JP2005203407A - エッチング方法 - Google Patents

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Abstract


【課題】反応速度が速く、均一性の良いエッチング方法を提供する。
【解決手段】本発明は、反応室12の壁面37で囲まれた円筒形の反応空間38内に、円形の基板15を配置し、反応空間内に反応ガスとラジカルを導入し、基板表面のエッチング対象物と反応させた後、基板を昇温させ、反応生成物を熱分解させ、エッチング対象物を除去するエッチング方法であり、基板15の周囲と壁面37との間の距離を25mm以下にしている。その結果、導入した反応ガスやラジカルが基板15と壁面の間を流れず、基板15と基板15の間を流れるので、反応速度が速く、均一なエッチングを行うことができる。
【選択図】 図2

Description

本発明はエッチング技術にかかり、特に、ラジカルを用いるエッチング技術に関する。
従来では、半導体表面の酸化膜等を除去するために、HFを用いたウェットエッチが行われていたが、近年では、特に、半導体表面の自然酸化膜等を除去する技術として、ラジカルを用いたエッチング方法が注目されている。
このエッチング方法は、反応室の真空雰囲気中に反応ガスとラジカルとを導入し、基板表面の自然酸化膜と反応させ、反応生成物を熱分解し、生成されたガスを真空排気によって除去する技術である。
このような反応は、枚葉処理の他、下記特許文献のように、反応室内に多数の基板を搬入し、一括してエッチングするバッチ処理で行われるものもある。
特開2003−124172 特開2001−284307
しかしながら、反応室内に配置された複数の基板のうち、ラジカルの導入口や反応ガスの導入口に対する位置によって反応速度が異なったり、また、一枚の基板中でも、基板中心付近のエッチング量と外周付近のエッチング量とが異なる等、均一性に問題が生じている。
本発明は上記従来技術の不都合を解決するために創作されたものであり、その目的は、反応速度が速く、均一性の良いエッチングを行うことができる技術を提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、反応室の壁面で囲まれた断面が略円形の反応空間内に、円形の基板の周辺を前記壁面に対向して配置し、前記反応空間内に反応ガスとラジカルを導入し、前記基板表面のエッチング対象物と反応させた後、前記基板を昇温させ、前記反応生成物を熱分解させ、前記エッチング対象物を除去するエッチング方法であって、前記基板の周囲と前記壁面とを非接触にし、且つ、前記基板の周囲と前記壁面との間の距離を25mm以下にし、前記反応ガスと前記ラジカルを導入するときに、前記基板を回転させるエッチング方法である。
請求項2記載の発明は、前記基板を複数枚所定間隔で平行にして前記反応空間内に配置する請求項1記載のエッチング方法である。
請求項3記載の発明は、前記各基板の中心を前記反応空間の中心軸線上に配置する請求項2記載のエッチング方法である。
請求項4記載の発明は、前記反応ガスとして化学構造中にフッ素を有するガスを用い、前記活性ガスとして水素ラジカルを生成させるガスを用い、前記エッチング対象物がシリコン酸化物である請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のエッチング方法である。
請求項5記載の発明は、前記反応ガスとしてNF3ガスを用い、前記活性ガスとしてNH3ガス又はH2ガスの少なくとも一方を用いる請求項4記載のエッチング方法である。
請求項6記載の発明は、前記反応ガスとしてNF3ガスを用い、前記活性ガスにN2ガスを添加する請求項5記載のエッチング方法である。
本発明は上記のように構成されており、複数の円形基板を反応空間に搬入し、各基板を離間させ、反応空間の中心軸線に対して垂直に配置することで、基板の周辺を壁面に対向させている。
