JP2005214325A - トルクリミッタ - Google Patents

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Abstract

【課題】 耐久性を高めることができ、小型化、コストダウンを図ることができるトルクリミッタを提供すること。
【解決手段】 筒体20の凹溝2004に無端環状弾性部材30が嵌装された筒体20はケース14の孔部16に挿入され、筒状のキャップ部材40が孔部16に嵌め込まれる。軸12が筒体20の軸受面22を通ってケース14の孔部16に挿入されると、軸12は軸受面22を拡径させつつ筒体20に挿通され、無端環状弾性部材30は小径内周面1404と凹溝2004の底面2006との間で筒体20の半径方向に圧縮されその断面が筒体20の長手方向に偏平な形状に潰される。そして、この潰された無端環状弾性部材30により発揮される弾性力により互いに押付けられる軸受面22と軸12の外周面との間に働く摩擦力によって、軸12と筒体20との間で伝達されるトルクの上限値が定まる。
【選択図】 図1

Description

本発明はトルクリミッタに関する。
トルクリミッタは、例えば、動力伝達機構中に配設されて過大トルクの伝達を防止するため、あるいは、揺動扉のヒンジに組込んで揺動扉を任意の開度で保持するためなど様々な用途に広く用いられている。
従来のトルクリミッタとしては、例えば、回転入力体と、回転入力体と同心に回転する回転出力体と、回転入力体と回転出力体との間に配置された摩擦板と、摩擦板を回転入力体と回転出力体との間で圧接させ回転入力体と回転出力体との間にトルクを伝達するコイルスプリングで構成されたものなどがある(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、このようなトルクリミッタは、摩擦板が外部に露出するものが殆どで、摩擦板と回転入力体と回転出力体との圧接箇所に塵埃が侵入しやすく、耐久性を高める上で不利があった。
そこでこのような不具合を解消するため、本出願人は耐久性に優れるトルクリミッタを既に出願している(特許文献2参照)。
特開平7−127656号公報 特開平10−213151号公報
この先の出願は、外側部材と、この外側部材の内部に収容された軸状の内側部材、摩擦板などで構成されており、外側部材と内側部材と摩擦板との圧接箇所に塵埃が侵入しにくく耐久性を高めることができるものの、外側部材と内側部材と摩擦板とを圧接させるためにコイルスプリングを用いており、コイルスプリングは内側部材と同軸上で内側部材の外側に配設されるので、コイルスプリングを配設するために、内側部材と同軸上で内側部材の外側に筒状のスペースを確保しなければならず、トルクリミッタの小型化を図る上で不利があった。
本発明は前記事情に鑑み案出されたものであって、本発明の目的は、耐久性を高めることができ、しかも小型化、コストダウンを図ることができるトルクリミッタを提供することにある。
前記目的を達成するため本発明は、軸とこの軸を支持する部材との間、または、軸とこの軸に支持される部材との間で伝達されるトルクを所定の上限値までに限定するトルクリミッタであって、軸を支持する部材または軸に支持される部材に形成された孔部に挿入される筒体と、無端環状弾性部材とを備えている。前記筒体は合成樹脂製であり、半径方向に拡縮可能に形成された軸受面を有し、該軸受面が前記軸の外周面に当接するようにして前記軸に嵌合されている。前記無端環状弾性部材は前記筒体の外周面に巻装されている。前記無端環状弾性部材は前記筒体の外周面と前記孔部の内周面とにより該筒体の半径方向に潰され、この潰された無端環状弾性部材により発揮される弾性力により互いに押付けられる前記筒体の前記軸受面と前記軸の前記外周面との間に働く摩擦力によって、前記軸と前記筒体との間で伝達されるトルクの上限値が定まるように構成されている。
