JP2005203312A - ヒューズ付き抵抗器及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 絶縁ケースの内部に収納されたヒューズ素子がたつくのを防止し、しかも、軟化したヒューズ素子を分断できるヒューズ付き抵抗器を提供する。
【解決手段】 絶縁ケース7内に、第2のリード線11及び第4のリード線15と係合して、第2のリード線11及び第4のリード線15が絶縁ケース7内で変位するのを阻止するリード線係合用壁部33を設ける。リード線係合用壁部33にヒューズ素子5に向かって開口して、軟化して第2のリード線11と第4のリード線15とに沿ってリード線係合用壁部33に向かって移動して来たヒューズ素子5を分断する凹部33cを設ける。
【選択図】 図1
【解決手段】 絶縁ケース7内に、第2のリード線11及び第4のリード線15と係合して、第2のリード線11及び第4のリード線15が絶縁ケース7内で変位するのを阻止するリード線係合用壁部33を設ける。リード線係合用壁部33にヒューズ素子5に向かって開口して、軟化して第2のリード線11と第4のリード線15とに沿ってリード線係合用壁部33に向かって移動して来たヒューズ素子5を分断する凹部33cを設ける。
【選択図】 図1
Description
本発明は、ヒューズ付き抵抗器及びその製造方法に関するものである。
特開平7−262904号公報(特許文献1)には、絶縁ケースと、絶縁ケースの内部に収納されて直列に接続された抵抗素子及びヒューズ素子と、抵抗素子及びヒューズ素子の各端部にそれぞれ接続されて絶縁ケースから外部に延び出る一対のリード線とを具備したヒューズ付き抵抗器が示されている。
特開平7−262904号公報
しかしながら、このようなヒューズ付き抵抗器では、絶縁ケースの内部に収納されたヒューズ素子ががたついて、ヒューズ素子との接続が切断されやすくなる等の問題が生じる。
本発明の目的は、絶縁ケースの内部に収納されたヒューズ素子ががたつくのを防止し、しかも、軟化したヒューズ素子を分断できるヒューズ付き抵抗器を提供することにある。
本発明の他の目的は、ヒューズとリード線とをバランスよく、短時間で多量に接続できるヒューズ付き抵抗器の製造方法を提供することにある。
本発明が改良の対象とするヒューズ付き抵抗器は、絶縁ケースと、絶縁ケースから外部に延び出る第1のリード線を一端に有し他端に第2のリード線を有して第2のリード線と共に絶縁ケースの内部に収納された第1の抵抗素子と、絶縁ケースから外部に延び出る第3のリード線を一端に有し他端に第4のリード線を有して第4のリード線と共に絶縁ケースの内部に収納された第2の抵抗素子と、第2のリード線と第4のリード線とに接続された低融点金属からなるヒューズ素子とを具備している。本発明では、絶縁ケース内に、第2のリード線及び第4のリード線と係合して、第2のリード線及び第4のリード線が絶縁ケース内で変位するのを阻止するリード線係合部を設ける。そして、リード線係合部は、軟化して第2のリード線と第4のリード線とに沿ってリード線係合部に向かって移動して来たヒューズ素子を分断するように構成する。本発明のように、第2のリード線及び第4のリード線が絶縁ケース内で変位するのを阻止するリード線係合部を設けると、ヒューズ素子ががたつくのを防ぐことができ、ヒューズ素子とリード線との接続が切断されやすくなる等の問題を解消することができる。しかしながら、このようなリード線係合部を設けると、リード線が上下方向に位置している状態でヒューズ素子が軟化すると、第2のリード線と第3のリード線とに沿ってリード線係合部に向かってヒューズ素子が移動して、ヒューズ素子がリード線係合部上に載置され、ヒューズ素子が分断されない場合がある。そのため、本発明では、リード線係合部に向かって移動して来たヒューズ素子を分断するようにリード線係合部を構成している。そのため、リード線係合部を設けても軟化したヒューズ素子を完全に分断することができる。
1つの抵抗器を用いる場合にもリード線係合部を用いることができるのは勿論である。この場合、抵抗素子は、絶縁ケースから外部に延び出る第1のリード線を一端に有し、他端に第2のリード線を有して第2のリード線と共に絶縁ケースの内部に収納し、第3のリード線は、一端が絶縁ケースから外部に延び出し、他端が絶縁ケース内に位置して第2のリード線との間に間隔を開けて第2のリード線に沿うように伸ばすことになる。そして、ヒューズ素子は、第2のリード線と第3のリード線とに接続する。
