JP2005202381A - 映画副情報再生装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】映画フィルムには膨大な副音声・吹替・字幕という副情報を記録する余白がない。映画に副情報を付けるためには、映画フィルムとは別個に副情報を制作・再生するのが最良の方法だが、副情報を製作する機器には高度な速度制御があるのに対し映写機には速度制御の機構がなく、これを再生すると映写機のフィルム送出速度と一致せずにずれを生じてしまう。また映画は複数巻きのフィルムのリーダーの一部をカットして1本にまとめ上映するが、そのために制作した副情報の時間の長さとの間でずれを生じる。そこで副情報を、映写機に同期させることが課題となる。
【解決手段】副情報を映写機に同期させるために、フィルム進行を検出するピッチ情報と、映写機の切替操作に起因する誤差を補正するラベル情報とを信号として取り出し、副情報を複数の電磁的ファイルに収納しておき、個々のファイルの再生時刻に副情報を同期化アダプタから割込・再生させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、映画フィルムには記録されていない付加的な副情報である副音声、吹替および字幕を、映画フィルムの上映に同期して再生する装置に関する。
副音声は視覚障害者のために情景を説明するナレーションをいうが、広義には情景の説明に加えて、全部または一部の吹替を含むものもある。特に洋画や邦画でも、ろう者が手話などを使って会話している場合には映画の内容を理解するために字幕が用意される場合があるが、視覚障害者には字幕が見えないために、この字幕部分の全部又は一部を吹き換える必要がある。従来、映画は映像と音声とで構成される娯楽的要素のある芸術であるところから、映像を見ることのできない視覚障害者や、セリフや音楽などを聞くことができない聴覚障害者は、映画を楽しむことができないものとされていた。しかし、聴覚障害者は洋画の字幕または邦画の日本語字幕の普及により映画を楽しめるようになった。また視覚障害者のほとんどが後天的な失明であり、日常生活上の映像の記憶があることから適切な言葉で情景をナレーションすることにより視覚障害者でも映画の映像を頭の中でイメージできるとの指摘がなされるようになった。そこで近年、文化的情報保障の観点および福祉の観点から視覚障害者のための映画の副音声が世界的に注目されつつある。しかしながら、映画フィルムの音声情報は、フィルムに光学式読み取りを前提とした焼込がなされているが、もともと映画本編のセリフや効果音および音楽などの音情報が膨大で、これらを焼き込んで記録するスペースがいっぱいの状況になっており、これに加えて視覚的情報を音声に置き換える副音声を記録することは、更に膨大な記録をするスペースが必要なため、従来から副音声を映画フィルムに焼き込むことは困難を極めていた。そのために特開平9―304836号公報に示されたような字幕投影装置があったが、この字幕投影装置は装置が大型で操作性・コストの面で問題があった。そこで本特許出願人は、副音声の再生方式として別途ビデオテープの音声チャネルに録音しておき、映画の開始とともに同時に映写機とは別系統のビデオデッキを使って再生し、微弱FM放送などで視覚障害者が持つ専用受信機に送信する方法を試みていた。
しかし、その副音声の再生方式には、2時間の標準的な映画で数分の誤差を生じる欠点があった。その原因として、まず副音声ソフトの製作で使用されるビデオデッキ・パソコンは1秒間に30フレームで記録・再生されるのに対して映写機を使う映画フィルムは1秒間24コマで再生されることになっていること、また副音声ソフトの製作で使用されるビデオデッキ・パソコンには高精度な速度制御が組み込まれているものの、映写機には速度制御が特に採られておらず、映写機自体の電源変動、あるいは映写機のフィルムの巻初めと巻終わりの負荷変動などが原因で上映時間に誤差が生じると考えられる。