JP2005216115A - 情報処理装置および方法、並びに、プログラム - Google Patents

情報処理装置および方法、並びに、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】USB規格の規定より低い電圧で動作可能なUSB周辺装置が情報処理装置に装着された場合、省電力を図ることができるようにする。
【解決手段】 USB周辺装置2が最初に装着されると、電圧設定部108は、USB周辺装置2に対する電圧値の設定を順次変更し、電圧値の設定が変更される毎に、電力供給部109は、その時点で設定されている電圧値の電圧でUSB周辺装置2に給電し、USB通信制御部101は、USB周辺装置2の動作確認を行う。そして、電圧設定部108は、USB周辺装置2が正常に動作していた時点で設定されていた電圧値のうちの最低値等を、USB周辺装置2に対する正式な電圧値として設定する。その後、同一のUSB周辺装置2が装着される毎に、その電圧設定値が利用される。本発明は、USBインタフェースを有する携帯型情報処理装置に適用可能である。
【選択図】図4

Description

本発明は、情報処理装置および方法、並びに、プログラムに関し、特に、所定の通信規格で通信する周辺装置であって、その規格の規定より低い電圧で動作可能な周辺装置が情報処理装置に装着された場合、その周辺装置の登録有無に関わらず、その情報処理装置の消費電力を削減することができる、情報処理装置および方法、並びに、プログラムに関する。
最近の情報処理装置は、USB(Universal Serial Bus)ホスト機能を有していることが多い。即ち、最近の情報処理装置は、USBを使用して通信を行う拡張装置(以下、USB周辺装置と称する)が装着できるように構成されていることが多い(特許文献1参照)。
このようなUSB周辺装置が使用する電力は、そのUSB周辺装置が装着された情報処理装置から供給されることが多い。このとき、USB周辺装置に供給される電力の電圧は、USB規格により一律5[V]であると、正確には、4.5乃至5.5[V]の電圧範囲(以下、他の電圧範囲と区別するために、USB電圧範囲と特に称する)であると決められている。従って、一般的には、USB周辺装置は、USB電圧範囲内で動作するように構成されていることが多い。
ところが、最近、USB電圧範囲よりも低い電圧で動作可能なUSB周辺装置も登場してきている。例えば、USB周辺装置の一例であるUSB半導体保存装置(いわゆる半導体メモリ)の中には、3.3[V]や2.5[V]で動作可能なものも登場してきており、今後、1.2[V]や0.9[V]で動作可能なものが登場することが予想されている。
特開2003−330576号公報
しかしながら、従来の情報処理装置では、このような、USB電圧範囲よりも低い電圧で動作可能なUSB周辺装置が装着されている場合にも、そのUSB周辺装置に対して、USB電圧範囲の電圧で給電している。このため、情報処理装置側で消費電流の無駄使いを誘発してしまう、という課題があった。
この課題は、携帯型(ポータブル)情報処理端末にUSB周辺装置が装着される場合により顕著なものとなる。即ち、携帯型情報処理端末の電源は電池であることが多く、この課題の発生の結果、電池の寿命を早めてしまうという問題が生じてしまう。ただし、バッテリ等再充電可能な電池である場合、電池の寿命とは、再充電後、出力電圧が規定電圧よりも下がった時点を指す。
このような課題を解決するために、特許文献1には次のような手法が開示されている。即ち、情報処理装置が、自身に装着されたUSB周辺装置の種類を認識して、供給する電力の電圧を切り替える手法である。
具体的には、例えば、3.3[V]で動作するUSB半導体保存装置には、出力電圧が3.3[V]の降圧器(Low Drop-out Voltage Regulator)が搭載されていることが多い。この場合、その降圧器の特性上、入力電圧が3.5[V]以上であれば、出力電圧は3.3[V]で一定となる(それが保証される)。
即ち、特許文献1の手法を適用した情報処理装置は、3.3[V]で動作するUSB半導体保存装置が装着された場合、そのUSB半導体保存装置の種類が予め登録されていれば、そのUSB半導体保存装置を認識し、そのUSB半導体保存装置に対して3.5[V]以上の電圧での給電を行えばよい。従って、例えば、3.5[V]で給電することにより、情報処理装置側の省電力が可能になる。
このように、情報処理装置に装着されたUSB周辺装置の種類が、その情報処理装置の内部に予め登録されている場合には、特許文献1の手法を適用することで、上述した課題をある程度解決することは可能になる。
しかしながら、情報処理装置に接続可能なUSB周辺装置の種類の全てが、その情報処理装置の内部に登録されているとは限らない。即ち、上述したような、今後登場すると予想されている1.2[V]や0.9[V]で動作するUSB半導体保存装置等、未登録の種類のUSB周辺装置が情報処理装置に接続される場合も多いにあり得る。このような場合、特許文献1の手法を適用することはできない。即ち、上述した課題を解決することは困難である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、所定の通信規格で通信する周辺装置であって、その規格の規定より低い電圧で動作可能な周辺装置が情報処理装置に装着された場合、その周辺装置の登録有無に関わらず、その情報処理装置の消費電力を削減することができるようにするものである。
本発明の情報処理装置は、他の情報処理装置が接続される接続手段と、接続手段に接続された他の情報処理装置の動作確認を行う確認手段と、接続手段に接続された他の情報処理装置に対して電力を供給する電力供給手段と、電力供給手段から、接続手段に接続された他の情報処理装置に対して供給される電力の電圧値を設定する設定手段とを備え、他の情報処理装置が接続手段に最初に接続されたとき、設定手段は、他の情報処理装置に対する電圧値の設定を順次変更し、設定手段により電圧値の設定が変更される毎に、電力供給手段は、その時点で設定されている電圧値の電圧で他の情報処理装置に電力を供給し、確認手段は、他の情報処理装置の動作確認を行い、設定手段は、確認手段により他の情報処理装置の正常な動作が確認された時点で設定されていた1以上の電圧値のうちの最低値、またはその最低値に所定の値を加算した値を、他の情報処理装置に対して供給する電力の電圧値として正式に設定することを特徴とする。
設定手段により正式に設定された電圧値を記憶する記憶手段をさらに設け、設定手段は、他の情報処理装置が接続手段から取り外された後、再度接続されたとき、記憶手段に記憶されている電圧値を、他の情報処理装置に対して供給する電力の電圧値として設定するようにすることができる。
接続手段は、USBインタフェースであり、他の情報処理装置は、USBインタフェースに接続可能なUSB周辺装置であるようにすることができる。
本発明の情報処理装置においては、他の情報処理装置が接続される接続手段と、接続手段に接続された他の情報処理装置の動作確認を行う確認手段と、接続手段に接続された他の情報処理装置に対して電力を供給する電力供給手段と、電力供給手段から、接続手段に接続された他の情報処理装置に対して供給される電力の電圧値を設定する設定手段とが設けられている。詳細には、他の情報処理装置が接続手段に最初に接続されたとき、設定手段により、他の情報処理装置に対する電圧値の設定が順次変更され、設定手段により電圧値の設定が変更される毎に、電力供給手段からは、その時点で設定されている電圧値の電圧で他の情報処理装置に電力が供給され、確認手段により、他の情報処理装置の動作確認が行われる。そして、確認手段により他の情報処理装置の正常な動作が確認された時点で設定手段により設定されていた1以上の電圧値のうちの最低値、またはその最低値に所定の値を加算した値が、他の情報処理装置に対して供給する電力の電圧値として設定手段により正式に設定される。
