JP2005207489A - 切替弁のアクチュエータ - Google Patents

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Abstract

【課題】弁体の変位を三位置にして緊急時又は異常時の場合に切替弁の流れを止め得る切替弁のアクチュエータを提供する。
【解決手段】切替弁の流路を切替える弁体の駆動軸25を備えたシリンダ本体22と、駆動軸25を回転させるピストンロッド37を備えてシリンダ本体22内で移動する第一ピストン23と、第一ピストン23を押し得るピストンロッド40を備えてシリンダ本体22内で移動する第二ピストン24とを備え、
第一ピストン23もしくは第二ピストン24の移動に伴って弁体の変位を三位置にするよう構成する。これにより、流体を流し得る切替可能な二つの位置と、流体の流れを止める一つの位置とを備えるので、緊急時又は異常時の場合には切替弁の流れを止めることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、弁体を駆動して複数の流路を切替える切替弁のアクチュエータに関するものである。
図10〜図16は従来の切替弁1のアクチュエータ2の一例を示すものであり、アクチュエータ2は、切替弁1における二方向の流路を切替えるよう、シリンダ本体3とピストン4とを備えて構成されている。
シリンダ本体3は、切替弁1の駆動軸5を配する中央室6と、中央室6の一側に位置して空気導入路7から空気が流入するシリンダ室8と、中央室6の他側に位置して内部に弾性体のスプリング9を配置するスプリング室10とを備え、シリンダ室8とスプリング室10には、中央室6を同軸上に貫通する貫通孔11を形成している。ここで、シリンダ室8に接続される空気導入路7には電磁弁12を備えており、電磁弁12は所望の場合にシリンダ室8に空気を導入するようになっている。
ピストン4は、シリンダ本体3の貫通孔11によりシリンダ室8から中央室6を介してスプリング室10まで延在して形成されるピストンロッド13と、ピストンロッド13の一側端に形成されてシリンダ室8内で摺動するピストンヘッド14と、ピストンロッド13の他側端に形成されてスプリング室10内でスプリング9に余勢されるピストン受部15とを備えており、ピストンロッド13には、駆動軸5の歯車16に噛合するよう、歯状の凹凸17を備えている。
一方、アクチュエータ2により駆動する切替弁1は、二方弁であって、駆動軸5に同軸に接続され且つ内部にT字型もしくはL字型の流路を形成した弁体18と、弁体18を内嵌して入口側の流路から二つの流路へ切替可能にする弁ケース19とを備えている。
切替弁1の流路をアクチュエータ2により切替える際には、空気導入路7の電磁弁12を開くことによりシリンダ室8に空気を導入し、スプリング9を圧縮する方向へピストン4を移動させ、ピストンロッド13と駆動軸5の噛合により駆動軸5を駆動して弁体18を90゜回転させ、切替弁1の流路を切替える。又、切替弁1の流路を逆方向に切替える際には、空気導入路7の電磁弁12を大気開放側に開くことによりシリンダ室8内の空気を排出し、スプリング9の反発力によりピストン4を反対方向に移動させ、ピストンロッド13と駆動軸5の噛合により駆動軸5を逆方向へ駆動して弁体18を90゜逆転させ、切替弁1の流路を逆方向に切替える。
ここで、弁体18の流路がT字型の場合には、流路の方向が図13、図14に示す如く駆動軸5の回転に伴って流路Aから流路Bの流れ、もしくは流路Aから流路Cの流れの何れかになり、又、弁体18の流路がL字型の場合には、流路の方向が、図15、図16に示す如く駆動軸5の回転に伴って流路Cから流路Aの流れ、もしくは流路Cから流路Bの流れの何れかになっている。
ここで、切替弁1のアクチュエータ2に関連する先行技術文献としては、下記の特許文献1〜3等が既に存在している。
特開平5−231165号公報 特開平9−296877号公報 特開2002−161901号公報
しかしながら、前述の切替弁1のアクチュエータ2は、ピストン4の動作が二位置動作のみであるため、弁体18の変位を二位置(図13〜図16では角度方向で90゜)しか変更できず、緊急時又は異常時の場合であっても、切替弁1の流路の流れを止めることができず、いずれかの流路へ流体を流し続けるという問題があった。又、ピストン4は、シリンダ本体3及びピストンロッド13を長くすることにより三位置の変位を得ることは可能となるが、空気の導入によってピストン4が移動するため、弁体18を中間の第二位置で確実に停止することができず、切替弁1を三方弁にすることができないという問題があった。更に、流路に設ける二方弁を二台にした場合には流路の流れを閉止し得るが、二台分の二方弁の費用及びその工事(配線・空気源・据付)費用が余分に発生するという問題があった。
