外部電極と接続可能な色素増感型太陽電池を提供することを目的とする。
また、本発明は第2に1シートあたりの電圧を高めることができる色素増感型太陽電池を提供することを目的とする。
本発明に係る色素増感型太陽電池は、透光性を有する第1の基板と、前記第1の基板上に形成された透光性を有する第1の電極と、前記第1の電極上に形成されたチタン酸化物微粒子膜層と、当該チタン酸化物微粒子膜層に担持された色素と、前記第1の基板と対向して設けられた第2の基板と、前記第2の基板上に形成された第2の電極と、前記第1の基板と前記第2の基板の間に封入されイオン伝導性電解質とレドックス対を含有する電解液とを備えた色素増感型太陽電池であって、前記電解液は、シール材により前記第1の基板と前記第2の基板間に封止され、前記シール材と兼用又は別の場所に、前記第2の電極を第1の基板に形成された外部接続用端子に接続するトランスファー部を備えた備えたものである。このような構成によれば、片方の基板より2つの電極に接続された端子を設置することが可能となるため、外部電極との接続を容易に行なうことができる。
また、前記第1の電極は、互いに分離した複数の電極パターンを有し、前記第2の電極は、第1の電極の各電極パターンに対応して互いに分離した複数の電極パターンを有し、前記シール材は、電極パターンのそれぞれを封止し、各電極パターンは、前記トランスファー部によって直列に接続されていることが望ましい。このような構成により、1シートあたりの電圧を簡易な構成により高めることが可能となる。
さらに、前記第1の電極に設けられた複数の電極パターンと、前記第2の電極に設けられた複数の電極パターンは、トランスファー部と接続するために前記電極パターンの一辺より突出して形成された突出部を備え、当該突出部は、隣接する電極パターン同士で反対側の辺から突出して形成されていることが好ましい。
また、直列に接続された電極パターンの端の電極パターンを除く電極パターンに中間の起電力を取り出すための端子が設けられているとよい。このような構成によれば、簡易な構成により中間電位を形成することができる。
さらに、前記第1の基板と第2の基板の間に表示素子が挟持され、前記第1の基板及び/又は前記第2の基板上に少なくとも駆動回路が形成され、前記駆動回路と前記第1の基板に設けられた外部接続用端子とを接続するようにしてもよい。このような構成により、太陽電池と表示素子を同一基板上に形成することができ、装置の小型化、低コスト化が実現できる。
好適な実施の形態における表示素子は、液晶表示素子である。
本発明によれば、片側の基板のみから外部電極と接続可能な色素増感型太陽電池を提供することができる。さらに、本発明によれば、1シートあたりの電圧を高めることができる色素増感型太陽電池を提供することができる。
本発明にかかる色素増感型太陽電池は、色素増感型電解質が一対の電極付き基板間に挟持され、この一方の基板の電極が他方の基板の電極に少なくとも1箇所以上においてトランスファーにより接続されたものである。更に、本発明にかかる色素増感型太陽電池は、一方の基板に外部への起電力を出力するための端子をもつものである。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
発明の実施の形態1.
