JP2005212803A - ロービング巻取体の積載物 - Google Patents

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Abstract

【課題】 多数のロービング巻取体4を、汎用性の高いパレットを用いて、荷崩れしにくい形態で積載し、且つ3本のロービングの同時引き出しを可能とする積載物1を提供する。
【解決手段】 パレット2上にロービング巻取体4を積載する形態として、多用されている縦4列×横4列×高さ3段の配列を採用し、その48個のロービング巻取体を16個ずつの3グループに分け、各グループ内のロービング巻取体のロービングを連結しておき、更にロービング巻取体のグループ分け、連結順序及び積載位置を、各グループにおいて、n番目に引き出されるロービング巻取体の下には、同一グループ内でn番目よりも前に引き出されるロービング巻取体が位置せず、且つ他のグループのn+1番目及びそれよりも前に引き出されるロービング巻取体が位置しないように定めるという構成とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、ガラスロービング等のロービングを巻き取り、シュリンク梱包したロービング巻取体を複数個、輸送や保管等のためにパレット上に並べて積載した積載物に関する。
ガラスロービングは、スプレーアップ成形、SMC成形、およびMMD(メタルマッチドダイ)成形やRTM成形のためのプリフォームの作製などに利用されている。これらの用途に供されるガラスロービングは、通常、製造工場において円筒状に巻き取られ、シュリンク梱包した形態のロービング巻取体として、顧客に納入されている。ロービング巻取体の大きさとしては、例えば、外径が250〜300mm、内径が75〜100mm、高さが260mm程度が多い。このロービング巻取体の輸送の際には、多数のロービング巻取体をパレット上に縦横複数列ずつ並べ且つ複数段、積み重ねた積載物としている。また、顧客側の要望により、1台のパレット上のロービング巻取体の全数を1本のロービングとして次々と連続して引き出すことができるように連結しておくとか、複数本のロービングとして同時に引き出すことができるよう、ロービング巻取体を同数づつのグループに分け、各グループ内のロービング巻取体を連結しておくことも行われている。後者の場合、ロービング巻取体のグループ分けは、縦、横、高さ方向の各列単位で行っている。顧客側では、1台のパレットから単数または同時に複数本のロービングを、リングガイドを通して引き出し、前記した用途に利用している。
パレット上に積載するロービングの個数及び配列は、運搬、保管を考慮し且つ引き出し本数によって決定しているが、多くの場合、縦4列×横4列×高さ3段の48個積みとしており、これにより、1本、2本、4本、8本、16本引き出し(グループ分け)に対応できる。また、縦3列×横3列×高さ4段として3本引き出しに対応したものも知られている(例えば、実公昭58−4851号公報参照)
実公昭58−4851号公報
しかしながら、縦3列×横3列×高さ4段として3本引き出しを行う積載物では、高さ方向の段数が多くなり、荷崩れを起こしやすいという問題がある。これを避けるには段数を少なくすればよいが、それでは積載量が少なくなって好ましくない。また、荷崩れを防止するため厚さ200μm程度の塩ビフイルムで全体をシュリンク梱包する場合もあるが、梱包のコストが高くなるという問題がある。更に、従来の多くの積載物が縦4列×横4列×高さ3段であるので、使用するパレットも縦4列×横4列に適合したサイズのものが多いのに対し、縦3列×横3列とすると、特殊サイズのパレットを必要とし、この点からもコスト高となるといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決するためになされたもので、請求項1に係る発明は、48個のシュリンク梱包したロービング巻取体を、パレット上に縦4列×横4列×高さ3段に積載した積載物であって、前記48個のロービング巻取体を16個ずつの3グループに分け、各グループ内のロービング巻取体からロービングを次々と連続して引き出せるよう、各ロービング巻取体のロービング終端に次のロービング巻取体のロービング始端を連結し、更に、前記ロービング巻取体のグループ分け、連結順序及び積載位置を、各グループにおいて、n番目に引き出されるロービング巻取体の下には、同一グループ内でn番目よりも前に引き出されるロービング巻取体が位置せず、且つ他のグループのn+1番目及びそれよりも前に引き出されるロービング巻取体が位置しないように定めていることを特徴とするロービング巻取体の積載物を要旨とする。この構成により、従来多く用いられているパレットを使用して且つ荷崩れを起こしにくい形態で48個のロービング巻取体を積載でき、使用に当たっては、ロービングの3本同時引き出しを行うことができる。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の積載物において、前記ロービング巻取体のグループ分け、連結順序及び積載位置を、前記3グループのロービングを、所定位置に間隔をあけて配置された3個のガイドを通して引き出す際に、ロービング巻取体とガイドの間に延びているロービング同志が、上から見た状態で交叉することが無いように、定めるという構成としたものである。この構成により、ロービング引き出し中にロービング同志が絡まったり、糸止まりを起こさず、また擦れ合うことがなく、毛羽立ち等の損傷を防止できる。
