JP4236197B2 - 光ファイバ配線方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光ファイバコード及び光ファイバケーブルに関する。
従来の光接続箱に収納される光ファイバコードの余長部は、輪状に束ねられ、そのまま光接続箱に収納されるか、あるいはドラムに巻かれて収納されることによって処理される。この余長処理方法では、光ファイバコードを新たに光接続するときに、光ファイバコードの内部応力によって光ファイバコードが直線状になろうとするため、ある1本の光ファイバ線を引き出す際に手間取る場合がある。また、光ファイバコードはガラス等の脆い素材であるため、光ファイバコードを引き出す際に、光ファイバコードを破損させてしまう恐れがある。
そこで、光ファイバコードを保護被覆し、さらに螺旋形状とした光ファイバコードが発明された(例えば、特許文献1参照。)。この発明は、螺旋加工されたプラスチックチューブに光ファイバ心線を挿入して形成した光ファイバコードである。この光ファイバコードを使用することにより、光ファイバコードが直線状となることを防止でき、光ファイバコードの取り扱いが容易となる。また、光ファイバ心線が保護被覆されているために、外力から光ファイバ心線が保護され、光ファイバ心線の破損を防ぐ。
特開平4−215605号公報
しかし、上記発明では、光ファイバ心線の許容曲げ半径が大きいために螺旋部の螺旋直径が60mm程度となる。そのため、光ファイバコードが長くなるにつれ光ファイバコードの嵩が大きくなり、光ファイバコードを収納する光接続箱を大きくせざるを得ない。また、この光ファイバコードの螺旋直径が大きいために、一般需要者が使用する汎用PC等の光接続機器に光接続される光ファイバコードとしては不向きである。
そこで、本発明では、螺旋部の螺旋直径が小さく、取り扱いが容易で、光ファイバコードの余長処理を容易とする光ファイバコードを提供することを目的とする。さらに、一般需要者が使用する汎用の光接続機器に光接続される光接続コードとして使用できる光ファイバコードを提供することを目的とする。また、上記光ファイバコードと同様の目的を有する光ファイバケーブルを提供することを目的とする。また、この光ファイバコード又は光ファイバケーブルの配線方法を提供することを目的とする。
発明に係る光ファイバ配線方法は、光ファイバケーブルから分岐した分岐光ファイバコードの端部に、他の光ファイバコードの端部又は他の光ファイバケーブルから分岐した他の分岐光ファイバコードの端部を接続する光ファイバ配線方法において、前記分岐光ファイバコード、前記他の光ファイバコード又は前記他の分岐光ファイバコードのうち1以上の光ファイバコードの少なくとも一部は、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を有しかつ光ファイバ心線がホーリーファイバであることを特徴とする光ファイバ配線方法である。
また、本発明に係る光ファイバ配線方法は、光接続箱に収容された光ファイバコードの端部に、他の光ファイバコードの端部又は光ファイバケーブルから分岐した分岐光ファイバコードの端部を前記光接続箱の外部から接続する光ファイバ配線方法において、前記光ファイバコード、前記他の光ファイバコード又は前記分岐光ファイバコードのうち1以上の光ファイバコードの少なくとも一部が、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を有しかつ光ファイバ心線がホーリーファイバであることを特徴とする光ファイバ配線方法である。
また、本発明に係る光ファイバ配線方法は、光ファイバケーブルから分岐して光接続箱に収容された光ファイバコードによって、該光ファイバケーブルと該光接続箱に設けられた光アダプタとを接続する光ファイバ配線方法であって、前記光ファイバコードは、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を有しかつ光ファイバ心線がホーリーファイバであり、前記光ファイバコードの前記螺旋部を引き伸ばすことによって、該光ファイバコードを終端する光コネクタを、該光アダプタに接続する光ファイバ配線方法である。
また、本発明に係る光ファイバ配線方法は、光ファイバケーブルから分岐して光接続箱に収容された光ファイバコードの少なくとも一部が、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を有しかつ光ファイバ心線がホーリーファイバである光ファイバコードである光ファイバコードによって、該光ファイバケーブルと該光接続箱に設けられた光アダプタとを接続する光ファイバ配線方法であって、該光ファイバコードの螺旋部を引き伸ばすことによって、該光ファイバコードを終端する光コネクタを、該光アダプタに接続する光ファイバ配線方法である。
また、本発明に係る光ファイバ配線方法は、光ファイバケーブルから分岐した分岐光ファイバコードの端部に、他の光ファイバコードの端部又は他の光ファイバケーブルから分岐した他の分岐光ファイバコードの端部を接続する光ファイバ配線方法において、前記光ファイバコードは、光ファイバ心線がホーリーファイバであり、前記分岐光ファイバコード、前記他の光ファイバコード又は前記他の分岐光ファイバコードのうち1以上の光ファイバコードの少なくとも一部に、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を形成した後に、前記分岐光ファイバコードの端部に、前記他の光ファイバコードの端部又は前記他の分岐光ファイバコードの端部を接続することを特徴とする光ファイバ配線方法である。
また、本発明に係る光ファイバ配線方法は、光接続箱に収容された光ファイバコードの端部に、他の光ファイバコードの端部又は光ファイバケーブルから分岐した分岐光ファイバコードの端部を前記光接続箱の外部から接続する光ファイバ配線方法において、前記光ファイバコードは、光ファイバ心線がホーリーファイバであり、前記光ファイバコード、前記他の光ファイバコード又は前記分岐光ファイバコードのうち1以上の光ファイバコードの少なくとも一部に、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を形成した後に、前記光ファイバコードの端部に、前記他の光ファイバコードの端部又は前記分岐光ファイバコードの端部を接続することを特徴とする光ファイバ配線方法である。
また、本発明に係る光ファイバ配線方法は、光ファイバケーブルから分岐して光接続箱に収容された光ファイバコードによって、該光ファイバケーブルと該光接続箱に設けられた光アダプタとを接続する光ファイバ配線方法において、前記光ファイバコードは、光ファイバ心線がホーリーファイバであり、該光ファイバコードの少なくとも一部に、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を形成した後に、該光ファイバコードを終端する光コネクタを、該光アダプタに接続することを特徴とする光ファイバ配線方法である。
また、本発明に係る光ファイバ配線方法は、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を有しかつ光ファイバ心線がホーリーファイバである光ファイバコードの両端を、光信号を入出力する別々の光接続部にそれぞれ接続する光ファイバ配線方法であって、該光ファイバコードの螺旋部を引き伸ばすことによって、該両端を該別々の光接続部にそれぞれ接続する光ファイバ配線方法である。
また、本発明に係る光ファイバ配線方法は、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を有しかつ光ファイバ心線がホーリーファイバである光ファイバケーブルの両端を、光信号を入出力する別々の光接続部にそれぞれ接続する光ファイバ配線方法であって、該光ファイバケーブルの螺旋部を引き伸ばすことによって、該両端を該別々の光接続部にそれぞれ接続する光ファイバ配線方法である。
