JP2005212262A - 孔版印刷装置およびインク容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 孔版印刷動作前にアイドリング動作を行う孔版印刷装置において、そのアイドリング動作における印刷ドラムの適切な回転数を設定し、作業効率を低下させることなくヤレ紙の発生を減少させる。
【解決手段】 インク容器2に設置された記憶手段4に記憶されたインクの種類を示す情報を情報取得手段70により取得し、その取得されたインクの種類を示す情報に基づいてアイドリング制御手段71によりアイドリング動作における印刷ドラム31の回転数を制御する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、孔版印装置およびその孔版印刷装置に使用されるインク容器に関するものであり、特に孔版印刷前にアイドリング動作を行う孔版印刷装置およびその孔版印刷装置に使用されるインク容器に関するものである。
従来、スキャナなどにより原稿を読み取った画像データに基づいてサーマルヘッドなどを駆動し、孔版原紙を溶融穿孔することにより製版し、その製版済孔版原紙を印刷ドラムに巻着して印刷ドラムの内側よりインクを供給し、印刷ドラムの内側から外側へ滲み出したインクをプレスローラなどにより印刷用紙に転移させて印刷を行う孔版印刷装置が種々提案されている。
そして、上記のような孔版印刷装置においては、孔版印刷動作の開始時において、印刷ドラム内のインクが印刷ドラムの外側に均一に滲みでないためヤレ紙が発生する場合がある。したがって、上記のようなヤレ紙の発生を回避するため、孔版印刷動作開始時のプレスローラの印刷圧力や印刷ドラムの回転速度を定常時とは別の大きさに設定する方法が提案されている。また、一旦印刷動作を行った後、長い時間が経過してから再び印刷動作を開始する際には、印刷ドラム内のインクの粘度が高くなっていたり、印刷ドラム内のインクが印刷ドラムの内側に乾燥して付着していたりして、さらにヤレ紙が発生する確率が高くなるため、孔版印刷動作の開始前にアイドリング動作を行うことが提案されている。アイドリング動作は、たとえば、印刷ドラムの内側からインクが出ない状態にし、印刷ドラムにプレスローラを押し当てた状態で印刷ドラムを回転させることにより行われる(特許文献1参照)。
特開平8−150769号公報
しかしながら、上記のような孔版印刷装置においては、アイドリング動作をする際の印刷ドラムの回転数は一定値に設定されており、たとえば、揮発性や粘度の高いインクを使用する場合には、上記のように設定された印刷ドラムの回転数では十分でなく、やはりヤレ紙が多く発生してしまう場合がある。また、逆に揮発性や粘度の低いインクを使用する場合には、必要以上の印刷ドラムを回転させてしまうことになるため時間の無駄である。また、アイドリング動作における印刷ドラムの回転数を操作者により設定させる方法も考えられるが、やはり適切な回転数を設定するのは困難であり、上記と同様の問題を生じてしまう。
本発明は、上記のような事情に鑑み、上記のような孔版印刷動作前にアイドリング動作を行う孔版印刷装置において、そのアイドリング動作における印刷ドラムの適切な回転数を設定し、作業効率を低下させることなくヤレ紙の発生を減少させることができる孔版印刷装置およびその孔版印刷装置に使用されるインク容器を提供することを目的とするものである。
本発明の第1の孔版印刷装置は、製版された孔版原紙が巻着されて回転する印刷ドラムを有し、その印刷ドラム内にインクを供給し、印刷ドラムを回転させてインクによる孔版印刷を行う孔版印刷装置であって、孔版印刷を行う前に印刷ドラムを回転させてアイドリング動作を行うよう印刷ドラムを制御するアイドリング制御手段を備えた孔版印刷装置において、インクの種類を示す情報またはインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を取得する情報取得手段を有し、アイドリング制御手段が、情報取得手段により取得されたインクの種類を示す情報またはインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数に基づいてアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を制御するものであることを特徴とする。
本発明の第2の孔版印刷装置は、上記第1の孔版印刷装置において、情報取得手段を、孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間またはその休止時間およびインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を取得するものとし、アイドリング制御手段を、情報取得手段により取得された休止時間およびインクの種類を示す情報または情報取得手段により取得された休止時間およびインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数に基づいてアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を制御するものとしたものである。
本発明の第1のインク容器は、上第1の孔版印刷装置に使用されるインク容器であって、そのインク容器内のインクの種類を示す情報またはインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を記憶する記憶手段を有することを特徴とするものである。