請求項3に係る発明は、上記した請求項1又は2に記載の積載物において、最初に引き出されるロービング巻取体を除いた他のロービング巻取体のロービング始端が、そのロービング巻取体と同一段に位置し且つ縦、横、斜めに隣接したロービング巻取体、そのロービング巻取体のすぐ上に位置するロービング巻取体、そのロービング巻取体の縦、横に隣接した位置のロービング巻取体のすぐ上に位置するロービング巻取体のいずれかのロービング終端に連結されるように、各ロービング巻取体の積載位置を定めたことを特徴とするものであり、これにより、一つのロービング巻取体から引き出されているロービングが次のロービング巻取体に移行する際に生じる恐れのあるバルーンを小さく抑制できる。
請求項4に係る発明は、請求項1に記載の積載物において、各ロービング巻取体の積載位置を、「(横方向に付した列番号、縦方向に付した列番号、高さ方向に付した段番号)」で表示するものとして、各グループの引き出し順序及び積載位置を次のように定めていることを特徴とするものである。
・aグループの引き出し順序及び積載位置:a1(1,1,3)→a2(1,2,3)→a3(1,3,3)→a4(1,4,3)→a5(2,4,3)→a6(2,4,2)→a7(1,4,2)→a8(1,3,2)→a9(1,2,2)→a10(1,1,2)→a11(1,1,1)→a12(1,2,1)→a13(1,3,1)→a14(1,4,1)→a15(2,4,1)→a16(2,3,1)
・bグループの引き出し順序及び積載位置:b1(3,1,3)→b2(3,2,3)→b3(3,3,3)→b4(2,3,3)→b5(2,2,3)→b6(2,1,3)→b7(2,1,2)→b8(2,2,2)→b9(2,3,2)→b10(3,3,2)→b11(3,2,2)→b12(3,1,2)→b13(3,1,1)→b14(2,1,1)→b15(2,2,1)→b16(3,2,1)
・cグループの引き出し順序及び積載位置:c1(4,1,3)→c2(4,2,3)→c3(4,3,3)→c4(4,4,3)→c5(3,4,3)→c6(3,4,2)→c7(4,4,2)→c8(4,3,2)→c9(4,2,2)→c10(4,1,2)→c11(4,1,1)→c12(4,2,1)→c13(4,3,1)→c14(4,4,1)→c15(3,4,1)→c16(3,3,1)
この配列とすることで、3本のロービングを支障なく同時に引き出すことができ、且つつなぎ目が引き出される時にもバルーンを小さく抑制できる。なお、この配列は、その具体的な1例として、図5、図6、図7に示す実施形態を挙げることができるが、これに限らず、図5、図6、図7に示す実施形態とは左右対象に配置した場合(横方向の座標の取り方を逆にした場合に相当)をも含むものである。
請求項5に係る発明は、請求項1に記載の積載物において、各ロービング巻取体の積載位置を、「(横方向に付した列番号、縦方向に付した列番号、高さ方向に付した段番号)」で表示するものとして、各グループの引き出し順序及び積載位置を次のように定めていることを特徴とするものである。
・aグループの引き出し順序及び積載位置:a1(1,1,3)→a2(1,2,3)→a3(1,3,3)→a4(1,4,3)→a5(2,4,3)→a6(2,4,2)→a7(1,4,2)→a8(1,3,2)→a9(1,2,2)→a10(1,1,2)→a11(1,1,1)→a12(1,2,1)→a13(1,3,1)→a14(1,4,1)→a15(2,4,1)→a16(2,3,1)
・bグループの引き出し順序及び積載位置:b1(3,1,3)→b2(3,2,3)→b3(3,3,3)→b4(2,3,3)→b5(2,2,3)→b6(2,1,3)→b7(3,1,2)→b8(3,2,2)→b9(3,3,2)→b10(2,3,2)→b11(2,2,2)→b12(2,1,2)→b13(2,1,1)→b14(3,1,1)→b15(3,2,1)→b16(2,2,1)
・cグループの引き出し順序及び積載位置:c1(4,1,3)→c2(4,2,3)→c3(4,3,3)→c4(4,4,3)→c5(3,4,3)→c6(3,4,2)→c7(4,4,2)→c8(4,3,2)→c9(4,2,2)→c10(4,1,2)→c11(4,1,1)→c12(4,2,1)→c13(4,3,1)→c14(4,4,1)→c15(3,4,1)→c16(3,3,1)
この配列とすることで、3本のロービングを支障なく同時に引き出すことができ、且つつなぎ目が引き出される時にもバルーンを小さく抑制できる。なお、この配列は、その具体的な1例として、図5、図10、図7に示す実施形態を挙げることができるが、これに限らず、図5、図10、図7に示す実施形態とは左右対象に配置した場合(横方向の座標の取り方を逆にした場合に相当)をも含むものである。
請求項6に係る発明は、請求項1に記載の積載物において、各ロービング巻取体の積載位置を、「(横方向に付した列番号、縦方向に付した列番号、高さ方向に付した段番号)」で表示するものとして、各グループの引き出し順序及び積載位置を次のように定めていることを特徴とするものである。
・aグループの引き出し順序及び積載位置:a1(1,1,3)→a2(1,2,3)→a3(1,3,3)→a4(1,4,3)→a5(2,3,3)→a6(2,3,2)→a7(1,4,2)→a8(1,3,2)→a9(1,2,2)→a10(1,1,2)→a11(1,1,1)→a12(1,2,1)→a13(1,3,1)→a14(1,4,1)→a15(2,3,1)→a16(2,4,1)
・bグループの引き出し順序及び積載位置:b1(2,1,3)→b2(2,2,3)→b3(3,2,3)→b4(3,3,3)→b5(2,4,3)→b6(2,4,2)→b7(3,4,2)→b8(3,3,2)→b9(3,2,2)→b10(2,2,2)→b11(2,1,2)→b12(2,1,1)→b13(2,2,1)→b14(3,2,1)→b15(3,3,1)→b16(3,4,1)
