JP2005199397A - 燃焼式動力工具 - Google Patents

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    • F02B63/02Adaptations of engines for driving pumps, hand-held tools or electric generators; Portable combinations of engines with engine-driven devices for hand-held tools

Abstract

【課題】ファンによって、燃焼室内により好適な乱流を形成する燃焼式動力工具を提供する。
【解決手段】燃焼式動力工具において、燃焼室内に回転可能に設けられ、モータにより回転駆動されるファンを形成する羽根33Aの、ファン回転方向前端側34A羽根面のファン回転面に対する角度と、ファン回転方向後端側35A羽根面のファン回転面に対する角度と、を略同一として、前側端34A付近より度合の高い乱流を発生させる。
【選択図】図2

Description

本発明は燃焼式動力工具に関し、特に燃焼効率を向上させた燃焼式動力工具に関する。
従来、ガス釘打機等の燃焼式動力工具においては、燃焼室内にガス等の燃料を噴射してこれに点火し、燃焼している燃料を燃焼室内に設けられた軸流ファンにより攪拌して燃焼を促進し、この時の燃焼室内気体の膨張をピストンによる一軸方向への運動量に変え、このピストンの運動量により、釘を打ち付ける構造となっている(例えば、特許文献1及び2参照)。
特公平3−25307号公報 米国特許第5197646号明細書
しかし、従来の燃焼式動力工具では、ファンを使用し、攪拌することで燃焼速度の促進を図っている。この場合にファンを使用しない場合と比べ、乱流の度合が高くなり燃焼速度も早くなるが、従来のファン形状はスムーズな流れを発生させる形状であったため、燃焼速度が十分な速さに達せず、打ち込みエネルギーが不足するおそれがあった。
また、軸流ファンが回転している場合、特に燃焼ガスの乱流の度合が高くなるのはファンを構成する羽根の回転方向前端側である。従来の燃焼式動力工具においては羽根の枚数が少ないため各羽根の回転方向前端側の距離が離れており、着火された火種が羽根の回転方向前端側の1箇所に到達し、急速に燃焼・膨張が開始しても、隣の羽根の回転方向前端側に到達するまでに時間がかかり、燃焼室全体の燃焼速度も遅くなり、打ち込みエネルギーが不足してしまうといった問題が発生していた。
そこで、本発明は、軸流ファンによって、燃焼室内により好適な乱流を形成する燃焼式動力工具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、ハウジングと、該ハウジングの一端を覆い、燃料通路が形成されたヘッド部と、該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、該ハウジング内に固定して設けられたシリンダと、該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダ内をピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、該ヘッド部に設けられたモータと、該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、該ヘッド部に該燃焼室に臨んで設けられる点火プラグと、を備えた燃焼式動力工具において、該ファンを形成する羽根のファン回転方向先端側羽根面のファン回転面に対する角度とファン回転方向後端側羽根面のファン回転面に対する角度とを略同一とすることを特徴とする燃焼式動力工具を提供している。
また、ハウジングと、該ハウジングの一端を覆い、燃料通路が形成されたヘッド部と、該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、該ハウジング内に固定して設けられたシリンダと、該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダ内をピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、該ヘッド部に設けられたモータと、該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、該ヘッド部に該燃焼室に臨んで設けられる点火プラグと、を備えた燃焼式動力工具において、該ファンを形成する羽根のファン回転方向先端側羽根面のファン回転面に対する角度をファン回転方向後端側羽根面のファン回転面に対する角度より大きくすることを特徴とする燃焼式動力工具でもよい。