これに加えて35mmフィルムの場合、一巻きのフィルム長が約15分程度しかないため、通常2台の映写機で交互に切り替えて連続上映するが、映写機の切替は映写技師の人手で行われることがほとんどで、映写機の切替による誤差も問題となる。この改善策として従来の副音声の再生方式では、ビデオデッキで一時停止、コマ飛ばしあるいは早送りといった同期制御を人手で行う必要があった。この人手による制御は毎回異なり、上映時間中は常時監視制御を行い、しかもかなり高度な技術が必要であった。そこでどのような映写機にも簡単なセンサを取り付けることで同期化に必要なフィルム送出速度のピッチ情報と補正のためのラベル情報とを基に、自動的に映写機に同期して副情報を送出できる映画副情報再生装置の必要性があった。
さらに、情景説明のナレーションを伴わない吹替と字幕については、洋画の日本語吹替、洋画の日本語字幕のように、フィルムに直接光学的に焼き込む手法がある。
しかし、直接焼き込む方法はフィルムに化学的処理を施すために2ヶ月程度の時間を要し、しかも元に戻すことはできない欠点がある。また吹替・字幕の内容を事後的に修正するには新たに直接フィルムに焼き込み直さなければならず膨大なコストが必要となるという欠点がある。吹替・字幕の製作コストを下げ、また事後的に吹替・字幕の内容の修正を容易にするためには、直接フィルムに吹替・字幕などの副情報を焼き込まない方法、つまり映写機とは別系統のビデオデッキ・プロジェクタなどを使った副音声・字幕再生方式が優れていると言える。
副音声・吹替については、本特許出願人は、音声を蓄積しておき、フィルムのパーフォレーションという送り孔の数を計測することでコマの進み具合を検出し現在時刻を知って、蓄積された副音声・吹替音声をCDなどで再生する手法を試みた。
しかし、この副音声・吹替音声をCDなどで再生する手法は、時刻管理を送り孔の数だけで行っているために、フィルムが複数巻に及んだ映画の場合、切り替え時の誤差が避けられない欠点がある。これは、35mmフィルムの映写においては、一巻きのフィルム長が約15分程度しかないため、通常2台の映写機で交互に切り替えて連続上映するが、映写機の切替は映写技師の人手で行われることがほとんどで、しかも映写技師によって切替のタイミングは微妙に異なるのが通例である。このため、連続的に副音声・吹替音声を途切れることなく再生するためには、各巻のリーダ部分の映像コマ数を正確に把握してフィルムの切り替えの際に、新たな巻になったときに時間管理上の補正を行う必要がある。
字幕の表示については、ビデオ画像またはパソコン上にテキストとして蓄積しておき、フィルムのパーフォレーションという送り孔の数を計測することでコマの進み具合を検出し現在時刻を知って、蓄積された字幕画像・テキストをプロジェクタで投影する手法がある。
特開平9―304836号公報
しかしながら特許文献に示される字幕画像・テキストをプロジェクタで投影する手法は、時刻管理を送り孔の数だけで行っているために、フィルムが複数巻に及んだ映画の場合、切り替え時の誤差が避けられない欠点がある。これは前記したように、35mmフィルムの映写においては、一巻きのフィルム長が約15分程度しかないため、通常2台の映写機で交互に切り替えて連続上映するが、映写機の切り替えは映写技師の人手で行われることがほとんどで、しかも映写技師によって切り替えのタイミングは微妙に異なるのが通例である。このため、連続的に字幕画像・テキストをプロジェクタで途切れることなく投影するためには各巻のリーダ部分の映像コマ数を正確に把握してフィルムの切替の際に新たな巻になったときに時間管理上の補正を行う必要がある。
映画フィルムには記録されていない付加的な情報である副音声、吹替あるいは字幕を映画の上映に同期して再生するためには、フィルム送りのピッチを検出し、作成した副音声、吹替あるいは字幕と同期させる必要がある。
