JP2005198046A - 画像処理方法及び画像処理装置と画像形成装置 - Google Patents

画像処理方法及び画像処理装置と画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 本発明は、少ない測定データに基づいて画像データの階調特性を高い精度で補正する画像処理装置を提供する。
【解決手段】 画像処理装置(600)は、測定用入力画像の濃度値、及び、測定用入力画像に基づいて画像出力装置(501)によって媒体に出力された測定用出力画像の濃度値を測定データとして収集する手段(601)と、測定用入力画像の濃度値の領域を小領域に分割する手段(602)と、小領域毎に該画像出力装置の階調特性を表す回帰曲線のモデルを設定する手段(603)と、小領域の境界条件を設定する手段(604)と、設定された回帰モデル及び設定された境界条件を使用して、最小二乗法に基づいて、小領域毎に回帰曲線の係数を決定する手段(605)と、を有する。
【選択図】 図6

Description

本発明は、複写機、プリンタ、又は、ファクシミリのような画像形成装置に使用される画像処理装置に係り、特に、画像出力装置の出力画像の階調特性に応じて画像出力装置へ供給される画像データの階調特性を補正する画像処理方法及び画像処理装置と、この画像処理装置を含む画像形成装置に関する。
複写機、プリンタ、又は、ファクシミリのような画像を形成する機能を備えた画像形成装置において、印刷用紙等の出力媒体に画像を出力する画像出力装置、例えば、レーザプリンタやインクジェットプリンタ等の画像出力装置は、入力された画像データに基づいて所定の階調(トーン)で画像を出力するように構成されているが、感光体ドラムの帯電特性、露光光源の出力強度、現像器や現像剤の帯電特性などが環境の変化や時間の経過によって変動することによって、所望の階調とは異なる階調で出力され、或いは、同じ画像データを入力しても画像出力装置毎に異なる階調で出力されることがある。
画像出力装置における入力画像データ階調と出力画像データ階調の関係、即ち、階調特性が一定している場合には、例えば、予め画像出力装置へ供給される画像データの階調を画像出力装置の階調特性に応じて補正することによって、所望の階調で画像を出力することができる。しかし、画像出力装置の階調特性は、使用中に温度、湿度等の様々な要因によっても変化する。したがって、画像出力装置へ供給される画像データの階調は、画像出力装置の使用中に、適時画像出力装置の現在時点での階調特性に応じて補正できることが望まれる。また、画像データの階調補正は、単色画像の画像形成装置とカラー画像の画像形成装置のいずれにおいても要求されている。
これらの要求に対して、中間調の濃度を調整する種々の方法が提案されている。一例として、階調表現された基準パターンデータによって用紙上または感光体上に階調表現パターン、いわゆる階調表現パッチを出力し、その濃度を色彩計や反射型濃度計などによって測定して、画像形成装置の階調特性を取得する。そして、その階調特性の画像形成装置の目標とする階調特性に対するずれを補正するように、画像処理部での画像処理を制御し、又は、プリンタエンジンのパラメータを制御するなどの調整をする。
画像処理部での画像処理を制御する方法の一つとして、画像処理部の最終段の1次元LUT(ルックアップテーブル)などによる階調補正手段の係数を調整する方法がある。この方法は、階調補正手段の係数として、入力値をそのまま出力値とする係数を書き込むとともに、階調補正手段の前段の多次元LUTなどによる色変換手段の係数としても、入力値をそのまま出力値とする係数を書き込んだときの画像出力手段の色再現特性を測定し、その測定再現特性が所望の色再現特性となるように階調補正手段の係数を書き替えるものである。
或いは、プリンタモデルの作成によって多次元LUTなどによる色変換手段の係数を再計算する方法もある。この方法は、例えば、その色変換手段によりLab(Lと表記すべきであるが、本明細書では便宜上、*を省略する)入力画像データをYMCK(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)出力画像データに変換して画像を形成する画像形成装置の場合、基準パターンデータによって高次色を含む多数色の階調表現パッチを形成して、その濃度を測定することによって、当該画像形成装置におけるYMCK座標からLab座標への変換特性を求め、その変換特性から次に、上記の色変換手段の係数を下色除去係数を考慮して計算するものである。
