JP2019142014A - 金属樹脂複合構造体の製造方法 - Google Patents

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智恵子 今井
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Abstract

【課題】金属と樹脂との界面に隙間を生じさせることなく、高い剛性が得られる金属樹脂複合構造体の製造方法を提供する。【解決手段】まず、金属管11を準備して、金属管の外周に、膨出用空間を設けて金型15を配置する。金属管の管内に樹脂41を射出成形し、樹脂の圧力により金属管を膨出用空間で変形させ、金属管及び樹脂の膨出部を一体に形成する。その後、樹脂を硬化させる。【選択図】図6

Description

本発明は、金属と樹脂とを組み合わせた金属樹脂複合構造体の製造方法に関する。
近年、排気ガス等による地球環境問題に対して、自動車等の輸送機においては、車体の軽量化による燃費の向上が図られている。また、この軽量化をできるだけ阻害せずに、自動車の車体衝突時の安全性を高める工夫が検討されている。特に、自動車の車体構造に対し、従来から使用されている鋼材の一部を、より軽量で、エネルギー吸収性にも優れたアルミニウム合金材及びマグネシウム材等の軽合金材に置き換えること、フレームの一部に、より強度の高いハイテン鋼を適用すること等、種々の対応が進められている。また、更なる軽量化と高剛性の部材を得るために、金属材と樹脂材とを組み合わせた複合構造体も検討されている(例えば特許文献1)。
特開2005−1615号公報
特許文献1に記載の複合構造体では、金属の補助ビード部に樹脂のビードを重ねるように、金属材のプレス成形部品と樹脂成形部品とを組み合わせている。しかしながら、この構成では金属材と樹脂成形部品との間に隙間が生じてしまい、この隙間に水分が浸入して金属部材の腐食が進展するという問題がある。また、金属材と樹脂成形部品とが完全に密着していないため、複合構造体の予定された剛性が得られないという問題がある。
本発明は、上記事項に鑑みてなされたものであり、その目的は、金属と樹脂との界面に隙間を生じさせることなく、高い剛性が得られる金属樹脂複合構造体の製造方法を提供することにある。
本発明は下記構成からなる。
金属管を準備する工程と、
前記金属管の外周に、膨出用空間を空けて金型を配置する工程と、
前記金属管の管内に樹脂を射出成形し、前記樹脂の圧力により前記金属管を前記膨出用空間で変形させて、前記金属管及び前記樹脂の膨出部を一体に形成する工程と、
前記樹脂を硬化させる工程と、
を有する金属樹脂複合構造体の製造方法。
本発明によれば、金属と樹脂との界面に隙間を生じさせることなく、高い剛性の金属樹脂複合構造体を得ることができる。
本発明に係る金属樹脂複合構造体の一例を示す部分外観斜視図である。 図1に示す金属樹脂複合構造体のII−II線断面図である。 射出成形用の金型に加工前の金属管を配置した様子を示す概略的な工程説明図である。 図3に示す金型に一対のマンドレルを挿入した様子を示す工程説明図である。 樹脂流入口から金属管の管内に溶融樹脂を射出した様子を示す工程説明図である。 図5に示す金属管が拡管した様子を示す工程説明図である。 本発明に係る金属樹脂複合構造体の第2構成例を示す部分外観斜視図である。 第2構成例の金属樹脂複合構造体を製造する様子を模式的に示す工程説明図である。 第2構成例の金属樹脂複合構造体を製造する様子を模式的に示す工程説明図である。 本発明に係る金属樹脂複合構造体の第3構成例を示す部分外観斜視図である。 第3構成例の金属樹脂複合構造体を製造する様子を模式的に示す工程説明図である。 第4構成例の金属樹脂複合構造体において、金属管とマンドレルとの間の環状樹脂にリブを設ける場合の工程説明図である。 第5構成例の金属樹脂複合構造体を製造する様子を模式的に示す工程説明図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