本発明の第2のインク容器は、上記第2の孔版印刷装置に使用されるインク容器であって、そのインク容器内のインクの種類を示す情報または上記休止時間およびインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を記憶する記憶手段を有することを特徴とするものである。
ここで、上記「インクの種類」としては、印刷ドラムにおけるインクの透過性に影響を及ぼすものであれば如何なるものでもよく、たとえば、インクの揮発性、インクの粘度、または粘度変化特性などがあるが、これらのうち少なくとも1つを含むことが望ましい。
また、上記「インクの種類を示す情報」としては、たとえば、インクの種類をインクの揮発性とした場合には、インクの揮発性を評価した場合におけるその評価値でもよいし、その評価値を数値、文字または記号などに置き換えたものでもよいし、所定の評価値の大きさの範囲毎にインクを分類した場合におけるその分類値でもよい。また、たとえば、インクの種類をインクの粘度を示すものとした場合には、未使用状態におけるインクの粘度を示す情報を意味し、たとえば、粘度そのものでもよいし、粘度を数値、文字または記号などに置き換えたものでもよいし、所定の粘度の大きさの範囲毎にインクを分類した場合におけるその分類値でもよい。また、たとえば、インクの種類を粘度変化特性を示すものとした場合には、たとえば、インクの粘度変化特性を評価した場合における所定の評価値でもよいし、その評価値を数値、文字または記号などに置き換えたものでもよいし、所定の評価値の大きさの範囲毎にインクを分類した場合におけるその分類値でよい。また、たとえば、インクの種類を揮発性、粘度、粘度変化特性のうちの複数を組み合せたものとした場合には、それら複数の性質が近似しているインク同志で分類した場合におけるその分類値を利用することができる。
また、上記「インクの種類を示す情報またはインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数に基づいてアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を制御する」とは、たとえば、インクの粘度や揮発性が大きい程アイドリング動作における印刷ドラムの回転数を増やすように制御するようにすればよい。
また、アイドリング制御手段が、情報取得手段により取得されたインクの種類を示す情報に基づいてアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を制御する場合には、たとえば、アイドリング制御手段にインクの種類を示す情報とアイドリング動作における印刷ドラムの回転数とを対応させたテーブルを設定しておき、そのテーブルを参照してアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を制御するようにすればよい。
また、上記「孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間」とは、過去に孔版印刷を行ったときから再び孔版印刷を行うまでの時間を意味するが、たとえば、印刷ドラムの動作が停止してから再び動作を開始するまでの時間を休止時間としてもよいし、孔版印刷装置におけるその他の部分の動作が停止してから再び動作を開始するまでの時間を休止時間としてもよいし、孔版印刷装置の電源をOFFにしてから再びONにするまでの時間を休止時間としてもよい。
また、上記「休止時間およびインクの種類を示す情報または情報取得手段により取得された休止時間およびインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数に基づいてアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を制御する」とは、たとえば、インクの種類が同じである場合には、上記休止時間が長い程アイドリング動作における印刷ドラムの回転数を増やすようにし、上記休止時間が同じである場合には、インクの粘度や揮発性が大きい程アイドリング動作における印刷ドラムの回転数を増やすように制御するようにすればよい。
また、アイドリング制御手段が、情報取得手段により取得された休止時間およびインクの種類を示す情報に基づいてアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を制御する場合には、たとえば、アイドリング制御手段に休止時間およびインクの種類を示す情報とアイドリング動作における印刷ドラムの回転数とを対応させたテーブルを設定しておき、そのテーブルを参照してアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を制御するようにすればよい。
また、アイドリング制御手段が、休止時間およびインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数に基づいてアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を制御する場合には、たとえば、上記インク容器の記憶手段に休止時間およびインクの種類とアイドリング動作における印刷ドラムの回転数とを対応させたテーブルを記憶させておき、情報取得手段が、休止時間を取得するとともに上記記憶手段におけるテーブルを参照して休止時間およびインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を取得するようにしてもよい。
