JP2005215322A - 撮像システム、発光システム、およびこれらを備えた電子機器 - Google Patents

撮像システム、発光システム、およびこれらを備えた電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】 フラッシュ撮像時の被写体の正確な照度や撮像画像品質などを考慮してフラッシュの発光光度を適切に制御することができる撮像システム、音に反応して発光パターンを変化させることができる発光システム、およびこれらを備えた電子機器を提供する。
【解決手段】 撮像システムはRGB−LED14とRGB−LEDドライバIC13とCCD11とCPU12とを備えており、フラッシュ撮影する場合、RGB−LED14の仮発光時に発光光度を徐々に変化させてそのときの被写体の照度変化をCCD11で検出し、被写体の照度や撮像画質が最適になる発光光度をCPU12により求めて、その発光光度で実際の撮像時に本発光させる。発光システムはRGB−LED14とRGB−LEDドライバIC13とマイクとCPUとを備えており、マイクから入力される音に応じてRGB−LED14の発光パターンを制御する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、CCDなどによる被写体撮像時にフラッシュ用LEDの発光光度を適切に制御して最適な照度で撮像を行うことができる撮像システム、音に反応してカラー発光可能な発光システム、およびこれらを備えた電子機器に関する。
CCDなどによる被写体撮像において、夜間又は昼間の撮像環境の照度不足時にフラッシュ撮像する場合には、撮像環境下の照度不足に対して最適な照度で撮像する必要がある。従来のフラッシュ撮像は、距離とフラッシュのガイドナンバーにより、カメラ側で露出やシャッター速度を計算で決めており、予測された数値に基づいて撮像されていた。
このようなフラッシュ撮像では、被写体の反射率が標準反射率であることを前提として適切な撮像を行おうとするものであり、実際の被写体の反射率が標準反射率から異なっていると露出の過不足などが生じることがあった。また、距離情報を得るために測距装置が必要とされるため、撮像装置全体の構成が大きくなりがちであった。
そこで、被写体距離に応じてフラッシュ(ストロボ)撮影時の露光量を制御するための構成の簡略化を図った撮像装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
この撮像装置は、被写体を照明するための発光部と、静止画撮影を指示するレリーズスイッチと、被写体の輝度を検出する測光部と、上記測光部の出力に基づき静止画撮影時の露光量を制御する露光制御部と、上記発光部が発光した際の上記測光部の出力と上記発光部が非発光の際の上記測光部の出力とに基づき上記静止画撮影時の上記発光部の光量を制御する制御部とを含むことを特徴とするものである。このような構成によれば、静止画撮影時の露光量制御用の測光部の出力に基づき被写体距離に応じてストロボ撮影時の露光量を制御することができる。つまり、発光部が発光した際の測光部の出力と発光部が非発光の際の測光部の出力とに基づいて求まる被写体距離に応じた情報に基づき静止画撮影時の発光部の光量を制御可能となるため、構成の簡略化が図れる。
一方、携帯電話や通信機器などの電子機器では、フルカラー発光可能なLEDを有する発光システムを備えるものが増えてきており、その発光システムによって多様な発光パターンを実現できる通信機器も提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
この通信機器は、フルカラー発光可能なLED部と、発光のパターンを設定する発光パターン設定手段と、LEDを発光させるための制御信号を発生する制御信号発生手段を有し、上記発光パターンは、複数のタイムスロットから構成され、上記発光パターン設定手段において各タイムスロットでは、発光可能な色もしくは無発光を選択設定でき、上記制御信号によりLED発光が指示された場合には、上記の如く設定された各タイムスロットの設定内容に従ってLEDを発光させることを特徴とするものである。
特開2003−179808号公報 特開2003−198679号公報
しかしながら、上述の特許文献1で提案されている従来技術では、測距装置が必要とされないために撮像装置の構成の簡略化は図れるとともに、実際の被写体の反射率の影響も受けにくいものの、発光部によって実際に照明されているときの被写体の正確な照度やコントラストなどの撮像画像品質を考慮して発光部の光量あるいは光度を制御するものではない。そのため、撮像画像品質が適切でない場合には、画像内に白とびや黒つぶれなどが生じることがある。例えば、接写を行う場合、被写体の反射率が高いと白とびが起こりやすく、期待通りの撮像結果が得られないこともあった。特に最近、名刺等に2次元バーコードを印刷し、これを携帯電話で読み込むことにより名刺の管理を行うシステムが普及しつつあるが、名刺は一般的に反射率が高く、白とびを起こして読み取りがうまくいかないことがあった。
また、バーコードには見栄えを良くするために色をつけてカラーバーコードとしたものもある。このようなカラーバーコードを正確に読み取るには、光源にその色の成分が含まれている必要があるが、フラッシュがLEDと蛍光体の組み合わせで構成された擬似白色光源である場合、読み取りに支障が生じることがある。例えば、青色LED(波長460nm)による青色光とCe付活YAG蛍光体による黄色光との組み合わせによる擬似白色光源は、光度だけで考えると最も望ましいが、緑色の成分が少なく、赤色の成分も殆んど無いため、そのような色を多く含む色が正しく撮影できないという問題があった。また、フラッシュに赤色・緑色・青色の各発光素子を内蔵した白色LEDを使っている場合、カラーバーコードの色によっては、各発光素子の発光光度を同一にした白色光における撮像で最良の結果が得られるとは限らない。しかしながら、各発光素子の発光光度を独立して調整することにより撮像画像品質を向上させるような技術は、これまで提案されていなかった。
