JP2005202169A - 光学走査装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 密閉性に優れ、外部からの粉塵等の侵入を確実に防止するとともに、容易に蓋の開閉が可能な光学走査装置を提供する。
【解決手段】 光学箱1の側壁1a、1b、1cの内面には、蓋部材2の曲折部3a、3b、3cが係合する溝部4が水平方向に連続して形成されている。蓋部材2は溝部4に沿って摺動可能に支持される。側壁1dには溝部4が設けられておらず、蓋部材2の挟持部5により側壁1dが挟持される。蓋部材2の曲折部3a、3b方向の寸法を、側壁1a、1bに設けられた溝部4間の距離よりも若干大きく、曲折部3a〜3cの厚みを、溝部4の開口幅よりも若干大きく設計しておけば、蓋部材2の弾性変形によって光学箱1との密着性を向上させることができ、外部からの粉塵等の侵入を効果的に防止する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリンタやファクシミリ、複写機などの画像形成装置において書き込み用光学系として用いられる光学走査装置に関するものである。
ポリゴンミラーをモータにより回転させ、その多角形の側面に設けられた反射面にレーザ光を照射してその反射光を走査させる光学走査装置が複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置に用いられている。このような光学走査装置の構成について図8、図9を用いて説明する。
図8において、11は複数のLD素子を備えた光源ユニットであり、画像信号に基づき光変調したレーザ光(光ビーム)を射出している。12はコリメータレンズであり、光源ユニット11から射出したレーザ光を略平行光束にしている。13は副走査方向にのみ所定の屈折力を有するシリンドリカルレンズである。14は偏向手段としてのポリゴンミラーであり、ここでは側面に6つの偏向面(反射面)を有する正六角形の回転多面鏡から成っており、モータ等の駆動手段(図示せず)により矢印A方向に所定の速度で回転している。
15はfθ特性を有する走査レンズであり、ポリゴンミラー14によって偏向反射されたレーザ光を感光体ドラム16上に結像させている。尚、上述したポリゴンミラー14、走査レンズ15等の各要素は光走査手段の一要素を構成している。感光体ドラム16はモータ等の駆動手段(図示せず)により矢印C方向(副走査方向)に所定の速度で回転しており、該感光体ドラム16上に結像するレーザ光により画像情報が潜像として書き込まれる。また、感光体ドラム16の周囲には電子写真プロセス手段としての帯電ユニット、現像ユニット、転写ユニット等(いずれも図示せず)が配設されている。
この例においては光源ユニット11より射出したレーザ光をコリメータレンズ12によって略平行光束とし、略平行光束となったレーザ光を副走査方向にのみ屈折力を有するシリンドリカルレンズ13に入射させている。シリンドリカルレンズ13に入射した平行光束のうち主走査断面においてはそのまま平行光束の状態で、副走査方向においては収束して射出し、ポリゴンミラー14の偏向面14aに線像として結像している。そして偏向面14aで偏向反射されたレーザ光は走査レンズ15を介して感光体ドラム16上に導光(結像)され、該感光体ドラム16上に所定の大きさのスポット径を形成している。そしてポリゴンミラー14を図中矢印A方向に回転させることによって感光体ドラム16を図中矢印B方向に光走査して画像情報の記録を行っている。
図8に示した光走査手段は、図9に示すような光学走査装置の筐体である光学箱の内部に収められている。光学箱1にはモータ17が設置されており、モータ17にはポリゴンミラー14が固定されている。モータ17の回転子が回転することによりポリゴンミラー14も高速回転し、図示しないLD素子から射出されたレーザ光を偏向する。15はポリゴンミラー13により偏向されたレーザ光を走査対象物上に結像させるための走査レンズである。走査レンズ15を通過したレーザ光は折り返しミラー18により光路を変更され、カバーガラス19を通過して感光体などの走査対象物を走査する。20はモータ17の回転により発生する熱を外部に放出する放熱板である。
電子写真プロセスを用いた画像形成装置の内部では、静電潜像の現像に用いるトナーや用紙の搬送に伴い発生する紙粉、画像形成装置外部から侵入してくる粉塵等が飛散、浮遊している。これらの粉塵が光学走査装置内に侵入してレンズ、ミラーなどの光学素子及び光学部材に付着すると走査光の光路が一部遮断され、画像品質が低下する原因となる。このため、光学走査装置の密閉性を高め、外部からの粉塵の侵入を防ぐ方策が種々考案されてきた。
