JP2005214750A - 回転角検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 ヨークの材質に依らず磁気検出器の出力おけるヒステリシスの発生を抑制できる回転角検出装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 回転角検出装置1は、回転軸5に連結され磁界を形成するリング状の磁気発生部材2と、磁気発生部材2の磁界内に配置され、磁気発生部材2との間に磁気回路を形成するとともに、回転軸5の回転により磁気発生部材2に対する相対角度が変化すると磁束密度が変化するように配置された一対のギャップ31、32を持つリング状のヨーク3と、一対のギャップ31、32の一方に配置され、磁束密度を検出する磁気検出器4と、を備える。磁気発生部材2の回転角が0度のとき、ヨーク3の磁束密度分布における密度最大部分は、磁気検出器4位置を0度として、270度を超え90度未満の領域側に偏在していることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、回転軸の回転角を検出する回転角検出装置に関する。
図11(a)に、回転角検出装置の軸方向断面図を、(b)に上面図を、それぞれ示す。図に示すように、回転角検出装置100は、磁石101とヨーク102とホールIC103とを備えている。磁石101は回転軸104に環装されている。磁石101は回転軸104とともに回転可能である。ヨーク102は、ハウジング(図略)内周面に固定されている。ヨーク102と磁石101とは同軸上に配置されている。ヨーク102には、一対のギャップ102a、102bが配置されている。ホールIC103は、ギャップ102aに配置されている。回転軸104とともに磁石101が回転すると、ギャップ102a、102bにおける磁束密度が変化する。ホールIC103は磁束密度に対応する電圧を出力する。この電圧から回転軸104の回転角が検出される。
特許第2842482号公報
しかしながら、従来は、回転軸104の回転方向によってホールIC103の出力が異なっていた。言い換えると、ホールIC103の出力にヒステリシスが発生していた。
図12に、回転軸つまり磁石を±50degの範囲で往復回転させた場合のヨーク内部における磁束密度の変化を示す。なお、説明の便宜上、磁石の角度を「deg」と、ヨークの角度を「°」と表記する。図12中、横軸の磁石回転角とは、図11(b)に示すように、ホールIC103位置を0degとして、磁石101を往復回転させた場合の角度を示す。なお、図11(b)紙面上において、反時計回り方向をプラス方向、時計回り方向をマイナス方向とする。図12中、実線データは、磁石101をプラス方向に回転させた場合のデータを示す。また、点線データは、磁石101をマイナス方向に回転させた場合のデータを示す。データは、図11(b)に示すように、ホールIC103位置を0°として、ヨーク102周方向45°位置毎(つまりθ=0°、45°、90°、135°、180°、225°、270°、315°)にサンプリングされる。図12中、縦軸の磁束密度の方向については、図11(b)紙面上において、時計回り方向をプラス方向、反時計回り方向をマイナス方向とする。
一例として、ヨーク102におけるθ=0°位置の磁束密度変化について説明する。磁石101を0deg〜+50degまで回転させると、図12中白抜き矢印で示すように、ヨーク102のθ=0°位置の磁束密度(実線データ)は、徐々に大きくなる。磁束密度は、+50degにおいて最大となる。
続いて、磁石101を+50deg〜0degまで復元回転させると、図12中白抜き矢印で示すように、ヨーク102のθ=0°位置の磁束密度(点線データ)は、徐々に小さくなる。磁束密度は、0degにおいて最小となる。