一方、上述の特許文献2で提案されている従来技術では、着信時に発信者あるいは発信者のグループに応じて発光パターンを変えたり、通信以外の機能についてもそれぞれ発光パターンを変えたりすることは可能である。しかしながら、周囲の音などに反応して発光パターンを変えることはできなかった。
従来技術のこのような課題に鑑み、本発明の目的は、フラッシュ撮像時の被写体の正確な照度や撮像画像品質などを考慮してフラッシュの発光光度を適切に制御することができる撮像システム、音に反応して発光パターンを変化させることができる発光システム、およびこれらを備えた電子機器を提供することである。
上記目的を達成するため、本発明の撮像システムは、被写体を照明する発光手段と、前記発光手段を駆動する駆動手段と、被写体を撮像するとともに、前記発光手段によって照明される被写体の照度を検出可能な撮像素子と、被写体を前記発光手段によって照明して撮像する場合、前記発光手段の仮発光中に発光光度が変化するように前記駆動手段に対して指令するとともに、前記発光手段の仮発光中に前記撮像素子によって検出される被写体の照度変化に基づいて前記発光手段の本発光時の発光光度を定め、定められた発光光度で前記発光手段が本発光するように前記駆動手段に対して指令する演算処理手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、本発明の撮像システムによる撮像では、被写体を発光手段によって照明して撮像する場合、実際の撮像前にまず発光手段を発光(仮発光)させ、そのときの撮像データや被写体の照度などに基づいて適切な発光光度を決め、決められた発光光度でその後の実際の撮像(本撮像)時に発光手段を発光(本発光)させることを基本としている。
また、発光手段としては、被写体照明のための白色光を照射できるものであればよく、例えば、赤色に発光する赤色発光素子と緑色に発光する緑色発光素子と青色に発光する青色発光素子とを有するものであれば、それらの発光を組み合わせればよい。発光手段として具体的にはLEDが挙げられる。例えば、赤色LEDと緑色LEDと青色LEDとの組み合わせや、赤色・緑色・青色にそれぞれ発光するLEDチップを1パッケージに内蔵した白色LED、LEDチップと蛍光体を組み合わせた疑似白色LEDなどであってもよいが、これらに限るものではない。駆動手段としては、ドライバICや駆動回路などが挙げられるが、これらに限るものではない。撮像素子としては、例えば、CCDやCMOSセンサなどが挙げられるが、これらに限るものではない。演算処理手段としては、例えば、CPUなどが挙げられるが、これに限るものではない。
この発明の撮像システムによれば、被写体を照明する発光手段によって実際に被写体を照明するとともに発光手段の発光光度を変えながら被写体の照度を検出し、検出される被写体の照度変化に基づいて発光手段の発光光度の調整を行うことができる。これにより、発光手段の発光光度を撮像素子にとって適切にすることができるので、良好な撮像結果を得ることが可能になる。
また、本発明の撮像システムにおいて、前記演算処理手段は、被写体を前記発光手段によって照明して撮像する場合、前記発光手段の仮発光中に発光光度が変化するように前記駆動手段に対して指令するとともに、前記発光手段の仮発光中に前記撮像素子によって検出される被写体の照度が所定条件になった時点の前記発光手段の発光光度を本発光時の発光光度と定めることを特徴としてもよい。
ここで、所定条件とは、例えば、前記撮像素子の画素毎の受光量合計が、前記撮像素子について予め決められている最適値に合致することであるが、これに限るものではない。
この発明の撮像システムによれば、被写体を照明する発光手段によって実際に被写体を照明するとともに発光手段の発光光度を変えながら被写体の照度を検出し、検出される被写体の照度が最適となるように発光手段の発光光度の調整を行うことができる。これにより、発光手段の発光光度を撮像素子にとって最適にすることができるので、より良好な撮像結果を得ることが可能になる。
また、本発明の撮像システムにおいて、前記演算処理手段は、被写体を前記発光手段によって照明して撮像する場合、前記発光手段の仮発光中に発光光度が段階的に変化しながらパルス発光するように前記駆動手段に対して指令するとともに、前記発光手段の仮発光中のパルス発光毎に前記撮像素子によって検出される被写体の照度を求め、求められたそれぞれの照度のうちから最適な照度に対応しているパルス発光時の前記発光手段の発光光度を本発光時の発光光度と定めることを特徴としてもよい。
この発明の撮像システムによれば、仮発光中に発光手段の発光光度を調整する際、発光手段を連続的に発光させるのではなく、パルス発光させる。これにより、仮発光に要する消費電力を少なくしながら、発光手段の発光光度を適切にして良好な撮像結果を得ることが可能になる。
また、本発明の撮像システムにおいて、前記演算処理手段は、被写体を前記発光手段によって照明して撮像する場合、前記発光手段の仮発光中に発光光度が段階的に変化しながらパルス発光するように前記駆動手段に対して指令するとともに、前記発光手段の仮発光中のパルス発光毎に前記撮像素子によって撮像される撮像画像の品質を評価し、評価されたそれぞれの撮像画像のうちから最良品質の撮像画像に対応しているパルス発光時の前記発光手段の発光光度を本発光時の発光光度と定めることを特徴としてもよい。あるいは前記演算処理手段は、被写体を前記発光手段によって照明して撮像する場合、前記発光手段の仮発光中に発光光度が段階的に変化しながらパルス発光するように前記駆動手段に対して指令するとともに、前記発光手段の仮発光中のパルス発光毎に前記撮像素子によって撮像される撮像画像の品質を評価し、評価された撮像画像の品質が所定基準以上であれば、そのパルス発光時以降の前記駆動手段に対するパルス発光の指令を中止するとともに、そのパルス発光時の撮像画像を本撮像の撮像画像とすることを特徴としてもよい。