また、本発明に係る光ファイバ配線方法は、光ファイバコード又は光ファイバケーブルの両端を、光信号を入出力する別々の光接続部にそれぞれ接続する光ファイバ配線方法において、前記光ファイバコードは、光ファイバ心線がホーリーファイバであり、該光ファイバコード又は該光ファイバケーブルの少なくとも一部に、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を形成した後に、該両端を該別々の光接続部にそれぞれ接続することを特徴とする光ファイバ配線方法である。
本発明に係る光ファイバコードでは、螺旋形状の螺旋直径が小さく、取り扱いが容易で、光ファイバコードの余長処理を容易とすることができる。また、本発明に係る光ファイバコードでは、一般需要者が使用する汎用の光接続機器に光接続される光接続コードとして使用することができる。また、本発明に係る光ファイバケーブルでは、螺旋形状の螺旋直径が小さく、取り扱いが容易で、光ファイバケーブルの余長処理を容易とすることができる。また、本発明に係る光ファイバケーブルでは、一般需要者が使用する汎用の光接続機器に光接続される光接続ケーブルとして使用することができる。本発明に係る光ファイバ配線方法では、光ファイバコード又は光ファイバケーブルの配線を容易とする。
以下、図を参照して本発明の実施の形態について具体的に説明するが、これらの記載に限定して解釈されない。
(実施の形態1)
図1に、本実施の形態に係る光ファイバコードの概略図を示す。本実施の形態に係る光ファイバコードは、光ファイバ心線46が被覆された光ファイバコード13で、螺旋部16を有している。
ここで、図1に示す光ファイバコード13の内部の構造について説明する。図2に、光ファイバコード13を拡大した概略断面図を示す。光ファイバコード13は、光信号が伝達するコア41と、コア41より屈折率の低いクラッド43と、クラッド43を保護するUV被覆44と、光ファイバ心線46を保護する抗張力繊維47及び外被覆45と、からなる。このとき、光ファイバ心線46は、コア41と、クラッド43と、からなる。
コア41は、光のパワーの大部分が閉じ込められ、実際に光信号が伝送する部分である。
クラッド43は、コア41の外周を覆っており、コア41の光の屈折率よりも屈折率が低い素材からなる。クラッド43は、コア41よりも屈折率が低いためにコア41を伝送する光信号の外部への漏れを防止する。
UV被覆44は、クラッド43の外周を覆っており、外界の物体から保護してクラッド43の表面への微小傷の発生を防ぐ。本実施の形態では、紫外線を照射することによって固化するUV硬化性樹脂によるUV被覆を行った。
抗張力繊維47は、難燃性の繊維からなり、光ファイバ心線46に機械的強度を持たせるために、UV被覆44の外周を覆っている。
外被覆45は、抗張力繊維47の外周を覆っており、光ファイバ心線46を外界の物体との接触からさらに保護するためのものである。本実施の形態では、外被覆45として難燃性のプラスチックを用いた。なお、図2に示す光ファイバコード13の内部構造は本実施の形態に係るもので、光ファイバ心線46が、少なくとも外被覆45によって覆われていれば、本発明に係る光ファイバコードとして使用することができる。
本実施の形態に係る光ファイバ心線46は、曲げ半径が12.5mmにおける曲げ損失が0.01dB/ターン以下である。従来の光ファイバ心線では、素材がガラスであり、曲げ損失が大きいことから、許容曲げ半径が30mm程度と大きかった。しかし、曲げ半径が12.5mmにおける曲げ損失が0.01dB/ターン以下である光ファイバ心線46となる材料が開発された。ここで、光ファイバコード13の曲げ半径は、光ファイバ心線46の曲げ半径と一致する。光ファイバ心線46の曲げ半径とは、光ファイバ心線46を曲げたときの、光ファイバ心線46の中心軸を弧とした円の半径をいう。以下、本明細書において同じである。
光ファイバ心線46を図1に示す光ファイバコード13に適用することで、光ファイバコード13に螺旋直径14が25mm以下の螺旋部16を形成することができる。ここで、光ファイバコード13の螺旋直径14とは、図1に示すように光ファイバコードを螺旋状態にしたとき、螺旋部16を形成する光ファイバ心線46の中心軸間の距離である。以下、本明細書において同じである。螺旋直径14及び光ファイバコード13の曲げ半径の定義から、半径Rの円筒に巻いた光ファイバコードの曲げ直径は、必ず光ファイバコードの螺旋直径よりも大きい。つまり、曲げ半径が12.5mmにおける曲げ損失が0.01dB/ターン以下である光ファイバ心線46を用いることで、光ファイバコード13の螺旋直径14を25mmにして、光ファイバコード13の曲げ損失を0.01dB/ターン以下とすることができる。
また、本実施の形態では、図2に示すコア直径61が6μm以下又はクラッド直径62が80μm以下の光ファイバ心線46を使用することもできる。コア直径61を6μm以下又はクラッド直径62を80μm以下とすると、光ファイバ心線46の直径が小さくなり、曲げ損失が減少し、曲げ半径を小さくできるため、図1に示す光ファイバコード13に螺旋直径14が25mm以下の螺旋部16を形成することができる。
また、本実施の形態では、光ファイバ心線46をホーリーファイバとすることもできる。ここで、ホーリーファイバについて説明する。図3に、ホーリーファイバの拡大概略断面図を示す。ホーリーファイバ40は、コア41を覆っているクラッド43の軸方向に複数の孔42を有した構造となっている。ここで、図8に、従来の光ファイバ心線とホーリーファイバとの曲げ半径に対する曲げ損失を比較した図を示す。このグラフは、横軸に曲げ半径(mm)、縦軸に曲げ半径に対する曲げ損失(dB/ターン)をとる。各グラフは、従来のシングルモード型の曲げ損失特性(以下、SM51)、分散シフトシングルモード型の曲げ損失特性(以下、DSM52)、ホーリーファイバの曲げ損失特性53の3種類について、曲げ半径に対する曲げ損失を表したものである。
図8から、ホーリーファイバの曲げ損失特性53の曲げ損失は、SM51、DSM52と比較して小さく、曲げ半径10mmとしても曲げ損失を0.01dB/ターン以下とすることができる。したがって、図2に示す光ファイバ心線46として、図3に示すホーリーファイバ40を使用して、螺旋直径14が25mm以下の螺旋部16を形成することができる。
図1に示す光ファイバコード13の螺旋部16は、螺旋直径14が25mm以下である。螺旋部16は、例えば、次のような方法によって形成することができる。1つの方法は、螺旋部16を有していない光ファイバコード13を金属棒に巻きつけて過熱し、その後冷やすことで、図2に示す外被覆45としての難燃性プラスチックを変形させて螺旋形状に固定する方法である。このとき、螺旋部16を形成する際には、光ファイバコードのコード直径を考慮して、螺旋直径14よりコード直径の分だけ短い直径の金属棒を用いることが望ましい。例えば、光ファイバコードのコード直径が約3mmの光ファイバコードに螺旋直径14が25mmの螺旋部16を形成する場合、金属棒の直径は、約22mmとすることが望ましい。また、加熱温度は約100℃で、加熱時間は10分〜30分とすることが望ましい。
あるいは、1つの方法として、架橋法を用いてもよい。まず、螺旋部16を有していない光ファイバコード13の外被覆45としての難燃性プラスチックに、熱、水分又は電子線を加えることで架橋結合する物質を混入する。次に、この光ファイバコードを金属棒に巻きつけ、熱、水分又は電子線を加えることで、外被覆45としての難燃性プラスチックが、上記物質が架橋結合することによって螺旋形状に固定されるため、螺旋部16を形成することができる。