本発明のエッチング方法は、活性ガスからラジカルを生成し、上記のような反応空間内に反応ガスとラジカルを導入し、各基板表面に形成されているエッチング対象物と反応させ、熱分解性の反応生成物を生成した後、各基板を昇温させ、反応生成物を熱分解させ、分解生成物を真空排気することで、エッチング対象物を除去している。反応ガスとラジカルの導入は、それらを一緒に導入してもよいし、先ず反応ガスを導入した後、次にラジカルを反応ガスと一緒に導入してもよい。
そして本発明では、基板を回転させるために各基板の周囲と前記壁面とを非接触にしており、且つ、各基板の周囲と壁面との間の距離を25mm以下にすることで、導入した反応ガスやラジカルが基板と壁面の間を無駄に流れることを防止している。その結果、導入した反応ガスやラジカルの流れが基板の中心を通り、真空排気により反応空間から排出される。
反応ガスを導入するときや、反応ガスとラジカルを導入するときは、基板を回転させているので、基板の全表面が反応ガスやラジカルと接触できる。
そして、ラジカルと反応ガスが基板表面のエッチング対象物と反応し、反応生成物が熱分解によってガス化し、真空排気によって除去される。
エッチング対象物が、シリコンの自然酸化膜(シリコン酸化物薄膜)の場合、反応ガスとして化学構造中にフッ素を有するガスを用い、ラジカルとして水素ラジカルを用いると、加熱しなくても常温で反応が進行し、反応生成物が生成される。この反応生成物はガスではないが、加熱すると熱分解し、ガスが生成され、除去される。
本発明によれば、反応ガスやラジカルが基板と壁面の間を無駄に流れず、基板と基板の間を流れるので、均一で反応速度の速いエッチングを行うことができる。
図7の符号5は、本発明の一例の処理装置を示している。
処理装置5は、反応装置10と、搬送ロボット42と、ストッカー43と、作業台44とを有している。
反応装置10は、搬出入室11と、反応室12を有している。搬出入室11は地上に設置されており、反応室12は搬出入室11の上部に配置されている。
搬出入室11の一側面には、搬出入口14が設けられている。
搬送ロボット42とストッカー43と作業台44は、搬出入口14の近傍位置に配置されている。
作業台44上には、処理対象の基板が収容されたカセット41が配置されている。搬送ロボット42は、カセット41内に搭載された基板を一枚ずつ取り出し、搬出入口14から搬出入室11の内部に搬入し、搬出入室11内の後述するボート23に保持させ、また、処理装置5内での処理が終了し、ボート23に保持された基板を一枚ずつ搬出入室11から取り出し、カセット41へ戻すように構成されている。
なお、処理済み基板が搭載されたカセット41や、未処理基板が搭載されたカセット42は、ストッカー43に配置できるようになっている。
次に、反応装置10の内部を説明すると、図1は反応装置10の内部構造を示す図面である。
反応装置10には、ガイド棒26が鉛直に取り付けられており、ガイド棒26には、リング27が移動可能に装着されている。
搬出入室11には、支持棒25が気密に挿通されており、その上端部は搬出入室11の外部に位置し、リング27に取り付けられており、下端部は、搬出入室11の内部に位置し、支持台22が水平に取り付けられている。
支持台22上には、密閉板24が配置されており、その上部には、ボート23が配置されている。
ボート23は、鉛直に配置された支柱21を複数本(ここでは二本又は三本)有しており、各支柱21には、水平方向に刻まれた細溝が、複数本、高さ方向に等間隔に配置されている。各支柱21の細溝同士の位置は、同じ高さであり、搬送ロボット42によって基板が搬出入室11内に搬入され、細溝に差し込まれると、その基板は水平に保持されるように構成されている。
図1の符号15は、ボート23に水平に保持された状態の複数の基板を示している。
搬出入室11と反応室12の間には、通路31が形成されており、この通路31は、バルブ30によって開閉されるように構成されている。
バルブ30が閉状態で通路31が塞がされた状態では、搬出入室11と反応室12との間の雰囲気は遮断される。
基板15をボート23に保持させるときや、ボート23に保持された基板15を大気中に取り出すときのように搬出入室11の内部に大気が侵入するときは、バルブ30によって通路31が閉塞され、反応室12の内部に大気が侵入しないようにされている。
従って、搬出入室11が大気が侵入するときでも反応室12は真空排気可能である。
