JP2005213725A - 継手の接続構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】水洩れを防ぎ、簡単に抜けることがなく、かつ、エルボ等継手の接続部の長さを容易に調整できる継手の接続構造を提供する。
【解決手段】排水管と継手との接続構造において、該継手2の端部が排水管1出口部に挿入可能とされ、この排水管1出口部の外周面には、三角パッキン3を介して予め継手2に緩挿された袋ナット4に内設された雌ねじ41と螺合する雄ねじ11が螺設されるとともに、上記継手2の挿入端部21の外周面にも雄ねじ22が螺設され、この雄ねじ22と螺合する雌ねじ12が上記排水管1出口部の奥側内周面に内設された継手の接続構造。
【選択図】図1
【解決手段】排水管と継手との接続構造において、該継手2の端部が排水管1出口部に挿入可能とされ、この排水管1出口部の外周面には、三角パッキン3を介して予め継手2に緩挿された袋ナット4に内設された雌ねじ41と螺合する雄ねじ11が螺設されるとともに、上記継手2の挿入端部21の外周面にも雄ねじ22が螺設され、この雄ねじ22と螺合する雌ねじ12が上記排水管1出口部の奥側内周面に内設された継手の接続構造。
【選択図】図1
Description
本発明は、継手の接続構造に関する。さらに詳しくは、キッチンキャビネットや洗面キャビネット等、排水機器の下方に設けられた排水トラップに付設される排水管にエルボ等の継手を接続する構造に関する。
キッチンキャビネットのシンクや洗面キャビネットの洗面ボウル、あるいは浴室の洗い場等の下方に設けられる排水トラップには、通常、排水管が付設されており、この排水管はエルボ等の継手に接続され、排水は上記排水管からエルボを経て排水本管に流される。そこで、上記排水管とエルボ等の継手との接続については、既に種々の接続構造が提案されている。
本願図3は、上記公知の排水管とエルボ等の継手との接続構造の一例を示す分解斜視図である。本願図3からよくわかるように、上記接続構造Bにおいては、排水トラップ5に付設された排水管1の出口部に挿入される端部21を備えたエルボ2を円形、かつ、断面三角形状の合成ゴム製の三角パッキン3を介し、予めエルボ2に緩挿した袋ナット4を排水管1の出口部に螺合して接続される。すなわち、本願図4の部分側断面図に示すように、袋ナット4に内設された雌ねじ41を排水管1の出口部外周面に螺設された雄ねじ11に螺合するとともに、上記袋ナット4内の三角パッキン3を圧締すると、エルボ2の端部21が締着され、このようにして排水トラップ5を排水管1を介してエルボ2等の継手に接続することができる。
特開2002−167832号公報(第1−3頁、第3図、第6図)
特開2000−328623号公報(第1−4頁、第2図)
特開平10−266293号公報(第1−3頁、第1図)
しかしながら、上記した公知の接続構造Bにおいては、外部からの衝撃や長期間の使用等により、接続部が緩んで水洩れが発生したり、排水管1内に挿入されたエルボ2の挿入端部21が抜け落ちる等の問題がある。そこで本発明は、水洩れを防ぐとともに、簡単に抜けることがなく、かつ、エルボ等継手の接続部の長さを容易に調整できる継手の接続構造を提供することをその課題とする。
上記課題を解決するために本発明においては、つぎのような技術的手段を講じている。すなわち、本発明によれば、排水管と継手との接続構造において、該継手の端部が排水管出口部に挿入可能とされ、この排水管出口部の外周面には、三角パッキンを介して予め継手に緩挿された袋ナットに内設された雌ねじと螺合する雄ねじが螺設されるとともに、上記継手の挿入端部の外周面にも雄ねじが螺設され、この雄ねじと螺合する雌ねじが上記排水管出口部の奥側内周面に内設された継手の接続構造が提供される。
上記三角パッキンが円形、かつ、断面三角形状の可撓性を有する軟質部材から形成されることが好ましい。例えば、強靱で、可撓性を有するEPDM、SBR、CR等の合成ゴムを上記形状に成形したものが好ましく用いられる。
上記継手の挿入端部の外周面に螺設された雄ねじがねじ切り部分をカットすることにより長さ調整可能とされることが好ましい。
上記排水管がキャビネット部を備えた排水機器の排水トラップに付設されるとともに、継手をエルボとすることが好ましい。例えば、キッチンキャビネットのシンクや洗面キャビネットの洗面ボウル等の下方に設けられる排水トラップに好ましく適用され、排水は、排水トラップに付設された排水管からエルボ等の継手を経て排水本管に排出される。
請求項1に記載の発明は上記のとおりであり、とくに、継手の挿入端部の外周面にも雄ねじが螺設されるとともに、この雄ねじと螺合する雌ねじが排水管出口部の奥側内周面に内設されているため、上記雄ねじを雌ねじに螺合することにより、排水管と継手がしっかりとねじ結合し、排水管出口部に挿入されたエルボ等の継手の抜け落ちを防ぐことができる。
上記三角パッキンが円形、かつ、断面三角形状の可撓性を有する軟質部材から構成されているため、袋ナットを排水管出口部に螺合すると、袋ナット内の三角パッキンが圧締されるとともに、エルボ等の継手の端部を締着し、しっかりと排水管と継手とを接続し、また、水洩れを防ぐことができる。
上記継手の挿入端部の外周面に螺設された雄ねじがねじ切り部分をカットすることにより、挿入端部の挿入長さを大幅に調整することが可能で、エルボ等、継手の水平直管部の接続長さを調整できるため、施工現場の状況に応じて作業性よく排水管と継手とを接続することができる。
上記排水管がキャビネット部を備えた排水機器の排水トラップに付設されるとともに、継手をエルボとすることにより、キッチンキャビネットのシンクや洗面キャビネットの洗面ボウル等の下方に設けられる排水トラップに作業性よく、かつ、見栄えよくエルボを取付けることができ、排水を上記排水管からエルボを経て排水本管に排出することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して、詳細に説明する。図1は、本発明にかかる継手の接続構造Aを示す一部切欠分解斜視図である。図2は、上記接続構造Aを用いて排水管1とエルボ2とを接続した状態を示す部分側断面図である。図1、図2からよくわかるように、排水トラップ5の下部に付設された排水管1の出口部にはエルボ2の挿入端部21が挿入されるとともに、この挿入端部21の外周面に螺設された雄ねじ22が、排水管1の出口部奥側の内周面に内設された雌ねじ12に螺合する。
