JP2005214249A - 分岐接続管およびその製造方法 - Google Patents

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Tokuo Watanabe
徳雄 渡邉
Kenichi Mitsui
研一 三井
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Abstract

【課題】 分岐接続管10は、主ホースH1,H1から副ホースH2へ分岐接続するものであり、複雑な金型を必要とせず、簡単に製造することができること。
【解決手段】 分岐接続管10は、第1の樹脂材料から形成され主ホースH1,H1に接続される主接続部20と、該主接続部20から突設された副接続部30と、を備えている。副接続部30の一部は、第1の樹脂材料より曲げ剛性の小さい第2の樹脂材料から形成された低強度部32を有し、該低強度部32で折曲されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、主配管と、主配管から分岐した流路に接続される副配管とを接続するための分岐接続管およびその製造方法に関する。
従来、主配管から分岐した副配管を配設するには、主接続部から分岐した副接続部を一体に形成した金属製の分岐接続管を用いている。こうした分岐接続管の軽量化のために金属製から樹脂製とした技術が知られている(例えば、特許文献1)。この分岐接続管は、副配管を主配管に対して平行に配策して省スペース化を図るために、副接続部を主接続部に対してユ字形の形状としている。しかし、このようなユ字形の分岐接続管を射出成形するために、複雑な金型を必要とし、コストアップになるという問題があった。また、この形状の分岐接続管をガスインジェクション成形やブロー成形により製造することも検討されているが、肉厚を薄く、かつ均一に形成することが難しい。
特開2002−18911号公報
本発明は、上記従来の技術を解決するためになされたものであり、複雑な金型を必要とせず、簡単に製造することができる分岐接続管および分岐接続管の製造方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明は、
主配管と、該主配管から分岐した流路に接続される副配管とを接続するための分岐接続管において、
第1の樹脂材料から形成され、上記主配管に接続される主流路を形成する主接続部と、
該主接続部から突設され、上記主流路に接続される副流路を形成する副接続部と、
を備え、
上記副接続部の一部は、上記第1の樹脂材料より曲げ剛性の小さい第2の樹脂材料から形成された低強度部を有し、該低強度部で折曲されていること、
を特徴とする。
本発明にかかる分岐接続管は、主接続部に主配管が接続され、主配管から突設された副接続部に副配管が接続される。副接続部は、主接続部を形成する第1の樹脂材料より曲げ剛性の小さい第2の樹脂材料から形成された低強度部を有し、この低強度部で屈曲されている。副接続部は、主接続部に対して簡単に曲げることができる。
また、主接続部および低強度部以外の副接続部は、第2の樹脂材料より機械的強度の大きい第1の樹脂材料で形成されているから、主配管や副配管に接続するための接続端や、副接続部と主接続部との分岐部分の機械的強度を高くすることができる。
本発明の好適な態様として、第2の樹脂材料は、第1の樹脂材料と相溶性のある樹脂を用いることができ、これにより接続箇所の機械的強度を高めることができる。
本発明の他の態様は、分岐接続管を製造する方法であり、
分岐接続管の形状に倣ったキャビティの一部に、第2の樹脂材料を射出成形により低強度部を形成する工程と、樹脂材料が冷却固化する前に、キャビティの他の部分に第1の樹脂材料を射出することにより低強度部と溶着させた上記副接続部の残りの部分および主接続部を形成する工程と、低強度部で副接続部を主接続部に対して折曲する工程と、を備えることを特徴とする。
この方法によると、射出成形により主接続部と副接続部となる部分をT字形に製造した後に、副接続部の低強度部に曲げ加工を施すことにより、分岐接続管を主配管と副配管とをほぼ平行に配策できる形状とすることができるから、従来の技術で説明した射出成形よりも金型を簡単にでき、コストダウンを実現できる。
(1) 分岐接続管10の構成
図1は本発明の一実施例にかかる分岐接続管10およびこれに接続されたホースを示す断面図である。分岐接続管10は、例えば、自動車のラジエータホース、ヒータホースなどの接続に使用するものである。分岐接続管10は、主接続部20と、副接続部30とを一体成形している。主接続部20は、主流路21aを有する主管本体21を備えており、主管本体21の両端が主ホースH1,H1(主配管)を接続するための接続端25a,25bになっている。主管本体21には、副接続部30に接続するための分岐口26が形成されている。
副接続部30は、分岐口26に接続された副流路31aを有する副管本体31を備えており、その一端が副ホースH2を接続するための接続端35になっている。副接続部30は、ほぼ直角に屈曲された屈曲部36を備えており、副ホースH2(副配管)を主ホースH1,H1とほぼ平行に配策している。
分岐接続管10は、曲げ強度の異なる2種類の樹脂材料から形成されている。すなわち、主接続部20が第1の樹脂材料から形成されている。副接続部30は、屈曲部36を含む低強度部32が第1の樹脂材料より曲げ剛性の小さくかつ第1の樹脂材料と相溶性のある第2の樹脂材料から形成され、それ以外の部分、つまり接続端35および主管本体21と接続される根元部31bが第1の樹脂材料から形成されている。
第1の樹脂材料として、ガラスフィラを含有するポリアミド(ナイロン66)を用い、第2の樹脂材料として、ポリアミド(ナイロン66)を用いることができる。第2の樹脂材料は、ガラスフィラを含有していない分だけ第1の樹脂材料より曲げ強度が小さい。第1の樹脂材料のガラスフィラの含有量は、接続端25a,25b、接続端35や根元部31bの周辺の機械的強度を考慮して定められるが、5〜30重量%である。
(2) 分岐接続管10の製造工程
