JP2005202790A - 同一性確認情報付与システム、同一性確認情報付与方法および同一性確認情報付与プログラム - Google Patents

同一性確認情報付与システム、同一性確認情報付与方法および同一性確認情報付与プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】紙などに印刷されたデータと電子データとの間で内容の同一性を容易かつ効率的に確認すること。
【解決手段】データベース10に記憶されているデータを印刷する際に、データにハッシュ関数を適用することによりデータのハッシュ値を算出し、算出されたハッシュ値を確認コードとしてデータとともに印刷する。その後、印刷されたデータ13とデータベース11に記憶されているデータの同一性を確認する際には、データベース11に記憶されているデータのハッシュ値を算出し、ディスプレイ等に確認コードとして表示して、ユーザが確認コードが一致するか否かを目視確認することを可能とする。
【選択図】 図1

Description

この発明は、データ間の同一性を確認する情報を付与する同一性確認情報付与システム、同一性確認情報付与方法および同一性確認情報付与プログラムに関し、特に、紙などに印刷されたデータと電子データとの間で内容の同一性を容易かつ効率的に確認することができる同一性確認情報付与システム、同一性確認情報付与方法および同一性確認情報付与プログラムに関するものである。
近年、官公庁に対する各種手続きをインターネットなどのネットワーク技術を活用しておこなう電子行政システムが利用されるようになってきている。たとえば、国税庁により、所得税や法人税の申告などを、インターネットを介しておこなうことができる電子申告システムが開発されている。
電子申告をおこなう際には、電子申告をおこなう申告書類の電子データを電子データの作成担当者が作成し、電子データの承認担当者に作成した電子データをネットワークを介して送信し、電子データの内容の確認と電子データに電子署名を付加する処理の実行とを依頼する。その後、電子署名が付加された電子データは、電子申告を受け付ける国税庁のサーバ装置に送信される。
このように、電子データの作成担当者により作成された電子データは、ネットワークを介してやり取りされるが、電子署名処理実行時に電子データの内容の一部を誤って変更してしまうような事態が生じることもありうる。
そのような電子データの改変を検出するために、特許文献1には、他のユーザにネットワークを介して電子データを送信し、他のユーザからその電子データを受信した場合に、電子データの内容が途中で変化していないかどうかを、送信前の電子データのハッシュ値と他のユーザから受信した電子データのハッシュ値とを比較することにより判別する契約データ処理方法が開示されている。
また、特許文献2には、電子商取引をおこなう取引者同士が保持している電子データの内容が同一であるか否かを照会する電子情報照会方法が開示されている。この電子情報照会方法では、取引者Aが保持する電子データの一部を切り出してそのハッシュ値を算出し、算出されたハッシュ値と電子データの切り出し方法との情報を取引者Bに送信する。そして、それらの情報を受信した取引者Bは、受信した切り出し方法の情報に基づいて自らが保持する電子データの一部を切り出し、そのハッシュ値を算出して取引者Aから受信したハッシュ値と比較することにより、電子データの内容が同一であるかどうかを判定する。
また、特許文献3には、ネットワークを介してプログラムコードを取得した際に、取得したプログラムコードが要求したものと同一であるか否かを確認する通信装置が開示されている。この通信装置は、取得するプログラムコードのハッシュ値をあらかじめ取得し、その後プログラムコードを取得した際に、取得したプログラムコードのハッシュ値を算出して先に取得したハッシュ値と比較することによりプログラムコードの同一性を確認する。
特開2003−323574号公報 国際公開第WO01/082267号パンフレット 特開平11−215120号公報
しかしながら、上述した特許文献1〜3の従来技術は、いずれも電子化されたデータ間の同一性を確認するものであり、紙などに印刷されたデータと電子データとの間の同一性を確認するものではなかった。現在でも紙などに印刷されたデータが利用される機会は多く、その内容が電子データと同一であるか否かを確認したいという要求は利用者に依然存在している。
特に、会計・税務関係のデータは、電子データによる申告体制が確立した場合においても、紙媒体の伝票との照合確認や、当面電子化されない書類との照合確認が必要となることから、基本的にデータを紙媒体の形で出力し、保存しておくという実務が継続することが想定されている。
その際、膨大な伝票や書類との照合確認が済んだ紙媒体のデータを基準として、電子申告する(コンピュータ画面に表示された)データが、当該確認済みの紙媒体のデータと本当に一致しているのかの確認をおこないたいという要求があり、これを効率化することが課題となっていた。
つまり、コンピュータから外に出ていないデータ、たとえば、ネットワークを介してやり取りしたデータの同一性についていくら確認しても、前記課題は解決されるものではなく、すでに確認済みの紙媒体で出力されたデータと、最終的に申告しようとするデータとの同一性の確認を効率化する技術が必要となる。
この発明は、上述した従来技術による問題点を解消するためになされたものであり、紙などに印刷されたデータと電子データとの間で内容の同一性を容易かつ効率的に確認することができる同一性確認情報付与システム、同一性確認情報付与方法および同一性確認情報付与プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、請求項1の発明に係る同一性確認情報付与システムは、データ間の同一性を確認する情報を付与する同一性確認情報付与システムであって、第1のデータに所定の演算を施すことにより該第1のデータの特徴量を算出する第1の特徴量算出手段と、前記第1の特徴量算出手段により算出された特徴量を前記第1のデータとともに印刷するデータ印刷手段と、前記データ印刷手段により印刷された第1のデータに対応する第2のデータに前記所定の演算を施すことにより該第2のデータの特徴量を算出する第2の特徴量算出手段と、前記第2の特徴量算出手段により算出された特徴量を前記第2のデータに対応付けて表示するデータ表示手段と、を備えたことを特徴とする。
