JP2005202265A - 耐火型光ケーブル - Google Patents

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Abstract

【課題】国際規格で規定される耐火試験(750℃、90分加熱)で断線を生じない耐火型光ケーブルを提供する。
【解決手段】中心抗張力体22,22’の周囲にスロット又はチューブを配して光ファイバ心線を収納し、外周を金属シース26で覆った耐火型の光ケーブルであって、中心抗張力体22,22’が高強度繊維を溶融温度180℃以下の熱可塑性樹脂で被覆或いは含浸して形成されているものを用いる。熱可塑性樹脂には、例えば、ポリエチレン樹脂又は塩化ビニル樹脂を用いる。また、金属シース26の内面側に、防水用の介在25を配し、金属シース26は鉄製で長手方向に正弦波状に波付けされ、さらに金属シース26の外面を難燃性樹脂シース27で覆った構成とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、中心抗張力体の周囲にスロット又はチューブを配して光ファイバ心線を収納し、外周を金属シースで覆った耐火型光ケーブルに関する。
海外での地下鉄火災等の影響により、閉空間に使用される光ケーブルにおいても、送電用電気ケーブルに見られるような耐火性を求める動きがある。光ケーブルについての耐火性については、例えば、国際規格(ICE60331)で、その耐火試験が規定されている。この耐火試験は、光ケーブルを750℃以上の高温に90分晒した後に、15分間自然冷却し、その間の伝送損失を測定すると言うものである。このような高温で苛酷な試験環境に対して、耐火型光ケーブルとしては、一般的なプラスチック系の材料のみで形成することができず、金属パイプ(又は金属シース)で光ファイバを覆い、金属パイプ内を酸欠状態とする構造が用いられている(例えば、特許文献1参照)。また、この金属パイプは、光ケーブルを地下道や屋根裏等の閉空間で生息するネズミ等からも保護することが期待されている。
金属パイプとしては、ステンレスが錆びにくく機械的にも強固な材質であることから、光ファイバを保護するものとしては有利な材料である。しかし、ステンレスは、価格的に高価なものとなる。また、光ファイバをステンレスパイプで覆う場合、ステンレステープを円筒状に丸め、その重ね部分を溶接して光ファイバを覆うようにしているため、小径の曲げを許容するための波付け加工を行なうことが難しい。このため、ステンレスパイプで光ファイバを覆った耐火型光ケーブルは、小径曲げを必要とする屋内等の局所配線には不向きとされている。そこで、小径曲げを必要とする個所では、ステンレスパイプを用いずに、安価で一般的な光ケーブルと同様にプラスチック系材料からなるケーブルコアを、波付け加工が容易な金属パイプで覆うことが望まれる。
耐火型に限定されない一般的な光ケーブルは、中心抗張力体の周囲にテープスロット又はルースチューブを用いて多数の光ファイバ心線を収納保持させて構成されている。中心抗張力体には、鉄等の金属線条或いはガラス繊維強化プラスチック(FRP:fiber reinforced plastics )が用いられている。なお、FRPのガラス繊維を、アラミド繊維等の高強度繊維で置き換えたものも用いられている。また、中心抗張力体として、アラミド繊維をポリ塩化ビニルで被覆して形成し、その外周に後で光ファイバを圧縮空気で挿入する複数の樹脂パイプを撚り合わせた構造の光ケーブルについても知られている(例えば、特許文献2参照)。
実公昭63−4166号公報 特開平10−115748号公報