次に、分岐接続管10の接続工程について説明する。図2は分岐接続管10を形成する前の予備成型品である管体中間品10A(図3参照)を射出成形するための成形型40を説明する説明図である。成形型40は、上型41と、下型42と、第1中芯43と、第2中芯44とを備え、T字形のキャビティ45を形成している。キャビティ45は、主管本体21を形成するための第1部45aと、根元部31bを形成するための第2部45bと、接続端35を形成するための第3部45cと、低強度部32を形成するための第4部45dとから構成されている。
また、キャビティ45の各部には、射出成形機に接続されたゲートが接続されている。すなわち、第1部45aおよび第2部45bには、主ゲート47から分岐した第1ゲート47aが接続され、第3部45cは、主ゲート47から分岐した第2ゲート47bが接続されている。主ゲート47からは第1の樹脂材料が射出される。また、第4部45dには、副ゲート48が接続されている。副ゲート48は、第2の樹脂材料が射出される。
管体中間品10Aを射出成形するには、まず、副ゲート48から第2の樹脂材料を、低強度部32を作成するための第4部45dに射出し、第2の樹脂材料が冷却固化する前に、第1ゲート47aおよび第2ゲート47bから第1の樹脂材料を射出する。第1ゲート47aおよび第2ゲート47bから射出された第1の樹脂材料は、第2の樹脂材料と接触すると、相溶性のある樹脂材料であるから溶着一体化する。これにより、離型することにより図3に示すT字形の管体中間品10Aが形成される。
(2)−2 曲げ工程
図4は管体中間品10Aの曲げ工程を説明する説明図である。曲げ工程は、管体中間品10Aに所望の曲げ加工を施すことにより行なう。すなわち、管体中間品10Aの低強度部32を融点以下の温度に加熱し、その後、曲げ加工型50にセットする。このとき、シリコンゴムなどから形成した可撓性のマンドレルMDを副管体31A(副管本体31となる部分)内に挿入しておき、副接続部30(図1参照)が座屈するのを防止することが好ましい。曲げ加工型50には、図1の分岐接続管10の形状に沿った溝51が形成されている。そして、この曲げ加工型50の溝51に管体中間品10Aをセットした状態で常温まで冷却し、その後、離型することで曲げ加工を完了し、図1の分岐接続管10が製造される。
(3) 分岐接続管10の作用効果
上記実施例の構成により、上述した効果のほか、以下の効果を奏する。
(3)−1 分岐接続管10を製造するには、T字形の管体中間品10Aを製造した後に、副接続部30に曲げ加工を施すことにより、主ホースH1と副ホースH2とをほぼ平行に配策できる形状とすることができるから、従来の技術で説明した射出成形よりも金型機構を簡単にでき、製造工程が簡単である。
(3)−2 分岐接続管10の副接続部30が主接続部20とほぼ平行になるように曲げられているから、主配管の軌跡と副配管の軌跡をほぼ平行に配策でき、配策スペースを小さくすることができる。
(3)−3 分岐接続管10は、樹脂で一体成形されているから、軽量化を図ることができる。
(3)−4 主接続部20と副接続部30とは、相溶する樹脂材料を用いて2色成形により成形しているから、曲げ剛性の異なる樹脂材料を用いても接合強度が高い。
(3)−5 分岐接続管10は、射出成形により製造しているので、ガスインジェクション成形やブロー成形よりも、肉厚を薄く、均一に形成することも容易であり、より軽量化を実現することができる。
なお、この発明は上記実施例に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
(4)−1 上記実施例では、分岐接続管10の副接続部30を主接続部20に平行になるように曲げ加工を施したが、その角度を任意に設定することができ、これにより、配策の自由度を高めることができる。
(4)−2 図5は他の実施例にかかる曲げ加工を説明する説明図である。図5において、副接続部30となる副突出管30Aの内側にローラRLを配置し、曲げる箇所を加熱した状態にて、副突出管30Aの外周から治具JGで外力を加え、副接続部30を所定角度に曲げる。このとき、副接続部30内に圧搾ガスを吹き込んで副接続部30が座屈するのを防止することが好ましい。このような方法によれば特定の金型を必要とせず、簡単に曲げ加工を施すことができる。
(4)−3 上記実施例では、第1および第2の樹脂材料として、ナイロン66などのポリアミド系樹脂を用いたが、ポリフェニレンサルファイド(PPS)やポリプロピレン(PP)、ポリエチレン(PE)などを用いてもよい。また、第1の樹脂材料と第2の樹脂材料の曲げ剛性の差異を、ガラスフィラを添加することにより得たが、これに限らず、相溶性のある樹脂材料から曲げ剛性の異なる樹脂材料を適宜選択してもよい。
また、上記実施例では、第1の樹脂材料にガラスフィラを添加したが、これに限らず、曲げ加工を施す低強度部にもガラスフィラを添加した第2の樹脂材料を用いてもよい。この場合において、第2の樹脂材料は、ガラスフィラの含有量が5重量%を越えると折曲することが難しくなるので、これ以下であることが好ましい。
本発明の一実施例にかかる分岐接続管およびこれに接続されたホースを示す断面図である。 分岐接続管を射出成形するための成形型を説明する説明図である。 T字形の管体中間品を示す断面図である。 曲げ工程を説明する説明図である。 他の実施例にかかる曲げ工程を説明する説明図である。
符号の説明
10...分岐接続管
10A...管体中間品
20...主接続部
21...主管本体
21a...主流路
25a,25b...接続端
26...分岐口
30...副接続部
31...副管本体
31a...副流路
31b...根元部
32...低強度部
35...接続端
36...屈曲部
40...成形型
41...上型
42...下型
43...第1中芯
44...第2中芯
45...キャビティ
45a...第1部
45b...第2部
45c...第3部
45d...第4部
47...主ゲート
47a...第1ゲート
47b...第2ゲート
48...副ゲート
50...加工型
51...溝
H1...主ホース
H2...副ホース