本発明の情報処理方法は、他の情報処理装置が接続される接続手段と、接続手段に接続された他の情報処理装置の動作確認を行う確認手段と、接続手段に接続された他の情報処理装置に対して電力を供給する電力供給手段と、電力供給手段から、接続手段に接続された他の情報処理装置に対して供給される電力の電圧値を設定する設定手段とを備える情報処理装置の情報処理方法であって、他の情報処理装置が接続手段に最初に接続されたとき、他の情報処理装置に対する電圧値の設定を順次変更する第1の設定ステップと、第1の設定ステップの処理により電圧値の設定が変更される毎に、電力供給手段に対して、その時点で設定されている電圧値の電圧で他の情報処理装置に電力を供給させる制御と、確認手段に対して、他の情報処理装置の動作確認を行わせる制御を行う制御ステップと、確認手段により他の情報処理装置の正常な動作が確認された時点で第1の設定ステップの処理により設定されていた1以上の電圧値のうちの最低値、またはその最低値に所定の値を加算した値を、他の情報処理装置に対して供給する電力の電圧値として正式に設定する第2の設定ステップとを含むことを特徴とする。
本発明のプログラムは、拡張装置が接続される接続手段と、接続手段に接続された拡張装置の動作確認を行う確認手段と、接続手段に接続された拡張装置に対して電力を供給する電力供給手段と、電力供給手段から、接続手段に接続された拡張装置に対して供給される電力の電圧値を設定する設定手段とを備える主装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、拡張装置が接続手段に最初に接続されたとき、拡張装置に対する電圧値の設定を順次変更する第1の設定ステップと、第1の設定ステップの処理により電圧値の設定が変更される毎に、電力供給手段に対して、その時点で設定されている電圧値の電圧で拡張装置に電力を供給させる制御と、確認手段に対して、拡張装置の動作確認を行わせる制御を行う制御ステップと、確認手段により拡張装置の正常な動作が確認された時点で第1の設定ステップの処理により設定されていた1以上の電圧値のうちの最低値、またはその最低値に所定の値を加算した値を、拡張装置に対して供給する電力の電圧値として正式に設定する第2の設定ステップとを含むことを特徴とする。
本発明の情報処理方法およびプログラムにおいては、他の情報処理装置(または拡張装置)が接続される接続手段と、接続手段に接続された他の情報処理装置の(または拡張装置)動作確認を行う確認手段と、接続手段に接続された他の情報処理装置(または拡張装置)に対して電力を供給する電力供給手段と、電力供給手段から、接続手段に接続された他の情報処理装置(または拡張装置)に対して供給される電力の電圧値を設定する設定手段とを備える装情報処理装置(または主装置)が制御される。詳細には、他の情報処理装置(または拡張装置)が接続手段に最初に接続されたとき、他の情報処理装置(または拡張装置)に対する電圧値の設定が順次変更される。このとき、電圧値の設定が変更される毎に、その時点で設定されている電圧値の電圧で他の情報処理装置(または拡張装置)に電力が供給され、他の情報処理装置(または拡張装置)の動作確認が行われる。そして、他の情報処理装置(または拡張装置)の正常な動作が確認された時点で設定されていた1以上の電圧値のうちの最低値、またはその最低値に所定の値が加算された値が、他の情報処理装置(または拡張装置)に対して供給される電力の電圧値として正式に設定される。
以上のごとく、本発明によれば、所定の通信規格で通信する拡張装置であって、その規格の規定より低い電圧で動作可能な拡張装置(例えば、USB周辺装置)と接続可能な情報処理装置を提供することができる。特に、その拡張装置が接続された場合、その拡張装置の登録の有無に関わらず(装置の種類によらず)、その情報処理装置の消費電力を削減することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、請求項に記載の構成要件と、発明の実施の形態における具体例との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、請求項に記載されている発明をサポートする具体例が、発明の実施の形態に記載されていることを確認するためのものである。従って、発明の実施の形態中には記載されているが、構成要件に対応するものとして、ここには記載されていない具体例があったとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、具体例が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その具体例が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
さらに、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明が、請求項に全て記載されていることを意味するものではない。換言すれば、この記載は、発明の実施の形態に記載されている具体例に対応する発明であって、この出願の請求項には記載されていない発明の存在、すなわち、将来、分割出願されたり、補正により追加される発明の存在を否定するものではない。
本発明によれば、情報処理装置が提供される。この情報処理装置(例えば、図1と図4の携帯型情報処理装置3)は、他の情報処理装置(例えば、図1と図3のUSB周辺装置2)が接続される接続手段(例えば、図1と図4のUSBインタフェース31)と、前記接続手段に接続された前記他の情報処理装置の動作確認を行う確認手段(例えば、図4のUSB通信制御部101)と、前記接続手段に接続された前記他の情報処理装置に対して電力を供給する電力供給手段(例えば、図4の電力供給部109)と、前記電力供給手段から、前記接続手段に接続された前記他の情報処理装置に対して供給される電力の電圧値を設定する設定手段(例えば、図4の電圧設定部108)とを備え、前記他の情報処理装置が前記接続手段に最初に接続されたとき、前記設定手段は、前記他の情報処理装置に対する電圧値の設定を順次変更し、前記設定手段により電圧値の設定が変更される毎に、前記電力供給手段は、その時点で設定されている電圧値の電圧で前記他の情報処理装置に電力を供給し、前記確認手段は、前記他の情報処理装置の動作確認を行い、前記設定手段は、前記確認手段により前記他の情報処理装置の正常な動作が確認された時点で設定されていた1以上の前記電圧値のうちの最低値、またはその最低値に所定の値を加算した値を、前記他の情報処理装置に対して供給する電力の電圧値として正式に設定することを特徴とする。
この情報処理装置は、前記設定手段により正式に設定された前記電圧値を記憶する記憶手段(例えば、図4のEEPROM104)をさらに備え、前記設定手段は、前記他の情報処理装置が前記接続手段から取り外された後、再度接続されたとき、前記記憶手段に記憶されている前記電圧値を、前記他の情報処理装置に対して供給する電力の電圧値として設定することを特徴とする。
本発明によれば、情報処理方法が提供される。この情報処理方法(例えば、図5のフローチャートに対応する方法)は、他の情報処理装置(例えば、図1と図3のUSB周辺装置2)が接続される接続手段(例えば、図1と図4のUSBインタフェース31)と、前記接続手段に接続された前記他の情報処理装置の動作確認を行う確認手段(例えば、図4のUSB通信制御部101)と、前記接続手段に接続された前記他の情報処理装置に対して電力を供給する電力供給手段(例えば、図4の電力供給部109)と、前記電力供給手段から、前記接続手段に接続された前記他の情報処理装置に対して供給される電力の電圧値を設定する設定手段(例えば、図4の電圧設定部108)とを備える情報処理装置(例えば、図1と図4の携帯型情報処理装置3)の情報処理方法であって、前記他の情報処理装置が前記接続手段に最初に接続されたとき、前記他の情報処理装置に対する電圧値の設定を順次変更する第1の設定ステップ(例えば、図5のステップS5乃至S10のループ処理のうちの、特にステップS8の処理)と、前記設定ステップの処理により電圧値の設定が変更される毎に、前記電力供給手段に対して、その時点で設定されている電圧値の電圧で前記他の情報処理装置に電力を供給させる制御と、前記確認手段に対して、前記他の情報処理装置の動作確認を行わせる制御を行う制御ステップ(例えば、図5のステップS5乃至S10のループ処理のうちの、特にステップS5,S6,S9の処理)と、前記確認手段により前記他の情報処理装置の正常な動作が確認された時点で前記第1の設定ステップの処理により設定されていた1以上の前記電圧値のうちの最低値、またはその最低値に所定の値を加算した値を、前記他の情報処理装置に対して供給する電力の電圧値として正式に設定する第2の設定ステップ(例えば、図5のステップS14の処理)とを含むことを特徴とする。
