JP2005206103A - 車両用フード装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】車両と歩行者との衝突時に該歩行者がボンネットフードから車両の側方に落下することを防ぐ車両用フード装置を提供する。
【解決手段】ステップS1では車両と歩行者との衝突が予測されたか否かを判定する。ステップS1の判定結果がYESであるときにはステップS2に進み、歩行者がボンネットフードから車両のどちら側の側方に落下しそうかを推測する。ステップS3では、ストライカロックリリース部を解除状態にする。ステップS4では、ステップS2において歩行者がボンネットフードから車両の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測したときには、ポップアップ駆動部を作動させてボンネットフードの後端部の車幅方向一方側の端部が車幅方向他方側の端部よりも上方に変位させる。
【選択図】図3
【解決手段】ステップS1では車両と歩行者との衝突が予測されたか否かを判定する。ステップS1の判定結果がYESであるときにはステップS2に進み、歩行者がボンネットフードから車両のどちら側の側方に落下しそうかを推測する。ステップS3では、ストライカロックリリース部を解除状態にする。ステップS4では、ステップS2において歩行者がボンネットフードから車両の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測したときには、ポップアップ駆動部を作動させてボンネットフードの後端部の車幅方向一方側の端部が車幅方向他方側の端部よりも上方に変位させる。
【選択図】図3
Description
本発明は、車両と歩行者との衝突時に、該歩行者を保護するためにボンネットフードの後端部を通常時よりも上方に変位させる車両用フード装置に関するものである。
車両と歩行者等との衝突時に該歩行者等を保護する手段の1つとして、例えば特許文献1に示されているように、ボンネットフードの後端部を通常時よりも上方に変位させる車両用フード装置が知られている。この車両用フード装置は、車両と歩行者との衝突を検出したときに、ボンネットフードの後端部を上方に変位させるものである。これにより、車両と歩行者との衝突時であって該歩行者がボンネットフードに衝突した場合に、その歩行者を保護することができる。
特開平2002−120761号公報
ところで、ボンネットフードは一般的に、空力等を考慮して、その上面が、車幅方向中央部が両端部よりも高い湾曲状になるように形成されている。そのため、歩行者が、例えば車両の車幅方向一方側の端部に衝突し、その後、ボンネットフードの車幅方向一方側の端部に衝突したときには、その歩行者はボンネットフードから車両の車幅方向一方側の側方に落下するおそれがあった。ここで、歩行者保護の観点から、ボンネットフードに衝突した歩行者を、ボンネットフードから転落させるよりも、落下させないようにすることが望ましい。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、車両と歩行者との衝突時に、該歩行者を保護するためにボンネットフードの後端部を通常時よりも上方に変位させる車両用フード装置において、車両と歩行者との衝突時に該歩行者がボンネットフードから車両の側方に落下することを防ぐ技術を提供することにある。
第1の発明は、車両と歩行者との衝突時に、該歩行者を保護するためにボンネットフードの後端部を通常時よりも上方に変位させる車両用フード装置であって、上記ボンネットフードの後端部の車幅方向両端部をそれぞれ独立して上下方向に変位させることが可能な変位手段と、上記車両と歩行者との衝突を予測又は検出する予測手段と、上記予測手段により上記車両と歩行者との衝突が予測又は検出されたときに、該歩行者が上記ボンネットフードへの衝突後に該ボンネットフードから上記車両のどちら側の側方に落下しそうかを推測する推測手段と、上記推測手段により上記歩行者が上記車両の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測されたときに、上記変位手段を作動させて上記ボンネットフードの後端部の該車幅方向一方側の端部を車幅方向他方側の端部よりも上方に変位させる制御手段とを備えたことを特徴とするものである。
これにより、歩行者がボンネットフードから車両の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測されたときには、変位手段を作動させてボンネットフードの後端部の車幅方向一方側の端部を車幅方向他方側の端部よりも上方に変位させる。このとき、ボンネットフードの車幅方向一方側の端部は通常時よりも水平に近い状態になる。よって、歩行者がボンネットフードから車両の車幅方向一方側の側方に落下することを防ぐことができる。そのため、車両と歩行者との衝突時に歩行者がボンネットフードから車両の側方に落下することを防ぐことができる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記車両の操舵状況を検出する操舵状況検出手段を備え、上記推測手段が、上記操舵状況検出手段により検出された、上記車両の操舵状況に基づいて、上記歩行者が上記車両のどちら側の側方に落下しそうかを推測するように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、推測手段を具現化できる。