また、ハウジングと、該ハウジングの一端を覆い、燃料通路が形成されたヘッド部と、該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、該ハウジング内に固定して設けられたシリンダと、該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダ内をピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、該ヘッド部に設けられたモータと、該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、該ヘッド部に該燃焼室に臨んで設けられる点火プラグと、を備えた燃焼式動力工具において、該ファンを形成する羽根のファン回転方向先端側羽根面のファン回転面に対する角度を15度以上とすることを特徴とする燃焼式動力工具でもよい。
また、ハウジングと、該ハウジングの一端を覆い、燃料通路が形成されたヘッド部と、該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、該ハウジング内に固定して設けられたシリンダと、該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダ内をピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、該ヘッド部に設けられたモータと、該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、該ヘッド部に該燃焼室に臨んで設けられる点火プラグと、を備えた燃焼式動力工具において、該ファンを形成する羽根に羽根面の表面から裏面に貫く貫通孔を穿設したことを特徴とする燃焼式動力工具でもよい。
また、ハウジングと、該ハウジングの一端を覆い、燃料通路が形成されたヘッド部と、該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、該ハウジング内に固定して設けられたシリンダと、該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダ内をピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、該ヘッド部に設けられたモータと、該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、該ヘッド部に該燃焼室に臨んで設けられる点火プラグと、を備えた燃焼式動力工具において、該ファンを形成する羽根に突起物を付設したことを特徴とする燃焼式動力工具でもよい。
また、ハウジングと、該ハウジングの一端を覆い、燃料通路が形成されたヘッド部と、該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、該ハウジング内に固定して設けられたシリンダと、該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダ内をピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、該ヘッド部に設けられたモータと、該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、該ヘッド部に該燃焼室に臨んで設けられる点火プラグと、を備えた燃焼式動力工具において、該ファンを形成する羽根の縁部に折曲部分を備えたことを特徴とする燃焼式動力工具でもよい。
また、ハウジングと、該ハウジングの一端を覆い、燃料通路が形成されたヘッド部と、該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、該ハウジング内に固定して設けられたシリンダと、該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダ内をピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、該ヘッド部に設けられたモータと、該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、該ヘッド部に該燃焼室に臨んで設けられる点火プラグと、を備えた燃焼式動力工具において、該ファンを形成する羽根の枚数が6枚以上でもよい。また、該ファンを形成する羽根の枚数が8枚以下でもよい。