まず、本発明にかかる色素増感型太陽電池の全体構成について説明する。図1に、この色素増感型太陽電池の全体構成を示す断面図が示されている。図1(a)は図2におけるA−A’断面を、同図(b)は図2におけるB−B’断面をそれぞれ示している。
図1において、色素増感型太陽電池10には、2枚の基板11、12が設けられている。以下の説明では、便宜上図において上側にある基板を上側基板11、下側にある基板を下側基板12とする。上側基板11の下表面には上側電極13が設けられている。この上側電極13には、電極本体部131と接続用電極部132が含まれる。下側基板12の上表面には下側電極14が設けられている。電極本体部131上には、チタン酸化物微粒子膜15が形成されている。
また、チタン酸化物微粒子膜15は、色素16を担持している。2枚の基板11、12及びシール材18により囲まれた領域には電解液17が封入されている。シール材18には、トランスファー部19が設けられている。
上下の基板11,12は、透光性基板である。この透光性基板は、特に限定されないが、透明性、光学的特性、耐久性、電気的特性等の点でソーダライムシリケートガラス板、アルミノシリケートガラス板、ホウケイ酸塩ガラス板、リチウムアルミノシリケートガラス板等のアルカリ含有ガラス板;低アルカリ含有ガラス板;無アルカリガラス板;石英ガラス板が好ましい。また、上下の基板11,12として、フッ素系樹脂、ポリカーボネート、ポリメチルペンテン等のプラスチックを用いた、透明プラスチック板や透明性プラスチックフィルムを使用することもできる。
上側電極13は、透明導電膜から構成されている。この透明導電膜としては、太陽電池に一般に用いている酸化スズ膜(特にフッ素ドープ酸化スズ膜)、ITO(Indium Tin Oxide)膜、酸化亜鉛膜を用いることができる。中でも、透明導電膜は、化学的耐性に優れる酸化スズ膜が好ましい。プラスチックに用いる場合の透明導電膜は、樹脂の耐熱温度範囲で最も高い導電性が得られるので、ITO膜をスパッタ法により生成するのが好ましい。または、一度400〜500℃の高温で焼成した酸化スズやITOを粉砕して超微粒子にしたものを分散安定化したゾル液を塗布し、100〜200℃で焼成したものは導電性微粒子のネットワークにより高い導電性が得られるので好ましい。
上側電極13を構成する透明導電膜は、上側基板11上に形成される。その透明導電膜の厚さは、電極として充分な厚さがあれば特に限定されないが、抵抗値の点から500nm以上1200nm以下であるのが好ましく、特に700nm以上1000nm以下が好ましい。
下側電極14は、下側基板12上に形成され、上側電極13に対向する対向電極である(以下では、この下側電極14を対向電極と呼ぶこともある)。この下側電極14は、その導電性等の観点から、白金、金、銀等の貴金属材料;銅、アルミニウム等の金属材料を用いることができる。透光性を考慮すると、透明導電材料を用いることもできる。
チタン酸化物微粒子膜層15は、チタン酸化物微粒子膜を堆積して形成される。チタン酸化物微粒子膜の厚さは5μm以上20μm以下である。このチタン酸化物微粒子膜の厚さが20μm以上であると透光性が低下し、生成した電子を効率よく透明導電膜へ移動させることができない。
チタン酸化物微粒子膜層15は、上側電極13の電極本体部131上に形成される。このチタン酸化物微粒子膜の製膜方法は、特に限定されず、例えば、常圧CVD法、スパッタ法、真空蒸着法、湿式法、印刷法が挙げられる。中でも、その製膜方法として、チタン酸化物微粒子を分散させたゾル液を湿式法、印刷法で塗布し加熱焼成するのが好ましい。高効率を発現する酸化チタンをあらかじめ合成して、それを超微粒子まで粉砕したものを分散安定化したゾル液を基板に塗布して製膜したチタン酸化物超微粒子膜は、可視光に吸収が少なく、光の透過を妨げ難く、化学的耐性に優れた性質を有している。さらにCVDやスパッタのような高価な装置でバッチ処理するよりも、スクリーン印刷法やドクターブレード法、ダイコーター法といった連続印刷法で安価に製造できるメリットがある。
チタン酸化物微粒子としては、例えばTiO(チタニア)、チタニアより還元されているTiOx(xは0より大きく2未満の数、好ましくは1.8〜1.95);これらに不純物を添加したものが挙げられる。本発明のチタン酸化物は特にアナターゼ型酸化チタンであることが好ましい。