第3の発明は、上記第1の発明において、上記車両の車幅方向の加減速度を検出する加減速度検出手段を備え、上記推測手段が、上記加減速度検出手段により検出された、上記車両の車幅方向の加減速度に基づいて、上記歩行者が上記車両のどちら側の側方に落下しそうかを推測するように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、推測手段を具現化できる。
第4の発明は、上記第1の発明において、上記車両における歩行者との衝突部位を検出する衝突部位検出手段を備え、上記推測手段が、上記衝突部位検出手段により検出された、上記車両における上記歩行者との衝突部位に基づいて、上記歩行者が上記車両のどちら側の側方に落下しそうかを推測するように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、推測手段を具現化できる。
第5の発明は、上記第1の発明において、歩行者の移動状況を検出する歩行者移動状況検出手段を備え、上記推測手段が、上記歩行者移動状況検出手段により検出された、上記車両と上記歩行者との衝突直前における該歩行者の移動状況に基づいて、上記歩行者が上記車両のどちら側の側方に落下しそうかを推測するように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、推測手段を具現化できる。
第6の発明は、上記第1の発明において、上記歩行者が上記ボンネットフードから上記車両の上記車幅方向他方側の側方に落下するのを防止する防止手段を備えたことを特徴とするものである。
これにより、防止手段が、歩行者が車両の車幅方向他方側の側方に落下するのを防止するので、歩行者が車両の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測されたときにおいて、その歩行者が車両の車幅方向一方側の側方に落下することを防ぐばかりでなく、車両の車幅方向他方側の側方に落下することも防ぐことができる。そのため、車両と歩行者との衝突時に歩行者がボンネットフードから車両の側方に落下することを確実に防ぐことができる。
第7の発明は、上記第1の発明において、上記制御手段が、上記予測手段により上記車両と歩行者との衝突が予測されたときに上記ボンネットフードの後端部の車幅方向両端部を共に上方に変位させるとともに上記推測手段により上記歩行者が上記車両の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測されたときに上記ボンネットフードの後端部の車幅方向他方側の端部を上記車幅方向一方側の端部よりも下方に変位させることにより、上記ボンネットフードの後端部の上記車幅方向一方側の端部を上記車幅方向他方側の端部よりも上方に変位させるように構成されていることを特徴とするものである。
これにより、車両と歩行者との衝突が予測されたときにボンネットフードの後端部の車幅方向両端部を共に上方に変位させるとともに歩行者がボンネットフードから車両の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測されたときにボンネットフードの後端部の車幅方向他方側の端部を車幅方向一方側の端部よりも下方に変位させることにより、ボンネットフードの後端部の車幅方向一方側の端部を車幅方向他方側の端部よりも上方に変位させる。
ここで、ボンネットフードには重力が常に下方に働いているので、ボンネットフードの後端部の車幅方向端部を下方に変位させるときの単位時間当たりの変位量が、一般的に、上方に変位させるときの単位時間当たりの変位量よりも大きくなる。よって、歩行者が車両の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測された場合において、上述のように車幅方向両端部が共に上方に変位された、ボンネットフードの後端部の車幅方向他方側の端部を一方側の端部よりも下方に変位させることにより一方側の端部を他方側の端部よりも上方に変位させるのに要する時間が、歩行者が車両の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測された場合において、単にボンネットフードの後端部の車幅方向一方側の端部を他方側の端部よりも上方に変位させることにより一方側の端部を他方側の端部よりも上方に変位させるのに要する時間よりも短い。そのため、本発明によれば、車両と歩行者との衝突が予測された場合であって、その歩行者が車両の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測されたときにおいて、早急にボンネットフードの後端部の車幅方向一方側の端部を他方側の端部よりも上方に変位させることができる。
本発明によれば、歩行者がボンネットフードから車両の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測されたときに、変位手段を作動させてボンネットフードの後端部の車幅方向一方側の端部を車幅方向他方側の端部よりも上方に変位させるので、歩行者がボンネットフードから車両の車幅方向一方側の側方に落下することを防ぐことができる。そのため、車両と歩行者との衝突時に歩行者がボンネットフードから車両の側方に落下することを防ぐことができる。したがって、歩行者を確実に保護することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(実施形態1)