また、請求項2の発明に係る同一性確認情報付与システムは、請求項1の発明において、前記第1の特徴量算出手段および第2の特徴量算出手段は、データにハッシュ関数を適用することによりデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする。
また、請求項3の発明に係る同一性確認情報付与システムは、請求項2の発明において、前記第1の特徴量算出手段および第2の特徴量算出手段は、複数のデータファイルのデータ全体に対するハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする。
また、請求項4の発明に係る同一性確認情報付与システムは、請求項2の発明において、前記第1の特徴量算出手段および第2の特徴量算出手段は、データファイルに含まれる所定部分のデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする。
また、請求項5の発明に係る同一性確認情報付与システムは、請求項2の発明において、前記第1の特徴量算出手段および第2の特徴量算出手段は、所定のデータファイルのデータ、複数のデータファイルのデータ全体、あるいは、データファイルに含まれる所定部分のデータのうち少なくとも2つを組み合わせたデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする。
また、請求項6の発明に係る同一性確認情報付与方法は、データ間の同一性を確認する情報を付与する同一性確認情報付与方法であって、第1のデータに所定の演算を施すことにより該第1のデータの特徴量を算出する第1の特徴量算出工程と、前記第1の特徴量算出工程により算出された特徴量を前記第1のデータとともに印刷するデータ印刷工程と、前記データ印刷工程により印刷された第1のデータに対応する第2のデータに前記所定の演算を施すことにより該第2のデータの特徴量を算出する第2の特徴量算出工程と、前記第2の特徴量算出工程により算出された特徴量を前記第2のデータに対応付けて表示するデータ表示工程と、を含んだことを特徴とする。
また、請求項7の発明に係る同一性確認情報付与方法は、請求項6の発明において、前記第1の特徴量算出工程および第2の特徴量算出工程は、データにハッシュ関数を適用することによりデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする。
また、請求項8の発明に係る同一性確認情報付与方法は、請求項7の発明において、前記第1の特徴量算出工程および第2の特徴量算出工程は、複数のデータファイルのデータ全体に対するハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする。
また、請求項9の発明に係る同一性確認情報付与方法は、請求項7の発明において、前記第1の特徴量算出工程および第2の特徴量算出工程は、データファイルに含まれる所定部分のデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする。
また、請求項10の発明に係る同一性確認情報付与方法は、請求項7の発明において、前記第1の特徴量算出工程および第2の特徴量算出工程は、所定のデータファイルのデータ、複数のデータファイルのデータ全体、あるいは、データファイルに含まれる所定部分のデータのうち少なくとも2つを組み合わせたデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする。
また、請求項11の発明に係る同一性確認情報付与プログラムは、データ間の同一性を確認する情報を付与する同一性確認情報付与プログラムであって、第1のデータに所定の演算を施すことにより該第1のデータの特徴量を算出する第1の特徴量算出手順と、前記第1の特徴量算出手順により算出された特徴量を前記第1のデータとともに印刷するデータ印刷手順と、前記データ印刷手順により印刷された第1のデータに対応する第2のデータに前記所定の演算を施すことにより該第2のデータの特徴量を算出する第2の特徴量算出手順と、前記第2の特徴量算出手順により算出された特徴量を前記第2のデータに対応付けて表示するデータ表示手順と、をコンピュータに実行させることを特徴とする。
また、請求項12の発明に係る同一性確認情報付与プログラムは、請求項11の発明において、前記第1の特徴量算出手順および第2の特徴量算出手順は、データにハッシュ関数を適用することによりデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする。
また、請求項13の発明に係る同一性確認情報付与プログラムは、請求項12の発明において、前記第1の特徴量算出手順および第2の特徴量算出手順は、複数のデータファイルのデータ全体に対するハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする。
また、請求項14の発明に係る同一性確認情報付与プログラムは、請求項12の発明において、前記第1の特徴量算出手順および第2の特徴量算出手順は、データファイルに含まれる所定部分のデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする。
また、請求項15の発明に係る同一性確認情報付与プログラムは、請求項12の発明において、前記第1の特徴量算出手順および第2の特徴量算出手順は、所定のデータファイルのデータ、複数のデータファイルのデータ全体、あるいは、データファイルに含まれる所定部分のデータのうち少なくとも2つを組み合わせたデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする。
請求項1、6または11の発明によれば、第1のデータに所定の演算を施すことにより第1のデータの特徴量を算出し、算出された特徴量を第1のデータとともに印刷し、印刷された第1のデータに対応する第2のデータに所定の演算を施すことにより第2のデータの特徴量を算出し、算出された特徴量を第2のデータに対応付けて表示することとしたので、紙などに印刷されたデータと電子データとの間で内容の同一性を容易かつ効率的に確認することができるという効果を奏する。
また、請求項2、7または12の発明によれば、データにハッシュ関数を適用することによりデータのハッシュ値を特徴量として算出することとしたので、ハッシュ値を用いて比較することにより、紙などに印刷されたデータと電子データとの間で内容の同一性を容易かつ効率的に確認することができるという効果を奏する。