<金属樹脂複合構造体の第1構成例>
図1は本発明に係る金属樹脂複合構造体の第1構成例を示す部分外観斜視図、図2は図1に示す金属樹脂複合構造体のII−II線断面図である。
金属樹脂複合構造体100は、金属管11と、金属管11の管内に樹脂が充填された樹脂成形体13とを有する。
(金属管)
金属管11は、軸断面形状が円形のパイプ状であり、その一部に径方向外側に膨らむ金属膨出部(膨出部)11aが形成される。金属管11の管内は、樹脂成形体13が射出成形されることで、金属膨出部11aの内周部に隙間なく樹脂が満たされている。
金属管11の材質としては、例えば、アルミニウム合金(Al−Mg−Si系合金(6000系)、Al−Mg系合金(5000系)、Al−Zn−Mg系合金(7000系)、Al−Cu−Mg系合金(2000系)、Al−Mn系合金(3000系)等)、マグネシウム合金、鋼材(軟鋼、高張力鋼)、チタン合金等が好適に用いられる。
金属管11の形状は、上記した丸パイプの他に、角パイプ、楕円パイプの任意の断面形状の管に加えて、長手方向で径が変化する断付管、テーパ管であってもよい。
金属管11の内周面には、プライマー処理が施されたプライマー層が構成されていてもよい。プライマー処理は、例えば金属管11の内周面に接着剤を塗布して施される。プライマー処理に用いられる接着剤は、変性ポリオレフィン系塗料、変性エポキシ系プライマー等、不揮発分の少ない低粘度の液体が用いられる。その場合、金属管11の内周面に形成されたプライマー層により金属管11と樹脂成形体13との接着性が向上され、より強固に接着される。
さらに、金属管11の内周面に、ブラスト処理やエッチング処理を施してもよい、この場合、金属管11の内周面が粗面化され、樹脂が微小な凹凸と密着するアンカー効果によって、樹脂が金属管11に強固に接合される。
(樹脂成形体)
樹脂成形体13は、金属管11の管内に射出成形されて設けられる。樹脂成形体13は、金属管11の金属膨出部11aの内周部に形成される樹脂膨出部(膨出部)13aを有する本体部と、金属管11の端部に近い内周面に形成される環状樹脂層13b,13cとを有する。
ここで用いる樹脂は、通常の射出成形に使用される樹脂組成物であれば、特に限定されない。例えば、ポリプロピレン(PP)、ナイロン(ポリアミド)、ポリエチレン、ポリスチレン、ABS樹脂、塩化ビニル樹脂、フッ素樹脂等の熱可塑性樹脂が樹脂材料として好適に用いられる。ナイロン、ポリプロピレンは、機械的特性に優れるため特に好ましい。
また、ガラス繊維や金属繊維で強化した繊維強化樹脂を用いることもできる。樹脂には、タルクや金属繊維等の充填材や各種添加材が配合されていてもよい。その場合、樹脂中への充填材の充填率は、射出成形時の樹脂の流動性を確保しつつ樹脂の強度を向上させるため、5〜40%程度(金属繊維の場合:5〜20%)が好ましい。
環状樹脂層13b,13cの径方向厚さは、射出成形時の樹脂の流動性と、金属樹脂複合構造体100の強度の観点から、最も厚さの薄い箇所で、1.8〜3mm程度とすることが好ましい。
上記構成の金属樹脂複合構造体100によれば、金属管11に金属膨出部11aを有し、この金属膨出部11aの内周部に樹脂膨出部13aが隙間なく形成されている。このため、金属管11自体の強度に樹脂成形体13の強度が加わって、高強度な構造体になる。また、金属管11は、金属膨出部11aによって断面係数が大きくなり、曲げ剛性や捩り剛性が向上する。