請求項1乃至6記載の燃焼式動力工具によれば、ファン付近において噴射された燃料を含む燃焼ガス中の乱流の度合が増加するため、燃焼ガスに点火して燃焼が進む過程でファン付近での燃焼速度が増加する。
請求項7記載の燃焼式動力工具によれば、羽根の回転方向前端が増加するので、ファン回転面において乱流発生箇所が増加し、ファン付近において噴射された燃料を含む燃焼ガス中に乱流箇所が増加するため、燃焼ガスに点火して燃焼が進む過程でファン付近での燃焼速度が増加する。
請求項8記載の燃焼式動力工具によれば、ファンの羽根枚数の増加に伴う燃焼速度の増加において、ファンの羽根枚数増加に対する効果の上限が定められる。
燃焼式動力工具を燃焼式打込み工具に適用した第1の実施の形態について図1及び図2を参照して説明する。図1の断面詳細図に示す燃焼式打込み工具1は、外枠体を構成するハウジング2を有し、ハウジング2は主ハウジング部2aと、主ハウジング部2aの長手方向に沿って主ハウジング部2aに並設されたボンベ室部2bとを有する。以下の説明では釘の打ち込み方向を下方、その反対方向を上方と定義する。
主ハウジング部2aの上部には、吸気口が形成されたヘッドカバー4が取付けられており、ボンベ室部2b内には可燃焼液化ガスを内含するガスボンベ5が着脱自在に収容される。ボンベ室部2bからはハンドル7が延設される。ハンドル7は、トリガスイッチ6を備え、図示せぬ電池が着脱可能に挿入されている。また主ハウジング部2aとボンベ室部2bの下方には、図示しない釘を装填したマガジン8と、マガジン8内の釘を給送案内し所定位置にセットするためのテールカバー9が設けられている。
主ハウジング部2aの下端には、テールカバー9の釘セット位置に対応してプッシュレバー10が移動可能に支持され後述する燃焼室枠11に固定された連結部材12と連接されている。連結部材12とシリンダ20との間には、圧縮コイルスプリング19が介装されて燃焼室枠11をヘッドキャップ13反対方向に付勢している。プッシュレバー10の先端が工作物28に当接し圧縮コイルスプリング19の付勢力に抗してハウジング2全体を工作物方向に押圧したとき、プッシュレバー10の上部が主ハウジング部2a内に後退可能である。
主ハウジング部2aの上端にはその上端開口を覆うためのヘッド部たるヘッドキャップ13が固定され、ヘッドキャップ13にはファン30Aが回転軸16に固定されたモータ3が支持されると共に、トリガスイッチ6の操作により点火される点火プラグ15が収納把持される。
ファン30Aは、図2に示すように、回転軸16に連結されたファンボス32Aと、ファンボス32A外周に放射状に設けられた4枚の羽根33Aとより形成される。羽根33Aは一枚のアルミ等の金属板から形成されており、この金属板の中心である円形部分31Aでファンボス32Aと結合し、円形部分31Aから四方に伸びた腕が羽根33Aになる。羽根33Aは、円形部分31Aと連なる箇所でひねられ、ファン30Aの回転面に対し、羽根33Aの回転方向の前端部34Aが、回転方向の後端部35Aの上方に位置するように構成され、かつ羽根33Aの羽根面が略平面になるように構成されている。よって、前端部34Aとファン30Aの回転面との間の角度、後端部35Aとファン30Aとの回転面との間の角度はそれぞれ略同じ値になる。
主ハウジング部2a内には工具が工作物28に押し付けられて燃焼室枠11がストローク上端にあることを検出するための図示せぬヘッドスイッチが設けられている。プッシュレバー10が所定位置まで上昇したときに、ヘッドスイッチがオン動作して、モータ3の回転が開始されファン30Aの回転を開始するように構成される。
ヘッドキャップ13のボンベ室部2b側内には燃料通路たる噴射通路14が形成され、噴射通路14の一端はヘッドキャップ13の下端面に開口する噴射口18をなし、他端側はガスボンベ5と接続されるガスボンベ接続部を形成する。
主ハウジング部2a内には、主ハウジング部2aの長手方向に移動可能で、上端がヘッドキャップ13の下端面に当接可能な燃焼室枠11が設けられる。上述したように、燃焼室枠11の下端部には上述した連結部材12が固定されてプッシュレバー10に連接されているので、プッシュレバー10の移動に伴って燃焼室枠11も移動する。そして燃焼室枠11の内周面に当接して燃焼室枠11の移動を案内するシリンダ20が、主ハウジング部2aに固定されている。シリンダ20の軸方向中央部付近には排気穴21が形成されている。この排気穴21には図示せぬ逆止弁が選択的に塞ぐように設けられる。更に、シリンダ20の底部にはバンパ22が設けられている。