本発明は上述の実情に鑑みてなしたもので、弁体の変位を三位置にして緊急時又は異常時の場合に切替弁の流れを止め得る切替弁のアクチュエータを提供することを目的としている。
本発明の請求項1は、切替弁の流路を切替える弁体の駆動軸を備えたシリンダ本体と、前記駆動軸を回転させるピストンロッドを備えてシリンダ本体内で移動する第一ピストンと、該第一ピストンを押し得るピストンロッドを備えてシリンダ本体内で移動する第二ピストンとを備え、
前記第一ピストンもしくは第二ピストンの移動に伴って弁体の変位を三位置にするよう構成したことを特徴とする切替弁のアクチュエータ、に係るものである。
本発明の請求項2は、切替弁の流路を切替える弁体の駆動軸を備えたシリンダ本体と、前記駆動軸を回転させるピストンロッドを備えてシリンダ本体内で移動する第一ピストンと、該第一ピストンを押し得るピストンロッドを備えてシリンダ本体内で移動する第二ピストンとを備え、
前記第二ピストンを移動させて第一ピストンを介し弁体を第一位置から第二位置に切替え、更に第一ピストンのみを移動させて弁体を第二位置から第三位置に切替え、弁体の変位を三位置にするよう構成したことを特徴とする切替弁のアクチュエータ、に係るものである。
本発明の請求項3は、シリンダ本体に、第一ピストンの移動範囲を制限する第一シリンダ室を構成すると共に、第二ピストンの移動範囲を制限する第二シリンダ室を構成した請求項1又は2記載の切替弁のアクチュエータ、に係るものである。
本発明の請求項4は、切替弁が三方弁であると共に弁体により入口側の流路を閉止し得るよう構成した請求項1〜3のいずれかに記載の切替弁のアクチュエータ、に係るものである。
本発明の請求項5は、第一ピストンを反対方向に余勢する弾性体を備えた請求項1〜4のいずれかに記載の切替弁のアクチュエータ、に係るものである。
本発明の請求項6は、第一ピストンもしくは第二ピストンの少くとも一方を流体により移動させるよう流出入手段を備えた請求項1〜5のいずれかに記載の切替弁のアクチュエータ、に係るものである。
このように、本発明によれば、第一ピストン及び第二ピストンを備えることにより、弁体の変位を三位置にして、流体を流し得る切替可能な二つの位置と、流体の流れを止める一つの位置とを備えるので、緊急時又は異常時の場合には切替弁の流れを止めることができる。又、第一ピストン及び第二ピストンが空気の導入によって移動する場合であっても、第一ピストン及び第二ピストンにより弁体の変位を三位置にするので、弁体を中間の第二位置で確実に停止させ、切替弁を三方弁にすることができる。更に、二方弁を二台備えることを不要にするので、二台分の費用及びその工事(配線・空気源・据付)費用を低減することができる。
シリンダ本体に、第一ピストンの移動範囲を制限する第一シリンダ室を構成すると共に、第二ピストンの移動範囲を制限する第二シリンダ室を構成すると、第一ピストン及び第二ピストンの移動範囲が夫々制限されるので、弁体を中間の第二位置に一層確実に停止させ、切替弁を容易に三方弁にすることができる。
切替弁が三方弁であると共に弁体により入口側の流路を閉止し得るよう構成すると、流体を流し得る切替可能な二つの位置と、流体の流れを止める一つの位置とを備えるので、緊急時又は異常時の場合には切替弁の入口側の流路を好適に閉止することができる。
第一ピストンを反対方向に余勢する弾性体を備えると、第一ピストン及び第二ピストンが移動した後には弾性体の反発力により第一ピストン及び第二ピストンを元の位置に容易に戻すことができる。
第一ピストンもしくは第二ピストンの少くとも一方を流体により移動させるよう流出入手段を備えると、第一ピストンもしくは第二ピストンを好適に移動させ、緊急時又は異常時の場合には切替弁の流れを一層好適に止めることができる。
上記した本発明の切替弁のアクチュエータによれば、第一ピストン及び第二ピストンによりピストンの変位を三位置にして、流体を流し得る切替可能な二つの位置と、流体の流れを止める一つの位置とを備えるので、緊急時又は異常時の場合には切替弁の流れを止めることができるという優れた効果を奏し得る。
以下本発明の実施の形態を図面を参照しつつ説明する。