上記方法によって螺旋部16を形成することにより、図2に示す外被覆45及び抗張力繊維47を剥がすことで、まっすぐな光ファイバ心線46を引き出すことができる。また、光ファイバコード13に螺旋部16を形成することで、光ファイバコード13にばね剛性が発生し、光ファイバコード13自体が縮まろうとするため、誤って光ファイバコード13が伸ばされたとしても、螺旋部16が光ファイバコード13の伸びを吸収し、光ファイバ心線46を破損させることがない。また、光ファイバコード13に螺旋部16を形成することで、見かけ上のコードの太さが太くなるために、複数の光ファイバコード13を乱雑に収納しても光ファイバコード13同士の絡みを防止し、光ファイバコード13の扱いが容易となる。また、光ファイバコードの螺旋直径14が25mm以下であれば、持ち運びにも便利で、一般需要者が使用するノートPC等の汎用の光接続機器に接続される光接続コードとして光ファイバコード13を用いることができる。
なお、図1に示した光ファイバコード13は、1本の光ファイバコードに螺旋部16を形成したものであるが、複数の光ファイバコードを平行に並べてそれぞれを結合させることによって平面状にした光ファイバコードに螺旋部を形成した光ファイバコードとしてもよい。また、図1では、断面形状が円である光ファイバコードに螺旋部16を形成した形態を示したが、螺旋部16が形成できれば、光ファイバコードの断面形状は、いかなるものであってもよい。
また、本実施の形態では、光ファイバコードについて説明したが、図1に示す光ファイバコードを、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を有する光ファイバケーブルに換えることができる。本発明に係る光ファイバケーブルは、図1に示す光ファイバコード13が備える光ファイバ心線46又は螺旋部16を有していない光ファイバコード13のいずれかを複数束ねて外周を被覆した光ファイバケーブルである。図9、図10、図11に、本発明に係る光ファイバケーブルの一例である光ファイバケーブルの概略断面図を示す。光ファイバケーブル50は、光ファイバコード49と、光ファイバコード49を保護する抗張力線48及び外被覆45と、からなる。この他に、図10及び図11に示すように、外被覆45に、外被覆45を裂くための切り欠き37を設けてもよい。
光ファイバコード49は、図1に示す螺旋部16を有していない光ファイバコード13と同様のものが、2本束ねられたものである。
抗張力線48は、鋼線を複数束ねたものである。光ファイバコード49に機械的強度を持たせるためである。なお、抗張力線48は、鋼線以外にも繊維強化プラスチック(FRP)、アラミド繊維(芳香族ポリアミド繊維)を束ねたもの等の強化材も適用することができる。
外被覆45は、ポリエチレンやポリ塩化ビニルからなる。なお、図9に示す光ファイバケーブル50の内部構造は本発明に係る光ファイバケーブルの1例で、複数の光ファイバコード又は光ファイバ心線が、少なくとも外被覆45によって覆われていれば、本発明に係る光ファイバケーブルとして使用することができる。
切り欠き37は、図10に示すように、光ファイバケーブル50の上下側面に2箇所ずつで抗張力線48を分断する位置に、光ファイバケーブル50と平行に設けたものとしてもよいし、図11に示すように上下側面に1箇所ずつで光ファイバコード49と同じ位置に、光ファイバケーブル50と平行に設けたものとしてもよい。
光ファイバケーブル50の配線時に、光ファイバコード49内の光ファイバ心線を露出させる場合がある。このとき、図10に示す切り欠き37で、図面左右方向に外被覆45を裂くことによって抗張力線48を光ファイバケーブル50から分断することができ、光ファイバコード49部分の外被覆45が剥がし易くなる。そのため、光ファイバケーブル50の配線作業が楽になる。あるいは、図11に示す切り欠き37で、図面左右方向に外被覆45を裂くことによって光ファイバコード49が露出するため、光ファイバケーブル50の配線作業が楽になる。
光ファイバケーブル50は、その断面形状が長方形であるため、断面形状が、この長方形の長辺と同じ長さの直径の円である場合より断面2次モーメントが小さいことから、曲げやすい。そのため、光ファイバケーブル50に、図1に示す螺旋部16と同様の螺旋部を形成することができる。なお、図9では、断面形状が長方形である光ファイバケーブルの1例を示したが、図1に示す螺旋部16と同様の螺旋部が形成できれば、光ファイバケーブルの断面形状は、いかなるものであってもよい。
なお、図1に示す光ファイバコードにおいて説明した螺旋部16の形成方法は、上記光ファイバケーブル50についても同様に適用することができる。
(実施の形態2)
図4に、本実施の形態に係る光ファイバケーブル端末部の透視概略図を示す。ただし、図4において、光接続箱10は断面を示す。本実施の形態に係る光ファイバケーブル端末部17は、光ファイバケーブル12と、光ファイバケーブル12から分岐した第1の実施形態に係る光ファイバコード13と、光ファイバコード13を収納する光接続箱10と、を備えている。
光ファイバケーブル12は、光ファイバを複数束ねて外周を被覆したものである。
光接続箱10は、クロージャ、成端箱等の、内部で光信号を分岐させる箱で、光ファイバケーブル導入口15から光ファイバケーブル12が導入され、光ファイバケーブル12から分岐した光ファイバコード13を収納する。また、光接続箱10は、光コネクタ21aと接続される光アダプタ24aを有する。
光ファイバコード13は、第1の実施の形態で説明した光ファイバコードと同様である。光ファイバコード13は、光ファイバケーブル12の被覆を剥がすことで光ファイバケーブル12から分岐させることができる。分岐した光ファイバコードの少なくとも一部を第1の実施の形態で説明した光ファイバコード13とし、光ファイバコード13の端部を光コネクタ21aによって終端する。このとき、光コネクタ21aは、光アダプタ24aに接続しても接続しなくてもよい。
従来では、光接続箱10に収納される光ファイバコードの余長部を光接続箱に設けられたドラム、シート等の余長処理部材に巻きつけたり、収めたりすることで、光ファイバコードの余長処理を行っていた。しかし、本実施の形態の光ファイバケーブル端末部17である光ファイバコード13を光ファイバコードの余長部とすると、単に光接続箱10に収納させておくだけでよく、余長処理を簡単にすることができる。また、余長処理部材を光接続箱10に設ける必要がなく、光接続箱10の形状を簡単なものとすることができる。また、光ファイバコード13の長さを光ファイバケーブル12と光アダプタ24aとの距離と略同じ長さとしても、光ファイバコード13が余長部となるため、光ファイバコードに余長部を予め確保しておく必要がない。その結果、光接続箱10の大きさを小さくすることができる。
ここで、光ファイバケーブル12と光アダプタ24aとを接続する光ファイバ配線方法について説明する。光ファイバコード13は螺旋部16を有しているため、縮んだ状態の光ファイバコード13は、螺旋部16を引き伸ばして長くすることができる。つまり、光ファイバコード13の長さが光ファイバケーブル12と光アダプタ24aとの距離よりも短くても光ファイバコード13の螺旋部16を引き伸ばすことによって、光コネクタ21aを、光アダプタ24aに接続することで、光ファイバコード13を配線することができる。