シリンダ20内には、シリンダ20に対して往復摺動可能なピストン23が設けられ、ピストン23はシリンダ20内をピストン上室とピストン下室に画成する。そして燃焼室枠11の上端がヘッドキャップ13に当接したとき、ヘッドキャップ13、燃焼室枠11、ピストン上室、とにより燃焼室26が画成される。そして燃焼室枠11がヘッドキャップ13から離間したときは、ヘッドキャップ13と燃焼室枠11の上端との間に外気と通じる第1流路24が生じ、また燃焼室枠11の下端部とシリンダ20の上端部との間に第1流路24に続く第2流路25が生じる。この第2流路25は、シリンダ20の外周面側に燃焼ガスや新たな空気を通過させ、主ハウジング部2aの図示せぬ排出口から排出される。また、上述した吸気口は燃焼室26内に空気を供給するために形成され、排気穴21からは、燃焼室26の燃焼ガスを排出する。
ファン30A、点火プラグ15、噴射口18は全て燃焼室26内に配置又は開口している。また、接地部17が点火プラグ15の燃焼室側に設けられ、点火位置となる。ファン30Aはその回転により、燃焼室枠11がヘッドキャップ13と当接位置にあるときに燃焼室26内に突出したリブ27と相俟って空気と可燃性ガスとを攪拌混合させ、点火後に乱流燃焼を生じせしめて燃焼を促進させ、燃焼室枠11がヘッドキャップ13から離間して、第1流路24、第2流路25が生じたとき、燃焼室26内の燃焼ガスを掃気すると共にシリンダ20を冷却するという3つの機能を果たす。
ドライバブレード29がピストン23のピストン下室側の面から主ハウジング部2aの下端部方向に延びて設けられる。ドライバブレード29はテールカバー9内の釘に衝接可能な同軸位置にあり、ピストン23が下降したとき、ドライバブレード29の先端で釘を工作物に打込み、ピストン23は上述したバンパ22に突き当たって余剰エネルギーが吸収され停止する。
次に第1の実施の形態による燃焼式打込み工具1の動作について説明する。図1に非作動の状態状態を示す。この状態では、圧縮コイルスプリング19の付勢力により、プッシュレバー10は下方に付勢されてテールカバー9下端より突出している。このとき燃焼室枠11は連結部材12を介してプッシュレバー10に連接されているので、燃焼室枠11の上端はヘッドキャップ13と離間し、また燃焼室枠11の燃焼室26を画成する部分と、シリンダ20の上端部とも離間して、第1流路24、第2流路25が提供される。このときピストン23は、シリンダ20内の上死点位置に停止している。
この状態でハンドル7を把持し、図3に示すようにプッシュレバー10を工作物28に押し付けると、プッシュレバー10が圧縮コイルスプリング19の付勢力に抗して、上昇し、同様にプッシュレバー10と連接した燃焼室枠11も上昇し、上述した流路が閉じられて、燃焼室26が密封される。
またプッシュレバー10の移動に伴って、図示しないカムによりガスボンベ5全体をヘッドキャップ13方向に傾斜させ、ガスボンベ5の図示せぬ噴射ロッドがヘッドキャップ13のガスボンベ接続部に押し付けられて燃焼室26内にガスボンベ5の液化ガスが噴射口18より1回だけ噴射される。
更に、プッシュレバー10の移動に伴って燃焼室枠11がストローク端まで上昇すると、ヘッドスイッチがオンとなり、その結果ファン30Aの回転が開始する。ファン30Aが密封空間となった燃焼室26内で回転することにより、燃焼室26内に突出したリブ27と相まって、噴射された可燃性ガスが燃焼室26内の空気と攪拌混合され燃焼ガスを形成する。
かかる状態でハンドル7のトリガスイッチ6をオンすると、点火プラグ15がスパークし、燃焼ガスに着火する。
燃焼室26内の燃焼ガスは、点火プラグ15近傍においてはファン30Aによる乱流の度合が小さいため、燃焼は緩やかで燃焼速度も遅い。よって、図3に示す点火プラグ15の位置からX地点まで乱流の度合が小さいため、その燃焼速度は遅くなる。
X地点ではファン30Aが回転している。図2に示すように、このファン30Aに設けられた羽根33Aは平面より構成されているため、回転方向端側である前端部34Aの角度が、回転方向に対して、そのファン30Aの回転面と一定の角度γを保って回転する。
従来のガス釘打機のファンでは、前端部の角度がそのファンの回転面に対して15度より小さい値となるように設けられ、その後角度を徐々に大きくすることにより流れがスムーズになり、乱流の発生は小さい。しかし、当該第1の実施の形態では乱流の発生が必要であるため、羽根33Aの先端部34Aと、後端部35Aとのファン回転面に対する角度を同一にして、羽根33Aを略平面から構成する。これにより、図2に示すように、羽根33Aの表面36A上の前端部34A付近を起点として表面36A上方向に乱流が発生する。この乱流は羽根33Aの表面36Aの前端部34Aから回転逆方向端側である後端部35Aに向かって連続的に発生した後、ファン30Aの下方に拡散していく。この時に燃焼ガス中に発生した乱流は徐々に弱まっていく。ここでファン回転面とは、回転軸16を法線として羽根33Aが回転する軌跡と平行な仮想的な平面である。