このように色変換手段の係数を色再現特性の調整の都度、再計算する方式は、精度の点から見れば最適な方法である。しかし、色変換手段の係数を再計算するには、上述した階調補正手段の係数を書き替える場合に比べて、比較にならないほどの計算量と時間を必要とする。
そこで、色再現特性を自動的に高精度に調整する方法が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。提案されている方法では、基準パターン発生部からの単色の基準パターンデータを、色変換部及び階調補正部をそのまま通じさせて、用紙上に階調表現パッチを形成し、そのパッチの濃度を測定して、装置のこのときの階調特性を求める。次に、その階調特性を目標階調特性と比較して、階調補正部に対する係数を算出し、階調補正部に書き込む。さらに色変換部にデフォルト値の係数を書き込んだ状態で、用紙上に高次色を含む多数色のパッチを形成する。そのパッチの濃度を測定し、その測定濃度値を目標濃度値と比較して、両者の差が目標範囲内にあれば、調整を終了する。両者の差が目標範囲内にないときには、色変換部に対する係数を再計算して、その新たな係数を色変換部に書き込む。
図1は、画像出力装置の実際の階調特性100と理想的な階調特性110の一例を表す図である。ある入力画像データの階調Xに対して実際の出力画像データの階調はYaである。一方、入力画像データ階調Xに対する理想的な画像出力装置の出力画像データ階調はYrである。このとき、図1の画像出力装置を使用して、入力画像データ階調Xに対して、理想的な出力画像データ階調Yrを得るためには、入力画像データ階調Xを入力画像データ階調X’に変更すればよい。
このように、従来、ディジタル方式の画像形成装置では、画像の階調特性を補正するために画像の階調の変換が行われている。特に、上述の入力画像データ階調Xから入力画像データ階調X’への変換のような画像階調の変換を行うための階調補正の係数は、典型的にルックアップテーブル(LUT)の形で設けられている。
画像形成装置の画像出力装置の実際の階調特性100が、
Y=F(X)
で表され、目標とする理想的な階調特性110が、
Y=G(X)
で表される場合、
Y=G(X)=F(X’)
X’=H(X)
を満足する変換関数H(X)を用いて入力画像データの階調Xを階調X’に変換すればよい。例えば、ディジタル方式画像形成装置では、入力画像データの階調Xは、典型的に8ビット、即ち、0から255までの離散的な値によって表されるので、変換関数H(X)は、簡単な変換テーブル、即ち、ルックアップテーブルの形で実現されている。
パッチ画像データを用いた測定によってF(X)とG(X)が既知である場合、変換関数H(X)は、原理的には、F(X)の逆関数F-1(X)を用いることにより、
G(X)=F(X’)=F(H(X))
という関係から、
H(X)=F-1(G(X))
として求めることができる。
複写機のような画像形成装置の開発段階では、十分な数の測定データを採取してF(X)を必要な精度で決定することも可能である。この場合には、上述の原理に従ってH(X)を得ることができる。しかし、入力画像データの階調Xと出力画像データの階調F(X)の組を測定する作業は、時間と手間のかかる作業であるため、画像形成装置の使用中に生じた階調特性のズレを補正するキャリブレーション等の場合には、測定できるXとF(X)の組の個数は限定される。そのため、上述の原理に従って変換関数H(X)を決定することが困難になる場合が多い。
このように測定できるXとF(X)の組の個数が限定されている場合には、データ個数をNとして、得られたXnとF(Xn)(n=1,2,...,N)の値の組から、内挿や外挿等の補間処理を用いて、必要な全データを獲得することが頻繁に行われている。しかし、データ個数Nを大きくすると、キャリブレーション実施時のデータ測定作業の手間が増加し、一方、Nを小さくすると、測定によって得られるF(X)と真のF(X)との差が大きくなり、最終的に得られるH(X)の精度が低下する、という問題点がある。
現実的に獲得可能な数の測定データを用いて許容可能な精度で関数F(X)を近似する公知技術の一つは、高次多項式を利用した最小二乗法で回帰曲線を決定する方法である。
特開平9−233350号公報
しかし、高次多項式を利用した最小二乗法には、(1)関数の全定義域を一つの多項式だけで近似した場合に、局所的な近似の精度が低下する、(2)得られた回帰曲線の両端、即ち、関数の定義域の両端では、回帰曲線は、熟練した技術者が経験的に決定する近似曲線から大きく外れる場合がある、並びに、(3)関数の定義域をいくつかの領域に分割して、領域毎に回帰曲線を決定した場合には、領域の境界、即ち、近似曲線のつなぎ目で関数の値や傾きに急激な変化が生じ易い、等の問題がある。そのため、画像形成装置の使用中に画像データの階調特性を高い精度で補正することが難しい。