リード線係合部は、絶縁ケース内を仕切る仕切り壁部の少なくとも一部により構成することができる。この場合、仕切り壁部にはヒューズ素子と対向する位置にヒューズ素子に向かって開口して軟化したヒューズ素子の一部を落下させる凹部を形成すればよい。このようにすれば、ヒューズ素子がリード線係合部上に載置されると、ヒューズ素子の一部がリード線係合部の凹部内に玉になりながら落下して、ヒューズ素子が分断する。この凹部は、ヒューズ素子が延びる方向と直交する方向に延びる横断面形状がV字状をなす谷部により構成するのが好ましい。このようにすれば、ヒューズ素子が延びる方向と直交する方向にヒューズ素子が切断されて、ヒューズ素子の一部がリード線係合部の凹部内に落下する。そのため、ヒューズ素子が容易に切断される。
また、ヒューズ素子を分断するために、仕切り壁部に、ヒューズ素子と対向する位置にヒューズ素子に向かって突出する突出部を一体に設けてもよい。このようにすれば、ヒューズ素子がリード線係合部上に載置されると、ヒューズ素子の一部が突出部を境に分離して、ヒューズ素子が分断する。この突出部は、ヒューズ素子が延びる方向と直交する方向に延びる横断面形状が逆V字状をなす峰部により構成するのが好ましい。このようにすれば、ヒューズ素子が延びる方向と直交する方向が峰部に当接してヒューズ素子の一部が分離する。そのため、ヒューズ素子が容易に切断される。
また、ヒューズ素子を分断するために、仕切り壁部に、ヒューズ素子と対向する位置に軟化したヒューズ素子の一部を落下させる貫通孔を形成してもよい。このようにすれば、ヒューズ素子がリード線係合部上に載置されると、軟化したヒューズ素子の一部が貫通孔から落下してヒューズ素子が分断する。
絶縁ケースは二つ割りの第1及び第2のケース構成体が組み合わされて構成することができる。この場合、仕切り壁部は、第1のケース構成体及び第2のケース構成体の一方に一体に設けた第1の分割仕切り壁部と、他方に一体に設けた第2の分割仕切り壁部とから構成し、リード線係合部は第1及び第2の分割仕切り壁部の一方に形成された凹部と他方に形成された凸部とを有しており、凹部及び凸部は凸部を溶融変形して凹部を埋めることによりリード線と係合させるのが好ましい。このようにすれば、第1及び第2のケース構成体を組み合わせることにより、リード線をしっかりと係合できる仕切り壁部を簡単に形成することができる。
ヒューズ素子は、スポット溶接、半田熱溶着またはレーザ溶着でリード線に接続するのが好ましい。このようにすれば、ヒューズとリード線とをバランスよく、短時間で多量に接続できる
本発明によれば、リード線係合部を設けることにより、ヒューズ素子ががたつくのを防ぐことができ、ヒューズ素子とリード線の接続が切断されやすくなる等の問題を解消することができる。また、リード線係合部を設けても軟化したヒューズ素子を完全に分断することができる。
以下、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態について説明する。図1は、本発明の実施の形態のヒューズ付き抵抗器の平面図である。なお、図1では、理解を容易にするため、後述する絶縁ケース7の第2のケース構成体19を取り除いた状態を示している。本例のヒューズ付き抵抗器は、第1及び第2の抵抗素子1,3と、ヒューズ素子5と、第1及び第2の抵抗素子1,3並びにヒューズ素子5を内部に収納する絶縁ケース7とを有している。第1の抵抗素子1は、絶縁ケース7から外部に延び出る第1のリード線9を一端に有し、絶縁ケース7の内部に収納された第2のリード線11を他端に有している。第2の抵抗素子3は、絶縁ケース7から外部に延び出る第3のリード線13を一端に有し、絶縁ケース7の内部に収納された第4のリード線15を他端に有している。
ヒューズ素子5は、Sn−Agの低融点金属からなり、第2のリード線11と第4のリード線15とに亘るように両リード線11,15に接続されている。本例では、ヒューズ素子5は、スポット溶接、半田熱溶着またはレーザ溶着で第2のリード線11及び第4のリード線15に接続した。第1のリード線9と第3のリード線13との間に規定値以上の電流が流れると第1及び第2の抵抗素子1,3が発熱して、ヒューズ素子5を溶断される。