本発明によれば、プログラムが提供される。このプログラムは、拡張装置(例えば、図1と図3のUSB周辺装置2)が接続される接続手段(例えば、図1と図4のUSBインタフェース31)と、前記接続手段に接続された前記拡張装置の動作確認を行う確認手段(例えば、図4のUSB通信制御部101)と、前記接続手段に接続された前記拡張装置に対して電力を供給する電力供給手段(例えば、図4の電力供給部109)と、前記電力供給手段から、前記接続手段に接続された前記拡張装置に対して供給される電力の電圧値を設定する設定手段(例えば、図4の電圧設定部108)とを備える主装置(例えば、図1と図4の携帯型情報処理装置3)を制御するコンピュータ(例えば、図4の主制御部102に含まれる図示せぬコンピュータ)に実行させるプログラムであって、上述した本発明の情報処理方法に対応するプログラムである。このプログラムは、例えば、図4の主制御部102の内蔵メモリ110に記憶されている。
次に、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明が適用される情報処理システム、即ち、本発明が適用される情報処理装置を含む情報処理システムの構成例を示している。
図1に示されるように、本発明が適用される情報処理システムは、任意の台数(図1の例では、1台)の据置型情報処理装置1、任意の台数(図1の例では、1台)のUSB周辺装置2、および、任意の台数(図1の例では、1台)の携帯型情報処理装置3から構成される。
図1に示されるように、据置型情報処理装置1、USB周辺装置2、および、携帯型情報処理装置3のそれぞれには、USBインタフェース11、USBインタフェース21、および、USBインタフェース31のそれぞれが設けられている。
即ち、USB周辺装置2と据置型情報処理装置1とは、USBインタフェース21とUSBインタフェース11とを介して相互に接続可能とされている。この場合、USB周辺装置2が使用する電力は、据置型情報処理装置1から一律5.0[V]で、正確には、USB電圧範囲(4.5[V]乃至5.5[V])内の電圧で供給される。
また、USB周辺装置2と携帯型情報処理装置3とは、USBインタフェース21とUSBインタフェース31とを介して相互に接続可能とされている。この場合、USB周辺装置2が使用する電力は、携帯型情報処理装置3から供給される。
ただし、本実施の形態においては、携帯型情報処理装置3は、USB周辺装置2の種類に応じて、供給電圧を1.0[V]乃至5.0[V]の範囲で可変することができる。即ち、携帯型情報処理装置3は、自身に接続されているUSB周辺装置2の種類がUSB電圧範囲より低い電圧で動作する種類であった場合、そのUSB周辺装置2に対して、その種類に対応する電圧(USB電圧範囲より低い電圧であって、後述するように、USB周辺装置2の動作電圧付近の電圧範囲)で給電することができる。
これにより、携帯型情報処理装置3側の消費電力を削減することができ(上述した従来の課題を解決でき)、その結果、携帯型情報処理装置3の電源である電池(後述する図4の電池111等)の寿命を延ばすことが可能となる。
なお、携帯型情報処理装置3のこのような給電手法の詳細については、図5のフローチャート等を参照して後述する。
以上説明した、据置型情報処理装置1、USB周辺装置2、および、携帯型情報処理装置3のそれぞれの一構成例が、図2乃至図4のそれぞれに示されている。そこで、以下、図2乃至図4のそれぞれを参照して、据置型情報処理装置1、USB周辺装置2、および、携帯型情報処理装置3のそれぞれの一構成例についてその順番に説明していく。
はじめに、図2を参照して、据置型情報処理装置1の一構成例について説明する。
図2は、据置型情報処理装置1がパーソナルコンピュータとして構成された場合の一構成例を示している。
図2の据置型情報処理装置1において、CPU(Central Processing Unit)51は、ROM(Read Only Memory)52に記録されているプログラム、または記憶部58からRAM(Random Access Memory)53にロードされたプログラムに従って各種の処理を実行する。RAM53にはまた、CPU51が各種の処理を実行する上において必要なデータなども適宜記憶される。
CPU51、ROM52、およびRAM53は、バス54を介して相互に接続されている。このバス54にはまた、入出力インタフェース55も接続されている。
入出力インタフェース55には、キーボード、マウスなどよりなる入力部56、ディスプレイなどよりなる出力部57、ハードディスクなどより構成される記憶部58、および、モデム、ターミナルアダプタなどより構成される通信部59が接続されている。
通信部59は、インターネットを含むネットワーク(図示せず)を介して他の情報処理装置(図示せず)との通信処理を行う。例えば、インターネット上に存在するコンテンツ(楽曲等)配信サーバからコンテンツデータが配信されてきた場合、通信部59は、そのコンテンツデータを受信し、記憶部58等に提供することができる。即ち、据置型情報処理装置1は、コンテンツ配信サーバから配信されるコンテンツデータをダウンロードし、記憶部58等に記憶させることができる。
入出力インタフェース55にはまた、必要に応じてドライブ60が接続され、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、或いは半導体メモリなどよりなるリムーバブル記録媒体61が適宜装着され、それらから読み出されたコンピュータプログラムが、必要に応じて記憶部58にインストールされる。
入出力インタフェース55にはさらに、上述したUSBインタフェース11が接続されている。即ち、据置型情報処理装置1は、USBホスト機能を有しており、USBインタフェース11に接続されたUSB周辺装置2(図1や後述する図3参照)と相互に通信を行うことができる。また、上述した図1に示されるように、据置型情報処理装置1は、USBインタフェース11に接続されたUSB周辺装置2に対して、USB電圧範囲の電圧で給電を行うことができる。
なお、図2においては、据置型情報処理装置1は、パーソナルコンピュータとして構成しているが、USBホスト機能を有する形態であれば、その形態は図2の例に限定されない。具体的には、例えば、据置型情報処理装置1は、据置型オーディオ機器、据置型テレビジョン受像機、据置型ハードディスクレコーダ等として構成することができる。
次に、図3を参照して、USB周辺装置2の一構成例について説明する。
図3は、USB周辺装置2がUSB半導体保存装置(いわゆる半導体メモリ)として構成された場合であって、USB電圧範囲より低い電圧(例えば、3.3[V])で動作する場合の一構成例を示している。
なお、図3において、白抜きの矢印は電力の流れを示しており、実線の矢印は情報の流れを示している。
図3に示されるように、USB周辺装置2には、上述したUSBインタフェース21の他、制御部81、記憶部82、および、降圧部83が設けられている。
制御部81は、USB周辺装置2全体の制御を行う。即ち、制御部81は、例えば、接続先の情報処理装置との通信を制御する。
具体的には、例えば、接続先が据置型情報処理装置1である場合(USB周辺装置2が据置型情報処理装置1に装着されている場合)、制御部81は、据置型情報処理装置1から供給されてきたデータ(楽曲のコンテンツデータ等)をUSBインタフェース21を介して受信し、記憶部82に記憶させる制御を行う。
