JP2005212573A - ステアリング装置 - Google Patents

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Yuji Shimamoto
勇二 嶌本
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Koyo Seiko Co Ltd
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

【課題】 案内体及び支持孔の間の隙間による音鳴りを低減することができ、しかも、案内体部分の加工性及び組込性を向上することができるステアリング装置を提供する。
【解決手段】 舵取り操作に応じて軸長方向への移動が可能なラック軸2と、該ラック軸2のラック歯2aと反対側に配置され前記ラック軸2の移動を案内する案内体4と、該案内体4を前記ラック軸2の軸長方向と交差する方向への摺動自在に支持する支持孔33を有するハウジング3とを備えており、前記案内体4は周面に溝42を設け、該溝42に前記支持孔33と接触する弾性条体8を加硫接着した。
【選択図】 図1

Description

本発明はラック軸を備えたステアリング装置に関する。
ラックピニオン式のステアリング装置は、両端が左右の操向輪に連結され軸長方向への移動が可能なラック軸と、該ラック軸のラック歯に噛合するピニオンと、該ピニオン及び前記ラック軸を支持するハウジングとを備え、舵取り操作力をピニオン及びラック歯を介してラック軸に伝動し、該ラック軸を軸長方向へ移動させて、左右の操向輪を操向する構成となっている。
このようなラックピニオン式のステアリング装置においては、ピニオン及びラック歯の噛合部のバックラッシュ量を少なくするとともに、ラック軸の移動を円滑に行わせるべくラック軸のラック歯と反対側位置に、前記ラック軸の周面に接触して該ラック軸の移動を案内する円柱形の案内体と、該案内体を前記ラック軸の軸長方向と交差する方向への摺動自在に支持する支持孔とが設けられており、前記案内溝がラック軸と接触し、該ラック軸の移動を案内するように構成されている。
ところで、前記案内体はラック軸と接触し、該ラック軸の移動を案内するが、案内体と支持孔との間には案内体を支持孔内で円滑に摺動させるための隙間が設けられているため、前記ラック軸の移動が急激であった場合、このラック軸の移動力が案内体に加わり、案内体が前記隙間の範囲内で前記摺動方向と交差する方向へ動き、該案内体が支持孔に当接して音鳴りすることになる。
図4は従来のステアリング装置の案内体部分の断面図である。前記案内体による音鳴りを低減可能としたステアリング装置として、図4に示すように円柱形の案内体100の周面に複数の環状溝101を設け、該環状溝101にOリング102を外嵌し、案内体100の支持孔103への当接を前記Oリング102により緩和するように構成されたものが知られている(例えば、特許文献1。)。
特開昭55−68472号公報
ところが、案内体100及び支持孔103の間の隙間はミクロン単位であるため、予め成形されているOリング102が用いられた場合、該Oリング102が外嵌される環状溝101の加工精度を高め、環状溝101に外嵌されたOリング102の環状溝101内での変形をなくすべく環状溝101が切削加工されている。この結果、案内体100の加工性が悪く、また、Oリング102の組込み作業性が悪いという問題があった。また、Oリング102は環状溝101に外嵌されていだけであるため、案内体の組込時にOリング102が脱落することがあった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、案内体及び支持孔の間の隙間による音鳴りを低減することができ、しかも、案内体部分の加工性及び組込性を向上することができるとともに、弾性条体の脱落をなくすることができるステアリング装置を提供することを目的とする。
第1発明に係るステアリング装置は、舵取り操作に応じて軸長方向への移動が可能なラック軸と、該ラック軸のラック歯と反対側に配置され前記ラック軸の移動を案内する案内体と、該案内体を前記ラック軸の軸長方向と交差する方向への摺動自在に支持する支持孔を有する支持体とを備えているステアリング装置において、前記案内体は周面に溝を有しており、該溝に前記支持孔と接触する弾性条体が加硫接着されていることを特徴とする。
第1発明にあっては、弾性条体が加硫接着により案内体と一体になっているため、弾性条体の組込作業性を向上できるとともに、弾性条体の脱落をなくすることができ、しかも、案内体の溝の加工精度が切削加工に比べて悪い場合においてもこの溝の加工精度に影響されることなく弾性条体を設けることができる。
第2発明に係るステアリング装置は、前記溝及び前記弾性条体は前記案内体の摺動方向と平行的に配置されており、該弾性条体の前記ラック軸側端部は前記摺動方向に対して傾斜していることを特徴とする。
第2発明にあっては、案内体の摺動方向と平行的に弾性条体が設けられているため、例えば案内体のラック軸側端部にラック軸を案内する案内溝が設けられている場合においても、案内体の両端部にかけて弾性条体を設けることができ、案内体が支持孔内で傾斜することを抑制できる。しかも、弾性条体のラック軸側端部は傾斜しているため、案内体を支持孔に内嵌するときの弾性条体による抵抗を低減でき、案内体の組込作業性を高めることができる。
第1発明によれば、弾性条体の組込作業性を向上できるとともに、弾性条体の脱落をなくすることができ、しかも、案内体の溝の加工精度が切削加工に比べて悪い場合においてもこの溝の加工精度に影響されることなく弾性条体を設けることができる。
第2発明によれば、例えば案内体のラック軸側端部にラック軸を案内する案内溝が設けられている場合においても、案内体が支持孔内で傾斜することを抑制でき、しかも、案内体を支持孔に内嵌するときの弾性条体による抵抗を低減でき、案内体の組込作業性を高めることができる。
図1は本発明に係るステアリング装置の構成を示す断面図、図2は弾性条体が設けられた案内体の斜視図、図3は弾性条体が設けられた案内体の断面図である。