また、螺旋部16を有していない光ファイバコード13を、光ファイバケーブル12と光アダプタ24aとの距離よりも長く取り、この光ファイバコードの少なくとも一部に螺旋部16を形成した後に、端部を終端した光コネクタ21aと光アダプタ24aとを接続して、光ファイバコード13を配線することもできる。従来では、余長部を含めて光ファイバコードの配線距離を精密に計算して光ファイバコードの長さを決めていたが、上記方法によって光ファイバコード13を配線することにより、光ファイバコードの長さを適当に光ファイバケーブル12と光アダプタ24aとの距離よりも長く取っても、余った部分を螺旋形状にして処理することができ、光ファイバコードの配線を簡単なものとすることができる。
(実施の形態3)
図5に、本実施の形態に係る光ファイバコード端末部の概略図を示す。ただし、図5において、光接続箱10は断面を示す。本実施の形態に係る光ファイバコード端末部18は、光接続箱10と、光接続箱10に設けられた光アダプタ24bと、少なくとも一部が第1の実施形態に係る光ファイバコード13と、光ファイバコード13の一方の端部を終端し、且つ光アダプタ24bと接続された光コネクタ21bと、を有している。このとき、光ファイバコード13の他方の端部が光コネクタ21cによって終端されていてもよく、光ファイバコード13の他方の端部を終端した光コネクタ21cが光アダプタ24cに接続されていてもよい。
光ファイバコード13は、第1の実施の形態で説明した光ファイバコードと同様である。光接続箱10、光コネクタ21b、21c及び光アダプタ24b、24cは、第2の実施形態で説明した光接続箱、光コネクタ及び光アダプタと同様である。
光接続箱10に光アダプタ24bを介して接続された光ファイバコード13は、室内等に設けられた別の光アダプタ24cまで配線される。このとき、光ファイバコードの端末部を本実施の形態に係る光ファイバコード端末部18とすると、光ファイバコードの配線過程において、誤って光ファイバコード13が伸ばされたとしても、光ファイバコード端末部18の螺旋部16が光ファイバコード13の伸びを吸収し、光ファイバ心線を破損させることがなく、光ファイバコードの配線作業を容易とすることができる。
ここで、光ファイバコード13と光アダプタ24bとを接続する光ファイバ配線方法について説明する。光ファイバコード13は螺旋部16を有しているため、縮んだ状態の光ファイバコード13は、螺旋部16を引き伸ばして長くすることができる。つまり、光ファイバコード13の長さが光ファイバコード13と光アダプタ24aとの距離よりも短くても光ファイバコード13の螺旋部16を引き伸ばすことによって、光コネクタ21bを、光アダプタ24bに接続することで、光ファイバコード13を配線することができる。
また、螺旋部16を有していない光ファイバコード13を、光ファイバコード13と光アダプタ24bとの距離よりも長く取り、この光ファイバコードの少なくとも一部に螺旋部16を形成した後に、端部を終端した光コネクタ21bと光アダプタ24bとを接続して、光ファイバコード13を配線することもできる。従来では、余長部を含めて光ファイバコードの配線距離を精密に計算して光ファイバコードの長さを決めていたが、上記方法によって光ファイバコード13を配線することにより、光ファイバコードの長さを適当に光ファイバコード13と光アダプタ24bとの距離よりも長く取っても、余った部分を螺旋形状にして処理することができ、光ファイバコードの配線を簡単なものとすることができる。
(実施の形態4)
図6に、本実施の形態に係る光ファイバ配線部の概略図を示す。ただし、図6において、配線管23は断面を示す。本実施の形態に係る光ファイバ配線部19は、屋内に設けられた配線管23と、配線管23にその一部が収容された第1の実施形態に係る光ファイバコード13と、を有する。このとき、光ファイバコード13の両端が光コネクタ21d、21eによってそれぞれ終端されていてもよい。また、光ファイバコード13の一方の端部を終端した光コネクタ21eが、光分岐接続部22に設けられた光接続部としての光アダプタ24eに接続されていてもよく、光ファイバコード13の他方の端部を終端した光コネクタ21dが、光接続部としての光アダプタ24dに接続されていてもよい。
配線管23は、壁の中、床下又は天井裏等の屋内に設けられており、金属やプラスチック等の素材からなる。
光ファイバコード13は、第1の実施の形態で説明した光ファイバコードと同様である。このとき螺旋部16は、図6では配線管23の途中に設けられているが、配線管23のいずれの位置に設けてもよい。また、螺旋部16は、配線管23の外、つまり、配線管23と光コネクタ21dとの間、又は配線管23と光コネクタ21eとの間に設けてもよい。
光分岐接続部22は、光信号を波長によって多重分離する波長多重分離機能を有していてもよいし、単に光信号を分岐させる分岐合波機能のみを有していてもよい。
なお、光コネクタ21d、21e及び光アダプタ24d、24eは、第2の実施形態で説明した光コネクタ及び光アダプタと同様である。
光ファイバコードを配線管23に配線するとき、後の新たな光ファイバコードの配線に備えて光ファイバコードに予め余長部を形成して配線する。したがって、光ファイバ配線部を本実施の形態に係る光ファイバ配線部19とすると、光ファイバコード13の少なくとも一部に形成された螺旋部16が余長部となるため、光ファイバコードに余長部を予め確保しておく必要がない。また、配線管23は、従来から配線管の直径が25mm以下のものが推奨されている。したがって、螺旋部16の螺旋直径を25mm以下とすると、余長部となる螺旋部16を配線管23の中に配置することができ、光ファイバ配線部19の確保すべきスペースが小さくなる。また、光ファイバコード13の配線過程において、誤って光ファイバコード13が伸ばされたとしても、光ファイバコード13の螺旋部16が光ファイバコード13の伸びを吸収し、光ファイバ心線を破損させることがなく、光ファイバコードの配線作業を容易とすることができる。
なお、本実施の形態では、配線管23にその一部が収容された光ファイバコード13について説明したが、配線管23に、第1の実施の形態で説明した光ファイバケーブルの一部を収容することもできる。
ここで、光ファイバコード13の両端をそれぞれ別々の光接続部に接続する光ファイバ配線方法について説明する。光ファイバコード13は螺旋部16を有しているため、縮んだ状態の光ファイバコード13は、螺旋部16を引き伸ばして長くすることができる。つまり、光ファイバコード13の長さが光アダプタ24d、24eよりも短くても光ファイバコード13の螺旋部16を引き伸ばすことによって、光コネクタ21dを光接続部としての光アダプタ24dに接続し、光コネクタ21eを光接続部としての光アダプタ24eに接続することで、光ファイバコード13を配線することができる。
また、螺旋部16を有していない光ファイバコード13を光アダプタ24dと光アダプタ24eとの距離よりも長く取り、光ファイバコードの少なくとも一部に螺旋部16を形成した後に、光コネクタ21dを光接続部としての光アダプタ24dに接続し、光コネクタ21eを光接続部としての光アダプタ24eに接続することにより、光ファイバコード13を配線することができる。従来では、余長部を含めて光ファイバコードの配線距離を精密に計算して光ファイバコードの長さを決めていたが、上記方法によって光ファイバコード13を配線することにより、光ファイバコードの長さを適当に、光アダプタ24dと光アダプタ24eとの距離よりも長く取っても、余った部分を螺旋形状にして処理することができ、光ファイバコードの配線を簡単なものとすることができる。
なお、上記配線方法では、光コネクタと光アダプタとを接続して光ファイバコードを配線する配線方法を説明したが、光ファイバコード13の両端が光コネクタによって終端されていない場合、光ファイバ心線の両端をそれぞれ、別の光ファイバ心線の端部と、融着接続又はメカニカル接続によって接続することで光ファイバコードを配線してもよい。このとき、光ファイバ心線同士の結合部が光接続部となる。