従って、ファン30A周辺、及び燃焼室枠11周辺に乱流が発生するため、点火されて燃焼ガス中を伝播する火炎はファン30A位置に到達した後は、乱流が発生している箇所で、急激かつ瞬時に燃焼し、この燃焼は燃焼室26内に瞬時に伝播する。これにより燃焼室26内の燃焼ガスは急激に体積膨張し、ピストン23を下方へ移動させ、ピストン23がバンパ22に衝接するまでテールカバー9内の釘はドライバブレード29を介して工作物に打ち込まれる。
打ち込み後、ピストン23はバンパ22と接し、燃焼ガスは排気穴21よりシリンダ20外部へ放出される。排気穴21には逆止弁(図示せず)が付随しており、燃焼ガスがシリンダ20外部へ放出され、シリンダ20及び燃焼室内部が大気圧になった時点で逆止弁は閉じられる。シリンダ20及び燃焼室26内部に残った燃焼ガスは燃焼後であるため高温であり、その熱がシリンダ20の内壁、燃焼室枠11の内壁から吸収されることで、燃焼ガスが急冷されて、ピストン23上部の閉じられた空間の圧力が低下し大気圧以下になり(熱真空という)、ピストン23を初期の上死点位置に引き戻す。
その後、トリガスイッチ6をOFFし、本体を持ち上げ、プッシュレバー10を工作物28から離すと、プッシュレバー10と燃焼室枠11が圧縮コイルスプリング19の付勢により下方へ戻り図1の形態に戻る。この時、ファン30Aはトリガスイッチ6をOFFしても、制御部(図示せず)により一定時間、回転を継続している。図1に示す状態では燃焼室枠11の上下に第1流路24、第2流路25を生じさせ、ファン30Aにより流れを発生させることでハウジング吸気口(図示せず)からきれいな空気を取り込み、ハウジング排気口(図示せず)から燃焼後の空気を吐き出すことで、燃焼室内の空気を掃気する。その後ファン30Aが停止し初期の静止状態となる。静止状態になった後、上記過程を再度繰り返すことにより、再び釘を打ち込むことが可能となる。
上述のように、この燃焼式打込み工具1は、燃焼室26内気体の膨張を動力と変えて、釘を打ち込む。よって、当該第1の実施の形態によると燃焼ガスの燃焼速度を増加させ、かつ効率よく発熱・膨張するので、その動力性能も向上し、作業性も向上する。
第2の実施の形態として、図4に示すように、羽根33Bの前側端側34Bのファン30Bの回転面に対する角度αを後端部35Bのファン回転面に対する角度βより大きくする(α>β)。これにより、表面36Bの前端部34B付近から派生する乱流の度合が高くなる。よって、より効率よく燃焼ガスを燃焼せしめることが可能となる。尚、第2の実施の形態において、回転軸に対する固定方法、その他燃焼式打込み工具の構成及び動作等は、第1の実施の形態と同様に行う。
第3の実施の形態として、図5に示すように、既知のファン形状であるファン30Cにおいて、その羽根33Cの前端部34Cの回転面に対する角度αを15度以上とする。上述したように、従来のガス釘打機のファン形状では、ファン回転面に対する羽根の前端部の角度が15度より小さい値になるように設けられている。これを15度より小さい値とせずに、ファン回転面に対して15度以上の角度を設ける。これにより、表面36Cの前端部34C付近から発生する乱流の度合が高くなる。従って、少なくとも一般のファンに比べて乱流の度合が高くなり、効率よく燃焼ガスを燃焼せしめることが可能となる。尚、第3の実施の形態において、回転軸に対する固定方法、その他燃焼式打込み工具の構成及び動作等は、第1の実施の形態と同様に行う。
第4の実施の形態として、図6に示すように、羽根33Dの後端部35D付近に表面36Dから裏面37Dに貫通した孔38Dを穿設する。ファン30Dの回転時は、羽根33Dの表面36Dに対して裏面37Dの方が燃焼室26内の燃焼ガスを含む気体により受ける圧力が大きくなる。よって、孔38Dを流通して裏面37Dから表面36Dへと気体の流れが形成され、この孔38Dを流通した気体の流れが、前端部34Dより形成される乱流の流れと合流し、この合流した位置で更なる乱流を形成することになる。
前端部34Dで発生した乱流は、表面36D上を後端部35Dの方に流れていくが、この時に徐々に乱流の度合は低くなる。しかし後端部35D付近の表面36上で再度乱流を発生せしめることにより、乱流の度合が更に高まり、効率よく燃焼ガスを燃焼せしめることが可能となる。尚、第4の実施の形態において、回転軸に対する固定方法、その他燃焼式打込み工具の構成及び動作等は、第1の実施の形態と同様に行う。この第4の実施の形態では、羽根33Dの後端部35D付近に孔38Dを穿設しているが、これに限らず、後端部35D以外に穿設しても良い。