チタン酸化物微粒子をボールミルやビーズミル等のブレイクダウン法で粉砕したものを等電位点を考慮して酸またはアルカリにてpH調整したものに、界面活性剤等を添加して分散安定化させたゾル液を調整し、透明導電基板上に塗布、乾燥させることによりチタン酸化物微粒子膜層を形成させることができる。
色素16は、入射光を吸収して励起状態となり内部に正孔と電子との対を生じさせるものであれば特に限定されないが、太陽光の波長域の吸収特性が良好なものが好ましい。また、チタン酸化物微粒子に電子を効率よく伝達するためには、色素の最低空準位(LUMO)がチタン酸化物微粒子の伝導帯準位以上であるのが好ましい。具体的にはルテニウム−トリス型、ルテニウム−ビス型、オスミニウム−トリス型、オスミニウム−ビス型の遷移金属錯体(例えば、ルテニウム−シス−ビピリジル錯体);フタロシアニン;ポルフィリン;多環芳香族が挙げられる。中でも、チタン酸化物微粒子への吸着特性に優れる点で、色素の配位子の末端にカルボキシル基を有するものが好ましい。
色素16は、チタン酸化物微粒子膜層15に担持されている。その担持させる方法は、特に限定されないが、例えば色素をアルコール等の有機溶剤に溶解させて得られる溶液に、チタン酸化物微粒子膜層15が形成された上側基板11を浸漬させ、所定時間保持し、その後乾燥させる方法が挙げられる。
電解液17は、イオン伝導性電解質とレドックス対を含有するものであれば何でも良く、液状、ゲル状および固体のいずれであってもよい。電解液17中の電解質は、イオン伝導するものであれば何でもよく、Li+等の金属カチオンや四級アンモニウムカチオン等とハロゲンアニオンやテトラフルオロボレートアニオン等との組み合わせが用いられる。具体的には、電解質として、ヨウ化リチウム、テトラエチルアンモニウムアイオダイド等が挙げられる。
電解液のギャップは10〜50μmが好ましく、さらに20〜40μmが好ましい。例えば、ガラスビーズをチタニア微粒子のない部分に配置して対極を有する基板と対向させて封止する際に、ギャップが大き過ぎると電解液層の抵抗が大きくなり好ましくない。また、ギャップが小さ過ぎるとチタニア微粒子と対極とのショートの恐れがあるので通常は10〜30μmのチタニア微粒子層を付けた場合は直径50μm程度のガラスビーズを用いて20〜40μm程度のギャップに調整する。
イオン伝導性電解質の溶媒としては、かかる電解質を溶解させてイオン伝導させるものならなんでもよく、一般的な溶媒としては、電気化学的に安定なものが用いられる。例えば、この溶媒として、プロピレンカーボネート、エチレンカーボネート等の環状カーボネート系、ジメチルカーボネート、エチルメチルカーボネート等の鎖状カーボネート系、アセトニトリル、バレロニトリル等のニトリル系、γ―ブチロラクトン、バレロラクトン等のラクトン系、スルホラン、3−メチルスルホラン等のスルホラン系等が挙げられる。
電解質の溶媒の代わりに、室温で液状のイオン性液体を用いることもできる。このイオン性液体は、不揮発性、不燃性で化学的、電気化学的に安定といった優れた特性を有している。さらに、このイオン性液体は、イオン性液体自身が導電性を有しており、多量の電解質を溶解させることができる。屋外で長期的に使用される場合の色素増感型太陽電池の欠点として、電解液17の蒸散による性能劣化があるが、イオン性液体を用いることで耐久性能の向上が期待できる。
イオン性液体の具体例としては、エチルメチルイミダゾリウムテトラフルオロボレート等のアミジン環カチオンを有する塩やエチルメチルピロリジニウムトリフルオロメタンスルホニルイミド等のトリフルオロメタンスルホニルイミドアニオンを有する塩が挙げられる。特に、レドックス対と同じアニオンを有するイオン性液体では、拡散伝導だけでなく、ホッピング伝導による効率向上が期待できるので好ましい。具体的にはブチルメチルイミダゾリウムアイオダイド、メチルプロピルイミダゾリウムアイオダイド等が挙げられる。
レドックス対はI/I3−系、Br/Br3−系、キノン/ハイドロキノン系等が挙げられる。このようなレドックス対は公知の方法によって得ることができる。
また、色素増感型太陽電池の欠点として、内部に液体を有することが挙げられる。チタン酸化物微粒子膜層15が形成された上側基板11または対向電極14が形成された下側基板12が破壊された場合や封止部が破れた場合に電解液17が漏れ出す可能性があり、人体や環境に悪影響を及ぼす恐れがある。そのため、電解液17はゲル状化されていることが望ましい。