なお、本実施の形態では、光ファイバコード13の両端をそれぞれ別々の光接続部に接続する光ファイバ配線方法について説明したが、配線管23に第1の実施の形態で説明した光ファイバケーブルの一部を収容する場合は、この光ファイバケーブルの両端をそれぞれ別々の光接続部に接続する光ファイバ配線方法として、前述した光ファイバコード13の両端をそれぞれ別々の光接続部に接続する光ファイバ配線方法を同様に適用することができる。
(実施の形態5)
図7に、本実施の形態に係る情報コンセントの概略図を示す。ただし、図7において、光ファイバコード13、光コネクタ21f以外は断面を示す。情報コンセント11は、電気用コンセントに電気機器のプラグを差し込んで電気機器に電力を供給するように、PC等の光接続機器の光コネクタを差し込んで、光信号を光接続機器に入力、又は光接続機器から出力される光信号を外部に出力するための光信号入出力口である。本実施の形態に係る情報コンセント11は、光ファイバコード導入口36を有するコンセントボックス31と、光ファイバコード導入口36から導入された第1の実施形態に係る光ファイバコード13と、光ファイバコード13の一方の端部を終端する光コネクタ21fと、を有する。このほかに、コンセントボックス31の蓋であるコンセントパネル32を有していてもよい。
コンセントボックス31は、室内を配線された光ファイバコードを導入する光ファイバコード導入口36を有する。コンセントボックス31は、図7に示すように室内の壁33に埋め込まれていてもよい。
コンセントパネル32は、軸34を中心に回転する扉であり、光ファイバコード13を収納したコンセントボックス31の蓋となる。
光ファイバコード13は、少なくとも一部が第1の実施の形態に係る光ファイバコードと同様のものである。このとき、光ファイバコード13は、コンセントボックス31から引き出すことができるようにしてもよいし、コンセントボックス31に完全に収容されて、光コネクタ21fがコンセントパネル32に固定されていてもよい。
コンセントボックス31の大きさは、JISC8340によって56×102×35mmに規定されている。そのため、螺旋直径が60mmの螺旋部を有する従来の光ファイバコードは、コンセントボックス31に収容することができなかった。しかし、螺旋部16の螺旋直径を25mm以下とすると、上記大きさのコンセントボックス31に光ファイバコード13を収容することができる。そのため、情報コンセント11の使用時に、コンセントボックス31に収容されていた光ファイバコード13を引き伸ばしてPC等の光接続機器に光コネクタ21fを直接接続することができる。また、光ファイバコード13をコンセントボックス31に完全に収容して、光コネクタ21fをコンセントパネル32に固定してもよく、この場合は、光ファイバコード13を余長部とすることができる。
(実施の形態6)
図12に、本実施形態に係る光ファイバコード端末部の概略構成図を示す。図12に示す光ファイバコード端末部25は、光ファイバケーブル12から分岐した光ファイバコード38の端部に、光ファイバコード39の端部が接続されている。
ここで、光ファイバコード39は、光ファイバコード39の少なくとも一部を、第1実施形態で説明した光ファイバコードとしている。
本実施形態では、光ファイバコード38と光ファイバコード39とは、V溝54を有するV溝部材55によるメカニカル接続により接続されている。
メカニカル接続とは、V溝54により光ファイバの軸を合わせて光ファイバの端面同士を突き合わせることにより光結合させるものである。メカニカル接続は、例えば架空クロージャ内でのアクセス光ケーブル〜ドロップケーブル間の接続、屋外又は屋内の成端箱内でのドロップケーブル〜インドアケーブル間の接続に適用することができる。
なお、メカニカル接続では、通常V溝部材55の上部に蓋をするように光ファイバ心線69、70を抑える押さえ部材を設けるが、図12では、光ファイバ同士の接続の状態を示すため、押さえ部材は図示していない。
このように、光ファイバコード端末部25において、光ファイバコード39が螺旋部16を有することにより、誤って光ファイバコード38、39が伸ばされても螺旋部16が伸長して伸びが吸収される。そのため、光ファイバコード38、39内の光ファイバ心線69、70を破損させることがない。
ここで、メカニカル接続による接続手順について説明する。
まず、光ファイバコード38及び光ファイバコード39の被覆を剥がしてそれぞれの光ファイバ心線69、70を露出させる。次に、V溝部材55と押さえ部材(不図示)とを有するメカニカルプライス素子をメカニカル接続のための接続補助具(不図示)に固定する。
メカニカルプライス素子のV溝部材55と押さえ部材との間にくさびを挿入して隙間を開け、光ファイバコード38の光ファイバ心線70をV溝54に沿って光ファイバ挿入部56aから挿入する。また、光ファイバコード39の光ファイバ心線69をV溝54に沿って光ファイバ挿入部56bから挿入して光ファイバ心線69、70の端面同士を突き合わせる。このとき、挿入している光ファイバ心線69の端面が光ファイバ心線70の端面に突き当たれば、突き合わせが完了する。
最後に、くさびをメカニカルプライス素子から引き抜き、メカニカルプライス素子を接続補助具から取り出して接続が完了する。
このように、メカニカル接続では、アクティブな機器等の接続補助具が必要なく、接続の構造が簡単である。また、V溝54を多数設けることにより、多心接続が可能となる。また、低損失での接続が可能である。
なお、本実施形態では、光ファイバコード39は、光ファイバコードの少なくとも一部を、第1実施形態で説明した光ファイバコードとしている。また、光ファイバコード39は、光ファイバケーブル12から分岐した光ファイバコード38に接続している。本実施形態は光ファイバコード端末部の一例であり、光ファイバケーブル12から分岐した光ファイバコード38の少なくとも一部を、第1実施形態で説明した光ファイバコードとしてもよい。また、光ファイバケーブルから分岐した光ファイバコード同士を接続してもよい。このとき、少なくとも一方の光ファイバコードの少なくとも一部を、第1実施形態で説明した光ファイバコードとしてもよい。第1実施形態で説明した光ファイバコード同士を接続することにより光ファイバコードの螺旋部の伸び量も多いため、光ファイバコード38、39内の光ファイバ心線69、70をより破損させることが少ない。
また、本実施形態では、光ファイバコード38と光ファイバコード39とをメカニカル接続により接続したが、光ファイバコード38と光ファイバコード39との接続方法として、例えば融着接続、コネクタ接続等の接続方法も適用することができる。
ここで、光ファイバコード38及び光ファイバコード39を融着接続により接続した場合の接続手順について説明する。まず、光ファイバコード38及び光ファイバコード39の被覆を剥がしてそれぞれの光ファイバ心線69、70を露出させる。次に、互いの光ファイバ心線69、70の軸を合わせて一定間隔を置いてそれぞれの光ファイバ心線69、70を固定する。次に、光ファイバ心線69、70をそれぞれ挟むように固定された2本の電極棒間に高電圧を印加して、光ファイバ心線69、70の端部のみを加熱し、光ファイバ心線69、70の先端部をそれぞれ形成する。
次に、アーク放電により光ファイバ心線69、70の先端部を加熱して溶融させる。光ファイバ心線69、70の端面が溶融した状態で互いの光ファイバ心線69、70の端面同士を突き合わせて融着させて接続が完了する。このとき、溶融した光ファイバ心線69、70の表面張力により自己調心作用が働く。
融着接続は、低損失の接続が可能な点で有効である。