したがって、本構成の金属樹脂複合構造体100によれば、より高い剛性を要する部位に適用できる。また、同じレベルの剛性を全て金属材料で達成した場合と比較して、金属材料の使用量を低減でき、軽量化に寄与できる。これにより、この金属樹脂複合構造体100が適用された製品は、剛性が高まると共に強度重量比も高められ、製品の品質、信頼性をより向上できる。
(金属樹脂複合構造体の製造方法)
次に、上記構成の金属樹脂複合構造体100の製造方法について説明する。
図3は射出成形用の金型に加工前の金属管11を配置した様子を示す概略的な工程説明図である。
まず、金属管11を準備して、この金属管11を金型15に保持させる。
金型15は、第1金型17と第2金型19とを備え、第1金型17と第2金型19には、金属管11を収容する断面円形の管支持部21,23が同軸に設けられる。第1金型17と第2金型19の少なくとも一方は、不図示の型移動機構によって、金属管11の軸方向に互いに近接又は離反するようにスライド可能に構成される。また、第1金型17と第2金型19は、それぞれ管支持部21,23を中心に、金型17A,17B、金型19A,19Bに分割された割り型である。これらは、不図示の型移動機構によって金型17Aと17B、及び金型19Aと19Bが、図中上下方向へ互いに分離可能に構成されている。
第1金型17には、管支持部21に連通する樹脂流入口25が形成される。また、第1金型17と第2金型19には、型の接合面17a,19aから軸方向に沿って、環状の膨出用空間27を画成する膨出用凹部17b,19bが形成される。図示のように、膨出用空間27の軸断面形状は、接合面17a,19aを最大径部として、最大径部から軸方向に離れるほど縮径する形状とされている。
金属管11には、樹脂流入口25に対応する位置に貫通孔29が形成されている。金属管11は、貫通孔29が樹脂流入口25に重なるように、即ち、樹脂流入口25が貫通孔29を介して金属管11の管内と連通させた状態で、金型15に保持される。
樹脂流入口25には、図示を省略するが、樹脂を収容するシリンダと、シリンダ内の樹脂を加熱するヒータと、シリンダ内の樹脂を撹拌してシリンダ吐出口から押し出すスクリューとを備える樹脂供給ユニットの溶融樹脂吐出口が接続され、溶融樹脂が供給される。樹脂供給ユニットの構成は上記例に限らず、溶融樹脂が供給可能であればよい。
次に、金属管11の軸方向両端からマンドレル(中子)を挿入する。
図4は図3に示す金型15に一対のマンドレル31A,31Bを挿入した様子を示す工程説明図である。なお、以降の説明においては、図3に示す部材や部位と同じ部材や部位については同一の符号を付与することで、その説明を簡略化又は省略する。
金属管11の管内には、軸方向一端部からマンドレル31Aが挿入され、軸方向他端部からマンドレル31Bが挿入される。マンドレル31A,31Bは、先端面31aを対面させて、互いに軸方向に所定の離間距離を挟んで配置される。マンドレル31A,31Bは、図4に示す軸方向位置で、不図示の支持機構によって、軸方向に関しての移動が規制される。
マンドレル31A,31Bは、挿入先端側が基端側よりも小径な小径部33と、基端側の大径部35とを有する。小径部33は、金属管11の内径よりも3.6mm以上小さい直径にされ、大径部35は、金属管11の内径よりも僅かに小さい直径(片側3mm以内程度)にされている。小径部33と大径部35は、滑らかな曲面で接続されているが、段部を有して接続されていてもよい。
金属管11の管内では、マンドレル31A,31Bが挿入されることによって、マンドレル31A,31Bの先端面31a同士の間の円柱状空間37と、小径部33と金属管11の内周面との間の環状空間39A,39Bとが画成される。
次に、金属管11の管内に溶融樹脂を充填し、金属管11を拡管する。