ここで、撮像画像の品質とは、例えば画像のコントラストが挙げられるが、これに限るものではない。
この発明の撮像システムによれば、仮発光中に発光手段の発光光度を調整する際に、撮像画像の品質を評価しており、撮像画像の品質が最良となるように発光手段の発光光度を調整している。これにより、単に照度が適切な画像ではなく、画像の種類などに応じた最適な画像品質の撮像結果を得ることが可能となる。なお、仮発光中の発光手段の発光光度を調整する際、所定基準以上の撮像画質の品質が得られる発光光度がわかった時点でそれ以降のパルス発光を中止し、そのパルス発光時の撮像画像を本撮像の撮像画像とすれば、良好な画像品質の撮像結果を迅速に得ることができるとともに、発光手段のパルス発光回数を減らすことが可能になる。
また、本発明の撮像システムにおいて、前記演算処理手段は、前記発光手段の仮発光中に発光光度が段階的に変化しながらパルス発光するように前記駆動手段に対して指令する際に、前記発光手段の赤色発光と緑色発光と青色発光とが色毎に発光光度が変化するように指令することを特徴としてもよい。
この発明の撮像システムによれば、各色の発光光度の組み合わせの中で撮像画像の品質が最良となる組み合わせで発光手段を発光させて撮像を行うことができる。これにより、被写体の色彩構成に依存することなく、常に良好な画像品質の撮像結果を得ることが可能となる。
あるいは、上記目的を達成するため、本発明の発光システムは、異なる色に発光する複数の発光素子を有する発光手段と、前記発光手段を駆動する駆動手段と、音を検出する音検出手段と、前記音検出手段によって検出される音に基づいて前記発光手段の各発光素子の発光パターンおよび発光光度を定め、定められた発光パターンおよび発光光度で前記発光手段が発光するように、前記駆動手段に対して指令を行う演算処理手段とを備えたことを特徴とする。
ここで、発光手段としては、複数色の光を照射できるものであればよく、例えば、赤色に発光する赤色発光素子と緑色に発光する緑色発光素子と青色に発光する青色発光素子とを有するものであれば、それらの発光を組み合わせればよい。発光手段として具体的にはLEDが挙げられる。例えば、赤色LEDと緑色LEDと青色LEDとの組み合わせや、赤色・緑色・青色にそれぞれ発光するLEDチップを1パッケージに内蔵した白色LEDなどであってもよいが、これらに限るものではない。駆動手段としては、ドライバICや駆動回路などが挙げられるが、これらに限るものではない。音検出手段としては、例えば、マイクや音センサーなどが挙げられるが、これらに限るものではない。演算処理手段としては、例えば、CPUなどが挙げられるが、これに限るものではない。発光パターンは、例えば、発光手段の各発光素子のうちのいずれか1つまたはいずれか2つ以上を発光させるときの組み合わせである。
この発明の発光システムによれば、音検出手段によって検出される音に合わせて発光手段の発光色や明るさを様々に変化させることができる。これにより、発光手段の発光パターンに遊び心を持たせることが可能になる。
また、本発明の発光システムにおいて、前記演算処理手段は、前記音検出手段によって検出される音を複数の周波数帯域毎の成分に分割し、周波数帯域成分毎の音の大きさに応じて前記発光手段の各発光素子が発光するように、前記駆動手段に対して指令を行うことを特徴としてもよい。
ここで、発光手段として、赤色・緑色・青色にそれぞれ発光する発光素子を有している場合には、例えば、音検出手段によって検出される音を3つの周波数帯域に分割し、各周波数帯域と各発光素子の組み合わせを決めればよい。
この発明の発光システムによれば、音検出手段によって検出される音の周波数成分に応じて発光手段の発光色や明るさを様々に変化させることができる。これにより、発光手段の発光パターンが周囲の音に反応して他用に変化するようになり、カラオケの場などでも楽しめるようにすることが可能になる。
あるいは、上記目的を達成するため、本発明の電子機器は、上述の撮像システムあるいは上述の発光システムのいずれかを備えたことを特徴とする。
ここで、電子機器としては、例えば、携帯電話、電子手帳、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、デジタルカメラ、パーソナルコンピュータなどが挙げられるが、これらに限るものではない。
この発明の電子機器によれば、上述した特徴を備える撮像システムあるいは発光システムの機能を電子機器に追加することができ、電子機器の機能が向上して有用性が高まる。
なお、上述の撮像システムおよび発光システムでは構成要素に共通する部分が多いので、両者を組み合わせて一の電子機器に備えるようにすることも可能である。例えば、上述の撮像システムの構成に音検出手段を加えるとともに、演算処理手段の機能に上述の発光システム用の機能も追加することで、一の電子機器が上述の撮像システムおよび発光システムの機能を兼ね備えるようにできる。これにより、電子機器の機能が一層向上して有用性がさらに高まる。
本発明の撮像システムによれば、被写体を照明する発光手段によって実際に被写体を照明するとともに発光手段の発光光度を変えながら被写体の照度を検出し、検出される被写体の照度変化に基づいて発光手段の発光光度の調整を行うことができる。これにより、発光手段の発光光度を撮像素子にとって適切にすることができるので、良好な撮像結果を得ることが可能になる。
なお、発光手段の発光光度を変えながら撮像される撮像画像の品質を評価し、撮像画像の品質が最良となるように発光手段の発光光度の調整を行うようにした場合は、単に照度が適切な画像ではなく、画像の種類などに応じた最適な画像品質の撮像結果を得ることが可能となる。
