JP2005003590A - 回転角度検出装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ステータヨークを用いることなく、組付誤差等によってホール素子と補助磁石にズレが生じても、補助磁石からホールICに与えられるオフセット磁束が変動するのを防ぐ。
【解決手段】ホール素子2のZ軸周りを覆うように補助磁石8を配置することで、ホール素子2の位置が補助磁石8に対してX軸方向にズレても、オフセット磁束の変動が抑えられる。また、ホール素子2の組付位置が補助磁石8のY軸方向にズレても、オフセット磁束の変動が抑えられる。さらに、補助磁石8のZ軸方向の寸法(筒方向長)を調整することで、補助磁石8の中心からホール素子2がZ軸方向にズレても、オフセット磁束の変動を抑えられる。即ち、ホール素子2の位置が補助磁石8の中心から3次元方向へズレても、オフセット磁束のズレを防ぐことができ、検出精度の低下を招かない。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、2つの部材(例えば、回転部材と非回転部材)の相対回転角度を検出する回転角度検出装置に関する。
【0002】
【発明の背景】
従来の回転角度検出装置の概略構造を図27を参照して説明する。
回転角度検出装置は、直径方向に分割された略円筒状を呈し、同一方向に向く磁極の磁石(以下、主磁石J1 )が配置された磁性体製のロータJ2 と、このロータJ2 の内部に固定配置された磁気検出素子J3 (例えば、ホールIC)とを備える。そして、主磁石J1 と磁気検出素子J3 との相対回転角度が変化すると、磁気検出素子J3 を通過する磁束密度(磁力)が変化して磁気検出素子J3 の出力信号が変化する。
即ち、回転角度検出装置は、磁気検出素子J3 の出力信号に基づいて、主磁石J1 側の部材と、磁気検出素子J3 側の部材との相対回転角度を検出するものである。
【0003】
上記構成を採用する回転角度検出装置における典型的な回転角度と磁気検出素子J3 を通過する磁束密度(以下、磁気検出素子J3 を通過する磁束密度を、単に磁束密度と称す)の関係を図2(a)に示す。この図2(a)に示されるように、図27(a)で磁気検出素子J3 を中心として、主磁石J1 が右方向に回転した際の磁束密度変化による磁気検出素子J3 の出力範囲を正側、左方向に回転した際の磁束密度変化による磁気検出素子J3 の出力範囲を負側とした場合、磁気検出素子J3 の使用出力範囲を、正側または負側のどちらかで使用すると、±90°で磁束密度が折り返すため、検出限界は±90°の範囲になる。
一般的に、主磁石J1 として永久磁石が用いられる。永久磁石は、温度によって磁束が変化する特性を有している。しかし、磁束密度が0(mT、以下単位省略)の時に、温度特性の変化が最も少なくなる。このため、磁束密度0付近の磁気検出精度が高くなる。
【0004】
ここで、例えば回転角度検出装置をスロットルバルブの開度を検出する手段に用いる場合、アイドリング付近の微少開度を高い精度で検出する要求のために、磁束密度0付近をスロットルバルブの0°位置として使用する要求がある。
すると、スロットルバルブの検出範囲は、0°〜90°の範囲に限られてしまい、90°以上を検出することができなくなってしまう。
即ち、スロットルバルブに適用する場合に限らず、従来の回転角度検出装置は、角度0°の基準角を磁束密度0付近に設定すると、90°以上を検出することができず、検出角度範囲は0°〜90°に限定されてしまう。
【0005】
また、検出精度を高めるためには、検出角度範囲における磁束密度の変化特性が直線性(以下、単に直線性と称す)であることが求められる。
しかし、磁気検出素子J3 の出力はサインカーブを描くため、直線性の高い検出範囲が狭く、検出範囲を広げようとすると図2(a)に示すように直線性が低下してしまう。
【0006】
上記の不具合を解決する手段として、図28に示すように、磁気検出素子J3 の近傍に補助磁石J4 を配置し、磁気検出素子J3 の磁気検出方向に一定の磁力を与えることで、温度特性によって磁束密度が変化しない磁束密度0付近に角度0°の基準角を設定しつつ、検出角度の範囲を90°以上に拡大したり、直線性の高い検出範囲を広げる技術が提案されている(周知技術ではない:例えば、特許文献1参照)。
【0007】
【特許文献1】
特願2002−285378
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記の特許文献1に示す技術では、図29の下側に示すように、単に磁気検出素子J3 の近傍に補助磁石J4 を配置して、磁気検出素子J3 の磁気検出方向に一定の磁力を与える場合、補助磁石J4 が開磁路であるため、補助磁石J4 と磁気検出素子J3 の距離(図29中ではX軸方向の距離で表す)が変化すると、図29の上側グラフに示すように、磁気検出素子J3 の検出する磁束密度が大きく変動してしまう。
すると、補助磁石J4 によるオフセット後に磁束密度が0となる主磁石J1 の回転角度が変動することになり、検出精度の低下を招いてしまう。
【0009】
また、図30に示すように、磁気検出素子J3 に対して常に相対回転角度が変化せずに、主磁石J1 の発生した磁束を磁気検出素子J3 へ効率的に導くためのステータヨークJ5 を用いる場合、補助磁石J4 が閉磁路化するため磁気検出素子J3 と補助磁石J4 の相対距離のズレの影響を小さく抑えることができる。
しかし、ステータヨークJ5 を用いることによって部品数が増加してしまう。また、そのステータヨークJ5 の残留磁束によって磁気検出素子J3 に与えられる磁束密度にヒステリシスが発生するため、検出精度が劣化してしまう。
【0010】
【発明の目的】
本発明の回転角度検出装置は、主磁石によって磁気検出素子に与えられる磁束密度を補助磁石によって異なる値に変更(オフセット)させる技術に適用される発明であり、磁気検出素子に対して相対回転角度が変化しないヨーク(磁気検出素子が非回転部材の場合はステータヨークであり、磁気検出素子が回転部材の場合はロータヨークである)を廃止してヨークの残留磁束の影響によって検出精度が劣化するのを防ぐとともに、組付誤差等によって磁気検出素子と補助磁石に相対距離のズレが生じても、補助磁石によるオフセット値(磁気検出素子に与えられる磁束密度の変更量)が変動するのを防ぐことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】