本発明では、従来のように軸方向に大きなスペースを確保しなければ配設できないコイルスプリングを要せず、ケースの内部に配設される筒体と無端環状弾性部材とで構成されており、これら筒体と無端環状弾性部材とは構造簡易で小さなスペースに配設できるので、トルクリミッタの耐久性を高めることができ、小型化、コストダウンを図ることが可能となる。
また、無端環状弾性部材の潰し代を簡単に変更でき、伝達トルクの上限値を所望の値に簡単に設定できる。
本発明では、内周部に軸受面を有する筒体を設け、この筒体の外周部に嵌装された無端環状弾性部材を潰すことで発揮される無端環状弾性部材の弾性力により軸受面を介して軸を挟持することで上記の目的を達成した。
以下、本発明の実施例について図面を参照して説明する。
図1(A)は実施例1のトルクリミッタの正面図、(B)はトルクリミッタの断面側面図、図2(A)は筒体の正面図、(B)は筒体の断面側面図、(C)は筒体の側面図を示している。
実施例1のトルクリミッタ10は、軸12と、軸12が挿通されるケース14の孔部16との間に介設されて軸12を回転不能に支持し、所定値以上のトルクが軸12からケース14へあるいはケース14から軸12へ作用した際に軸12とケース14との間に滑りを生じさせ軸12とケース14との間の相対回転を許容するものであり、言い換えると、軸12とケース14との間で伝達されるトルクの上限値を定めるものである。
トルクリミッタ10は、ケース14の孔部16に挿入される筒体(ブッシュ)20と無端環状弾性部材30とを備えている。
筒体20は合成樹脂製であり、耐摩耗性に優れ、所望のトルク特性が得られるように軸12に対する適切な摩擦係数を有し、しかも、所定の撓み性と剛性とを有すると共に熱伸縮の少ないものが好ましく、具体的には、軸12の材料が例えばステンレス鋼などの金属である場合には、ポリアミド樹脂、ポリオレフィン樹脂、フッ素樹脂、ポリアセタール樹脂の少なくとも一つを含む合成樹脂が挙げられる。
筒体20は内周面に形成された軸受面22を有し、この軸受面22は筒体20の半径方向に拡縮可能に形成されており、この軸受面22が軸12の外周面に当接するようにして軸12に嵌合されている。
より詳細に説明すると、図2に示すように、筒体20の長手方向の中間部(中央部)箇所を除く外周面は均一径の小径外周面2001として形成され、筒体20の外周面で筒体20の長手方向の中間部(中央部)箇所には、筒体20の長手方向に間隔をおいて2つの鍔部2002が膨出形成されている。そして、2つの鍔部2002の間に凹溝2004が形成され、2つの鍔部2002の間に位置する筒体20の外周面部分が凹溝2004の底面2006となっている。
無端環状弾性部材30は凹溝2004に嵌装され、後述するように、無端環状弾性部材30が凹溝2004の底面2006と孔部16の小径内周面1404との間で筒体20の半径方向に圧縮されその断面が筒体20の長手方向に偏平な形状に潰されても無端環状弾性部材30により凹溝2004が完全に埋まらないようになっている。
また、筒体20の内周面で筒体20の長手方向の端部寄りの箇所には、軸12の外径よりも大きな寸法の等しい内径を有する大径内周面2012がそれぞれ形成され、さらに、各大径内周面2012の奥端から筒体20の長手方向の中央部に至るにつれて次第に内径が小さくなる円錐面状のテーパ面2014が形成され、軸受面22はこれら両側のテーパ面2014の間に形成されている。本実施例では、凹溝2004の底面の半径方向内側に位置する筒体20の内周面部分が軸受面22となっている。
軸受面22は図1(A)および図2(A)に示すように、筒体20の長手方向から見て正六角柱の側面をなす6つの平坦面で形成され、軸12の外周面に各平坦面の中央部分が接触する寸法で形成されている。
さらに、筒体20には周方向に等間隔をおいて同一形状のスリット2030が6つ形成されている。