また、請求項3、8または13の発明によれば、複数のデータファイルのデータ全体に対するハッシュ値を特徴量として算出することとしたので、複数のデータファイルのデータ全体に対するハッシュ値を同一性を確認する情報として用いることにより、互いに関連する複数の印刷されたデータファイルと、複数の電子データファイルとの間で内容の同一性を容易かつ効率的に確認することができるという効果を奏する。
また、請求項4、9または14の発明によれば、データファイルに含まれる所定部分のデータのハッシュ値を特徴量として算出することとしたので、重点的に確認すべきデータのハッシュ値を同一性を確認する情報として用いることにより、印刷されたデータファイルと電子データファイルとの間で重要部分の同一性を容易かつ効率的に確認することができるという効果を奏する。
また、請求項5、10または15の発明によれば、所定のデータファイルのデータ、複数のデータファイルのデータ全体、あるいは、データファイルに含まれる所定部分のデータのうち少なくとも2つを組み合わせたデータのハッシュ値を特徴量として算出することとしたので、印刷されたデータファイルと電子データファイルとの間で内容の同一性をより確実に確認することができるという効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、本発明に係る同一性確認情報付与システム、同一性確認情報付与方法および同一性確認情報付与プログラムの好適な実施例を詳細に説明する。本実施例では、税務申告をインターネットを介しておこなう電子申告システムに本発明を適用した場合について説明する。ただし、本発明はこの実施例に限定されるものではない。
まず、本実施例に係る同一性確認情報付与処理の概念について説明する。図1から図3は、本実施例に係る同一性確認情報付与処理の概念を説明する説明図(1)〜(3)である。
図1には、法人税に係る情報を管理するアプリケーションA、事業概況に係る情報を管理するアプリケーションB、および、勘定科目内訳書に係る情報を管理するアプリケーションCからなる第1のアプリケーション群と、同じく、法人税に係る情報を管理するアプリケーションA’、事業概況に係る情報を管理するアプリケーションB’、および、勘定科目内訳書に係る情報を管理するアプリケーションC’からなる第2のアプリケーション群とが示されている。第1のアプリケーション群で作成された帳票データはデータベース10に記憶され、第2のアプリケーション群で作成された帳票データはデータベース11に記憶される。
ここで、第1のアプリケーション群で作成された帳票データを第2のアプリケーション群で利用する場合には、データ変換モジュール12により、データベース10に記憶されている帳票データのフォーマットを変換してデータベース11に記憶する。逆に、第2のアプリケーション群で作成された帳票データを第1のアプリケーション群で利用する場合には、データ変換モジュール12により、データベース11に記憶されている帳票データのフォーマットを変換してデータベース10に記憶する。
しかしながら、第1のアプリケーション群で作成された帳票データに変更が施された場合に、それに連動させて第2のアプリケーション群が利用するデータベース11に記憶された帳票データの更新をおこなわないと、第2のアプリケーション群は古い帳票データを利用し続けることになり、不都合が生じることになる。
そこで、本実施例に係る同一性確認情報付与システムにおいては、データベース10に記憶されている帳票データを印刷する際に、帳票データにハッシュ関数を適用することにより帳票データのハッシュ値を算出し、算出されたハッシュ値を確認コードとして帳票データとともに印刷しておく。
その後、印刷された帳票データ13とデータベース11に記憶されている帳票データの同一性を確認する場合には、データベース11に記憶されている帳票データのハッシュ値を算出し、ディスプレイ等に確認コードとして表示する。
ユーザは、印刷された確認コードとディスプレイ等に表示された確認コードとが一致するか否かを目視確認することにより、印刷された帳票データ13の内容とデータベース11に記憶されている帳票データ14の内容とが同一であるか否かを容易かつ効率的に確認することができる。
また、図2には、法人税に係る情報を管理するアプリケーション、事業概況に係る情報を管理するアプリケーション、または、勘定科目内訳書に係る情報を管理するアプリケーションにより作成され、データベース20に記憶された帳票データが印刷された後、時間が経過した場合に、過去に印刷された帳票データの内容とデータベース20に記憶されている帳票データの内容とが同一であるか否かを確認する場合が示されている。
具体的には、特許請求の範囲に記載の「第1のデータ」と「第2のデータ」とが基本的に同一の場合であり、時間の経過により、さまざまな要因(記憶領域のハード面での欠損、システムの誤動作、オペレータによる誤動作、ウィルス等の外的要因)の影響を受けて、データが変化している可能性があることを想定した場合である。
この場合も、同一性確認情報付与システムは、データベース20に記憶されている帳票データを印刷する際に、帳票データにハッシュ関数を適用することにより帳票データのハッシュ値を算出し、算出されたハッシュ値を確認コードとして帳票データとともに印刷しておく。
そして、印刷された帳票データ21とデータベース22に記憶されている帳票データの同一性を確認する場合に、データベース22に記憶されている帳票データのハッシュ値を算出し、ディスプレイ等に確認コードとして表示する。
ユーザは、印刷された確認コードとディスプレイ等に表示された確認コードとが一致するか否かを目視確認することにより、印刷された帳票データ21の内容とデータベース22に記憶されている帳票データ22の内容とが同一であるか否かを容易かつ効率的に確認することができる。
さらに、図3には、法人税に係る情報を管理するアプリケーションA、事業概況に係る情報を管理するアプリケーションB、または、勘定科目内訳書に係る情報を管理するアプリケーションCにより作成されて、データベース30に記憶された帳票データが印刷された後、時間が経過して、アプリケーションA、アプリケーションB、および、アプリケーションCのバージョンアップがなされた場合が示されている。ここで、アプリケーションA’、アプリケーションB’、および、アプリケーションC’は、それぞれバージョンアップがなされたアプリケーションA、アプリケーションB、アプリケーションCである。