図5は樹脂流入口25から金属管11の管内に溶融樹脂41を射出した様子を示す工程説明図である。
樹脂流入口25に供給される溶融樹脂41は、金属管11の貫通孔29を通じて金属管11の管内に供給され、円柱状空間37と環状空間39A,39Bに隙間なく充填される。環状空間39A,39Bは、図2に示す樹脂成形体13の環状樹脂層13b,13cとなる。
そして、不図示の樹脂供給ユニットは、円柱状空間37と環状空間39A,39Bへの溶融樹脂41の充填を完了した後も溶融樹脂41の加圧動作を続けることで、溶融樹脂41の圧力(成形圧力)を増加させる。すると、金属管11と金型15との間で、互いに当接していない箇所、即ち、膨出用空間27に面する金属管11の環状領域が、溶融樹脂41の圧力によって径方向外側へ塑性変形し、図6に示すように拡管する。つまり、金属管11が溶融樹脂によってバルジ成形される。拡管後の金属膨出部11aの内周部には樹脂が充填され、図2に示す樹脂成形体13の樹脂膨出部13aを有する本体部が成形される。
このときの樹脂供給ユニットのシリンダの温度は150℃〜430℃、射出成形圧力(バルジ成形時を含む)は55〜140MPa、金型15の温度は45〜230℃の各範囲で、樹脂の種類や形状等に応じて適宜設定される。また、マンドレル31A,31Bは、内部にヒータを備えた構成にしてもよく、その場合、常温〜金型の加熱温度の範囲で任意に設定することができる。
そして、上記の工程により射出成形及びバルジ成形された金属管11を、マンドレル31A,31Bを金属管11内に配置したまま冷却して、樹脂を硬化させる。これにより、樹脂成形体13が金属管11と一体に成形される。金属膨出部11aの内周部を含む円柱状空間37、環状空間39A,39Bにおいては、樹脂が高い圧力で保持された保圧状態で冷却されるため、金属膨出部11aを含む金属管11の内周面に沿って樹脂が金属管11との間に隙間なく充填される。
この冷却工程は、送風や冷却媒体を用いた強制冷却であってもよく、自然冷却であってもよい。
次に、金属管11の管内からマンドレル31A,31Bを引き抜き、金属管11を金型15から取り外す。これにより、図1、図2に示す、金属樹脂複合構造体が得られる。
ここで、樹脂の射出は、樹脂流入口25から行う以外にも、金属管11の管端から行ってもよい。また、金属管11が長尺である場合には、金属管11の軸方向の異なる部位に貫通孔を形成し、この貫通孔から樹脂を管内に射出してもよい。
金属管11として熱処理型のアルミニウム合金材(2000系、6000系、7000系)を用いる場合には、バルジ成形前に金属管11にT1処理(JIS H 0001)を実施することで、溶融樹脂による金属管11の膨出が容易になり、金属膨出部11aの大きな膨出量を確保できる。これにより、得られる構造体の剛性を高められる。
また、金属管11がT1調質を施したアルミニウム合金管である場合、樹脂射出成形、バルジ成形後に人工時効処理を施してもよい。その場合の人工時効処理は、樹脂射出成形後に樹脂が硬化した後で、金属樹脂複合構造体全体を熱処理炉に投入することで実施できる。樹脂射出成形及びバルジ成形の後に金属樹脂複合構造体100の全体を人工時効処理することにより、アルミニウム合金が時効硬化して構造体全体の剛性が向上する。
人工時効処理は、射出成形時の樹脂や金型の熱、マンドレルの温度を利用して行ってもよい。その場合、射出成形及びバルジ成形の後、改めて熱処理する工程が省略でき、タクトタイムを短縮できる。
上記の金属樹脂複合構造体100の製造方法によれば、樹脂の射出成形とバルジ成形とを連続して実施することで、金属と樹脂との界面に隙間を生じさせることなく、金属と樹脂とを一体化できる。このため、工程を煩雑にすることなく、高い剛性の金属樹脂複合構造体100を効率よく製造できる。