これらスリット2030により筒体20には、該筒体20の長手方向に延在する片体2040が6つ形成され、各片体2040に、スリット2030により周方向に等間隔をおいて分離された2つの鍔部2002と凹溝2004と大径内周面2012とテーパ面2014と軸受面22とがそれぞれ形成されることになる。
これらスリット2030は、筒体20の長手方向の一端から長手方向の他端の手前まで延在し、各片体2004は筒体20の長手方向の他端の連結部2008において相互に連結され、6つの片体2004は連結部2008が位置する他端を除く部分が筒体20の半径方向に拡縮可能となっており、したがって、軸受面22は筒体20の半径方向に拡縮可能となっている。
無端環状弾性部材30は、例えば天然ゴムや合成ゴムなどのように、弾性を有し、比較的大きな摩擦力を呈する材料で形成されていることが好ましく、その断面形状は、円形、楕円形、偏平形状な長円形などとするのがよいが、その他の断面形状とすることも可能である。無端環状弾性部材30として市販のOリングが使用可能である。
無端環状弾性部材30は凹溝2004に嵌装されることで筒体20の外周に巻回されている。
本実施例では、無端環状弾性部材30の内径は凹溝2004の底面2006の外径よりも小さく形成されている。
また、無端環状弾性部材30は、凹溝2004に嵌装された状態でその外径が鍔部2002の外径よりも大きい寸法で形成されている。
ケース14は、本実施例では円筒状を呈し、金属あるいは合成樹脂製である。
ケース14の内周部には、大径内周面1402と、大径内周面1402よりも内径が小さい小径内周面1404と、小径内周面1404よりも内径が小さい端部内周面1406とがケース14の長手方向にこれらの順に並べられて形成され、孔部16はこれら内周面1402,1404,1406により構成されている。
小径内周面1404は、その内径が鍔部2002の外径よりも大きい寸法で、かつ、凹溝2004に嵌装された無端環状弾性部材30の外径よりも小さい寸法で形成され、無端環状弾性部材30が嵌装された筒体20が孔部16に挿入された際に小径内周面1404により無端環状弾性部材30を小径内周面1404の半径方向内方に圧縮するように形成されている。
端部内周面1406は、その内径が筒体20の小径外周面2001よりも大きい寸法で形成されている。
筒体20の凹溝2004に無端環状弾性部材30が嵌装された筒体20は、筒体20の一端が端部内周面1406の内側に、2つの鍔部2002および無端環状弾性部材30が小径内周面1404の内側に、筒体20の他端が大径内周面1402の内側に位置するように孔部16に挿入され、その後、筒状のキャップ部材40が大径内周面1402に嵌め込まれる。そして、小径内周面1404と端部内周面1406との境をなす端面と、キャップ部材40の内端面とが2つの鍔部2002の各外側に臨むことで、ケース12からの筒体20の抜落が阻止されている。なお、キャップ部材40は合成樹脂製で、キャップ部材40の内周面は、筒体20の小径外周面2001よりも大きい寸法で形成されている。
軸12が筒体20の軸受面22を通ってケース14の孔部16に挿入されると、軸12は軸受面22を拡径させつつ筒体20に挿通され、無端環状弾性部材30は小径内周面1404と凹溝2004の底面2006との間で筒体20の半径方向に圧縮されその断面が筒体20の長手方向に偏平な形状に潰される。
無端環状弾性部材30として比較的大きな摩擦力を呈する材料を使用している。そのため、無端環状弾性部材30が潰された状態にあるとき、無端環状弾性部材30とケース14の孔部16との間に作用する摩擦力により、無端環状弾性部材30はケース14に対して回転しないように固定され、また、無端環状弾性部材30と筒体20の凹溝2004との間に作用する摩擦力により、筒体20は無端環状弾性部材30に対して回転しないように固定される。