図1は本発明を実施する形態例のアクチュエータを示す断面図、図2は第二ピストンを移動させて第一ピストンを移動した状態を示す断面図、図3は第一ピストンのみを移動した状態を示す断面図、図4は弁体がT字型であって入口からの流れを閉止した状態を示す弁動作の概要図、図5は弁体がT字型であって入口から一方の流路へ流す状態を示す弁動作の概要図、図6は弁体がT字型であって入口から他方の流路へ流す状態を示す弁動作の概要図、図7は弁体がL字型であって入口からの流れを閉止した状態を示す弁動作の概要図、図8は弁体がL字型であって入口から一方の流路へ流す状態を示す弁動作の概要図、図9は弁体がL字型であって入口から他方の流路へ流す状態を示す弁動作の概要図である。
形態例の切替弁20のアクチュエータ21は、シリンダ本体22と、第一ピストン23及び第二ピストン24とを備えて構成されている。
シリンダ本体22は、切替弁20の駆動軸25を配する中央室26と、中央室26の一側に位置して第一空気導入路27から空気が流入する第一シリンダ室28と、第一シリンダ室28の外側に位置して第二空気導入路29から空気が流入する第二シリンダ室30と、中央室26の他側に位置して内部に弾性体のスプリング31を配置するスプリング室32とを備え、第一シリンダ室28とスプリング室32には、中央室26を同軸上に貫通する第一貫通孔33を形成し、第二シリンダ室30には、第一貫通孔33と略同軸上の第二貫通孔34を形成している。ここで、第一シリンダ室28に接続される第一空気導入路27には流出入手段の第一電磁弁35を備えると共に、第二シリンダ室30に接続される第二空気導入路29には流出入手段の第二電磁弁36を備えており、第一電磁弁35及び第二電磁弁36は所望の場合に第一シリンダ室28及び第二シリンダ室30に空気を導入するようになっている。又、第一シリンダ室28と第二シリンダ室30は、図1〜図3に示す如く大容積の室内を仕切壁28aにより区切って形成してもよい。
第一ピストン23は、シリンダ本体22の第一貫通孔33により第一シリンダ室28から中央室26を介してスプリング室32まで延在して形成されるピストンロッド37と、ピストンロッド37の一側端に形成されて第一シリンダ室28内で摺動するピストンヘッド38と、ピストンロッド37の他側端に形成されてスプリング室32内でスプリング31に余勢されるピストン受部39とを備えており、ピストンロッド37には、駆動軸25の歯車16(図12参照)に噛合するよう、歯状の凹凸17(図12参照)を備えている。
第二ピストン24は、シリンダ本体22の第二貫通孔34により第二シリンダ室30内で延在し且つ第一シリンダ室28へ突出するピストンロッド40と、ピストンロッド40の一側端に形成されて第二シリンダ室30内で摺動するピストンヘッド41とを備えており、ピストンロッド40の先端は、第一ピストン23のピストンヘッド38を押し得るようになっている。
一方、アクチュエータ21により駆動する切替弁20は、三方弁であって、駆動軸25に同軸に接続され且つ内部にT字型もしくはL字型の流路を形成した弁体42と、弁体42を内嵌して三つの流路を切替可能にする弁ケース43とを備えている。ここで、三つの流路は、流体を流し得る二つの流路と、入口側の流路とを備えている。
以下、本発明を実施する形態例の作用を説明する。
切替弁20の流路を、入口側の流路を閉止した状態から一方の流路へ接続するよう、アクチュエータ21を切替える際には、第二空気導入路29の第二電磁弁36を開くことにより第二シリンダ室30に空気を導入し、第二ピストン24を移動させることにより、第一ピストン23を、スプリング31を圧縮する方向へ移動させ(図1から図2へ移行する状態)、第一ピストン23のピストンロッド37と駆動軸25の噛合により駆動軸25を駆動して弁体42を90゜回転させ、切替弁20の流路を切替える。ここで、弁体42は変位の第一位置から中間の第二位置に移行しており、第二ピストン24は第二シリンダ室30内を限界まで移動している。又、第一空気導入路27の第一電磁弁35は常に閉じている。
次に、切替弁20の流路を、入口側の流路を一方の流路から他方の流路へ切替えるよう、アクチュエータ21を切替える際には、第一空気導入路27の第一電磁弁35を開くことにより第一シリンダ室28に空気を導入し、第一ピストン23のみを移動させることにより、第一ピストン23を、スプリング31を圧縮する方向へ移動させ(図2から図3へ移行する状態)、第一ピストン23のピストンロッド37と駆動軸25の噛合により駆動軸25を駆動して弁体42を更に90゜回転(合計180゜回転)させ、切替弁20の流路を切替える。ここで、弁体42は中間の第二位置から第三位置に移行しており、第一ピストン23はスプリング31を圧縮する方向へ第一シリンダ室28内を限界まで移動している。又、第二空気導入路29の第二電磁弁36は開いておくことが好ましい。