・cグループの引き出し順序及び積載位置:c1(3,1,3)→c2(4,1,3)→c3(4,2,3)→c4(4,3,3)→c5(3,4,3)→c6(4,4,3)→c7(4,4,2)→c8(4,3,2)→c9(4,2,2)→c10(4,1,2)→c11(3,1,2)→c12(3,1,1)→c13(4,1,1)→c14(4,2,1)→c15(4,3,1)→c16(4,4,1)
この配列とすることで、3本のロービングを支障なく同時に引き出すことができ、且つつなぎ目が引き出される時にもバルーンを小さく抑制できる。なお、この配列は、その具体的な1例として、図11、図12、図13に示す実施形態を挙げることができるが、これに限らず、図11、図12、図13に示す実施形態とは左右対象に配置した場合(横方向の座標の取り方を逆にした場合に相当)をも含むものである。
請求項7に係る発明は、請求項1から6のいずれか1項記載のロービング巻取体の積載物において、パレット上に4列×横4列×高さ3段に積載されたロービング巻取体の積載物の側面をストレッチフイルムで梱包したことを特徴とするものである。この積載物はロービング巻取体を3段に積んだ低いものであるので、荷崩れしにくく、このため、厚さ20μm程度のストレッチフイルムで梱包するのみで、荷崩れを起こすことなく搬送でき、梱包のコストダウンばかりでなく、ごみの減量化も図ることができる。更に、ポリオレフィン系の材質のストレッチフイルムを採用すれば環境負荷の軽減も図ることができる。
請求項8に係る発明は、請求項1から7のいずれか1項記載のロービング巻取体の積載物を製造する方法を提供するものであり、前記ロービング巻取体の各グループにおいて、引き出し順序の最後のロービング巻取体から引き出し順序とは逆方向の順序で、ロービング始端とロービング終端とを連結しながら、各ロービング巻取体を所定位置に積載してゆくことを特徴とするものである。この構成とすることで、各ロービング巻取体の配置を間違えることなく、積載してゆくことができる。
請求項9に係る発明は、請求項1から7のいずれか1項記載のロービング巻取体の積載物から3本のロービングを同時に引き出す方法を提供するもので、その積載物の1辺に隣接した位置に互いに間隔をあけて配置した3個のガイドを通して、3グループのロービングを同時に引き出すことを特徴とするものである。この構成とすることで、3本のロービングがバルーンを生じても互いに干渉することがなく、3本のロービングを同時に良好に引き出すことができる。
本発明のロービング巻取体の積載物は、3本のロービングを同時に引き出すことができるにも係わらず、従来多く用いられている縦4列×横4列×高さ3段の積載形態を採用しているので、特殊サイズのパレットを必要とせず、パレットの作製、準備等に要するコストを削減できる。また、高さが3段と低いので、荷崩れを起こしにくく、作業が安全であり、積載物を外装フイルムで梱包する場合でも、積載物全体を厚さ200μm程度の厚いシュリンクフイルムで梱包する必要がなく、厚さ20μm程度の薄いストレッチフイルムで梱包するのみでよく、この点からもコストダウンやごみの低減を図ることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。図1は本発明の実施形態に係るロービング巻取体の積載物を示す概略斜視図、図2はその積載物を、上面のカバー及びストレッチフイルムを除去して示す概略斜視図である。全体を参照符号1で示す積載物は、パレット2の上に水防用ビニールシートや段ボール等で作られた下カバー3を乗せ、その上に48個のロービング巻取体4を、縦4列×横4列×高さ3段に積載し、その上に水防用ビニールシートや段ボール等で作られた上カバー5をかぶせ、全体の側面にストレッチフイルム6を巻き付けて梱包したものである。ロービング巻取体4は、図8に示すように、円筒状に巻き取ったガラスロービング(以下単にロービングという)7をシュリンクフイルム8によってシュリンク梱包したものであり、内層部から引き出したロービング始端7aと外層部から引き出したロービング終端7bをシュリンクフイルム8の外側に引き出した形態となっている。このロービング巻取体4は、ロービング7を内層部から引き出して使用されるが、最外層部のロービングを引き出す際には、最外層部のロービングがシュリンクフイルム8で保持されるため、崩れてもつれるということがなく、最外層部まで良好に引き出すことができる。
図1、図2において、パレット2上に積載されている48個のロービング巻取体4は、16個ずつの3グループに分けられており、各グループ内のロービング巻取体4からロービングを次々と連続して引き出せるよう、各ロービング巻取体4のロービング終端に次のロービング巻取体4のロービング始端が連結されている。また、最初のロービング巻取体のロービング始端7aと最後のロービング巻取体のロービング終端(図示せず)とは、容易に見つけることができるように、所定位置に、例えば、ロービング終端は始端と反対側の辺などに、引き出している。ここで、48個のロービング巻取体4を3グループに分ける際、ロービング巻取体4は4列×4列×3段に積載されているため、列単位で分けることはできず、複数列にまたがって区分けせざるを得ない。その際、うまくグループ分けし且つロービングを連結する順番をうまく定めておかなければ、3本のロービングを同時に引き出す際に、干渉が生じ、ロービングの引き出しに支障を生じるとか、ロービング同志が擦れ合って毛羽立ち等の損傷を生じる場合がある。また、連結する2つのロービング巻取体の間隔が大きくあいていると、ロービングの引き出しは可能であるとしても、つなぎ目を引き出す際にバルーンが大きくなって、やはり毛羽立ち等のトラブルを生じる場合がある。そこで、これらの問題が生じないようにするため、グループ分け、連結順序、パレット上での積載位置を次の条件1、2、3に合うように定めている。