図3は、従来の一般的な光ケーブルに金属シースを設けて、耐火性についての挙動調査を行なうのに試作した光ケーブルである。図3(A)はテープスロットを用いた光ケーブルの一例を示す図、図3(B)はルースチューブを用いた光ケーブルの一例を示す図である。図中、1は光ケーブル、2は金属中心抗張力体、3はスロット、3aはテープ溝、4は光ファイバテープ心線、5は防水混和物、6は金属シース、7は難燃ポリエチレンシース、11は光ケーブル、12はFRP中心抗張力体、13はルースチューブ、14は光ファイバ心線、15は防水性テープ、16は金属シース、17は難燃ポリエチレンシースを示す。
図3(A)に示すテープスロット型の光ケーブル1は、複数本の細い金属線を撚って形成された金属製の中心抗張力体2の周囲に、螺旋状又はSZ状のテープ溝3aを有するスロット3を一体に形成し、多数本の光ファイバテープ心線4をテープ溝3aに収納して構成した例である。光ファイバテープ心線4を収納したスロット3の外周には、防水混和物5を介在させ、その外側を金属シース6で覆った。金属シース6は、鉄製の金属テープ表面に接着性フィルムが貼られたもので、波付け後に防水混和物5の外周に縦添えするようにしてその合わせ部を加熱溶着した。また、この金属シース6の外部には、難燃ポリエチレンシース7等を施して外被とした。
図3(B)に示すルースチューブ型の光ケーブル11は、FRPの中心抗張力体12の周囲に、多数の光ファイバ心線14を収納した複数本の樹脂製ルースチューブ13を撚り合わせて構成した例である。撚り合わされたルースチューブ13の外周には、図3(A)の例と同様に、防水性テープ15を施した。そして、防水性テープ15の外周には、鉄製の金属テープ表面に接着性フィルムが貼られたもので、波付け後に縦添えしてその合わせ部を加熱溶着して防水性を高め、金属シース16とした。また、この金属シース16の外部には、難燃ポリエチレンシース17等を施して外被とした。
図3(A)及び(B)に示した構成例の光ケーブルについて、IEC60331に規定する耐火試験を実施し、その挙動調査を行なった。試験方法は、図4(A)に示すように、試験用として少なくとも5m長さの光ケーブル1,11の両端を把持し、その中間の500mm長さの範囲を、ガスバーナGで750℃になるように均一に加熱した。試験したテープスロット型の光ケーブル1(全4サンプル)について、加熱開始から27分で1サンプル、42分で1サンプル、60分で1サンプル、65分で1サンプルの全サンプルにおいて、収納された光ファイバの少なくとも1本に断線が生じた。また、ルースチューブ型の光ケーブル11(全2サンプル)についても、加熱開始から59分で1サンプル、92分で1サンプルにおいて同様な断線が生じた。
また、試験終了後のそれぞれの光ケーブル1,11を解体して検証した結果、加熱した領域においては、高温で溶解しない金属中心抗張力体2、FRP中心抗張力体12のガラス繊維、光ファイバ(ガラス部分のみ)、鉄製の金属シース6,16のみが残存し、その他の構成材料は、溶解乃至は消失していた。そして、その光ファイバの断線は、全て加熱燃焼した領域内で生じていた。なお、加熱されない領域は、ケーブル状態が維持されたまま残存し、延焼はしていなかった。
この検証の結果からは、光ケーブルが長手方向に自由に動き得る状態におかれている場合、加熱燃焼した部分は、中心抗張力体と光ファイバとの線膨張係数の違いにより、図4(B)に示すように、光ファイバは、中心抗張力体の伸びに追従することができず、過大な引張り力を受けて断線に至ったものと推測される。ちなみに、光ファイバの線膨張係数が8.0×10−6/℃に対し、鉄の線膨張係数は、1.1×10−5/℃である。また、光ケーブルの長手方向の動きが抑えられている場合、図4(C)に示すように、加熱燃焼した部分で中心抗張力体が伸びて両端で圧縮力を受けて撓み(湾曲する)、中心抗張力体と金属シースとの間に光ファイバを挟んで断線に至る場合もあると推測される。