ゲル化剤としては架橋ポリアクリル樹脂誘導体、架橋ポリアクリロニトリル誘導体等をマトリックスとして電解液17を含浸させた高分子ゲル電解質;ポリアルキレンオキサイド、シリコン樹脂類等に電解液17を溶解させた高分子電解質があげられる。
シール材18は、上側基板11と下側基板12との間に設けられ、電解液17が外部に漏れることを防止するために設けられている。シール材18としては、例えばエポキシ樹脂が用いられる。
トランスファー部19は、上側基板11の上側電極13と下側基板12の下側電極14とを電気的に接続するものである。この例では、下側電極14と、上側電極13の接続用電極部132とをトランスファー部19によって接続している。
このトランスファー部19を形成する方法としては、シール材18の一部に導電性ビーズ(導電性微粒子)や銀ペーストを介して、上下の電極13、14を接続する方法がある。シール材18とは別の部分にトランスファー部19を設けてもよいが、トランスファー部19の耐環境性が問題となるので、トランスファー部19がシール材18に包まれているのが望ましい。また、別の方法として、シール材18に導電性ビーズを練り込み、シール材18全ての場所で、上下の電極13、14間を接続する方法がある。導電性ビーズは、表面が導電性材料で覆われていれば良い。例えば積水化学製のミクロパールAU(「ミクロパール」は登録商標)が挙げられる。ミクロパールAUは球状樹脂の最表面にAu(金)が覆われている構造を有している。
本発明にかかる色素増感型太陽電池10は、上述の各構成要素から、次のようにして構成される。
まず、上側基板11と下側基板12とを、それぞれ上側電極13を設けた面と下側電極14を設けた面が対向するようにシール材を介して配置する。この内部に電解液17を注入して未封止の部分をシール材で封止することにより色素増感型太陽電池を得ることができる。
具体的には、まず、予め調合した液状の電解液17を入れた脱気容器を準備する。次に、周囲の一部を除いてシール材により封止した上側基板11および下側基板12とを、ともに脱気容器内で十分に脱気を行う。そして、脱気容器内において上側基板11および下側基板12の未封止部分を液状の電解液17に接触させる。その後、脱気容器の真空を破って電解液17を未封止の部分から中に注入させる。充分に電解液17の注入が完了した後、未封止の部分をシール材で封止すると色素増感型太陽電池10が得られる。
さらに、ゲル化剤を用いた場合は、封止後、加熱または光照射等により重合させてゲル化させる場合もある。
続いて、図2を用いて、本発明にかかる色素増感型太陽電池10における上下の電極13,14の電極パターンについて説明する。図2に、この電極パターンの一構成例が示されている。なお、図2においては、チタン微粒子膜層15、色素16、電解液17の図示が省略されている。
図2(a)の平面図に、上側基板11及び上側電極13が示されている。図2(a)に示すように、上側電極13は、互いに分離した、電極本体部131及び接続用電極部132の電極パターンから構成されている。なお、図2(a)において、上側電極13は、実線によって区切られているが、紙面裏側の基板11上に形成されている。
電極本体部131の電極パターンは、略矩形の形状を有する。この電極本体部131は、基板11の略中央に配置されている。電極本体部131には、接続用電極部132と平行して基板11の外縁に向かって延在した突出部133が設けられている。突出部133は、上側電極13を外部電極と接続するための接続用端子として機能する。
接続用電極部132は、電極本体部131から離間した状態で基板11の主面上に形成されている。この接続用電極部132は、トランスファー部19を介して下側電極14と接続され、下側電極14を外部電極と接続するための接続用端子として機能する。
図2(b)の平面図に、シール材18及びトランスファー部19が示されている。図2(b)に示すように、シール材18は、略矩形の形状を有する。このシール材18の1箇所にトランスファー部19が形成されている。トランスファー部19は、上側電極13の接続用電極部132及び下側電極14の突出部141のそれぞれと接続される位置に設けられている。シール材18には、電解液17を注入するために、開口部20が形成されている。
図2(c)の平面図に、下側基板12及び下側電極14が示されている。図2(c)に示すように、下側電極14の電極パターンは、上側電極13の電極本体部131と同様に、略矩形状の形状を有する。この下側電極14は、基板12の主面上の略中央付近に配置されている。また、下側電極14は、基板12の外縁に向かって延在する突出部141が形成されている。