また、例えば、その後、USB周辺装置2が携帯型情報処理装置3に装着された場合(接続先が携帯型情報処理装置3である場合)、制御部81は、記憶部82に記憶されたデータの中から所定のデータを読み出して、USBインタフェース21を介して携帯型情報処理装置3に送信する制御を行う。
さらに、例えば、制御部81は、接続先の情報処理装置(据置型情報処理装置1、または、携帯型情報処理装置3)からの指示に基づいて、自分自身または記憶部82が保持している情報(後述する自己プロフィール情報等)をUSBインタフェース21を介して接続先の情報処理装置に送信する制御を行う。
記憶部82は、例えば、半導体メモリ素子として構成され、接続先の情報処理装置(例えば、上述した例では、据置型情報処理装置1)から提供されたデータ等を記憶する。具体的には、例えば、携帯型情報処理装置3が、後述する図4に示されるようなポータブルオーディオ再生装置として構成される場合、据置型情報処理装置1から提供された音声や楽曲のデータ等が記憶される。なお、このような音声や楽曲のデータは、記憶部82に多数記憶できるように、MPEG(Moving Picture Experts Group)方式等でエンコードされたデータ(圧縮データ)であるとよい。
降圧部83は、例えば、上述した降圧器(Low Drop-out Voltage Regulator)等で構成され、接続先の情報処理装置(据置型情報処理装置1、または、携帯型情報処理装置3)からUSBインタフェース21を介して供給される電力の電圧を降下させ、USB周辺装置2の各部(制御部81や記憶部82等)に供給する。
具体的には、例えば、USB周辺装置2が3.3[V]で動作する場合、上述したように、3.5[V]以上の電圧が印加されれば(据置型情報処理装置1または携帯型情報処理装置3から供給されれば)、降圧部83は、その電圧を3.3[V]に降圧して出力する(USB周辺装置2の各部に供給する)ことができる。即ち、3.5[V]以上の入力電圧が与えられれば、降圧部83の出力電圧は3.3[V]で一定に保たれる(保証される)。
換言すると、入力電圧(据置型情報処理装置1または携帯型情報処理装置3から供給される電圧)が3.5[V]未満の場合、降圧部83の出力電圧は3.3[V]を保つことができない(3.3[V]の一定出力が保証されない)。従って、このような場合、USB周辺装置2は、その動作を続行することができなくなる。具体的には、例えば、制御部81は、接続先の情報処理装置(据置型情報処理装置1、または、携帯型情報処理装置3)からの指示に対して、それに対応する処理を正常に実行できなくなる。即ち、USB周辺装置2は、接続先の情報処理装置との通信処理を正常に行うことができなくなる。
なお、図3においては、USB周辺装置2は、USB半導体保存装置として構成されているが、その形態は図3の例に限定されず、様々な形態を取ることが可能である。ただし、本発明の効果(携帯型情報処理装置3側の省電力の効果)を享受するためには、USB周辺装置2の動作電圧が、USB電圧範囲より低い電圧であることが望ましい。
次に、図4を参照して、携帯型情報処理装置3の一構成例について説明する。
図4は、携帯型情報処理装置3がポータブルオーディオ再生装置として構成された場合の一構成例を示している。
なお、上述した図3と同様に、図4においても、白抜きの矢印は電力の流れを示しており、実線の矢印は情報の流れを示している。
図4の携帯型情報処理装置3において、USB通信制御部101は、USBホスト機能を有している。即ち、USB通信制御部101は、主制御部102の制御に基づいて、上述したUSBインタフェース31に接続されたUSB周辺装置2(図1や図3)との通信を制御する。
具体的には、例えば、いま、USB周辺装置2が、上述した図3に示されるようなUSB半導体保存装置として構成され、MPEG方式でエンコードされた音声や楽曲のデータを複数個(複数曲分)記憶しているとする。
この場合、例えば、USB周辺装置2がUSBインタフェース31のハブのうちの所定の1つ(図示せず)に接続(装着)されたとき、USB通信制御部101はそのハブを認識する。
そして、USB通信制御部101は、そのハブに接続されたUSB周辺装置2を認識するために(現時点では、USB装置2が如何なる装置であるのかがまだ不明であるため)、USB周辺装置2の自己プロフィール情報、即ち、PID(プロダクトID)やVID(ヴェンダID)等の取得要求を発行し、それをUSBインタフェース31を介してUSB周辺装置2に送信する。
すると、USB周辺装置2が正常に動作している場合、USB周辺装置2から自己プロフィール情報が送信されてくるので、USB通信制御部101は、その自己プロフィール情報をUSBインタフェース31を介して取得(受信)して、USB周辺装置2を認識する。
なお、以上のようなUSB通信制御部101の一連の認識処理を、以下、エニュメレーション処理と適宜称する。
USB通信制御部101はまた、後述するように、このエニュメレーション処理が正常に実行できたか否かを判断することで、即ち、USB周辺装置2から自己プロフィール情報が正常に送信されてきたか否かにより、USB周辺装置2の動作確認を行うことができる。
さらに、USB通信制御部101は、例えば、ユーザから所定の楽曲の再生が指示された場合(ユーザからの指示を入力するブロックは図示せず)、USB周辺装置2に記憶されているデータの中から、再生が指示された楽曲のデータや、その楽曲の関連情報のデータ等をUSBインタフェース31を介して取得(受信)し、主制御部102に提供する。
USB通信制御部101はさらにまた、電力供給部109から供給される電力を、USBインタフェース31を介してUSB周辺装置2に供給する(中継する)。
主制御部102は、携帯型情報処理装置3の全体を制御する。即ち、主制御部102には、ROMやRAM等で構成される内蔵メモリ110が設けられており、主制御部102(それに設けられている図示せぬCPU等)は、内蔵メモリ110に記録されているプログラムに従って各種の処理を実行する。
この主制御部102には、上述したUSB通信制御部101が接続されている他、SRAM(Static Random Access Memory)103、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)104、デコード部105、電圧設定部108、および、電力供給部109が接続されている。
SRAM103は、USB周辺装置2から提供された音声や楽曲のデータ(MPEG方式によりエンコードされたデータ)を記憶する。一方、EEPROM104は、携帯型情報処理装置3の状態(再生状態)を示す情報(データ)、例えば、現時点における、再生されている楽曲の情報や、出力音量(ボリューム)の情報等を記憶する。また、後述するように、EEPROM104には、電力供給部109の出力電圧の設定値(電圧設定部108により設定された、USB周辺装置2に対する電圧設定値等)が記憶されることもある。
デコード部105は、SRAM103から主制御部102を介して供給された音声や楽曲のデータ(MPEG方式によりエンコードされたデータ)をデコードし、デジタルの音声信号としてA/D変換部(Analog/Digital変換部)106に供給する。
A/D変換部106は、デコード部105から供給されたデジタルの音声信号をアナログの音声信号に変換し、音声出力部107に供給する。
音声出力部107は、スピーカやヘッドホン端子等として構成される(或いは、それらの組み合わせとして構成される)。音声出力部107がスピーカとして構成されている場合、音声出力部107は、A/D変換部106より供給されたアナログの音声信号を音声に変換して外部に出力する。一方、音声出力部107がヘッドホン端子として構成されている場合、音声出力部107は、A/D変換部106より供給されたアナログの音声信号を、それに接続されたヘッドホン等に出力する。
電圧設定部108は、電力供給部109が供給する電力の電圧の設定を行い、その設定結果(電圧設定値)を主制御部102に供給する。主制御部102は、電圧設定部108から供給された電圧設定値を電力供給部109に供給する。