この場合、各アプリケーションのバージョンアップに伴って、帳票データの処理方法が変更になるなどしてデータベース30に記憶されている帳票データの内容が変化してしまうようなことも生じうる。
そのため、この同一性確認情報付与システムでは、データベース30に記憶されている帳票データを印刷する場合に、帳票データにハッシュ関数を適用することにより帳票データのハッシュ値を算出し、算出されたハッシュ値を確認コードとして帳票データとともに印刷しておく。
そして、印刷された帳票データ31とデータベース30に記憶されている帳票データの同一性を確認する際には、データベース30に記憶されている帳票データのハッシュ値を算出し、ディスプレイ等に確認コードとして表示する。
ユーザは、印刷された確認コードとディスプレイ等に表示された確認コードとが一致するか否かを目視確認することにより、印刷された帳票データ31の内容とデータベース30に記憶されている帳票データ32の内容とが同一であるか否かを容易かつ効率的に確認することができる。
このように、本実施例に係る同一性確認情報付与システムは、データベースに記憶されている帳票データを印刷する際に、帳票データのハッシュ値を帳票データとともに印刷しておくことにより、図1から図3に示したようなさまざまな状況において、データベースに記憶されている帳票データとの間の同一性の確認を容易かつ効率的におこなうことができる。
以下では、図1に示したような、異なるアプリケーション間において帳票データの更新作業の連動が正常におこなわれているか否かを確認する場合、すなわち、異なるアプリケーション間でそれぞれ管理している帳票データの内容が同一であるか否かを確認する場合について説明することとする。
はじめに、本実施例に係る同一性確認情報付与システムの機能的構成について説明する。図4は、本実施例に係る同一性確認情報付与システム41の機能的構成を示す機能ブロック図である。
図4に示すように、この同一性確認情報付与システム41は、電子申告を受け付ける電子申告受付サーバ装置40にインターネット42を介して接続され、電子申告に必要な申告等データを作成し、それを電子申告受付サーバ装置40に送信する。
この同一性確認情報付与システム41は、単に申告等データを作成するだけでなく、帳票データを印刷する際に、帳票データとともにその帳票データから算出されるハッシュ値からなる確認コードを印刷する。そして、同一性確認情報付与システム41のデータベースに記憶された帳票データを表示する際には、その帳票データから算出されるハッシュ値からなる確認コードを表示して、ユーザが、印刷された帳票データの確認コードと比較することを可能とする。
同一性確認情報付与システム41は、入力部410、表示部411、インターフェース部412、法人税ファイル管理部413、事業概況ファイル管理部414、勘定科目内訳書ファイル管理部415、電子申告処理部416、特徴量算出部417、データ印刷部418および制御部419を有する。
入力部410は、キーボードやマウスなどの入力デバイスであり、表示部411は、ディスプレイなどの表示デバイスである。インターフェース部412は、インターネット42などのネットワークを介して、電子申告受付サーバ装置40などとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェースである。
法人税ファイル管理部413は、法人税に係る情報を管理する管理部であり、電子申告に必要な法人税ファイル413aを作成し、記憶する処理をおこなう。事業概況ファイル管理部414は、事業概況に係る情報を管理する管理部であり、電子申告に必要な事業概況ファイル414aを作成し、記憶する処理をおこなう。
また、勘定科目内訳書ファイル管理部415は、勘定科目内訳書に係る情報を管理する管理部であり、電子申告に必要な勘定科目内訳書ファイル415aを作成し、記憶する処理をおこなう。ここで、法人税ファイル管理部413、事業概況ファイル管理部414、勘定科目内訳書ファイル管理部415の各機能は、それぞれ異なるアプリケーションにより実現されている。
電子申告処理部416は、電子申告をおこなう申告等データを作成し、作成した申告等データを電子申告受付サーバ装置40に送信する処理部である。この電子申告処理部416は、フォーマット変換部416a、申告等データ作成部416bおよび申告等データ送信部416cを有する。
この電子申告処理部416の機能もまた、1つのアプリケーションにより実現されており、法人税ファイル管理部413、事業概況ファイル管理部414、勘定科目内訳書ファイル管理部415の各機能を実現するアプリケーションからファイルを取得して、申告等データを作成するなどの処理をおこなう。
フォーマット変換部416aは、法人税ファイル管理部413、事業概況ファイル管理部414、勘定科目内訳書ファイル管理部415により作成された各データのアプリケーション独自のフォーマットを、電子申告に必要な所定のフォーマットに変換する変換部である。
具体的には、フォーマット変換部416aは、法人税ファイル413a、事業概況ファイル414a、および、勘定科目内訳書ファイル415aを、XML(Extensible Markup Language)フォーマットの法人税一時ファイル416a1、事業概況一時ファイル416a2、および、勘定科目内訳書一時ファイル416a3に変換する。
申告等データ管理部416bは、フォーマット変換部416aによりXMLフォーマットに変換された法人税一時ファイル416a1、事業概況一時ファイル416a2、および、勘定科目内訳書一時ファイル416a3に、その他の添付すべき添付書類や電子申告に未対応である帳票などのデータを登録した申告等不足データ416b1を追加して、それらを申告等データ416b2に登録する処理をおこなう。
また、この申告等データ管理部416bは、ユーザからの要求に応じて作成した申告等データ416b2に登録された法人税一時ファイル416a1、事業概況一時ファイル416a2、および、勘定科目内訳書一時ファイル416a3などの各帳票を表示部411に表示する処理をおこなう。
申告等データ送信部416cは、申告等データ管理部416bにより作成された申告等データ416b2を、インターネット42を介して電子申告受付サーバ装置40に送信する送信部である。