〔請求項1の手段〕
請求項1の手段を採用する回転角度検出装置は、磁気検出素子の周りを囲むように配置された補助磁石が磁気検出素子の磁気検出方向に一定の磁力を与えることによって、主磁石により磁束密度が0となる主磁石角度を補助磁石によって他の角度にオフセットさせることができる。
即ち、温度特性によって磁束密度が変化しない磁束密度0の主磁石角度を任意に設定(オフセット量の設定)できる。
このオフセット量の設定によって、温度特性によって磁束密度が変化しない磁束密度0の主磁石角度を、オフセット前の磁束密度0となる角度より移動させて基準角(角度0°)に設定できるため、検出角度範囲を90°以上に拡大することができる。
また、主磁石により磁束密度が0となる基準角を補助磁石によって他の角度にオフセットさせることにより、磁気検出素子の出力のうち、直線性の高い部分を多く用いて回転角度を検出することが可能になる。即ち、直線性の高い検出範囲を広げることが可能になり、広い検出範囲を高い精度で検出できる。
【0012】
また、請求項1の手段を採用する回転角度検出装置は、磁気検出素子の周りを囲むように補助磁石が配置されている。
これによって、磁気検出素子の周りが全包囲磁気ギャップとなる。このため、磁気検出素子と補助磁石の相対距離が、磁気検出素子を囲む補助磁石の内側でズレても、補助磁石が磁気検出素子へ与える磁束密度の変化が抑えられ、補助磁石によるオフセット量の変動が抑えられる。
即ち、磁気検出素子と補助磁石の相対距離が、磁気検出素子を囲む補助磁石の内側でズレても、磁束密度0の主磁石角度(基準角)がズレるのを防ぐことができ、検出精度の低下を招かない。
【0013】
さらに、請求項1の手段を採用する回転角度検出装置は、磁気検出素子に対して相対回転角度が変化せずに、主磁石の発生した磁束を磁気検出素子へ効率的に導くためのヨーク(磁気検出素子が非回転部材の場合はステータヨーク、磁気検出素子が回転部材の場合はロータヨーク)を用いない。このヨークを用いないことにより、部品数を抑えることができる。
また、磁気検出素子に対して相対回転角度が変化しないヨークを用いないため、そのヨークの残留磁束の影響が発生しない。即ち、ヨークの残留磁束が磁気検出素子に与える磁束密度のヒステリシスが発生しなくなるため、ヨークを用いることによる検出精度の劣化を防ぐことができる。
【0014】
〔請求項2の手段〕
請求項2の手段を採用する回転角度検出装置は、磁気検出素子の両側に配置された補助磁石が磁気検出素子の磁気検出方向に一定の磁力を与えることによって、主磁石により磁束密度が0となる主磁石角度を補助磁石によって他の角度にオフセットさせることができる。
即ち、上述した請求項1の手段と同様、温度特性によって磁束密度が変化しない磁束密度0の主磁石角度を任意に設定(オフセット量の設定)できる。
このオフセット量の設定によって、温度特性によって磁束密度が変化しない磁束密度0の主磁石角度を、オフセット前の磁束密度0となる角度より移動させて基準角(角度0°)に設定できるため、検出角度範囲を90°以上に拡大することができる。
また、主磁石により磁束密度が0となる主磁石角度(基準角)を補助磁石によって他の角度にオフセットさせることにより、磁気検出素子の出力のうち、直線性の高い部分を多く用いて回転角度を検出することが可能になる。即ち、直線性の高い検出範囲を広げることが可能になり、広い検出範囲を高い精度で検出できる。
【0015】
また、請求項2の手段を採用する回転角度検出装置は、磁気検出素子の両側に補助磁石が配置される。
このため、磁気検出素子と補助磁石の相対距離が、補助磁石が磁気検出素子を挟む方向(補助磁石の一方側あるいは他方側)へズレても、補助磁石が磁気検出素子へ与える磁束密度の変化が抑えられ、補助磁石によるオフセット量の変動が抑えられる。
即ち、磁気検出素子と補助磁石の相対距離が、補助磁石が磁気検出素子を挟む方向へズレても、磁束密度0の主磁石角度(基準角)がズレるのを防ぐことができ、検出精度の低下を招かない。
【0016】
さらに、請求項2の手段を採用する回転角度検出装置は、上述した請求項1の手段と同様、磁気検出素子に対して相対回転角度が変化せずに、主磁石の発生した磁束を磁気検出素子へ効率的に導くためのヨークを用いない。このヨークを用いないことにより、部品数を抑えることができる。
また、磁気検出素子に対して相対回転角度が変化しないヨークを用いないため、そのヨークの残留磁束の影響が発生しない。即ち、ヨークの残留磁束が磁気検出素子に与える磁束密度のヒステリシスが発生しなくなるため、ヨークを用いることによる検出精度の劣化を防ぐことができる。
【0017】
〔請求項3の手段〕
請求項3の手段を採用する回転角度検出装置は、補助磁石が磁気検出素子に与える磁束方向と、磁気検出素子の磁気検出方向とが平行でなく、オフセット角を有するものである。
このように、補助磁石が磁気検出素子に与える磁束方向と、磁気検出素子の磁気検出方向とにオフセット角を持たせたことにより、オフセット角を調整することで、磁気検出素子の検出する磁束密度を調整することができる。即ち、オフセット角を調整することにより、磁束密度0の主磁石角度(基準角)を任意に調整できる。
【0018】
〔請求項4の手段〕
請求項4の手段を採用する回転角度検出装置の主磁石と補助磁石は、ともに温度特性が同一の永久磁石である。
このように設けられることにより、温度変化によって磁束密度0の主磁石角度(基準角)が変化する不具合を回避できる。
【0019】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を、複数の実施例と変形例を用いて説明する。以下で説明する第1〜第8実施例は第1発明(請求項1の発明)に対応した実施例であり、第9〜第13実施例は第2発明(請求項2の発明)に対応した実施例である。また、第14実施例〜第17実施例は第1、第2発明に共通の変形例を示す。
【0020】
[第1実施例]
図1〜図3を用いて第1実施例を説明する。
まず、図1を参照して回転角度検出装置の基本構成を説明する。なお、図1(a)は回転角度検出装置を回転軸方向から見た図であり、図1(b)は回転角度検出装置の回転軸方向に沿う断面図である。