しかしながら、磁石101を復元回転させても、磁束密度は元の状態には復元しない。つまり、矢印Y0の分だけ、磁束密度が大きくなっている。同様に、θ=45°位置においては、矢印Y45の分だけ、磁束密度が大きくなっている。並びに、θ=315°位置においては矢印Y315の分だけ、磁束密度が大きくなっている。反対に、θ=135°、180°、225°位置においては、矢印Y135、Y180、Y225の分だけ、それぞれ磁束密度が小さくなっている。なお、θ=90°、270°位置においては、磁束密度は変化しない。
図13に、これらヨーク各角度位置における磁束密度の変化を示す。図に示すように、矢印Y45、Y0、Y315はプラス方向を、Y135、Y180、Y225はマイナス方向を、それぞれ向いている。これらヨーク102各角度位置における磁束密度の変化は、互いに磁気的に影響を及ぼし合う。その結果、ホールIC103が配置される0°位置の磁束密度は、プラス方向を向く。つまり、0°位置の磁束密度は、磁石101を0deg→+50deg→再び0degと正/逆回転させると、大きくなる。このことは、磁石101が同じ0deg位置にあっても、逆回転時のホールIC103の出力の方が、正回転時のホールIC103の出力よりも、大きくなってしまうことを意味する。すなわち、ホールIC103の出力にヒステリシスが発生していることを意味する。
ヒステリシスの発生を抑制するため、特許文献1には、ヨークの材料としてパーマロイ等ヒステリシスの小さい材料を用いることが紹介されている。しかしながら、パーマロイ等ヒステリシスの小さい材料は一般的に高価である。また、ヒステリシスの小さい材料を用いても、ヒステリシスを完全に無くすことは困難である。
本発明の回転角検出装置は、上記課題に鑑みて完成されたものである。したがって、本発明は、ヨークの材質に依らず磁気検出器の出力おけるヒステリシスの発生を抑制できる回転角検出装置を提供することを目的とする。
(1)上記課題を解決するため、本発明の回転角検出装置は、回転軸に連結され磁界を形成するリング状の磁気発生部材と、該磁気発生部材の磁界内に配置され、該磁気発生部材との間に磁気回路を形成するとともに、該回転軸の回転により該磁気発生部材に対する相対角度が変化すると磁束密度が変化するように配置された一対のギャップを持つリング状のヨークと、一対の該ギャップの一方に配置され、該磁束密度を検出する磁気検出器と、を備えてなる回転角検出装置であって、前記磁気発生部材の回転角が0度のとき、前記ヨークの磁束密度分布における密度最大部分は、前記磁気検出器位置を0度として、270度を超え90度未満の領域側に偏在していることを特徴とする。
前出図13に、従来のヨークの磁束密度分布をハッチングで示す。なお、ハッチングのピッチが小さいほど、磁束密度は高くなっている。図に示すように、磁石101が0deg位置にある場合、磁気検出器(図13におけるホールIC103)位置を0°として、磁束密度分布は、270°位置と90°位置とを結ぶ直線Lに対して、対称である。言い換えると、磁束密度分布における密度最大部分Bmaxの配置は、直線Lに対して、対称である。
これに対して、本発明の回転角検出装置は、密度最大部分Bmaxの配置を、直線Lよりも磁気検出器側に近接させるものである。つまり、密度最大部分Bmaxを、磁気検出器位置を0°として、270°を超え90°未満の領域側に偏在させるものである。
本発明の回転角検出装置によると、磁気検出器が配置されたギャップにおける磁束密度の方向(前出図13ではプラス方向)に対して、逆向きの磁束密度を増加させることができる。このため、磁気検出器に発生するヒステリシスを抑制することができる。また、ヨークの材料として、敢えて高価なパーマロイ等を使用する必要がない(勿論使用してもよい)。このため、ヨークの材質に依らずヒステリシスを抑制することができる。
また、逆向きの磁束密度の増加量を調整することにより、究極的には、ヒステリシスを0にすることができる。この場合、磁気検出器は、回転軸の回転方向に依らず、同一の出力値を発信することができる。