一方、それら摩擦力と比べれば、筒体20の軸受面22と軸12の外周面との間に働く摩擦力は比較的小さい。そのため、この潰された無端環状弾性部材30により発揮される弾性力により互いに押付けられる筒体20の軸受面22と軸12の外周面との間に働く摩擦力によって、軸12と筒体20との間で伝達されるトルクの上限値が定まる。
従って、無端環状弾性部材20の潰し代は、軸12と筒体20との間に働く摩擦力の大きさが所望の大きさとなるような、適切な大きさの潰し代とし、トルクリミッタ10の各部の寸法は、その適切な潰し代が得られるように設計される。
実施例1によれば、従来のように軸方向に大きなスペースを確保しなければ配設できないコイルスプリングを要せず、ケース14の内部に配設される筒体20と無端環状弾性部材30とで構成され、これら筒体20と無端環状弾性部材30とは構造簡易で小さなスペースに配設できるので、トルクリミッタ10の耐久性を高めることができることは無論のこと、小型化、コストダウンを図る上で極めて有利となる。
また、凹溝2004の底面2006の外径を変えずに無端環状弾性部材30の内径を変えることで、あるいは、無端環状弾性部材30の内径を変えずに凹溝2004の底面2006の外径を変えることで、あるいは、凹溝2004の底面2006の外径および無端環状弾性部材30の内径の双方を変えることで、あるいは、小径内周面1404の内径を変えずに無端環状弾性部材30の外径を変えることで、あるいは、無端環状弾性部材30の外径を変えずに小径内周面1404の内径を変えることで、あるいは、小径内周面1404の内径および無端環状弾性部材30の外径を変えることで、無端環状弾性部材20の潰し代を簡単に変更でき、伝達トルクの上限値を所望の値に簡単に設定できる。
また、凹溝2004の底面2006の半径方向内側に位置する筒体20の内周面部分が軸受面22となっているので、無端環状弾性部材30の弾性力が軸受面22を介して軸12に直接伝わり、無端環状弾性部材30による挟持力を効率良く得る上で有利となっている。
また、軸受面22の両側にテーパ面2014を設けているので、軸受面22への軸12の挿入を円滑に行なう上で有利となっている。
また、軸12の外周面が円筒面であるのに対して、軸受面22を既述のごとく正六角柱の側面をなす6つの平坦面で形成し、軸12の外周面に各平坦面の中央部分が接触するようにしているため、軸12の外周面と軸受面22との間の接触状態が安定することから、伝達トルクの上限値を大きなバラツキを発生させることなく所望の値に設定する上で極めて有利となっている。
なお、実施例1では、無端環状弾性部材30により軸12は小径内周面1404と同軸上で支持されることになり、軸12の半径方向に大きな力が作用した場合には、無端環状弾性部材30が更に弾性変形したのち鍔部2002の外周面が小径内周面1404に当り、軸12の半径方向への変位を剛性的に規制する。この場合、筒体20の小径外周面2001を孔部16の端部内周面1406に当てることで、あるいは、筒体20の小径外周面2001をキャップ部材40の内周面に当てることで軸12の半径方向への変位を剛性的に規制するようにしてもよい。
また、実施例1では、小径内周面1404と端部内周面1406との境をなす端面と、キャップ部材40の内端面とが2つの鍔部2002の各外側に臨むことで、軸方向におけるケース12からの筒体20の抜落を阻止するようしたが、このような軸方向におけるケース12からの筒体20の抜落を阻止する構成には従来公知の様々な構造が採用可能である。
実施例1のトルクリミッタ10の実験結果を表1に示す。
この実験では、外径が18.7mmのステンレス鋼製の軸12を用い、筒体20の材料はポリアセタール樹脂とした。そして、円形断面の直径が2.4mmの無端環状弾性部材30を用い、無端環状弾性部材30の潰し代と滑りが生じる際の回転トルクとの関係を調べた。ここで潰し代とは、潰し代をΔtとした場合、無端環状弾性部材30がその全周にわたりΔt潰されるもので、無端環状弾性部材30の外径が2×Δtぶんだけ縮径されるもの(あるいは無端環状弾性部材30の内径が2×Δtぶんだけ拡径されるもの)である。
