JP2005201183A - 燃料噴射弁 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来より噴孔出口までの流れの乱れを抑制できる燃料噴射弁の提供。
【解決手段】 (1)噴孔20の入口21から出口22までの断面形状が異なる燃料噴射弁であって、噴孔20の入口21から出口22までの断面積が一定またはほぼ一定とされている燃料噴射弁10。(2)噴孔20の断面A方向の寸法が噴孔20の入口21から出口22にいくにしたがって大きくなる燃料噴射弁であって、断面A方向と直交する断面B方向の寸法が噴孔20の出口22から入口21にいくにしたがって大きくなる燃料噴射弁10。
【選択図】 図1
【解決手段】 (1)噴孔20の入口21から出口22までの断面形状が異なる燃料噴射弁であって、噴孔20の入口21から出口22までの断面積が一定またはほぼ一定とされている燃料噴射弁10。(2)噴孔20の断面A方向の寸法が噴孔20の入口21から出口22にいくにしたがって大きくなる燃料噴射弁であって、断面A方向と直交する断面B方向の寸法が噴孔20の出口22から入口21にいくにしたがって大きくなる燃料噴射弁10。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車の内燃機関の燃料噴射弁に関する。
特開2001−27168号公報は、噴孔の入口から出口までの断面形状が異なる燃料噴射弁であって、噴孔の入口の断面積より出口の断面積が大とされた燃料噴射弁を開示している。噴孔の断面の長手方向と直交する方向の寸法は、噴孔の出口と入口との間で一定である。
しかし、上記公報に開示された燃料噴射弁にはつぎの問題点がある。
噴孔の断面積が変わるので、噴孔を流れるときの流れの乱れが大きく圧力損失が大である。
また、噴孔の入口の断面積より出口の断面積が大とされているので(噴孔の入口が小さいので)、サック部から噴孔に流れ込むときに縮流がでる。それに伴う流れの乱れは大きく圧力損失は大である。
特開2001−27168号公報
特開平2−67458号公報
特開平5−164019号公報
特開昭59−206672号公報
噴孔の断面積が変わるので、噴孔を流れるときの流れの乱れが大きく圧力損失が大である。
また、噴孔の入口の断面積より出口の断面積が大とされているので(噴孔の入口が小さいので)、サック部から噴孔に流れ込むときに縮流がでる。それに伴う流れの乱れは大きく圧力損失は大である。
本発明が解決しようとする問題点は、噴孔出口までの流れの乱れが大きいことである。
本発明の目的は、従来より噴孔出口までの流れの乱れを抑制できる燃料噴射弁を提供することにある。
本発明の目的は、従来より噴孔出口までの流れの乱れを抑制できる燃料噴射弁を提供することにある。
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 噴孔の入口から出口までの断面形状が異なる燃料噴射弁であって、前記噴孔の入口から出口までの断面積が一定またはほぼ一定とされている燃料噴射弁。
(2) 噴孔の断面A方向の寸法が該噴孔の入口から出口にいくにしたがって大きくなる燃料噴射弁であって、断面A方向と直交する断面B方向の寸法が前記噴孔の出口から入口にいくにしたがって大きくなる燃料噴射弁。
(1) 噴孔の入口から出口までの断面形状が異なる燃料噴射弁であって、前記噴孔の入口から出口までの断面積が一定またはほぼ一定とされている燃料噴射弁。
(2) 噴孔の断面A方向の寸法が該噴孔の入口から出口にいくにしたがって大きくなる燃料噴射弁であって、断面A方向と直交する断面B方向の寸法が前記噴孔の出口から入口にいくにしたがって大きくなる燃料噴射弁。
上記(1)の燃料噴射弁では、噴孔の入口から出口までの断面積が一定またはほぼ一定とされているので、従来(噴孔の入口から出口までの断面積が変わる場合)に比べて、噴孔を流れる時の流れの乱れを少なくでき圧力損失を少なくできる。
上記(2)の燃料噴射弁では、噴孔の断面A方向の寸法が噴孔の入口から出口にいくにしたがって大きくなる場合でも、噴孔の断面A方向と直交する断面B方向の寸法が噴孔の出口から入口にいくに従って大きくなるので、従来(断面B方向の寸法が噴孔の出口から入口まで一定である場合)に比べて、噴孔の入口から出口までの断面積が一定に近づく。そのため、従来に比べて、噴孔を流れる時の流れの乱れを少なくでき圧力損失を少なくできる。
また、断面B方向の寸法が噴孔の出口から入口にいくにしたがって大きくなっているので従来(断面B方向の寸法が噴孔の出口から入口まで一定である場合)に比べて、入口面積が大きくなりシートやニードル部上流からの流れをスムーズに噴孔入口に導入できる。その結果、従来に比べて噴孔に流れ込むときの流れの乱れを少なくでき圧力損失を少なくできる。
上記(2)の燃料噴射弁では、噴孔の断面A方向の寸法が噴孔の入口から出口にいくにしたがって大きくなる場合でも、噴孔の断面A方向と直交する断面B方向の寸法が噴孔の出口から入口にいくに従って大きくなるので、従来(断面B方向の寸法が噴孔の出口から入口まで一定である場合)に比べて、噴孔の入口から出口までの断面積が一定に近づく。そのため、従来に比べて、噴孔を流れる時の流れの乱れを少なくでき圧力損失を少なくできる。