図1に示したラックピニオン式のステアリング装置は、下端部にピニオン1aが設けられ、上端部が操舵輪(図示せず)に繋がれて操舵輪による舵取り操作に応じて回転するピニオン軸1と、ピニオン1aに噛合するラック歯2aが設けられ、ピニオン軸1に連動して軸長方向への移動が可能なラック軸2と、これらピニオン軸1及びラック軸2を支持する支持体としてのハウジング3と、ラック軸2のラック歯2aと反対側に配置されラック軸2の移動を案内する案内溝41を有する案内体4と、該案内体4をラック軸2に向けて付勢する弾性体5とを備えている。
ラック軸2は、長手方向中間にラック歯2aが設けられ、該ラック歯2aと反対の外周部に、軸線と平行な凸条2bを有する被案内面2cが設けられている。
ハウジング3は、図1に示すように有底の第1軸孔31と、該第1軸孔31の軸線に対し偏位した位置から第1軸孔31と交差して貫通する第2軸孔32と、該第2軸孔32から外面(図から見て左方向)に開放された支持孔33とを備え、第1軸孔31に軸受6,6を介してピニオン軸1を回転自在に支持し、第2軸孔32にラック軸2を移動自在に支持し、支持孔33に案内体4が摺動自在に支持されている。また、支持孔33には案内体4の抜け出しを禁止する蓋体7が螺着されており、該蓋体7と案内体4との間にコイルバネを用いてなる弾性体5を介してあり、該弾性体5が案内体4をラック軸2の被案内面2cへ付勢している。
案内体4は支持孔33よりも僅かに小径の円柱形であり、周面には案内体4の摺動方向と平行的に4つの溝42が等配されており、ラック軸2側の一端部には被案内面2cに対応し、ラック軸を案内する湾曲状の案内溝41が設けられており、他端部には弾性体5を収容するための凹所43が設けられている。案内体4はダイカスト成形されており、この形成時に溝42、案内溝41及び凹所43が設けられている。溝42は他端縁から一端縁の近傍位置にかけて設けられており、各溝42に弾性条体8が加硫接着されている。また、案内溝41には凸条2bに対応する凹条41aが設けられており、凹条41a及び凸条2bの係合によりラック軸2の周方向への回動を防ぐようにしてある。また、案内溝41には摩擦係数の比較的小さい材料からなる滑り板44が設けられている。尚、溝42は4つであるが2つ以上の複数であればよい。
弾性条体8は合成ゴムからなり、雌型と該雌型内に配置された案内体4との間のキャビティにゴム材料を入れて加硫することにより、案内体4の周面よりも僅かに外部に突出するように加硫接着されており、この突出部の表面が支持孔33に接触している。このように弾性条体8は加硫接着されているため、切削加工に比べて溝42の加工精度が悪い場合においても弾性条体8の案内体4周面からの突出量を正確にすることができる。また、弾性条体8の案内溝41側となる一端部は案内体4の摺動方向に対して傾斜している。
以上のように構成されたステアリング装置は、周面の溝42に弾性条体8が加硫接着されている案内体4及び弾性体5をハウジング3の支持孔33に挿入し、各弾性条体8の表面を支持孔33に接触させるとともに、案内溝41をラック軸2の被案内面2cに接触させ、蓋体7を支持孔33に螺着することにより、案内体4を組み込むことができる。この場合、弾性条体8は案内体4の溝42に加硫接着されており、弾性条体8が案内体4と一体になっているとともに、弾性条体8の一端部は傾斜しているため、案内体4を支持孔33に内嵌するときの弾性条体8による抵抗を低減でき、案内体4の組込作業性を高めることができる。
しかも、案内体4の溝42は成形されており、この溝42に弾性条体8が加硫接着されているため、案内体4の加工性及び弾性条体8の組込作業性を向上でき、コストを低減できる。
尚、以上説明した実施の形態では、案内体4の周面に、周方向に離隔する複数の溝42を案内体4の摺動方向と平行的に設け、該溝42に弾性条体8を加硫接着したが、その他、案内体4の周面に、案内体4の摺動方向に離隔する複数の環状又は円弧状の溝42を設け、該溝42に弾性条体8を加硫接着した構成としてもよいし、また、案内体4の周面に、案内体4の摺動方向に離隔する複数の溝42と、該溝42に連なり、前記摺動方向と平行的になる少なくとも1つの溝42とを設け、各溝42に弾性条体8を加硫接着した構成としてもよいのであり、溝42及び弾性条体8の構成は特に制限されない。案内体4の周面に環状又は円弧状の溝42を設ける場合、案内体4は割型により成形する。
本発明に係るステアリング装置の構成を示す断面図である。 弾性条体が設けられた案内体の斜視図である。 弾性条体が設けられた案内体の断面図である。 従来のステアリング装置の案内体部分の断面図である。
符号の説明
2 ラック軸
2a ラック歯
3 ハウジング(支持体)
33 支持孔
4 案内体
42 溝
8 弾性条体

Claims (2)

  1. 舵取り操作に応じて軸長方向への移動が可能なラック軸と、該ラック軸のラック歯と反対側に配置され前記ラック軸の移動を案内する案内体と、該案内体を前記ラック軸の軸長方向と交差する方向への摺動自在に支持する支持孔を有する支持体とを備えているステアリング装置において、前記案内体は周面に溝を有しており、該溝に前記支持孔と接触する弾性条体が加硫接着されていることを特徴とするステアリング装置。
  2. 前記溝及び前記弾性条体は前記案内体の摺動方向と平行的に配置されており、該弾性条体の前記ラック軸側端部は前記摺動方向に対して傾斜している請求項1記載のステアリング装置。
JP2004020513A 2004-01-28 2004-01-28 ステアリング装置 Pending JP2005212573A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015168326A (ja) * 2014-03-06 2015-09-28 富士重工業株式会社 ステアリング装置

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