無端環状弾性部材30としてNBR(ニトリルブタジエンラバー)製のものとシリコンゴム製のものとの2種類について行なった。
表1から明らかなように、無端環状弾性部材30の潰し代を変えることにより、あるいは無端環状弾性部材30の材料を選択することにより、滑りを生じさせる際のトルクすなわち伝達トルクの上限値を所望値に設定できることが明らかである。
Figure 2005214325
次に、実施例2について説明する。
図3は実施例2のトルクリミッタの断面側面図、図4(A)は筒体の正面図、(B)は筒体の断面側面図を示している。
実施例2では、無端環状弾性部材30を2つ用いている点、およびスリット2030が交互に逆向きに延在形成されている点が実施例1と異なっており、実施例1と同様な箇所、部材に同一の符号を付して異なっている点を重点的に説明する。
実施例2のトルクリミッタ10Aは、実施例1と同様に、軸12とケース14Aとの間で伝達されるトルクの上限値を定めるものであり、トルクリミッタ10Aは、ケース14Aの孔部16に挿入される合成樹脂製の筒体20Aと2つの無端環状弾性部材30とを備えている。
筒体20Aは内周面に形成された軸受面22を有し、この軸受面22は筒体20Aの半径方向に拡縮可能に形成されており、この軸受面22が軸12の外周面に当接するようにして軸12に嵌合されている。
図4に示すように、筒体20Aの外周面は、その長手方向の中間部(中央部)箇所を除く箇所が均一径の小径外周面2001として形成され、筒体20Aの長手方向の中間部(中央部)箇所には、筒体20Aの長手方向に間隔をおいて3つの鍔部2002が膨出形成されている。そして、3つの鍔部2002の間に2つの凹溝2004が形成され、3つの鍔部2002の間に位置する筒体20Aの外周面部分が凹溝2004の底面2006となっている。なお、3つの鍔部2002のうち中央に位置する鍔部2002の外径は、両側に位置する鍔部2002の外径よりも小さい寸法で形成されている。
2つの無端環状弾性部材30は各凹溝2004に嵌装され、無端環状弾性部材30が凹溝2004の底面2006と孔部16の小径内周面1404との間で筒体20Aの半径方向に圧縮されその断面が筒体20Aの長手方向に偏平な形状に潰されても無端環状弾性部材30により凹溝2004が完全に埋まらないようになっている。
また、筒体20Aの内周面は、その長手方向の端部寄りの箇所に、軸12の外径よりも大きな寸法の等しい内径を有する大径内周面2012がそれぞれ形成され、さらに、各大径内周面2012の奥端から筒体20Aの長手方向の中央部に至るにつれて次第に内径が小さくなる円錐面状のテーパ面2014が形成され、軸受面22はこれら両側のテーパ面2014の間に形成されている。本実施例では、各凹溝2004の底面の半径方向内側に位置する筒体20Aの内周面部分が軸受面22となっている。
軸受面22は図4(A)に示すように、筒体20Aの長手方向から見て正六角柱の側面をなす6つの平坦面で形成され、軸12の外周面に各平坦面の中央部分が接触する寸法で形成されている。
さらに、筒体20Aには周方向に等間隔をおいて同一形状のスリット2030が6つ形成されている。
これらスリット2030は、筒体20Aの長手方向の一端から長手方向の他端の手前まで延在するものと、筒体20の長手方向の他端から長手方向の一端の手前まで延在するものとが周方向に交互に設けられており、これらスリット2030により筒体20Aには、該筒体20Aの長手方向に延在する片体2040が6つ形成され、各片体2040に、スリット2030により周方向に等間隔で分離された2つの鍔部2002と2つの凹溝2004と大径内周面2012とテーパ面2014と軸受面22とがそれぞれ形成されることになり、軸受面22は筒体20Aの半径方向に拡縮可能となっている。