また、断面B方向の寸法が噴孔の出口から入口にいくにしたがって大きくなっているので従来(断面B方向の寸法が噴孔の出口から入口まで一定である場合)に比べて、入口面積が大きくなりシートやニードル部上流からの流れをスムーズに噴孔入口に導入できる。その結果、従来に比べて噴孔に流れ込むときの流れの乱れを少なくでき圧力損失を少なくできる。
本発明実施例の燃料噴射弁を、図1〜図4を参照して説明する。
本発明実施例の燃料噴射弁10は、自動車の内燃機関の燃料噴射弁である。燃料噴射弁10は、ガソリンエンジンであってもよく、ディーゼルエンジンであってもよい。また、ガソリンエンジンの場合は、筒内直接噴射であってもよく、ポートでの噴射であってもよい。
燃料噴射弁10は、図1に示すように、ニードル弁11を有する。燃料噴射弁10の先端には、サック部壁12が設けられている。
サック部壁12の厚みは、後述の噴孔20の流路長を長くするために従来より厚めとされていることが望ましい。サック部壁12は、サック部壁12の内側にほぼ半球状に形成されたサック部12aと、ニードル弁11のシート12bを有する。
サック部壁12には、サック部壁12を壁厚み方向に貫通する噴孔20が形成されている。
本発明実施例の燃料噴射弁10は、自動車の内燃機関の燃料噴射弁である。燃料噴射弁10は、ガソリンエンジンであってもよく、ディーゼルエンジンであってもよい。また、ガソリンエンジンの場合は、筒内直接噴射であってもよく、ポートでの噴射であってもよい。
燃料噴射弁10は、図1に示すように、ニードル弁11を有する。燃料噴射弁10の先端には、サック部壁12が設けられている。
サック部壁12の厚みは、後述の噴孔20の流路長を長くするために従来より厚めとされていることが望ましい。サック部壁12は、サック部壁12の内側にほぼ半球状に形成されたサック部12aと、ニードル弁11のシート12bを有する。
サック部壁12には、サック部壁12を壁厚み方向に貫通する噴孔20が形成されている。
噴孔20は、放電加工またはレーザー加工で形成される。
噴孔20は、サック部壁12に少なくとも1個形成されている。噴孔20がサック部壁12に複数形成される場合、そのうちの少なくとも1個が本発明実施例で示す形状を有する。
噴孔20の入口21は、サック部12aに連なっている。
噴孔20は、サック部壁12に少なくとも1個形成されている。噴孔20がサック部壁12に複数形成される場合、そのうちの少なくとも1個が本発明実施例で示す形状を有する。
噴孔20の入口21は、サック部12aに連なっている。
噴孔20の断面A方向の寸法は、図2に示すように、入口21から出口22にいくにしたがってなめらかに(段付きになることなく)大とされている(Li<Lo)。断面A方向の寸法が入口21から出口22にいくにしたがって大とされているのは、噴孔20から噴出する燃料と空気との混ざり合う面積をできるだけ大きくするために、たとえば扇形の噴霧形状を得るためである。
噴孔20の断面A方向と直交するB方向の寸法は、図1に示すように、出口22から入口21にいくにしたがってなめらかに(段付きになることなく)大とされている(Wi>Wo)。出口22でのB方向寸法は従来と同じであってもよいが、出口22から入口21にいくにしたがって断面B方向寸法が従来より広げられている。広げられているのは、噴孔20の出入り口の一部のみではない。出口22から入口21にいくに従って断面B方向寸法が大とされているので、従来より、入口21は大とされている。
噴孔20の入口21から出口22までの流路断面積は、断面A方向の寸法を入口21から出口22にいくに従って大とし断面B方向の寸法を出口22から入口21にいくに従って大とすることにより、一定またはほぼ一定とされている(たとえば、Si≒So)。なお、ほぼ一定とは、ばらつきの度合いが2割以下程度を指す。ただし、ばらつきの度合いは、1割以下とされていることが望ましい。
噴孔20の断面A方向と直交するB方向の寸法は、図1に示すように、出口22から入口21にいくにしたがってなめらかに(段付きになることなく)大とされている(Wi>Wo)。出口22でのB方向寸法は従来と同じであってもよいが、出口22から入口21にいくにしたがって断面B方向寸法が従来より広げられている。広げられているのは、噴孔20の出入り口の一部のみではない。出口22から入口21にいくに従って断面B方向寸法が大とされているので、従来より、入口21は大とされている。
噴孔20の入口21から出口22までの流路断面積は、断面A方向の寸法を入口21から出口22にいくに従って大とし断面B方向の寸法を出口22から入口21にいくに従って大とすることにより、一定またはほぼ一定とされている(たとえば、Si≒So)。なお、ほぼ一定とは、ばらつきの度合いが2割以下程度を指す。ただし、ばらつきの度合いは、1割以下とされていることが望ましい。
図中噴孔入口21での断面形状が矩形またはほぼ矩形とされているが、噴孔入口21での断面形状は、この形状に限定されるものではなく、たとえば、円形、楕円形、平行二辺の端部を弧でつないだ形状、多角形等であってもよい。
噴孔20の出口22での断面形状は、たとえば、平行二辺の端部を弧でつないだ形状である。ただし、出口22の形状は、この形状に限定されるものではなく、たとえば、楕円形、矩形等であってもよい。
噴孔20の出口22での断面形状は、たとえば、平行二辺の端部を弧でつないだ形状である。ただし、出口22の形状は、この形状に限定されるものではなく、たとえば、楕円形、矩形等であってもよい。