【0021】
この実施例に示す回転角度検出装置は、例えばスロットルバルブの回転角度(開度)を検出するためのものであり、スロットルバルブと図示しない部材を介して一体に回転するロータ1(回転部材)と、ホール素子2(磁気検出素子の一例)を内蔵するホールIC3とを備える。このホールIC3は、図示しない固定部材(非回転部材)によって支持されて、ホール素子2がロータ1の回転軸上に配置される。
【0022】
ロータ1は、ホールIC3の周囲、厳密にはホール素子2の周囲に同芯的に配置されたものであり、円筒形状を呈した磁石支持筒4と、ホール素子2に磁力をを与える主磁石5とで構成される。
この主磁石5は、ホール素子2に磁束を与える磁束付与磁石6と、磁束付与磁石6からホール素子2に向けて与えられた磁束を吸引する磁束吸引磁石7とからなる。即ち、磁束付与磁石6の内周面がN極の極性で、磁束吸引磁石7の内周面がS極の極性を持つように配置されている。
【0023】
磁束付与磁石6と磁束吸引磁石7は、ホール素子2の両側に距離を隔てて対向配置される。この実施例の磁束付与磁石6と磁束吸引磁石7は、それぞれ半円筒形状を呈するものであり、磁束付与磁石6と磁束吸引磁石7によって直径方向に分割された略円筒形状を呈する。そして、磁束付与磁石6と磁束吸引磁石7の円弧端が対向する部分には所定のエアギャップが形成される。そして、磁束付与磁石6と磁束吸引磁石7は、磁石支持筒4内に固定されて、ホール素子2の周りを囲んで配置される。
なお、磁束付与磁石6および磁束吸引磁石7の少なくとも一方の厚さを変化させて、ホール素子2の設置位置がズレても、主磁石5がホール素子2に与える磁束密度が変化しないように設けても良い。
【0024】
ロータ1の中心に配置されたホールIC3は、ホール素子2と信号処理回路等を一体化した周知のICであり、ホール素子2の磁気検出面に対して直交する方向(磁気検出方向)の磁束密度に応じた電圧信号を出力する。
【0025】
上記構成(後述する補助磁石8を搭載していない構成)における回転角度検出装置の作動を、図2(a)を参照して説明する。
なお、以下では、図1に示されるように、ロータ1の回転軸をZ軸とし、このZ軸と直交する方向で、且つホール素子2の磁気不感方向(磁気検出面に沿う方向)をX軸とし、上記Z軸と直交する方向で、且つホール素子2の磁気検出方向(磁気検出面に直交する方向)をY軸として説明する。
ここで、磁束付与磁石6と磁束吸引磁石7との間のエアギャップの中心軸がY軸方向に向くロータ1の回転角度を0°、磁束付与磁石6と磁束吸引磁石7との間のエアギャップの中心軸がX軸方向に向くロータ1の回転角度を90°(図1参照)とする。
【0026】
回転角度検出装置は、磁束付与磁石6→ホールIC3(ホール素子2)→磁束吸引磁石7という経路で磁束が流れる磁気回路が形成される。そして、スロットルバルブとともにロータ1が回転すると、ホール素子2の磁気検出面と直交する磁束密度が変化する。
即ち、図2(a)に示すように、ロータ1の回転角度が90°の時にホール素子2の磁気検出面に直交する磁束密度が最大になり、ロータ1の回転角度が90°より増加しても、逆に90°より減少しても、回転角度に応じてホール素子2の磁気検出面に直交する磁束密度が減少する。
そして、ロータ1の回転角度が0°の位置では、ホール素子2の磁気検出面と直交する磁束が0になる。
【0027】
さらに、ロータ1の回転角度が0°よりもマイナス側に回転すると、回転角度に応じてホール素子2の磁気検出面と直交する反対方向の磁束密度が増える。そして、ロータ1の回転角度が−90°の時にホール素子2の磁気検出面と直交する逆向きの磁束密度が最大になる。
ロータ1の回転角度が−90°よりもさらにマイナス側に回転すると、回転角度に応じて磁気検出面と直交する反対方向の磁束量が減少を始め、ホール素子2を通過する逆向きの磁束密度が減少する。
【0028】
(第1実施例の第1の特徴)
「発明の背景」の項でも説明したように、スロットルバルブの開度を検出する回転角度検出装置は、微少開度(アイドリング付近)を高い精度で検出する要求のために、磁束密度0付近をスロットルバルブの0°位置として使用する要求がある。
すると、回転角度検出装置の検出範囲は、0°〜90°の範囲に限られてしまい、回転角度検出装置で90°以上を検出することができない。
【0029】
そこで、この実施例の回転角度検出装置は、ホールIC3に対して常に相対回転角度が変化せず、且つホールIC3に一定の磁束密度を与えて、ホールIC3の検出する磁束密度をオフセットさせる補助磁石8が設けられている。
この実施例の補助磁石8は、Z軸方向から見てホールIC3(ホール素子2)の周りを囲むように配置される。具体的に、この実施例の補助磁石8は、図1に示すように、円筒形状を呈して、ホールIC3(ホール素子2)の周囲を覆うものであり、円筒形状を呈した補助磁石8の中心にホール素子2が来るように図示しない固定部材に取り付けられる。
【0030】
この実施例の補助磁石8は、磁気検出方向(磁気検出面に対して直角方向)に磁極が向くように着磁されている。
また、この実施例の補助磁石8は、ホール素子2に与えられる磁束密度を加算するように設けられている。具体的には、図1(a)に示すように、補助磁石8の上側内周面がN極で、下側内周面がS極となるように着磁され、主磁石5のみがホール素子2に与える磁束密度が0になった時(図1の状態)でも、補助磁石8がホール素子2に与える磁束の影響によってホールIC3の出力がプラスの出力(加算出力)を発生するように設けられている。なお、補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度は、主磁石5がホール素子2に与える最大磁束密度より小さく設けられている。
【0031】
上記のように設けられることにより、図2(b)に示すように、磁束密度が0となる主磁石角度を補助磁石8によって変化させることができる。具体的に、図2(b)中において、一点鎖線Aで示すラインが補助磁石8が無くて主磁石5のみによる回転角度と磁束密度との関係を示すものであるが、補助磁石8を配置したことにより、磁束密度が0となる主磁石角度が、矢印で示す磁束密度αに相当する角度分オフセットできる。