本発明の第1の孔版印刷装置およびインク容器によれば、インクの種類を示す情報またはインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を取得し、その取得されたインクの種類を示す情報またはインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数に基づいてアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を制御するようにしたので、アイドリング動作においてインクの粘度などに応じた適切な印刷ドラムの回転数を設定することができ、作業効率を低下させることなくヤレ紙の発生を減少させることができる。
本発明の第2の孔版印刷装置およびインク容器によれば、上記第1の孔版印刷装置において、孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間またはその休止時間およびインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を取得し、その取得された休止時間およびインクの種類を示す情報または休止時間およびインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数に基づいてアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を制御するようにしたので、アイドリング動作において休止時間に応じた適切な印刷ドラムの回転数を設定することができ、作業効率を低下させることなくヤレ紙の発生を減少させることができる。
以下、図面を参照しながら本発明の孔版印刷装置およびインク容器の一実施形態について説明する。図1は本孔版印刷装置の概略構成図である。
本孔版印刷装置1は、図1に示すように、原稿の画像を読み取る読取部10、読取部10で読み取られた画像情報に基づいて孔版原紙Mに製版処理を施す製版部20、製版部20において製版された孔版原紙Mを用いて印刷用紙に印刷を施す印刷部30、印刷部30に印刷用紙を給紙する給紙部40、印刷済みの印刷用紙を排出する排紙部50、および使用済みの孔版原紙Mを廃棄する排版部60を備えている。
読取部10は、イメージスキャナであり、搬送される原稿の画像の読み取りを行うラインイメージセンサ12と原稿送りローラ14とを有している。
製版部20は、原紙ロール部21と、複数個の発熱体が一列配列されてなるサーマルヘッドを有する製版ユニット22と、原紙送りローラ23、24と、原紙案内ローラ25,26,27と、原紙カッタ28とを有している。
印刷部30は、多孔金属板、メッシュ構造体などのインク通過性の円筒状の印刷ドラム31、印刷ドラム31の内部に配置されたスキージローラ32とドクターローラ33とインク供給ポンプ35(図2参照)とを有するインク供給装置34、およびプレスローラ36を有している。ドラムの外周には製版済孔版原紙Mが巻き付けられて装着されるようになっている。
印刷部30において使用されるインクが収容されたインク容器2は、図2に示すように、その先端部にインクが吐出される開口部3が設けられており、この開口部3が印刷ドラム20内に設置されたインク供給ポンプ35に接続される。また、インク容器2には、その先端部にインク容器2内に収容されたインクの種類を示す情報を記憶する記憶手段4が設けられている。この記憶手段4は電源を供給しなくても一定期間データを記憶できる不揮発性メモリー(EEPROMなど)を構成するメモリーIC41を備え、このメモリーIC41が取り付けられた基板42の先端に接点43が設けられている。なお、インクの種類を示す情報としては、印刷ドラム31におけるインクの透過性に影響を及ぼす情報であれば如何なるものでもよいが、たとえば、インクの揮発性を示す情報やインクの粘度を示す情報や粘度変化特性を示す情報などを利用するようにすればよい。
また、図2に示すように、本孔版印刷装置1のインク供給ポンプ35の近傍には、インク容器2の記憶手段4の接点43と電気的に接続するコネクタ5が設置されている。そして、記憶手段4に記憶されたインクの種類を示す情報が後述する情報取得手段70により読み出されるようコネクタ5と情報取得手段70とが接続されている。
給紙部40は、印刷用紙Pが載置される給紙台41と、給紙台41より印刷用紙Pを一枚ずつ取り出すピックアップローラ42と、印刷用紙Pを印刷ドラム31とプレスローラ35との間に送り出すタイミングローラ43とを有している。
排紙部50は、印刷用紙Pを印刷ドラム31より剥ぎ取る剥取爪51と、排紙送りベルト部52と、印刷済みの印刷用紙Pが積載される排紙台53とを有している。
排版部60は、印刷部30の一方の側に設けられ、印刷ドラム31から引き剥がされた使用済みの孔版原紙Mが送り込まれる排版ボックス61と、印刷ドラム31から使用済み孔版原紙Mを引き剥がして排版ボックス61内へ送り込む排版ローラ62とを有している。
また、本孔版印刷装置1は、図2に示すように、インク容器2に設けられた記憶手段4からインクの種類を示す情報を取得する情報取得手段70および情報取得手段70により取得されたインクの種類を示す情報に基づいてアイドリング動作における印刷ドラム31の回転数を制御するアイドリング制御手段71が備えられている。アイドリング動作とは、孔版印刷前に、印刷ドラム31を回転させる動作であり、たとえば、印刷ドラム31の内側からインクが出ない状態にし、印刷ドラム31にプレスローラ35を押し当てた状態で印刷ドラム31を回転させることにより行われる。