また、図6に示すように、第1金型17と第2金型19に接合面17a,19aを設けることで、バルジ成形後の金属管11を第1金型17と第2金型19から取り外すことができる。
<金属樹脂複合構造体の第2構成例>
図7は本発明に係る金属樹脂複合構造体の第2構成例を示す部分外観斜視図である。
金属樹脂複合構造体110は、金属管11Aと、金属管11Aの管内に樹脂が充填された樹脂成形体13Aとを有する。
金属管11Aには、周方向に沿って複数の金属膨出部43が形成されている。複数の金属膨出部43は、金属管11Aの軸方向を長手方向とする細長形状であり、周方向に配置される。また、金属管11Aの管内には、樹脂成形体13Aが射出成形されており、金属膨出部43の内周部は、隙間なく樹脂が充填されて樹脂膨出部13aとなっている。
この金属樹脂複合構造体110によれば、複数の金属膨出部43と樹脂膨出部13aとが設けられ、金属管11Aの管内が樹脂で満たされることで、より高強度な構成にできる。特に、金属膨出部43及び樹脂膨出部13aが軸方向に延びて設けられるため、曲げ剛性や捻り剛性をさらに向上できる。
図8A,図8Bは第2構成例の金属樹脂複合構造体110を製造する様子を模式的に示す工程説明図である。
本構成の金属樹脂複合構造体110を射出成形及びバルジ成形する際は、例えば図8Aに示すように、複数の第1可動型45と、第1可動型45の周方向両脇に配置され膨出用空間を画成する膨出用凹部27Aが形成された複数の第2可動型47と、を備えた複数の割り型からなる金型を用いる。第1可動型45と第2可動型47は、それぞれ交互に金属管11Aを中心とする環状に配置され、放射方向に可動になっている。
図8Aに示すように、金属管11Aを金型内に配置して、前述と同様に金属管11Aの管内に溶融樹脂を供給する。すると、図8Bに示すように、金属管11Aの管内に樹脂が射出成形され、金属管11Aの膨出用凹部27Aの位置で金属膨出部43がバルジ成形される。これにより、金属膨出部43の内周部に樹脂膨出部13aが隙間なく成形され、図7に示す金属樹脂複合構造体110が得られる。
上記した複数の金属膨出部43と樹脂膨出部13aは、第1可動型45と第2可動型47の個数、配置、サイズ等を変更することで、任意の数、位置、形状にできる。そのため、使用目的に応じた最適な状態に、金属膨出部43と樹脂膨出部13aとを設けることができる。
<金属樹脂複合構造体の第3構成例>
図9は本発明に係る金属樹脂複合構造体の第3構成例を示す部分外観斜視図である。
金属樹脂複合構造体120は、金属管11Bと、金属管11Bの管内に樹脂が充填された樹脂成形体13Bとを有する。
金属管11Bには、前述の第1構成例(図1参照)と同様に金属膨出部11aが成形される。また、金属膨出部11aの軸方向両脇には、樹脂からなる係合部46,48が成形されている。
係合部46,48は、金属管11Bを樹脂成形体13Bとを強固に接合する。その他にも、係合部46,48は、金属樹脂複合構造体120を製品に組み込む際等に、他の部材(不図示)を取り付けたり、金属樹脂複合構造体120を他の部材(不図示)に支持させたりする、部材接合用としても利用できる。係合部46,48の配置位置や配置個数は、使用目的に応じて任意に決定できる。
この金属樹脂複合構造体120によれば、係合部46,48が設けられることで金属管11Bの外周面と内周面とが樹脂で繋がれ、金属管11Bが樹脂成形体13Bから剥がれにくくなる。これにより、と金属管11Bと樹脂成形体13Bとの接合強度を向上できる。また、係合部46,48を設けることで、他の部材の配置、接合自由度が高められ、設計自由度が向上する。
図10は第3構成例の金属樹脂複合構造体120を製造する様子を模式的に示す工程説明図である。