特徴量算出部417は、帳票データのハッシュ値を算出する算出部である。このハッシュ値は、法人税ファイル管理部413、事業概況ファイル管理部414、および、勘定科目内訳書ファイル管理部415により作成・印刷された各帳票と、電子申告処理部416により記憶されている申告等データ416b2に含まれる各帳票との間で内容の同一性を確認するために用いられる。
具体的には、特徴量算出部417は、法人税ファイル管理部413、事業概況ファイル管理部414、および、勘定科目内訳書ファイル管理部415により作成された法人税ファイル413a、事業概況ファイル414a、および、勘定科目内訳書ファイル415aが印刷される場合に、各ファイルをXMLフォーマットに変換し、XMLフォーマットに変換された各ファイルのハッシュ値を算出する。
また、特徴量算出部417は、電子申告処理部416のフォーマット変換部416aによりXMLフォーマットに変換された法人税一時ファイル416a1、事業概況一時ファイル416a2、および、勘定科目内訳書一時ファイル416a3のハッシュ値を算出する処理をおこなう。
データ印刷部418は、特徴量算出部417が、法人税ファイル413a、事業概況ファイル414a、および、勘定科目内訳書ファイル415aから算出したハッシュ値とともに、法人税ファイル413a、事業概況ファイル414a、および、勘定科目内訳書ファイル415aの各帳票データを印刷する印刷部である。
制御部419は、同一性確認情報付与システム41を全体制御する制御部であり、各機能部間のデータの授受などを司る。
図5は、申告等データ管理部416が表示する申告等データ416b2の帳票一覧画面50の一例を示す図である。図5に示すように、この帳票一覧画面50には、ある納税者の申告等データ416b2に登録された各帳票データ(法人税別表や勘定科目内訳書など)の一覧51が表示されている。
さらに、この帳票一覧画面50には、上記納税者の申告等データ416b2に登録された法人税一時ファイル(法人税別表)のデータ全体や、勘定科目一時ファイル(勘定科目内訳書)のデータ全体に対してハッシュ関数を適用して算出したハッシュ値が、それぞれ確認コード52として表示されている。
図6は、確認コード61とともに印刷された帳票データ60の一例を示す図である。図6に示すように、この帳票データ60には、上記法人税別表や勘定科目内訳書などのように、関連する帳票データ全体にハッシュ関数を適用することにより算出されたハッシュ値が確認コード61として印刷されている。
ユーザは、帳票の内容の同一性を確認する際に、この確認コード61と、図5に示したような画面上において表示された確認コードとが一致するか否かを目視で確認することにより、印刷された帳票の内容と、電子申告処理部416に記憶されている帳票データの内容とが同一であるか否かを確認することができる。
なお、ここでは、関連する帳票データ全体のハッシュ値を確認コードとして印刷・表示しているが、それだけでなく、個々の帳票データのハッシュ値を算出して確認コードとして印刷・表示してもよいし、さらに、帳票データ全体と、個々の帳票データのあらかじめ指定された部分とを組み合わせたデータのハッシュ値を算出して確認コードとして印刷・表示することとしてもよい。
異なるデータにハッシュ関数を適用したとしても、ごくまれにハッシュ値が一致してしまうことがあるが、このように複数のハッシュ値を用いることにより確実に同一性の確認ができるようになる。
図7は、複数種類のハッシュ値が印刷された帳票データ70の一例を示す図である。この帳票データ70には、図6において説明したような、互いに関連する関連帳票データ全体から得られたハッシュ値(確認コード1)71と、当該帳票データのハッシュ値(確認データ2)72と、関連帳票データ全体および重点チェック項目データの組み合わせから得られたハッシュ値(確認コード3)73とが印刷される。
ここで、重点チェック項目データとは、個々の帳票データに含まれる項目のうち、重点的に確認すべき項目として指定された項目のデータである。図8は、重点チェック項目の設定を記憶した重点チェック項目データ80の一例を示す図である。この重点チェック項目データは、税目、帳票名称、重点チェック項目、および、項目番号の各データを記憶している。
税目は、各帳票の税目を記憶したデータであり、帳票名称は、各帳票の名称を記憶したデータであり、重点チェック項目は、各帳票に含まれるデータのうち、ハッシュ値の計算に含める項目を記憶したデータであり、項目番号は、重点チェック項目に対応する項目に割り当てられている番号である。同一性確認情報付与システム41の特徴量算出部417は、この重点チェック項目データ80を参照することにより、確認コード3の生成をおこなう。
また、同一性確認情報付与システム41の特徴量算出部417は、法人税一時ファイル416a1、事業概況一時ファイル416a2、および、勘定科目内訳書一時ファイル416a3として記憶されている帳票データに対しても確認コード1〜3を生成し、申告等データ管理部416bは、生成された確認コード1〜3を各帳票データに対応付けて表示部411に表示する。
そして、ユーザは、印刷された帳票の確認コード1〜3と、法人税一時ファイル416a1、事業概況一時ファイル416a2、および、勘定科目内訳書一時ファイル416a3として記憶されている帳票データの確認コード1〜3とがそれぞれ一致するか否かを目視確認することにより、印刷された帳票と記憶されている帳票データとの内容が同一であるか否かを判定することができる。
また、ユーザは、帳票間で内容が同一であるか否かをどれだけ詳細にチェックしたいかのレベルに応じて確認コードを3段階で利用することができる。まず、内容が同一であるか否かをおおまかに確認したい場合には、確認コード1のみを利用すればよい。より確実に確認したい場合には、ユーザは、確認コード2を利用することとすればよい。
さらに慎重に確認したい場合には、各帳票に重点チェック項目を設定し、確認コード3を利用することにより、印刷された帳票と記憶されている帳票データとの内容が同一であるか否かを確認すればよい。重点チェック項目の設定はあらかじめおこなっておくので、帳票中重要な項目がどれであるかを知らないユーザでも容易かつ効率的に同一性の確認をおこなうことができる。もちろん、図7に示したように、確認コード1〜3を組み合わせて利用すれば、より厳密に帳票間の同一性の確認をおこなうことができる。