2つの無端環状弾性部材30は同一のものであり、それぞれ各凹溝2004に嵌装されることで筒体20Aの外周に巻回されている。
本実施例では、無端環状弾性部材30の内径は凹溝2004の底面2006の外径よりも小さく形成されている。
また、無端環状弾性部材30は、凹溝2004に嵌装された状態でその外径が鍔部2002の外径よりも大きい寸法で形成されている。
ケース14Aは円筒状を呈し、その内周部には、大径内周面1402と、大径内周面1402よりも内径が小さい小径内周面1404と、小径内周面1404よりも内径が小さい端部内周面1406とがケース14Aの長手方向にこれらの順に並べられて形成され、孔部16はこれら内周面1402,1404,1406により構成されている。
小径内周面1404は、その内径が鍔部2002の外径よりも大きい寸法で、かつ、各凹溝2004にそれぞれ嵌装された無端環状弾性部材30の外径よりも小さい寸法で形成され、2つの無端環状弾性部材30が嵌装された筒体20Aが孔部16に挿入された際に小径内周面1404により各無端環状弾性部材30を小径内周面1404の半径方向内方に圧縮するように形成されている。
端部内周面1406は、その内径が筒体20Aの小径外周面2001よりも大きい寸法で形成されている。
筒体20Aの凹溝2004に無端環状弾性部材30が嵌装された筒体20Aは孔部16に挿入され、その後、キャップ部材40Aが大径内周面1402に嵌め込まれる。このキャップ部材40Aは、大径内周面1402の端面を閉塞する環板部4002と、大径内周面1402に嵌合される筒部4004とを有している。そして、小径内周面1404と端部内周面1406との境をなす端面と、キャップ部材40Aの筒部4004の端面とが両側の鍔部2002の各外側に臨むことで、ケース12からの筒体20Aの抜落が阻止されている。
軸12が筒体20Aの軸受面22を通ってケース14Aの孔部16に挿入されると、軸12は軸受面22を拡径させつつ筒体20Aに挿通され、2つの無端環状弾性部材30は小径内周面1404と各凹溝2004の底面2006との間で筒体20Aの半径方向に圧縮されその断面が筒体20Aの長手方向に偏平な形状に潰される。
実施例2によれば、実施例1と同様に、トルクリミッタ10の耐久性を高めることができることは無論のこと、小型化、コストダウンを図る上でも極めて有利となる。また、無端環状弾性部材20の潰し代を簡単に変更でき、伝達トルクの上限値を所望の値に簡単に設定できる。また、2つの凹溝2004の底面2006の半径方向内側に位置する筒体20の内周面部分が軸受面22となっているので、無端環状弾性部材30の弾性力が軸受面22を介して軸12に直接伝わり、無端環状弾性部材30による挟持力を効率良く得る上で有利となる。また、軸受面22の両側にテーパ面2014を設けているので軸受面22への軸12の挿入を円滑に行なう上で有利となる。また、軸12の円筒面である外周面に、平坦面である各軸受面22の中央部分が接触するため、軸12の外周面と軸受面22との間の接触状態が安定し、伝達トルクの上限値を大きなバラツキを発生させることなく所望の値に設定する上で極めて有利となる。
さらに、実施例2では、軸12Aの長手方向に沿った軸受面22の両側の半径方向外側に位置するように2つの無端環状弾性部材20を配置したので、2つの無端環状弾性部材20の弾性力が軸受面22に対して軸12Aの長手方向に沿って均一に伝わり、したがって、軸12Aをより安定して挟持でき、伝達トルクの安定した上限値を得る上で有利となる。
次に、実施例3について説明する。
図5(A)は実施例3のトルクリミッタを構成する筒体の正面図を示している。
実施例3では、筒体20Bにおける軸受面22Bの形状のみが実施例2と異なっている。
実施例2では軸受面22が平坦面であるのに対して、実施例3では軸受面22Bが筒体20Bの半径方向内側に凸状の円筒面で形成されている。
