JP2005214295A - バルブ - Google Patents

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Fumiharu Ochiai
史治 落合
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Abstract

【課題】 部品点数が少なく、簡便な構造で且つ安価なバルブを提供することを課題とする。
【解決手段】 バルブ30は、弁体としての圧縮つる巻きばね31と、この圧縮つる巻きばね31を収納する弁箱としてのバルブハウジング32と、このバルブハウジング32に入口出口として開けた一対のベントホール孔33A、33Bと、圧縮つる巻きばね31の一端に当てるばね押え35と、圧縮つる巻きばね31の他端を受けるばね受け36と、このばね受け36をバルブハウジング32に固定する固定部材37と、アクチュエータ50とからなる。アクチュエータ50は例えばソレノイド式アクチュエータ51であり、固定鉄心52と、この固定鉄心52に埋込まれたコイル53、53と、圧縮つる巻きばね31に作用するステム54としての可動鉄心55とからなる構造体である。
【効果】 弁体をつる巻きばねで構成したので、安価なバルブを提供することができる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、バルブの構造に関するものである。
バルブは、水・空気・ガス等の流体の流れを制御することを目的として、配管や機器に付属させる機能部品である。
従来のバルブの一種として、インクジェットプリンタの弁装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2003−301965公報(第6頁、図2、3、4)
特許文献1を次図に基づいて説明する。
図7は従来の技術の基本構成を説明する図であり、圧力ダンパ100は、流路形成部101、インク流入路102、針接続部103、インク室104、インク接続部105、インク室104に設けた圧力ダンパ100の上面に貫通する略直方体状の貫通孔106、インク室104に連通する小孔107、この小孔107を開閉する弁部材108を支持する支持部材109、流路形成部101の外周でインク流路外に配置した電磁石110から構成される。
図8は図7の8−8線断面図であり、圧力ダンパ100の断面構成と作用を説明するためのものである。なお、断面構成については(a)で説明する。
(a)において、圧力ダンパ100は、流路形成部101の外に配置した電磁石110の上下に第1の磁性体112、第2の磁性体113を備え、支持部材109の吸引部111を貫通孔106内に配置される。この状態では、電磁石110は励磁されておらず、弁部材108が小孔107と離れた位置にあり、インク流路が開状態にある。
(b)において、電磁石110が励磁すると、第1及び第2の磁性体112、113と支持部材109も励磁されて、支持部材109は弾性変形すると共に、吸引部111が第2の磁性体113方向に吸引される。また、支持部材109が吸引される結果、弁部材108も従動し小孔107を閉じ、インク流路が閉状態となる。
しかし、従来技術のバルブは、流路形成部101、インク流入路102、インク室104、インク接続部105、弁部材108、支持部材109、電磁石110など多種多数の部品を用いるため、必然的に複雑な構造になるという問題点がある。
また、従来技術のバルブは、小孔107に弁部材108を正確に当てることが不可欠であり、そのためには小孔107、弁部材108並びに支持部材109の加工精度が重要となる。特に支持部材109が経年変化などの変形すると、弁部材108が小孔107に正しく当たらなくなり、締め切り性能が低下するので、支持部材109の品質は重要となる。
すなわち、小孔107、弁部材108及び支持部材109が弁の性能を決める重要な要素となり、このような重要な要素が複数個(3個)あるため、バルブの製造コストが嵩む。