条件1:各グループにおいて、n番目に引き出されるロービング巻取体の下には、同一グループ内でn番目よりも前に引き出されるロービング巻取体が位置しないようにする。これは、もし下にあるロービング巻取体が前に引き出された場合には、上のロービング巻取体が邪魔になってうまく引く出せないことを避けるためである。更に、n番目に引き出されるロービング巻取体の下には、他のグループのn+1番目及びそれよりも前に引き出されるロービング巻取体が位置しないようにする。これは、3グループで同時にロービングを同一速度で引き出した場合でも、ロービング巻取体には若干長さのばらつきがあるため、n番目のロービング巻取体を引き出している時に他のグループではn+1番目のロービング巻取体の引き出しが始まることがあり、もし、そのn+1番目のロービング巻取体が下にあると、うまく引き出せなくなるので、それを避けるためである。
条件2:図3、図4に示すように、積載物1の1辺に隣接した位置に、好ましくは1番目に引き出される3個のロービング巻取体が位置する1辺に隣接し且つ平行な位置に、互いに間隔をあけて並べて配置した3個のガイド10A、10B、10Cを通して3グループのロービング7A、7B、7Cを同時に引き出す際に、ロービング巻取体4とガイド10A、10B、10Cの間に延びているロービング同志が、上から見た状態で交叉しないように定める。すなわち、図4(b)において、ガイド10Aでロービング7Aを引き出している時に、ガイド10Bが二点鎖線7B′で示すように、ロービング7Aに交叉するようにロービングを引き出さないようにする。これは、引き出されているロービングがバルーンを生じて位置が変動した時に互いに擦れあってトラブルを起こすことがないようにするためである。なお、ロービング同志が上から見た状態で交叉する場合であっても、引き出されているロービング巻取体4の高さが異なれば、ロービング同志の接触はあまり生じないが、安全のため、交叉しないように定めることが推奨される。
条件3:最初に引き出されるロービング巻取体を除いた他のロービング巻取体のロービング始端が、そのロービング巻取体と同一段に位置し且つ縦、横、斜めに隣接したロービング巻取体、そのロービング巻取体のすぐ上に位置するロービング巻取体、そのロービング巻取体の縦、横に隣接した位置のロービング巻取体のすぐ上に位置するロービング巻取体のいずれかのロービング終端に連結されるようにする。すなわち、図9(a)、(b)において、前方中央又は前方中央下段に位置しているロービング巻取体4(基準)のロービング始端7aを他のロービング巻取体に連結する場合、その連結対象となるロービング巻取体は、図9(a)に示すように同一段のものでは、縦方向に隣接した位置のロービング巻取体4(縦)、横方向に隣接した位置のロービング巻取体4(横)、斜め方向に隣接したロービング巻取体4(斜)のいずれかとし、図9(b)に示すように、上段のものでは、すぐ上のロービング巻取体4(上)、縦方向に隣接したロービング巻取体の上にあるロービング巻取体4(縦上)、横方向に隣接したロービング巻取体の上にあるロービング巻取体4(横上)のいずれかとする。これは、連結される2つのロービング巻取体4、4間に延びるロービング長さを極力短くし、一つのロービング巻取体から引き出されているロービングが次のロービング巻取体に移行する際に生じる恐れのあるバルーンを小さく抑制するためである。また、このように連結対象を決めておくと、連結対象のロービング巻取体が近くに位置することとなるため、ロービングを連結しながら積載する作業が容易になる利点も得られる。
図1、図2に示す積載物1は、ロービング巻取体4のグループ分け、連結順序、パレット上での積載位置が、上記した条件1、2、3を満たすように定められている。その具体例を更に詳細に説明する。以下、説明の便宜上、図2に示すように、積載物1に対して、縦方向(Y方向)と横方向(X方向)を設定し、且つ各列番号をX方向、Y方向にそれぞれ1、2、3、4とし、高さ方向(Z方向)の段番号は下から、1、2、3とし、各ロービング巻取体4の位置を、「(横方向に付した列番号即ちX方向の座標値、縦方向に付した列番号即ちY方向の座標値、高さ方向に付した段番号即ちZ方向の座標値)」で示すものとする。
図5、図6、図7は、上記した条件1、2、3を満たすように積載された積載物の1例における、第一のグループ(aグループとする)、第二のグループ(bグループとする)、第三のグループ(cグループとする)の連結順序、積載位置等を示すものである。以下、各グループを詳細に説明する。
図5(a)はaグループのロービング巻取体4の積載位置及び引き出し順序を示しており、各ロービング巻取体4に付した符号a1・a2・・・a16は引き出し順序を示している。引き出し順序及び積載位置は次のように定められている。
・aグループの引き出し順序及び積載位置:a1(1,1,3)→a2(1,2,3)→a3(1,3,3)→a4(1,4,3)→a5(2,4,3)→a6(2,4,2)→a7(1,4,2)→a8(1,3,2)→a9(1,2,2)→a10(1,1,2)→a11(1,1,1)→a12(1,2,1)→a13(1,3,1)→a14(1,4,1)→a15(2,4,1)→a16(2,3,1)