符号34は、反応室12内部を真空排気する真空排気系を示しており、下記プロセス中、反応室12の内部は真空排気系34によって継続して真空排気される。
バルブ30が開状態で通路31が開通されると、搬出入室11と反応室12との間の雰囲気は接続される。反応室12に大気が侵入しないようにするために、バルブ30を開状態にする前には、搬出入室11は真空排気され、反応室12と略同程度の低圧力にされる。
ボート23に所定枚数の基板15が搭載されると、不図示の扉によって搬出入口14が閉じられ、搬出入室11の内部雰囲気は、大気雰囲気から遮断される。
この状態で搬出入室11の内部を真空排気し、所定圧力まで低下したところで、バルブ30を通路31上から移動させ、不図示のモータによって支持棒25と共に支持台22を上昇させ、ボート23を支持台22によって持ち上る。
ボート23は通路31の真下に位置しており、バルブ30の開状態を維持し、ボート23を持ち上げるとボート23は反応室12の内部に搬入される。
支持板22が最上部まで上昇した状態では、図2に示すように、バルブ30に代わって密閉板24が通路31を閉塞する。この状態では、反応室12の内部雰囲気は、搬出入室11の内部雰囲気から遮断され、反応室12に導入されたガスは搬出入室11に侵入しない。
反応室12の内部平面図を図3に示す。
同図符号32は、反応室12を構成する側壁であり、側壁32の内周面である壁面37や、天井や底板の表面によって囲まれる領域で、反応室12の内部に、鉛直な円筒形の反応空間38が形成されている。図1、2の符号20は円筒形の反応空間38の中心軸線を示しており、中心軸線20は鉛直であり、中心軸線20に対して垂直な方向は水平方向である。反応空間38の水平方向の断面は円形である。図3の符号Dは、その円形の直径を示している。
ボート23に保持された基板15は円形であり、反応空間38の直径Dは、処理対象となっている基板12の直径よりも大径にされている。
図4は、直径Dの反応空間38に直径dの基板15が搬入され、基板15の中心18が、中心軸線20上に位置し、水平に配置された状態を示している。この状態では、基板15の外周と壁面37の間は、一定の間隔wだけ離間している。
また、ボート23の中心は基板15の中心と略一致されており、ボート23の中心から支柱21の外周までの半径は、反応空間38の半径D/2よりも小さくされている。支柱21は略鉛直にされており、基板15の中心及びボート23の中心が反応空間38の中心軸線20上に位置すると、支柱21は壁面37とは接触しない。
ボート23には不図示のモータが接続されており、ボート23は、反応空間38の中心軸線20を中心として、水平回転されるように構成されている。ボート23が回転することにより、ボート23に搭載された基板15は、基板15の中心を中心として水平面内で回転する。
上述のように、中心軸線20から支柱21の外周までの距離(半径)は、反応空間38の半径D/2よりも小さいから、ボート23が回転しても支柱21は壁面37とは接触しない。
なお、ボート23が水平回転するときは、密閉板24は回転せず、閉状態は維持されている。
反応室32の内部には、回転する支柱21よりも外側の位置に、それぞれシャワーノズル状のラジカル導入装置36と反応ガス導入装置35が鉛直に延設されている。
この処理装置5は、反応ガス導入装置35を二台有しており、それらはラジカル導入装置36の左右に配置されている。
反応室12の外部には、反応ガス供給源47と、μ波発生源49と、活性ガス供給源48が配置されている。
活性ガス供給源48は、導入管33によってラジカル導入装置36に接続されている。μ波発生源49は、導波管39に接続されており、導入管33は一部が石英で構成され、その石英の部分が導波管39を貫通しており、μ波発生源49を起動すると発生したμ波は導波管39内を進行し、導入管33の石英部分を貫通するように構成されている。
また、反応ガス導入装置35は反応ガス供給源47に接続されている。
反応ガス導入装置35とラジカル導入装置36は、一定間隔で小孔が複数個形成されており、基板15を水平面内で回転させながら、先ず、反応ガスを反応ガス導入装置35に供給すると、反応ガスは、反応ガス導入装置35の小孔から反応空間38に導入される。
