JP2005209473A - 電線・ケーブル及び複合型電線・ケーブル - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数本を布設現場で自由に組み合わせてまとめて配線することが可能な電線・ケーブルを提供する。
【解決手段】 ケーブル1は、ケーブル1表面に嵌合凹部4を設けるとともに、ケーブル表面1に他のケーブル1の嵌合凹部4に嵌合可能な嵌合凸部5を設けてなる。かかるケーブル1の嵌合凹部4に他のケーブル1の嵌合凸部5を嵌合することにより、ケーブル1同士を接合する。
【選択図】 図2
【解決手段】 ケーブル1は、ケーブル1表面に嵌合凹部4を設けるとともに、ケーブル表面1に他のケーブル1の嵌合凹部4に嵌合可能な嵌合凸部5を設けてなる。かかるケーブル1の嵌合凹部4に他のケーブル1の嵌合凸部5を嵌合することにより、ケーブル1同士を接合する。
【選択図】 図2
Description
本発明は、複数本をまとめて布設することが可能な電線・ケーブル及び複合型電線・ケーブルに関する。
従来、複数本をまとめて布設することが可能な電線・ケーブルとして、例えば、事務所、家庭や集合住宅等において、電話、テレビ、コンピュータ等の接続のためのマルチメディア配線を行うため、同軸ケーブル、LAN用ケーブルなどをまとめたマルチメディアケーブルが知られている。かかるマルチメディアケーブルは、同一ルートに各種ケーブルを布設することができるものであり、従来におけるマルチメディアケーブルとして、例えば、予めフレキシブル配管をした中に同軸ケーブルやLAN用ケーブル等を配線したものが知られている。しかしながら、このようにフレキシブル配管をした中に同軸ケーブルやLAN用ケーブル等を配線すると、ケーブル布設工事が煩雑であるという問題がある。そこで、ケーブル布設時の煩雑さを軽減するため、同軸ケーブルやLAN用ケーブル等をまとめて一括被覆してなる複合ケーブルが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2000−123648号公報
上記特許文献1に記載の複合ケーブルによれば、ケーブル製造時において同軸ケーブルやLAN用ケーブル等がまとめて一括被覆されていることから、ケーブル布設時の煩雑さは解消されている。しかしながら、布設箇所によりケーブルの本数、種類や、サイズ、線芯数等が異なっていたりすることから、これに対応した複合ケーブルを用意しなければならないという問題がある。その一方、布設箇所に応じたサイズ及び線芯数を有する同軸ケーブルやLAN用ケーブル等の各種ケーブルを必要な本数だけ用意して、これら各種ケーブルを同一ルートでそのまま配線する場合、配線途中の適宜箇所でいちいちまとめる必要があり、布設工数がかかるという問題がある。
本発明の目的は、複数本を布設現場で自由に組み合わせてまとめて配線することが可能な電線・ケーブル及び複合型電線・ケーブルを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、電線・ケーブル表面に嵌合凹部を設けるとともに、前記電線・ケーブル表面に他の電線・ケーブルの嵌合凹部に嵌合可能な嵌合凸部を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の前記嵌合凹部を、開口部が幅狭で奥部に向かって広がるように形成したことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、支持線と該支持線に接合される電線・ケーブルとを備え、前記支持線の表面に嵌合凹部と嵌合凸部を設け、前記電線・ケーブルの表面に、前記支持線表面の嵌合凹部に嵌合可能な嵌合凸部と前記支持線表面の嵌合凸部が嵌合可能な嵌合凹部とを設け、前記支持線の表面の嵌合凹部に前記電線・ケーブル表面の嵌合凸部を嵌合するか、或いは前記支持線表面の嵌合凸部を前記電線・ケーブル表面の嵌合凹部に嵌合してなることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の前記支持線表面及び前記電線・ケーブル表面の嵌合凹部を、開口部が幅狭で奥部に向かって広がるように形成した
ことを特徴とする。
ことを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項3又は4に記載の前記電線・ケーブル表面の嵌合凸部を、他の電線・ケーブル表面の嵌合凹部に嵌合可能に形成したことを特徴とする。