本発明は、上記の従来技術の問題点に鑑みて、複写機、プリンタ、又は、ファクシミリのような画像形成装置に使用される画像処理装置において、少ない個数の測定データを用いて、画像形成装置の使用中に画像データの階調特性を高い精度で補正する画像処理方法の提供を目的とする。
また、本発明は、かかる画像処理方法を実施する画像処理装置の提供を目的とする。
更に、本発明は、上記画像処理装置を含む画像形成装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、画像データの階調特性を測定すべき領域を小領域に分割し、小領域の境界に小領域の一部を含む区間を設定し、区間内の階調特性を近似し、区間内で近似された階調特性を境界条件として、小領域の階調特性を近似し、小領域で近似された階調特性をつなぐことにより、領域全体の階調特性を近似する。
本発明は、画像出力装置の出力画像の階調特性に応じて画像出力装置へ供給される画像データの階調特性を補正する画像処理方法である。本発明による画像処理方法は、測定用入力画像の濃度値、及び、測定用入力画像に基づいて画像出力装置によって媒体に出力された測定用出力画像の濃度値を収集する手順と、測定用入力画像の濃度値と対応した測定用出力画像の濃度値の関係を表す画像出力装置の階調特性を推定する手順と、推定された画像出力装置の階調特性に応じて、画像出力装置へ供給される画像データの階調特性を補正する濃度値変換モデルの係数を設定する手順と、設定された係数に基づいて、画像出力装置へ供給される画像データの階調特性を補正する手順と、を有する。画像出力装置の階調特性を推定する手順は、測定用入力画像の濃度値の領域を小領域に分割し、小領域毎に画像出力装置の階調特性の回帰モデルを設定し、各小領域の境界に境界付近の小領域の一部を含む区間を設定し、区間毎に小領域の回帰モデルよりも低次の部分回帰モデルを設定し、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値を用いて各部分回帰モデルの係数を決定し、小領域毎に、境界に設定された区間の部分回帰モデルを境界条件として、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値から回帰モデルの係数を決定する。
これにより、本発明の画像処理方法は、少ない個数の測定データを用いて、画像形成装置の使用中に画像データの階調特性を高い精度で補正することができる。
本発明はまた、画像出力装置の階調特性を推定する方法である。本発明によれば、画像出力装置の階調特性を推定する方法は、測定用入力画像の濃度値の領域を小領域に分割する手順と、小領域毎に画像出力装置の階調特性の回帰モデルを設定する手順と、各小領域の境界に境界付近の小領域の一部を含む区間を設定する手順と、区間毎に小領域の回帰モデルよりも低次の部分回帰モデルを設定する手順と、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値を用いて各部分回帰モデルの係数を決定する手順と、小領域毎に、境界に設定された区間の部分回帰モデルを境界条件として、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値から回帰モデルの係数を決定する手順と、を有する。
これにより、本発明による画像出力装置の階調特性を推定する方法は、少ない個数の測定データを用いて、画像出力装置の階調特性を高い精度で推定することができる。
本発明はまた、画像データを受け取り、可視的な画像を出力媒体に出力する画像出力装置と、画像出力装置の出力特性に応じて、画像出力装置へ供給される画像データを補正する画像処理装置と、を含む画像形成装置である。本発明によれば、画像処理装置は、測定用入力画像の濃度値、及び、測定用入力画像に基づいて画像出力装置によって媒体に出力された測定用出力画像の濃度値を収集する手段と、測定用入力画像の濃度値と対応した測定用出力画像の濃度値の関係を表す画像出力装置の階調特性を推定する手段と、推定された画像出力装置の階調特性に応じて、画像出力装置へ供給される画像データの階調特性を補正する濃度値変換モデルの係数を設定する手段と、濃度値変換モデルを記憶する手段と、記憶された濃度値変換モデルに基づいて、画像出力装置へ供給される画像データの階調特性を補正する手段と、を有する。画像出力装置の階調特性を推定する手段は、測定用入力画像の濃度値の領域を小領域に分割し、小領域毎に画像出力装置の階調特性の回帰モデルを設定し、各小領域の境界に境界付近の小領域の一部を含む区間を設定し、区間毎に小領域の回帰モデルよりも低次の部分回帰モデルを設定し、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値を用いて各部分回帰モデルの係数を決定し、小領域毎に、境界に設定された区間の部分回帰モデルを境界条件として、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値から回帰モデルの係数を決定する。