この連結順序では、縦、横、上下に隣接したロービング巻取体同志の連結となっており、連結したロービング巻取体4、4間に延びているロービング長さを短くできる。aグループに属するロービング巻取体4をパレット2上(厳密には下カバー3の上)に積載するには、図5(b)に示すように、まず、最後に引き出されるロービング巻取体4(a16)を所定位置に置き、ロービング終端7bは所望の位置に引き出しておく。次いで、そのロービング巻取体4(a16)の前に引き出されるロービング巻取体4(a15)を所定位置に置き、ロービング巻取体4(a16)のロービング始端7aを、ロービング巻取体4(a15)のロービング終端7bに連結する〔或いは、ロービング巻取体4(a16)のロービング始端7aを、ロービング巻取体4(a15)のロービング終端7bに連結した後、そのロービング巻取体4(a15)を所定位置に置く〕。次いで、そのロービング巻取体4(a15)の前に引き出されるロービング巻取体4(a14)を所定位置に置き、ロービング巻取体4(a15)のロービング始端7aを、ロービング巻取体4(a14)のロービング終端7bに連結する〔或いは、ロービング巻取体4(a15)のロービング始端7aを、ロービング巻取体4(a14)のロービング終端7bに連結した後、そのロービング巻取体4(a14)を所定位置に置く〕。以下、同様にして次々とロービング巻取体を連結しながら、各ロービング巻取体4を所定位置に置いて行く。これにより、図5(a)に示すように、aグループに属するロービング巻取体4を連結し、且つ所定位置に積載することができる。
図6(a)はbグループのロービング巻取体4の積載位置及び引き出し順序を示すものであり、各ロービング巻取体4に付した符号b1・b2・・・b16は引き出し順序を示している。また、図6(b)はbグループのロービング巻取体4の連結順序を分かりやすくするため、一部のロービング巻取体4の位置をずらして示したものである。bグループの連結順序及びその積載位置は次のように定められている。
・bグループの引き出し順序及び積載位置:b1(3,1,3)→b2(3,2,3)→b3(3,3,3)→b4(2,3,3)→b5(2,2,3)→b6(2,1,3)→b7(2,1,2)→b8(2,2,2)→b9(2,3,2)→b10(3,3,2)→b11(3,2,2)→b12(3,1,2)→b13(3,1,1)→b14(2,1,1)→b15(2,2,1)→b16(3,2,1)
この連結順序でも、縦、横、上下に隣接したロービング巻取体同志の連結となっており、連結したロービング巻取体間に延びているロービング長さを短くできる。bグループに属するロービング巻取体4をパレット2上に積載するには、aグループのロービング巻取体4をパレット上に積載した後、aグループの場合と同様に、bグループの最後に引き出されるロービング巻取体4(b16)から順次、連結しながら積載してゆけばよい。ただし、図6(a)に見られるように、ロービング巻取体4(b10)の下には、cグループに属するロービング巻取体4(c16)が位置しているため、ロービング巻取体4(b9)を積載する前に、cグループのロービング巻取体4(c16)及びその前に引き出されるロービング巻取体4(c15)を連結して所定位置に積載しておく必要がある。
図7(a)はcグループのロービング巻取体4の積載位置及び引き出し順序を示すものであり、各ロービング巻取体4に付した符号c1・c2・・・c16は引き出し順序を示している。また、図7(b)はcグループのロービング巻取体4の連結順序を分かりやすくするため、一部のロービング巻取体4の位置をずらして示したものである。cグループの連結順序及び積載位置は次のように定められている。
・cグループの引き出し順序及び積載位置:c1(4,1,3)→c2(4,2,3)→c3(4,3,3)→c4(4,4,3)→c5(3,4,3)→c6(3,4,2)→c7(4,4,2)→c8(4,3,2)→c9(4,2,2)→c10(4,1,2)→c11(4,1,1)→c12(4,2,1)→c13(4,3,1)→c14(4,4,1)→c15(3,4,1)→c16(3,3,1)
この連結順序でも、縦、横、上下に隣接したロービング巻取体同志の連結となっており、連結したロービング巻取体間に延びているロービング長さを短くできる。cグループに属するロービング巻取体4をパレット2上に積載するには、bグループのロービング巻取体4の積載中若しくはその前に、最後とその前のロービング巻取体4(c16)及び(c15)を連結して所定の位置に積載しておき、その他のロービング巻取体はbグループのロービング巻取体の積載が終了した後、aグループの場合と同様に、ロービング巻取体4を順次、連結しながら積載してゆけばよい。
以上のようにして、パレット2及び下カバー3の上に48個のロービング巻取体4を3グループに分けて連結した状態で積載した後は、その上に上カバー5をかぶせ、全体の側面にストレッチフイルム6を巻き付けて梱包することで図1に示す積載物1が製造される。この製造の際に、ロービング巻取体4を連結しながら積載することで、作業が容易で且つ間違いを生じにくい。特に、各グループ内において、全てのロービング巻取体4が、縦、横、上下に隣接した位置での連結となるため、ロービング巻取体の位置決めが容易で作業がしやすいといった利点が得られる。また、この積載物1は、従来多く用いられている縦4列×横4列×高さ3段の積載形態を採用しているので、従来多用されているパレットを使用でき、特殊サイズのパレットが不必要である。更に、高さが3段と低いので、単に20μm程度の薄いストレッチフイルム6で梱包するのみで、荷崩れを起こすことなく良好に運搬できる。
