JP2005206607A - 水溶性増粘剤 - Google Patents
水溶性増粘剤 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2005206607A JP2005206607A JP2005063461A JP2005063461A JP2005206607A JP 2005206607 A JP2005206607 A JP 2005206607A JP 2005063461 A JP2005063461 A JP 2005063461A JP 2005063461 A JP2005063461 A JP 2005063461A JP 2005206607 A JP2005206607 A JP 2005206607A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- soluble thickener
- copolymer
- dialkylacrylamide
- acrylamido
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
Abstract
【解決手段】 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸またはその塩と、ジアルキルアクリルアミドと、架橋性単量体とを共重合して得られる、若しくは得られた共重合体を更にアルカリ剤で中和して得られる共重合体からなることを特徴とする水溶性増粘剤。
【選択図】なし
Description
[化1]
CH2=CHCONR1R2
500mlのセパラブルフラスコに、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸145g(70モル%相当)とジメチルアクリルアミド30g(30モル%相当)を純水200gに溶解し、それにN,N'-メチレンビスアクリルアミド0.154g(0.1モル%相当)を溶解させた。反応溶液を約1時間窒素ガスで還流したのち、過硫酸カリウム0.05gを加え溶解させ、60℃まで加熱し6時間重合反応を行った。重合反応終了後室温まで冷却し、得られたペースト状ポリマーを減圧乾燥し、これを粉砕して目的の水溶性増粘剤である共重合体を得た。
500mlのセパラブルフラスコに、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸145g(70モル%相当)とジエチルアクリルアミド38g(30モル%相当)を水/イソプロパノール混合溶液200gに溶解し、それにN,N'-メチレンビスアクリルアミド0.154g(0.1モル%相当)を溶解させた。反応溶液を約1時間窒素ガスで還流したのち、過硫酸カリウム0.05gを加え溶解させ、60℃まで加熱し6時間重合反応を行った。重合反応終了後室温まで冷却し、得られたペースト状ポリマーを減圧乾燥し、これを粉砕して目的の水溶性増粘剤である共重合体を得た。
500mlのセパラブルフラスコに、2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸186g(90モル%相当)とN-メチル-N-ペンチルアクリルアミド16g(10モル%相当)を水/イソプロパノール混合溶液300gに溶解し、それにN,N'-メチレンビスアクリルアミド0.154g(0.1モル%相当)を溶解させた。反応溶液を約1時間窒素ガスで還流したのち、過硫酸カリウム0.05gを加え溶解させ、60℃まで加熱し6時間重合反応を行った。重合反応終了後室温まで冷却し、得られたペースト状ポリマーを減圧乾燥し、これを粉砕して目的の水溶性増粘剤である共重合体を得た。
ポリアクリル酸ナトリウム(ハイビスワコー105 和光純薬製)を比較例1の水溶性増粘剤として用いた。
特開平9−157130号公報の実施例2により製造した共重合体(2-アクリルアミド-2-メチルプロパンスルホン酸とアクリル酸との共重合体をN,N'-メチレンビスアクリルアミドで架橋したもの)を、比較例2の水溶性増粘剤として用いた。
実施例1,2および3で製造した水溶性増粘剤及び比較例1のポリアクリル酸ナトリウムの0.5重量%水溶液のpHを10N水酸化ナトリウムにて調節し、各pHにおける試料溶液の粘度をB型粘度計(12rpm 1min 25℃)を用いて測定し比較した。表1に結果を示した。表1より実施例1,2および3で製造した水溶性増粘剤は、どのpH領域でも安定に粘度を保持することがわかった。
○:外観に全く変化がない。
△:外観に若干の変化が見られる。
×:外観が変化し、明らかに粘度の低下が見られる。
<使用性>
◎:9名全員が、べたつき感がなく、優れた使用性であると答えた。
○:6〜8名が、べたつき感がなく、優れた使用性であると答えた。
△:3〜5名が、べたつき感がなく、優れた使用性であると答えた。
×:2名以下が、べたつき感がなく、優れた使用性であると答えた。
表2に示す美白乳液を常法により製造した。実施例4,5,6及び比較例3,4の処方とその評価結果を示す。表2から本発明の化粧料が安定性および使用性に極めて優れていることがわかる。
表3に示す美白ジェルを常法により製造した。実施例7,8,9および比較例5,6の処方とその評価結果を示す。表3から本発明の化粧料が安定性および使用性に極めて優れていることがわかる。
表4に示す酸性染毛料を常法により製造した。実施例10,11,12および比較例7,8の処方とその評価結果を示す。表4から本発明の化粧料が安定性および使用性に極めて優れていることがわかる。
表5に示す酸化染毛料の第二剤(過酸化水素水)を常法により製造した。実施例13,14,15及び比較例9,10の処方とその評価結果を示す。なお、使用性(操作性及び染色性)は、専門パネル9名による官能テストにより以下の基準で評価した。表5から本発明の化粧料が安定性および使用性に優れていることがわかる。
<操作性>
◎:9名全員が、たれ落ちがなく髪に塗布しやすいと答えた。
○:6〜8名が、たれ落ちがなく髪に塗布しやすいと答えた。
△:3〜5名が、たれ落ちがなく髪に塗布しやすいと答えた。
×:2名以下が、たれ落ちがなく髪に塗布しやすいと答えた。
<染色性>
◎:9名全員が、染色性に優れていると答えた。
○:6〜8名が、染色性に優れていると答えた。
△:3〜5名が、染色性に優れていると答えた。
×:2名以下が、染色性に優れていると答えた。
Claims (4)
- 2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸またはその塩と、下記一般式のジアルキルアクリルアミドと、架橋性単量体とを共重合して得られる、若しくは得られた共重合体を更にアルカリ剤で中和して得られる共重合体からなることを特徴とする水溶性増粘剤。
[化1]
CH2=CHCONR1R2
R1とR2は、炭素数1〜2のアルキル基の中から任意のアルキル基である。 - 前記ジアルキルアクリルアミドが、N,N-ジメチルアクリルアミドまたはN,N-ジエチルアクリルアミドであることを特徴とする請求項1記載の水溶性増粘剤。
- 前記架橋性単量体が、N,N'-メチレンビスアクリルアミドであることを特徴とする請求項1または2記載の水溶性増粘剤。