Claims (4)

  1. 主配管と、該主配管から分岐した流路に接続される副配管とを接続するための分岐接続管において、
    第1の樹脂材料から形成され、上記主配管に接続される主流路を形成する主接続部と、
    該主接続部から突設され、上記主流路に接続される副流路を形成する副接続部と、
    を備え、
    上記副接続部の一部は、上記第1の樹脂材料より曲げ剛性の小さい第2の樹脂材料から形成された低強度部を有し、該低強度部で折曲されていること、
    を特徴とする分岐接続管。
  2. 請求項1に記載の分岐接続管において、
    上記第2の樹脂材料は、上記第1の樹脂材料と相溶性のある材料である分岐接続管。
  3. 請求項2に記載の分岐接続管において、
    上記第1の樹脂材料は、ガラスフィラを含有したポリアミドであり、上記第2の樹脂材料は、第上記1の樹脂材料よりガラスフィラの含有量を小さくした分岐接続管。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の分岐接続管を製造する方法であって、
    上記分岐接続管の形状に倣ったキャビティの一部に、上記第2の樹脂材料を射出成形により上記低強度部を形成する工程と、
    上記第2の樹脂材料が冷却固化する前に、上記キャビティの他の部分に上記第1の樹脂材料を射出することにより上記低強度部と溶着させた上記副接続部の残りの部分および主接続部を形成する工程と、
    上記副接続部を低強度部にて上記主接続部に対して折曲する工程と、
    を備えることを特徴とする分岐接続管の製造方法。
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JP2014140296A (ja) * 2014-02-27 2014-07-31 Kubota-C. I Co Ltd 分岐管継手
CN112477003A (zh) * 2020-09-29 2021-03-12 鹤山联塑实业发展有限公司 一种三通管件的注塑结构

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