噴孔20の側面には、図3、図4に示すように、噴孔20内を流れる燃料の流れ方向に沿った溝30が設けられている。溝30は、浅い溝である。溝30は、入口21から出口22まで噴孔20全体にわたって設けられていることが望ましい。
本発明実施例の作用、効果を説明する。
噴孔20の入口21から出口22までの断面積が一定またはほぼ一定とされているので、従来(噴孔の入口から出口までの断面積が変わる場合)に比べて、噴孔20を流れる時の流れの乱れを少なくでき圧力損失を少なくできる。
また、断面B方向の寸法が噴孔20の出口22から入口21にいくにしたがって大きくなっているので、従来(断面B方向の寸法が噴孔の出口から入口まで一定である場合)に比べて、入口21が広がりシート12bやニードル部上流からの流れをスムーズに噴孔入口21に導入できる。その結果、従来に比べて噴孔20に流れ込むときの流れの乱れを少なくでき圧力損失を少なくできる。
したがって、噴孔出口22までのエネルギーロスを従来よりも抑えることができ、噴孔20に入る前の静圧を効率よく流速大の運動エネルギーに変えることができる。したがって、(a)噴孔出口22の断面A方向寸法を大にしても噴孔20を出た後の噴霧の貫徹力を従来より強くすることができる。貫徹力が強くなることにより、噴孔20を出た後の噴霧が曲げられることなく偏らずに空気と混合される。また、(b)微粒化が従来より改善される。
噴孔20の入口21から出口22までの断面積が一定またはほぼ一定とされているので、従来(噴孔の入口から出口までの断面積が変わる場合)に比べて、噴孔20を流れる時の流れの乱れを少なくでき圧力損失を少なくできる。
また、断面B方向の寸法が噴孔20の出口22から入口21にいくにしたがって大きくなっているので、従来(断面B方向の寸法が噴孔の出口から入口まで一定である場合)に比べて、入口21が広がりシート12bやニードル部上流からの流れをスムーズに噴孔入口21に導入できる。その結果、従来に比べて噴孔20に流れ込むときの流れの乱れを少なくでき圧力損失を少なくできる。
したがって、噴孔出口22までのエネルギーロスを従来よりも抑えることができ、噴孔20に入る前の静圧を効率よく流速大の運動エネルギーに変えることができる。したがって、(a)噴孔出口22の断面A方向寸法を大にしても噴孔20を出た後の噴霧の貫徹力を従来より強くすることができる。貫徹力が強くなることにより、噴孔20を出た後の噴霧が曲げられることなく偏らずに空気と混合される。また、(b)微粒化が従来より改善される。
噴孔20の入口21と出口22との断面形状が異なっており噴孔20内で断面変化しているが、溝30が設けられているので、噴孔20内を流れる燃料の流れを溝30が設けられていない場合に比べて整えることができる。
溝30が設けられているので、あらかじめ意図された溝方向により、確実な流れ方向が形成でき、扇形状などの噴霧が安定して形勢できる。
溝30が設けられているので、あらかじめ意図された溝方向により、確実な流れ方向が形成でき、扇形状などの噴霧が安定して形勢できる。
10 燃料噴射弁
11 ニードル弁
12 サック部壁
12a サック部
12b シート
20 噴孔
21 噴孔の入口
22 噴孔の出口
30 溝
11 ニードル弁
12 サック部壁
12a サック部
12b シート
20 噴孔
21 噴孔の入口
22 噴孔の出口
30 溝
Claims (2)
- 噴孔の入口から出口までの断面形状が異なる燃料噴射弁であって、前記噴孔の入口から出口までの断面積が一定またはほぼ一定とされている燃料噴射弁。
- 噴孔の断面A方向の寸法が該噴孔の入口から出口にいくにしたがって大きくなる燃料噴射弁であって、断面A方向と直交する断面B方向の寸法が前記噴孔の出口から入口にいくにしたがって大きくなる燃料噴射弁。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004009703A JP2005201183A (ja) | 2004-01-16 | 2004-01-16 | 燃料噴射弁 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004009703A JP2005201183A (ja) | 2004-01-16 | 2004-01-16 | 燃料噴射弁 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005201183A true JP2005201183A (ja) | 2005-07-28 |
Family
ID=34822661
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004009703A Pending JP2005201183A (ja) | 2004-01-16 | 2004-01-16 | 燃料噴射弁 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2005201183A (ja) |
-
2004
- 2004-01-16 JP JP2004009703A patent/JP2005201183A/ja active Pending
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