本発明は、部品点数が少なく、簡便な構造のバルブで且つ安価なバルブを提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、流路を開閉する弁体と、この弁体を収納するバルブハウジングと、このバルブハウジングを貫通して弁体に作用するステムと、このステムを直線移動させるアクチュエータとからなるバルブにおいて、弁体は、密着時に流路を閉じ、非密着時に隙間で流路を形成する圧縮つる巻きばねで構成したことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、バルブハウジングは、自動車用エアバックシステムのガス放出孔に付設することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、弁体を圧縮つる巻きばねで構成した。この圧縮つる巻きばねを伸縮することで流路の開閉が容易にできる。従来のバルブに備えた小孔、弁部材及び支持部材の3要素を、請求項1では1個の圧縮つる巻きばねで済ませることができるため、バルブのコストを抑えることができる。
したがって、請求項1によれば、部品点数が少なく、簡便な構造のバルブで且つ安価なバルブを提供することができる。
請求項2に係る発明では、バルブを自動車エアバックシステムに適用した。
請求項1のバルブをエアバックのベントホールの開口に適用することにより、簡単な構造でベントホールの開口を適切に制御することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
図1は本発明に係るバルブを応用した自動車用エアバックシステムを搭載する自動車のインストルメントパネル近傍を示す図であり、車体10のインストルメントパネル11に、助手席側部材12として、助手席エアバック用抑え部材本体13と、この抑え部材本体13の下方に配置するトレイ14及びトレイマット15と、このトレイ14の下方に配置するパッド部16と、このパッド部16の下方に配置するグローブボックス17とを備える。19は運転席側部材18としてのハンドル19である。
図2は図1の2−2線断面図であり、インストルメントパネル11の助手席側部材12は、抑え部材本体13と、抑え部材本体13の破断部20から破断した抑え部材本体13を上方へ回転させる回転軸21と、この抑え部材本体13の直ぐ下方に配置したエアバック収納容器22に収納されたエアバック23と、このエアバック23の基部24を上方より固定する抑え部材25と、バルブ30及びガス発生器40とからなる構造体である。
バルブ30の詳細は後述する。
ガス発生器40は、本体41と、この本体41を取付ける止めボルト42と、この本体41に開けたガス放出孔43・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)と、本体41を固定する固定板金44、45とからなる。
図3は本発明に係るバルブの断面図である。
バルブ30は、弁体としての圧縮つる巻きばね31と、この圧縮つる巻きばね31を収納する弁箱としてのバルブハウジング32と、このバルブハウジング32に入口出口として開けた一対のベントホール孔33A、33Bと、圧縮つる巻きばね31の一端に当てるばね押え35と、圧縮つる巻きばね31の他端を受けるばね受け36と、このばね受け36をバルブハウジング32に固定する固定部材37と、次に述べるアクチュエータ50とからなる。
アクチュエータ50は例えばソレノイド式アクチュエータ51であり、固定鉄心52と、この固定鉄心52に埋込まれたコイル53、53と、圧縮つる巻きばね31に作用するステム54としての可動鉄心55とからなる構造体である。
ここで、アクチュエータ50は一例としてソレノイド式アクチュエータ51を用いたが、エアシリンダ、油圧シリンダ、電動シリンダ等、圧縮つる巻きばね31を圧縮させることができるものであれば、種類、形式は問わない。
以上の構成からなるバルブ30の作用を次に説明する。
図4は自動車用エアバック開放時のバルブの作用を示す図である。
(a)は図2の4aー4a線断面図であり、バルブ30が閉状態であることを示す。すなわち、可動鉄心55は、ばね押え35を介して圧縮つる巻きばね31を密着させるようにばね受け36に押し当て、ベントホール34を密着した圧縮つる巻きばね31により塞がせる。
(b)において、バルブ30が開状態であり、すなわち、可動鉄心55が矢印Aの如くばね押え35に結合した圧縮つる巻きばね31をばね受け36から引離すと、圧縮つる巻きばね31の隙間がベントホール34となる。
この結果、膨らんだエアバック23が萎む時に、エアバック23の中のガスは矢印BからCの如く外部に逃がすことができる。
図5は図2の作用図である。
(a)において、エアバック23が抑え部材本体13に収納されたままの状態を示し、バルブ30は閉状態にある。
