JP2005207682A - 開放式冷却塔 - Google Patents

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邦昭 山田
Norio Ota
典夫 太田
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Abstract

【課題】ルーバーを取り付けた外気導入口の凍結に伴う閉塞を確実に防止することができる開放式冷却塔を提供する。
【解決手段】筐体11内に収容された充填材12と、筐体11の両側面に形成された、ルーバー13が取り付けられた一対の外気導入口と、循環往き配管21によって導入される冷却前の循環水を貯留しながら充填材12に散水する、充填材12の上方に配設された上部水槽14と、充填材12を伝って流れ落ちる循環水を一時的に貯留する、充填材12の下方に設置された下部水槽15と、外気導入口から外気を取り入れて充填材12を通過させる外気導入ファン16とを備えており、ルーバー13と充填材12との間には、ある程度の間隔が形成されている。下部水槽15とルーバー13とは傾斜パン17によって接続されており、傾斜パン17の上方には、冷却前の循環水を傾斜パン17に散水する、循環往き配管21に接続された散水部材24が設置されている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、寒冷地での使用に適した開放式冷却塔に関する。
クロスフロー形の開放式冷却塔としては、例えば、図5に示すようなものがある。この開放式冷却塔50は、同図に示すように、筐体51内に収容された充填材52と、冷凍機等から循環往き配管57によって導入される比較的温度の高い冷却水等の循環水を貯留しながら充填材52に散水する、充填材52の上方に設置された上部水槽53と、充填材52を伝って流れ落ちる循環水を一時的に貯留する、充填材52の下方に設置された下部水槽54と、筐体51における充填材52の側方に形成された、ルーバー56を取り付けた外気導入口から外気を取り入れて充填材52を通過させる外気導入ファン55とを備えており、充填材52を伝って下部水槽54に流れ落ちる循環水が、充填材52を通過する外気によって冷却され、下部水槽54に貯留された冷却後の循環水が、循環戻り配管58によって、冷凍機等に戻されるようになっている。
こういった開放式冷却塔50は、通常、屋外に設置されるため、冬期においては、特に、寒冷地においては、充填材52に散水した循環水が、充填材52を伝って下部水槽54に流れ落ちる際に飛び跳ねて、外気導入口に取り付けられたルーバー56に付着して凍結し、外気導入口を閉塞するので、外気の導入が妨げられるといった問題がある。
このため、寒冷地仕様の開放式冷却塔50Aは、図6に示すように、ルーバー56を取り付けた外気導入口を、充填材52との間にある程度の間隔が形成されるように、充填材52から離して設け、下部水槽54とルーバー56の下端部とを、下部水槽54に向かって下方側に傾斜した傾斜パン59によって接続することで、循環水のルーバー56への付着を防止するようにしている。
実開昭63−80459号公報
ところで、上述したように、充填材52からルーバー56を離した状態で設置すると、充填材52を伝って流れ落ちる循環水が、直接、ルーバー56に付着することはないので、ルーバー56を取り付けた外気導入口が短時間の間に閉塞されることはないが、充填材52を伝って流れ落ちる循環水の傾斜パン59への付着は防止することができないので、傾斜パン59に飛び散って付着した循環水が傾斜パン59上で凍結して氷塊が形成されることになり、図6に示すように、その氷塊IBがルーバー56に沿って上方に成長していくので、ルーバー56を取り付けた外気導入口が氷塊IBによって最終的に閉塞され、外気の導入が妨げられることになる。
そこで、この発明の課題は、ルーバーを取り付けた外気導入口の凍結に伴う閉塞を確実に防止することができる開放式冷却塔を提供することにある。
上記の課題を解決するため、請求項1にかかる発明は、循環往き配管によって供給される循環水を上方から充填材に散水しながら、ルーバーを取り付けた外気導入口から導入された外気を、前記充填材を通過させることによって、前記充填材を伝って下部水槽に流れ落ちる循環水が冷却されるようになっている開放式冷却塔において、前記ルーバーを取り付けた前記外気導入口を、前記充填材から平面的に離反させた位置に設け、前記下部水槽と前記ルーバーの下端部とを、前記下部水槽に向かって下方側に傾斜した傾斜パンによって接続すると共に、前記傾斜パンの上方に、前記循環往き配管に接続された散水部材を設置し、前記散水部材によって冷却前の循環水を前記傾斜パンに散水するようにしたのである。