なお、主磁石5(磁束付与磁石6と磁束吸引磁石7)と補助磁石8は、ともに温度特性が同一の永久磁石である。即ち、主磁石5と補助磁石8は、同一材料(例えば、希土類磁石、フェライト磁石、アルニコ磁石、フェライト樹脂に着磁した磁石等)の永久磁石である。このため、温度変化によって磁束密度が0になる角度が変化する不具合を回避できる。
【0032】
(第1の効果)
本実施例の回転角度検出装置は、温度特性によって磁束密度が変化しない磁束密度0付近に、スロットルバルブにおいて検出精度が最も要求されるスロットルバルブの0°付近を設定しつつ、検出角度の範囲βを90°以上に拡大することができる。このため、スロットル開度が90°以上のスロットルバルブの開度を回転角度検出装置で検出することができる。
また、ホールIC3の出力のうち、直線性の高い部分を多く用いて回転角度を検出することができる。即ち、直線性の高い検出範囲を広げることができ、検出精度を高めることができる。
【0033】
(第1実施例の第2の特徴)
ホール素子2のZ軸周りを覆うように円筒形状の補助磁石8が配置されるため、ホール素子2の位置が補助磁石8に対してX軸方向にズレても、図3(a)に示すように、補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度(オフセット磁束)の変動が抑えられる。即ち、磁束密度0の主磁石角度(基準角)がズレるのを防ぐことができ、検出精度の低下を招かない。
同様に、ホール素子2のZ軸周りを覆うように円筒形状の補助磁石8が配置されるため、ホール素子2の組付位置が補助磁石8のY軸方向にズレても、図3(b)に示すように、補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度(オフセット磁束)の変動が抑えられる。即ち、磁束密度0の主磁石角度(基準角)がズレるのを防ぐことができ、検出精度の低下を招かない。
このように、Z軸方向から見て、ホール素子2の周りを囲むように補助磁石8を配置することにより、補助磁石8の中心からZ軸周り(X軸とY軸による2次元方向)にホール素子2がズレても、磁束密度0の主磁石角度(基準角)がズレるのを防ぐことができ、検出精度の低下を招かない。
【0034】
一方、円筒形状を呈する補助磁石8は、Z軸方向の両端側で漏れ磁束が大きくなる。
そこで、補助磁石8のZ軸方向の寸法(筒方向長)を長く設けることにより、図3(c)に示すように、漏れ磁束の影響の無いZ軸領域を長く得ることができる。即ち、補助磁石8のZ軸方向の寸法(筒方向長)を調整することで、補助磁石8の中心からホール素子2がZ軸方向にズレても、補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度(オフセット磁束)の変動を抑えることができ、検出精度の低下を招かない。
【0035】
(第2の効果)
本実施例の回転角度検出装置は、上述したように、Z軸方向から見て、ホール素子2の周囲を補助磁石8で囲み、且つ補助磁石8のZ軸方向の寸法(筒方向長)を調整することによって、ホール素子2の位置が補助磁石8の中心から3次元方向(X軸、Y軸、Z軸による3次元方向)へズレても、磁束密度0の主磁石角度(基準角)がズレるのを防ぐことができ、検出精度の低下を招かない。
【0036】
(第1実施例の第3の特徴および効果)
本実施例の回転角度検出装置は、「発明の背景」の項で示したステータヨーク(図30の符号J5 参照)を用いることなく、上述した第2の効果を得ることができる。
しかし、ステータヨークを用いると、部品数が増加してしまう。また、ステータヨークの残留磁束によってホール素子2に与えられる磁束密度にヒステリシスが発生して検出精度が劣化する。
【0037】
本実施例ではステータヨークを用いていないため、部品数を減らすことができ、回転角度検出装置のコストを抑えることができる。
また、ステータヨークを用いないため、ステータヨークの残留磁束の影響が発生しない。即ち、ステータヨークの残留磁束がホール素子2に与える磁束密度のヒステリシスが発生しなくなるため、ステータヨークを用いることによる検出精度の劣化を防ぐことができる。
【0038】
[第2実施例]
図4を用いて第2実施例を説明する。この図4(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図であり、図4(b)は回転角度検出装置のZ軸方向に沿う断面図である。なお、この第2実施例以降における第1実施例と同一符号は、特に説明を加えない限り同一機能物を示すものである。
上記の第1実施例では、補助磁石8を円筒形状に設けた例を示したが、この実施例では、補助磁石8を断面が矩形の筒形状に設けたものである。
このような構成を採用しても、第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0039】
[第3実施例]
図5を用いて第3実施例を説明する。この図5(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図であり、図5(b)は回転角度検出装置のZ軸方向に沿う断面図である。
上記の第1実施例では、1つの円筒形状の補助磁石8でホールIC3(ホール素子2)を囲む例を示したが、この実施例では、半円筒形状を呈する2つの補助磁石8を組み合わせて、ホールIC3(ホール素子2)を囲むように設けたものである。
このような構成を採用しても、第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0040】
[第4実施例]
図6を用いて第4実施例を説明する。この図6(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図であり、図6(b)は回転角度検出装置のZ軸方向に沿う断面図である。
この実施例では、板状を呈した複数(この実施例では4つ)の補助磁石8でホールIC3(ホール素子2)の周りを囲むように設けたものである。
このような構成を採用しても、第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0041】
[第5実施例]
図7、図8を用いて第5実施例を説明する。この図7(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図であり、図7(b)は回転角度検出装置のZ軸方向に沿う断面図である。