図1に示すように、本発明の実施形態に係る車両1は、車体フレーム部2と、車両1の前部に形成されたエンジンルームの上部に位置している開口部を開閉自在に覆うボンネットフード3と、車両1の前端部に設けられたフロントバンパ4と、車両1の前端部と歩行者との衝突時に該歩行者を保護するためにボンネットフード3の後端部を通常時よりも上方に変位させる車両用フード装置10(図2を参照)とを備えている。「通常時」とは、ボンネットフード3が閉状態のときである。
図1に示すように、本発明の実施形態に係る車両1は、車体フレーム部2と、車両1の前部に形成されたエンジンルームの上部に位置している開口部を開閉自在に覆うボンネットフード3と、車両1の前端部に設けられたフロントバンパ4と、車両1の前端部と歩行者との衝突時に該歩行者を保護するためにボンネットフード3の後端部を通常時よりも上方に変位させる車両用フード装置10(図2を参照)とを備えている。「通常時」とは、ボンネットフード3が閉状態のときである。
ボンネットフード3は、その上面が、車幅方向中央部が両端部よりも高い湾曲状で、かつ、車両後側から前側に向かって下向きに傾斜するように形成されている。ボンネットフード3の後端部の左右両端部(車幅方向両端部)にはそれぞれ、車体フレーム部2との間に掛け渡すように左右2つのヒンジ機構11a,12aが取り付けられている。ボンネットフード3は、これらのヒンジ機構11a,12aを支点にして開閉可能に構成されている。すなわち、ボンネットフード3は、その後端部付近に位置し、かつ、車幅方向に延びている後側回転軸周りに回動自在に構成されている。ボンネットフード3の裏面の前端部の車幅方向中央部にはストライカ(図示せず)が取り付けられている。
図1及び図2に示すように、車両用フード装置10は、ボンネットフード3の後端部の左端部を少なくとも上方及び下方に変位させることが可能なモータ式の左側ポップアップ駆動部11と、ボンネットフード3の後端部の右端部を少なくとも上方及び下方に変位させることが可能なモータ式の右側ポップアップ駆動部12と、ストライカをロック可能であるストライカロックリリース部13と、歩行者がボンネットフード3から車両の側方に落下するのを防止する転落防止機構14と、車両1の前端部と歩行者との衝突を予測(予知)する衝突予測(予知)センサ15と、車両1の前端部と歩行者との衝突を検出する衝突検出センサ16と、車両1の舵角を検出する舵角検出センサ17と、車両1の車幅方向の加減速度を検出する加減速度検出センサ18と、車両1の前端部における歩行者との衝突部位を検出する衝突部位検出センサ19と、歩行者の移動状況を検出する歩行者移動状況検出センサ20と、歩行者のボンネットフード3への衝突を検出するフード衝突検出センサ21と、各センサ15,…からの検出信号に基づいて各ポップアップ駆動部11,12・ストライカロックリリース部13・転落防止機構14等を制御するコントロールユニット22とを有している。各ポップアップ駆動部11,12、ストライカロックリリース部13、転落防止機構14及び各センサ15,…はそれぞれ、コントロールユニット22に接続されている。なお、本発明で言うところの変位手段は左側及び右側ポップアップ駆動部11,12に対応し、予測手段は衝突予測センサ15及び衝突検出センサ16に対応し、推測手段及び制御手段はコントロールユニット22に対応し、操舵状況検出手段は舵角検出センサ17に対応し、加減速度検出手段は加減速度検出センサ18に対応し、衝突部位検出手段は衝突部位検出センサ19に対応し、歩行者移動状況検出手段は歩行者移動状況検出センサ20に対応し、防止手段は転落防止機構14及びコントロールユニット22に対応する。
左側及び右側ポップアップ駆動部11,12はコントロールユニット22によりそれぞれ別々に制御されていて、ボンネットフード3の後端部の左右両端部をそれぞれ独立して少なくとも上下方向に変位させることが可能に構成されている。左側ポップアップ駆動部11は、左側ヒンジ機構11aと、その左側ヒンジ機構11aを上方に持ち上げたり下方に押し下げたりするピストン(図示せず)と、そのピストンを往復動させるモータ(図示せず)とを具備している。右側ポップアップ駆動部12も左側ポップアップ駆動部11とほぼ同様の構成である。
ストライカロックリリース部13は、車体フレーム部2におけるボンネットフード3が閉状態のときのストライカに対応する部分に取り付けられている。このストライカロックリリース部13がロック状態であるときには、ストライカがストライカロックリリース部13に完全に嵌め合わされていて、ボンネットフード3が車体フレーム部2にロックされている。一方、ストライカロックリリース部13が解除状態であるときには、ストライカとストライカロックリリース部13とが互いに係合した状態で、ストライカがストライカロックリリース部13からロック解除されている。
転落防止機構14は左右2つのエアバッグ14a,14bにより構成されている(図4も参照)。左側エアバッグ14aはエンジンルーム内の所定位置に収納されていて、作動時にはボンネットフード3の左端部と左側の車体フレーム部2との隙間から飛び出して上方にふくらむように構成されている。右側エアバッグ14bはエンジンルーム内の所定位置に収納されていて、作動時にはボンネットフード3の右端部と右側の車体フレーム部2との隙間から飛び出して上方にふくらむように構成されている。