絶縁ケース7は、二つ割りの第1のケース構成体17と図1には図示しない第2のケース構成体19とが組み合わされて構成されている。図2Aは第1のケース構成体17の平面図であり、図2Bは図2AのB−B線断面図である。両図に示すように、第1のケース構成体17は、角部に丸みを有するほぼ正方形の底壁21と、底壁21の縁部から立ち上がる4つの側壁23,25,27,29と、底壁21の側壁23,25,27,29内から立ち上がる第1の分割仕切り壁部31とを有している。4つの側壁23,25,27,29には、4つの側壁23,25,27,29で囲まれた内側と第2のケース構成体19側とに開口する被嵌合段差23a,25a,27a,29aが形成されている。また、4つの側壁の中の一つの壁部27には、壁部27の厚み方向と第2のケース構成体19側とに開口する2つの凹部27b,27cが形成されている。
第1の分割仕切り壁部31は、側壁25と側壁29とに亘って形成されたリード線係合用壁部33と、リード線係合用壁部33のほぼ中央と側壁27とに亘って形成された中央壁部35とを有している。リード線係合用壁部33は、ヒューズ素子5と並ぶように延びて、第1及び第2の抵抗素子1,3とヒューズ素子5との間を仕切っており、中央壁部35は、第1の抵抗素子1と第2の抵抗素子3との間を仕切っている。リード線係合用壁部33には、側壁25と側壁29の近傍において、リード線係合用壁部33の厚み方向と第2のケース構成体19側とに開口する2つの凹部33a,33bが形成されている。凹部33a,33bには、第2のリード線11及び第4のリード線15が嵌合されている。また、壁部27の凹部27b,27cには、第1のリード線9及び第3のリード線13が嵌合されている。これにより、図1に示すように、第1のリード線9と第2のリード線11とに接続された第1の抵抗素子1は、リード線係合用壁部33と中央壁部35と側壁27と側壁29とに囲まれた領域に配置され、第3のリード線13と第4のリード線15とに接続された第2の抵抗素子3は、リード線係合用壁部33と中央壁部35と側壁25と側壁27とに囲まれた領域に配置される。また、第2のリード線11と第4のリード線15とに接続されたヒューズ素子5は、リード線係合用壁部33と側壁23と側壁25と側壁29とに囲まれた領域に配置される。また、本例のヒューズ付き抵抗器では、第2のリード線11、第4のリード線15、第1及び第2の抵抗素子1,3並びにヒューズ素子5と、これらを囲む第1のケース構成体17の側壁23,25,27,29との間の空間部が大きくなっている。このようにすれば、ヒューズ素子5からの放熱が制限されて、ヒューズ素子5の溶断が促進される。
リード線係合用壁部33は、図2に示すように、ヒューズ素子5と対向する位置にヒューズ素子5に向かって開口する凹部33cを有している。凹部33cは、ヒューズ素子5が延びる方向と直交する方向に延びる横断面形状がV字状をなす谷部33dを形成するように、所定の角度θで交差する2つの面33e,33fを有している。本例では、角度θは110°であった。この凹部33cは、軟化して第2のリード線11と第4のリード線15とに沿ってリード線係合用壁部33に向かって移動して来たヒューズ素子5を分断するように構成されている。ヒューズ素子5を分断する態様については、後に詳細に説明する。
第2のケース構成体19は、図3A及び図3Bに示すように、角部に丸みを有するほぼ正方形の底壁37と、底壁37の端縁を少し残すよう縁部近傍から立ち上がる4つの嵌合壁39,41,43,45と、底壁37の嵌合壁39,41,43,45内から立ち上がる2つの第2の分割仕切り壁部47,49とを有している。4つの嵌合壁39,41,43,45の中の一つの嵌合壁43には、嵌合壁43の厚み方向と第1のケース構成体17側とに開口する2つの凹部43a,43bが形成されている。4つの嵌合壁39,41,43,45が、第1のケース構成体17の被嵌合段差23a,25a,27a,29aにそれぞれ嵌合して、二つ割りの第1のケース構成体17と第2のケース構成体19とが組み合わされる。この嵌合により、第2の分割仕切り壁部47,49の先端の凸部47a,49aが第1のケース構成体17の第1の分割仕切り壁部31の凹部33a,33bの開口部に嵌合して、第1の分割仕切り壁部31と第2の分割仕切り壁部47,49とにより仕切り壁部が形成される。