すると、電力供給部109は、携帯型情報処理装置3に装着された電池111を入力電源として、携帯型情報処理装置3の各部のそれぞれに対して、電圧設定部108により設定された電圧(電圧設定部108より主制御部102を介して供給された電圧設定値の電圧)で給電する。なお、ここで言う電池111とは、いわゆる乾電池の他、充電可能なバッテリ等までを含む広義な電池を指す。
具体的には、例えば、電圧設定部108は、USB周辺装置2に対して供給する電力の電圧を、上述したように、1乃至5[V]の範囲で設定することができる。
即ち、電力供給部109は、USB周辺装置2に対して、電圧設定部108により設定された電圧(1乃至5[V]の範囲のうちの所定の値の電圧)で給電することができる。正確には、電力供給部109は、USB通信制御部101とUSBインタフェース31を介して、USB周辺装置2に電力を供給する。
なお、図4においては、携帯型情報処理装置3は、ポータブルオーディオ再生装置として構成しているが、USBホスト機能を有し、後述する給電処理を実行可能な携帯型情報処理装置(端末)であればその形態は図4の例に限定されない。具体的には、例えば、携帯型情報処理装置3は、録音も可能なポータブルオーディオ録音再生装置として構成することもできるし、ポータブルビデオ再生装置または録画再生装置としても構成することもできる。或いは、携帯型情報処理装置3は、携帯型電話機やPDA(Personal Digital Assistants)等で構成することもできる。
以上、携帯型情報処理装置3の構成例について説明した。次に、このような携帯型情報処理装置3の処理のうちの、USB周辺装置2に対する給電処理について説明する。
即ち、USB周辺装置2がUSBインタフェース31に最初に接続されたとき、電圧設定部108は、USB周辺装置2に対する電圧値の設定を順次変更する。このとき、電圧設定部108により電圧値の設定が変更される毎に、電力供給部109は、その時点で設定されている電圧値の電圧でUSB周辺装置2に給電し、また、USB通信制御部101は、上述したエニュメレーション処理(通信処理)を実行することで、USB周辺装置2の動作確認を行う。そして、電圧設定部108は、USB通信制御部101によりUSB周辺装置2の正常な動作が確認された時点で設定されていた1以上の電圧値のうちの最低値(USB周辺装置2が、エニュメレーション処理による自己プロフィール情報の送信を正常に実行可能な電圧値のうちの最低値)、またはその最低値に所定の値を加算した値を、USB周辺装置2に対して供給する電力の電圧値として正式に設定する。即ち、電力供給部109は、このようにして正式に設定された電圧値の電圧で、USB通信制御部101とUSBインタフェース31を介してUSB周辺装置2に給電する。
なお、本明細書において、正式に設定された電圧値(正式な電圧設定値)とは、携帯型情報処理装置3が後述するエニュメレーション処理の実行後に行う通常動作(例えば、後述するように、USB周辺装置2に記憶された各種データを通信により取得する動作等)時に、USB周辺装置2に対して供給する電力の電圧値を指す。
このようにして、携帯型情報処理装置3は、USB周辺装置2が最初に装着されると、そのUSB周辺装置2が正常に動作できる電圧範囲のうちの最低の電圧値(或いは、それに所定の値が加算された値)を正式に設定し、その電圧設定値の電圧でUSB周辺装置2に給電することができるので、USB電圧範囲で給電しているときと比較して(従来と比較して)、携帯型情報処理装置3の消費電力を大幅に低減させることが可能になる。即ち、電池111の寿命を従来と比較して延長させることが可能になる。
さらに、この正式に設定された電圧値は、例えば、EEPROM104等に記憶(登録)され、USB周辺装置2がUSBインタフェース31から取り外された後、再度接続されたとき、即ち、2回目以降に接続される毎に、EEPROM104等に記憶(登録)されているその電圧値が読み出され、USB周辺装置2に対して供給する電力の電圧値として再度設定される。
換言すると、正式に設定された電圧値(正式な電圧設定値)とは、EEPROM104等に登録(記録)される電圧値であるとも言える。即ち、後述するように、携帯型情報処理装置3が図5のフローチャートに従って給電処理を実行する場合、ステップS14の処理で設定され、ステップS15の処理でEEPROM104等に登録(記録)される電圧値が、正式に設定された電圧値(正式な電圧設定値)となる。そして、ステップS16の処理で、正式に設定された電圧値(正式な電圧設定値)でUSB周辺装置2に実際に給電されることになる。
このようにして、USB周辺装置2が2回目以降に接続された場合においても、携帯型情報処理装置3は、予め登録されていた電圧設定値の電圧でそのUSB周辺装置2に対して給電することができるので、USB電圧範囲で給電しているときと比較して(従来と比較して)、携帯型情報処理装置3の消費電力を大幅に低減させることが可能になる。即ち、電池111の寿命を従来と比較してさらに延長させることが可能になる。
以上、USB周辺装置2に対する給電処理の概略について説明したが、その詳細例が、図5のフローチャートに示されている。そこで、以下、図5のフローチャートを参照して、図4の携帯型情報処理装置3の処理のうちの、USB周辺装置2に対する給電処理の詳細例について説明する。
はじめに、ステップS1において、図4のUSB通信制御部101は、USB周辺装置2が(USBインタフェース31に)装着されたか否かを判定する。
ステップS1において、USB周辺装置2が装着されていないと判定された場合、処理はステップS1に戻され、USB周辺装置2が装着されたか否かが再度判定される。即ち、USB通信制御部101は、USBインタフェース31にUSB周辺装置2が接続(装着)されることを常時監視している。
例えば、いま、図3に示される構成であって、動作電圧が3.3[V]の(出力電圧が3.3[V]の降圧部83を備える)USB周辺装置2が、携帯型情報処理装置3のUSBインタフェース31に接続(装着)されたとする。
この場合、USB通信制御部101は、ステップS1において、USB周辺装置2が装着されたと判定し、そのことを主制御部102を介して電圧設定部108に通知する。
すると、ステップS2において、電圧設定部108は、USB周辺装置2に対する電圧(電力供給部109がUSB周辺装置2に供給する電力の電圧設定値)を5[V]に初期設定する。
ステップS3において、電力供給部109は、USB周辺装置2に対して、5[V]での給電を開始する。即ち、電力供給部109から出力された電力(5[V]の電圧)は、USB通信制御部101およびUSBインタフェース31を介してUSB周辺装置2に供給される。
ステップS4において、電圧設定部108は、補正値Nを1に設定する(N←1)。
ステップS5において、USB通信制御部101は、USBインタフェース31を介してUSB周辺装置2と通信を行う(それを制御する)。そして、ステップS6において、USB通信制御部101は、通信は正常に行われたか否かを判定する。即ち、ステップS6において、USB周辺装置2の動作確認が行われる。
このステップS5の処理内容(通信内容)は特に限定されないが、ここでは、例えば、上述した、エニュメレーション処理であるとする。
即ち、ステップS5において、USB通信制御部101は、上述したように、USB周辺装置2の自己プロフィール情報、即ち、PIDやVID等の取得要求を発行し、それをUSBインタフェース31を介してUSB周辺装置2に送信する。
USB周辺装置2が正常に動作してない場合、USB周辺装置2から自己プロフィール情報が送信されてこないので、その様な場合、USB通信制御部101は、ステップS6において、通信は失敗した(正常に行われていない)と判定し、即ち、USB周辺装置2の動作保証ができないと判定し、処理をステップS13に進める。なお、ステップS13以降の処理については後述する。
これに対して、USB周辺装置2が正常に動作している場合、上述したように、USB周辺装置2から自己プロフィール情報が送信されてくるので、その様な場合、USB通信制御部101は、ステップS6において、その自己プロフィール情報をUSBインタフェース31を介して取得(受信)して、USB周辺装置2を認識することで、通信は正常に行われたと判定する。即ち、USB周辺装置2の動作保証ができると判定される。