(b)において、ガス発生器40に点火し、内部のガス発生剤を燃焼させる。発生ガスが、ガス放出孔43・・・から矢印Dの如く吹き出し、エアバック23を広げる。
(c)において、矢印Eの如く供給するガスの作用でエアバック23は十分に広がる。ガス発生器40へ点火した後、所定の時間が経過(理想的には、内圧が所定圧に到達)したら、バルブ30を開く。この結果、矢印F、Gの如くガスを外部へ放出させることができ、エアバック23を萎えさせることができる。
エアバック23の乗員のエネルギー吸収性能は、排気特性(ベントホール34の開口)を変化させることで調整可能である。したがって、本願の構成により乗員の体格や衝突の大きさに応じて、最適なエネルギー吸収性能を与えることができる。
図6は図3の別実施例を示す図である。
(a)において、バルブ60は、形状記憶合金ばね61と、この形状記憶合金ばね61を収納するバルブハウジング62と、このバルブハウジング62に入口出口として開けた一対の流路孔63A、63Bと、形状記憶合金ばね61の一端65に備えた仕切り板66と、形状記憶合金ばね61の他端67をバルブハウジング62に結合し、仕切り板66の片側に備えたバイアスばね68と、これら形状記憶合金ばね61、仕切り板66、バイアスばね68の中心を貫いた中心軸70と、中心軸70の一端71及び他端72を各々バルブハウジング62に結合することにより構成されたものである。形状記憶合金ばね61には、スイッチ手段73及び電源74を含む回路75を結線する。
(b)において、スイッチ手段73をオンにして形状記憶合金ばね61に通電する。形状記憶合金ばね61の内部抵抗と通電と発熱し、形状記憶合金ばね61の温度が変態点温度以上に高まる。この結果、形状記憶合金ばね61は予め記憶させた形状、すなわち延びた状態になり、バルブ60は開状態になる。通電を停止すれば、(a)に戻り、弁閉状態になる。
なお、形状記憶合金ばね61の材質は、Ni−Ti系、Ni−Al系などの2成分系と、Cu−Al−Zn系、Fe−Mn−Si系などの3成分系のものが考えられるが、これらの他でも、形状記憶効果を示しばね加工のできるものであれば種類は問わない。
一方、バイアスばね68の材質は、JISのばね用ステンレス鋼線、ピアノ線材、ばね用オイルテンパー線などが適当であるが、これらの他でも、ばね性を有してばね加工できるものであれば種類は問わない。
尚、本発明のバルブ30、60は、圧縮つる巻きばね31とアクチュエータ50の組合せ、あるいはアクチュエータ50を用いないで形状記憶合金ばね61とバイアスばね68の組合せを用いたもので、流路を形成する圧縮つる巻きばね31あるいは形状記憶合金ばね61があれば良く、その他の細かな構造は自由とする。
本発明は、完全密閉を厳密に要求しないシステム、例えば自動車用エアバック装置、空調システム、その他一般の流用制御に好適である。
本発明に係るバルブを応用した自動車用エアバックシステムを搭載する自動車のインストルメントパネル近傍を示す図である。 図1の2−2線断面図である。 本発明に係るバルブの断面図である。 自動車用エアバック開放時のバルブの作用を示す図である。 図2の作用図である。 図3の別実施例を示す図である。 従来の技術の基本構成を説明する図である。 図7の8−8線断面図である。
符号の説明
11…インストルメントパネル 、12…助手席側部材 、23…エアバック 、30…バルブ 、31…圧縮つる巻きばね 、32…バルブハウジング 、34…ベントホール 、40…ガス発生器 、43…ガス放出孔 、50…アクチュエータ 、51…ソレノイド式アクチュエータ 、54…ステム 、55…可動鉄心 、60…バルブ 、61…形状記憶合金ばね 、62…バルブハウジング 、66…仕切り板 、68…バイアスばね。

Claims (2)

  1. 流路を開閉する弁体と、この弁体を収納するバルブハウジングと、このバルブハウジングを貫通して前記弁体に作用するステムと、このステムを直線移動させるアクチュエータとからなるバルブにおいて、
    前記弁体は、密着時に流路を閉じ、非密着時に隙間で流路を形成する圧縮つる巻きばねで構成したことを特徴とするバルブ。
  2. 前記バルブハウジングは、自動車用エアバックシステムのガス放出孔に付設することを特徴とする請求項1記載のバルブ。
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