同様に、光ファイバコード38及び光ファイバコード39をコネクタ接続により接続した場合の接続手順について説明する。コネクタ接続は、光ファイバ心線69の端部にコネクタを形成し、光ファイバ心線70の端部にコネクタを形成してコネクタ同士を光アダプタを介して接続して接続が完了する。コネクタは、光ファイバコード39の被覆を剥いで露出させた光ファイバ心線69の端部をフェルールに通した後に、フェルールの外側をハウジングして形成する。光ファイバコード38についても同様である。
コネクタ接続は、光アダプタを介してコネクタ同士を接続するので、光ファイバコード同士の接続が容易である。
ここで、光ファイバコード38と光ファイバコード39とを、上述したメカニカル接続、融着接続又はコネクタ接続等の接続方法により接続する光ファイバ配線方法について説明する。
光ファイバコード38及び光ファイバコード39を接続するには、光ファイバコード38の端部を固定し、固定された端部に、螺旋部16を引き伸ばすようにして光ファイバコード39の端部を接近させて接続する。
このような光ファイバコード38及び光ファイバコード39の接続では、螺旋部16が伸長する。そのため、配線長さを厳密に計算することなく光ファイバコード38と光ファイバコード39とを接続することができる。また、螺旋部16が伸長するため、光ファイバコード38と光ファイバコード39との配線が簡単である。
また、光ファイバコード38と光ファイバコード39とを接続する光ファイバコード配線方法は次のようなものも可能である。
螺旋部16を有していない光ファイバコード39を光ファイバコード38の端部までの長さよりも長く取り、光ファイバコード39の少なくとも一部に螺旋部16を形成した後に、光ファイバコード38と光ファイバコード39とを接続する。
このような光ファイバコード38及び光ファイバコード39の接続では、光ファイバコード39の長さを適当にとっても、光ファイバコードの余長部分を螺旋部16として処理できるため、別途余長処理を行う必要がなく配線が簡単である。また、余長処理を行う必要がないため、その分接続時間を短縮できる。
(実施の形態7)
図13に、本実施形態に係る光ファイバコード端末部の概略構成図を示す。本実施形態に係る光ファイバコード端末部27は、光接続箱10に収容された光ファイバコード63の端部に、他の光ファイバコード64の端部が光接続箱10の外部から接続されている。
ここで、光ファイバコード63は、光ファイバケーブル12から分岐したもので、光ファイバケーブル12と光ファイバコード63との間に余長部58を形成している。また、光ファイバ64は、光ファイバコードの少なくとも一部を、第1実施形態で説明した光ファイバコードとしたものである。
また、光ファイバコード63及び光ファイバコード64は、接続部59により接続されている。この接続部59では、第6実施形態で説明したメカニカル接続又は融着接続等の接続方法を適用することができる。
また、光ファイバコード端末部28のように、光接続箱10の外部から配線される光ファイバコード65と光ファイバケーブル12から分岐した光ファイバコード66とを光コネクタ21m、21n及び光アダプタ24kによるコネクタ接続により接続してもよい。
ここで、光ファイバコード65は、光ファイバコードの少なくとも一部を、第1実施形態で説明した光ファイバコードとしたものである、また、光ファイバコード65の他方の端部は、光コネクタ21pにより終端されている。
光ファイバコード端末部27のように光ファイバコード64が螺旋部16を有することにより、誤って光ファイバコード64、63が伸ばされても螺旋部16が伸長して伸びが吸収される。そのため、光ファイバコード63、64内の光ファイバ心線を破損させることがない。また、光ファイバコード64が螺旋部16を有することにより、光ファイバコード64と光ファイバコード63とを接続して配線する際に螺旋部16が伸長する。そのため、配線長さを厳密に計算することなく接続することができる。また、螺旋部16が伸長するため、光ファイバコード64と光ファイバコード63との配線が簡単である。また、光ファイバコード64の長さを適当にとっても、光ファイバコードの余長部分を螺旋部16として処理できるため、別途余長処理を行う必要がなく配線が簡単であり接続時間を短縮できる。また、光ファイバコード端末部28のように、光ファイバコード65の他方の端部を光コネクタ21pで終端し、アダプタ・コネクタ等を介して情報端末部(不図示)に配線する場合、螺旋部16が伸縮するため、情報端末部を固定設置することなく、自由に移動することができる。
なお、本実施形態では、光ファイバコード64は、光ファイバコードの少なくとも一部を、第1実施形態で説明した光ファイバコードとしている。また、光ファイバコード64は、光ファイバケーブル12から分岐した光ファイバコード63に接続している。本実施形態は光ファイバコード端末部の一例であり、光ファイバケーブル12から分岐した光ファイバコード63の少なくとも一部を、第1実施形態で説明した光ファイバコードとしてもよい。また、光ファイバケーブル12から分岐した光ファイバコード同士を接続してもよい。このとき、少なくとも一方の光ファイバコードの少なくとも一部を、第1実施形態で説明した光ファイバコードとしてもよい。
光ファイバコード63の少なくとも一部に螺旋部を有することにより、光ファイバコード63の余長部を螺旋部として処理できる。そのため、余長部58のように光ファイバコード63の許容曲げ半径の円形状にする必要がなく、光接続箱10自体の大きさをコンパクト化することができる。
また、光ファイバケーブルから分岐した光ファイバコード同士を接続し、少なくとも一方の光ファイバコードの少なくとも一部を、第1実施形態で説明した光ファイバコードとしてもよい。螺旋部を有する光ファイバコード同士を接続することにより、光ファイバコードの両方の側で余長処理を省くことができるため、さらに接続時間を短縮することができる。
ここで、光ファイバコード63と光ファイバコード64とを、上述したメカニカル接続、融着接続又はコネクタ接続等の接続方法により接続する光ファイバ配線方法の1例について説明する。
光ファイバコード63及び光ファイバコード64を接続するには、光ファイバコード63の端部を固定し、固定された端部に、螺旋部16を引き伸ばすようにして光ファイバコード64の端部を接近させて接続する。
このような光ファイバコード63及び光ファイバコード64の接続では、螺旋部16が伸長するため、配線長さを厳密に計算することなく接続することができる。また、螺旋部16が伸長するため、光ファイバコード63と光ファイバコード64との配線が簡単である。
また、光ファイバコード63と光ファイバコード64とを接続する光ファイバコード配線方法は次のようなものも可能である。
螺旋部16を有していない光ファイバコード64を光ファイバコード63の端部までの長さよりも長く取り、光ファイバコード64の少なくとも一部に螺旋部16を形成した後に、光ファイバコード63と光ファイバコード64とを接続する。
このような光ファイバコード63及び光ファイバコード64の接続では、光ファイバコード64の長さを適当にとっても、光ファイバコード64の余長部分を螺旋部16として処理できるため、別途余長処理を行う必要がない。また、螺旋部16が伸長するため、光ファイバコード63と光ファイバコード64との配線が簡単である。そのため、光ファイバコード63と光ファイバコード64との接続時間を短縮できる。
(実施の形態8)
図14に、本実施の形態に係る情報コンセントの概略図を示す。ただし、図14において、光ファイバコード67以外は断面を示す。情報コンセント68は、電気用コンセントに電気機器のプラグを差し込んで電気機器に電力を供給するように、例えばPC等の光接続機器に光コネクタを差し込んで、光信号を光接続機器に入力、又は光接続機器から出力される光信号を外部に出力するための光信号入出力口である。本実施の形態に係る情報コンセント68は、光ファイバコード導入口36を有するコンセントボックス31と、光ファイバコード導入口36から導入された光ファイバコード67と、を有する。この他に、コンセントボックス31の蓋であるコンセントパネル32を有していてもよい。