また、FRP中心抗張力体12は、ガラス繊維にマトリックス樹脂といわれているエポキシアクリレート樹脂を絡めて加熱硬化させたもので、一般に耐熱温度が通常200℃以上とされていて、他の構成材料と比べて溶融温度が高い。このため、FRP中心抗張力体12に用いている樹脂が軟化溶融する前に、光ファイバに引張り力、或いは、中心抗張力体と金属シースとの間に光ファイバを挟んで断線を生じさせているものと思われる。
本発明は、上述した実情に鑑みてなされたもので、国際規格で規定される耐火試験(750℃、90分加熱)で断線を生じない耐火型光ケーブルの提供を課題とする。
本発明による耐火型光ケーブルは、中心抗張力体の周囲にスロット又はチューブを配して光ファイバ心線を収納し、外周を金属シースで覆った耐火型の光ケーブルであって、中心抗張力体が高強度繊維を溶融温度が180℃以下の熱可塑性樹脂で被覆或いは含浸して形成されているものを用いる。前記の熱可塑性樹脂には、例えば、ポリエチレン樹脂又は塩化ビニル樹脂を用いることができる。また、金属シースの内面側に、防水用の介在を配し、金属シースは鉄製で長手方向に波付けされ、さらに金属シースの外面を難燃性樹脂シースで覆った構成とすることができる。
耐火型光ケーブルの中心抗張力体を、比較的溶融温度の低い熱可塑性樹脂で高強度繊維を覆うか或いは含浸一体化させることにより、光ケーブルが高温に晒された際に、中心抗張力体を一体化させている熱可塑性樹脂が早期に溶解されて、内部の高強度繊維をバラけさせることができる。この結果、光ファイバが断線する前に、中心抗張力体の伸びによる光ファイバに作用する引張り力が低減され、また、中心抗張力体の伸びによる曲がりが弱められ金属シースとの間で光ファイバが挟みつけられるのを回避することができ、光ファイバの断線を防止することができる。
図により本発明の実施の形態を説明する。図1(A)は本発明による耐火型光ケーブルの概略を説明する図、図1(B)は高強度繊維束の周囲を樹脂で覆った中心抗張力体を用いた例を説明する図、図1(C)は高強度繊維に樹脂を含浸させた中心抗張力体の例を説明する図である。図中、21は耐火型光ケーブル、22,22’は中心抗張力体、22aは高強度繊維、22bは被覆樹脂、23はチューブ、24は光ファイバ心線、25は防水性テープ、26は金属シース、27は難燃ポリエチレンシースを示す。
本発明による耐火型光ケーブル21は、例えば、図3(B)で説明したのと同様な構成で、中心抗張力体22又は22’の外周に多数の光ファイバ24を収納した複数のチューブ23を撚り合わせ、金属シース26で覆って構成される。金属シース26は、ステンレス或いは鉄製のテープを縦添えする形で円筒状に丸めて形成される。チューブ23は、ポリブチレンテレフタレート等の樹脂で形成され、チューブ23内には多数の光ファイバ心線24がルース状態で収納されていてもタイト状態で収納されていてもよい。なお、特許文献2に開示のように、ケーブル敷設時にはチューブ23には光ファイバを収納せず、後に空気圧送により光ファイバを挿通させるようにしてもよい。
本発明における中心抗張力体22は、例えば、図1(B)に示すように、高強度繊維22aを束ね、これを被覆樹脂22bで覆って形成することができる。高強度繊維22aには、例えば、ケブラー(デュポン 登録商標)やトワロン(帝人 登録商標)等のアラミド繊維、ベクトラン(クラレ 登録商標)のポリアリレート繊維等を用いることができ、また、この他、従来のFRPで使用されているガラス繊維を用いることもできる。高強度繊維22aを覆う被覆樹脂22bとしては、FRPで使用されている樹脂の耐熱温度(通常200℃以上)より低い180℃以下で熱溶解する樹脂を用いるのが好ましい。より好ましくは、150℃以下で熱溶解する樹脂を用いる。