反応ガス導入装置35の小孔とラジカル導入装置36の小孔は、隣接する基板15と基板15の間に位置している。ここでは、各基板15は等間隔に配置されており、反応ガス導入装置35の小孔とラジカル導入装置36の小孔も等間隔に配置されている。基板15が直径200mmの8インチウェハのとき、基板ピッチは6.35mmであり、基板間隔は5.58mmである。基板15の直径が300mmの12インチウェハのとき、基板ピッチは10mmであり、基板間隔は9.2mm程度である。
そして、反応ガス導入装置35の小孔(0.6mm)とラジカル導入装置36の小孔(3mm)は基板15と基板15の間隔よりも小さいので、それらの小孔から導入されたガスは、基板15と基板15の間に流入するようになっている。
反応ガス導入装置35やラジカル導入装置36の小孔は、基板15の中心方向に向けられており、壁面37に形成された真空排気系34の排気孔は、中心軸線20を中心として、ラジカル導入装置36の反対側に配置されている。
そして、後述するように、基板15と壁面37の間の間隔wが小さい場合は、小孔から反応空間38に導入された反応ガスは、基板15の中心方向に流れ、排気孔から排出される。
各基板15の表面には、エッチング対象物の薄膜が形成されており、各基板15は水平回転しているため、各基板15表面の薄膜は基板中心位置から外周位置まで反応ガスと接触する。基板15が回転しながら反応ガスが一定時間流されることにより、各基板15の薄膜の表面に均一に反応ガスが吸着される。
次に、活性ガス供給源48から導入管33内に活性ガスを流し、μ波発生源49を起動すると、導入管33が導波管39を貫通する石英部分で活性ガスにμ波が照射され、活性ガスのプラズマが生成される。
活性ガスのプラズマ中には、活性ガスの構成原子のラジカルが含まれる。生成されたラジカルは導入管33内を反応室12方向に流れ、ラジカル導入装置36に到達すると、ラジカル導入装置36の小孔から反応空間38に導入され、各基板15の中心方向に向かって流れる。
このとき、各基板15は水平面内で回転しているため、各基板15の薄膜の表面が基板中心位置から外周位置まで均一にラジカルと接触する。活性ガスには活性ガスよりも流量が多い補助ガスが添加されている場合は、基板15の中心方向に向かって流れる補助ガスと一緒にラジカルも流される。
また、ラジカルの導入と共に活性ガスも導入されると、ラジカルは活性ガスと一緒に基板15の中心方向を流れ、基板15表面と均一に接触する。
各基板15の薄膜表面がラジカルと接触し、薄膜に吸着されている反応ガスとラジカルとエッチング対象物とが反応し、反応生成物が形成される。
例えば、基板がシリコンウェハであり、エッチング対象物がその表面に形成されたシリコン酸化物である場合は、反応ガスにNF3ガスを用い、活性ガスとしてNH3ガス又はH2ガスのいずれか一方又は両方を用いると、常温で下記反応が進行し、中間生成物NHxy が生成される。
*+NF3→NHxy ……(1)
中間生成物NHxyは常温で下記式のようにシリコン酸化物と反応し、(NH4)2SiF6から成る反応生成物が生成される。
NHxy+SiO2→(NH4)2SiF6+H2O ……(2)
上記反応により、反応生成物が十分生成された後、活性ガスと反応ガスとμ波の供給を停止し、反応空間38の圧力を低下させる。
反応空間38の周囲には、一乃至複数台の赤外線ランプ51が配置されている。
ボート23を回転させながら各赤外線ランプ51に通電し、各基板15を回転させながらその表面に赤外線を照射し、加熱すると反応生成物は熱分解され、ガスが生成される。
基板15は昇温されているため、生成されたガスは基板15上から容易に脱離し、真空排気系34によって真空排気されるため、反応生成物が基板15上から除去され、その結果、エッチング対象物が除去される。
反応生成物が上記のように(NH4)2SiF6である場合、100℃以上の温度に昇温させると、下記化学反応、
(NH4)2SiF6→NH3+HF+SiF4 ……(3)