上記請求項1に記載の発明によれば、前記嵌合凹部に他の電線・ケーブルの嵌合凸部を嵌合させることにより、電線・ケーブル同士を容易に接合することができる。これにより、電線・ケーブル布設現場において電線・ケーブル同士を接合することで、電線・ケーブルをばらけることなくまとめて配線することが容易に可能になるとともに、電線・ケーブル布設現場において、必要な本数及び種類の電線・ケーブルを自由に組み合わせて配線することができる。また、予め複数本のケーブルをまとめて一括被覆した複合ケーブルとするのではないことから、ケーブル製造コストを抑制することができ、安価なケーブルを提供することができる。
請求項2に記載の発明によれば、前記開口部を樹脂弾性を利用して拡げた状態の嵌合凹部に、他のケーブルの嵌合凸部を嵌合させて電線・ケーブル同士を容易に接合することができる。前記嵌合凹部は、開口部が幅狭で奥部に向かって広がるように形成されていることから、このような嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部は、強い力が加わっても嵌合凹部から外れることはない。
請求項3に記載の発明によれば、前記支持線表面の嵌合凹部に前記電線・ケーブル表面の嵌合凸部を嵌合させ、或いは前記支持線表面の嵌合凸部を前記電線・ケーブル表面の嵌合凹部に嵌合させて電線・ケーブルと支持線とを容易に接合した複合型ケーブルを得ることができる。このような複合型ケーブルによれば、布設現場において、支持線及び電線・ケーブルの種類を自由に組み合わせてまとめて配線することができる。
請求項4に記載の発明によれば、前記開口部を樹脂弾性を利用して拡げた状態の支持線表面又は電線・ケーブル表面の嵌合凹部に、電線・ケーブル表面又は支持線表面の嵌合凸部を嵌合させて支持線と電線・ケーブルを容易に接合することができる。前記嵌合凹部は、開口部が幅狭で奥部に向かって広がるように形成されていることから、このような嵌合凹部に嵌合する嵌合凸部は、強固に嵌合され、強い力が加わっても嵌合凹部から外れることはない。
請求項5に記載の発明によれば、電線・ケーブル表面の嵌合凹部に他の電線・ケーブル表面の嵌合凸部を嵌合させることにより、電線・ケーブル同士を容易に接合することが可能になるので、多くの電線・ケーブルをまとめることが可能になる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施の形態の一例のケーブルを示す断面図、図2は図1に示す本例のケーブル同士を接合して形成された複合型ケーブルを示す断面図である。
図1は本発明の実施の形態の一例のケーブルを示す断面図、図2は図1に示す本例のケーブル同士を接合して形成された複合型ケーブルを示す断面図である。
図において、符号1は、例えば同軸ケーブルやLANケーブルなどのケーブルを示している。このケーブル1は、線芯部2と線芯部2の上に形成された最外層シース3とを有して構成されており、最外層シース3の表面すなわちケーブル1の表面に、嵌合凹部4と他のケーブル1の嵌合凹部4に嵌合可能な嵌合凸部5とが一対設けられている。
前記線芯部2は、導体の上に絶縁体を被覆した絶縁線芯の上に外部導体を設けたものや、絶縁線芯を撚り合わせたものを一対或いは複数対撚り合わせたものなどで構成されている。ただし、線芯部2はこれらのものに限られるものではなく、種々の公知の構成のもので構成されていてもよい。
なお、本発明はケーブルのみでなく、導体の上に絶縁体を被覆して構成される電線にも同様に適用することができ、この場合には前記嵌合凹部4及び嵌合凸部5は、最外被覆層である前記導体の上の絶縁体の表面に設けられる。
前記最外層シース3は、合成樹脂製であり、例えばビニル樹脂やポリエチレン等の樹脂で形成されている。かかる最外層シース3の表面すなわちケーブル1の表面に設けられた前記嵌合凹部4及び嵌合凸部5は、互いに対称となる位置(180°反対側の位置)にそれぞれ一つずつ設けられている。
前記嵌合凹部4について詳しく説明すると、この嵌合凹部4は、断面が略C字形状となっており、開口部4aが幅狭で奥部に向かって広がるように形成されている。また、この嵌合凹部4は、ケーブル1の長手方向に沿って連続して形成されている。
また、前記嵌合凸部5について詳しく説明すると、この嵌合凸部5は、前記最外層シース3と一体に設けられており、基部5aと該基部5aの先端に設けられた断面略円形状の先端部5bを有している。この先端部5bは他のケーブル1の前記嵌合凹部4に嵌合可能に構成されている。そして、このような構成の嵌合凸部5は、前記嵌合凹部4と同様、ケーブル1の長手方向に沿って連続して形成されている。