衝突予測センサ15は、車両1の前端部と歩行者との衝突を予測するときに、歩行者と車両1との距離及び車両1の車幅方向に関する歩行者の位置も検出する。
衝突部位検出センサ19は、例えばフロントバンパ4の車幅方向一端から他端に亘って配設された、複数の圧力センサにより構成されている。歩行者移動状況検出センサ20は、例えば車両1に取り付けられたレーダにより構成されている。
−車両用フード装置のコントロールユニットの動作−
以下、図3に示すフローチャートを参照しながら、車両用フード装置10のコントロールユニット22の動作について説明する。なお、スタート時において、ボンネットフード3は閉状態にある。
以下、図3に示すフローチャートを参照しながら、車両用フード装置10のコントロールユニット22の動作について説明する。なお、スタート時において、ボンネットフード3は閉状態にある。
まず、ステップS1では、衝突予測センサ15及び衝突検出センサ16により車両1の前端部と歩行者との衝突が予測又は検出されたか否かを判定する。ステップS1の判定結果がYESであるときにはステップS2に進み、衝突予測センサ15からの検出信号(具体的には、車両1の車幅方向に関する歩行者の位置についての検出信号)と舵角検出センサ17からの検出信号、加減速度検出センサ18からの検出信号、衝突部位検出センサ19からの検出信号又は歩行者移動状況検出センサ20からの検出信号とに基づいて、その歩行者がボンネットフード3(車両1の前端部)のどこに衝突して、その後、ボンネットフード3から車両1のどちら側の側方の地面に落下(転落)しそうかを推測する。なお、ステップS2では、衝突予測センサ15からの検出信号によって、上記推測が基本的に行われ、舵角検出センサ17からの検出信号、加減速度検出センサ18からの検出信号、衝突部位検出センサ19からの検出信号又は歩行者移動状況検出センサ20からの検出信号によって、上記推測の精度が高められている。
本実施形態では、舵角検出センサ17により車両1の左側への舵角が検出されたときには、その歩行者はボンネットフード3(車両1の前端部)の右端部(右側部)に衝突して、その後、ボンネットフード3から車両1の右側の側方に落下しそうと推測する一方、車両1の右側への舵角が検出されたときには、その歩行者はボンネットフード3(車両1の前端部)の左端部(左側部)に衝突して、その後、ボンネットフード3から車両1の左側の側方に落下しそうと推測する。さらに、舵角検出センサ17により車両1の舵角が0又はほぼ0であると検出されたときには、ボンネットフード3(車両1の前端部)の車幅方向中央部に衝突しそうと推測する。
また、加減速度検出センサ18により車両1の左側への加減速度が検出されたときには、その歩行者はボンネットフード3の右端部に衝突して、その後、ボンネットフード3から車両1の右側の側方に落下しそうと推測する一方、車両1の右側への加減速度が検出されたときには、その歩行者はボンネットフード3の左端部に衝突して、その後、ボンネットフード3から車両1の左側の側方に落下しそうと推測する。さらに、加減速度検出センサ18により車両1の車幅方向の加減速度が0又はぼほ0であると検出されたときには、その歩行者はボンネットフード3の車幅方向中央部に衝突しそうと推測する。
また、衝突部位検出センサ19により、歩行者との衝突部位が車両1の前端部の左端部であると検出されたときには、その歩行者はボンネットフード3の左端部に衝突して、その後、ボンネットフード3から車両1の左側の側方に落下しそうと推測する一方、歩行者との衝突部位が車両1の前端部の右端部であると検出されたときには、その歩行者はボンネットフード3の右端部に衝突して、その後、ボンネットフード3から車両1の右側の側方に落下しそうと推測する。さらに、衝突部位検出センサ19により歩行者との衝突部位が車両1の前端部の車幅方向中央部であると検出されたときには、その歩行者はボンネットフード3の車幅方向中央部に衝突しそうと推測する。
また、歩行者移動状況検出センサ20により、車両1の前端部と歩行者との衝突直前において該歩行者が左側に移動していると検出されたときには、その歩行者はボンネットフード3の左端部に衝突して、その後、ボンネットフード3から車両1の左側の側方に落下しそうと推測する一方、車両1の前端部と歩行者との衝突直前において該歩行者が右側に移動していると検出されたときには、その歩行者はボンネットフード3の右端部に衝突して、その後、ボンネットフード3から車両1の右側の側方に落下しそうと推測する。
次に、ステップS3では、ストライカロックリリース部13を解除状態にする。これにより、ストライカとストライカロックリリース部13とが互いに係合した状態で、ストライカがストライカロックリリース部13からロック解除される。
次に、ステップS4では、ステップS2において歩行者がボンネットフード3から車両1の左側の側方に落下しそうと推測したときには、左側ポップアップ駆動部11を上方作動させるとともに右側ポップアップ駆動部12の上方作動を禁止又は規制して、ボンネットフード3の後端部の左端部を右端部よりも上方に持ち上げる。より詳細には、ボンネットフード3を、ボンネットフード3の後端部の右端部と前端部の車幅方向中央部とを通る直線軸周りに回動させて、ボンネットフード3の後端部の左端部を右端部よりも上方に移動させる。