また、上記の課題を解決するため、請求項2にかかる発明は、循環水を上方から充填材に散水しながら、ルーバーを取り付けた外気導入口から導入された外気を、前記充填材を通過させることによって、前記充填材を伝って下部水槽に流れ落ちる循環水が冷却されるようになっている開放式冷却塔において、前記ルーバーを取り付けた前記外気導入口を、前記充填材から平面的に離反させた位置に設け、前記下部水槽の周壁を、少なくとも、前記ルーバーの設置位置付近まで張り出させたのである。
以上のように、請求項1にかかる発明の開放式冷却塔は、充填材から平面的に離反させた位置に設けた外気導入口に取り付けられているルーバーの下端部と下部水槽とを接続している傾斜パンに、循環往き配管に接続された散水部材によって冷却前の循環水を散水するようになっているので、充填材を伝って流れ落ちる循環水が飛び散って傾斜パンに付着しても、付着した循環水が比較的温度の高い冷却前の循環水によって洗い流されることになる。従って、傾斜パンに氷塊が形成されることがなく、従来の開放式冷却塔のように、ルーバーを取り付けた外気導入口が成長した氷塊によって閉塞され、外気の導入が妨げられることがない。
また、請求項2にかかる発明の開放式冷却塔は、ルーバーを取り付けた外気導入口を、充填材から平面的に離反させた位置に設け、下部水槽の周壁を、少なくとも、ルーバーの設置位置付近まで張り出させてあるので、充填材を伝って流れ落ちる循環水が飛び散っても、ルーバーやルーバー周辺の固体物に付着することがなく、全て下部水槽内に落下することになる。従って、充填材から離反させたルーバーの下端部と下部水槽とを傾斜パンによって接続している従来の開放式冷却塔のように、飛び散った循環水が傾斜パンに付着して凍結することによって形成された氷塊が成長することにより、ルーバーを取り付けた外気導入口が氷塊によって閉塞され、外気の導入が妨げられることがない。
以下、実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、クロスフロー形の開放式冷却塔1を示している。この開放式冷却塔1は、同図に示すように、中心部に天面開口及び底面開口が形成された角形の筐体11と、この筐体11の中心部に、底面開口から天面開口に至る空間Sが形成されるように、筐体11内の両側部にそれぞれ収容された一対の充填材12、12と、この充填材12、12に対応するように、筐体11の両側面にそれぞれ形成された、ルーバー13、13が取り付けられた一対の外気導入口と、冷凍機等から循環往き配管21、21によって導入される冷却水等の比較的温度の高い循環水を貯留しながら充填材12、12に散水する、各充填材12、12の上方にそれぞれ配設された上部水槽14、14と、充填材12、12を伝って流れ落ちる循環水を一時的に貯留する、筐体11に形成された底面開口に対応するように、双方の充填材12、12の下方に設置された下部水槽15と、外気導入口から筐体11の内部に外気を取り入れて充填材12、12を通過させた後、天面開口から筐体11の外部に排出する外気導入ファン16とを備えており、充填材12、12を伝って下部水槽15に流れ落ちる循環水が、充填材12、12を通過する外気によって冷却され、下部水槽15に貯留された冷却後の循環水が、循環戻り配管22によって、冷凍機等に戻されるようになっている。
筐体11は、ルーバー13、13と充填材12、12との間にある程度(例えば、50cm程度)の間隔が形成されるように、外気導入口の形成部分が、下部水槽15の周壁よりも外側に張り出しており、ルーバー13、13の下端部と下部水槽15とを接続する、下部水槽15に向かって下方側に傾斜した傾斜パン17、17を有している。
この傾斜パン17、17の上方には、ルーバー13、13側に、分流管23、23を介して、循環往き配管21、21にそれぞれ接続された樋状の散水部材24、24が配設されており、散水部材24、24に導入された冷却前の比較的温度の高い循環水が、同図に細い矢印で示すように、樋状の散水部材24、24から溢れ出ることによって、傾斜パン17、17の表面に散水されるようになっている。なお、分流管23、23には、流量調節弁25、25がそれぞれ設置されており、この流量調節弁25、25の開度を適宜調整することによって、散水部材24、24から傾斜パン17、17への散水量を調整することができるようになっている。
以上のように、この開放式冷却塔1は、ルーバー13、13と充填材12、12との間にある程度の間隔が形成されているので、充填材12、12を伝って流れ落ちる循環水が飛び散っても、直接、ルーバー13、13に付着することはなく、ルーバー13、13を取り付けた外気導入口が短時間の間に閉塞されることはない。