また、本発明の発光システムによれば、音検出手段によって検出される音に合わせて発光手段の発光色や明るさを様々に変化させることができる。これにより、発光手段の発光パターンに遊び心を持たせ、カラオケなどでも楽しめるようにすることも可能になる。
また、本発明の撮像システムあるいは発光システムを備えた電子機器によれば、上述した特徴を備える撮像システムあるいは発光システムの機能を電子機器に追加することができ、電子機器の機能が向上して有用性が高まる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
<第1実施形態>
図1は、本発明の第1実施形態に係る撮像システムとしてのフラッシュ撮影システムの概略構成の説明図である。図2は、本発明の第1実施形態に係る撮像システムとしてのフラッシュ撮影システムが本体内に設置されている携帯電話の概観図である。なお、本発明の撮像システムが設置されるのは携帯電話に限るわけではなく、デジタルカメラやカメラを内蔵したPDA(パーソナルデジタルアシスタント)などの電子機器に幅広く適用可能である。
図1に示すように、フラッシュ撮影システム10は、被写体15の撮像を行うCCD11と、赤色(R)の発光色を有するLEDチップ14aと緑色(G)の発光色を有するLEDチップ14bと青色(B)の発光色を有するLEDチップ14cとが1つのパッケージに内蔵され、発光色毎に独立して発光できるようにしたRGB−LED14と、RGB−LED14の駆動電流を発光色毎に制御するRGB−LEDドライバIC13と、RGB−LEDドライバIC13に対しての指令や各種演算処理を行うCPU12とを備えている。
CCD11による撮像を行う際、被写体15の照度が不足している場合には、RGB−LED14に内蔵されたLEDチップ14a〜14cが同時に発光することにより赤色光と緑色光と青色光とが合成されて白色のフラッシュ光となり、このフラッシュ光によって被写体15が照明される。このとき、被写体15がCCD11による撮像に最適な照度となるように、CPU12がRGB−LEDドライバIC13に対して駆動電流値を指令し、RGB−LEDドライバIC13はCPU12によって指令された駆動電流値に基づいてRGB−LED14に内蔵されたLEDチップ14a〜14cにそれぞれ流れる電流値を制御する。なお、駆動電流値を変化させる際には、LEDチップ14a〜14cによる赤色光と緑色光と青色光との比率が常に一定となるようにする。また、RGB−LED14からのフラッシュ光で照明されているときの被写体15の照度は、被写体の情報としてCCD11に入力され、CCD11からCPU12に伝達される。
図2に示すように、本発明の第1実施形態に係るフラッシュ撮影システムが本体内に設置されている携帯電話16は、本体上部17aと本体下部17bとが折り畳み自在に連結されて構成されている。なお、携帯電話16はこのような折り畳みタイプに限るわけではなく、他の形状であってもよい。
本体上部17aの背面(折り畳んだときに外側になる面)の上端部分には、RGB−LED14とCCD11とが隣接して配置されており、これらを使用してフラッシュ撮影を行うことができる。また、携帯電話16は接写モードを有しており、接写モードにすることで極めて近い距離の対象物を大きく撮影することが可能になる。
図3は、本発明の第1実施形態に係る撮像システムとしてのフラッシュ撮影システムの動作を示すフローチャートである。
図3に示すように、RGB−LED14(図1参照)からフラッシュ光が照射されていない状態で、被写体の照度などの情報がCCD11(図1参照)に入力される(ステップS31)。入力された被写体情報はCPU12(図1参照)に伝達され、CPU12はフラッシュ発光が必要かどうかを判断する。被写体の照度が不足しており、フラッシュ発光が必要と判断された場合は、まず、フラッシュの仮発光を行って被写体を最適な照度で照明するための条件を求め(ステップS32〜S38)、次に、求められた条件に基づいてフラッシュの本発光を行うことで実際の撮像を行う(ステップS39)。詳細については、以下で説明する。
(1)フラッシュの仮発光
CPU12はRGB−LEDドライバIC13(図1参照)に対して、RGB−LED14に内蔵された各LEDチップが発光するように指令する(ステップS32)。
各LEDチップの駆動電流値は後で復元できるように保管されるとともに(ステップS33)、フラッシュ光によって照明されている被写体の照度がCCD11によって検出される(ステップS34)。
CCD11によって検出された被写体の照度はCPU12に伝達され、CPU12において照度の過不足が判断される。まず、照度不足かどうかが判断され(ステップS35)、照度不足と判断されるとステップS36に進み、そうでなければステップS37に進む。照度不足の場合は、CPU12はRGB−LEDドライバIC13に対して各LEDチップの駆動電流を増やすように指令し(ステップS36)、ステップS33に戻る。
照度不足ではない場合には、照度過多かどうかが判断されるが(ステップS37)、この判断はCCD11の出力が飽和しているかどうかで判断することができる。照度過多と判断されるとステップS38に進み、そうでなければステップS37に進む。照度過多の場合は、CPU12はRGB−LEDドライバIC13に対して各LEDチップの駆動電流を減らすように指令し(ステップS38)、ステップS33に戻る。
このようにしてステップS33からステップS38までの処理が繰り返されることにより、各LEDチップの駆動電流が調整され、照度不足でも照度過多でもなくなると、すなわち、適切な照度になるとステップS39へ進む。
(2)フラッシュの本発光
実際の撮像が行われるときは、ステップS33で保管された最新の駆動電流値が使用されて各LEDチップが発光する(ステップS39)ので、フラッシュ光は被写体を最適な照度で照明する。
以上で説明したこのフローチャートでは、フラッシュの仮発光では各LEDチップを連続的に発光させながら駆動電流値の調整を行っているが、このような調整方法に限るものではない。