次に、このように構成されたケーブル1の布設について説明する。先ず、ケーブル布設にあたっては、必要な種類及び本数のケーブル1(同軸ケーブルやLANケーブルなど)を用意する。そして、ケーブル布設現場において、ケーブル1の嵌合凹部4に、他のケーブル1の嵌合凸部5を嵌合させることによりケーブル1同士の接合を行う。嵌合凹部4への嵌合凸部5の嵌合は、嵌合凹部4の開口部4aを樹脂弾性を利用して拡げた状態とし、このような状態の嵌合凹部4に嵌合凸部を挿入して嵌合する。そして、嵌合凹部4の開口部4aを樹脂弾性利用してケーブル長手方向に次々に拡げて嵌合凹部4に嵌合凸部5を嵌合していく。このようにしてケーブル1同士を複数本接合し、同軸ケーブルやLANケーブルなどを複合して一つにまとめた複合型ケーブル6が形成される(図2)。本例の複合型ケーブル6においては、4本のケーブル1が接合されている。
以上説明した本例のケーブル1によれば、ケーブル布設現場においてケーブル1同士を容易に接合することができ、複数本のケーブル1をばらけることなくまとめて配線することが可能である。また、ケーブル布設現場において、必要な本数及び種類のケーブル1を自由に組み合わせて配線することができる。さらに、複合型ケーブル6を得るにあたり、製造時には、ケーブル1のみを製造すればすみ、予め複数本のケーブルをまとめて一括被覆した複合ケーブルとするのではないことから、ケーブル製造コストを抑制することができ、安価なケーブルを提供することができる。
また、嵌合凹部4は、開口部4aが幅狭で奥部に向かって広がるように形成されていることから、このような嵌合凹部4に嵌合する嵌合凸部5は、強固に嵌合され、強い力が加わっても嵌合凹部4から外れることはない。
次に、図3及び図4を参照して本発明の実施の形態の他例について説明する。
図3は本発明の実施の形態の他例のケーブルを示す断面図、図4は図3に示す本例のケーブル同士を接合して形成された複合型ケーブルを示す断面図である。
図3は本発明の実施の形態の他例のケーブルを示す断面図、図4は図3に示す本例のケーブル同士を接合して形成された複合型ケーブルを示す断面図である。
本例のケーブル10においては、嵌合凹部4と嵌合凸部5はそれぞれ3つずつ設けられている。そして、それぞれの嵌合凹部4と対称となる位置(180°反対側となる位置)にそれぞれ嵌合凸部5が設けられている。また、隣り合う嵌合凹部4同士、隣り合う嵌合凸部5同士、及び、隣り合う嵌合凹部4と嵌合凸部5との間隔は等間隔となっている。その他の構成については、上記図1及び図2に示す実施の形態の一例と同様の構成となっており、同一の符号を付してその説明を省略する。
このように構成されたケーブル10の布設にあたっては、必要な種類及び本数のケーブル10を用意し、上記図1及び図2に示す実施の形態の一例と同様にしてケーブル10の嵌合凹部4に別のケーブル10の嵌合凸部5を嵌合させて、ケーブル10同士を複数本(本例にあっては4本)接合して同軸ケーブルやLANケーブルなどを複合して一つにまとめた複合型ケーブル11を形成する(図4)。これにより、上記実施の形態の一例と同様の効果を得ることができる。また、複合型ケーブル11の形成にあたっては、嵌合凹部4及び嵌合凸部5はそれぞれ3つずつ設けられているので、任意の位置の嵌合凹部4に別のケーブル10の任意の位置の嵌合凸部5を嵌合させてケーブル10同士を接合することによって、任意の形状(配置パターン)の複合型ケーブル11(本例にあっては、略ひし形形状)を得ることができる。さらに、ケーブル10同士の接合にあたっては、複数対の嵌合凹部4と嵌合凸部5とを嵌合させることが可能となり、これにより、ケーブル10同士をより強固に接合することが可能となる。
次に、図5及び図6を参照して本発明の実施の形態の他例を説明する。
図5は本発明の実施の形態の他例のケーブルを示す断面図、図6は図5に示す本例のケーブル同士を接合して形成された複合型ケーブルを示す断面図である。
図5は本発明の実施の形態の他例のケーブルを示す断面図、図6は図5に示す本例のケーブル同士を接合して形成された複合型ケーブルを示す断面図である。
本例のケーブル20は、本発明に係るケーブルを平型ケーブルに適用したものであり、ケーブル表面の一面側20aに嵌合凹部4が2つ設けられ、ケーブル表面の他面側20bに嵌合凸部5が2つ設けられている。そして、嵌合凹部4と嵌合凸部5は、互いに対称となる位置(180°反対側の位置)に設けられている。その他の構成については前記図1及び図2に示す実施の形態の一例と同様の構成となっており、同一の符号を付してその説明を省略する。