また、リード線係合用壁部33と第2の分割仕切り壁部47,49との部分によりリード線係合部が形成される。そして、凸部47a,49aを溶融変形して凹部33a,33bを埋めることにより第2のリード線11及び第4のリード線15がリード線係合部(33,47,49)に係合される。更に、この嵌合により、凹部43a,43bの開口部が第1のケース構成体17の凹部27b,27cの開口部にそれぞれ突き合わされる。これにより、第1のリード線9が凹部43aと凹部27bとの間に係合され、第3のリード線13が凹部43bと凹部27cとの間に係合される。
本例のヒューズ付き抵抗器では、リード線9,11,13,15が上下方向に位置している状態でヒューズ素子5が軟化すると、第2のリード線11と第3のリード線15とに沿ってリード線係合部(33,47,49)に向かってヒューズ素子5が移動する(図1の矢印A)。そして、図4に示すように、ヒューズ素子5がリード線係合部(33,47,49)上に位置すると、ヒューズ素子5の中央部がリード線係合部(33,47,49)の凹部33c内に玉になりながら落下して、ヒューズ素子5が分断する。
上記例では、ヒューズ素子5を分断する構成として、リード線係合用壁部33にヒューズ素子5に向かって開口する凹部を形成したが、ヒューズ素子5を分断する構成としては、種々の構成を採用することができる。例えば、図5に示すように、リード線係合部133にヒューズ素子5に向かって突出する突出部133cを一体に設けても構わない。この場合、突出部133cは、ヒューズ素子5が延びる方向と直交する方向に延びる横断面形状が逆V字状をなす峰部133dを有するように形成すればよい。また、図6に示すように、リード線係合部233にヒューズ素子5と対向する位置に軟化したヒューズ素子5の一部を落下させる貫通孔233cを形成しても構わない。
また、上記例では、2つの抵抗器1,3を用いた例を示したが、図7に示すように、1つの抵抗器301を用いる場合にも本発明を適用できるのは勿論である。この場合、第1の抵抗素子301は、絶縁ケース307から外部に延び出る第1のリード線309を一端に有し、絶縁ケース307の内部に収納された第2のリード線311を他端に有している。そして、ヒューズ素子305は、第2のリード線311と第3のリード線313とに亘るように両リード線に接続されている。
1 第1の抵抗素子
3 第2の抵抗素子
5 ヒューズ素子
7 絶縁ケース
9 第1のリード線
11 第2のリード線
13 第3のリード線
15 第4のリード線
17 第1のケース構成体
19 第2のケース構成体
31 第1の分割仕切り壁部
33 リード線係合用壁部
33c 凹部
47,49 第2の分割仕切り壁部
3 第2の抵抗素子
5 ヒューズ素子
7 絶縁ケース
9 第1のリード線
11 第2のリード線
13 第3のリード線
15 第4のリード線
17 第1のケース構成体
19 第2のケース構成体
31 第1の分割仕切り壁部
33 リード線係合用壁部
33c 凹部
47,49 第2の分割仕切り壁部
Claims (10)
- 絶縁ケースと、
前記絶縁ケースから外部に延び出る第1のリード線を一端に有し、他端に第2のリード線を有して前記第2のリード線と共に前記絶縁ケースの内部に収納された第1の抵抗素子と、
前記絶縁ケースから外部に延び出る第3のリード線を一端に有し他端に第4のリード線を有して前記第4のリード線と共に前記絶縁ケースの内部に収納された第2の抵抗素子と、
前記第2のリード線と前記第4のリード線とに接続された低融点金属からなるヒューズ素子とを具備してなるヒューズ付き抵抗器であって、
前記絶縁ケース内に、前記第2のリード線及び前記第4のリード線と係合して、前記第2のリード線及び前記第4のリード線が前記絶縁ケース内で変位するのを阻止するリード線係合部が設けられ、
前記リード線係合部は、軟化して前記第2のリード線と前記第4のリード線とに沿って前記リード線係合部に向かって移動して来た前記ヒューズ素子を分断するように構成されていることを特徴とするヒューズ付き抵抗器。 - 絶縁ケースと、
前記絶縁ケースから外部に延び出る第1のリード線を一端に有し、他端に第2のリード線を有して前記第2のリード線と共に前記絶縁ケースの内部に収納された抵抗素子と、