この製造工程においては、図5に示す第1構成例の金属樹脂複合構造体100の製造工程と比較して、金属管11Bに貫通孔49を設けた点、金型17A,19Aに係合部46,48を成形するための凹部51,53を設けた点以外は同様である。そのため、ここでは上記の相違点についてのみ説明する。
金型17Aに凹部51を設けたことで、樹脂が凹部51に充填されて、貫通孔29の位置に係合部46が成形される。また、金型19Aに凹部53を設けたことで、樹脂が貫通孔49を通じて凹部53に充填され、貫通孔49の位置に係合部48が成形される。なお、凹部51,53は、金型17A,19Aに交換自在に取り付けられるブロックに設けてもよい。その場合、ブロックの交換によって係合部46,48の形状やサイズを簡単に変更できる。
上記のとおり、金属管11Bの貫通孔29,49に、金型側の凹部51,53が連通するように金属管11Bを位置決めし、金属管11Bに樹脂を射出成形するという、簡単な工程によって、所望の形状、サイズの係合部46,48を、所望の位置に配置できる。
<金属樹脂複合構造体の第4構成例>
本構成例の金属樹脂複合構造体においては、樹脂成形体にリブを設けている。
図11は金属管11とマンドレルとの間の環状樹脂にリブを設ける場合の工程説明図である。
本構成例の金属樹脂複合構造体130は、前述した図5における金属管11と、マンドレル31A,31Bの小径部33との間の環状空間39A,39Bに成形される環状樹脂層13b,13cに、図11に示す複数のリブ57が設けられている。
リブ57は、マンドレル31A,31Bの小径部33に設けられるリブ成形用凹溝59によって樹脂層55A,55Bと一体に成形される。リブ成形用凹溝59は、マンドレル31A,31Bの軸方向に沿って、必要に応じて僅かな抜き勾配が設けられ、軸方向に沿って径方向内側に突出するリブ57を成形する。
この金属樹脂複合構造体130によれば、樹脂成形体13にリブ57が成形されて、さらに剛性を向上できる。なお、リブ57の形状は特に限定されず、マンドレル31A,31Bを樹脂成形体13から抜き取りできる形状であれば、目的に応じて任意形状にできる。
<金属樹脂複合構造体の第5構成例>
前述した各構成例では、金属管の全周を覆う金型を用いてバルジ成形しているが、金属管の軸方向の複数箇所に金型を分割して配置してもよい。また、配置金属管の外周に剛性部材を配置し、剛性部材に金属管の膨出部を挟み込ませて、かしめた構成にすることもできる。
図12は第5構成例の金属樹脂複合構造体140を製造する様子を模式的に示す工程説明図である。
本構成の金属樹脂複合構造体140は、金属管11Cの外周に一対の押さえ治具(金型であってもよい)61,63を配置し、一対の押さえ治具61,63の間に剛性部材65を配置して、射出成形及びバルジ成形により作製される。ここでは、押さえ治具61と剛性部材65との間、押さえ治具63と剛性部材65との間が膨出用空間となる。剛性部材65は、例えば、鋼、アルミニウム等の金属部材、十分な強度を有した樹脂材等を用いることができる。
押さえ治具61は、前述の図6に示す金型17Aと同様に、樹脂流入口25を有する。また、金属管11Cには、樹脂流入口25に対応する貫通孔29が形成されている。金属管11Cは、その外周面が一対の押さえ治具61,63の内周面61a,63aに保持される。
金属管11Cは、成形前の状態で、剛性部材65に形成された開口孔65aに挿通され、剛性部材65を一対の押さえ治具61,63の間に配置される。マンドレル31A,31Bは、金属管11Cの軸方向端部からそれぞれ挿入され、剛性部材65の軸方向位置に先端面31a同士を対向させて配置される。この状態で、押さえ治具61の樹脂流入口25から溶融樹脂41を金属管11Cの内部空間67に充填し、前述した射出成形とバルジ成形を実施する。