(2)好ましくは、前記磁気発生部材は磁石であり、前記ヨークは該磁石の外周側に配置されている構成とする方がよい。つまり、本構成は、内周側に磁石、外周側にヨークが配置されるタイプの回転角検出装置(前出図11参照)に、本発明を用いるものである。
(3)好ましくは、上記(2)の構成において、前記磁石は同心リング状を呈しており、前記ヨークは同心リング状を呈しており、該磁石の中心軸は、該ヨークの中心軸に対して、前記磁気検出器方向に偏心している構成とする方がよい。つまり、本構成は、磁石の中心軸を、磁気検出器方向にシフトさせるものである。本構成によると、従来の磁気検出器の磁石とヨークとの相対位置を変えるだけで、磁気検出器のヒステリシスを抑制することができる。
(4)好ましくは、上記(2)の構成において、前記磁石は偏心リング状を呈しており、前記ヨークは同心リング状を呈しており、該磁石の内周面中心軸と該ヨークの中心軸とは同軸上に配置されており、該磁石の回転角が0度のとき、該外周面中心軸は、該ヨークの中心軸に対して、前記磁気検出器方向に偏心している構成とする方がよい。本構成によると、磁石の形状を偏心リング状とすることで、磁気検出器のヒステリシスを抑制することができる。
(5)好ましくは、上記(2)の構成において、前記磁石は同心リング状を呈しており、前記ヨークは偏心リング状を呈しており、該磁石の中心軸と該ヨークの内周面中心軸とは同軸上に配置されており、該ヨークの外周面中心軸は、該磁石の中心軸に対して、前記磁気検出器方向に偏心している構成とする方がよい。本構成によると、ヨークの形状を偏心リング状とすることで、磁気検出器のヒステリシスを抑制することができる。また、上記(4)の構成と比較して、磁石が同心リング状であるため、回転軸の回転バランスをとりやすい。
(6)好ましくは、上記(2)の構成において、前記磁石は同心リング状を呈しており、前記ヨークは同心リング状を呈しており、該磁石の中心軸と該ヨークの中心軸とは同軸上に配置されており、該ヨークの軸方向肉厚は、前記磁気検出器方向に偏肉している構成とする方がよい。本構成によると、ヨークの軸方向肉厚を、磁気検出器が配置されていないギャップから磁気検出器が配置されているギャップに向かって、厚くすることにより、磁気検出器のヒステリシスを抑制することができる。
(7)好ましくは、前記磁気発生部材は、一対の磁気発生側ギャップを持つリング状の磁気発生側ヨークと、周方向に互いに磁極の向きが反対になるように一対の該磁気発生側ギャップに配置された一対の磁石と、からなり、前記ヨークは該磁気発生部材の内周側に配置されている構成とする方がよい。つまり、本構成は、内周側にヨーク、外周側に磁気発生部材が配置されるタイプの回転角検出装置に、本発明を用いるものである。
(8)好ましくは、上記(7)の構成において、前記磁気発生部材は同心リング状を呈しており、前記ヨークは同心リング状を呈しており、該磁気発生部材の中心軸は、該ヨークの中心軸に対して、前記磁気検出器方向とは反対方向に偏心している構成とする方がよい。つまり、本構成は、磁気発生部材の中心軸を、磁気検出器方向とは反対方向にシフトさせるものである。本構成によると、比較的簡単に磁気検出器のヒステリシスを抑制することができる。
(9)好ましくは、上記(7)の構成において、前記磁気発生部材は同心リング状を呈しており、前記ヨークは同心リング状を呈しており、該磁気発生部材の中心軸と該ヨークの中心軸とは同軸上に配置されており、該磁気発生部材の回転角が0度のとき、前記磁気発生側ヨークの前記磁気発生側ギャップは、前記磁気検出器位置を0度として、270度を超え90度未満の領域内に配置されている構成とする方がよい。本構成によると、磁気発生側ギャップつまり磁石を、磁気検出器位置を0度として270度を超え90度未満の領域内に配置することにより、磁気検出器のヒステリシスを抑制することができる。
本発明によると、ヨークの材質に依らず磁気検出器の出力おけるヒステリシスの発生を抑制できる回転角検出装置を提供することができる。