そして、ステップS7において、USB通信制御部101は、現在装着されているUSB周辺装置2は、以前に装着されたUSB周辺装置であるか否かを判定する。
即ち、本実施の形態においては、携帯型情報処理装置3は、USB周辺装置2が装着される毎に、そのUSB周辺装置2の自己プロフィール情報(PIDやVID等)と、そのときに正式に設定された電圧値(電圧設定値)とを関連付けて内蔵メモリ(例えば、EEPROM104)に登録(記憶)する(後述するステップS15の処理参照)。従って、ステップS7において、USB通信制御部101は、直前のステップS5の通信処理で取得されたPIDやVIDが、登録済みであるか否か(EEPROM104等に既に記憶されているか否か)を判定することで、以前に装着されたUSB周辺装置2であるか否かを判定する。
従って、直前のステップS5の通信処理で取得されたPIDやVIDが、EEPROM104等に既に記憶されている場合、ステップS7において、以前に装着されたUSB周辺装置2であると判定され、処理はステップS11に進められる。
即ち、ステップS11において、電圧設定部108は、現在装着されているUSB周辺装置2に対する電圧を、以前の電圧設定値に設定する。以前の電圧設定値とは、上述したEEPROM104等に登録(記憶)されている電圧設定値であって、現在装着されているUSB周辺装置2が最初に装着されたとき(過去)に実行された給電処理における、後述するステップS15の処理で登録(記憶)された電圧設定値を指す。
次に、ステップS12において、電力供給部109は、USB周辺装置2に対して、ステップS11の処理で設定された電圧値での給電を開始する。即ち、電力供給部109から出力された電力(電圧設定値の電圧)は、USB通信制御部101およびUSBインタフェース31を介してUSB周辺装置2に供給される。これにより、USB周辺装置2に対する給電処理は終了となる。
これに対して、直前のステップS5の通信処理で取得されたPIDやVIDが、EEPROM104等にまだ登録(記憶)されていない場合、ステップS7において、初めて装着されたUSB周辺装置2である(以前に装着されたUSB周辺装置2ではない)と判定され、処理はステップS8に進められる。
即ち、ステップS8において、電圧設定部108は、現在装着されているUSB周辺装置2に対する電圧を、5−0.1N[V]に設定する。具体的には、例えば、いまの場合、N=1とされているので、4.9(=5-0.1×1)[V]に設定される。
すると、ステップS9において、電力供給部109は、USB周辺装置2に対して、ステップS8の処理で設定された電圧値(いまの場合、4.9[V])での給電を開始する。即ち、電力供給部109から出力された電力(電圧設定値の電圧)は、USB通信制御部101およびUSBインタフェース31を介してUSB周辺装置2に供給される。
そして、ステップ10において、電圧設定部108は、補正値Nを更新する(N←N+1)。即ち、例えば、いまの場合、補正値Nは2に更新される。
その後、処理はステップS5に戻され、それ以降の処理が繰り返される。
即ち、例えば、いまの場合、ステップS5の処理で、4.9[V]での給電が行われているUSB周辺装置2との通信処理(エニュメレーション処理)が行われる。このとき、USB周辺装置2自体に異常が発生していなければ、USB周辺装置2は、4.9[V]での給電で正常に動作するので、自己プロフィール情報(PIDやVID)を携帯型情報処理装置3に再度送信してくることになる。
そこで、携帯型情報処理装置3は、ステップS6の処理で、その自己プロフィール情報(PIDやVID)を受信し認識することで、通信は正常に行われたと判定する。
次に、ステップS7の処理で、以前に装着されたUSB周辺装置2ではないと判定された後、今度は、ステップS8とS9の処理で、USB周辺装置2に対して、4.8(=5-0.1×2)[V]での給電が開始され、ステップS10の処理で、補正値Nが3に更新される(N←2+1)。そして、処理は再びステップS5に戻され、それ以降の処理が再度繰り返される。
即ち、ステップS5乃至S10の一連の処理が繰り返し実行されることで、USB周辺装置2に印加される電圧(図3の降圧部83の入力電圧)の電圧値が5[V]から0.1[V]ずつ減少していき、電圧値が減少する毎に、USB周辺装置2との通信処理(エニュメレーション処理)が行われ、その通信処理が正常に行われたか否か、即ち、USB周辺装置2の動作保証が出来るか否かが判定される。
ところで、いまの場合、上述したように、3.3[V]で動作する図3の構成のUSB周辺装置2が装着されている。このUSB周辺装置2は、上述したように、その入力電圧(即ち、携帯型情報処理装置3から供給される電力の電圧)が3.5[V]以上であれば、正常に動作する。即ち、携帯型情報処理装置3との通信処理(エニュメレーション処理)は正常に行われる。
従って、いまの場合、USB周辺装置2に印加される電圧の電圧値が3.5[V]に減少するまでは、上述したステップS5乃至S10の処理が繰り返し実行されることになる。
そして、3.5[V]での給電が開始された直後(ステップS9の処理の直後)におけるステップS10の処理で、補正値Nが16に更新され、処理がステップS5に戻されると、それ以降、次のような処理が実行される。
即ち、補正値Nが16に更新された直後(ステップS10の処理の直後)におけるステップS5の処理の時点では、USB周辺装置2に印加されている電圧の電圧値は3.5[V]のままであるので、USB周辺装置2はまだ正常に動作している(携帯型情報処理装置3と正常に通信を行うことができる状態である)。従って、次のステップS6の処理で、通信は正常に行われたと判定され、ステップS7の処理で、以前に装着されたUSB周辺装置ではないと判定された後、ステップS8とS9の処理で、今度は、USB周辺装置2に対して、3.4(=5-0.1×16)[V]での給電が開始され、ステップS10の処理で、補正値Nが17に更新される(N←16+1)。
即ち、USB周辺装置2の入力電圧(携帯型情報処理装置3から供給される電力の電圧)が、正常に動作できる範囲(3.5[V]以上)を下回ることになり、USB周辺装置2は、携帯型情報処理装置3との通信処理(エニュメレーション処理)を正常に行えなくなる。
従って、携帯型情報処理装置3は、ステップS10の処理で、補正値Nを17に更新した(N←16+1)直後に、ステップS5の処理で、USB周辺装置2と通信を行っても、正常な通信を行うことができなくなる(USB周辺装置2から自己プロフィール情報が送信されてこなくなる)。
そこで、携帯型情報処理装置3は、次のステップS6において、通信は正常に行われていないと判定し、ステップS13において、USB周辺装置2に対する電圧設定は5[V]のままであるか否かを判定する。
なお、ステップS13の判定処理は、USB周辺装置2自体の異常の確認(判定)処理である。即ち、USB周辺装置2が接続された直後においては、上述したように、そのUSB周辺装置2に対して5[V]での給電が行われる(USB電圧範囲での給電が行われる)。従って、USB周辺装置2自体が正常であれば(異常が発生していなければ)、その種類によらず、通信処理(エニュメレーション処理)も正常に行われるはずである。
換言すると、5[V]での給電が行われている状態(USB電圧範囲での給電が行われている状態)で、通信が正常に行われないことは(ステップS6において、通信は正常に行われていないと判定されることは)、USB周辺装置2自体に異常が発生している(その可能性が大きい)ことを意味する。
そこで、携帯型情報処理装置3は、次のステップS13の処理で、USB周辺装置2に対する電圧設定は5[V]のままであるか否かを判定し、USB周辺装置2に対する電圧設定は5[V]のままであると判定した場合には、ステップS17において、所定のエラー処理を実行した後、USB周辺装置2に対する給電処理を終了させるのである。