例えば、特許文献1には、光学箱の蓋部材の一部又は前面に粘着剤を塗布し、蓋部材を光学箱に貼り付けて光学箱を密閉することにより、外部からの粉塵等の侵入を防止する方法が開示されている。
しかしながら、特許文献1の方法では、光学走査装置の密閉性を確保することはできるものの、一旦蓋部材を貼り合わせて光学箱を密閉してしまうと、装置内部の光学素子や光学部材等の調整のために再度蓋を開けることが困難であり、無理に蓋を開けた場合には光学箱に負荷が掛かるため光学箱の変形や破損を生じるおそれもあった。
特開2002−341275号公報
本発明は、上記問題点に鑑み、密閉性に優れ、外部からの粉塵等の侵入を確実に防止するとともに、容易に蓋の開閉が可能な光学走査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、光源部から射出されるビームにより被走査面上を偏向走査する走査光学系と、該走査光学系を支持する光学箱と、を有し、前記光学箱を平面矩形状の蓋部材によって密閉して成る光学走査装置において、前記蓋部材の三辺には端部全体を折り曲げて曲折部が形成され、他の一辺には前記光学箱の側壁を弾性変形により挟持する挟持部が形成されており、前記光学箱の3方向の側壁内面に水平方向に連続して設けられた溝部に前記曲折部が係合して前記光学箱を開閉可能に密閉するとともに、前記溝部の設けられていない側壁を前記挟持部により挟持するようにしたことを特徴としている。
また本発明は、上記構成の光学走査装置において、前記蓋部材は、前記光学箱の対向する側壁に設けられた前記溝部間の距離よりも大きく形成されており、前記蓋部材を弾性変形させて前記溝部に挿入することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の光学走査装置において、前記曲折部の厚みが前記溝部の開口幅よりも大きく形成されており、前記曲折部を弾性変形させて前記溝部に係合することを特徴としている。
また本発明は、上記構成の光学走査装置において、前記蓋部材は前記光学箱の各側壁と少なくとも2面以上で接することを特徴としている。
本発明の第1の構成によれば、蓋部材と光学箱とを密着させるとともに開閉自在な構造としたので、光学箱の密閉性を確保しながら、装置内部の光学素子や光学部材等の調整のために再度蓋を開けることも可能となる。また、側壁を弾性変形により挟持する挟持部を蓋部材の一端に形成することにより、光学箱の密閉性を確保するとともに光学箱への蓋部材の取り付け及び蓋部材の開閉が容易となる。
また、本発明の第2の構成によれば、上記第1の構成の光学走査装置において、蓋部材を対向する溝部間の距離よりも大きく形成することにより、蓋部材の弾性変形を利用して蓋部材と光学箱とを簡便な構造で摺動可能に密着させることができる。
また、本発明の第3の構成によれば、上記第1又は第2の構成の光学走査装置において、曲折部の厚みが溝部の開口幅よりも大きく形成されることにより、曲折部の弾性変形によって光学箱との密着性を一層向上させることができる。
また、本発明の第4の構成によれば、上記第1乃至第3のいずれかの構成の光学走査装置において、蓋部材は光学箱の各側壁と少なくとも2面以上で接することにより、蓋部材の開閉が容易であるとともに、密閉性が高く外部からの粉塵等の侵入を確実に防止する光学走査装置を提供する。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る光学走査装置の光学箱及び蓋部材の概略斜視図である。なお、ここでは説明の便宜のため光学箱内部の光学素子や光学部材等は記載を省略している。図1において、光学箱1の3方向の側壁1a、1b、1cの内面には溝部4が水平方向に連続して形成されている。2は光学箱1を密閉する蓋部材であり、側壁1a〜1cに接する三辺には端部を折り曲げて曲折部3a、3b、3cが形成されている。
蓋部材2の残りの一辺には光学箱1の側壁1dの上面及び底面を弾性変形により挟み込んで支持する挟持部5が形成されている。このような蓋部材2を光学箱1の側壁1d側から側壁1a、1bに設けられた溝部4に沿って挿入し、曲折部3cを側壁1cに設けられた溝部4に係合させるとともに挟持部5で側壁1dを挟持することにより、光学箱1を開閉可能に密閉することができる。蓋部材2の材質としては、曲げ加工や弾性変形の容易な金属製であれば特に制限はないが、コスト面や装置の軽量化に有利なアルミ合金等が好ましい。