例えば、フラッシュ光によって照明されている被写体の照度をCCD11によって検出するために必要な期間のみ各LEDチップを発光させるようにしてもよい。すなわち、フラッシュの仮発光の際に各LEDチップをパルス発光させながら、駆動電流値の調整を行うようにしてもよい。このようにすれば、フラッシュの仮発光に要する消費電力を少なくすることが可能になる。
以上で説明した第1実施形態の構成によれば、フラッシュ光が実際に照射されている状態で被写体の照度を検出しながらフラッシュ光の強さを調整することができる。これにより、被写体までの距離や反射率などに影響されることなく、被写体の実態に即した最適な照度を提供することが可能になる。
<第2実施形態>
第1実施形態の構成では、フラッシュ光が実際に照射されている状態で被写体の照度を検出しながらフラッシュ光の強さを最適となるように調整するものである。しかしながら、撮影対象によっては照度が最適であったとしても、コントラストなどの撮像画像品質は最良にならない場合もあり得る。そこで、撮像画像のコントラストを最良とするようにフラッシュ光の強さを調整できる構成を第2実施形態とし、以下で説明する。なお、第2実施形態は、次に述べる点を除いては第1実施形態と同一であるので、同じ構成部材には同じ参照符号を付すこととし、相違点のみについて説明する。
図4は、本発明の第2実施形態に係る撮像システムとしてのフラッシュ撮影システムの動作を説明する図であり、(a)はフラッシュの仮発光としてパルス発光を行うときの駆動電流値と発光光度の関係の例を示し、(b)はその発光毎の撮像画像のコントラストに対応する評価関数値の例を示している。
図4(a)に示すように、フラッシュの仮発光として単色の白色光の発光光度が段階的に増えるように、駆動電流値を最小値から段階的に増やしながらパルス発光(41a〜45a)を行う。ここでは5回のパルス発光を行っているが、パルス発光の回数は5回に限るわけではない。そしてその発光毎に、CCD11(図1参照)からの出力に基づいて、撮像画像のコントラストに対応する評価関数値をCPU12(図1参照)によって算出する。ここで評価関数は、例えば、CCD11の全画素から出力が飽和している画素に0又は一定の負の値を与え、出力が飽和していない残りの画素の出力の総和を取ったものとすればよい。
図4(b)に示した評価関数値(41b〜45b)は、図4(a)のパルス発光(41a〜45a)にそれぞれ対応したものである。最初のうちは駆動電流値が増える(フラッシュ光の発光光度が大きくなる)につれて評価関数値も増大する。ところが、ある駆動電流値を境として、駆動電流値が増えても評価関数値は逆に減少するようになる。これは、被写体の照度が高すぎるとCCD11の画素の出力が飽和するようになり、画像内に白とびなどが生じて撮像画像のコントラストが低下するからである。
フラッシュの仮発光がすべて終了すると、5回のパルス発光毎の評価関数値を比較する。すると、評価関数値が最大となるのは図4(b)における3番目の評価関数値43bであり、図4(a)における3回目のパルス発光43aの駆動電流値のときであるとわかる。そこで、実際の撮像の際にはパルス発光43aの駆動電流値でフラッシュを発光させるようにする。
なお、図4(b)からもわかるように、パルス発光時のいずれかの位置が評価関数の最大値に厳密に一致するとは限らない。しかしながら、上述のようにして駆動電流値を決定することにより、評価関数値が最大に近くなる駆動電流値を簡単に求めることができる。また、適切な駆動電流値をさらに正確に求める必要があれば、例えば、フラッシュの仮発光としてのパルス発光回数を増やすとともに、パルス発光毎の駆動電流値の増分を少なくすればよい。
図5は、接写モードでバーコードをフラッシュ撮影した撮像画像の例であり、(a)は最適な照度で撮影された場合を示し、(b)はフラッシュ光が強すぎる場合を示し、(c)はフラッシュ光が弱すぎる場合を示している。図6は、接写モードで2次元バーコードをフラッシュ撮影した撮像画像の例であり、(a)は最適な照度で撮影された場合を示し、(b)はフラッシュ光が強すぎる場合を示し、(c)はフラッシュ光が弱すぎる場合を示している。図7は、名刺に印刷された2次元バーコードの例である。
バーコードが最適な照度で撮影された場合には、図5(a)に示すようにバーコードの白と黒のパターンが忠実に再現されている。しかしながら、フラッシュ光が強すぎると、図5(b)に示すように白とび(明るい部分の階調が失われていること)が発生することがある。また、フラッシュ光が弱すぎると、図5(c)に示すように黒つぶれ(暗い部分の階調が失われていること)が発生することがある。いずれにしても、バーコードの白と黒のパターンが忠実に再現されなくなるため、バーコードを正確に読み取れなくなってしまう。
また、2次元バーコードの読み取りにおいても同様の問題が発生することがある。2次元バーコードが最適な照度で撮影された場合には、図6(a)に示すように2次元バーコードの白と黒のパターンが忠実に再現される。ところが、フラッシュ光が強すぎると、図6(b)に示すように白とびが発生することがあり、フラッシュ光が弱すぎると、図6(c)に示すように黒つぶれが発生することがある。いずれにしても、2次元バーコードの白と黒のパターンが忠実に再現されなくなるため、2次元バーコードを正確に読み取れなくなってしまう。
ここで、2次元バーコードとは、黒と白の正方形を組み合わせにより縦と横の2方向を使って情報を記録するもので、従来のバーコードより多くの情報を記録できる。印刷物や商品パッケージなどに表示されることで様々な用途に利用される。例えば、図7に示すように、名刺18に2次元バーコード19を印刷しておき、2次元バーコードの読み取りが可能なカメラ付き携帯電話と組み合わせることで、名刺18に印刷された2次元バーコード19に記録されている情報を携帯電話のアドレス帳に簡単に取り込むことができるようになる。