第5の実施の形態として、図7に示すように、羽根33Eの表面36E上、後端部35E付近に、ファン回転面と略垂直に突出した突起物39Eを付設する。一般に回転面上に突起物を付設すると、その突起物の回転方向後側に乱流が発生する。よって、当該実施例においても、突起物39Eの回転方向後側に乱流が発生する。また、前端部34Dより形成される乱流の流れがこの突起物34Eに衝突し、更に流れが乱されることにより、乱流の度合が更に高まり、効率よく燃焼ガスを燃焼せしめることが可能となる。尚、第5の実施の形態において、回転軸に対する固定方法、その他燃焼式打込み工具の構成及び動作等は、第1の実施の形態と同様に行う。この第5の実施の形態では、その突起物39Eを羽根面33Eの表面36Eに付設しているが、これに限らず、羽根33Eの裏面37E、若しくは両面に付設しても良い。また、突起物39Eは、へに33Eの後端部35E付近に付設されたが、これに限らず、後端部35E以外に付設しても良い。
第6の実施の形態として、図8に示すように、羽根33Fの前端部34Fを羽根33Fの表面36側に折り曲げて折曲部40Fを形成する。この折曲部40Fの回転方向に対して逆側の面周辺から羽根33Fの前端部34F付近に掛けて発生する乱流の度合が高まる。この乱流の発生により、効率よく燃焼ガスを燃焼せしめることが可能となる。尚、折曲部40Fは、前端部34Fに設けられる他にも、後端部35Fに設けてもよい。また、ファン30Fの外周となる外周部41Fに設けてもよい。尚、第5の実施の形態において、回転軸に対する固定方法、その他燃焼式打込み工具の構成及び動作等は、第1の実施の形態と同様に行う。
第7の実施の形態として、図9に示すように、羽根33Gの枚数を6枚としたファン30Gを形成する。一般にファンにより乱流を形成するときには、羽根の前端部より乱流が発生し、羽根の表面に沿ってファン下方部へ乱流が進み、その乱流が燃焼室内に拡散していく。よって、羽根の枚数が多い方が、乱流形成箇所が多くなり、結果的にそのファンにより発生する乱流の度合が高まる。この乱流の度合が高まることにより、効率よく燃焼ガスを燃焼せしめることが可能となる。図10に羽根枚数と燃焼速度の関係を示す。羽根枚数を増やすことにより乱流の度合を高め、燃焼速度を増加させることが可能となるが、加工に係る工数が増える。これに対して、図10より、羽根の枚数を8枚以上に増やしても、燃焼速度の増加は確認されなかった。よって、羽根枚数は8枚以下とすることにより、工数を増やさずに燃焼性能の向上を図ることが可能となる。尚、第7の実施の形態において、回転軸に対する固定方法、その他燃焼式打込み工具の構成及び動作等は、第1の実施の形態と同様に行う。
第1の実施の形態に係るファン30A、第2の実施の形態に係るファン30B及び第3の実施の形態に係るファン30Cについては羽根形状を変化させることより発生する乱流の度合を高め、第4の実施の形態に係るファン30D、第5の実施の形態に係るファン30E、第6の実施の形態に係るファン30Fについては羽根に加工することによって発生する乱流の度合を高めている。よって、ファン30A、ファン30B、ファン30Cのいずれかの形状を備えたファンにファン30D、ファン30E、ファン30Fに施された乱流を発生させる加工のうち、一又は二以上の加工を選択して施してもよい。
第7の実施の形態において、羽根33Gを6枚としているが、これを第1乃至第6の実施の形態に係るファン30A乃至ファン30F、及びファン30A乃至ファン30Fを相互に組み合わせた形態に適用してもよい。これにより、羽根の形状等による効果と羽根の枚数増加による効果との相乗効果で、より程度の高い乱流を発生させて燃焼速度を上昇し、ピストンの運動エネルギーを増加することが可能となる。また通常のファンを用いた場合でも、その枚数を増加することにより、発生する乱流の度合を高めることが可能となる。
第1の実施の形態に係る燃焼式打込み工具の断面詳細図。 第1の実施の形態に係る燃焼式打込み工具のファン形状を示す斜視図。 第1の実施の形態に係る燃焼式打込み工具の断面詳細図。 第2の実施の形態に係る燃焼式打込み工具のファン形状を示す斜視図。 第3の実施の形態に係る燃焼式打込み工具のファン形状を示す斜視図。 第4の実施の形態に係る燃焼式打込み工具のファン形状を示す斜視図。 第5の実施の形態に係る燃焼式打込み工具のファン形状を示す斜視図。 第6の実施の形態に係る燃焼式打込み工具のファン形状を示す斜視図。 第7の実施の形態に係る燃焼式打込み工具のファン形状を示す斜視図。 第7の実施の形態に係る燃焼式打込み工具のファンにおいて、羽根枚数と燃焼速度の関係を示すグラフ。