その結果、金属管11Cの剛性部材65の軸方向両脇に、一対の金属膨出部11aが形成され、一対の金属膨出部11aによって金属管11Cが剛性部材65を挟み込んで、剛性部材65にかしめられる。また、金属管11Cと一対のマンドレル31A,31Bの間の内部空間67には、冷却後に樹脂膨出部13a及び環状樹脂層13b,13cを有する樹脂成形体が成形される。
そして、前述したように、加工後の金属管11Cから一対のマンドレル31A,31Bを引き抜き、金属管11Cを押さえ治具61,63から取り外す。すると、一対のマンドレル31A,31B同士の間で成形された樹脂は、剛性部材65の内周部の樹脂と一体にされた隔壁(リブ)69となる。
隔壁69は、図中のかしめ部Kの強度を高める。また、隔壁69と、金属膨出部11aの内周部に充填された樹脂膨出部13aと、環状空間39A,39Bに成形された環状樹脂層13b,13cとが一体となって樹脂成形体になるため、金属樹脂複合構造体140の剛性が向上する。
隔壁69の厚さは、マンドレル31A,31Bの先端面31a同士の間隔を調整することで増減でき、隔壁69を設置する軸方向位置も先端面31aの配置位置の調整で任意に変更できる。
また、金属管11Cと剛性部材65とのかしめ接合が、樹脂の射出成形とバルジ成形だけで可能となり、工程を簡素化、高効率化できる。
このように、本発明は上記の実施形態に限定されるものではなく、実施形態の各構成を相互に組み合わせることや、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者が変更、応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
以上の通り、本明細書には次の事項が開示されている。
(1) 金属管を準備する工程と、
前記金属管の外周に、膨出用空間を空けて金型を配置する工程と、
前記金属管の管内に樹脂を射出成形し、前記樹脂の圧力により前記金属管を前記膨出用空間で変形させて、前記金属管及び前記樹脂の膨出部を一体に形成する工程と、
前記樹脂を硬化させる工程と、
を有する金属樹脂複合構造体の製造方法。
この金属樹脂複合構造体の製造方法によれば、金属管を、管内に射出される溶融樹脂によって膨出用空間で膨出させ、これにより、金属管の膨出部がバルジ成形される。また、金属管の膨出部の内周部には高圧の溶融樹脂が充填されるため、樹脂の硬化後は、金属管と樹脂との間に隙間なく樹脂の膨出部が形成される。よって、金属管及び樹脂の膨出部が一体に形成された、高剛性の金属樹脂複合構造体が得られる。
(2) 前記金属管の軸方向両端から一対のマンドレルを挿入し、前記マンドレルを前記金属管の管内で軸方向に固定して、前記マンドレルと前記金属管との間の空間に樹脂を射出する(1)に記載の金属樹脂複合構造体の製造方法。
この金属樹脂複合構造体の製造方法によれば、金属管の管内における一対のマンドレル間の空間に樹脂を射出成形するため、金属管内の所望の位置に樹脂を選択的に設けることができる。
(3) 前記マンドレルは、外径が前記金属管の内径よりも小さい小径部を有し、
前記小径部と前記金属管との間の空間に環状樹脂層を形成する(2)に記載の金属樹脂複合構造体の製造方法。
この金属樹脂複合構造体の製造方法によれば、金属管の内周面に小径部の外径に応じた厚さの環状樹脂層を形成できる。
(4) 前記一対のマンドレルの先端面同士の間に画成される空間に樹脂を充填して、前記金属管の内部空間を分断する隔壁を前記環状樹脂層と一体に形成する(3)に記載の金属樹脂複合構造体の製造方法。
この金属樹脂複合構造体の製造方法によれば、隔壁が環状樹脂層と一体に形成されるので、これら環状樹脂層や隔壁によって、金属樹脂複合構造体の剛性をより高められる。