このような上下の基板11,12がシール材18によって貼り合わせられたとき、シール材18は上側電極13の電極本体部131を囲み、それとともに、接続用電極部132上に配置される。このとき、トランスファー部19は、接続用電極部132上に配置されている。これと同様に、シール材18は、下側電極14を囲んだ状態で、下側電極14の突出部141上に配置され、トランスファー部19が突出部141上に配置される。このようにトランスファー部19を配置することによって、上側電極13の接続用電極部132と下側電極14の突出部141とが接続される。そして、上側基板11における上側電極13の突出部133及び接続用電極部132が外部へ起電力を出力するための端子として機能する。このとき、端子として機能する突出部133と接続用電極部132が上側基板11の一辺側に設けられているため、外部電極との接続が容易である。
以上のように、本実施形態1では、片側の基板11の電極より上側電極13及び下側電極14の双方に対する端子接続が可能となる。このため、端子接続を容易に行なうことができる。また、ヒートシール接続やフレキ接続等を使う場合も、片側の基板11で一度のプロセスによって接続を完了することができるので、製造コストを低減することが可能となる。
発明の実施の形態2.
発明の実施の形態2において、1シートに複数セル搭載された色素増感型太陽電池について説明する。図3に、この電極パターンの構成例が示されている。
図3(a)の平面図に、上側基板11及び上側電極が示されている。図3(a)に示すように、上側基板11の電極パターンは、電極311〜315の5つのパターンから構成されている。なお、図3(a)において、電極311〜315は、実線によって区切られているが、紙面裏側の基板11上に形成されている。
電極311〜314の電極パターンは、図3(a)において上下に長辺が配置された略矩形状の形状を有する。電極311〜314は、それぞれ突出部316〜319を有し、これら突出部316〜319は上下に交互に突出するように配置されている。即ち、突出部316〜319は、隣接する電極パターン同士で反対側となる辺から突出して形成されている。また、電極314の突出部319の一端部は、基板11の外縁に到達している。
電極315は、略直線状の形状を有し、基板11の長手方向に沿って形成されている。この電極315は、電極311上方から右方に延在し、その端部は基板11の外縁に到達している。基板11の外縁まで到達した電極314の突出部319の一端部と電極315の一端部は、共に基板11の同じ辺の外縁まで到達し、その位置は隣接している。また、電極315の先端部320は、電極311の方に折れ曲がっている。
図3(b)の平面図に、トランスファー部及びシール材が示されている。図3(b)において、321〜324はシール材、331〜334は開口部、341〜344はトランスファー部である。
図3(b)に示すように、シール材321は、略矩形の形状を有し、シール材322〜324は、略直線状の形状を有する。シール材322〜324は、シール材321の対向長辺に架設され、シール材321内を4つの区画に分けている。すなわち、シール材322〜324は太陽電池の個々のセルが独立するように形成されている。また、これら各区画には、電解液17が注入するための開口部331〜334が形成されている。シール材321に、トランスファー部341〜344が4箇所に形成されている。
図3(c)の平面図に、下側基板12及び電極が示されている。図3(c)に示すように、電極パターンは、電極351〜354の4つのパターンから形成されている。
電極351〜354の電極パターンは、上側電極311〜314に対応して略矩形の形状を有する。また、電極351〜354には、それらの一辺より一部が突出して形成される突出部361〜364を有する。
このような上下の基板11,12がシール材321,322,323,324によって貼り合わせられたとき、シール材321,322,323,324は、上側電極311,312,313,314のそれぞれを個別に囲み、それとともに、突出部316,317,318及び先端部320上に配置される。このとき、トランスファー部341,342,343,344はそれぞれ、先端部320、突出部316,317,318上に配置されている。