また、ステップS2において歩行者がボンネットフード3から車両1の右側の側方に落下しそうと推測したときには、ステップS4では、図4に示すように、右側ポップアップ駆動部12を上方作動させるとともに左側ポップアップ駆動部11の上方作動を禁止又は規制して、ボンネットフード3の後端部の右端部を左端部よりも上方に持ち上げる。より詳細には、ボンネットフード3を、ボンネットフード3の後端部の左端部と前端部の車幅方向中央部とを通る直線軸周りに回動させて、ボンネットフード3の後端部の右端部を左端部よりも上方に移動させる。
また、ステップS2において歩行者がボンネットフード3の車幅方向中央部に衝突しそうと推測したときには、ステップS4では、左側及び右側ポップアップ駆動部11,12をそれぞれ上方作動させて、ボンネットフード3の後端部の左右両端部を同じ高さまで持ち上げる。より詳細には、ボンネットフード3を、ボンネットフード3の前端部付近に位置し、かつ、車幅方向に延びている前側回転軸周りに回動させて、ボンネットフード3の後端部の左右両端部を同じ高さまで移動させる。
次に、ステップS5では、フード衝突検出センサ21により歩行者のボンネットフード3への衝突が検出されたか否かを判定する。ステップS5の判定結果がYESであるときにはステップS6に進み、ステップS4においてボンネットフード3の後端部の左端部を右端部よりも上方に上昇させたときには、右側エアバッグ14bを作動させてボンネットフード3の右端部と右側の車体フレーム部2との隙間から上方に展開させる。その後、スタートに戻る。
また、ステップS4においてボンネットフード3の後端部の右端部を左端部よりも上方に上昇させたときには、ステップS6では、図4に示すように、左側エアバッグ14aを作動させてボンネットフード3の左端部と左側の車体フレーム部2との隙間から上方に展開させる。その後、スタートに戻る。
また、ステップS4においてボンネットフード3の後端部の左右両端部を同じ高さまで上昇させたときには、ステップS6では、両方のエアバッグ14a,14bを作動させて左側及び右側エアバック14a,14bをそれぞれボンネットフード3の左端部と左側の車体フレーム部2との隙間及びボンネットフード3の右端部と右側の車体フレーム部2との隙間から上方に展開させる。その後、スタートに戻る。
一方、ステップS1及びステップS5の判定結果がNOであるときにはスタートに戻る。
−効果−
以上により、本実施形態によれば、ステップS2において歩行者がボンネットフード3から車両1の左側の側方に落下しそうと推測されたときには、ステップS4では、左側ポップアップ駆動部11を上方作動させてボンネットフード3の後端部の左端部を右端部よりも上方に変位させる。このとき、ボンネットフード3の左端部は通常時よりも水平に近い状態になる。よって、歩行者がボンネットフード3から車両1の左側の側方に落下することを防ぐことができる。そのため、車両1と歩行者との衝突時に歩行者がボンネットフード3から車両1の側方に落下することを防ぐことができる。したがって、歩行者を確実に保護することができる。また、ステップS2において歩行者がボンネットフード3から車両1の右側の側方に落下しそうと推測されたときには、ステップS4では、右側ポップアップ駆動部12を上方作動させてボンネットフード3の後端部の右端部を左端部よりも上方に変位させることにより、上述と同様の作用・効果が得られる。
以上により、本実施形態によれば、ステップS2において歩行者がボンネットフード3から車両1の左側の側方に落下しそうと推測されたときには、ステップS4では、左側ポップアップ駆動部11を上方作動させてボンネットフード3の後端部の左端部を右端部よりも上方に変位させる。このとき、ボンネットフード3の左端部は通常時よりも水平に近い状態になる。よって、歩行者がボンネットフード3から車両1の左側の側方に落下することを防ぐことができる。そのため、車両1と歩行者との衝突時に歩行者がボンネットフード3から車両1の側方に落下することを防ぐことができる。したがって、歩行者を確実に保護することができる。また、ステップS2において歩行者がボンネットフード3から車両1の右側の側方に落下しそうと推測されたときには、ステップS4では、右側ポップアップ駆動部12を上方作動させてボンネットフード3の後端部の右端部を左端部よりも上方に変位させることにより、上述と同様の作用・効果が得られる。
また、ステップS2において歩行者がボンネットフード3から車両1の右側の側方に落下しそうと推測されたときに、ステップS6では、左側エアバッグ14aを作動させてボンネットフード3の左端部と左側の車体フレーム部2との隙間から上方に展開させることにより、歩行者がボンネットフード3から車両1の左側の側方に落下するのを防止するので、その歩行者が車両1の右側の側方に落下することを防ぐばかりでなく、車両1の左側の側方に落下することも防ぐことができる。そのため、車両1と歩行者との衝突時に歩行者がボンネットフード3から車両1の側方に落下することを確実に防ぐことができる。一方、ステップS2において歩行者がボンネットフード3から車両1の左側の側方に落下しそうと推測されたときに、ステップS6では、右側エアバッグ14bを作動させてボンネットフード3の右端部と右側の車体フレーム部2との隙間から上方に展開させることにより、上述と同様の作用・効果が得られる。