曲折部3a〜3cの形成方法について図2を参照して説明する。図2(a)は曲折部3a〜3cが形成されていない状態の蓋部材2の一部を示す平面図である。この状態から、図2(b)に示すように、破線30cを折り目として蓋部材2の先端部を折り曲げて曲折部3cを形成する。次いで、図2(c)に示すように、破線30a、30bを折り目として蓋部材2の左右の端部を曲折部3cと同じ方向に折り曲げて曲折部3a、3bを形成する。さらに、残りの端部(図示せず)を所定の形状に折り曲げて挟持部5が形成され、図1のような蓋部材2となる。なお、曲折部3a〜3c、及び挟持部5を形成する順序は上記に限定されるものではない。また、ここでは蓋部材2の端部を上向きに折り曲げて曲折部3a〜3cを形成しているが、下向きに折り曲げて形成しても良い。
図3は、本実施形態に係る光学走査装置の光学箱及び蓋部材の正面断面図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。図3(a)は本実施形態に用いられる蓋部材の正面断面図(図1のA−A´断面図)であり、蓋部材2の左右両端部は断面U字状に折り曲げられ、曲折部3a、3bが形成されている。蓋部材2を光学箱に取り付けた状態の正面断面図を図3(b)に示す。光学箱1の対向する左右の側壁1a、1bの内面には、溝部4が水平方向(図の紙面方向)に連続して形成されている。
この溝部4に蓋部材2の曲折部3a、3bが係合することにより、蓋部材2は溝部4に沿って水平方向に摺動可能に支持される。なお、蓋部材2の幅方向の寸法aを、側壁1a、1bに設けられた溝部4間の距離bよりも若干大きくなるように設計しておけば、弾性変形によって蓋部材2全体が図の左右方向に撓むことにより蓋部材2と光学箱1との密着性を向上させることができる。さらに、蓋部材2は溝部4に沿って摺動可能となっているため、光学箱内部の光学素子や光学部材等の調整や交換の際には蓋部材2を容易に開閉することができる。
図3(c)は図3(b)の溝部4付近の拡大図である。曲折部3aの厚みc(図3(a)参照)は、溝部4の開口幅d(図3(b)参照)よりも若干大きく設計されているため、溝部4に係合される際には曲折部3aが弾性変形することによって溝部4の上面4a、側面4b、底面4cの3面を押圧しながら蓋部材2の摺動方向に連続して当接している。これにより、光学箱1の密閉性をより高めて外部からの粉塵等の侵入を効果的に防止する。なお、ここでは側壁1a側についてのみ示したが、側壁1b側についても全く同様に説明される。
図4は、本実施形態に係る光学走査装置の光学箱及び蓋部材の側面断面図である。図1と共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。図4(a)は蓋部材2の側面断面図(図1のB−B´断面図)である。蓋部材2の前端部(図の左端部)には断面U字状の曲折部3cが形成されており、後端部(図の右端部)には光学箱1の側壁上面及び底面を挟み込んで支持する挟持部5が形成されている。挟持部5の上下には突起部6a、6bが挟持部5の長手方向(図の紙面方向)に連続して設けられている。
蓋部材1を光学箱に取り付けた状態の側面断面図を図4(b)に示す。光学箱1の前側の側壁1cには、左右の側壁1a、1b(図3(b)参照)と同様に溝部4が設けられており、蓋部材2の前端部に設けられた曲折部3cが係合している。曲折部3cの厚みc(図4(a)参照)は、曲折部3a、3bと同様に溝部4の開口幅dよりも若干大きく設計されているため、側壁1cにおいても曲折部3cと溝部4とが弾性変形により密着し、光学箱1の密閉性を高めている。一方、後側の側壁1dには溝部4は設けられておらず、且つ、側壁1dは側壁1cよりも低く形成されている。そして、側壁1dの上面及び底面が蓋部材2の挟持部5で挟み込まれ、蓋部材2は左右の側壁1a、1b(図示せず)に設けられた溝部4に沿って前後方向(図の矢印A方向)に摺動可能に支持される構成となっている。
突起部6a、6bの間隔e(図4(a)参照)は、側壁1dの高さfよりも若干小さくなるように設計されているため、蓋部材2を装着する際には挟持部5が弾性変形することにより側壁1dを図の上下方向に付勢して挟み込むこととなる。即ち、突起部6a、6bは側壁1dの上面及び底面の2面を接面として側壁1dに連続して当接するとともに、付勢力により側壁1dの上面及び底面を押圧する。これにより、側壁1dにおいても蓋部材2と光学箱1との密閉性を高めている。また、挟持部5を把持して蓋部材2を溝部4に挿入できるため、蓋部材2の光学箱1への取り付け及び開閉が容易となる。