これと同様に、シール材321,322,323,324は、下側電極351,352,353,354のそれぞれを個別に囲んだ状態で、電極351,352,353,354の突出部361,362,363,364上に配置され、トランスファー部341,342,343,344のそれぞれが突出部361,362,363,364上に配置される。
トランスファー部341の配置によって、上側電極315の先端部320と下側電極351の突出部361とが接続される。これと同様に、トランスファー部342によって上側電極311と下側電極352、トランスファー部343によって上側電極312と下側電極353、トランスファー部344によって上側電極313と下側電極354が接続される。この接続状態において、組となる上下の電極311と351,312と352,313と353,314と354は直列に接続されている。また、上側電極315と電極314の突出部319とは、電圧を取り出すための外部接続用端子として機能する。
以上のように、本実施形態における色素増感型太陽電池10は、直列接続された四セルが1シートに搭載されているので、従来の色素増感型太陽電池よりも1シート当たり電圧が高く取り出すことができる。具体的には、通常の色素増感型太陽電池の起電力に比べ4倍の出力が可能となる。また、シール材321〜324で囲まれた1シートにおける個々のセルを更に増やし、トランスファー部341〜344を増やせば更に高電圧の出力も可能となる。
また、トランスファー部341〜344によって接続する構造を有するので、簡易に安価で製造することができる。つまり、従来の、配線を使って直列に連結し出力を挙げる方法に比べ低コストであり、またコンパクトにすることが可能となった。
発明の実施の形態3.
発明の実施の形態3において、1シートにおいて複数の起電力を取り出すことができる色素増感型太陽電池について説明する。図4に、この電極パターンの他の構成例が示されている。
図4(a)の平面図に、上側基板11及び電極が示されている。図3(a)に示すように、上側基板11の電極パターンは、電極411〜415の5つのパターンから構成されている。なお、図3(a)において、電極411〜415は、実線によって区切られているが、紙面裏側の基板11上に形成されている。
電極411〜414の電極パターンは、図3(a)において上下に長辺が配置された略矩形状の形状を有する。この電極411は、基板11主面上で左右に並設されている。これら電極411〜414は、それぞれの一辺から一部が突出した突出部416〜419を有し、これら突出部416〜419は上下に交互に配置されている。即ち、突出部416〜419は、隣接する電極パターン同士で反対側となる辺から突出して形成されている。また、電極412,414の突出部418,419の一端部は、基板11の外縁に到達している。
電極415は、略直線状の形状を有し、基板11の長手方向に沿って形成されている。この電極415は、電極411上方から右方に延在し、基板11外縁に到達している。また、電極415の先端部分420は、電極411の方に折れ曲がっている。
図4(b)の平面図に、トランスファー及びシール材が示され、図4(c)の平面図に、下側基板12及び電極が示されている。これら下側電極、トランスファー、シール材は、発明の実施の形態2におけるものと同様であるため、ここではその説明を省略する。また、図4(b)、(c)においても、図3(b)、(c)と同様の符号を付している。
発明の実施の形態2と同様に、組となる上下の電極411と351,412と352,413と353,414と354は直列に接続されている。このとき、上側電極415と電極412,414の突出部418,419とは、電圧を取り出すための外部接続用端子として機能する。これら端子として機能する上側電極415に対して、端子として機能する突出部418,419が複数設けられているので、複数の起電力を取り出すことができる。具体的には、上側電極415と突出部419とに接続した場合には直列接続された4セル分の起電力を取り出すことができ、上側電極415と突出部418とに接続した場合には直列接続された2セル分の中間の起電力を取り出すことができる。
以上のように、本実施形態における色素増感型太陽電池10は、上側電極412の突出部418を基板11の外縁に引き出すことによって、1シートにおいて中間レベルの起電力を取り出すことができる。また、従来、電圧レベルを作るために、抵抗等を用い分割していたが、その必要がなくなり、低コストで任意の電圧レベルを作ることができる。
発明の実施の形態4.