- 前記共重合体中における2−アクリルアミド−2−メチルプロパンスルホン酸単位とジアルキルアクリルアミド単位とのモル比が1:9〜9:1であることを特徴とする請求項1、2または3記載の水溶性増粘剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005063461A JP2005206607A (ja) | 2005-03-08 | 2005-03-08 | 水溶性増粘剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005063461A JP2005206607A (ja) | 2005-03-08 | 2005-03-08 | 水溶性増粘剤 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29256199A Division JP3681154B2 (ja) | 1999-10-14 | 1999-10-14 | 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005206607A true JP2005206607A (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=34909720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005063461A Pending JP2005206607A (ja) | 2005-03-08 | 2005-03-08 | 水溶性増粘剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005206607A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102011013341A1 (de) | 2011-03-08 | 2011-12-08 | Clariant International Ltd. | Polymere auf Basis von Sulfonsäuren, Amiden und speziellen Vernetzern |
JP2012522097A (ja) * | 2009-03-31 | 2012-09-20 | ソシエテ・デクスプロワタシオン・デ・プロデュイ・プール・レ・アンデュストリー・シミック・セピック | 粉体フォームの新規な濃厚化ポリマー |
-
2005
- 2005-03-08 JP JP2005063461A patent/JP2005206607A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012522097A (ja) * | 2009-03-31 | 2012-09-20 | ソシエテ・デクスプロワタシオン・デ・プロデュイ・プール・レ・アンデュストリー・シミック・セピック | 粉体フォームの新規な濃厚化ポリマー |
DE102011013341A1 (de) | 2011-03-08 | 2011-12-08 | Clariant International Ltd. | Polymere auf Basis von Sulfonsäuren, Amiden und speziellen Vernetzern |
WO2012119746A1 (de) | 2011-03-08 | 2012-09-13 | Clariant International Ltd | Polymere auf basis von sulfonsäuren, amiden und speziellen vernetzern |
CN103492437A (zh) * | 2011-03-08 | 2014-01-01 | 科莱恩金融(Bvi)有限公司 | 基于磺酸、酰胺和特定交联剂的聚合物 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP3551679B1 (en) | Polymer comprising certain level of bio-based carbon | |
JP3681154B2 (ja) | 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料 | |
US11384186B2 (en) | Polymer comprising certain level of bio-based carbon | |
JP3695254B2 (ja) | 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料 | |
CN1350558A (zh) | 护理和定型的三元共聚物 | |
WO2018108610A1 (en) | Polymer comprising certain level of bio-based carbon | |
EP1147138A1 (en) | Hydrophilic ampholytic polymer | |
JP3649299B2 (ja) | 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料 | |
JP2010261039A (ja) | 増粘された水性組成物 | |
JP2004043785A (ja) | 増粘剤及びこれを配合した化粧料 | |
JP2005206607A (ja) | 水溶性増粘剤 | |
JP3644669B2 (ja) | 水溶性増粘剤及びこれを配合した化粧料 | |
JP4698275B2 (ja) | 化粧料用水溶性増粘剤 | |
JP4312122B2 (ja) | 化粧料 | |
JP2005314419A (ja) | Lcstを有する単位を有するポリマーを含むネイルワニス組成物 | |
EP3600560B1 (en) | Antimicrobial personal cleansing compositions | |
JPH09141080A (ja) | 水溶性架橋型両親媒性高分子電解質からなる乳化剤、これを配合した乳化組成物及び乳化化粧料 | |
JPH11322849A (ja) | N−ビニルカルボン酸アミド系重合体及びその製造方法 | |
JP4297273B2 (ja) | 化粧料 | |
JP2022528492A (ja) | 毛髪用の化粧用組成物 | |
JPH0920615A (ja) | 水溶性両親媒性高分子電解質からなる可溶化剤、これを配合した可溶化組成物及び可溶化化粧料 | |
JP2006321727A (ja) | 毛髪用化粧料組成物 | |
JPH09136826A (ja) | 水溶性架橋型両親媒性高分子電解質からなる可溶化剤、これを配合した可溶化組成物及び可溶化化粧料 | |
BR112019011754B1 (pt) | Polímero compreendendo carbono de origem biológica, seu processo de obtenção, seu uso e composição que o compreende | |
JP2002145725A (ja) | 化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20080201 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20080401 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20081224 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090220 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20090401 |