コンセントボックス31は、室内を配線された光ファイバコードを導入する光ファイバコード導入口36を有する。コンセントボックス31は、図14に示すように室内の壁33に埋め込まれていてもよい。
コンセントパネル32は、軸34を中心に回転する扉であり、光ファイバコード67を収納したコンセントボックス31の蓋となる。
光ファイバコード67は、光ファイバコードの少なくとも一部を、第1の実施の形態に係る光ファイバコードとしたものである。また、光ファイバコード67の端部は、第6実施形態で説明したメカニカル接続、融着接続又はコネクタ接続等の接続方法によって他の光ファイバと接続できるように端面としている。このとき、光ファイバコード67は、コンセントボックス31から引き出すことができるようにしてもよいし、コンセントボックス31に完全に収容されて、光ファイバコード67の端部がコンセントパネル32に固定されていてもよい。
コンセントボックス31の大きさは、JISC8340によって56×102×35mmに規定されている。そのため、螺旋直径が60mmの螺旋部を有する従来の光ファイバコードは、コンセントボックス31に収容することができなかった。しかし、螺旋部16の螺旋直径を25mm以下とすると、上記大きさのコンセントボックス31に光ファイバコード67を収容することができる。そのため、情報コンセント68の使用時に、コンセントボックス31に収容されていた光ファイバコード67を引き伸ばしてPC等の光接続機器にコネクタ接続により直接接続することができる。また、光ファイバコード67をコンセントボックス31に完全に収容して、光ファイバコード67の端部をコンセントパネル32に固定してもよい。この場合は、光ファイバコード67を余長部とすることができる。
(実施の形態9)
図15に、本実施の形態に係る光ファイバ配線部の概略図を示す。ただし、図15において、配線管23、57は断面を示す。本実施の形態に係る光ファイバ配線部26は、屋内に設けられた配線管23と、配線管23に収容された光ファイバコード71と、を有する。
光ファイバコード71は、配線管23の全体に渡って収容されている。また、光ファイバコード71は、光ファイバコードの少なくとも一部を、第1実施形態で説明した光ファイバコードとしたものである。本実施形態では、光ファイバコード71の両端が光コネクタ21g、21hによってそれぞれ終端されている。また、光ファイバコード71の一方の端部を終端した光コネクタ21hが、光分岐接続部22に設けられた光接続部としての光アダプタ24gに接続されている。また、光ファイバコード71の他方の端部を終端した光コネクタ21gが、光接続部としての光アダプタ24fに接続されている。
配線管23は、壁の中、床下又は天井裏等の屋内に設けられており、金属やプラスチック等の素材からなる。また、本実施形態では配線管23は、直線形状をしているが、光ファイバ配線部29の配線管57のように途中で曲がっていてもよい。光ファイバコード72は螺旋部16が伸長するため、当然に光ファイバコード72を配線管57の中を配線することができる。
光分岐接続部22は、光信号を波長によって多重分離する波長多重分離機能を有していてもよいし、単に光信号を分岐させる分岐合波機能のみを有していてもよい。
なお、光コネクタ21g、21h、21j、21k及び光アダプタ24f、24g、24h、24jは、第2の実施形態で説明した光コネクタ及び光アダプタと同様である。
このように、光ファイバ配線部を本実施形態に係る光ファイバ配線部26とすると、光ファイバコード71の少なくとも一部に形成された螺旋部16が余長部となるため、光ファイバコードに余長部を予め確保しておく必要がない。また、配線管23は、従来から配線管の直径が25mm以下のものが推奨されている。したがって、螺旋部16の螺旋直径を25mm以下とすると、余長部となる螺旋部16を配線管23の中に配置することができ、光ファイバ配線部26の確保すべきスペースが小さくなる。また、光ファイバコード71の配線過程において、誤って光ファイバコード71が伸ばされたとしても、光ファイバコード71の螺旋部16が光ファイバコード71の伸びを吸収し、光ファイバ心線を破損させることがなく、光ファイバコードの配線作業を容易とすることができる。
なお、本実施形態では、配線管23にその全体が収容された光ファイバコード71について説明したが、光ファイバケーブルの少なくとも一部を第1の実施の形態で説明した光ファイバケーブルとして、配線管23に光ファイバケーブルの全体を収容することもできる。
ここで、光ファイバコード71の両端をそれぞれ別々の光接続部に接続する光ファイバ配線方法について説明する。縮んだ状態の光ファイバコード71は、螺旋部16を引き伸ばして長くすることができる。つまり、光ファイバコード71の長さが光アダプタ24fから光アダプタ24gまでの長さよりも短くても光ファイバコード71の螺旋部16を引き伸ばすことによって、光コネクタ21gを光接続部としての光アダプタ24fに接続し、光コネクタ21hを光接続部としての光アダプタ24gに接続することで、光ファイバコード71を配線することができる。
また、螺旋部16を有していない光ファイバコード71を光アダプタ24fと光アダプタ24gとの距離よりも長く取り、光ファイバコード71の少なくとも一部に螺旋部16を形成した後に、光コネクタ21gを光接続部としての光アダプタ24fに接続し、光コネクタ21hを光接続部としての光アダプタ24gに接続することにより、光ファイバコード71を配線することができる。従来では、余長部を含めて光ファイバコードの配線距離を精密に計算して光ファイバコードの長さを決めていた。しかし、上記方法によって光ファイバコード71を配線することにより、光ファイバコードの長さを適当に、光アダプタ24fと光アダプタ24gとの距離よりも長く取っても、余った部分を螺旋形状にして処理することができ、光ファイバコードの配線を簡単なものとすることができる。
なお、上記配線方法では、光コネクタと光アダプタとを接続することによって、光ファイバコードを配線する配線方法を説明した。本実施形態は、光ファイバ配線方法の一例であり、光ファイバコード71の両端が光コネクタによって終端されていなくてもよい。この場合、光ファイバ心線の両端をそれぞれ別の光ファイバ心線の端部に、第6実施形態で説明した融着接続又はメカニカル接続によって接続することで光ファイバコードを配線してもよい。このとき、光ファイバ心線同士の結合部が光接続部となる。
なお、本実施の形態では、光ファイバコード71の両端をそれぞれ別々の光接続部に接続する光ファイバ配線方法について説明したが、配線管23に第1実施の形態で説明した光ファイバケーブルの全体を収容する場合は、この光ファイバケーブルの両端をそれぞれ別々の光接続部に接続する光ファイバ配線方法として、前述した光ファイバコード71の両端をそれぞれ別々の光接続部に接続する光ファイバ配線方法を同様に適用することができる。
本発明に係る光ファイバコードは、光接続機器間を接続する光接続コードとしての用途にも適用することができる。また、本発明に係る光ファイバケーブルは、光接続機器間を接続する光接続ケーブルとしての用途にも適用することができる。