以下、本発明の回転角検出装置を、アクセルペダルの操作量の検出に用いた場合の実施の形態について説明する。
<第一実施形態>
まず、本実施形態の回転角検出装置の構成について説明する。図1(a)に、本実施形態の回転角検出装置の軸方向断面図を、(b)に上面図を、それぞれ示す。図に示すように、回転角検出装置1は、磁石2とヨーク3とホールIC4とを備えている。ホールIC4は、本発明の磁気検出器に含まれる。
磁石2は、フェライト製であって、同心リング状を呈している。磁石2は、SUS304製の回転軸5に止着されている。回転軸5は、アクセルペダル(図略)の踏み込み、復帰に応じて、所定角度範囲内で正/逆回転する。したがって、磁石2も回転軸5とともに正/逆回転する。
ヨーク3は、一対の半リング状部材30a、30bが対向配置され、形成されている。半リング状部材30a、30bの間には、180°離間して一対のギャップ31、32が配置されている。ヨーク3は、DSUS13A(熱処理済み)製であって、全体として同心リング状を呈している。ヨーク3は、ハウジング(図略)の内周面に止着されている。ヨーク3は、磁石2の外周側に配置されている。ヨーク3は、磁石2の磁界内に配置されている。ヨーク3と磁石2との間には、磁気回路が形成されている。磁石2の中心軸AMは、ヨーク3の中心軸AYに対して、ギャップ31方向に偏心している。
ホールIC4は、一対のギャップ31、32のうち、ギャップ31のみに配置されている。ホールIC4は、図示しないホール素子とオペアンプとを備えている。ホールIC4により、磁束密度が電圧に磁電変換される。
次に、本実施形態の回転角検出装置の動きについて説明する。アクセルペダル操作により回転軸5が回転すると、回転軸5に止着されている磁石2も共に回転する。このため、ギャップ31、32における磁束密度が変化する。磁束密度は、ホールIC4のホール素子により、電圧に変換される。変換された電圧は、オペアンプにより増幅される。増幅された電圧により、回転軸5の回転角つまりアクセルペダルの踏み込み量が検出される。
次に、本実施形態の回転角検出装置のホールICにおけるヒステリシスについて説明する。図2に、回転軸つまり磁石を±50degの範囲で往復回転させた場合のヨーク内部における磁束密度の変化を示す。なお、図2は、前出図12と対応している。説明の便宜上、磁石の角度を「deg」と、ヨークの角度を「°」と表記する。図2中、横軸の磁石回転角とは、図1(b)に示すように、ホールIC4位置を0degとして、磁石2を往復回転させた場合の角度を示す。なお、図1(b)紙面上において、反時計回り方向をプラス方向、時計回り方向をマイナス方向とする。図2中、実線データは、磁石2をプラス方向に回転させた場合のデータを示す。また、点線データは、磁石2をマイナス方向に回転させた場合のデータを示す。データは、図1(b)に示すように、ホールIC4位置を0°として、ヨーク3周方向45°位置毎(つまりθ=0°、45°、90°、135°、180°、225°、270°、315°)にサンプリングされる。図2中、縦軸の磁束密度の方向については、図1(b)紙面上において、時計回り方向をプラス方向、反時計回り方向をマイナス方向とする。
一例として、ヨーク3におけるθ=0°位置の磁束密度変化について説明する。磁石2を0deg〜+50degまで回転させると、図2中白抜き矢印で示すように、ヨーク3のθ=0°位置の磁束密度(実線データ)は、徐々に大きくなる。続いて、磁石2を+50deg〜0degまで復元回転させると、図2中白抜き矢印で示すように、ヨーク3のθ=0°位置の磁束密度(点線データ)は、徐々に小さくなる。
しかしながら、磁石2を復元回転させても、磁束密度は元の状態には復元しない。つまり、矢印y0の分だけ、磁束密度が大きくなっている。同様に、θ=45°位置においては、矢印y45の分だけ、磁束密度が大きくなっている。並びに、θ=315°位置においては矢印y315の分だけ、磁束密度が大きくなっている。反対に、θ=90°、135°、180°、225°、270°位置においては、矢印y90、y135、y180、y225、y270の分だけ、それぞれ磁束密度が小さくなっている。