この積載物1の使用に当たっては、図3に示すように、ストレッチフイルム及び上カバーを除去し(なお、ロービング引き出しに支障なければ、ストレッチフイルムは残しておいてもよい)、ロービング巻取体4を露出させた状態の積載物1を、所望の使用場所に位置させ、且つ最初に引き出される3個のロービング巻取体4(a1)、4(b1)、4(c1)に隣接するパレット2の辺2aを、間隔をあけて配置されている3個のガイド10A、10B、10Cに対向させ且つその3個のガイド10A、10B、10Cの列に平行となるように位置決めする。そして、3グループのロービング巻取体4から引き出したロービング7A、7B、7Cをそれぞれのガイド10A、10B、10Cに通し、スプレーアップ成形、SMC成形、およびMMD(メタルマッチドダイ)成形やRTM成形のためのプリフォームの作製のための機械にセットする。この際、3本のロービング7A、7B、7Cはガイド10A、10B、10Cを通った後、1本にまとめてもよいし、それぞれ別個のままとしてもよい。その後、3本のロービング7A、7B、7Cはガイド10A、10B、10Cを通して引き出され、消費される。この際、各グループにおけるロービング巻取体4は連結されているため、ロービング巻取体は次々と連続して使用されることとなる。ここで、ロービング巻取体4は、1箇所を除いては、縦、横、上下に隣接した位置のものが連結されているため、連結部分のロービング長さが短く、このため、ロービング巻取体4の切り替え時にロービングが暴れることがなく(バルーンが小さく)、毛羽立ち等の損傷を生じることがない。また、図4(b)に示すように、3本のロービング7A、7B、7Cが間隔をあけて配置されたガイド10A、10B、10Cで案内されており、且つ引き出し中にロービング同志が交叉するということがないので、この点からも、ロービング同志が擦れ合って損傷を生じるということがない。かくして、全部のロービング巻取体4を有効に使用できる。
図5〜図7に、ロービング巻取体4のグループ分け、連結順序、パレット上での積載位置の1例を示したが、上記した条件1、2、3を満たすグループ分け、連結順序、パレット上での積載位置は、これに限らず、変更可能である。以下、変更した例をいくつか説明する。図10は第二の例における第二のグループ(bグループ)の引き出し順序及び積載位置を示すものであり、第二の例における第一のグループ(aグループ)と第三のグループ(cグループ)は図5、図7に示すものと同一としている。すなわち、第二の例における各グループでのロービング巻取体の引き出し順序及び積載位置は次のように定められている。
・aグループの引き出し順序及び積載位置:a1(1,1,3)→a2(1,2,3)→a3(1,3,3)→a4(1,4,3)→a5(2,4,3)→a6(2,4,2)→a7(1,4,2)→a8(1,3,2)→a9(1,2,2)→a10(1,1,2)→a11(1,1,1)→a12(1,2,1)→a13(1,3,1)→a14(1,4,1)→a15(2,4,1)→a16(2,3,1)
・bグループの引き出し順序及び積載位置:b1(3,1,3)→b2(3,2,3)→b3(3,3,3)→b4(2,3,3)→b5(2,2,3)→b6(2,1,3)→b7(3,1,2)→b8(3,2,2)→b9(3,3,2)→b10(2,3,2)→b11(2,2,2)→b12(2,1,2)→b13(2,1,1)→b14(3,1,1)→b15(3,2,1)→b16(2,2,1)
・cグループの引き出し順序及び積載位置:c1(4,1,3)→c2(4,2,3)→c3(4,3,3)→c4(4,4,3)→c5(3,4,3)→c6(3,4,2)→c7(4,4,2)→c8(4,3,2)→c9(4,2,2)→c10(4,1,2)→c11(4,1,1)→c12(4,2,1)→c13(4,3,1)→c14(4,4,1)→c15(3,4,1)→c16(3,3,1)
この例では、bグループにおけるb6からb7への移行部分で斜め下方への連結となっているが、その他は、すべて縦、横、上下に隣接したロービング巻取体同志の連結となっている。この構成によっても、連結したロービング巻取体間に延びているロービング長さを短くでき、バルーンの発生を小さく抑制しながらロービングを連続的に引き出すことができる。なお、この例における各グループのロービング巻取体の積載は、図5、図6、図7に示す実施形態と同様に行えば良い。
図11、図12、図13は第三の例における、第一のグループ(aグループ)、第二のグループ(bグループ)、第三のグループ(cグループ)の連結順序、積載位置等を示すものである。この例では、各グループにおけるロービング巻取体4の引き出し順序及び積載位置は次のように定められている。
・aグループの引き出し順序及び積載位置:a1(1,1,3)→a2(1,2,3)→a3(1,3,3)→a4(1,4,3)→a5(2,3,3)→a6(2,3,2)→a7(1,4,2)→a8(1,3,2)→a9(1,2,2)→a10(1,1,2)→a11(1,1,1)→a12(1,2,1)→a13(1,3,1)→a14(1,4,1)→a15(2,3,1)→a16(2,4,1)
・bグループの引き出し順序及び積載位置:b1(2,1,3)→b2(2,2,3)→b3(3,2,3)→b4(3,3,3)→b5(2,4,3)→b6(2,4,2)→b7(3,4,2)→b8(3,3,2)→b9(3,2,2)→b10(2,2,2)→b11(2,1,2)→b12(2,1,1)→b13(2,2,1)→b14(3,2,1)→b15(3,3,1)→b16(3,4,1)
・cグループの引き出し順序及び積載位置:c1(3,1,3)→c2(4,1,3)→c3(4,2,3)→c4(4,3,3)→c5(3,4,3)→c6(4,4,3)→c7(4,4,2)→c8(4,3,2)→c9(4,2,2)→c10(4,1,2)→c11(3,1,2)→c12(3,1,1)→c13(4,1,1)→c14(4,2,1)→c15(4,3,1)→c16(4,4,1)