フィルム送りのピッチ検出には、フィルムの送り孔を光学的、機械的に検出する方法がある。透過光による光学的検出方法は、フィルムの透明度が一定ではなく、孔の透過光量の差が小さい場合もあるため検出が難しいこと、また検知を容易にするためにフィルムの蛇行を押さえるためにガイド機構が必要であった。機械的検出方法にはロータリーエンコーダの軸にスプロケットをはめ、スプロケットの回転角を測定する方法があるが、既存の映写機にロータリーエンコーダを取り付けるには機械的加工が必要で、かつ取り付けスペースに制約があった。
映画フィルムには映像の他に、音が光学的に記録され、さらにデジタル信号で音場情報が記録されている場合がある。しかし、それ以上の膨大な副音声情報を記録する余白がないのが実状である。映画に副音声情報を付けようとすると、映画フィルムとは別個に副音声情報を制作するのが現実的であるが、副音声情報を制作するビデオデッキ・パソコンなどの機器は高度な速度制御があるのに対して映写機には速度制御の機構が装備されておらず、実際にそれらの機器を使用して再生した場合、映写機のフィルム送出速度と一致せずにずれを生じてしまう。そこで副音声を再生するについては、映写機のフィルム送出のピッチを検出して、同期を取ることが課題となる。また映写機と副音声との同期を取るというこの課題を解決することにより字幕・吹替についても字幕版・吹替版というコストの面で問題のあった別のフィルムに直接焼き込む方法を取らなくてよいことになる。また映画の上映は映写技師によって操作されるが、映画の供給会社から入手した複数巻きのフィルムに対して、リーダ部分をカットした後、数巻を1本にまとめて上映し、その後カットしたリーダ部を繋ぎ直す場合がある。この処置が重なるとリーダ部の長さが変わってしまう。これではフィルム送出のピッチを検出しても同期が困難となり、課題が残る。
本発明は副音声をはじめとする吹替・字幕という付加的な映画の副情報を、再生時間が短い複数の電磁的ファイルに格納しておくことで、既存フィルムへの加工をすることなく、映画の上映空間の環境を豊かにする事を目的とする。この際にフィルムの進行に同期して付加的な副情報を取り出すために、フィルムの進行を検出して得るピッチ情報だけでなく、映画技師の手動操作に起因する誤差を各巻の先頭を示すマークを検出することで補正するようにした映画副情報再生装置の提供を課題とする。
本発明は、前記課題を解決達成するため、以下の構成を有する。
請求項1記載の発明にかかる映画副情報再生装置は、フィルムの流れを検出するピッチ検出手段と、面積が映像1コマ程度のマークラベルをフィルムの各巻のリーダ部分に貼っておき、これを検出するラベル検出手段を映写機に備える。ピッチ検出手段とラベル検出手段からの信号を同期化アダプタに供給する。前記同期化アダプタはプリスケーラとプリセット機能を具備したバイナリカウンタ、プリセットレジスタ、参照レジスタ、メモリ、ラベル検出回路および比較器を具備する。映画の作品毎に定義された音声ファイルをパソコンの大容量記憶媒体に記録しておき、個々の音声ファイルの再生時刻データを前記同期化アダプタにダウンロードし、その再生時刻になったとき前記同期化アダプタから割り込みを受ける前記パソコンとで構成される。なお、音声ファイルは無音区間で区切り、複数ファイルに分割しておき、それぞれの再生時刻をファイル名としておく。
請求項2記載の発明にかかる映画副情報再生装置は、フィルムの流れを検出するピッチ検出手段と、面積が映像1コマ程度のマークラベルを分割されたフィルム各巻のリーダ部分に貼っておき、これを検出するラベル検出手段を2台の映写機それぞれに備える。ピッチ検出手段とラベル検出手段からの信号を同期化アダプタに供給する。前記同期化アダプタはピッチ信号の選択回路、プリスケーラとプリセット機能を具備したバイナリカウンタ、プリセットレジスタ、参照レジスタ、メモリ、ラベル検出回路、現用映写機を示す状態保持回路および比較器を具備する。映画の作品毎に定義された音声ファイルをパソコンの大容量記憶媒体に記録しておき、個々の音声ファイルの再生時刻データを前記同期化アダプタにダウンロードし、その再生時刻で前記同期化アダプタから割り込みを受ける前記パソコンとで構成される。なお、音声ファイルは無音区間で区切り、複数ファイルに分割しておき、それぞれの再生時刻をファイル名としておく。