また、前出図12においては、θ=90°、270°位置においては、磁束密度は変化しなかった。これに対して、図2においては、上述したように、θ=90°位置においてy90の分だけ磁束密度が小さくなっている。並びに、θ=270°位置においてy270の分だけ磁束密度が小さくなっている。
図3に、これらヨーク各角度位置における磁束密度の変化を示す。なお、図3は、前出図13と対応している。図に示すように、矢印y45、y0、y315はプラス方向を、y90、y135、y180、y225、y270はマイナス方向を、それぞれ向いている。これらヨーク3各角度位置における磁束密度の変化は、互いに磁気的に影響を及ぼし合う。その結果、ホールIC4が配置される0°位置の磁束密度は、前出図13同様、プラス方向を向く。
しかしながら、図3にはマイナス方向を向くy90、y270が発生している。また、図3の任意の角度位置θにおける回転前後の磁束密度変化をBhybθとし、図13の任意の角度位置θにおける回転前後の磁束密度変化をBhycθとすると、ΣBhybθ<ΣBhycθとなる。つまり、磁束密度のヒステリシス量は、マイナス方向に変化する。
このため、ギャップ32のマイナス方向の磁束密度は、前出図13の場合よりも大きくなる。これに対して、ホールIC4が配置されるギャップ31のプラス方向の磁束密度は、マイナス方向を向くy90、y270の分だけ、小さくなる。
次に、本実施形態の回転角検出装置の作用効果について説明する。図3に、ヨークの磁束密度分布をハッチングで示す。なお、ハッチングのピッチが小さいほど、磁束密度は高くなっている。前出図1に示すように、磁石2の中心軸AMは、ヨーク3の中心軸AYに対して、ギャップ31方向に偏心している。このため、磁石2の回転角が0degのとき、磁束密度の密度最大部分Bmaxは、ホールIC4位置を0°として、270°を超え90°未満の領域側に偏在している。この偏在により、θ=90°位置、270°位置には、マイナス方向の磁束密度y90、y270が発生する。このため、ギャップ31に発生するプラス方向の磁束密度を相殺することができる。したがって、本実施形態の回転角検出装置1によると、ホールIC4に発生するヒステリシスを抑制することができる。また、磁石2の中心軸AMの、ヨーク3の中心軸AYに対する偏心量を調整することにより、究極的にはヒステリシスを0にすることができる。こうすると、回転軸5の回転方向に依らず、同一の出力値を発信することができる。偏心量とヒステリシスとの関係については、後で詳しく説明する。
また、本実施形態の回転角検出装置1は、前出図11の従来の回転角検出装置100において、磁石101の中心軸をホールIC103方向にシフトさせるだけで完成する。このため、製造コストを削減できる。
また、本実施形態の回転角検出装置1のヨーク3は、DSUS13A(熱処理済み)製である。このため、高価なパーマロイ等を使用する場合と比較して、製造コストを削減できる。
<第二実施形態>
本実施形態と第一実施形態との相違点は、磁石が偏心リング状を呈している点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。図4(a)に、本実施形態の回転角検出装置の軸方向断面図を、(b)に上面図を、それぞれ示す。なお、図1と対応する部位については、同じ符号で示す。
図に示すように、磁石2は偏心リング状を呈している。すなわち、磁石2の内周面中心軸A1Mと外周面中心軸A2Mとは、所定間隔だけずれている。また、内周面中心軸A1Mとヨーク3の中心軸AYとは、同軸上に配置されている。このため、磁石2の回転角が0degのとき、外周面中心軸A2Mは、ヨーク3の中心軸AY(内周面中心軸A1M)に対して、ホールIC4方向に偏心している。本実施形態の回転角検出装置1は、第一実施形態の回転角検出装置と同様の効果を有する。