上記の第1〜第4実施例の補助磁石8は、磁気検出方向(磁気検出面に対して直角方向)に磁束が向くように着磁されている例を示した。
【0042】
これに対し、本実施例では、補助磁石8の着磁方向は、ホール素子2の磁気検出方向に対しオフセット角θを有する。即ち、補助磁石8がホール素子2に与える磁束方向と、ホール素子2の磁気検出方向とは、平行でなく、オフセット角θを有するものである。
このように、補助磁石8がホール素子2に与える磁束方向と、ホール素子2の磁気検出方向とにオフセット角θを持たせたことにより、図8に示すように、オフセット角θ(図8中、設置角度)を調整することにより、補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度(図8中、補極磁束密度)を可変することができる。即ち、オフセット角θを調整することにより、磁束密度0の主磁石角度(基準角)を調整することができる。
【0043】
[第6実施例]
図9、図10を用いて第6実施例を説明する。この図9(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図であり、図9(b)は回転角度検出装置のZ軸方向に沿う断面図である。
上記の第1〜第5実施例では、1つのホールIC3(ホール素子2)を用いる例を示したが、この実施例では、2つのホールIC3(ホール素子2)を用いる例を示す。
【0044】
上記第1〜第5実施例のように、ホールIC3(ホール素子2)が1つの場合は、ホール素子2を回転中心に設置する。本実施例のようにホールIC3(ホール素子2)が2つの場合は、一方のホールIC3のホール素子2を回転中心に設置し、その上に他方のホールIC3を設置する。
すると、図9(c)に示すように、他方のホールIC3のホール素子2が、回転中心よりもホールIC3の厚みaだけズレる。
【0045】
このような場合は、図10(a)に示すように、2つのホール素子2の中心に、補助磁石8の筒中心が来るように補助磁石8を設置し、2つのホール素子2に同量の磁束密度を与える。即ち、図9(a)に示すように、補助磁石8の筒中心を、a/2だけ他方のホールIC3側にずらして設置する。
このように設けられることにより、図9(b)に示すように、2つのホール素子2において、磁束密度が0となる主磁石角度(オフセット角)が同量になる。これによって、2つのホールIC3から同じ検出特性を得ることができる。
【0046】
[第7実施例]
図11、図12を用いて第7実施例を説明する。この図11(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図であり、図11(b)は回転角度検出装置のZ軸方向に沿う断面図である。
(第7実施例の第1の特徴)
上記の第1実施例では、第1実施例中における図3(a)の実線{図12(a)の破線A’参照}に示すように、ホール素子2の設置位置が補助磁石8に対してX軸方向にズレた場合、ホール素子2と補助磁石8の距離が接近し、補助磁石8からホール素子2へ与えられる磁束密度が増加し、オフセット量が増加してしまう。
【0047】
そこで、この実施例では、上記の不具合を解決するために、補助磁石8をZ軸方向から見た厚みを、図11(a)に示すように、Y軸方向が厚く、X軸方向が薄くなるように設けている。この補助磁石8の厚みの変化は、ホール素子2の設置位置がX軸方向へズレるのに応じて変化するホール素子2を通過する磁束密度の変化幅に基づいて設定される。つまり、ホール素子2の設置位置がX軸方向へズレても、補助磁石8からホール素子2に与えられる磁束密度が変化しないように設定される。
【0048】
本実施例の回転角度検出装置は、上記のように設けられることにより、組付誤差等によって、ホール素子2の設置位置が補助磁石8に対してX軸方向へズレても、ズレた方向に薄くなった補助磁石8によって、補助磁石8からホール素子2へ与えられる磁束密度の増加をなくすことができる。具体的には、図12(a)の実線Aに示されるように、ホール素子2の設置位置が中央からX軸方向へズレても補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度は増加せず、ほぼ一定に保たれる。
即ち、回転角度検出装置の組付誤差等によって、ホール素子2の設置位置がX軸方向へズレても補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度(オフセット磁束)の変動が抑えられるため、検出精度の低下を招かない。
【0049】
(第7実施例の第2の特徴)
上記の第1実施例では、第1実施例中における図3(c){図12(b)の破線B’参照}に示すように、円筒形状を呈する補助磁石8は、Z軸方向の両端側で漏れ磁束が大きくなる。
そこで、この実施例では、上記の不具合を解決するために、補助磁石8のZ軸方向に沿う厚みを、図11(b)に示すように、ホール素子2の設置位置の周囲が薄く、ホール素子2の設置位置より離れる側に厚くなるように設けている。補助磁石8の厚みの変化は、ホール素子2の設置位置がZ軸方向へズレるのに応じて変化するホール素子2を通過する磁束密度の変化幅に基づいて設定される。即ち、ホール素子2の設置位置がZ軸方向へズレても、補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度が変化しないように設定される。
【0050】
本実施例の回転角度検出装置は、上記のように設けられることにより、組付誤差等によって、ホール素子2の設置位置が補助磁石8に対してZ軸方向へズレても、ズレた方向に厚くなった補助磁石8によって、補助磁石8からホール素子2へ与えられる磁束密度の低下をなくすことができる。具体的には、図12(b)の実線Bに示されるように、ホール素子2の設置位置が中央からZ軸方向へズレても補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度は低下せず、ほぼ一定に保たれる。
即ち、回転角度検出装置の組付誤差等によって、ホール素子2の設置位置がZ軸方向へズレても補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度(オフセット磁束)の変動が抑えられるため、検出精度の低下を招かない。