次に、蓋部材2の他の装着方法について説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係る光学走査装置の光学箱の一部分を示す概略断面図である。図4と共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。図5(a)においては、側壁1dの下部を光学箱1の底面より突出させ、側壁1dに沿って連続する突部7を設けている。そして、挟持部5の突起部6bが突部7に係合し、突部7を越えて光学箱1の底面に当接している。この構成により、挟持部5が側壁1dから外れにくくなり、且つ、蓋部材2が容易に摺動するのを防止できる。また、挟持部5は側壁1dの上面及び光学箱1の底面の2面において光学箱1と当接するので光学箱1の密閉性も確保される。
また、図5(b)においては、光学箱1の底面に、側壁1dに沿って連続する第2の溝部8が突部7に代えて設けらており、挟持部5の突起部6bが第2の溝部8に係合する構成となっている。これにより、突部7を設けなくとも挟持部5が側壁1dから外れにくくなり、且つ、蓋部材2が容易に摺動するのを防止する。さらに、突部7を設けない分だけ光学箱1の薄型化が可能となる。なお、図5(a)、(b)の場合においても、突起部6a、6bの間隔e(図4参照)を、側壁1dの上面と光学箱1の底面若しくは第2の溝部8の上面との距離gよりも小さく形成することにより、挟持部5の弾性変形によって蓋部材2と光学箱1との密着性を高めることができる。
図6は、本発明の第3実施形態に係る光学走査装置の光学箱の一部分を示す概略断面図である。図4と共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。図6(a)において、9は側壁1dの外面に沿って突出する鍔部であり、側壁1dの水平方向(図の紙面方向)全体に連続して設けられている。蓋部材2の挟持部5は側壁1dの高さよりも小さく形成されており、側壁1dの上面と鍔部9の底面とに突起部6a、6bがそれぞれ当接して、鍔部9が挟持部5で挟み込まれる構成となっている。この構成により、光学箱1の底面には突部7や挟持部5が存在しないため光学箱1の薄型化が可能となり、第2実施形態に比べ光学走査装置の配置スペースを小さくすることができる。
図6(b)は、図6(a)の構成に加えて、鍔部9の底面に第2の溝部8を設け、挟持部5の突起部6bが第2の溝部8に係合する構成としたものである。これにより、図6(a)の構成に比べ挟持部5が鍔部9から外れにくくなり、且つ、蓋部材2が容易に摺動するのを防止する。なお、図6(a)、(b)の場合においても、突起部6a、6bの間隔e(図4参照)は、側壁1dの上面と鍔部9の底面若しくは第2の溝部8の上面との距離hよりも小さく形成することにより、挟持部5の弾性変形によって蓋部材2と光学箱1との密着性を高めることができる。
図7は、本発明の第4実施形態に係る光学走査装置の光学箱の一部分を示す概略断面図である。図4と共通する部分には同一の符号を付して説明は省略する。図7(a)に示すように、側壁1dの外面には第2の溝部8が水平方向(図の紙面方向)全体に連続して設けられている。また、第3実施形態と同様に蓋部材2の挟持部5は側壁1dの高さよりも小さく形成されており、さらに挟持部5の先端には突起部6b、6c、6dを有する断面が略矩形状の係合部10が形成されている。
本実施形態では、挟持部5の係合部10が第2の溝部8に係合するとともに突部6aが側壁1dの上面に当接することにより、挟持部5が側壁1dの上面と第2の溝部8とを挟持する。この構成により、側壁1dの外面に鍔部9を設ける必要がなくなるため、第3実施形態に比べ光学走査装置の配置スペースをより一層小さくすることができる。また、挟持部5は突部6a及び係合部10の6b、6c、6dにより、側壁1dの上面、第2の溝部8の上面、側面、底面の4面と当接するため、蓋部材2と光学箱1との密閉性をより高めることができる。
図7(b)は、図7(a)の構成において、第2の溝部8を開口部に向かって狭くなるように断面テーパ状に形成している。これにより、図7(a)に比べて係合部10が側壁1dから外れにくくなり、且つ、蓋部材2が容易に摺動するのを防止する。なお、図7(a)、(b)の場合においても、突部6a、6bの間隔e(図4参照)は、側壁1dの上面と第2の溝部8の上面との距離iよりも小さく形成することにより、挟持部5の弾性変形によって蓋部材2と光学箱1との密着性を高めることができ、さらに係合部10を第2の溝部8の開口幅よりも若干大きく形成することにより、突部6b、6c、6dと第2の溝部8との密着性をより高めることができる。