<第三実施形態>
本実施形態と第一実施形態との相違点は、ヨークが偏心リング状を呈している点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。図5(a)に、本実施形態の回転角検出装置の軸方向断面図を、(b)に上面図を、それぞれ示す。なお、図1と対応する部位については、同じ符号で示す。
図に示すように、ヨーク3は偏心リング状を呈している。すなわち、ヨーク3の内周面中心軸A1Yと外周面中心軸A2Yとは、所定間隔だけずれている。また、内周面中心軸A1Yと磁石2の中心軸AMとは、同軸上に配置されている。このため、外周面中心軸A2Yは、磁石2の中心軸AM(内周面中心軸A1Y)に対して、ホールIC4方向に偏心している。本実施形態の回転角検出装置1は、第一実施形態の回転角検出装置と同様の効果を有する。
<第四実施形態>
本実施形態と第一実施形態との相違点は、ヨークの軸方向肉厚が一定ではない点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。図6(a)に、本実施形態の回転角検出装置の側面図を、(b)に上面図を、それぞれ示す。なお、図1と対応する部位については、同じ符号で示す。
図に示すように、磁石2の中心軸AMとヨーク3の中心軸AYとが同軸上に配置されており、ヨーク3の軸方向肉厚は一定ではない。すなわち、ギャップ32相当部位の軸方向肉厚L32が最も小さく、ギャップ31相当部位の軸方向肉厚L31が最も大きくなるように設定されている。つまり、軸方向肉厚は、ホールIC4に向かって偏肉している。本実施形態の回転角検出装置1は、第一実施形態の回転角検出装置と同様の効果を有する。
<第五実施形態>
本実施形態と第一実施形態との相違点は、磁気発生部材(第一実施形態における磁石)とヨークとの内外関係が反対になっている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。図7(a)に、本実施形態の回転角検出装置の軸方向断面図を、(b)に上面図を、それぞれ示す。なお、図1と対応する部位については、同じ符号で示す。
図に示すように、磁気発生部材6は、磁気発生側ヨーク60と一対の磁石7a、7bとを備えている。磁気発生部材6は、回転軸(図略)に連結されている。磁気発生側ヨーク60は、一対の磁気発生側半リング状部材60a、60bからなる。一対の磁気発生側半リング状部材60a、60bは、所定の磁気発生側ギャップ61、62を隔てて対向している。磁気発生側ヨーク60は、DSUS13A(熱処理済み)製である。磁石7aは、磁気発生側ギャップ61に配置されている。磁石7bは、磁気発生側ギャップ62に配置されている。磁石7a、7bは、共にフェライト製である。磁気発生部材6は、全体として同心リング状呈している。ヨーク3およびホールIC4は、磁気発生部材6の内周側に配置されている。磁気発生部材6の中心軸A’Mは、ヨーク3の中心軸AYに対して、ホールIC4とは反対方向に偏心している。本実施形態の回転角検出装置1は、第一実施形態の回転角検出装置と同様の効果を有する。
<第六実施形態>
本実施形態と第五実施形態との相違点は、磁気発生部材とヨークとが同軸上に配置されている点である。また、磁気発生部材の磁石が、ホールIC側に偏って配置されている点である。したがって、ここでは相違点についてのみ説明する。図8(a)に、本実施形態の回転角検出装置の軸方向断面図を、(b)に上面図を、それぞれ示す。なお、図7と対応する部位については、同じ符号で示す。
図に示すように、磁気発生部材6の中心軸A’Mとヨーク3の中心軸AYとは、同軸上に配置されている。磁気発生側ギャップ61、62は、共に、ホールIC4位置を0°として、270°を超え90°未満の領域内に配置されている。したがって、磁石7a、7bも当該領域内に配置されている。本実施形態の回転角検出装置1は、第一実施形態の回転角検出装置と同様の効果を有する。