本発明の第2実施形態に係るフラッシュ撮影システムのように、撮像画像のコントラストを最良に近くするようにフラッシュ光の強さを調整して撮像を行うようにすれば、例えば2次元バーコードを撮影するときに、2次元バーコードの白と黒のパターンが忠実に再現されるようにできる。これにより、フラッシュ撮影時に、撮像画像に白とびや黒つぶれが発生することを抑制し、2次元バーコードを正確に読み取ることが可能になる。
以上で説明した第2実施形態の構成によれば、撮像画像のコントラストが最良に近くなるようにフラッシュ光の強さを調整することができる。これにより、フラッシュ撮影時の撮像画像のコントラストを最良に近くすることが可能になる。
なお、評価関数に対して所定の基準値を予め設定しておき、フラッシュの仮発光としてのパルス発光中に評価関数の算出値がその基準値を超えたら、撮像画像のコントラストが十分高いと判断してその時点のCCD11の出力データをそのまま撮像データとし、それ以降のフラッシュのパルス発光は行わないようにしてもよい。例えば、図4(b)に示すように所定の基準値を設定した場合、3回目のパルス発光で評価関数値43bがこの基準値を超えている。そこで、3回目のパルス発光のときのCCD11の出力データを撮像データとし、それ以降のフラッシュのパルス発光は行わないようにする。このようにすれば、フラッシュの仮発光におけるパルス発光の回数を減らすことができる。これにより、撮像画像の品質を一定基準以上に保ちつつ、フラッシュ撮影に要する消費電力を少なくすることが可能になる。
あるいは、フラッシュの仮発光としてのパルス発光中に徐々に駆動電流値を増やすのではなく、例えば、まず最小値でフラッシュをパルス発光し、そのときにフラッシュ光の強さが不足していれば次に最大値でフラッシュをパルス発光し、それぞれの発光の際の評価関数の算出値の差から直線近似などによって最適の駆動電流値を予測するようにしてもよい。予測された駆動電流値においても評価関数値が所定の基準値に達しなかった場合には、さらに、それまで得られた3点のデータに基づいて最適の駆動電流値を予測するようにしてもよい。
<第3実施形態>
第1実施形態および第2実施形態の構成では、RGB−LEDに内蔵されている赤色、緑色、青色に発光する各LEDチップを発光して白色のフラッシュ光を得ており、フラッシュ光の強さを調整する場合にも、各LEDチップの光の比率は一定としている。しかしながら、例えばカラーバーコードを撮影する場合、各LEDチップの光の比率を変えた方が良好な撮像結果を得られる可能性がある。そこで、撮像画像のコントラストを最良とするようにフラッシュ光の強さおよび各LEDチップの光の比率を調整できる構成を第3実施形態とし、以下で説明する。なお、第3実施形態は、次に述べる点を除いては第1実施形態および第2実施形態と同一であるので、同じ構成部材には同じ参照符号を付すこととし、相違点のみについて説明する。
図8は、本発明の第3実施形態に係る撮像システムとしてのフラッシュ撮影システムの動作を説明する図であり、(a)はフラッシュの仮発光としてパルス発光を行うときの各LEDチップの駆動電流値と発光光度の関係の例を示し、(b)はその発光毎の撮像画像のコントラストに対応する評価関数値の例を示している。
図8(a)に示すように、フラッシュの仮発光として赤色(R)・緑色(G)・青色(B)の各発光光度を互いに等しく保ちつつ最小光度から段階的に増えるように、駆動電流値を増やしながらパルス発光(81a〜83a)を行う。ここでは3回のパルス発光を行っているが、パルス発光の回数は3回に限るわけではない。そしてその発光毎に、CCD11(図1参照)からの出力に基づいて、撮像画像のコントラストに対応する評価関数値をCPU12(図1参照)によって算出する。
図8(b)に示した評価関数値(81b〜83b)は、図8(a)のパルス発光(81a〜83a)にそれぞれ対応したものである。ここでは、撮影対象を緑色のカラーバーコードとした例を示しており、RやBのLEDの駆動電流値を上げて発光光度を大きくしても評価関数値はほとんど高くならないが、GのLEDの駆動電流値には大きな依存性があることがわかる。すなわち、GのLEDの駆動電流値を適切に調整することで撮像画像のコントラストを良好にすることができる。一方、RやBの発光光度は評価関数値を高めるためにほとんど寄与しないので、それらの発光光度は小さくしてもよく、それによって消費電力を少なくすることができる。
さらに、R・G・Bの各発光光度を独立して段階的に変えながらその都度パルス発光を行い、撮像画像のコントラストに対応する評価関数値を算出するようにしてもよい。そして、どの色の発光光度がいくらのときに評価関数値が最大になるか、または、所定の基準値を超えるかにより、最適な駆動電流の組み合わせ(例えば、最小の電流値で最大の評価関数を得る、など)をCPU12で判断し、その判断に基づいてフラッシュを発光させるようにする。
以上で説明した第3実施形態の構成によれば、様々な色のカラーバーコードであっても常に良好なコントラストで読み取ることができ、白とびや黒つぶれのない理想的な撮像結果を得ることが期待できる。また、カラーバーコード以外の撮影対象であっても、R・G・Bの各発光光度を最適に調整して撮像することにより、色再現性の向上などを図ることが可能になる。
<第4実施形態>
図9は、本発明の第4実施形態に係る発光システムの概略構成の説明図である。この発光システムは、例えば携帯電話の本体内に設置されることを想定しているが、携帯電話に限るわけではなく、電子機器などに幅広く適用可能である。なお、第4実施形態は第1実施形態と共通点も多いので、同じ構成部材には同じ参照符号を付すこととし、相違点のみについて説明する。