符号の説明
1 工具 2 ハウジング 2b ボンベ室部 2a 主ハウジング部
3 モータ 4 ヘッドカバー 5 ガスボンベ 6 トリガスイッチ
7 ハンドル 8 マガジン 9 テールカバー 10 プッシュレバー
11 燃焼室枠 12 連結部材 13 ヘッドキャップ 14 噴射通路
15 点火プラグ 16 回転軸 17 接地部 18 噴射口
19 圧縮コイルスプリング 20 シリンダ 21 排気穴 22 バンパ
23 ピストン 24 流路 25 流路 26 燃焼室 27 リブ
28 工作物 29 ドライバブレード 30A〜G ファン 31A 円形部分
32A ファンボス 33A〜G 羽根 34A〜G 前端部
35A〜G 後端部 36A〜D 表面 37D 裏面 38D 孔
39E 突起物 40F 折曲部

Claims (8)

  1. ハウジングと、
    該ハウジングの一端を覆い、燃料通路が形成されたヘッド部と、
    該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、
    該ハウジング内に固定して設けられたシリンダと、
    該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダ内をピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、
    該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、
    該ヘッド部に設けられたモータと、
    該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、
    該ヘッド部に該燃焼室に臨んで設けられる点火プラグと、を備えた燃焼式動力工具において、
    該ファンを形成する羽根のファン回転方向先端側羽根面のファン回転面に対する角度とファン回転方向後端側羽根面のファン回転面に対する角度とを略同一とすることを特徴とする燃焼式動力工具。
  2. ハウジングと、
    該ハウジングの一端を覆い、燃料通路が形成されたヘッド部と、
    該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、
    該ハウジング内に固定して設けられたシリンダと、
    該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダ内をピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、
    該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、
    該ヘッド部に設けられたモータと、
    該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、
    該ヘッド部に該燃焼室に臨んで設けられる点火プラグと、を備えた燃焼式動力工具において、
    該ファンを形成する羽根のファン回転方向先端側羽根面のファン回転面に対する角度をファン回転方向後端側羽根面のファン回転面に対する角度より大きくすることを特徴とする燃焼式動力工具。
  3. ハウジングと、
    該ハウジングの一端を覆い、燃料通路が形成されたヘッド部と、
    該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、
    該ハウジング内に固定して設けられたシリンダと、
    該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダ内をピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、
    該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、
    該ヘッド部に設けられたモータと、
    該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、
    該ヘッド部に該燃焼室に臨んで設けられる点火プラグと、を備えた燃焼式動力工具において、