<その他>
以上、本発明の回転角検出装置の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
例えば、第一〜第四実施形態においては磁石2を、第五、第六実施形態においては磁石7a、7bを、共にフェライト製としたが、他の硬磁性体製でもよい。また、第一〜第四実施形態においてはヨーク3を、第五、第六実施形態においてはヨーク3および磁気発生側ヨーク60を、共にDSUS13A(熱処理済み)製としたが、他の軟磁性体製でもよい。また、第一〜第四実施形態においては、磁石2と軟磁性体製の補助ヨークとを組み合わせたものを磁気発生部材としてもよい。
また、上記実施形態においては、磁気検出器としてホールICを用いたが、例えば磁界の強さに応じて抵抗値が変化する磁気抵抗素子を持つ磁気検出器などを用いてもよい。
以下、偏心量とヒステリシスとの関係について行った実験について説明する。本実験は、第一実施形態の回転角検出装置に対して行った。図9に、本実験に用いた回転角検出装置の寸法を示す。なお、図1と対応する部位については同じ符号で示す。
図に示すように、回転軸5の直径D1は4mm、磁石2の外径D2は10mm、磁石2の厚さL1は6mm、ヨーク3の内径D3は13mm、ヨーク3の外径D4は16mm、ヨーク3の厚さL2は5mm、ギャップ31、32の間隔Gは1.5mmに、それぞれ設定した。そして、ヨーク3の中心軸AYと磁石2の中心軸AMとの間隔つまり偏心量Aを、0mm、0.5mm、1.0mmとし、かつ磁石2を0degを中心に±50deg正/逆回転させた場合の、ギャップ31、32における磁束密度の変化を測定した。
図10に測定結果をグラフで示す。図に示すように、ギャップ32のヒステリシスループは、偏心量Aを0mm→0.5mm→1.0mmと大きくするのに伴い、徐々に大きくなることが判る。すなわち、偏心量Aを大きくするとヒステリシスは大きくなることが判る。
これに対して、ホールIC4が配置されたギャップ31のヒステリシスループは、偏心量Aを0mm→0.5mmと大きくするのに伴い、徐々に小さくなることが判る。そして、偏心量A=0.5mmのとき、ヒステリシスループは略直線にまでつぶれてしまうことが判る。また、この際、ヒステリシスループは、図中矢印で示すように、反転することが判る。また、偏心量Aを0.5mm→1.0mmと大きくするのに伴い、ヒステリシスループは、徐々に大きくなることが判る。
以上の実験から、ギャップ31のヒステリシスは、偏心量A=0.5mmのとき、略0になることが判る。なお、他の実施形態の回転角検出装置においても、ヒステリシスループが反転するポイントがある。したがって、各々の回転角検出装置において上記の如き実験を行い、当該ポイントを探し出すことにより、ヒステリシスを0にすることができる。
(a)は第一実施形態の回転角検出装置の軸方向断面図、(b)は同回転角検出装置の上面図である。 同回転角検出装置において磁石を±50degの範囲で往復回転させた場合のヨーク内部における磁束密度の変化を示すグラフである。 同回転角検出装置のヨーク各角度位置における磁束密度の変化を示す模式図である。 (a)は第二実施形態の回転角検出装置の軸方向断面図、(b)は同回転角検出装置の上面図である。 (a)は第三実施形態の回転角検出装置の軸方向断面図、(b)は同回転角検出装置の上面図である。 (a)は第四実施形態の回転角検出装置の側面図、(b)は同回転角検出装置の上面図である。 (a)は第五実施形態の回転角検出装置の軸方向断面図、(b)は同回転角検出装置の上面図である。 (a)は第六実施形態の回転角検出装置の軸方向断面図、(b)は同回転角検出装置の上面図である。 第一実施形態の回転角検出装置の実験における寸法を示す(a)軸方向断面図、(b)上面図である。 同回転角検出装置に対する実験結果を示すグラフである。 (a)は従来の回転角検出装置の軸方向断面図、(b)は同回転角検出装置の上面図である。 同回転角検出装置において磁石を±50degの範囲で往復回転させた場合のヨーク内部における磁束密度の変化を示すグラフである。 同回転角検出装置のヨーク各角度位置における磁束密度の変化を示す模式図である。