アイドリング制御手段71には、図3に示すような回転数可変テーブルが記憶されている。回転数可変テーブルは、図3に示すように、記憶手段4から読み出されたインクの種類を示す情報(インクA〜インクD)からアイドリング動作における印刷ドラム31の回転数(回転数1〜回転数4)を求めることができるものである。なお、インクの種類を示す情報、インクA〜インクDとは、予め実験により求められたインクの粘度や揮発性などに基づいて分類されたパラメータであり、インク容器2の記憶手段4にはインクA〜インクDのいずれか1つが記憶されている。回転数可変テーブルにおける回転数は、たとえば、インクの揮発性およびインクの粘度が高い分類のパラメータほど多い回転数を設定するようにすればよい。
次に、本孔版印刷装置の作用について説明する。
まず、インク容器2がインク供給ポンプ35に接続されると、インク容器2に設けられた記憶手段4の接点43と孔版印刷装置1のインク供給ポンプ35の近傍に設けられたコネクタ5が接続され、記憶手段4に記憶されたインクの種類を示す情報が情報取得手段70により読み出される。情報取得手段70により読み出されたインクの種類を示す情報はアイドリング制御手段71に出力され、アイドリング制御手段71は、その情報に基づいて回転数可変テーブルにより回転数を求め、その回転数だけ印刷ドラム31が回転するように制御信号を出力する。そして、上記のようにして求められた回転数によってアイドリング動作が行われた後、孔版印刷の動作が開始される。
孔版印刷動作は、まず、孔版原紙ロール21から所定の長さの孔版原紙Mが繰り出され、製版部20において、サーマルヘッド22の複数個の発熱体が各々個別に選択的に発熱することにより感熱穿孔製版される。そして、その製版済孔版原紙は原紙カッタ28により切断された後、印刷ドラム31に巻着される。
そして、インク供給装置34により印刷ドラム31の内側に所定の色のインクが供給され、印刷ドラム31が図1における反時計回りの方向へ回転駆動されると印刷ドラム31の回転に同期して所定のタイミングにて印刷用紙Pがタイミングローラ43により図1における左から右へ移動して印刷ドラム31とプレスローラ35との間に供給される。そして、印刷用紙Pがドラムの外周面に巻き付けられている製版済孔版原紙に対し、プレスローラ36によって所定の印刷圧力で圧接されることにより、印刷用紙Pに対して孔版印刷が行われる。
上記実施形態の孔版印刷装置1およびインク容器2によれば、インクの種類を示す情報を取得し、その取得されたインクの種類を示す情報に基づいてアイドリング動作における印刷ドラム31の回転数を制御するようにしたので、アイドリング動作においてインクの粘度などに応じた適切な印刷ドラムの回転数を設定することができ、作業効率を低下させることなくヤレ紙の発生を減少させることができる。
また、上記実施形態においては、インク容器2の記憶手段4にインクの種類を示す情報を記憶するようにしたが、インク容器2の記憶手段4にそのインク容器2内に収容されたインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラム31の回転数を記憶するようにしてもよい。そして、上記のように記憶手段4に記憶された回転数を情報取得手段70により読み出し、その読み出された回転数に基づいてアイドリング制御手段71がアイドリング動作における印刷ドラム31の回転数を制御するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、インクの種類に応じてアイドリング動作における印刷ドラム31の回転数を制御するようにしたが、孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間を計測する休止時間も考慮してアイドリング動作における印刷ドラム31の回転数を制御するようにしてもよい。具体的には、図4に示すように、孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間を計測する休止時間計測手段72を設けるとともに、図5に示すような、上記休止時間および上記インクの種類を示す情報に応じた回転数可変テーブルをアイドリング制御手段71に記憶するようにし、アイドリング制御手段71において、上記休止時間計測手段72により計測された休止時間および上記記憶手段4から読み出されたインクの種類を示す情報から回転数可変テーブルを用いて回転数を求め、その回転数でアイドリング動作における印刷ドラム31の回転数を制御するようにすればよい。なお、上記インクの種類を示す情報が同じである場合には、休止時間がより長い方がインクの粘度が高くなるため、上記回転数可変テーブルにおいては、休止時間が長いほど回転数が多くなるようにすればよい。
上記のように休止時間を取得し、その取得された休止時間に基づいてアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を制御するようにすれば、アイドリング動作において休止時間に応じた適切な印刷ドラムの回転数を設定することができ、作業効率を低下させることなくヤレ紙の発生を減少させることができる。