図9は、図5に示した各帳票のイメージ表示画面90の一例を示す図である。同一性確認情報付与システム41の申告等データ管理部416bは、表示画面90に示されるように、XMLフォーマットで記憶されている帳票データに対して、帳票データの表示レイアウトを指定するXSLT(Extensible Stylesheet Language Transformation)スタイルシートを適用し、実際の帳票イメージをWebブラウザ上に再現する。
その際、申告等データ管理部416bは、特徴量算出部417により算出されたハッシュ値を確認コード91として併せて表示する。これにより、ユーザは、帳票イメージを画面上に再現したイメージ表示画面90上においても、確認コードを比較することにより印刷された帳票との内容の同一性を容易に確認することができる。
つぎに、本実施例に係る同一性確認情報付与システム41がおこなう帳票印刷処理の処理手順について説明する。図10は、本実施例に係る同一性確認情報付与システム41がおこなう帳票印刷処理の処理手順を示すフローチャートである。
図10に示すように、まず、同一性確認情報付与システム41の特徴量算出部417は、法人税ファイル管理部413、事業概況ファイル管理部414、および、勘定科目内訳書ファイル管理部415から、法人税ファイル413a、事業概況ファイル414a、および、勘定科目内訳書ファイル415aを読み込み(ステップSA1)、ファイルのフォーマットをXMLフォーマットに変換し、一時ファイルを作成する(ステップSA2)。
続いて、特徴量算出部417は、作成された一時ファイルを基にして、図7に示したような、互いに関連する一時ファイル全体のハッシュ値(確認コード1)、個々の一時ファイルのハッシュ値(確認コード2)、および、互いに関連する一時ファイル全体と、重点チェック項目を組み合わせたデータのハッシュ値(確認コード3)を生成する(ステップSA3)。
その後、データ印刷部418は、特徴量算出部417により生成された各種確認コードとともに一時ファイルを印刷し(ステップSA4)、作成した一時ファイルを破棄して(ステップSA5)、この帳票印刷処理を終了する。
つぎに、本実施例に係る同一性確認情報付与システム41がおこなう帳票一覧表示処理の処理手順について説明する。図11は、本実施例に係る同一性確認情報付与システム41がおこなう帳票一覧表示処理の処理手順を示すフローチャートである。
ただし、ここでは、同一性確認情報付与システム41のフォーマット変換部416aにより、XMLフォーマットの法人税一時ファイル416a1、事業概況一時ファイル416a2、および、勘定科目内訳書一時ファイル416a3が各アプリケーション独自のフォーマットである法人税ファイル413a、事業概況ファイル414a、および、勘定科目内訳書ファイル415aから生成され、特徴量算出部417により、法人税一時ファイル416a1、事業概況一時ファイル416a2、および、勘定科目内訳書一時ファイル416a3に対する確認コードがあらかじめ生成・記憶されているものとする。
図11に示すように、まず、同一性確認情報付与システム41の申告等データ管理部416bは、申告等データ416b2に登録された法人税一時ファイル416a1、事業概況一時ファイル416a2、および、勘定科目内訳書一時ファイル416a3の一覧表示要求をユーザから受け付ける(ステップSB1)。
そして、申告等データ管理部416bは、ユーザにより指定されたファイルと、そのファイルに対応する確認コードの情報を検索し(ステップSB2)、図5に示したようなファイルの一覧を確認コードとともに表示する(ステップSB3)。さらに、個々のファイルの表示要求を受け付けることにより、図9に示したような確認コード付きのファイルの内容表示をおこなうことも可能である。
上述してきたように、本実施例では、同一性確認情報付与システム41の特徴量算出部417が、法人税ファイル管理部413、事業概況ファイル管理部414、および、勘定科目内訳書ファイル管理部415に記憶されている帳票データにハッシュ関数を適用してハッシュ値を算出し、データ印刷部418が、算出されたハッシュ値を帳票データとともに印刷し、特徴量算出部417が、電子申告処理部416に記憶されている帳票データにハッシュ関数を適用してハッシュ値を算出し、申告等データ管理部416bが、算出されたハッシュ値を帳票データに対応付けて表示することとしたので、印刷された帳票とデータベースに記憶されている帳票との間で内容の同一性を容易かつ効率的に確認することができる。
また、本実施例では、特徴量算出部417が、複数の帳票データ全体に対するハッシュ値を算出することとしたので、複数の帳票データ全体に対するハッシュ値を同一性を確認する情報として用いることにより、互いに関連する複数の印刷された帳票データと、データベースに記憶されている複数の帳票データとの間で内容の同一性を容易かつ効率的に確認することができる。
また、本実施例では、特徴量算出部417が、帳票データに含まれる所定部分のデータのハッシュ値を算出することとしたので、重点的に確認すべきデータのハッシュ値を同一性を確認する情報として用いることにより、印刷された帳票データと、データベースに記憶されている帳票データとの間で重要部分の同一性を容易かつ効率的に確認することができる。
また、本実施例では、特徴量算出部417が、所定の帳票データ、複数の帳票データ全体、あるいは、帳票データに含まれる所定部分のデータのうち少なくとも2つを組み合わせたデータのハッシュ値を算出することとしたので、印刷された帳票データと、データベースに記憶されている帳票データとの間で内容の同一性をより確実に確認することができる。
以上本発明にかかる実施例について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成例はこれらの実施例に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等があっても本発明に含まれる。
例えば、本実施例においては、同一性確認情報付与システム(同一性確認情報付与方法)の各機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータに読み込ませ、実行することにより各機能を実現してもよい。
図12は、実施例の変形例におけるコンピュータ100の構成を示すブロック図である。図12に示すコンピュータ100は、同一性確認情報付与システム(同一性確認情報付与方法)の各機能を実現するための構成をハードウェアの面から説明している。