図11〜図13に示す積載物の製造に当たっては、まずaグループのロービング巻取体4を、最後に引き出されるロービング巻取体4(a16)から、その前に引き出されるロービング巻取体に連結しながらパレット2上に次々と積載してゆくという作業を行うことで、パレット2上の所定位置に積載し、aグループの積載が終了したら、bグループを同様にして積載し、その後、cグループを同様にして積載することで製造できる。すなわち、この実施形態では、aグループの全部のロービング巻取体4をパレット2上に積載した後、bグループのロービング巻取体4の積載を行い、bグループの全部のロービング巻取体4をパレット2上に積載した後、cグループのロービング巻取体4の積載を行うことで、全部のロービング巻取体4の積載を行うことができ、ロービング巻取体の積載場所の間違いを生じにくいという利点がある。また、各グループa、b、cの最後に引き出されるロービング巻取体4(a16)、(b16)、(c16)がいずれも、パレット2上の、ロービングを引き出す際の引き出し側(図3に示すガイド10A、10B、10Cに隣接する側)とは反対側の辺に隣接した位置に積載されているため、次のパレットのロービング巻取体に連結する際の作業が容易であり、且つ、連結部分のロービング長さを短くできるといった利点も得られる。
以上に、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載の範囲内で適宜変更可能である。例えば、ロービング巻取体の連結順序、積載位置等は適宜変更可能であり、また、使用するロービングも、ガラスロービングに限らず、他の材料のロービングを用いても良い。
本発明の実施形態に係る積載物の概略斜視図 図1に示す積載物を、上カバー及びストレッチフイルムを除去した状態で示す概略斜視図 図1に示す積載物から3本のロービングを同時に引き出す状態を示す概略斜視図 (a)は図1に示す積載物から3本のロービングを同時に引き出している途中の状態を示す概略斜視図、(b)はその概略平面図 (a)は一つの実施形態におけるaグループのロービング巻取体の積載位置及び引き出し順序を示す概略斜視図、(b)はaグループのロービング巻取体を積載する途中の状態を示す概略斜視図 (a)は図5と同じ実施形態におけるbグループのロービング巻取体の積載位置及び引き出し順序を示す概略斜視図、(b)はbグループのロービング巻取体の積載位置及び引き出し順序を分かりやすくするため一部のロービング巻取体の位置をずらして示す概略斜視図 (a)は図5と同じ実施形態におけるcグループのロービング巻取体の積載位置及び引き出し順序を示す概略斜視図、(b)はcグループのロービング巻取体の積載位置及び引き出し順序を分かりやすくするため一部のロービング巻取体の位置をずらして示す概略斜視図 ロービング巻取体の概略断面図 (a)、(b)はロービング巻取体の連結位置関係を説明する概略斜視図 他の実施形態におけるbグループのロービング巻取体の積載位置及び引き出し順序を示す概略斜視図 更に他の実施形態におけるaグループのロービング巻取体の積載位置及び引き出し順序を示す概略斜視図 図11と同じ実施形態におけるbグループのロービング巻取体の積載位置及び引き出し順序を示す概略斜視図 図11と同じ実施形態におけるcグループのロービング巻取体の積載位置及び引き出し順序を示す概略斜視図
符号の説明
1 ロービング巻取体の積載物
2 パレット
3 下カバー
4 ロービング巻取体
5 上カバー
6 ストレッチフイルム
7、7A、7B、7C ロービング
7a ロービング始端
7b ロービング終端
8 シュリンクフイルム
10A、10B、10C ガイド

Claims (9)

  1. 48個のシュリンク梱包したロービング巻取体を、パレット上に縦4列×横4列×高さ3段に積載した積載物であって、前記48個のロービング巻取体を16個ずつの3グループに分け、各グループ内のロービング巻取体からロービングを次々と連続して引き出せるよう、各ロービング巻取体のロービング終端に次のロービング巻取体のロービング始端を連結し、更に、前記ロービング巻取体のグループ分け、連結順序及び積載位置を、各グループにおいて、n番目に引き出されるロービング巻取体の下には、同一グループ内でn番目よりも前に引き出されるロービング巻取体が位置せず、且つ他のグループのn+1番目及びそれよりも前に引き出されるロービング巻取体が位置しないように定めていることを特徴とするロービング巻取体の積載物。
  2. 前記ロービング巻取体のグループ分け、連結順序及び積載位置を、前記3グループのロービングを、所定位置に間隔をあけて配置された3個のガイドを通して引き出す際に、ロービング巻取体とガイドの間に延びているロービング同志が、上から見た状態で交叉することが無いように、定めていることを特徴とする請求項1記載のロービング巻取体の積載物。
  3. 最初に引き出されるロービング巻取体を除いた他のロービング巻取体のロービング始端が、そのロービング巻取体と同一段に位置し且つ縦、横、斜めに隣接したロービング巻取体、そのロービング巻取体のすぐ上に位置するロービング巻取体、そのロービング巻取体の縦、横に隣接した位置のロービング巻取体のすぐ上に位置するロービング巻取体のいずれかのロービング終端に連結されるように、各ロービング巻取体の積載位置を定めていることを特徴とする請求項1又は2記載のロービング巻取体の積載物。
  4. 各ロービング巻取体の積載位置を、「(横方向に付した列番号、縦方向に付した列番号、高さ方向に付した段番号)」で表示するものとして、各グループの引き出し順序及び積載位置を次のように定めていることを特徴とする請求項1記載のロービング巻取体の積載物。