このような円筒面状の軸受面22Bによっても、軸12の外周面と軸受面22Bとの間の接触状態が安定し、伝達トルクの上限値を大きなバラツキを発生させることなく所望の値に設定する上で極めて有利となる。
次に、実施例4について説明する。
図5(B)は実施例4のトルクリミッタを構成する筒体の正面図を示している。
実施例4でも、筒体20Cにおける軸受面22Cの形状のみが実施例2と異なっている。
実施例4では軸受面22Cが筒体20Cの半径方向外側に凸状の円筒面で形成され、この円筒面の半径は軸12の半径よりも大きな寸法で形成されている。
このような円筒面状の軸受面22Cによっても、軸12の外周面と軸受面22Cとの間の接触状態が安定し、伝達トルクの上限値を大きなバラツキを発生させることなく所望の値に設定する上で極めて有利となる。
次に、実施例5について説明する。
図5(C)は実施例5のトルクリミッタを構成する筒体の正面図を示している。
実施例5でも、筒体20Dにおける軸受面22Dの形状のみが実施例2と異なっている。
実施例5では軸受面22Dが筒体20Dの半径方向外側に凸状の円筒面で形成され、この円筒面の半径は軸12の半径と実質的に同一な寸法で形成されている。
このような円筒面状の軸受面22Dによっても、伝達トルクの上限値を所望の値に設定することが可能となる。
なお、以上の実施例では、筒体20の長手方向の中央部のみに軸受面22を形成した場合について説明したが、軸受面22の形成箇所は、筒体20の内周面で筒体20の長手方向における端部でもよく、あるいは、軸受面22を筒体20の内周部で筒体20の長手方向の全長にわたって形成するようにしてもよい。この場合に、筒体20の長手方向の中央部における筒体20の軸受面22箇所に、周方向に連続する凹部を設け、軸受面22を筒体20の長手方向において分離するようにしてもよい。
また、実施例では、スリット2030が6つ形成されている場合について説明したが、スリット2030の個数は任意である。スリットが1つの場合には、軸受面22が拡縮し易いように、軸受面22を含む筒体20の全域にわたり、あるいは、軸受面22を除く筒体20の全域にわたり該筒体20の肉厚を薄くする凹部や筒体20の肉を貫通する孔を互いに間隔をおいて多数設けるようにしてもよい。
また、スリット2030の延在方向は軸12の長手方向に対して平行する方向ではなく、軸12の長手方向に対して斜めに延在させるようにしてもよい。
実施例1のトルクリミッタの説明図である。 実施例1のトルクリミッタを構成する筒体の説明図である。 実施例2のトルクリミッタの断面側面図である。 実施例2のトルクリミッタを構成する筒体の説明図である。 実施例3,4,5のトルクリミッタを構成する筒体の説明図である。
符号の説明
10、10A……トルクリミッタ、12……軸、14、14A……ケース、20、20A、20B、20C、20D……筒体、22……軸受面、30……無端環状弾性部材。

Claims (14)

  1. 軸とこの軸を支持する部材との間、または、軸とこの軸に支持される部材との間で伝達されるトルクを所定の上限値までに限定するトルクリミッタであって、
    軸を支持する部材または軸に支持される部材に形成された孔部に挿入される筒体と、無端環状弾性部材とを備え、
    前記筒体は合成樹脂製であり、半径方向に拡縮可能に形成された軸受面を有し、該軸受面が前記軸の外周面に当接するようにして前記軸に嵌合されており、
    前記無端環状弾性部材は前記筒体の外周面に巻装されており、
    前記無端環状弾性部材は前記筒体の外周面と前記孔部の内周面とにより該筒体の半径方向に潰され、この潰された無端環状弾性部材により発揮される弾性力により互いに押付けられる前記筒体の前記軸受面と前記軸の前記外周面との間に働く摩擦力によって、前記軸と前記筒体との間で伝達されるトルクの上限値が定まるようにした、
    ことを特徴とするトルクリミッタ。
  2. 前記軸受面は、前記筒体の内周面の周方向に等間隔をおき分離されて複数設けられていることを特徴とする請求項1記載のトルクリミッタ。