本発明に係る光ファイバコードの1の実施形態を示した概略図である。 本発明に係る光ファイバコードの1の実施形態である光ファイバコードの拡大概略断面図である。 ホーリーファイバの拡大概略断面図である。 本発明に係る光ファイバケーブル端末部の1の実施形態を示した透視概略図である。 本発明に係る光ファイバコード端末部の1の実施形態を示した概略図である。 本発明に係る光ファイバ配線部の1の実施形態を示した概略図である。 本発明に係る情報コンセントの1の実施形態を示した概略図である。 従来の光ファイバ心線とホーリーファイバとの曲げ半径に対する曲げ損失を比較した図である。 本発明に係る光ファイバケーブルの1例である光ファイバケーブルの概略断面図である。 本発明に係る光ファイバケーブルの1例である光ファイバケーブルの概略断面図である。 本発明に係る光ファイバケーブルの1例である光ファイバケーブルの概略断面図である。 本発明に係る光ファイバコード端末部の1の実施形態を示した概略構成図である。 本発明に係る光ファイバコード端末部の1の実施形態を示した概略構成図である。 本発明に係る情報コンセントの1の実施形態を示した概略図である。 本発明に係る光ファイバ配線部の1の実施形態を示した概略図である。
符号の説明
10 光接続箱
11 情報コンセント
12 光ファイバケーブル
13 光ファイバコード
14 螺旋直径
15 光ファイバケーブル導入口
16 螺旋部
17 光ファイバケーブル端末部
18 光ファイバコード端末部
19 光ファイバ配線部
21a、21b、21c、21d、21e、21f 光コネクタ
22 光分岐接続部
23 配線管
24a、24b、24c、24d、24e 光アダプタ
31 コンセントボックス
32 コンセントパネル
33 壁
34 軸
36 光ファイバコード導入口
37 切り欠き
40 ホーリーファイバ
41 コア
42 孔
43 クラッド
44 UV被覆
45 外被覆
46 光ファイバ心線
47 抗張力繊維
48 抗張力線
49 光ファイバコード
50 光ファイバケーブル
51 SM
52 DSM
53 ホーリーファイバの曲げ損失特性
61 コア直径
62 クラッド直径
21g、21h、21j、21k、21m、21n、21p 光コネクタ
24f、24g、24h、24j、24k 光アダプタ
25、27、28 光ファイバコード端末部
26、29 光ファイバ配線部
38、39 光ファイバコード
54 V溝
55 V溝部材
56a、56b 光ファイバ挿入部
58 余長部
59 接続部
63、64、65、66、67、71、72 光ファイバコード
68 情報コンセント
69、70 光ファイバ心線

Claims (10)

  1. 光ファイバケーブルから分岐した分岐光ファイバコードの端部に、他の光ファイバコードの端部又は他の光ファイバケーブルから分岐した他の分岐光ファイバコードの端部を接続する光ファイバ配線方法において、前記分岐光ファイバコード、前記他の光ファイバコード又は前記他の分岐光ファイバコードのうち1以上の光ファイバコードの少なくとも一部は螺旋直径が25mm以下の螺旋部を有しかつ光ファイバ心線がホーリーファイバであることを特徴とする光ファイバ配線方法。
  2. 光接続箱に収容された光ファイバコードの端部に、他の光ファイバコードの端部又は光ファイバケーブルから分岐した分岐光ファイバコードの端部を前記光接続箱の外部から接続する光ファイバ配線方法において、前記光ファイバコード、前記他の光ファイバコード又は前記分岐光ファイバコードのうち1以上の光ファイバコードの少なくとも一部が螺旋直径が25mm以下の螺旋部を有しかつ光ファイバ心線がホーリーファイバであることを特徴とする光ファイバ配線方法。
  3. 光ファイバケーブルから分岐して光接続箱に収容された光ファイバコードによって、該光ファイバケーブルと該光接続箱に設けられた光アダプタとを接続する光ファイバ配線方法であって、
    前記光ファイバコードは螺旋直径が25mm以下の螺旋部を有しかつ光ファイバ心線がホーリーファイバであり、
    前記光ファイバコードの前記螺旋部を引き伸ばすことによって、該光ファイバコードを終端する光コネクタを、該光アダプタに接続する光ファイバ配線方法。
  4. 光ファイバケーブルから分岐して光接続箱に収容された光ファイバコードの少なくとも一部が螺旋直径が25mm以下の螺旋部を有しかつ光ファイバ心線がホーリーファイバである光ファイバコードによって、該光ファイバケーブルと該光接続箱に設けられた光アダプタとを接続する光ファイバ配線方法であって、該光ファイバコードの螺旋部を引き伸ばすことによって、該光ファイバコードを終端する光コネクタを、該光アダプタに接続する光ファイバ配線方法。
  5. 光ファイバケーブルから分岐した分岐光ファイバコードの端部に、他の光ファイバコードの端部又は他の光ファイバケーブルから分岐した他の分岐光ファイバコードの端部を接続する光ファイバ配線方法において、
    前記光ファイバコードは、光ファイバ心線がホーリーファイバであり、
    前記分岐光ファイバコード、前記他の光ファイバコード又は前記他の分岐光ファイバコードのうち1以上の光ファイバコードの少なくとも一部に、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を形成した後に、前記分岐光ファイバコードの端部に、前記他の光ファイバコードの端部又は前記他の分岐光ファイバコードの端部を接続することを特徴とする光ファイバ配線方法。
  6. 光接続箱に収容された光ファイバコードの端部に、他の光ファイバコードの端部又は光ファイバケーブルから分岐した分岐光ファイバコードの端部を前記光接続箱の外部から接続する光ファイバ配線方法において、
    前記光ファイバコードは、光ファイバ心線がホーリーファイバであり、
    前記光ファイバコード、前記他の光ファイバコード又は前記分岐光ファイバコードのうち1以上の光ファイバコードの少なくとも一部に、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を形成した後に、前記光ファイバコードの端部に、前記他の光ファイバコードの端部又は前記分岐光ファイバコードの端部を接続することを特徴とする光ファイバ配線方法。
  7. 光ファイバケーブルから分岐して光接続箱に収容された光ファイバコードによって、該光ファイバケーブルと該光接続箱に設けられた光アダプタとを接続する光ファイバ配線方法において、
    前記光ファイバコードは、光ファイバ心線がホーリーファイバであり、
    該光ファイバコードの少なくとも一部に、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を形成した後に、該光ファイバコードを終端する光コネクタを、該光アダプタに接続することを特徴とする光ファイバ配線方法。
  8. 旋直径が25mm以下の螺旋部を有しかつ光ファイバ心線がホーリーファイバである光ファイバコードの両端を、光信号を入出力する別々の光接続部にそれぞれ接続する光ファイバ配線方法であって、該光ファイバコードの螺旋部を引き伸ばすことによって、該両端を該別々の光接続部にそれぞれ接続する光ファイバ配線方法。
  9. 旋直径が25mm以下の螺旋部を有しかつ光ファイバ心線がホーリーファイバである光ファイバケーブルの両端を、光信号を入出力する別々の光接続部にそれぞれ接続する光ファイバ配線方法であって、該光ファイバケーブルの螺旋部を引き伸ばすことによって、該両端を該別々の光接続部にそれぞれ接続する光ファイバ配線方法。
  10. 光ファイバコード又は光ファイバケーブルの両端を、光信号を入出力する別々の光接続部にそれぞれ接続する光ファイバ配線方法において、
    前記光ファイバコードは、光ファイバ心線がホーリーファイバであり、
    該光ファイバコード又は該光ファイバケーブルの少なくとも一部に、螺旋直径が25mm以下の螺旋部を形成した後に、該両端を該別々の光接続部にそれぞれ接続することを特徴とする光ファイバ配線方法。
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