このようなケーブル20の布設にあたっては、必要な種類及び本数のケーブル20を用意した上で、上記図1及び図2に示す実施の形態と同様にしてケーブル20の嵌合凹部4に別のケーブル20の嵌合凸部5を嵌合して、前記ケーブル表面の一面側20aと他面側20bとが向かい合わせになるようにして、ケーブル20同士を複数本(本例においては3本)接合し、断面形状が略四角形状の複合型ケーブル21を形成する。このような複合型ケーブル21においても前記図1及び図2に示す実施の形態の一例と同様の効果を得ることができるとともに、嵌合凹部4及び嵌合凸部5が2つ設けられていることから、嵌合凹部4に他のケーブル20の嵌合凸部5を嵌合してケーブル20同士を接合した際に、安定して強固に接合することができる。
なお、本例のケーブル20においては、嵌合凹部4はケーブル表面の一面側20aに、嵌合凸部5はケーブル表面の一面側20bに設けられており、同一面側に2つの嵌合凹部4又は嵌合凸部5が設けられているが、このようなものに限られるものではなく、ケーブル表面の一面側20aに嵌合凹部4及び嵌合凸部5を設け、こらら嵌合凹部4及び嵌合凸部5と対称となる位置(180°反対側の位置)のケーブル表面の他面側20bに嵌合凹部4及び嵌合凸部5を設けてもよい。この場合には、ケーブル表面の同一面側にそれぞれ嵌合凹部4と嵌合凸部5とをともに有するケーブル同士を接合することはいうまでもない。
次に、図7を参照して本発明の実施の形態の他例を説明する。
図7は、本例の複合型ケーブルを示す断面図である。
図7は、本例の複合型ケーブルを示す断面図である。
本例の複合型ケーブル30は、支持線31とこの支持線31に接合されるケーブル32とを有して構成されており、ケーブル32を適宜箇所で分岐する分岐ケーブルである。
前記支持線31は、鋼線や鋼撚線などからなる複数本の抗張力線33とこの抗張力線33の周囲に被覆されビニル樹脂やポリエチレンなどの樹脂からなる被覆体34とから構成されている。
この被覆体34の表面すなわち支持線31の表面には、嵌合凹部35と嵌合凸部36とが設けられている。嵌合凹部35と嵌合凸部36は、それぞれ2つずつ設けられており、嵌合凹部35が設けられた位置と対称となる位置(180°反対側の位置)に、嵌合凸部36が設けられている。そして、隣り合う嵌合凹部35同士の間隔、隣り合う嵌合凸部36同士の間隔、及び隣り合う嵌合凹部35と嵌合凸部36との間隔は等間隔となっている。
前記嵌合凹部35について詳しく説明すると、この嵌合凹部35は、断面が略C字形状となっており、開口部が幅狭で奥部に向かって広がるように形成されている。また、この嵌合凹部35は、支持線31の長手方向に沿って連続して形成されている。
また、前記嵌合凸部36について詳しく説明すると、この嵌合凸部36は、前記被覆体34と一体に設けられており、基部36aと該基部36aの先端に設けられた断面略円形状の先端部36bを有している。この先端部36bはケーブル32の嵌合凹部4に嵌合可能に構成されている。そして、このような構成の嵌合凸部36は、前記嵌合凹部35と同様、支持線31の長手方向に沿って連続して形成されている。
本例の複合型ケーブル30にあっては前記ケーブル32は4本備えられており(32a,32b,32c,32d)、各ケーブル32には、前記図1及び図2に示す実施の形態の一例と同様の構成を有する嵌合凹部4と嵌合凸部5とがそれぞれ2つずつ設けられている。そして、これら嵌合凹部4と嵌合凸部5は、前記支持線31の表面に設けられた嵌合凹部35及び嵌合凸部36と同様の配置で、すなわち、嵌合凹部4が設けられた位置と対称となる位置(180°反対側の位置)に、嵌合凸部5が設けられ、なお且つ隣り合う嵌合凹部4同士の間隔、隣り合う嵌合凸部5同士の間隔、隣り合う嵌合凹部4と嵌合凸部5との間隔が等間隔となるようにして設けられている。
前記ケーブル32表面の嵌合凹部4は、他のケーブル32の嵌合凸部5が嵌合可能となっているとともに、前記支持線31表面の嵌合凸部36が嵌合可能となっている。また、前記ケーブル32表面の嵌合凸部5は、他のケーブル32の嵌合凹部4に嵌合可能となっているととともに、前記支持線31表面の嵌合凹部35に嵌合可能となっている。そして、支持線31表面の嵌合凹部35にケーブル32a,32bの嵌合凸部5が嵌合し、支持線31表面の嵌合凸部36をケーブル32c,32dの嵌合凹部4に嵌合して複合型ケーブル30が構成されている。