請求項3記載の発明にかかる映画副情報再生装置は、請求項1から請求項2の何れかに記載の映画副情報再生装置のピッチ検出手段が、スプロケットの爪を光学的に反射で検出するセンサを備え、ピッチ信号を発生するように構成されている。
請求項4記載の発明にかかる映画副情報再生装置は、請求項1から請求項3の何れかに記載の映画副情報再生装置のラベル検出手段が、フィルムに貼り付けた光を通さない白地のシールに黒色でフィルムの進行方向に直角な線を複数本描き、面積が映像1コマ以下のラベルを光学的に反射で読みとるセンサを備え、ラベル検出信号を発生するように構成されている。
請求項5記載の発明にかかる映画副情報再生装置は、請求項1または2に記載の映画副情報再生装置において、音声情報の他にもスクリーンに投影する文字情報、および映画上映の演出効果を増すための音響、振動、霧、光あるいは香りの送出を制御する情報をフィルムの流れに応じて送出するように構成されている。
上記構成を有する本発明にかかる映画副情報再生装置は、以下のように作用する。
請求項1に記載の発明にかかる映画副情報再生装置によれば、ピッチ検出手段は35mmフィルムの場合1コマに対して4パルス発生し、映写機はフィルムを1秒あたり24コマ送給するので毎秒96パルスの信号を発生する。この信号を12分周するプリスケーラに通すので、バイナリカウンタは1/8秒の分解能で上映時刻を表示していることになる。一方、副音声は例えば44.1kHzで標本化し、WAVE形式で映画1作品分ファイルに保存した後、有音区間で切り出して細切れのファイルにし、その先頭時刻をファイル名として保存しておく。最初に再生する音声ファイルの再生時刻を参照レジスタにセットしておく。
さて、上映が開始されるとフィルム送給に従いピッチ信号が発生しバイナリカウンタが進む。フィルムリーダ部に貼っておいたラベルがラベル検出手段を通過するとラベル検出信号が発生し、前記バイナリカウンタが0.0秒にセットされ、その後バイナリカウンタは計数を進める。そしてバイナリカウンタの値が参照レジスタの値と一致すると、パソコンに対して割り込み信号を発生する。パソコンはその割り込み信号で最初の音声ファイルを再生する。続いて、次に再生すべき音声ファイルの再生時刻を参照レジスタにセットする。以後同様にして、フィルムの送給時刻に従って音声ファイルを再生する。なお、16mmフィルムの場合ピッチ検出手段は映像1コマに対して1パルス発生し、この信号を3分周するプリスケーラに通す。
請求項2に記載の発明にかかる映画副情報再生装置によれば、ピッチ検出手段とラベル検出手段は、請求項1に記載の各手段と同様に作用するが、映画フィルムの投影を第1の映写機から第2の映写機に移行する場合において、パソコンと同期化アダプタは以下のように作用する。フィルムを複数巻に分割し、各先頭の再生時刻をフィルムの付随情報としてパソコンに与えておく。このデータを上映の開始前に同期化アダプタ内のメモリに格納しておく。さて、上映が開始されると最初のラベルがラベル検出手段を通過する。このときラベル検出信号が発生し、前記メモリの最初のデータで前期バイナリカウンタがプリセットされると共に、第1の映写機が映写状態となり、第1の映写機のピッチ信号が前記バイナリカウンタに供給される。
第1の映写機のフィルムが終わりに近づき第2の映写機がスタートする。2本目のフィルムのラベルがラベル検出手段を通過するとラベル検出信号が発生し、前記メモリの2番目のデータでバイナリカウンタがプリセットされる。同時に第2の映写機が映写状態となり、第2の映写機のピッチ信号が前期バイナリカウンタに供給される。以後同様にして複数本に分割されたフィルムの先頭で再生時刻が強制的に補正される。音声ファイルの再生は請求項1の作用と同様に作用する。