(実施形態2)
本実施形態は、車両1の前端部と歩行者との衝突が予測されたときにボンネットフード3の後端部の左右両端部を共に上方に変位させ、その後、歩行者がボンネットフード3から車両1の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測したときに、ボンネットフード3の後端部の車幅方向他方側の端部を車幅方向一方側の端部よりも下方に変位させるものである。その他の点に関しては、実施形態1とほぼ同様の構成である。
本実施形態は、車両1の前端部と歩行者との衝突が予測されたときにボンネットフード3の後端部の左右両端部を共に上方に変位させ、その後、歩行者がボンネットフード3から車両1の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測したときに、ボンネットフード3の後端部の車幅方向他方側の端部を車幅方向一方側の端部よりも下方に変位させるものである。その他の点に関しては、実施形態1とほぼ同様の構成である。
−車両用フード装置のコントロールユニットの動作−
以下、図5に示すフローチャートを参照しながら、車両用フード装置10のコントロールユニット22の動作について説明する。
以下、図5に示すフローチャートを参照しながら、車両用フード装置10のコントロールユニット22の動作について説明する。
まず、ステップS1では、衝突予測センサ15により車両1の前端部と歩行者との衝突が予測されたか否かを判定する。ステップS1の判定結果がYESであるときにはステップS1´に進み、左側及び右側ポップアップ駆動部12をそれぞれ上方作動させて、ボンネットフード3の後端部の左右両端部を同じ高さまで上方に持ち上げる。次に、ステップS2に進む。
ステップS4´では、ステップS2において歩行者がボンネットフード3から車両1の左側の側方に落下しそうと推測したときには、右側ポップアップ駆動部12を下方作動させるとともに左側ポップアップ駆動部11の下方作動を禁止又は規制して、ボンネットフード3の後端部の右端部を左端部よりも下方に押し下げる。
また、ステップS2において歩行者がボンネットフード3から車両1の右側の側方に落下しそうと推測したときには、ステップS4´では、左側ポップアップ駆動部11を下方作動させるとともに右側ポップアップ駆動部12の下方作動を禁止又は規制して、ボンネットフード3の後端部の左端部を右端部よりも下方に押し下げる。
また、ステップS2において歩行者がボンネットフード3の車幅方向中央部に衝突しそうと推測したときには、ステップS4´では、左側及び右側ポップアップ駆動部11,12の作動を禁止して、ボンネットフード3の後端部の左右両端部を同じ高さのまま維持させる。
−効果−
これにより、ステップS1において車両1と歩行者との衝突が予測されたときにボンネットフード3の後端部の左右両端部を共に上方に変位させるとともにステップS2において歩行者がボンネットフード3から車両1の左側の側方に落下しそうと推測されたときに右側ポップアップ駆動部12を下方作動させてボンネットフード3の後端部の右端部を左端部よりも下方に変位させることにより、ボンネットフード3の後端部の左端部を右端部よりも上方に変位させる。
これにより、ステップS1において車両1と歩行者との衝突が予測されたときにボンネットフード3の後端部の左右両端部を共に上方に変位させるとともにステップS2において歩行者がボンネットフード3から車両1の左側の側方に落下しそうと推測されたときに右側ポップアップ駆動部12を下方作動させてボンネットフード3の後端部の右端部を左端部よりも下方に変位させることにより、ボンネットフード3の後端部の左端部を右端部よりも上方に変位させる。
ここで、ボンネットフード3には重力が常に下方に働いているので、ボンネットフード3の後端部の左右端部を下方に変位させるときの単位時間当たりの変位量が、一般的に、上方に変位させるときの単位時間当たりの変位量よりも大きくなる。よって、歩行者が車両1の左側の側方に落下しそうと推測された場合において、上述のように左右両端部が共に上方に変位された、ボンネットフード3の後端部の右端部を左端部よりも下方に変位させることにより左端部を右端部よりも上方に変位させるのに要する時間が、歩行者が車両1の左側の側方に落下しそうと推測された場合において、単にボンネットフード3の後端部の左端部を右端部よりも上方に変位させることにより左端部を右端部よりも上方に変位させるのに要する時間よりも短い。そのため、本実施形態によれば、車両1と歩行者との衝突が予測された場合であって、その歩行者が車両1の左側の側方に落下しそうと推測されたときにおいて、早急にボンネットフード3の後端部の左端部を右端部よりも上方に変位させることができる。また、ステップS1において車両1と歩行者との衝突が予測されたときにボンネットフード3の後端部の左右両端部を共に上方に変位させるとともにステップS2において歩行者がボンネットフード3から車両1の右側の側方に落下しそうと推測されたときに左側ポップアップ駆動部11を下方作動させてボンネットフード3の後端部の左端部を右端部よりも下方に変位させることにより、上述と同様の作用・効果が得られる。
(その他の実施形態)