発明の実施の形態4においては、一対の基板11,12内に、色素増感型太陽電池10に加えて、液晶表示装置を作りこんだ場合について説明する。図4の模式図に、この色素増感型太陽電池10と液晶表示装置が示されている。
色素増感型太陽電池10より起電力が発生し、基板11又は基板12上に設けられた配線51を通して液晶用ドライバー52(駆動回路)に電力を供給する。液晶用ドライバー52はガラス基板(下側基板12)上にCOG技術等により配置されている。液晶用ドライバー52は、外部CPUより配線55を通して信号を受け、配線53を通して液晶表示装置54を駆動する。
本実施形態では、色素増感型太陽電池10の出力は、液晶用ドライバー52のみに供給されているが、CPUも含めたICを下側基板12上に配置し、基板12上ですべてを完結させるシステムとしても良い。
色素増感型太陽電池10としては、発明の実施の形態2と同様の構成にし、例えば、5V以上の電圧を供給できるように設定できる。液晶表示装置54としては,透明電極(不図示)のパターンまで色素増感型太陽電池10の製造プロセスと同じであり,電極13,14上の表面処理としては,ポリイミドの配向膜を塗布し焼成し,所定の方向へのラビング処理を施す。
シール印刷以降は、色素増感型太陽電池10のプロセスと兼用できる。色素増感型太陽電池10のセル内部への液晶注入は、真空注入によって実施した。電解液17の注入と兼用できるが今回は別々に実施した。これにより、安価に電源不要の表示体を作成することができる。
なお、本実施形態では、液晶表示装置54を例として示したが、有機LEDなどとしてもよい。
実施例における色素増感型太陽電池10は、上記発明の実施の形態1に対応した色素増感型太陽電池を、次のように具体的に構成したものである。なお、ここでは発明の実施の形態1に対応した色素増感型太陽電池を構成したが、これに限らず、発明の実施の形態2から4に対応したものも同様に構成することが可能である。
以下、本実施例について、図1及び図2を参照しながら説明する。
一対の基板11,12としては、0.7mm厚のANガラス基板を用いた。上下の基板11,12である各ガラス基板に、電極13,14として透明導電膜(ITO)をスパッタし、図1(a)及び図1(c)に示すようにパターニングをした。上面側のガラス基板(基板11)のサイズは、長辺方向が10cm、短辺方向が5cmであり、上面の電極13と下面の電極14との重なる部分の面積は、20cmであった。
上面側のガラス基板(基板11)には、更に透明電極(電極14)の上に、ポリエチレングリコールに平均粒径20nmのチタニア微粒子と平均粒径10nmのチタニア微粒子とを、質量比が7:3になるように添加して、20重量%のチタニアペーストを得た。上記チタニアペーストを、上記で得られた透明導電性電極付き基板上に、透明導電性電極と同じパターンで、塗布厚みが100μmとなるように塗布した。
その後、150℃で10分乾燥させ、さらに(200℃)で30分加熱処理を行い、チタニア微粒子層を形成させた。加熱後のチタニア微粒子層の厚みは10μmであった。その後ルテニウム−ビス型錯体〔Ru(4、4’−ジカルボキシル−2,2’−ビピリジン)(NCS)〕のエタノール溶液(3×10−4mol/L)に12時間浸漬させた後、ディップコートにてチタニア微粒子層の表面にルテニウム−ビス錯体を担持させて、100℃で10分乾燥した。
さらに、上側基板11には、シール材18を印刷し、下側基板12にはトランスファー部19を印刷した。シール材18のパターンと、トランスファー部19の位置は、図1の(b)の示した通りである。トランスファー部19の接続が完全に取れるように、上側のトランスファー部19の場所に相当する下側のシール材18の一部は、シール材18が無い状態、または迂回するように作成しておくと接続に失敗がない。
トランスファー部19には導電性ビーズとしては、例えば、積水化学製の略15μmの球状樹脂に最表面がAu(金)処理されたものを用いた。シール材18はエポキシ系樹脂を用いた。
さらに、電解液17はイオン性液体であるメチルブチルイミダゾリウムアイオダイドにヨウ素45mmol/L、ヨウ化リチウム30mmol/Lとなるよう調製して用いた。この電解液17は真空注入法により、注入口より注入した。