請求項3に記載の発明にかかる映画副情報再生装置によれば、請求項1から請求項2に記載の映画副情報再生装置のピッチ検出手段のセンサは、スプロケットの爪が尖っている方向から爪の太さと同等の光束を照射すると反射が少なく、爪の無い部分で強い反射を受ける性質を利用して、光の反射強度の変化から爪の移動を検出する。
請求項4に記載の発明にかかる映画副情報再生装置によれば、請求項1から請求項2に記載の映画副情報再生装置のラベル検出手段のセンサは、フィルムに貼り付けた光を通さない白地のシールに黒色でフィルムの進行方向に直角な線を複数本描いた面積が映像1コマ程度のラベルに光を照射すると、ラベルの白地で強い反射があるのでフィルムの移動に伴い反射光量が変化するので、ラベルの存在を検出するように作用する。
請求項5に記載の発明にかかる映画副情報再生装置によれば、請求項1または請求項2に記載の映画副情報再生装置において、パソコンの大容量記憶装置に格納しておいたファイルから文字情報を読み出し、舞台側のスクリーンに投影するプロジェクタなどの表示装置あるいは観客席側に備えられた液晶表示装置に出力して字幕を表示する。また、パソコンの大容量記憶装置に格納しておいたファイルから制御情報を読み出し、特殊な装置を制御して効果音を出したり、座席を振動させたり、霧を出したり、光を照射したり、香りを出したりする。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば以下の効果を得ることができる。即ち、請求項1に記載の発明によれば、フィルムに同期して映画の副情報を自動的に送出でき、音声を分割しているのでファイルサイズが小さくなり、映写速度の変動があっても誤差が蓄積されず、結果的に誤差が生じない。
また映画フィルムに対して焼きこみなどの直接的な加工を施さないで、パソコンなどの簡易な機器で極めて短時間に副情報の制作、編集、修正ができるためにコンテンツ制作のコストが削減できる。
請求項2に記載の発明によれば、任意の長さのリーダフィルムが使えるので、映画技師にとって従来と同じ操作で済み、違和感を与えない。
請求項3、および請求項4によれば、フィルム自体とフィルム走行系に何ら手を加えないため、映写機への加工が不要であり、駆動系に余分な負荷を与えない。
また、フィルムの切断など何らかの原因で上映が中断し、その箇所から復旧する場合は第2のラベルを復旧の開始コマに貼っておき、同期化アダプタで第2のラベルを検出することで副情報の送出タイミングを得て復旧できる。この機能を付加する場合、同期化アダプタは上映の中断をピッチ検出手段からのパルス断、または照射光断を検出した時点のバイナリカウンタの値をメモリに記憶しておき、第2のラベル検出信号でメモリからバイナリカウンタに中断時の値を再ロードすればよい。ここで、第2のラベルとはフィルムの各巻きのリーダ部分に貼っておく第1のラベルと白黒パターンが異なるラベルである。また、照射光断を検出するには別途光センサを映写機に取り付けておく。
請求項5によれば、任意の言語による吹き替え、或いは字幕を送出できるので、安いコストで世界の人々に映画作品を提供でき、一同に多くの言語圏の観衆が集まる映画祭のための複数の言語による副音声版・吹替版・字幕版などが、短時間で安価に提供できる。
また、観客席の周囲に設置したスピーカから立体的な効果音を出したり、座席を振動させたり、霧とレーザー光線による立体映像を表示したり、香りを出したりして演出効果を高めることができる。