図9に示すように、発光システム20は、赤色(R)の発光色を有するLEDチップ14aと緑色(G)の発光色を有するLEDチップ14bと青色(B)の発光色を有するLEDチップ14cとが1つのパッケージに内蔵され、発光色毎に独立して発光できるようにしたRGB−LED14と、RGB−LED14の駆動電流を発光色毎に制御するRGB−LEDドライバIC13と、RGB−LEDドライバIC13に対しての指令や各種演算処理を行うを行うCPU22と、音を入力するマイク21とを備えている。
マイク21から入力された音はCPU22に伝達される。CPU22はマイク21から伝達された音の周波数成分を分析し、3分割した周波数帯域毎の音の成分の大きさを求める。そして、周波数帯毎の音の成分の大きさに応じた発光光度でLEDチップ14a〜14cがそれぞれ発光するように、RGB−LEDドライバIC13に対して駆動電流値を指令する。RGB−LEDドライバIC13はCPU22によって指令された駆動電流値に基づいてRGB−LED14に内蔵されたLEDチップ14a〜14cにそれぞれ流れる電流値を制御する。このような処理を所定時間毎に繰り返すことにより、マイク21から入力された音に応じてRGB−LED14の発光状態が刻々と変化するようになる。
以上で説明した第4実施形態の構成によれば、マイクから入力される音に合わせてRGB−LEDの発光色や明るさを様々に変化させることができる。これにより、RGB−LEDの発光パターンに遊び心を持たせ、カラオケなどでも楽しめるようにすることも可能になる。
なお、本発明は、その精神または主要な特徴から逸脱することなく、他のいろいろな形で実施することができる。そのため、上述の実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈してはならない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示すものであって、明細書本文には、なんら拘束されない。さらに、特許請求の範囲の均等範囲に属する変形や変更は、全て本発明の範囲内のものである。
本発明の第1実施形態に係る撮像システムとしてのフラッシュ撮影システムの概略構成の説明図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像システムとしてのフラッシュ撮影システムが本体内に設置されている携帯電話の概観図である。 本発明の第1実施形態に係る撮像システムとしてのフラッシュ撮影システムの動作を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係る撮像システムとしてのフラッシュ撮影システムの動作を説明する図であり、(a)はフラッシュの仮発光としてパルス発光を行うときの駆動電流値と発光光度の関係の例を示し、(b)はその発光毎の撮像画像のコントラストに対応する評価関数値の例を示している。 接写モードでバーコードをフラッシュ撮影した撮像画像の例であり、(a)は最適な照度で撮影された場合を示し、(b)はフラッシュ光が強すぎる場合を示し、(c)はフラッシュ光が弱すぎる場合を示している。 接写モードで2次元バーコードをフラッシュ撮影した撮像画像の例であり、(a)は最適な照度で撮影された場合を示し、(b)はフラッシュ光が強すぎる場合を示し、(c)はフラッシュ光が弱すぎる場合を示している。 名刺に印刷された2次元バーコードの例である。 本発明の第3実施形態に係る撮像システムとしてのフラッシュ撮影システムの動作を説明する図であり、(a)はフラッシュの仮発光としてパルス発光を行うときの各LEDチップの駆動電流値と発光光度の関係の例を示し、(b)はその発光毎の撮像画像のコントラストに対応する評価関数値の例を示している。 本発明の第4実施形態に係る発光システムの概略構成の説明図である。
符号の説明
10 フラッシュ撮影システム
11 CCD
12 CPU
13 RGB−LEDドライバIC
14 RGB−LED
14a LEDチップ(赤)
14b LEDチップ(緑)
14c LEDチップ(青)
15 被写体
16 携帯電話
17a 本体上部
17b 本体下部
18 名刺
19 2次元バーコード
20 発光システム
21 マイク
22 CPU

Claims (24)

  1. 被写体を照明する発光手段と、
    前記発光手段を駆動する駆動手段と、
    被写体を撮像するとともに、前記発光手段によって照明される被写体の照度を検出可能な撮像素子と、
    被写体を前記発光手段によって照明して撮像する場合、前記発光手段の仮発光中に発光光度が変化するように前記駆動手段に対して指令するとともに、前記発光手段の仮発光中に前記撮像素子によって検出される被写体の照度変化に基づいて前記発光手段の本発光時の発光光度を定め、定められた発光光度で前記発光手段が本発光するように前記駆動手段に対して指令する演算処理手段とを備えたことを特徴とする撮像システム。
  2. 前記演算処理手段は、被写体を前記発光手段によって照明して撮像する場合、
    前記発光手段の仮発光中に発光光度が変化するように前記駆動手段に対して指令するとともに、前記発光手段の仮発光中に前記撮像素子によって検出される被写体の照度が所定条件になった時点の前記発光手段の発光光度を本発光時の発光光度と定めることを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  3. 前記所定条件とは、前記撮像素子の画素毎の受光量合計が、前記撮像素子について予め決められている最適値に合致することであることを特徴とする請求項2に記載の撮像システム。
  4. 前記演算処理手段は、被写体を前記発光手段によって照明して撮像する場合、
    前記発光手段の仮発光中に発光光度が段階的に変化しながらパルス発光するように前記駆動手段に対して指令するとともに、前記発光手段の仮発光中のパルス発光毎に前記撮像素子によって検出される被写体の照度を求め、