このコンピュータ100は、上記プログラムを実行するCPU110と、キーボード、マウス等の入力装置120と、各種データを記憶するROM130と、演算パラメータ等を記憶するRAM140と、同一性確認情報付与システム(同一性確認情報付与方法)の各機能を実現するためのプログラムを記録した記録媒体200からプログラムを読み取る読取装置150と、ディスプレイ、プリンタ等の出力装置160と、インターネットなどのネットワーク300を介して他のコンピュータとの間でデータの授受をおこなうネットワークインターフェース170とが、バス180で接続された構成となっている。
CPU110は、読取装置150を経由して記録媒体200に記録されているプログラムを読み込んだ後、プログラムを実行することにより、前述した機能を実現する。なお、記録媒体200としては、光ディスク、フレキシブルディスク、CD−ROM、ハードディスク等が挙げられる。また、このプログラムは、インターネットなどのネットワーク300を介してコンピュータ100に導入することとしてもよい。
また、本実施例においては、帳票データの同一性を確認するのに、帳票データのハッシュ値を用いることとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、チェックサム、CRC(Cyclic Redundancy Check)など、他の情報を用いることとしてもよい。
また、本実施例においては、法人税ファイルを作成するアプリケーション(図4に示した法人税ファイル管理部413に対応する。)、事業概況ファイルを作成するアプリケーション(図4に示した事業概況ファイル管理部414に対応する。)、勘定科目内訳書ファイルを作成するアプリケーション(図4に示した勘定科目内訳書ファイル管理部415に対応する。)、および、申告等データを作成するアプリケーション(図4に示した電子申告処理部416に対応する。)がそれぞれ独立していることとしたが、本発明はこれに限定されるものではなく、法人税ファイル、事業概況ファイル、勘定科目内訳書ファイルを作成するアプリケーションが統合されていてもよいし、さらに、申告等データを作成するアプリケーションが統合されていてもよい。
さらに、帳票データのハッシュ値を算出するアプリケーション(図4に示した特徴量算出部417に対応する。)、算出したハッシュ値を帳票データとともに印刷するアプリケーション(図4に示したデータ印刷部418に対応する。)は、事業概況ファイルを作成するアプリケーション、勘定科目内訳書ファイルを作成するアプリケーション、および、申告等データを作成するアプリケーションに組み込まれていてもよいし、それらとは独立したアプリケーションであってもよい。
また、法人税ファイルを作成するアプリケーション、事業概況ファイルを作成するアプリケーション、勘定科目内訳書ファイルを作成するアプリケーション、および、申告等データを作成するアプリケーションは同一装置上で利用されることとしたが、それに限定されず、各アプリケーションが別々の装置上で利用され、ネットワーク等を介して各アプリケーションが取り扱うデータの授受がおこなわれるよう構成することとしてもよい。
また、本実施例において説明した各処理のうち、自動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を手動的におこなうこともでき、あるいは、手動的におこなわれるものとして説明した処理の全部または一部を公知の方法で自動的におこなうこともできる。この他、上記データ中や図面中で示した処理手順、制御手順、具体的名称、各種のデータやパラメータを含む情報については、特記する場合を除いて任意に変更することができる。
また、図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。さらに、各装置にて行なわれる各処理機能は、その全部または任意の一部が、CPUおよび当該CPUにて解析実行されるプログラムにて実現され、あるいは、ワイヤードロジックによるハードウェアとして実現され得る。
以上のように、本発明にかかる同一性確認情報付与システム、同一性確認情報付与方法および同一性確認情報付与プログラムは、紙などに印刷されたデータと電子データとの間で内容の同一性を容易かつ効率的に確認することが必要とされるシステムに適している。
本実施例に係る同一性確認情報付与処理の概念を説明する説明図(1)である。 本実施例に係る同一性確認情報付与処理の概念を説明する説明図(2)である。 本実施例に係る同一性確認情報付与処理の概念を説明する説明図(3)である。 本実施例に係る同一性確認情報付与システム41の機能的構成を示す機能ブロック図である。 申告等データ416b2の帳票一覧画面50の一例を示す図である。 確認コード61とともに印刷された帳票データ60の一例を示す図である。 複数種類のハッシュ値が印刷された帳票データ70の一例を示す図である。 重点チェック項目の設定を記憶した重点チェック項目データ80の一例を示す図である。 図5に示した各帳票のイメージ表示画面90の一例を示す図である。 本実施例に係る同一性確認情報付与システム41がおこなう帳票印刷処理の処理手順を示すフローチャートである。 本実施例に係る同一性確認情報付与システム41がおこなう帳票一覧表示処理の処理手順を示すフローチャートである。 実施例の変形例におけるコンピュータ100の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10、11、20、30 データベース
12 データ変換モジュール
13、21、31、60、70 印刷された帳票データ
14、22、32 画面表示された帳票データ
40 電子申告受付サーバ装置
41 同一性確認情報付与システム
410 入力部
411 表示部
412 インターフェース部
413 法人税ファイル管理部
413a 法人税ファイル
414 事業概況ファイル管理部
414a 事業概況ファイル
415 勘定科目内訳書ファイル管理部
415a 勘定科目内訳書ファイル
416 電子申告処理部
416a フォーマット変換部
416a1 法人税一時ファイル
416a2 事業概況一時ファイル
416a3 勘定科目内訳書一時ファイル
416b 申告等データ管理部
416b1 申告等不足データ
416b2 申告等データ
416c 申告等データ送信部
417 特徴量算出部
418 データ印刷部