上記各実施形態では、左側及び右側ポップアップ駆動部11,12はモータ式のもので構成されているが、ボンネットフード3の後端部の左右両端部をそれぞれ独立して少なくとも上方及び下方に変位させることが可能な限り、如何なる構成であっても良い。
上記各実施形態では、左側及び右側ポップアップ駆動部11,12はモータ式のもので構成されているが、ボンネットフード3の後端部の左右両端部をそれぞれ独立して少なくとも上方及び下方に変位させることが可能な限り、如何なる構成であっても良い。
また、上記各実施形態では、ステップS2において、舵角検出センサ17からの検出信号、加減速度検出センサ18からの検出信号、衝突部位検出センサ19からの検出信号又は歩行者移動状況検出センサ20からの検出信号に基づいて、歩行者がボンネットフード3から車両1のどちら側の側方に落下しそうかを推測しているが、それらのセンサ17,18,19,20からの検出信号の少なくとも1つに基づいて、歩行者がボンネットフード3から車両1のどちら側の側方に落下しそうかを推測しても良い。
また、上記各実施形態では、ステップS5においてフード衝突検出センサ21により歩行者のボンネットフード3への衝突が検出されたか否かを判定しているが、車両1の前端部と歩行者との衝突が予測若しくは検出されたときから所定時間だけ経過したか否かを判定しても良い。さらに、ステップS5においてフード衝突検出センサ21により歩行者のボンネットフード3への衝突が検出されたか又は車両1の前端部と歩行者との衝突が予測若しくは検出されたときから所定時間だけ経過したか否かを判定しても良い。
また、上記各実施形態において、ステップS5の判定結果がNOであるときにはスタートに戻るが、ボンネットフード3の後端部の左右両端部が通常時の位置に戻るように左側及び右側ポップアップ駆動部11,12をそれぞれ下方作動させても良い。
以上説明したように、本発明は、車両と歩行者との衝突時に、該歩行者を保護するためにボンネットフードの後端部を通常時よりも上方に変位させる車両用フード装置等について有用である。
1 車両
2 車体フレーム部
3 ボンネットフード
10 車両用フード装置
11 左側ポップアップ駆動部(変位手段)
12 右側ポップアップ駆動部(変位手段)
13 ストライカロックリリース部
14 転落防止機構(防止手段)
15 衝突予測センサ(予測手段)
16 衝突検出センサ(予測手段)
17 舵角検出センサ(操舵状況検出手段)
18 加減速度検出センサ(加減速度検出手段)
19 衝突部位検出センサ(衝突部位検出手段)
20 歩行者移動状況検出センサ(歩行者移動状況検出手段)
21 フード衝突検出センサ
22 コントロールユニット(推測手段,制御手段,防止手段)
2 車体フレーム部
3 ボンネットフード
10 車両用フード装置
11 左側ポップアップ駆動部(変位手段)
12 右側ポップアップ駆動部(変位手段)
13 ストライカロックリリース部
14 転落防止機構(防止手段)
15 衝突予測センサ(予測手段)
16 衝突検出センサ(予測手段)
17 舵角検出センサ(操舵状況検出手段)
18 加減速度検出センサ(加減速度検出手段)
19 衝突部位検出センサ(衝突部位検出手段)
20 歩行者移動状況検出センサ(歩行者移動状況検出手段)
21 フード衝突検出センサ
22 コントロールユニット(推測手段,制御手段,防止手段)
Claims (7)
- 車両と歩行者との衝突時に、該歩行者を保護するためにボンネットフードの後端部を通常時よりも上方に変位させる車両用フード装置であって、
上記ボンネットフードの後端部の車幅方向両端部をそれぞれ独立して上下方向に変位させることが可能な変位手段と、
上記車両と歩行者との衝突を予測又は検出する予測手段と、
上記予測手段により上記車両と歩行者との衝突が予測又は検出されたときに、該歩行者が上記ボンネットフードへの衝突後に該ボンネットフードから上記車両のどちら側の側方に落下しそうかを推測する推測手段と、
上記推測手段により上記歩行者が上記車両の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測されたときに、上記変位手段を作動させて上記ボンネットフードの後端部の該車幅方向一方側の端部を車幅方向他方側の端部よりも上方に変位させる制御手段とを備えた
ことを特徴とする車両用フード装置。 - 請求項1記載の車両用フード装置において、
上記車両の操舵状況を検出する操舵状況検出手段を備え、
上記推測手段は、上記操舵状況検出手段により検出された、上記車両の操舵状況に基づいて、上記歩行者が上記車両のどちら側の側方に落下しそうかを推測するように構成されていることを特徴とする車両用フード装置。 - 請求項1記載の車両用フード装置において、
上記車両の車幅方向の加減速度を検出する加減速度検出手段を備え、
上記推測手段は、上記加減速度検出手段により検出された、上記車両の車幅方向の加減速度に基づいて、上記歩行者が上記車両のどちら側の側方に落下しそうかを推測するように構成されていることを特徴とする車両用フード装置。 - 請求項1記載の車両用フード装置において、
上記車両における歩行者との衝突部位を検出する衝突部位検出手段を備え、
上記推測手段は、上記衝突部位検出手段により検出された、上記車両における上記歩行者との衝突部位に基づいて、上記歩行者が上記車両のどちら側の側方に落下しそうかを推測するように構成されていることを特徴とする車両用フード装置。 - 請求項1記載の車両用フード装置において、