【0051】
[第8実施例]
図13、図14を用いて第8実施例を説明する。この図13(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図であり、図13(b)は回転角度検出装置のZ軸方向に沿う断面図である。
上記の第1〜第7実施例は、Z軸方向から見てホールIC3(ホール素子2)の周りを囲むように補助磁石8を配置する例を示した。
これに対し、この第8実施例は、Z軸方向と直交する方向(この実施例ではY軸方向)から見て、ホールIC3(ホール素子2)の周りを囲むように補助磁石8を配置したものである。なお、この実施例の補助磁石8は、図14に示すように矩形の筒形状を呈するものである。
【0052】
この実施例のように、Y軸方向から見て、ホールIC3(ホール素子2)の周りを補助磁石8で囲むことにより、ホール素子2の位置が補助磁石8のX軸方向にズレても補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度(オフセット磁束)の変動が抑えられる。また、ホール素子2の組付位置が補助磁石8のZ軸方向にズレても補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度(オフセット磁束)の変動が抑えられる。
即ち、Y軸方向から見て、ホール素子2の周りを囲むように補助磁石8を配置することにより、補助磁石8の中心からY軸周り(X軸とZ軸による2次元方向)にホール素子2がズレても、補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度(オフセット磁束)の変動が抑えられる。
【0053】
また、この実施例では、図13(a)、(b)に示すように、ホール素子2が補助磁石8の筒方向の端からはみ出る。このように、ホール素子2が補助磁石8の筒方向の端からはみ出ても、補助磁石8の磁力がホール素子2に影響を与えることができれば不具合は生じない。
【0054】
[第9実施例]
図15〜図17を用いて第9実施例を説明する。この図15(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図であり、図15(b)は回転角度検出装置のZ軸方向に沿う断面図である。
上記の実施例では、ホール素子2の周りを補助磁石8で囲むことで、ホール素子2のズレの影響を抑える例を示した。
これに対し、以下の実施例では、Z軸方向から見て、あるいはZ方向と直交する方向から見て、ホール素子2の両側に補助磁石8を配置する例を示す。具体的には、平行配置された2つの板状の補助磁石8の中央にホール素子2を配置する例を示す。
【0055】
この第9実施例は、Z軸方向から見てホール素子2のX軸方向の両側に補助磁石8を配置する例を示す。このように設けられると、図16(a)に示すように、2つの補助磁石8の間には、2つの補助磁石8による合成磁力が発生する。このため、ホール素子2の位置が補助磁石8のX軸方向(補助磁石8がホール素子2を挟む方向)にズレても、磁束密度0の主磁石角度(基準角)がズレるのを防ぐことができ、検出精度の低下を招かない。
【0056】
一方、2枚の補助磁石8は、Y軸方向の両端側で漏れ磁束が大きくなる。そこで、図17(b)に示すように補助磁石8のY軸方向の寸法(板長h)を長く設けることにより、図16(b)に示すように漏れ磁束の影響の無いY軸領域を長く得ることができる。そこで、補助磁石8のY軸方向の寸法(板長h)を調整することで、補助磁石8の中心からホール素子2がY軸方向にズレても、磁束密度0の主磁石角度(基準角)がズレるのを防ぐことができ、検出精度の低下を招かない。
【0057】
なお、この実施例では、補助磁石8のY軸方向の寸法(板長h)を長く設ける例を示したが、補助磁石8の厚みをホール素子2の設置位置の周囲が薄く、ホール素子2の設置位置よりY軸方向へ離れる側に厚く設けて、ホール素子2の設置位置がY軸方向へズレても、補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度が変化しないように設けても良い。
【0058】
同様に、2枚の補助磁石8は、Z軸方向の両端側で漏れ磁束が大きくなる。そこで、図17(c)に示すように補助磁石8のZ軸方向の寸法(板長d)を長く設けることにより、図16(c)に示すように漏れ磁束の影響の無いZ軸領域を長く得ることができる。そこで、補助磁石8のZ軸方向の寸法(板長d)を調整することで、補助磁石8の中心からホール素子2がZ軸方向にズレても、磁束密度0の主磁石角度(基準角)がズレるのを防ぐことができ、検出精度の低下を招かない。
【0059】
なお、この実施例では、補助磁石8のZ軸方向の寸法(板長d)を長く設ける例を示したが、補助磁石8の厚みをホール素子2の設置位置の周囲が薄く、ホール素子2の設置位置よりZ軸方向へ離れる側に厚く設けて、ホール素子2の設置位置がZ軸方向へズレても、補助磁石8がホール素子2に与える磁束密度が変化しないように設けても良い。
【0060】
[第10実施例]
図18を用いて第10実施例を説明する。この図18(a)はホールIC3と補助磁石8をZ軸方向から見た図であり、図18(b)はホールIC3と補助磁石8のZ軸方向に沿う断面図である。
この第10実施例は、上述した第6実施例と同様、2つのホールIC3(ホール素子2)を用いるものである。
【0061】
上記第9実施例のように、ホールIC3(ホール素子2)が1つの場合は、ホール素子2を回転中心に設置する。これに対し、本実施例のようにホールIC3(ホール素子2)が2つの場合は、一方のホールIC3のホール素子2を回転中心に設置し、その上に他方のホールIC3を設置する。
すると、他方のホールIC3のホール素子2が、回転中心よりもホールIC3の厚み分ズレる。
【0062】
このような場合は、図18(a)、(b)に示すように、2つのホール素子2の中心に、補助磁石8の板中心が来るように設置し、2つのホール素子2に同量の磁束密度を与える。このように設けられることにより、2つのホール素子2において、磁束密度が0となる主磁石角度(オフセット角)が同量になり、2つのホールIC3から同じ検出特性を得ることができる。