本発明の映画副情報再生装置は、フィルムの進行に同期して付加的な副情報を取り出すために、映写機のフィルムの流れを検出するピッチ検出手段と、映画技師の手動操作に起因する誤差を補正するため、面積が映像1コマ程度のマークラベルをフィルム1巻のリーダ部分に貼っておき、このマークを検出するラベル検出手段を映写機に備える。映画上映に2台の映写機が必要な場合にはそれぞれの映写機にピッチ検出手段とラベル検出手段を備える。ピッチ検出手段とラベル検出手段からの信号を同期化アダプタに供給する。同期化アダプタは、プリスケーラとプリセット機能を具備したバイナリカウンタ、プリセットレジスタ、参照レジスタ、メモリ、ラベル検出回路および比較器を具備する。映画の作品毎に定義された音声ファイルを音声の無音区間で区切り、複数のファイルに分割し、個々のファイルの再生時刻をファイル名として分割格納した大容量記憶装置と、次に再生すべきファイルの時刻情報を前記同期化アダプタにダウンロードし、その時刻と前記バイナリカウンタの値が一致したときに発生する割り込み信号を前記同期化アダプタから受け、当該音声ファイルを再生して副情報信号を出力するようなプログラムで動作するパソコンとで構成する。
以下、図1〜図4を参照して本発明の実施の形態にかかる映画副情報再生装置について説明する。
図1に示す本実施形態の映画副情報再生装置は、映写機FPa及びFPbのスプロケットに向けた光の反射センサで爪の存在の有無からピッチ信号Pa及びPbを生成するピッチ検出部1a及び1bと、映写機FPa及びFPbの内部の定点で映画フィルムに光を照射し、その反射光の強弱で信号La及びLbを生成するラベル検出部2a及び2bと、前記ピッチ検出部1aと1bからの信号PaとPbを入力し、その一方を状態保持回路の状態出力Stで選ぶ選択回路4と、前記ラベル検出部2aと2bからそれぞれの信号を入力してラベルを検出するラベル検出回路10aと10bと、前記ラベル検出回路10aの信号で論理0になり、前記ラベル検出回路10bの信号で論理1になり、さらに状態が変化したときだけトリガ信号Trを出力する状態保持回路11と、前記選択回路4の出力をクロックとするプリスケーラ5と、前記プリスケーラ5の出力をクロックとするバイナリカウンタ6と、前記バイナリカウンタ6と同じビット数からなるレジスタで、前記バイナリカウンタ6のプリセットデータ入力端子に出力するプリセットレジスタ7と、前記バイナリカウンタ6と同じビット数からなる参照レジスタ8と、前記バイナリカウンタ6と前記プリセットレジスタ7との値を入力して、一致したとき論理1を出力する比較器9と、前記プリセットレジスタ7にデータをセットし、前記バイナリカウンタ6にロード信号を出力し、前記参照レジスタ8にデータをセットし、前記プリスケーラ5に分周比をセットし、前記比較器9から信号を入力し、前記状態保持回路11からラベル検出のトリガ信号を受ける制御回路12と、前記制御回路12に接続されたメモリ13と、前記制御回路12とシリアル回線で接続され、大容量記憶装置15と可聴音再生機能を具備するパソコン14とから構成される。
以下、このように構成された本実施形態の映画副情報再生装置の動作について、図1に示すように2台の映写機FPaとFPbを交互に運転して1本の映画を映写する場合を例として、最初に第1の映写機FPaを運転して映写する場合の動作について説明し、その後第1の映写機FPaから第2の映写機FPbに運転を切り替えて映写を継続する場合の動作について説明する。
パソコン14は上映開始直前に図2に示すように、同期化アダプタ3のメモリ13の第0番地に0、第1番地に映画フィルムの第2巻の本編開始コマの再生時刻、第2番地に映画フィルムの第3巻の本編開始コマの再生時刻、以下必要巻数分の本編開始コマの再生時刻を順に格納する。次に、第0番地のデータをプリセットレジスタ7にロードしておく。更に、最初のファイルの再生時刻を制御回路12経由で、参照レジスタ8にセットしておく。
まず、図1に示す第1の映写機FPaの運転が開始されると、ピッチ検出部1aはスプロケット20の爪21にあわせて図3に示すように映写機FPaに装填されたフィルムFaのコマF1の送給に同期したピッチ信号Paを生成する。なお、フィルムの孔F2にスプロケット20の爪21が対応するが、爪21が有のとき論理1を示している。