が進行し、生成されたNH3ガス、HFガス、及びSiF4ガスは基板表面から脱離し、真空排気されることで、基板15の表面からシリコン酸化物の薄膜が除去される。熱分解によって生成されたガスを除去する際、N2ガスやArガス等の不活性ガスを大量に流し、熱分解ガスを不活性ガスの流れに乗せて除去することもできる。
反応生成物の熱分解と熱分解ガスの除去が終了した後、ボート23を降下させ、搬出入室11に移動させた後、搬送ロボット42によってカセット41に移載すると、エッチング作業の1バッチ処理は終了する。
シリコン酸化物の薄膜が所定膜厚に形成された8インチ(20.32cm)のシリコンウェハを基板15を用い、異なる直径の反応室12でシリコン酸化物薄膜をエッチングした。この基板15は一台のボート23に50枚搭載した。
エッチング処理前と処理後の両方でシリコン酸化物薄膜の膜厚を測定し、エッチング前後の膜厚とエッチング時間から、各基板15のエッチング速度を求めた。
先ず、間隔wとエッチングレートの関係を下記表1に示す。
Figure 2005203407
表中の「基板位置」は、ボート23に搭載された基板15の上下方向の位置を示しており、50枚の基板15に対し、下側から上方に向かって昇順の番号を付してある。基板位置が“1”であるものが最下端にあり、“50”であるものが最上端にある。なお、最上端の基板15の上には、ダミーのウェハが配置されており、最上端の基板15も他の位置の基板15と同じエッチング条件にされている。
エッチング速度は、間隔wが狭いほど大きいことが分かる。75mm以上では遅すぎ、間隔wは25mm以下が望ましいことが分かる。
1枚の基板15に対する膜厚測定は複数位置で行い、各位置のエッチング量からエッチング量の基板面内の均一性を求めた。その均一性と間隔wとの関係を下記表2に示す。
Figure 2005203407
表2の値は、一枚の基板15内のエッチング量の標準偏差を、その基板15のエッチング量の平均値で除した値であり、値が小さいほどエッチング量の均一性は高い。間隔wが小さいほど、均一性も高くなっており、特に、25mmと75mmとの均一性の差が大きい。この表2からも、間隔wは25mm以下が望ましいことが分かる。
本発明に用いることができる反応装置の一例 その反応装置のボートに基板を搭載して反応室内に搬入した状態を示す図 反応室の横方向断面図 その反応室内に基板が搬入された状態の横方向断面図 基板位置とエッチング速度の関係を示すグラフ 基板位置と膜厚均一性の関係を示すグラフ 本発明に用いることができる反応装置を含む処理装置の全体図
符号の説明
11……搬送室
12……反応室
15……基板
20……中心軸線
37……壁面

Claims (6)

  1. 反応室の壁面で囲まれた断面が略円形の反応空間内に、円形の基板の周辺を前記壁面に対向して配置し、
    前記反応空間内に反応ガスと活性ガスから生成したラジカルを導入し、前記基板表面のエッチング対象物と反応させた後、前記基板を昇温させ、前記反応生成物を熱分解させ、前記エッチング対象物を除去するエッチング方法であって、
    前記基板の周囲と前記壁面とを非接触にし、且つ、前記基板の周囲と前記壁面との間の距離を25mm以下にし、前記反応ガスと前記ラジカルを導入するときに、前記基板を回転させるエッチング方法。
  2. 前記基板を複数枚所定間隔で平行にして前記反応空間内に配置する請求項1記載のエッチング方法。
  3. 前記各基板の中心を前記反応空間の中心軸線上に配置する請求項2記載のエッチング方法。
  4. 前記反応ガスとして化学構造中にフッ素を有するガスを用い、
    前記活性ガスとして水素ラジカルを生成させるガスを用い、
    前記エッチング対象物がシリコン酸化物である請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載のエッチング方法。
  5. 前記反応ガスとしてNF3ガスを用い、前記活性ガスとしてNH3ガス又はH2ガスの少なくとも一方を用いる請求項4記載のエッチング方法。
  6. 前記反応ガスとしてNF3ガスを用い、前記活性ガスにN2ガスを添加する請求項5記載のエッチング方法。
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