【0063】
[第11実施例]
図19、図20を用いて第11実施例を説明する。この図19(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図であり、図19(b)は回転角度検出装置のZ軸方向に沿う断面図である。
上記第10実施例は、独立した2つの板状の補助磁石8を用いた例を示したが、この第11実施例は、図20に示すように、補助磁石8を断面コ字形に設けて、ホール素子2を両側から挟む2つの補助磁石8を1部品にしたものである。即ち、ホール素子2の両側に配置される補助磁石8と、その補助磁石8を連結する連結部材8aとを、一体に設けたものである。
このように設けることにより、組付け性が格段に向上する。
【0064】
[第12実施例]
図21を用いて第12実施例を説明する。この図21(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図であり、図21(b)は回転角度検出装置のZ軸方向に沿う断面図である。
上記第9〜第11実施例は、Z軸方向から見てホール素子2のX軸方向の両側に補助磁石8を配置する例を示した。
これに対し、この実施例は、Z軸方向から見てホール素子2のY軸方向の両側に補助磁石8を配置したものである。このように設けられることにより、ホール素子2の位置が補助磁石8のY軸方向(補助磁石8がホール素子2を挟む方向)にズレても、磁束密度0の主磁石角度(基準角)がズレるのを防ぐことができる。
【0065】
[第13実施例]
図22を用いて第13実施例を説明する。この図22(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図であり、図22(b)は回転角度検出装置のZ軸方向に沿う断面図である。
この第13実施例は、Z軸に直交する方向(この実施例ではX軸方向)から見てホール素子2のZ軸方向の両側に補助磁石8を配置したものである。このように設けられることにより、ホール素子2の位置が補助磁石8のZ軸方向(補助磁石8がホール素子2を挟む方向)にズレても、磁束密度0の主磁石角度(基準角)がズレるのを防ぐことができる。
【0066】
[第14実施例]
図23を用いて第14実施例を説明する。この図23(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図である。
上記の第1〜第13実施例の補助磁石8は、ホール素子2に磁束密度を加算して与えるように設けていた。
これに対し、この実施例は、図23(a)に示すようにホール素子2に与えられる磁束密度を減算するように補助磁石8を設けたものである。
このように設けられることにより、図23(b)に示すように、磁束密度が0となる主磁石角度を補助磁石8によってマイナス側にオフセットできる。
【0067】
[第15実施例]
図24を用いて第15実施例を説明する。この図24(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図であり、図24(b)は回転角度検出装置のZ軸方向に沿う断面図である。なお、この実施例は、ロータ1の変形例を示すものであり、図24中においては補助磁石8を省略して示す。
上記の第1〜第14実施例のロータ1は、磁束付与磁石6および磁束吸引磁石7が半円筒形状を呈する例を示した。
これに対し、この第15実施例のロータ1は、Z軸方向から見て、平板形状を呈した磁束付与磁石6および磁束吸引磁石7を平行に配置したものである。
【0068】
なお、磁束付与磁石6および磁束吸引磁石7の少なくとも一方の厚さを変化させて、ホール素子2の設置位置がズレても、主磁石5がホール素子2に与える磁束密度が変化しないように設けても良い。
【0069】
[第16実施例]
図25を用いて第16実施例を説明する。この図25(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図であり、図25(b)は回転角度検出装置のZ軸方向に沿う断面図である。なお、この実施例は、ロータ1の変形例を示すものであり、図25中においては補助磁石8を省略して示す。
上記の第1〜第15実施例のロータ1は、磁束付与磁石6および磁束吸引磁石7を、それぞれ1つの磁石で構成した例を示した。
これに対し、この第16実施例のロータ1は、磁束付与磁石6および磁束吸引磁石7を複数(この実施例ではそれぞれ2つづつ)の磁石で構成したものである。
【0070】
なお、磁束付与磁石6および磁束吸引磁石7の少なくとも一方の厚さを変化させて、ホール素子2の設置位置がズレても、主磁石5がホール素子2に与える磁束密度が変化しないように設けても良い。
【0071】
[第17実施例]
図26を用いて第17実施例を説明する。この図26(a)は回転角度検出装置をZ軸方向から見た図であり、図26(b)は回転角度検出装置のZ軸方向に沿う断面図である。なお、この実施例は、ロータ1の変形例を示すものであり、図26中においては補助磁石8を省略して示す。
上記の第1〜第16実施例のロータ1は、磁束付与磁石6および磁束吸引磁石7を、それぞれ独立した別磁石で構成した例を示した。
これに対し、この第17実施例のロータ1は、磁束付与磁石6および磁束吸引磁石7を1つの磁石で構成したものである。
【0072】
なお、この実施例のように磁束付与磁石6および磁束吸引磁石7を1つの磁石で構成した場合であっても、磁束付与磁石6および磁束吸引磁石7の少なくとも一方の厚さを変化させて、ホール素子2の設置位置がズレても、主磁石5がホール素子2に与える磁束密度が変化しないように設けても良い。
【0073】
〔変形例〕
上記の実施例では、固定部材を固定し、ロータ1を回転させた例を示したが、逆にロータ1に相当する部材を固定し、磁気検出素子(実施例ではホール素子2を内蔵するホールIC3)を支持する部材を回転させる構造を採用しても良い。言い換えれば、磁気検出素子を回転させ、主磁石5を固定して磁気検出素子の出力から回転角度を検出しても良い。
【0074】
上記の実施例では、ホール素子2を内蔵するホールIC3を用いる例を示したが、ホール素子2のみを主磁石5(磁束付与磁石6と磁束吸引磁石7)の内部に配置し、信号処理回路を主磁石5の外部に配置しても良い。つまり、例えば、ホール素子2の信号処理回路を回転角度検出装置から離れた制御装置内に設けても良い。