映画フィルムFaの本編開始前に貼っておいたラベルF3がラベル検出部2aを通過すると白地に黒いバーが通過するので、白線の数に応じたパルスがラベル検出部2aで発生し、ラベル検出回路10aに供給される。ラベル検出回路10aでは1コマの経過時間に規定数以上のパルスを検出すると状態保持回路を論理0にセットすると共に、制御回路12に割り込みをかける。この割り込みにより制御回路12はバイナリカウンタ6にロード信号を供給してプリセットレジスタ7の値をバイナリカウンタ6に転送する。この動作により、バイナリカウンタ6は映画の本編の開始時刻にセットされる。更に、制御回路12はメモリ13の第1番地のデータをプリセットレジスタ7にセットしておく。なお、ラベル検出回路10aから後続の信号を受けてもラベル検出回路10bから信号を受けるまで、状態保持回路11は状態を変えず、制御回路12に割り込みもかけない。状態保持回路11が論理0のとき映写機FPaのピッチ信号が選択回路4で選ばれるので、バイナリカウンタ6は0から計数を始める。
さて、フィルムFaが進み最初のファイルの再生時刻になると、バイナリカウンタ6と参照レジスタ8の値が一致するので、比較器9から一致信号が制御回路12に入り、さらにパソコン14に割り込みがかかり、最初のファイルが大容量記憶15から読み出される。パソコン14は再生の指示を発行すると共に、次のファイルの再生時刻を制御回路12経由で参照レジスタ8にセットする。以下同様に個々のファイルの再生時刻を参照レジスタ8にセットし、比較器9からの一致信号で再生する動作を続ける。
第2の映写機FPbで2巻目の映画フィルムFbが動き出し、ラベルF3がラベル検出部2bを通過するとラベル検出回路10bは状態保持回路11を論理1にセットすると共に、制御回路12に割り込みをかける。この割り込みにより制御回路12はバイナリカウンタ6にロード信号を供給してプリセットレジスタ7の値をバイナリカウンタ6に転送する。更に、制御回路12はメモリ13の第2番地のデータをプリセットレジスタ7にセットしておく。状態保持回路11が論理1のとき映写機FPbのピッチ信号が選択回路4で選ばれるので、バイナリカウンタ6は第2巻の本編開始時刻から計数を始める。これにより、1巻目のフィルムに長さの変動があっても、また映写技師の切換タイミングにバラツキがあっても2巻目のフィルムの先頭コマで正しい時刻にバイナリカウンタが校正される。
以下同様に、第1の映写機FPaと第2の映写機FPbは3巻目、4巻目と交互に動作するので、その開始毎にラベルを検出してバイナリカウンタ6を校正する。
なお、ピッチ検出部は図4に示すように、中心ファイバが発光素子に接続され、その周辺ファイバが受光素子に接続された光ファイバセンサ22を使い、これをスプロケット20の回転中心に向けると、爪21がないときスプロケット20の外周で強い反射があり、爪21があるときその斜面で反射がなくなる性質を利用する。
副音声、あるいは吹き替えを再生する場合は、パソコンに実装したサウンドカード、または外付けのサウンドカードで音声ファイルに記録されたディジタルデータをアナログ信号に変換して音声を出力する。字幕を出力する場合は、パソコンで字幕を記録したファイルを読み出し画像信号に変換した後、プロジェクタなどの表示装置に出力する。振動、霧、レーザー光線、または香りを出力する場合は、座席に設けた振動発生装置、霧の発生装置、レーザー光線発生装置、あるいは香りの発生装置にパソコンから制御信号を出力する。
本発明によれば、映写機を使った映画上映をする際に何らフィルムに直接加工せずに、従って、安価にかつ短期間に、副音声・吹替・字幕などの副情報を提供することが可能となる。特に国際的な映画祭などのように観客が各国言語を必要とする場合、事前に各国言語の副音声・吹替・字幕を大容量のDVD・ハードディスクなどの記録媒体に準備しておくことで、同じ上映会場で複数の言語の音声情報を提供できる。また字幕については複数の言語をフィルムに焼き込んでスクリーン上に複数の言語を表示せず、個々の座席に設けた液晶表示装置などで必要な言語のみを表示することにより、字幕に邪魔されずにスクリーンの映像を集中できる効果がある。