色素増感型太陽電池10の評価は、上記で得られた色素増感型太陽電池10に、キセノン照射装置を用いてAM1.5の擬似太陽光を82mW/cmの強度で照射して、JSC(短絡電流密度)、VOC(開放端子電圧)およびFF(フィルファクター)を求め、変換効率を算出した。算出結果を次表に纏める。次表において、実施例1にかかる太陽電池は、図1に示されるような構成を有し、1つのセルにより構成されている。実施例2にかかる太陽電池は、図3に示されるような構成を有し、4つのセルが直列に接続されている。実施例3にかかる太陽電池は、図4に示されるような構成を有し、2つのセルが直列に接続されたところで電圧を測定している。実施例4にかかる太陽電池は、図4に示されるような構成を有し、4つのセルが直列に接続されたところで電圧を測定している。尚、各実施例において1セルあたりの面積はいずれも20cmである。
Figure 2005216663
本実施の形態にかかる色素増感型太陽電池の一構成例を示す断面模式図である。 本実施の形態にかかる色素増感型太陽電池の一構成例を示す模式図である。 本実施の形態にかかる色素増感型太陽電池の他の構成例を示す模式図である。 本実施の形態にかかる色素増感型太陽電池の他の構成例を示す模式図である。 本実施の形態にかかる色素増感型太陽電池の他の構成例を示す模式図である。
符号の説明
10 色素増感型太陽電池
11 上側基板
12 下側基板
13 上側電極
14 下側電極
15 チタン酸化物微粒子膜層
16 色素
17 電解液
18 シール材
19 トランスファー部
20 開口部
311,312,313,314,315 上側電極
321,322,323,324 シール材
331,332,333,334 開口部
341,342,343,344 トランスファー部
351,352,353,354 下側電極
411,412,413,414,415 上側電極
51 配線
52 液晶ドライバー
53 配線
54 液晶表示装置
55 配線

Claims (6)

  1. 透光性を有する第1の基板と、前記第1の基板上に形成された透光性を有する第1の電極と、前記第1の電極上に形成されたチタン酸化物微粒子膜層と、当該チタン酸化物微粒子膜層に担持された色素と、前記第1の基板と対向して設けられた第2の基板と、前記第2の基板上に形成された第2の電極と、前記第1の基板と前記第2の基板の間に封入されイオン伝導性電解質とレドックス対を含有する電解液とを備えた色素増感型太陽電池であって、
    前記電解液は、シール材により前記第1の基板と前記第2の基板間に封止され、
    前記シール材と兼用又は別の場所に、前記第2の電極を第1の基板に形成された外部接続用端子に接続するトランスファー部を備えた色素増感型太陽電池。
  2. 前記第1の電極は、互いに分離した複数の電極パターンを有し、
    前記第2の電極は、第1の電極の各電極パターンに対応して互いに分離した複数の電極パターンを有し、
    前記シール材は、電極パターンのそれぞれを封止し、
    各電極パターンは、前記トランスファー部によって直列に接続されていることを特徴とする請求項1記載の色素増感型太陽電池。
  3. 前記第1の電極に設けられた複数の電極パターンと、前記第2の電極に設けられた複数の電極パターンは、トランスファー部と接続するために前記電極パターンの一辺より突出して形成された突出部を備え、当該突出部は、隣接する電極パターン同士で反対側の辺から突出して形成されていることを特徴とする請求項2記載の色素増感型太陽電池。
  4. 直列に接続された電極パターンの端の電極パターンを除く電極パターンに中間の起電力を取り出すための端子が設けられていることを特徴とする請求項2記載の色素増感型太陽電池。
  5. 前記第1の基板と第2の基板の間に表示素子が挟持され、
    前記第1の基板及び/又は前記第2の基板上に少なくとも駆動回路が形成され、
    前記駆動回路と前記第1の基板に設けられた外部接続用端子とを接続した請求項1乃至4いずれかに記載の色素増感型太陽電池。
  6. 前記表示素子は、液晶表示素子であることを特徴とする請求項5記載の色素増感型太陽電池。
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