上記雄ねじ22と雌ねじ12とを螺合した後、さらに、合成ゴム製の三角パッキン3を介し、予め、エルボ2に緩挿された袋ナット4の雌ねじ41を排水管1の出口部の外周面形成した雄ねじ11に螺合する。このようにすることによって、上記雄ねじ22と雌ねじ12とのねじ結合力に、袋ナット4を用いて三角パッキン3を圧締し、エルボ2の端部21を締着する公知の方法による力が加わり、排水管1とエルボ2とをしっかりと接続することができる。
エルボ2の端部21の挿入長さは、雄ねじ22の雌ねじ12へのねじ込み度を深くするか、浅くするかによって調整することができる。あるいは、ねじ切り部分をカットすることにより端部21の挿入長さを大幅に調整することができる。このように、エルボ2の水平直管部分の長さを調整することにより、施工現場の状況に応じて作業性よく排水トラップ5に付設された排水管1をエルボ2に接続することができる。
A 本発明にかかる継手の接続構造
B 公知の継手の接続構造
1 排水管
11 雄ねじ
12 本発明にかかる排水管出口部の奥側内周面に螺刻された雌ねじ
2 エルボ
21 挿入端部
22 本発明にかかる挿入端部の外周面に設けられた雄ねじ
3 三角パッキン
4 袋ナット
41 雌ねじ
5 排水トラップ
B 公知の継手の接続構造
1 排水管
11 雄ねじ
12 本発明にかかる排水管出口部の奥側内周面に螺刻された雌ねじ
2 エルボ
21 挿入端部
22 本発明にかかる挿入端部の外周面に設けられた雄ねじ
3 三角パッキン
4 袋ナット
41 雌ねじ
5 排水トラップ
Claims (4)
- 排水管と継手との接続構造において、該継手の端部が排水管出口部に挿入可能とされ、この排水管出口部の外周面には、三角パッキンを介して予め継手に緩挿された袋ナットに内設された雌ねじと螺合する雄ねじが螺設されるとともに、上記継手の挿入端部の外周面にも雄ねじが螺設され、この雄ねじと螺合する雌ねじが上記排水管出口部の奥側内周面に内設された継手の接続構造。
- 上記三角パッキンが円形、かつ、断面三角形状の可撓性を有する軟質部材から形成された請求項1に記載の継手の接続構造。
- 上記継手の挿入端部の外周面に螺設された雄ねじがねじ切り部分をカットすることにより長さ調整可能とされた請求項1に記載の継手の接続構造。
- 上記排水管がキャビネット部を備えた排水機器の排水トラップに付設されるとともに、継手がエルボである請求項1に記載の継手の接続構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004017798A JP2005213725A (ja) | 2004-01-27 | 2004-01-27 | 継手の接続構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004017798A JP2005213725A (ja) | 2004-01-27 | 2004-01-27 | 継手の接続構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005213725A true JP2005213725A (ja) | 2005-08-11 |
Family
ID=34902484
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004017798A Withdrawn JP2005213725A (ja) | 2004-01-27 | 2004-01-27 | 継手の接続構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005213725A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101265806B1 (ko) | 2008-08-21 | 2013-05-20 | (주)엘지하우시스 | 배수커플러 |
KR101401231B1 (ko) * | 2012-07-10 | 2014-05-28 | 김현수 | 세면기 배수장치 |
CN107119760A (zh) * | 2017-06-24 | 2017-09-01 | 浙江新亿水暖科技有限公司 | 一种长度可调沿墙走线的洗脸池下水管 |
CN110525480A (zh) * | 2018-05-25 | 2019-12-03 | 西安铁路信号有限责任公司 | 一种铁路道岔表示杆活接头及方法 |
-
2004
- 2004-01-27 JP JP2004017798A patent/JP2005213725A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101265806B1 (ko) | 2008-08-21 | 2013-05-20 | (주)엘지하우시스 | 배수커플러 |
KR101401231B1 (ko) * | 2012-07-10 | 2014-05-28 | 김현수 | 세면기 배수장치 |
CN107119760A (zh) * | 2017-06-24 | 2017-09-01 | 浙江新亿水暖科技有限公司 | 一种长度可调沿墙走线的洗脸池下水管 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20060222 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Effective date: 20070713 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 |