また、上記のようにインクの種類を示す情報と休止時間との両方に基づいてアイドリング動作における印刷ドラム31の回転数を制御するものではなく、休止時間のみに基づいて上記回転数を制御するようにしてもよい。
また、上記のように孔版印刷装置1に、図5に示すような回転数可変テーブルを記憶させるのではなく、インク容器2の記憶手段4に、図6に示すような回転数可変テーブルを記憶させるようにしてもよい。図6に示す回転数可変テーブルは、休止時間からアイドリング動作における印刷ドラム31の回転数を求めることができるものである。そして、たとえば、孔版印刷装置1の休止時間計測手段72において休止時間を計測し、情報取得手段70またはアイドリング制御手段71がその計測された休止時間に基づいてインク容器2の記憶手段4に記憶された上記回転数可変テーブルを参照して上記休止時間に応じた回転数を読み出すようにしてもよい。
また、上記実施形態の孔版印刷装置1およびインク容器2において、回転数可変テーブルに設定される印刷ドラム31の回転数や記憶手段4に記憶される印刷ドラム31の回転数は、アイドリング動作における印刷ドラム31の回転数そのものを設定するようにしてもよいし、予め標準的なインクの種類や休止時間についての回転数を孔版印刷装置1または記憶手段4に設定しておき、この標準的な回転数に対する比や加減値を回転数可変テーブルに設定したり、記憶手段4に記憶したりするようにし、上記標準的な回転数と比または加減値とからアイドリング動作における印刷ドラム31の回転数を求めるようにしてもよい。
また、上記のように休止時間計測手段72を設けるようにした場合には、その計測された休止時間が所定の閾値以上の場合には、上記のようにしてその休止時間に応じた回転数でアイドリング動作をするようにし、上記計測された休止時間が所定の閾値未満である場合には、アイドリング動作を行わずにそのまま孔版印刷の動作を行うようにしてもよい。
また、上記実施形態の孔版印刷装置1においては、インクの種類を示す情報を記憶手段4のメモリーIC41に記憶するようにしたが、これに限らず、インクの種類を示す情報をバーコードとして記録するようにしてもよいし、その他文字、記号などにより記録するようにしてもよい。
本発明の孔版印刷装置の一実施形態の概略構成図 図1に示す孔版印刷装置の一部および本発明のインク容器の一実施形態を示す図 図2に示すアイドリング制御手段が有する回転数可変テーブル 本発明の孔版印刷装置およびインク容器のその他の実施形態を示す図 図4に示すアイドリング制御手段が有する回転数可変テーブル 図4に示す記憶手段4に記憶される回転数可変テーブル
符号の説明
1 孔版印刷装置
2 インク容器
4 記憶手段
5 コネクタ
10 読取部
12 ラインイメージセンサ
14 原稿送りローラ
20 製版部
21 原紙ロール部
22 製版ユニット
28 原紙カッタ
30 印刷部
31 印刷ドラム
36 プレスローラ
40 給紙部
41 メモリIC
42 基板
43 接点
50 排紙部
60 排版部
70 情報取得手段
71 アイドリング制御手段
72 休止時間計測手段

Claims (4)

  1. 製版された孔版原紙が巻着されて回転する印刷ドラムを有し、該印刷ドラム内にインクを供給し、前記印刷ドラムを回転させて前記インクによる孔版印刷を行う孔版印刷装置であって、前記孔版印刷を行う前に前記印刷ドラムを回転させてアイドリング動作を行うよう前記印刷ドラムを制御するアイドリング制御手段を備えた孔版印刷装置において、
    前記インクの種類を示す情報または前記インクの種類に応じた前記アイドリング動作における印刷ドラムの回転数を取得する情報取得手段を有し、
    前記アイドリング制御手段が、前記情報取得手段により取得された前記インクの種類を示す情報または前記インクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数に基づいて前記アイドリング動作における前記印刷ドラムの回転数を制御するものであることを特徴とする孔版印刷装置。
  2. 前記情報取得手段が、前記孔版印刷の動作が停止されてから再び動作が開始されるまでの休止時間または該休止時間および前記インクの種類に応じた前記アイドリング動作における印刷ドラムの回転数を取得するものであり、
    前記アイドリング制御手段が、前記情報取得手段により取得された休止時間および前記インクの種類を示す情報または前記情報取得手段により取得された休止時間およびインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数に基づいて前記アイドリング動作における前記印刷ドラムの回転数を制御するものであることを特徴とする請求項1記載の孔版印刷装置。
  3. 請求項1記載の孔版印刷装置に使用されるインク容器であって、該インク容器内のインクの種類を示す情報または前記インクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を記憶する記憶手段を有することを特徴とするインク容器。
  4. 請求項2記載の孔版印刷装置に使用されるインク容器であって、該インク容器内のインクの種類を示す情報または前記休止時間およびインクの種類に応じたアイドリング動作における印刷ドラムの回転数を記憶する記憶手段を有することを特徴とするインク容器。
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