符号の説明
1:回転角検出装置、2:磁石、3:ヨーク、30a:半リング状部材、30b:半リング状部材、31:ギャップ、32:ギャップ、4:ホールIC(磁気検出器)、5:回転軸、6:磁気発生部材、60:磁気発生側ヨーク、60a:磁気発生側半リング状部材、60b:磁気発生側半リング状部材、61:磁気発生側ギャップ、62:磁気発生側ギャップ、7a:磁石、7b:磁石。

Claims (9)

  1. 回転軸に連結され磁界を形成するリング状の磁気発生部材と、
    該磁気発生部材の磁界内に配置され、該磁気発生部材との間に磁気回路を形成するとともに、該回転軸の回転により該磁気発生部材に対する相対角度が変化すると磁束密度が変化するように配置された一対のギャップを持つリング状のヨークと、
    一対の該ギャップの一方に配置され、該磁束密度を検出する磁気検出器と、
    を備えてなる回転角検出装置であって、
    前記磁気発生部材の回転角が0度のとき、前記ヨークの磁束密度分布における密度最大部分は、前記磁気検出器位置を0度として、270度を超え90度未満の領域側に偏在していることを特徴とする回転角検出装置。
  2. 前記磁気発生部材は磁石であり、前記ヨークは該磁石の外周側に配置されている請求項1に記載の回転角検出装置。
  3. 前記磁石は同心リング状を呈しており、前記ヨークは同心リング状を呈しており、
    該磁石の中心軸は、該ヨークの中心軸に対して、前記磁気検出器方向に偏心している請求項2に記載の回転角検出装置。
  4. 前記磁石は偏心リング状を呈しており、前記ヨークは同心リング状を呈しており、
    該磁石の内周面中心軸と該ヨークの中心軸とは同軸上に配置されており、
    該磁石の回転角が0度のとき、該外周面中心軸は、該ヨークの中心軸に対して、前記磁気検出器方向に偏心している請求項2に記載の回転角検出装置。
  5. 前記磁石は同心リング状を呈しており、前記ヨークは偏心リング状を呈しており、
    該磁石の中心軸と該ヨークの内周面中心軸とは同軸上に配置されており、
    該ヨークの外周面中心軸は、該磁石の中心軸に対して、前記磁気検出器方向に偏心している請求項2に記載の回転角検出装置。
  6. 前記磁石は同心リング状を呈しており、前記ヨークは同心リング状を呈しており、
    該磁石の中心軸と該ヨークの中心軸とは同軸上に配置されており、
    該ヨークの軸方向肉厚は、前記磁気検出器方向に偏肉している請求項2に記載の回転角検出装置。
  7. 前記磁気発生部材は、一対の磁気発生側ギャップを持つリング状の磁気発生側ヨークと、周方向に互いに磁極の向きが反対になるように一対の該磁気発生側ギャップに配置された一対の磁石と、からなり、
    前記ヨークは該磁気発生部材の内周側に配置されている請求項1に記載の回転角検出装置。
  8. 前記磁気発生部材は同心リング状を呈しており、前記ヨークは同心リング状を呈しており、
    該磁気発生部材の中心軸は、該ヨークの中心軸に対して、前記磁気検出器方向とは反対方向に偏心している請求項7に記載の回転角検出装置。
  9. 前記磁気発生部材は同心リング状を呈しており、前記ヨークは同心リング状を呈しており、
    該磁気発生部材の中心軸と該ヨークの中心軸とは同軸上に配置されており、
    該磁気発生部材の回転角が0度のとき、前記磁気発生側ヨークの前記磁気発生側ギャップは、前記磁気検出器位置を0度として、270度を超え90度未満の領域内に配置されている請求項7に記載の回転角検出装置。
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