    求められたそれぞれの照度のうちから最適な照度に対応しているパルス発光時の前記発光手段の発光光度を本発光時の発光光度と定めることを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  5. 前記発光手段は、赤色に発光する赤色発光素子と緑色に発光する緑色発光素子と青色に発光する青色発光素子とを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像システム。
  6. 前記発光手段は、赤色に発光する赤色発光LEDと緑色に発光する緑色発光LEDと青色に発光する青色発光LEDとを有することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像システム。
  7. 前記発光手段は、赤色に発光する赤色発光LEDチップと緑色に発光する緑色発光LEDチップと青色に発光する青色発光LEDチップとを有する白色LEDであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像システム。
  8. 前記発光手段は、少なくとも1つのLEDチップと少なくとも1種類の蛍光体とを組み合わせた疑似白色LEDであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の撮像システム。
  9. 前記演算処理手段は、被写体を前記発光手段によって照明して撮像する場合、
    前記発光手段の仮発光中に発光光度が段階的に変化しながらパルス発光するように前記駆動手段に対して指令するとともに、前記発光手段の仮発光中のパルス発光毎に前記撮像素子によって撮像される撮像画像の品質を評価し、
    評価されたそれぞれの撮像画像のうちから最良品質の撮像画像に対応しているパルス発光時の前記発光手段の発光光度を本発光時の発光光度と定めることを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  10. 前記演算処理手段は、被写体を前記発光手段によって照明して撮像する場合、
    前記発光手段の仮発光中に発光光度が段階的に変化しながらパルス発光するように前記駆動手段に対して指令するとともに、前記発光手段の仮発光中のパルス発光毎に前記撮像素子によって撮像される撮像画像の品質を評価し、
    評価された撮像画像の品質が所定基準以上であれば、そのパルス発光時以降の前記駆動手段に対するパルス発光の指令を中止するとともに、そのパルス発光時の撮像画像を本撮像の撮像画像とすることを特徴とする請求項1に記載の撮像システム。
  11. 前記撮像画像の品質は、撮像画像のコントラストを示すことを特徴とする請求項9または10に記載の撮像システム。
  12. 前記発光手段は、赤色に発光する赤色発光素子と緑色に発光する緑色発光素子と青色に発光する青色発光素子とを有することを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載の撮像システム。
  13. 前記発光手段は、赤色に発光する赤色発光LEDと緑色に発光する緑色発光LEDと青色に発光する青色発光LEDとを有することを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載の撮像システム。
  14. 前記発光手段は、赤色に発光する赤色発光LEDチップと緑色に発光する緑色発光LEDチップと青色に発光する青色発光LEDチップとを有する白色LEDであることを特徴とする請求項9ないし11のいずれか1項に記載の撮像システム。
  15. 前記演算処理手段は、前記発光手段の仮発光中に発光光度が段階的に変化しながらパルス発光するように前記駆動手段に対して指令する際に、前記発光手段の赤色発光と緑色発光と青色発光とが色毎に発光光度が変化するように指令することを特徴とする請求項12ないし14のいずれか1項に記載の撮像システム。
  16. 異なる色に発光する複数の発光素子を有する発光手段と、
    前記発光手段を駆動する駆動手段と、
    音を検出する音検出手段と、
    前記音検出手段によって検出される音に基づいて前記発光手段の各発光素子の発光パターンおよび発光光度を定め、定められた発光パターンおよび発光光度で前記発光手段が発光するように、前記駆動手段に対して指令を行う演算処理手段とを備えたことを特徴とする発光システム。
  17. 前記発光パターンは、前記発光手段の各発光素子のうちのいずれか1つまたはいずれか2つ以上を発光させるときの組み合わせであることを特徴とする請求項16に記載の発光システム。
  18. 前記演算処理手段は、前記音検出手段によって検出される音を複数の周波数帯域毎の成分に分割し、これらの周波数帯域の成分毎の大きさに応じて前記発光手段の各発光素子が発光するように、前記駆動手段に対して指令を行うことを特徴とする請求項16に記載の発光システム。
  19. 前記発光手段は、赤色に発光する赤色発光素子と緑色に発光する緑色発光素子と青色に発光する青色発光素子とを有することを特徴とする請求項16ないし18のいずれか1項に記載の発光システム。
  20. 前記発光手段は、赤色に発光する赤色発光LEDと緑色に発光する緑色発光LEDと青色に発光する青色発光LEDとを有することを特徴とする請求項16ないし18のいずれか1項に記載の発光システム。
  21. 前記発光手段は、赤色に発光する赤色発光LEDチップと緑色に発光する緑色発光LEDチップと青色に発光する青色発光LEDチップとを有する白色LEDであることを特徴とする請求項16ないし18のいずれか1項に記載の発光システム。
  22. 請求項1ないし15のいずれか1項に記載の撮像システムを備えた電子機器。
  23. 請求項16ないし21のいずれか1項に記載の発光システムを備えた電子機器。
  24. 前記電子機器は携帯電話であることを特徴とする請求項22または23に記載の電子機器。
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