    ・aグループの引き出し順序及び積載位置:a1(1,1,3)→a2(1,2,3)→a3(1,3,3)→a4(1,4,3)→a5(2,4,3)→a6(2,4,2)→a7(1,4,2)→a8(1,3,2)→a9(1,2,2)→a10(1,1,2)→a11(1,1,1)→a12(1,2,1)→a13(1,3,1)→a14(1,4,1)→a15(2,4,1)→a16(2,3,1)
    ・bグループの引き出し順序及び積載位置:b1(3,1,3)→b2(3,2,3)→b3(3,3,3)→b4(2,3,3)→b5(2,2,3)→b6(2,1,3)→b7(2,1,2)→b8(2,2,2)→b9(2,3,2)→b10(3,3,2)→b11(3,2,2)→b12(3,1,2)→b13(3,1,1)→b14(2,1,1)→b15(2,2,1)→b16(3,2,1)
    ・cグループの引き出し順序及び積載位置:c1(4,1,3)→c2(4,2,3)→c3(4,3,3)→c4(4,4,3)→c5(3,4,3)→c6(3,4,2)→c7(4,4,2)→c8(4,3,2)→c9(4,2,2)→c10(4,1,2)→c11(4,1,1)→c12(4,2,1)→c13(4,3,1)→c14(4,4,1)→c15(3,4,1)→c16(3,3,1)
  5. 各ロービング巻取体の積載位置を、「(横方向に付した列番号、縦方向に付した列番号、高さ方向に付した段番号)」で表示するものとして、各グループの引き出し順序及び積載位置を次のように定めていることを特徴とする請求項1記載のロービング巻取体の積載物。
    ・aグループの引き出し順序及び積載位置:a1(1,1,3)→a2(1,2,3)→a3(1,3,3)→a4(1,4,3)→a5(2,4,3)→a6(2,4,2)→a7(1,4,2)→a8(1,3,2)→a9(1,2,2)→a10(1,1,2)→a11(1,1,1)→a12(1,2,1)→a13(1,3,1)→a14(1,4,1)→a15(2,4,1)→a16(2,3,1)
    ・bグループの引き出し順序及び積載位置:b1(3,1,3)→b2(3,2,3)→b3(3,3,3)→b4(2,3,3)→b5(2,2,3)→b6(2,1,3)→b7(3,1,2)→b8(3,2,2)→b9(3,3,2)→b10(2,3,2)→b11(2,2,2)→b12(2,1,2)→b13(2,1,1)→b14(3,1,1)→b15(3,2,1)→b16(2,2,1)
    ・cグループの引き出し順序及び積載位置:c1(4,1,3)→c2(4,2,3)→c3(4,3,3)→c4(4,4,3)→c5(3,4,3)→c6(3,4,2)→c7(4,4,2)→c8(4,3,2)→c9(4,2,2)→c10(4,1,2)→c11(4,1,1)→c12(4,2,1)→c13(4,3,1)→c14(4,4,1)→c15(3,4,1)→c16(3,3,1)
  6. 各ロービング巻取体の積載位置を、「(横方向に付した列番号、縦方向に付した列番号、高さ方向に付した段番号)」で表示するものとして、各グループの引き出し順序及び積載位置を次のように定めていることを特徴とする請求項1記載のロービング巻取体の積載物。
    ・aグループの引き出し順序及び積載位置:a1(1,1,3)→a2(1,2,3)→a3(1,3,3)→a4(1,4,3)→a5(2,3,3)→a6(2,3,2)→a7(1,4,2)→a8(1,3,2)→a9(1,2,2)→a10(1,1,2)→a11(1,1,1)→a12(1,2,1)→a13(1,3,1)→a14(1,4,1)→a15(2,3,1)→a16(2,4,1)
    ・bグループの引き出し順序及び積載位置:b1(2,1,3)→b2(2,2,3)→b3(3,2,3)→b4(3,3,3)→b5(2,4,3)→b6(2,4,2)→b7(3,4,2)→b8(3,3,2)→b9(3,2,2)→b10(2,2,2)→b11(2,1,2)→b12(2,1,1)→b13(2,2,1)→b14(3,2,1)→b15(3,3,1)→b16(3,4,1)
    ・cグループの引き出し順序及び積載位置:c1(3,1,3)→c2(4,1,3)→c3(4,2,3)→c4(4,3,3)→c5(3,4,3)→c6(4,4,3)→c7(4,4,2)→c8(4,3,2)→c9(4,2,2)→c10(4,1,2)→c11(3,1,2)→c12(3,1,1)→c13(4,1,1)→c14(4,2,1)→c15(4,3,1)→c16(4,4,1)
  7. パレット上に縦4列×横4列×高さ3段に積載されたロービング巻取体の積載物の側面をストレッチフイルムで梱包していることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載のロービング巻取体の積載物。
  8. 請求項1から7のいずれか1項記載のロービング巻取体の積載物を製造するに当たって、前記ロービング巻取体の各グループにおいて、引き出し順序の最後のロービング巻取体から引き出し順序とは逆方向の順序で、ロービング始端とロービング後端とを連結しながら、各ロービング巻取体を所定位置に積載してゆくことを特徴とするロービング巻取体の積載物の製造方法。
  9. 請求項1から7のいずれか1項記載のロービング巻取体の積載物から、該積載物の1辺に隣接した位置に互いに間隔をあけて配置した3個のガイドを通して、3グループのロービングを同時に引き出すことを特徴とするロービングの引き出し方法。
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