続いて、切替弁20の流路を、入口側の流路を他方の流路から一方の流路へ切替えるよう、アクチュエータ21を切替える際には、第一空気導入路27の第一電磁弁35を大気開放側に開くことにより第一シリンダ室28内の空気を排出し、スプリング31の反発力により第一ピストン23を反対方向に移動させ(図3から図2へ移行する状態)、ピストンロッド37と駆動軸25の噛合により駆動軸25を逆方向へ駆動して弁体42を90゜逆転させ(合計90゜回転)、切替弁20の流路を逆方向に切替える。ここで、弁体42は変位の第三位置から中間の第二位置に移行しており、第一ピストン23はスプリング31が反発する方向で第二ピストン24に当接するまで移動している。又、第二空気導入路29の第二電磁弁36は開いており、第二ピストン24は、第一ピストン23の当接の際には第一ピストン23を支持し得る状態になっている。
一方、何らかの原因で流体の流れを止める必要があるような緊急時又は異常時の場合には、第一電磁弁35及び第二電磁弁36を大気開放側に開くことにより第一シリンダ室28内の空気及び第二シリンダ室30内の空気を排出し、スプリング31の反発力により第一ピストン23及び第二ピストン24を反対方向に移動させ(図3もしくは図2から図1へ移行する状態)、ピストンロッド37と駆動軸25の噛合により駆動軸25を逆方向へ駆動して弁体42を90゜もしくは180゜逆転させて最初の段階に戻し、切替弁20の入口側の流路を閉止する。ここで、弁体42は変位の第三位置もしくは中間の第二位置から第一位置に移行しており、第一ピストン23及び第二ピストン24はスプリング31が反発する方向へ第一シリンダ室28内もしくは第二シリンダ室30内を限界まで移動している。
なお、弁体42の流路がT字型の場合には、流路の方向が、図4〜図6に示す如く駆動軸25の90゜回転に伴って流路Aの閉止状態より、流路Aから流路Bの流れに移行し(図4から図5へ移行)、更に、駆動軸25の90゜回転(合計180゜回転)に伴って流路Aから流路Bの流れより、流路Aから流路Cの流れに移行し(図5から図6へ移行)、緊急時又は異常時の場合には、駆動軸25の90゜逆転もしくは180゜逆転に伴って流路Aから流路Bの流れもしくは流路Aから流路Cの流れから、流路Aを閉止した状態に移行する(図5もしくは図6から図4へ移行)。
又、弁体42の流路がL字型の場合には、流路の方向が、図7〜図9に示す如く駆動軸25の90゜回転に伴って流路Cの閉止状態より、流路Cから流路Aの流れに移行し(図7から図8へ移行)、更に、駆動軸25の90゜回転(合計180゜回転)に伴って流路Cから流路Aの流れより、流路Cから流路Bの流れに移行し(図8から図9へ移行)、緊急時又は異常時の場合には、駆動軸25の90゜逆転もしくは180゜逆転に伴って流路Cから流路Aの流れ、もしくは流路Cから流路Bの流れから、流路Cを閉止した状態に移行する(図8もしくは図9から図7へ移行)。
このように、形態例によれば、第一ピストン23及び第二ピストン24を備えることにより、弁体42の変位を三位置にして、流体を流し得る切替可能な二つの位置と、流体の流れを止める一つの位置とを備えるので、緊急時又は異常時の場合には切替弁20の流れを止めることができる。又、第一ピストン23及び第二ピストン24が空気の導入によって移動する場合であっても、第一ピストン23及び第二ピストン24により弁体42の変位を三位置にするので、弁体42を中間の第二位置で確実に停止させ、切替弁20を三方弁にすることができる。更に、二方弁を二台備えることを不要にするので、二台分の費用及びその工事(配線・空気源・据付)費用を低減することができる。
シリンダ本体22に、第一ピストン23の移動範囲を制限する第一シリンダ室28を構成すると共に、第二ピストン24の移動範囲を制限する第二シリンダ室30を構成すると、第一ピストン23及び第二ピストン24の移動範囲が夫々制限されるので、弁体42を中間の第二位置で一層確実に停止させ、切替弁20を容易に三方弁にすることができる。
切替弁20が三方弁であると共に弁体42により入口側の流路を閉止し得るよう構成すると、流体を流し得る切替可能な二つの位置と、流体の流れを止める一つの位置とを備えるので、緊急時又は異常時の場合には切替弁20の入口側の流路を好適に閉止することができる。