(5) 前記金属管の外周の前記膨出用空間に剛性部材を配置し、前記金属管に形成される複数の膨出部によって前記剛性部材を挟み込んでかしめる(1)〜(4)のいずれか一つに記載の金属樹脂複合構造体の製造方法。
この金属樹脂複合構造体の製造方法によれば、金属部材の膨出部が剛性部材にかしめられることで、剛性部材を金属部材に高強度に接合できる。
(6) 前記金属管は、T1調質を施した熱処理型アルミニウム合金管である(1)〜(5)のいずれか一つに記載の金属樹脂複合構造体の製造方法。
この金属樹脂複合構造体の製造方法によれば、金属管の膨出が容易になり、大きな膨出量を確保できる。これにより、金属樹脂複合構造体の剛性をより高められる。
(7) 前記金属管を、前記樹脂の射出成形後に人工時効処理する(6)に記載の金属樹脂複合構造体の製造方法。
この金属樹脂複合構造体の製造方法によれば、人工時効処理により、金属管が時効硬化して、金属樹脂複合構造体の剛性が向上する。
(8) 前記人工時効処理を前記金型内で実施する(7)に記載の金属樹脂複合構造体の製造方法。
この金属樹脂複合構造体の製造方法によれば、射出成形及びバルジ成形の後、改めて熱処理する工程が省略でき、タクトタイムを短縮できる。
11 金属管
11a,43 金属膨出部(膨出部)
13 樹脂成形体(樹脂)
13a 樹脂膨出部(膨出部)
13b,13c 環状樹脂層
15 金型
17b,19b 膨出用凹部
27 膨出用空間
31A,31B マンドレル
31a 先端面
33 小径部
41 溶融樹脂
46,48 係合部
49 貫通孔
57 リブ
61,63 押さえ治具(金型)
65 剛性部材
67 内部空間
69 隔壁
100,110,120,130,140 金属樹脂複合構造体

Claims (8)

  1. 金属管を準備する工程と、
    前記金属管の外周に、膨出用空間を空けて金型を配置する工程と、
    前記金属管の管内に樹脂を射出成形し、前記樹脂の圧力により前記金属管を前記膨出用空間で変形させて、前記金属管及び前記樹脂の膨出部を一体に形成する工程と、
    前記樹脂を硬化させる工程と、
    を有する金属樹脂複合構造体の製造方法。
  2. 前記金属管の軸方向両端から一対のマンドレルを挿入し、前記マンドレルを前記金属管の管内で軸方向に固定して、前記マンドレルと前記金属管との間の空間に樹脂を射出する請求項1に記載の金属樹脂複合構造体の製造方法。
  3. 前記マンドレルは、外径が前記金属管の内径よりも小さい小径部を有し、
    前記小径部と前記金属管との間の空間に環状樹脂層を形成する請求項2に記載の金属樹脂複合構造体の製造方法。
  4. 前記一対のマンドレルの先端面同士の間に画成される空間に樹脂を充填して、前記金属管の内部空間を分断する隔壁を前記環状樹脂層と一体に形成する請求項3に記載の金属樹脂複合構造体の製造方法。
  5. 前記金属管の外周の前記膨出用空間に剛性部材を配置し、前記金属管に形成される複数の膨出部によって前記剛性部材を挟み込んでかしめる請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の金属樹脂複合構造体の製造方法。
  6. 前記金属管は、T1調質を施した熱処理型アルミニウム合金管である請求項1〜請求項5のいずれか一項に記載の金属樹脂複合構造体の製造方法。
  7. 前記金属管を、前記樹脂の射出成形後に人工時効処理する請求項6に記載の金属樹脂複合構造体の製造方法。
  8. 前記人工時効処理を前記金型内で実施する請求項7に記載の金属樹脂複合構造体の製造方法。
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