一端が前記絶縁ケースから外部に延び出し、他端が前記絶縁ケース内に位置して前記第2のリード線との間に間隔を開けて前記第2のリード線に沿うように伸びる第3のリード線と、
前記第2のリード線と前記第3のリード線とに接続された低融点金属からなるヒューズ素子とを具備してなるヒューズ付き抵抗器であって、
前記絶縁ケース内に、前記第2のリード線及び前記第3のリード線と係合して、前記第2のリード線及び前記第3のリード線が前記絶縁ケース内で変位するのを阻止するリード線係合部が設けられ、
前記リード線係合部は、軟化して前記第2のリード線と前記第3のリード線とに沿って前記リード線係合部に向かって移動して来た前記ヒューズ素子を分断するように構成されていることを特徴とするヒューズ付き抵抗器。 - 前記リード線係合部は、前記絶縁ケース内を仕切る仕切り壁部の少なくとも一部により構成されており、
前記仕切り壁部には前記ヒューズ素子と対向する位置に前記ヒューズ素子に向かって開口して軟化した前記ヒューズ素子の一部を落下させる凹部が形成されている請求項1または2に記載のヒューズ付き抵抗器。 - 前記凹部は、前記ヒューズ素子が延びる方向と直交する方向に延びる横断面形状がV字状をなす谷部からなる請求項3に記載のヒューズ付き抵抗器。
- 前記リード線係合部は、前記絶縁ケース内を仕切る仕切り壁部の少なくとも一部により構成されており、
前記仕切り壁部には前記ヒューズ素子と対向する位置に前記ヒューズ素子に向かって突出する突出部が一体に設けられている請求項1または2に記載のヒューズ付き抵抗器。 - 前記突出部は、前記ヒューズ素子が延びる方向と直交する方向に延びる横断面形状が逆V字状をなす峰部からなる請求項5に記載のヒューズ付き抵抗器。
- 前記リード線係合部は、前記絶縁ケース内を仕切る仕切り壁部の少なくとも一部により構成されており、
前記仕切り壁部には前記ヒューズ素子と対向する位置に軟化した前記ヒューズ素子の一部を落下させる貫通孔が形成されている請求項1または2に記載のヒューズ付き抵抗器。 - 前記絶縁ケースは二つ割りの第1及び第2のケース構成体が組み合わされて構成されており、
前記仕切り壁部は前記第1のケース構成体及び第2のケース構成体の一方に一体に設けた第1の分割仕切り壁部と、他方に一体に設けた第2の分割仕切り壁部とから構成されており、
前記リード線係合部は前記第1及び第2の分割仕切り壁部の一方に形成された凹部と他方に形成された凸部とを有しており、前記凹部及び凸部は前記凸部が溶融変形して前記凹部を埋めることにより前記リード線と係合するように形成されている請求項3〜7のいずれか一つに記載のヒューズ付き抵抗器。 - 絶縁ケースと、
前記絶縁ケースから外部に延び出る第1のリード線を一端に有し、他端に第2のリード線を有して前記第2のリード線と共に前記絶縁ケースの内部に収納された第1の抵抗素子と、
前記絶縁ケースから外部に延び出る第3のリード線を一端に有し他端に第4のリード線を有して前記第4のリード線と共に前記絶縁ケースの内部に収納された第2の抵抗素子と、
前記第2のリード線と前記第4のリード線とに接続された低融点金属からなるヒューズ素子とを具備してなるヒューズ付き抵抗器の製造方法であって、
前記ヒューズ素子は、スポット溶接、半田熱溶着またはレーザ溶着で前記第2のリード線及び前記第4のリード線に接続することを特徴とするヒューズ付き抵抗器の製造方法。 - 絶縁ケースと、
前記絶縁ケースから外部に延び出る第1のリード線を一端に有し、他端に第2のリード線を有して前記第2のリード線と共に前記絶縁ケースの内部に収納された抵抗素子と、
一端が前記絶縁ケースから外部に延び出し、他端が前記絶縁ケース内に位置して前記第2のリード線との間に間隔を開けて前記第2のリード線に沿うように伸びる第3のリード線と、
前記第2のリード線と前記第3のリード線とに接続された低融点金属からなるヒューズ素子とを具備してなるヒューズ付き抵抗器の製造方法であって、
前記ヒューズ素子は、スポット溶接、半田熱溶着またはレーザ溶着で前記第2のリード線及び前記第3のリード線に接続することを特徴とするヒューズ付き抵抗器の製造方法。
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070403 |