一方、いまの場合、USB周辺装置2が正常な動作を行うことが不可能な電圧(3.5[V]未満の電圧)が、あえて携帯型情報処理装置3から印加された結果として、ステップS6において、通信は正常に行われていないと判定されている。従って、次のステップS13において、USB周辺装置2に対する電圧設定は5[V]のままではないと判定され、処理はステップS14に進められる。
即ち、ステップS14において、電圧設定部108は、現在装着されているUSB周辺装置2に対する電圧を、5−0.1(N-2)[V]に設定する。具体的には、例えば、いまの場合、N=17とされているので、3.5{=5-0.1×(17-2)}[V]に設定される。
そして、ステップS15において、電圧設定部108は、ステップS14の処理で設定された電圧値を、(現在装着されている)そのUSB周辺装置2の正式な電圧設定値として、主制御部102を介してEEPROM104等に登録する(記憶させる)。即ち、ステップS14の処理で設定された電圧値(正式な電圧設定値)と、ステップS5の通信処理で取得されたUSB周辺装置2の自己プロフィール情報(PIDやVID等)とが関連付けられて、EEPROM104等に記憶される。
ステップS16において、電力供給部109は、USB周辺装置2に対して、ステップS14の処理で正式に設定された電圧値(いまの場合、3.5[V])での給電を開始する。即ち、電力供給部109から出力された電力(正式な電圧設定値の電圧)は、USB通信制御部101およびUSBインタフェース31を介してUSB周辺装置2に供給される。これにより、給電処理は終了となる。
このようにして、携帯型情報処理装置3は、USB周辺装置2が最初に装着されると、そのUSB周辺装置2が正常に動作できる電圧範囲(いまの場合、3.5[V]以上)のうちの最低の電圧値(いまの場合、3.5[V])を設定し、その電圧設定値でUSB周辺装置2に給電することができるので、USB電圧範囲で給電しているときと比較して(従来と比較して)、携帯型情報処理装置3の消費電力を大幅に低減させることが可能になる。
なお、このとき、USB周辺装置2の動作をより保証するために、そのUSB周辺装置2が正常に動作できる電圧範囲(いまの場合、3.5[V]以上)のうちの最低値(いまの場合、3.5[V])に対して、所定の猶予値α(例えば、α=0.2)を加算した値を、正式な電圧設定値として使用してもよい。即ち、ステップS14の処理を「USB周辺装置に対する電圧を5-0.1(N-2)+α[V]に設定する」という処理に変更してもよい。
また、携帯型情報処理装置3は、USB周辺装置2が最初に装着されたとき、そのUSB周辺装置2の正式な電圧設定値を登録する(記憶する)ので、そのUSB周辺装置2が次に装着されたとき、登録された正式な電圧設定値を直ちに読み出し(ステップS5乃至S10のループ処理を繰り返し実行することなく)、その正式な電圧設定値でUSB周辺装置2に給電することができる。
即ち、そのUSB周辺装置2が2回目以降に接続された場合においても、携帯型情報処理装置3は、予め登録されていた正式な電圧設定値(いまの場合、3.5[V])の電圧でそのUSB周辺装置2に対して給電することができるので、USB電圧範囲で給電しているときと比較して(従来と比較して)、携帯型情報処理装置3の消費電力を大幅に低減させることが可能になる。
ところで、USB周辺装置2が最初に装着されたときに、その正式な電圧設定値を決定する処理(ステップ5乃至S10のループ処理)は、図5の例では、5[V]から0.1[V]刻みに電圧設定値を減少させていく処理とされたが、この処理に限定されない。
例えば、電圧値の刻み幅は、0.1[V]に限定されず、任意の刻み幅とすることができる。この場合、例えば、刻み幅をwと記述すると、ステップS8の処理を「USB周辺装置に対する電圧を5−w*N[V]に設定する」という処理に単に変更し、刻み幅wとして任意の値を設定すればよい。
また、1[V]から所定の刻み幅w毎に電圧設定値を増加させていく処理としてもよい。この場合の処理の詳細については、特に図示はしないが、その概略は例えば次の通りとなる。
即ち、携帯型情報処理装置3は、1[V]から所定の刻み幅w毎に電圧設定値を増加させていく。このとき、携帯型情報処理装置3は、電圧設定値が刻み幅wだけ増加する毎に、その時点での電圧設定値の電圧でUSB周辺装置2に給電し、USB周辺装置2との通信処理(エニミュレーション処理)を試みる。そして、携帯型情報処理装置3は、この試みに成功するまで、即ち、USB周辺装置2から自己プロフィール情報(PIDやVID等)が正常に送信されてくるまで、電圧設定値を増加させ続け、この試みが最初に成功した時点(自己プロフィールが最初に正常送信されてきた時点)における電圧設定値(或いは、その電圧設定値に対して所定の猶予値αを加算した値)を、正式な電圧設定値として登録する、といった処理を実行することもできる。
さらに、電圧設定値の減少量または増減量は、常に一定量(刻み幅w)である必要は無く、任意な量とすることができる。この場合、例えば、携帯型情報処理装置3は、図6に示されるようなテーブルを予め保持しておき、ステップS8に対応する処理(そのタイミングで実行する処理)として、「保持されているテーブル(図6)を参照して、USB周辺装置に対する電圧を設定する」といった処理を実行すればよい。この場合、図6に示されるように、電圧設定値が、4.0[V]、3.5[V]、3.0[V]、2.7[V]といった順番で順次減少していくことになり、これらの値のうちの何れか(或いは、その値に対して所定の猶予値αを加算した値)が正式な電圧設定値として登録される。
また、本発明が適用される情報処理装置は、上述したUSBインタフェース31を有する携帯型情報処理装置3に限定されず、様々な形態を取ることが可能である。
即ち、本発明が適用される情報処理装置は、他の情報処理装置が接続される接続手段と、接続手段に接続された他の情報処理装置の動作確認を行う確認手段と、接続手段に接続された他の情報処理装置に対して電力を供給する電力供給手段と、電力供給手段から、接続手段に接続された他の情報処理装置に対して供給される電力の電圧値を設定する設定手段とを少なくとも有し、かつ、他の情報処理装置が接続手段に最初に接続されたとき、設定手段は、他の情報処理装置に対する電圧値の設定を順次変更し、設定手段により電圧値の設定が変更される毎に、電力供給手段は、その時点で設定されている電圧値の電圧で他の情報処理装置に電力を供給し、確認手段は、他の情報処理装置の動作確認を行い、設定手段は、確認手段により他の情報処理装置の正常な動作が確認された時点で設定されていた1以上の電圧値のうちの最低値、またはその最低値に所定の値を加算した値を、他の情報処理装置に対して供給する電力の電圧値として正式に設定することができれば、その形態は特に限定されない。
ただし、設定手段により正式に設定された電圧値を記憶する記憶手段をさらに設け、設定手段は、他の情報処理装置が接続手段から取り外された後、再度接続されたとき、記憶手段に記憶されているその電圧値を、他の情報処理装置に対して供給する電力の電圧値として設定することが可能な情報処理装置であるとさらによい。
換言すると、図1等に示されるように、接続手段がUSBインタフェース31であって、そのUSBインタフェース31に接続される他の情報処理装置がUSB周辺装置2である場合における、本発明が適用される情報処理装置の一実施の形態が、上述した図4に示されるような携帯型情報処理装置3である。
従って、その他、図示はしないが、例えば、他の情報処理装置として、メモリースティック(商標)を利用することで、本発明が適用される情報処理装置は、そのメモリスティックに記憶されたデータを利用する情報処理装置として構成することができる。即ち、接続手段として、メモリスティックを装着する装着部を有する情報処理装置として構成することができる。
なお、メモリスティックとは、本願出願人であるソニー株式会社によって開発されたフラッシュメモリカードの一種である。このメモリスティックは、縦21.5×横50×厚さ2.8[mm]の小型薄型形状のプラスチックケース内に電気的に書換えや消去が可能な不揮発性メモリであるEEPROMの一種であるフラッシュメモリ素子を格納したものであり、10ピン端子を介して、画像や音声、音楽等の各種データの書き込み及び読み出しが可能となっている。また、このメモリスティックには、データ制御用のコントローラも格納されている。