また、図1(C)に示すような中心抗張力体22’を用いることもできる。この中心抗張力体22’は、従来のFRPと同様に、上述した高強度繊維の束に樹脂を含浸させて棒状に一体化して形成したものである。本発明では、含浸樹脂としては、図1(B)の被覆樹脂22bに用いたのと同様に、FRPで使用されている樹脂の耐熱温度より低い180℃以下で熱溶解する樹脂を用いるのが好ましい。より好ましくは、150℃以下で熱溶解する樹脂を用いる。なお、図1(B)の被覆樹脂22b、又は、前記の含浸樹脂に適したものとして、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂がある。また、高強度繊維の束に樹脂を含浸させた中心抗張力体22’の外側に、更に樹脂被覆22bのような樹脂被覆を付加してその外径を太くし、チューブ23との間の隙間をなくすようにすることができる。
図2は他の実施の形態を示す図で、図2(A)は高強度繊維束の周囲を樹脂で覆った中心抗張力体を用いた例を説明する図、図2(B)は高強度繊維に樹脂を含浸させた中心抗張力体の例を説明する図である。図中、31は耐火型光ケーブル、32,32’は中心抗張力体、32aは高強度繊維、32bは被覆樹脂、33はスロット、33aはテープ溝、34は光ファイバテープ心線、35は防水混和物、36は金属シース、37は難燃ポリエチレンシースを示す。
図2に示すテープスロット型の光ケーブル31は、中心抗張力体32,32’の周囲に、螺旋状又はSZ状のテープ溝33aを有するスロット33を一体に形成し、多数本の光ファイバテープ心線34をテープ溝33aに収納して構成するものである。光ファイバテープ心線34を収納したスロット33aの外周には、防水混和物35を介在させ、その外側を金属シース36で覆う。金属シース36は、ステンレス或いは鉄製の金属テープを防水混和物35の外周に縦添えするようにしてその合わせ部を溶接して形成される。金属テープは、更に波付けを施した形状とするか、もしくは金属テープ表面に接着フィルムを貼付けた金属テープを防水混和物35の外周に縦添えし、その合わせ部を加熱溶着することができる。また、この金属シース36の外部には、難燃ポリエチレンシース37等を施して外被とした。
図2(A)に示す中心抗張力体32は、図1(B)で説明した中心抗張力体22と同様な構成で、高強度繊維32aを束ね、これを被覆樹脂32bで覆って形成することができる。高強度繊維32aには、例えば、上述したのと同様なケブラー(R)、トワロン(R)等のアラミド繊維、ベクトラン(R)のポリアリレート繊維等を用いることができ、また、この他、従来のFRPで使用されているガラス繊維を用いることもできる。高強度繊維32aを覆う被覆樹脂32bとしては、FRPで使用されている樹脂の耐熱温度(通常200℃以上)より低い180℃以下で熱溶解する樹脂を用いるのが好ましく、スロット33と同じ樹脂を用いてもよい。
また、図2(B)に示すように、図1(C)で説明した中心抗張力体22’と同様な構成の中心抗張力体32’を用いることもできる。この中心抗張力体32’は、高強度繊維の束に樹脂を含浸させて棒状に一体化して形成したものである。本発明では、含浸樹脂としては、図2(A)の被覆樹脂32bに用いたのと同様に、FRPで使用されている樹脂の耐熱温度より低い180℃以下で熱溶解する樹脂を用いるのが好ましい。なお、図2(A)の被覆樹脂32b、又は、前記の含浸樹脂に適したものとして、ポリエチレン樹脂、塩化ビニル樹脂がある。
上述のように耐火型光ケーブルの中心抗張力体を構成する高強度繊維を覆う被覆樹脂、或いは、高強度繊維に含浸される樹脂として、比較的低温で熱溶融する樹脂材を用いることで、光ケーブルが高温に晒されたときに、高強度繊維を保持している上記の樹脂材は、比較的低温の早期の時点で溶解し、高強度繊維はバラけた状態となる。この結果、中心抗張力体が長手方向に伸びて光ファイバに過度の引張りを与えたり、光ファイバを金属シースに押付けたりするようなこともなくなり、光ファイバの断線を回避することができる。