また、この開放式冷却塔1は、下部水槽15の周壁よりも外側に位置しているルーバー13、13の下端部と下部水槽15とを接続する、下部水槽15に向かって下方側に傾斜した傾斜パン17、17を有しているが、この傾斜パン17、17には、循環往き配管21、21に接続された散水部材24、24によって冷却前の循環水を散水するようになっているので、充填材12、12を伝って流れ落ちる循環水が飛び散って傾斜パン17、17に付着しても、付着した循環水が比較的温度の高い冷却前の循環水によって洗い流されることになる。従って、この開放式冷却塔1では、傾斜パン17、17に氷塊が形成されることがなく、従来の開放式冷却塔のように、ルーバーを取り付けた外気導入口が成長した氷塊によって閉塞され、外気の導入が妨げられることがない。
なお、この実施形態では、樋状の散水部材24、24を採用しているが、これに限定されるものではなく、例えば、両端を閉塞したパイプに多数の散水孔を形成したような散水部材を採用することも可能である。
図2は、他の実施形態であるクロスフロー形の開放式冷却塔2を示している。この開放式冷却塔2も、基本的に、上述した開放式冷却塔1と同様の構成を有しているので、同一構成要素には同一符号を付してその説明を省略し、異なる構成要素について説明する。
上述した開放式冷却塔1では、ルーバー13、13が取り付けられた外気導入口の形成部分が、下部水槽15の周壁よりも外側に張り出しているので、ルーバー13、13の下端部と下部水槽15とを、傾斜パン17、17によって接続しているが、この開放式冷却塔2では、下部水槽15Aの周壁を、ルーバー13、13の設置位置まで張り出させているので、傾斜パンが設けられておらず、傾斜パンに付着した循環水の凍結を防止するための散水部材も設けられていない点で、両者は、その構成を異にしている。
従って、この開放式冷却塔2では、充填材12、12を伝って流れ落ちる循環水が飛び散っても、ルーバー13、13やルーバー13、13の周辺の固体物に付着することがなく、全て下部水槽15内に落下することになるので、ルーバー13、13を取り付けた外気導入口が氷塊によって閉塞されて外気の導入が妨げられることがない。
なお、上述した各実施形態では、クロスフロー形の開放式冷却塔1、2について説明したが、これに限定されるものではなく、本発明は、図3及び図4に示す開放式冷却塔3、4のように、カウンターフロー形の開放式冷却塔についても適用することができ、クロスフロー形の開放式冷却塔と同様の効果を得ることができる。図3及び図4に示す開放式冷却塔3、4については、上述したクロスフロー形の開放式冷却塔1、2の構成要素に相当する構成要素に同一符号を付すことによって、その説明を省略する。
この発明にかかる開放式冷却塔の一実施形態を示す概略構成図である。 他の実施形態である開放式冷却塔を示す概略構成図である。 他の実施形態である開放式冷却塔を示す概略構成図である。 他の実施形態である開放式冷却塔を示す概略構成図である。 従来の開放式冷却塔を示す概略構成図である。 従来の寒冷地仕様の開放式冷却塔を示す概略構成図である。
符号の説明
1、2、3、4 開放式冷却塔
11 筐体
12 充填材
13 ルーバー
14 上部水槽
15 下部水槽
16 外気導入ファン
17 傾斜パン
21 循環往き配管
22 循環戻り配管
23 分流管
24 散水部材
25 流量調節弁

Claims (2)

  1. 循環往き配管によって供給される循環水を上方から充填材に散水しながら、ルーバーを取り付けた外気導入口から導入された外気を、前記充填材を通過させることによって、前記充填材を伝って下部水槽に流れ落ちる循環水が冷却されるようになっている開放式冷却塔において、
    前記ルーバーを取り付けた前記外気導入口を、前記充填材から平面的に離反させた位置に設け、
    前記下部水槽と前記ルーバーの下端部とを、前記下部水槽に向かって下方側に傾斜した傾斜パンによって接続すると共に、前記傾斜パンの上方に、前記循環往き配管に接続された散水部材を設置し、
    前記散水部材によって冷却前の循環水を前記傾斜パンに散水するようにしたことを特徴とする開放式冷却塔。
  2. 循環水を上方から充填材に散水しながら、ルーバーを取り付けた外気導入口から導入された外気を、前記充填材を通過させることによって、前記充填材を伝って下部水槽に流れ落ちる循環水が冷却されるようになっている開放式冷却塔において、
    前記ルーバーを取り付けた前記外気導入口を、前記充填材から平面的に離反させた位置に設け、
    前記下部水槽の周壁を、少なくとも、前記ルーバーの設置位置付近まで張り出させたことを特徴とする開放式冷却塔。
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