本発明は、光源部から射出されるビームにより被走査面上を偏向走査する走査光学系と、該走査光学系を支持する光学箱と、を有し、光学箱を平面矩形状の蓋部材によって密閉して成る光学走査装置において、蓋部材の三辺には端部全体を折り曲げて曲折部が形成され、他の一辺には光学箱の側壁を弾性変形により挟持する挟持部が形成されており、光学箱の三方向の側壁内面に水平方向に連続して設けられた溝部に曲折部が係合して光学箱を開閉可能に密閉するとともに、溝部の設けられていない側壁を挟持部により挟持したこととする。
これにより、光学箱の密閉性を確保して外部からの粉塵等の侵入を防止するとともに、装置内部の光学素子や光学部材等の調整のために再度蓋を開けることも可能となる。また、側壁を弾性変形により挟持する挟持部を蓋部材の一端に形成することにより、光学箱の密閉性を確保するとともに光学箱への蓋部材の取り付け及び蓋部材の開閉が容易となる。
また、蓋部材を対向する溝部間の距離よりも大きく形成することにより、蓋部材の弾性変形を利用して蓋部材と光学箱とを簡便な構造で摺動可能に密着させることができる。さらに、曲折部の厚みを溝部の開口幅よりも大きく形成しておけば、曲折部の弾性変形によって光学箱との密着性を一層向上させることができる。
また、挟持部に挟持される側の光学箱の側壁外面に鍔部を設け、挟持部により側壁上面と鍔部とを挟持することで光学走査装置の薄型化を図ることができる。さらに鍔部の底面に第2の溝部を設けることにより、蓋部材が摺動方向へ容易に移動するのを防止する。
また、挟持部に挟持される側の光学箱の側壁に、挟持部に設けられた突起部が係合する突部や第2の溝部を蓋部材の摺動方向に沿って設けることにより、蓋部材が摺動方向へ容易に移動するのを防止することができる。側壁外面に第2の溝部を設けた場合は突部や鍔部を設ける必要がなく、光学走査装置の薄型化、コンパクト化に貢献する。
また、蓋部材が光学箱の各側壁と少なくとも2面以上で接することにより、蓋部材の開閉が容易であるとともに、密閉性が高く外部からの粉塵等の侵入を確実に防止する光学走査装置を提供する。
は、本発明の第1実施形態に係る光学走査装置の光学箱及び蓋部材の概略斜視図である。 は、曲折部の形成方法を示す蓋部材の平面部分図である。 は、本実施形態に係る光学走査装置の光学箱及び蓋部材の正面断面図である。 は、本実施形態に係る光学走査装置の光学箱及び蓋部材の側面断面図である。 は、本発明の第2実施形態に係る光学走査装置の光学箱の一部分を示す側面断面図である。 は、本発明の第3実施形態に係る光学走査装置の光学箱の一部分を示す側面断面図である。 は、本発明の第4実施形態に係る光学走査装置の光学箱の一部分を示す側面断面図である。 は、従来の光学走査装置の構成を示す概略図である。 は、従来の光学走査装置の光学箱の概略断面図である。
符号の説明
1 光学箱
1a、1b、1c、1d 側壁
2 蓋部材
3a、3b、3c 曲折部
4 溝部
5 挟持部
6a、6b、6c、6d 突起部
7 突部
8 第2の溝部
9 鍔部
10 係合部
11 光源ユニット
12 コリメータレンズ
13 シリンドリカルレンズ
14 ポリゴンミラー
15 走査レンズ
16 感光体ドラム

Claims (4)

  1. 光源部から射出されるビームにより被走査面上を偏向走査する走査光学系と、
    該走査光学系を支持する光学箱と、を有し、
    前記光学箱を平面矩形状の蓋部材によって密閉して成る光学走査装置において、
    前記蓋部材の三辺には端部全体を折り曲げて曲折部が形成され、他の一辺には前記光学箱の側壁を弾性変形により挟持する挟持部が形成されており、前記光学箱の三方向の側壁内面に水平方向に連続して設けられた溝部に前記曲折部が係合して前記光学箱を開閉可能に密閉するとともに、前記溝部の設けられていない側壁を前記挟持部により挟持するようにしたことを特徴とする光学走査装置。
  2. 前記蓋部材は、前記光学箱の対向する側壁に設けられた前記溝部間の距離よりも大きく形成されており、前記蓋部材を弾性変形させて前記溝部に挿入することを特徴とする請求項1に記載の光学走査装置。
  3. 前記曲折部の厚みが前記溝部の開口幅よりも大きく形成されており、前記曲折部を弾性変形させて前記溝部に係合することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の光学走査装置。
  4. 前記蓋部材は前記光学箱の各側壁と少なくとも2面以上で接することを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の光学走査装置。
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