歩行者の移動状況を検出する歩行者移動状況検出手段を備え、
上記推測手段は、上記歩行者移動状況検出手段により検出された、上記車両と上記歩行者との衝突直前における該歩行者の移動状況に基づいて、上記歩行者が上記車両のどちら側の側方に落下しそうかを推測するように構成されていることを特徴とする車両用フード装置。 - 請求項1記載の車両用フード装置において、
上記歩行者が上記ボンネットフードから上記車両の上記車幅方向他方側の側方に落下するのを防止する防止手段を備えたことを特徴とする車両用フード装置。 - 請求項1記載の車両用フード装置において、
上記制御手段は、上記予測手段により上記車両と歩行者との衝突が予測されたときに上記ボンネットフードの後端部の車幅方向両端部を共に上方に変位させるとともに上記推測手段により上記歩行者が上記車両の車幅方向一方側の側方に落下しそうと推測されたときに上記ボンネットフードの後端部の車幅方向他方側の端部を上記車幅方向一方側の端部よりも下方に変位させることにより、上記ボンネットフードの後端部の上記車幅方向一方側の端部を上記車幅方向他方側の端部よりも上方に変位させるように構成されていることを特徴とする車両用フード装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004016859A JP2005206103A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | 車両用フード装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2004016859A JP2005206103A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | 車両用フード装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005206103A true JP2005206103A (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=34901875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004016859A Abandoned JP2005206103A (ja) | 2004-01-26 | 2004-01-26 | 車両用フード装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005206103A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013151264A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-08 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両用歩行者保護装置 |
JP2015009621A (ja) * | 2013-06-27 | 2015-01-19 | 富士重工業株式会社 | 車両用フード装置 |
JP2020019446A (ja) * | 2018-08-03 | 2020-02-06 | 本田技研工業株式会社 | 歩行者保護システム |
CN112606833A (zh) * | 2020-12-21 | 2021-04-06 | 长沙理工大学 | 一种基于模型预测控制的防护人地碰撞损伤的智能车运动控制方法 |
-
2004
- 2004-01-26 JP JP2004016859A patent/JP2005206103A/ja not_active Abandoned
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2013151264A (ja) * | 2012-01-26 | 2013-08-08 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両用歩行者保護装置 |
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JP7038020B2 (ja) | 2018-08-03 | 2022-03-17 | 本田技研工業株式会社 | 歩行者保護システム |
CN112606833A (zh) * | 2020-12-21 | 2021-04-06 | 长沙理工大学 | 一种基于模型预测控制的防护人地碰撞损伤的智能车运动控制方法 |
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Legal Events
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A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20061218 |
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A762 | Written abandonment of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A762 Effective date: 20070709 |