【0075】
上記の実施例では、回転角度検出装置の具体的な一例としてスロットルバルブの開度を検出する例を示したが、産業ロボットのアーム部の回転角度等、他の回転角度を検出するように設けても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第1実施例)。
【図2】磁束密度と回転角度の関係を示すグラフである(第1実施例)。
【図3】ホール素子のズレ量とオフセット磁束の関係を示すグラフである(第1実施例)。
【図4】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第2実施例)。
【図5】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第3実施例)。
【図6】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第4実施例)。
【図7】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第5実施例)。
【図8】補助磁石の設置角度とオフセット磁束の関係を示すグラフである(第5実施例)。
【図9】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図、Z軸方向に沿う断面図および2つのホールICをZ軸方向から見た図である(第6実施例)。
【図10】ホール素子のY軸方向の設置位置とオフセット磁束の関係を示すグラフである(第6実施例)。
【図11】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第7実施例)。
【図12】ホール素子のズレ量とオフセット磁束の関係を示すグラフである(第7実施例)。
【図13】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第8実施例)。
【図14】補助磁石の三面図である(第8実施例)。
【図15】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第9実施例)。
【図16】ホール素子のズレ量とオフセット磁束の関係を示すグラフである(第9実施例)。
【図17】ホール素子のズレ量とオフセット磁束の関係を示す斜視図とグラフである(第9実施例)。
【図18】ホール素子と補助磁石をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第10実施例)。
【図19】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第11実施例)。
【図20】補助磁石の断面図である(第11実施例)。
【図21】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第12実施例)。
【図22】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第13実施例)。
【図23】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図および磁束密度と回転角度の関係を示すグラフである(第14実施例)。
【図24】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第15実施例)。
【図25】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第16実施例)。
【図26】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(第17実施例)。
【図27】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(従来例)。
【図28】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図およびZ軸方向に沿う断面図である(参考例)。
【図29】ホール素子のズレ量とオフセット磁束の関係を示すグラフである(参考例)。
【図30】回転角度検出装置をZ軸方向から見た図である(参考例)。
【符号の説明】
1 ロータ
2 ホール素子(磁気検出素子)
3 ホールIC
4 磁石支持筒
5 主磁石
6 磁束付与磁石
7 磁束吸引磁石
8 補助磁石

Claims (4)

  1. 磁気検出素子と、この磁気検出素子に磁力を与える主磁石とを備え、前記磁気検出素子と前記主磁石の相対回転角度の変化を、前記磁気検出素子に与えられる磁力によって検出する回転角度検出装置において、
    前記磁気検出素子の近傍に、前記磁気検出素子に対して常に相対回転角度が変化せず、且つ前記磁気検出素子の磁気検出方向に一定の磁力を与える補助磁石を備えるものであり、
    この補助磁石は、前記磁気検出素子の周りを囲むように配置されることを特徴とする回転角度検出装置。
  2. 磁気検出素子と、この磁気検出素子に磁力を与える主磁石とを備え、前記磁気検出素子と前記主磁石の相対回転角度の変化を、前記磁気検出素子に与えられる磁力によって検出する回転角度検出装置において、
    前記磁気検出素子の近傍に、前記磁気検出素子に対して常に相対回転角度が変化せず、且つ前記磁気検出素子の磁気検出方向に一定の磁力を与える補助磁石を備えるものであり、
    この補助磁石は、前記磁気検出素子の両側に配置されることを特徴とする回転角度検出装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の回転角度検出装置において、
    前記補助磁石が前記磁気検出素子に与える磁束方向と、前記磁気検出素子の磁気検出方向とは、平行でなく、オフセット角を有することを特徴とする回転角度検出装置。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の回転角度検出装置において、
    前記主磁石と前記補助磁石は、ともに温度特性が同一の永久磁石であることを特徴とする回転角度検出装置。
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