本発明の実施にかかる映画副情報再生装置の構成を表すブロック図である。 メモリの内容を示す図である。 バイナリカウンタの動作を説明するためのタイムチャートである。 ピッチ検出部の原理を示す図である。
符号の説明
1a、1b ピッチ検出部
2a、2b ラベル検出部
3 同期化アダプタ
4 選択回路
5 プリスケーラ
6 バイナリカウンタ
7 プリセットレジスタ
8 参照レジスタ
9 比較器
10a、10b ラベル検出回路
11 状態保持回路
12 制御回路
13 メモリ
14 パソコン
15 大容量記憶
FPa 映写機1号機
FPb 映写機2号機
Fa 映写機1号機にかけられた映画フィルム
Fb 映写機2号機にかけられた映画フィルム
F1 映像コマ
F2 送り孔
F3 ラベル
Pa 映写機1号機のピッチ信号
Pb 映写機2号機のピッチ信号
La 映写機FPaからのラベル信号
Lb 映写機FPbからのラベル信号
St 状態保持回路11の状態信号
Tr 状態保持回路11のトリガ信号
20 スプロケット
21 爪
22 光ファイバセンサ



Claims (5)

  1. ひとつの映写機に装填された映画フィルムの映像コマ数に応じてピッチ信号を発生するピッチ検出手段と、映画フィルムのリーダ部分に貼り付けたラベルを検出するラベル検出手段と、前記ピッチ検出手段からの信号をクロック源とし、前記ラベル検出手段からの信号で値をリセットされるバイナリカウンタと、音声信号を無音区間で区切り、複数のファイルに分割して、それぞれの再生時刻をファイル名とした音声ファイルを映画1作品分格納した大容量記憶装置を具備したパソコンと、各音声ファイルの再生時刻と前記バイナリカウンタの値が一致したときに前記パソコンに割り込みを発生させる比較器を備え、該割り込み信号により当該音声ファイルを再生して音声信号を出力するようなプログラムを前記パソコンに備えたことを特徴とする映画副情報再生装置。
  2. 第1及び第2の映写機に装填された映画フィルムの映像コマ数に応じてそれぞれ第1及び第2のピッチ信号を発生するピッチ検出手段と、分割された映画フィルムのそれぞれの巻のリーダ部分に貼り付けたラベルを検出するそれぞれ第1及び第2のラベル検出手段と前記ピッチ検出手段からの信号をクロック源とし、前記ラベル検出手段からの信号で前記分割された映画フィルムの開始時刻に応じた値にセットされるバイナリカウンタと、音声信号を無音区間で区切り、複数のファイルに分割して、それぞれの再生時刻をファイル名とした音声ファイルを映画1作品分格納した大容量記憶装置を具備したパソコンと、各音声ファイルの再生時刻と前記バイナリカウンタの値が一致したときに前記パソコンに割り込みを発生させる比較器を備え、該割り込み信号により当該音声ファイルを再生して音声信号を出力するようなプログラムを前記パソコンに備えたことを特徴とする映画副情報再生装置。
  3. ピッチ検出手段は、スプロケットの爪を光学的に反射で検出するセンサを備え、該爪の移動によりピッチ信号を発生することを特徴とする請求項1から請求項2の何れかに記載の映画副情報再生装置。
  4. ラベル検出手段は、フィルムに貼り付けた光を通さない白色系のシールに、黒色でフィルムの進行方向に直角な線を複数本描いた面積が映像1コマ程度のマークラベルを光学的に反射で読みとるセンサを備え、ラベル検出信号を発生することを特徴とする請求項1から請求項3の何れかに記載の映画副情報再生装置。
  5. 音声情報の他にも、スクリーンに投影する文字情報、および映画上映の演出効果を増すための音響、振動、霧、光、あるいは香りなどの送出を制御する情報を、フィルムの流れに応じてパソコンから送出することを特徴とする請求項1から請求項4の何れかに記載の映画副情報再生装置。








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