ただし、本発明の目的を考慮した場合、即ち、情報処理装置自身の省電力の効果を考慮した場合、本発明が適用される情報処理装置は、上述した本実施の形態(接続手段として、5[V]といった高い電圧での使用が決められているUSB規格に準拠したUSBインタフェース31を有する携帯型情報処理装置3)のように構成した方が好適である。
ところで、上述した一連の処理をソフトウエアにより実行させる場合には、そのソフトウエアを構成するプログラムが、ネットワークや記録媒体からインストールされる。
この記録媒体は、図2乃至図4に示されるように、装置本体とは別に、ユーザにプログラムを配信するために配布される、プログラムが記録されている磁気ディスク(フロッピディスクを含む)、光ディス(CD-ROM(Compact Disk-Read Only Memory),DVD(Digital Versatile Disk)を含む)、光磁気ディスク(MD(Mini-Disk)を含む)、もしくは半導体メモリなどよりなるリムーバブル記録媒体61(図2)により構成されるだけでなく、装置本体に予め組み込まれた状態でユーザに配信される、プログラムが記録されているROM52(図5)や内蔵メモリ(図4の内蔵メモリ110および図3の制御部81に含まれる図示せぬ内蔵メモリ)や、記憶部58(図2)等に含まれるハードディスクなどで構成される。
なお、上述した一連の処理は必要に応じて、適宜ハードウエアに実行させてもよい。
また、本明細書において、記録媒体に記録されるプログラムを記述するステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
また、本明細書において、システムとは、複数の装置により構成される装置全体を表すものである。
本発明が適用される情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 図1の情報処理システムの据置型情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 図1の情報処理システムのUSB周辺装置の構成例を示すブロック図である。 図1の情報処理システムの携帯型情報処理装置の構成例を示すブロック図である。 図1の情報処理システムの携帯型情報処理装置(図4)が実行する処理のうちの、USB周辺装置(図1と図3)に対する給電処理を説明するフローチャートである。 USB周辺装置の電圧の他の設定手法(図5の例とは異なる手法)で利用されるテーブルの例を示す図である。
符号の説明
1 据置型情報処理装置, 2 USB周辺装置, 3 携帯型情報処理装置, 11,21,31 USBインタフェース, 101 USB通信制御部, 102 主制御部, 103 SRAM, 104 EEPROM, 105 デコード部, 106 A/D変換部, 107 音声出力部, 108 電圧設定部, 109 電力供給部, 110 内蔵メモリ

Claims (5)

  1. 他の情報処理装置が接続される接続手段と、
    前記接続手段に接続された前記他の情報処理装置の動作確認を行う確認手段と、
    前記接続手段に接続された前記他の情報処理装置に対して電力を供給する電力供給手段と、
    前記電力供給手段から、前記接続手段に接続された前記他の情報処理装置に対して供給される電力の電圧値を設定する設定手段と
    を備え、
    前記他の情報処理装置が前記接続手段に最初に接続されたとき、前記設定手段は、前記他の情報処理装置に対する電圧値の設定を順次変更し、
    前記設定手段により電圧値の設定が変更される毎に、前記電力供給手段は、その時点で設定されている電圧値の電圧で前記他の情報処理装置に電力を供給し、前記確認手段は、前記他の情報処理装置の動作確認を行い、
    前記設定手段は、前記確認手段により前記他の情報処理装置の正常な動作が確認された時点で設定されていた1以上の前記電圧値のうちの最低値、またはその最低値に所定の値を加算した値を、前記他の情報処理装置に対して供給する電力の電圧値として正式に設定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  2. 前記設定手段により正式に設定された前記電圧値を記憶する記憶手段をさらに備え、
    前記設定手段は、前記他の情報処理装置が前記接続手段から取り外された後、再度接続されたとき、前記記憶手段に記憶されている前記電圧値を、前記他の情報処理装置に対して供給する電力の電圧値として設定する
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記接続手段は、USB(Universal Serial Bus)インタフェースであり、前記他の情報処理装置は、前記USBインタフェースに接続可能なUSB周辺装置である
    ことを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 他の情報処理装置が接続される接続手段と、
    前記接続手段に接続された前記他の情報処理装置の動作確認を行う確認手段と、
    前記接続手段に接続された前記他の情報処理装置に対して電力を供給する電力供給手段と、
    前記電力供給手段から、前記接続手段に接続された前記他の情報処理装置に対して供給される電力の電圧値を設定する設定手段と
    を備える情報処理装置の情報処理方法において、
    前記他の情報処理装置が前記接続手段に最初に接続されたとき、前記他の情報処理装置に対する電圧値の設定を順次変更する第1の設定ステップと、
    前記第1の設定ステップの処理により電圧値の設定が変更される毎に、前記電力供給手段に対して、その時点で設定されている電圧値の電圧で前記他の情報処理装置に電力を供給させる制御と、前記確認手段に対して、前記他の情報処理装置の動作確認を行わせる制御を行う制御ステップと、
    前記確認手段により前記他の情報処理装置の正常な動作が確認された時点で前記第1の設定ステップの処理により設定されていた1以上の前記電圧値のうちの最低値、またはその最低値に所定の値を加算した値を、前記他の情報処理装置に対して供給する電力の電圧値として正式に設定する第2の設定ステップと
    を含むことを特徴とする情報処理方法。
  5. 拡張装置が接続される接続手段と、
    前記接続手段に接続された前記拡張装置の動作確認を行う確認手段と、
    前記接続手段に接続された前記拡張装置に対して電力を供給する電力供給手段と、
    前記電力供給手段から、前記接続手段に接続された前記拡張装置に対して供給される電力の電圧値を設定する設定手段と
    を備える主装置を制御するコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記拡張装置が前記接続手段に最初に接続されたとき、前記拡張装置に対する電圧値の設定を順次変更する第1の設定ステップと、
    前記第1の設定ステップの処理により電圧値の設定が変更される毎に、前記電力供給手段に対して、その時点で設定されている電圧値の電圧で前記拡張装置に電力を供給させる制御と、前記確認手段に対して、前記拡張装置の動作確認を行わせる制御を行う制御ステップと、
    前記確認手段により前記拡張装置の正常な動作が確認された時点で前記第1の設定ステップの処理により設定されていた1以上の前記電圧値のうちの最低値、またはその最低値に所定の値を加算した値を、前記拡張装置に対して供給する電力の電圧値として正式に設定する第2の設定ステップと
    を含むことを特徴とするプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2020080614A (ja) * 2018-11-13 2020-05-28 富士通クライアントコンピューティング株式会社 電力制御装置およびプログラム

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