第一ピストン23を反対方向に余勢する弾性体のスプリング31を備えると、第一ピストン23及び第二ピストン24が移動した後には弾性体の反発力により第一ピストン23及び第二ピストン24を元の位置に容易に戻すことができる。
第一ピストン23もしくは第二ピストン24の少くとも一方を流体により移動させるよう流出入手段の第一電磁弁35又は第二電磁弁36を備えると、第一ピストン23もしくは第二ピストン24を好適に移動させ、緊急時又は異常時の場合には切替弁20の流れを一層好適に止めることができる。
尚、本発明の切替弁のアクチュエータは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する形態例のアクチュエータを示す断面図である。 第二ピストンを移動させて第一ピストンを移動した状態を示す断面図である。 第一ピストンのみを移動した状態を示す断面図である。 弁体がT字型であって入口からの流れを閉止した状態を示す弁動作の概要図である。 弁体がT字型であって入口から一方の流路へ流す状態を示す弁動作の概要図である。 弁体がT字型であって入口から他方の流路へ流す状態を示す弁動作の概要図である。 弁体がL字型であって入口からの流れを閉止した状態を示す弁動作の概要図である。 弁体がL字型であって入口から一方の流路へ流す状態を示す弁動作の概要図である。 弁体がL字型であって入口から他方の流路へ流す状態を示す弁動作の概要図である。 従来のアクチュエータを示す断面図である。 ピストンを移動した状態を示す断面図である。 ピストンと駆動軸の噛合状態を示す概略図である。 弁体がT字型であって入口から一方の流路へ流す状態を示す弁動作の概要図である。 弁体がT字型であって入口から他方の流路へ流す状態を示す弁動作の概要図である。 弁体がL字型であって入口から一方の流路へ流す状態を示す弁動作の概要図である。 弁体がL字型であって入口から他方の流路へ流す状態を示す弁動作の概要図である。
符号の説明
20 切替弁
22 シリンダ本体
23 第一ピストン
24 第二ピストン
25 駆動軸
28 第一シリンダ室
30 第二シリンダ室
31 スプリング(弾性体)
35 第一電磁弁(流出入手段)
36 第二電磁弁(流出入手段)
37 ピストンロッド
40 ピストンロッド
42 弁体

Claims (6)

  1. 切替弁の流路を切替える弁体の駆動軸を備えたシリンダ本体と、前記駆動軸を回転させるピストンロッドを備えてシリンダ本体内で移動する第一ピストンと、該第一ピストンを押し得るピストンロッドを備えてシリンダ本体内で移動する第二ピストンとを備え、
    前記第一ピストンもしくは第二ピストンの移動に伴って弁体の変位を三位置にするよう構成したことを特徴とする切替弁のアクチュエータ。
  2. 切替弁の流路を切替える弁体の駆動軸を備えたシリンダ本体と、前記駆動軸を回転させるピストンロッドを備えてシリンダ本体内で移動する第一ピストンと、該第一ピストンを押し得るピストンロッドを備えてシリンダ本体内で移動する第二ピストンとを備え、
    前記第二ピストンを移動させて第一ピストンを介し弁体を第一位置から第二位置に切替え、更に第一ピストンのみを移動させて弁体を第二位置から第三位置に切替え、弁体の変位を三位置にするよう構成したことを特徴とする切替弁のアクチュエータ。
  3. シリンダ本体に、第一ピストンの移動範囲を制限する第一シリンダ室を構成すると共に、第二ピストンの移動範囲を制限する第二シリンダ室を構成した請求項1又は2記載の切替弁のアクチュエータ。
  4. 切替弁が三方弁であると共に弁体により入口側の流路を閉止し得るよう構成した請求項1〜3のいずれかに記載の切替弁のアクチュエータ。
  5. 第一ピストンを反対方向に余勢する弾性体を備えた請求項1〜4のいずれかに記載の切替弁のアクチュエータ。
  6. 第一ピストンもしくは第二ピストンの少くとも一方を流体により移動させるよう流出入手段を備えた請求項1〜5のいずれかに記載の切替弁のアクチュエータ。
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CN102563056A (zh) * 2010-12-13 2012-07-11 通用汽车环球科技运作有限责任公司 单活塞三位置液压促动器

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