また、本発明では、一般的な光ケーブルと同様に、チューブ23又はスロット33と金属シース26,36との間に、防水性テープ25を巻きつけるか、或いは、防水混和物35を充填するなどの防水用の介在を配し、防水性を持たせることができる。この防水用の介在は金属シース26,36と接触する状態で設けられるので、例え、可燃性の材料が用いられるとしても、この防水用の介在による延焼や温度上昇は防止することができる。
また、小径の曲げを必要とするような敷設個所に用いる耐火型光ケーブルでは、金属シース26,36を、耐火試験の750℃程度では容易に軟化せず、長手方向に正弦波状の波付け加工が容易な鉄製とするのが望ましい。また、耐火型光ケーブルの外被として金属シース26,36の外側を覆うシースとして、難燃性のポリエチレンで被覆するのが好ましい。
本発明の具体例として、図1(B)のルースチューブ構造の耐火型光ケーブルを作製した。中心抗張力体としては、高強度繊維としてケブラー(デュポン 登録商標)7100dを19本束ねた後(米国規格Telcodia−GR20に規定する光ケーブル許容張力2700Nを満たす設計)、低密度ポリエチレンで一括被覆したものを用いた。また、金属シースとして、鉄製で正弦波状の波付きの形状とした。この耐火型光ケーブルを図4(A)で示したのと同様な耐火試験を実施したところ、光ファイバの断線は生じなかった。
また、上記の耐火試験品を解体して検証したところ、高強度繊維の周囲の低密度ポリエチレンが熱溶解し、高強度繊維がお互いに干渉せず、金属シース内の自由空間でバラけて弛んだ状態で残存していた。バラけた高強度繊維は加熱により光ファイバに張力がかかるほどに伸びが発生しておらず、また、棒状の形状を保ってもいないため加熱により伸びたことで金属シースとの間で光ファイバを挟んでもいなかった。
本発明の実施形態の概略を説明する図である。 本発明の他の実施形態を説明する図である。 耐火性の挙動調査のために作製した光ケーブル例を説明する図である。 図3の光ケーブルの耐火試験を説明する図である。
符号の説明
21,31…耐火型光ケーブル、22,22’,32,32’…中心抗張力体、22a,32a…高強度繊維、22b,33b…被覆樹脂、23…ルースチューブ、24…光ファイバ心線、25,…防水性テープ、26,36…金属シース、27,37…難燃ポリエチレンシース、33…スロット、33a…テープ溝、34…光ファイバテープ心線、35…防水混和物。

Claims (6)

  1. 中心抗張力体の周囲にスロット又はチューブを配して光ファイバ心線を収納し、外周を金属シースで覆った耐火型の光ケーブルであって、前記中心抗張力体が高強度繊維を溶融温度180℃以下の熱可塑性樹脂で被覆して形成されていることを特徴とする耐火型光ケーブル。
  2. 中心抗張力体の周囲にスロット又はチューブを配して光ファイバ心線を収納し、外周を金属シースで覆った耐火型の光ケーブルであって、前記中心抗張力体が高強度繊維に溶融温度180℃以下の熱可塑性樹脂を含浸して形成されていることを特徴とする耐火型光ケーブル。
  3. 前記熱可塑性樹脂は、ポリエチレン樹脂又は塩化ビニル樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の耐火型光ケーブル。
  4. 前記金属シースの内面側に、防水用の介在を配したことを特徴とする請求項1又は2に記載の耐火型光ケーブル。
  5. 前記金属シースは、鉄製で長手方向に波付けされていることを特徴とする請求項1又は2に記載の耐火型光ケーブル。
  6. 前記金属シースの外面を難燃性樹脂シースで覆ったことを特徴とする請求項1又は2に記載の耐火型光ケーブル。
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