    該ファンを形成する羽根のファン回転方向先端側羽根面のファン回転面に対する角度を15度以上とすることを特徴とする燃焼式動力工具。
  4. ハウジングと、
    該ハウジングの一端を覆い、燃料通路が形成されたヘッド部と、
    該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、
    該ハウジング内に固定して設けられたシリンダと、
    該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダ内をピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、
    該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、
    該ヘッド部に設けられたモータと、
    該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、
    該ヘッド部に該燃焼室に臨んで設けられる点火プラグと、を備えた燃焼式動力工具において、
    該ファンを形成する羽根に羽根面の表面から裏面に貫く貫通孔を穿設したことを特徴とする燃焼式動力工具。
  5. ハウジングと、
    該ハウジングの一端を覆い、燃料通路が形成されたヘッド部と、
    該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、
    該ハウジング内に固定して設けられたシリンダと、
    該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダ内をピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、
    該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、
    該ヘッド部に設けられたモータと、
    該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、
    該ヘッド部に該燃焼室に臨んで設けられる点火プラグと、を備えた燃焼式動力工具において、
    該ファンを形成する羽根に突起物を付設したことを特徴とする燃焼式動力工具。
  6. ハウジングと、
    該ハウジングの一端を覆い、燃料通路が形成されたヘッド部と、
    該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、
    該ハウジング内に固定して設けられたシリンダと、
    該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダ内をピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、
    該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、
    該ヘッド部に設けられたモータと、
    該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、
    該ヘッド部に該燃焼室に臨んで設けられる点火プラグと、を備えた燃焼式動力工具において、
    該ファンを形成する羽根の縁部に折曲部分を備えたことを特徴とする燃焼式動力工具。
  7. ハウジングと、
    該ハウジングの一端を覆い、燃料通路が形成されたヘッド部と、
    該ハウジングの下方に設けられ工作物への押圧時に移動可能なプッシュレバーと、
    該ハウジング内に固定して設けられたシリンダと、
    該シリンダの軸方向に該シリンダに対して往復摺動可能であり、該シリンダ内をピストン下室とピストン上室とに画成するピストンと、
    該ハウジング内において移動可能に案内され、該プッシュレバーの移動に連動して該ヘッド部に当接、離間し、該ヘッド部、該ピストン上室と共に燃焼室を画成する燃焼室枠と、
    該ヘッド部に設けられたモータと、
    該燃焼室内に回転可能に設けられ該モータにより回転駆動されるファンと、
    該ヘッド部に該燃焼室に臨んで設けられる点火プラグと、を備えた燃焼式動力工具において、
    該ファンを形成する羽根の枚数が6枚以上であることを特徴とする燃焼式動力工具。
  8. 該ファンを形成する羽根の枚数が8枚以下であることを特徴とする請求項7に記載の燃焼式動力工具。
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