  3. 前記軸受面は、平坦面または前記筒体の半径方向内方に凸状の円筒面または前記軸の半径よりも大きな寸法の半径で前記筒体の半径方向外方に凸状の円筒面で形成されていることを特徴とする請求項2記載のトルクリミッタ。
  4. 前記軸受面は、前記筒体の内周面で該筒体の長手方向に沿った一部分に設けられ、前記軸受面の半径方向外方に位置する筒体の外周面部分に前記無端環状弾性部材が配置されていることを特徴とする請求項1記載のトルクリミッタ。
  5. 前記軸受面は、前記筒体の内周面で該筒体の長手方向の中間部に設けられ、前記軸受面の半径方向外方に位置する筒体の外周面部分に前記無端環状弾性部材が配置されていることを特徴とする請求項1記載のトルクリミッタ。
  6. 前記筒体の長手方向における前記軸受面の両端の前記筒体の内周面部分には、前記軸受面から離れるにつれて次第に内径が大きくなるテーパ面がそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1記載のトルクリミッタ。
  7. 前記筒体の内周面で該筒体の長手方向の両端寄りの箇所に、それぞれ前記軸の外径の寸法よりも大きな寸法の内径を有する大径内周面が形成され、各大径内周面の端部にこれらの端部から前記筒体の長手方向の中間部に向うにつれて内径が次第に小さくなるテーパ面がそれぞれ形成され、これらテーパ面の間に前記軸受面が形成されていることを特徴とする請求項1記載のトルクリミッタ。
  8. 前記軸受面の半径方向外方に位置する筒体の外周面部分に凹溝が設けられ、前記無端環状弾性部材は前記凹溝に嵌装されていることを特徴とする請求項1記載のトルクリミッタ。
  9. 前記無端環状弾性部材は複数設けられ、前記軸受面の半径方向外方に位置する筒体の外周面部分に前記複数の無端環状弾性部材は前記筒体の長手方向に間隔をおいて配置されていることを特徴とする請求項1記載のトルクリミッタ。
  10. 前記軸受面の半径方向外方に位置する筒体の外周面部分に、筒体の半径方向外方に突出する2つの鍔部が設けられ、前記2つの鍔部と、2つの鍔部の間の筒体の外周面部分により無端環状弾性部材が嵌装される凹溝が形成され、前記2つの鍔部の外径は無端環状弾性部材の外径よりも小さい寸法で形成されていることを特徴とする請求項1記載のトルクリミッタ。
  11. 前記ケースは筒状を呈し、前記孔部は前記ケースの内周部に形成されていることを特徴とする請求項1記載のトルクリミッタ。
  12. 前記筒体には、該筒体の長手方向に延在するスリットが周方向に間隔をおいて複数形成され、前記筒体は前記複数のスリットにより相互に連結されそれぞれ軸方向延在する複数の片体により構成され、前記軸受面は各片体の内周面にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1記載のトルクリミッタ。
  13. 前記筒体には、該筒体の長手方向に延在するスリットが周方向に間隔をおいて複数形成され、前記筒体は前記複数のスリットにより相互に連結されそれぞれ軸方向延在する複数の片体により構成され、前記軸受面は各片体の延在方向の中間部の内周面箇所にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1記載のトルクリミッタ。
  14. 前記筒体には、該筒体の長手方向の一端から他端の手前まで延在するスリットと、該筒体の長手方向の他端から一端の手前まで延在するスリットとが該筒体の周方向に間隔をおいて交互に設けられ、前記筒体は前記複数のスリットにより相互に連結されそれぞれ軸方向に延在する複数の片体により構成され、前記軸受面は各片体の内周面にそれぞれ形成されていることを特徴とする請求項1記載のトルクリミッタ。
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