以上のような複合型ケーブル30の布設にあたっては、必要な本数及び種類のケーブル32を用意し、上記図1及び図2に示す実施の形態と同様にして支持線31表面の嵌合凹部35にケーブル32a,32b表面の嵌合凸部5を嵌合し、さらに、支持線31表面の嵌合凸部36をケーブル32c,33d表面の嵌合凹部4に嵌合して、支持線31に4本のケーブルを接合して複合型ケーブル30を形成する。なお、4本以上のケーブル32が必要となる場合には、ケーブル32の嵌合凹部4に他のケーブル32の嵌合凸部5を嵌合することにより、或いは、ケーブル32の嵌合凸部5を他のケーブル32の嵌合凹部に嵌合することにより、ケーブル32同士(ケーブル32a〜32d同士ではないことはいうまでもない)を接合してもよい。
そして、適宜箇所において、嵌合凹部35或いは嵌合凹部4から嵌合凸部5或いは嵌合凸部36を外して、ケーブル32を支持線31から分離させて分岐させる。
以上説明した本例の複合型ケーブル30によれば、前記図1及び図2に示す実施の形態の一例と同様の効果を得ることができるほか、分岐ケーブルとしても用いることができる。
なお、本例の複合型ケーブル30にあっては、支持線31とケーブル32をそれぞれ1本ずつ備えたものであってもよく、この場合にあっても、ケーブル布設現場において支持線31及びケーブル32の種類を自由に組み合わせてまとめて配線することが可能になる。
なお、前記ケーブル1同士を接合して形成した複合型ケーブル6、前記ケーブル10同士を接合して形成した複合型ケーブル11、前記ケーブル20同士を接合して形成した複合型ケーブル21においても、各ケーブル1,10,20を適宜箇所で分岐しても良い。
1,10,20 ケーブル
4 嵌合凹部
4a 開口部
5 嵌合凸部
30 複合型ケーブル
31 支持線
32 ケーブル
35 嵌合凹部
36 嵌合凸部
4 嵌合凹部
4a 開口部
5 嵌合凸部
30 複合型ケーブル
31 支持線
32 ケーブル
35 嵌合凹部
36 嵌合凸部
Claims (5)
- 電線・ケーブル表面に嵌合凹部を設けるとともに、前記電線・ケーブル表面に他の電線・ケーブルの嵌合凹部に嵌合可能な嵌合凸部を設けた
ことを特徴とする電線・ケーブル。 - 前記嵌合凹部を、開口部が幅狭で奥部に向かって広がるように形成した
ことを特徴とする請求項1に記載の電線・ケーブル。 - 支持線と該支持線に接合される電線・ケーブルとを備え、
前記支持線の表面に嵌合凹部と嵌合凸部を設け、
前記電線・ケーブルの表面に、前記支持線表面の嵌合凹部に嵌合可能な嵌合凸部と前記支持線表面の嵌合凸部が嵌合可能な嵌合凹部とを設け、
前記支持線の表面の嵌合凹部に前記電線・ケーブル表面の嵌合凸部を嵌合するか、或いは前記支持線表面の嵌合凸部を前記電線・ケーブル表面の嵌合凹部に嵌合してなる
ことを特徴とする複合型電線・ケーブル。 - 前記支持線表面及び前記電線・ケーブル表面の嵌合凹部を、開口部が幅狭で奥部に向かって広がるように形成した
ことを特徴とする請求項3に記載の複合型電線・ケーブル。 - 前記電線・ケーブル表面の嵌合凸部を、他の電線・ケーブル表面の嵌合凹部に嵌合可能に形成した
ことを特徴とする請求項3又は4に記載の複合型電線・ケーブル。
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JP2004014592A JP2005209473A (ja) | 2004-01-22 | 2004-01-22 | 電線・ケーブル及び複合型電線・ケーブル |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2011078234A1 (ja) * | 2009-12-25 | 2011-06-30 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | ワイヤーハーネス |
JP2015177272A (ja) * | 2014-03-14 | 2015-10-05 | 株式会社フジクラ | アンテナアレイ |
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2004
- 2004-01-22 JP JP2004014592A patent/JP2005209473A/ja active Pending
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CN102822908A (zh) * | 2009-12-25 | 2012-12-12 | 株式会社自动网络技术研究所 | 布线线束 |
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