419 制御部
50 帳票一覧画面
52、61、71、72,73、91 確認コード
80 重点チェック項目データ
90 帳票イメージ表示画面

Claims (15)

  1. データ間の同一性を確認する情報を付与する同一性確認情報付与システムであって、
    第1のデータに所定の演算を施すことにより該第1のデータの特徴量を算出する第1の特徴量算出手段と、
    前記第1の特徴量算出手段により算出された特徴量を前記第1のデータとともに印刷するデータ印刷手段と、
    前記データ印刷手段により印刷された第1のデータに対応する第2のデータに前記所定の演算を施すことにより該第2のデータの特徴量を算出する第2の特徴量算出手段と、
    前記第2の特徴量算出手段により算出された特徴量を前記第2のデータに対応付けて表示するデータ表示手段と、
    を備えたことを特徴とする同一性確認情報付与システム。
  2. 前記第1の特徴量算出手段および第2の特徴量算出手段は、データにハッシュ関数を適用することによりデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする請求項1に記載の同一性確認情報付与システム。
  3. 前記第1の特徴量算出手段および第2の特徴量算出手段は、複数のデータファイルのデータ全体に対するハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする請求項2に記載の同一性確認情報付与システム。
  4. 前記第1の特徴量算出手段および第2の特徴量算出手段は、データファイルに含まれる所定部分のデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする請求項2に記載の同一性確認情報付与システム。
  5. 前記第1の特徴量算出手段および第2の特徴量算出手段は、所定のデータファイルのデータ、複数のデータファイルのデータ全体、あるいは、データファイルに含まれる所定部分のデータのうち少なくとも2つを組み合わせたデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする請求項2に記載の同一性確認情報付与システム。
  6. データ間の同一性を確認する情報を付与する同一性確認情報付与方法であって、
    第1のデータに所定の演算を施すことにより該第1のデータの特徴量を算出する第1の特徴量算出工程と、
    前記第1の特徴量算出工程により算出された特徴量を前記第1のデータとともに印刷するデータ印刷工程と、
    前記データ印刷工程により印刷された第1のデータに対応する第2のデータに前記所定の演算を施すことにより該第2のデータの特徴量を算出する第2の特徴量算出工程と、
    前記第2の特徴量算出工程により算出された特徴量を前記第2のデータに対応付けて表示するデータ表示工程と、
    を含んだことを特徴とする同一性確認情報付与方法。
  7. 前記第1の特徴量算出工程および第2の特徴量算出工程は、データにハッシュ関数を適用することによりデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする請求項6に記載の同一性確認情報付与方法。
  8. 前記第1の特徴量算出工程および第2の特徴量算出工程は、複数のデータファイルのデータ全体に対するハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする請求項7に記載の同一性確認情報付与方法。
  9. 前記第1の特徴量算出工程および第2の特徴量算出工程は、データファイルに含まれる所定部分のデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする請求項7に記載の同一性確認情報付与方法。
  10. 前記第1の特徴量算出工程および第2の特徴量算出工程は、所定のデータファイルのデータ、複数のデータファイルのデータ全体、あるいは、データファイルに含まれる所定部分のデータのうち少なくとも2つを組み合わせたデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする請求項7に記載の同一性確認情報付与方法。
  11. データ間の同一性を確認する情報を付与する同一性確認情報付与プログラムであって、
    第1のデータに所定の演算を施すことにより該第1のデータの特徴量を算出する第1の特徴量算出手順と、
    前記第1の特徴量算出手順により算出された特徴量を前記第1のデータとともに印刷するデータ印刷手順と、
    前記データ印刷手順により印刷された第1のデータに対応する第2のデータに前記所定の演算を施すことにより該第2のデータの特徴量を算出する第2の特徴量算出手順と、
    前記第2の特徴量算出手順により算出された特徴量を前記第2のデータに対応付けて表示するデータ表示手順と、
    をコンピュータに実行させることを特徴とする同一性確認情報付与プログラム。
  12. 前記第1の特徴量算出手順および第2の特徴量算出手順は、データにハッシュ関数を適用することによりデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする請求項11に記載の同一性確認情報付与プログラム。
  13. 前記第1の特徴量算出手順および第2の特徴量算出手順は、複数のデータファイルのデータ全体に対するハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする請求項12に記載の同一性確認情報付与プログラム。
  14. 前記第1の特徴量算出手順および第2の特徴量算出手順は、データファイルに含まれる所定部分のデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする請求項12に記載の同一性確認情報付与プログラム。
  15. 前記第1の特徴量算出手順および第2の特徴量算出手順は、所定のデータファイルのデータ、複数のデータファイルのデータ全体、あるいは、データファイルに含まれる所定部分のデータのうち少なくとも2つを組み合わせたデータのハッシュ値を前記特徴量として算出することを特徴とする請求項12に記載の同一性確認情報付与プログラム。
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