これにより、本発明の画像形成装置は、少ない個数の測定データを用いて画像出力装置の階調特性を高い精度で近似し、精度のよい階調補正データを生成できるようになる。
本発明はまた、ディジタル画像データを受け取り出力媒体に画像を出力する画像出力装置の階調特性を決定する画像処理装置である。本発明の画像処理装置は、測定用入力画像の濃度値、及び、測定用入力画像に基づいて画像出力装置によって媒体に出力された測定用出力画像の濃度値を測定データとして収集する手段と、測定用入力画像の濃度値の領域を小領域に分割する手段と、小領域毎に画像出力装置の階調特性を表す回帰曲線のモデルを設定する手段と、小領域の境界条件を設定する手段と、設定された回帰モデル及び設定された境界条件を使用して、最小二乗法に基づいて、小領域毎に回帰曲線の係数を決定する手段と、を有する。
これにより、本発明の画像処理装置は、少ない個数の測定データを用いて画像出力装置の階調特性を高い精度で近似できるようになる。
本発明はまた、画像出力装置の階調特性を推定するコンピュータに、測定用入力画像の濃度値の領域を小領域に分割する手順と、小領域毎に画像出力装置の階調特性の回帰モデルを設定する手順と、各小領域の境界に境界付近の小領域の一部を含む区間を設定する手順と、区間毎に小領域の回帰モデルよりも低次の部分回帰モデルを設定する手順と、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値を用いて各部分回帰モデルの係数を決定する手順と、小領域毎に、境界に設定された区間の部分回帰モデルを境界条件として、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値から回帰モデルの係数を決定する手順と、を実行させるためのプログラムである。
本発明によれば、少ない個数の測定データを用いて画像出力装置の階調特性を高い精度で評価することができるようになる。
以下、添付図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。尚、図面を通じて、同一若しくは類似した構成要素には同じ参照番号が付されている。
最初に、複写機、プリンタ、又は、ファクシミリのような画像を形成する機能を備えた画像形成装置において、印刷用紙等の出力媒体に画像を出力する画像出力装置、例えば、レーザプリンタやインクジェットプリンタ等の画像出力装置の階調特性を高い精度で評価する本発明の原理の概要を説明する。図2は、本発明の原理を説明するために画像出力装置の入力濃度と出力濃度の関係、即ち、階調特性を表すグラフである。同図において、×印は、入力濃度と出力濃度の測定データを表し、実線の曲線は、本発明により推定された画像出力装置の階調特性を表す。
本発明は、画像データの階調特性を測定すべき領域を小領域(例えば、小領域I、小領域II、及び小領域III)に分割する。次に、小領域の境界に小領域の一部を含む区間(区間1、区間2、区間3及び区間4)を設定し、区間内の階調特性を近似する。続いて、区間内で近似された階調特性を境界条件として、小領域の階調特性を近似する。そして、小領域で近似された階調特性をつなぐことにより、最終的に領域全体の階調特性を近似する。
本発明の実施例1は、複写機、プリンタ、又は、ファクシミリのような画像を形成する機能を備えた画像形成装置において、印刷用紙等の出力媒体に画像を出力する画像出力装置、例えば、レーザプリンタやインクジェットプリンタ等の画像出力装置の出力画像の階調特性に応じて画像出力装置へ供給される画像データの階調特性を補正する画像処理方法である。尚、説明を簡単にするため、画像処理方法は、濃淡画像について記述されているが、画像形成装置がカラー画像に適合している場合には、各色について同様の画像処理を行えばよい。
この画像処理方法は、ソフトウェア(プログラム)で構築することが可能であり、コンピュータのCPUによってこのプログラムを実行することにより本発明の実施例1による画像処理方法を実現することができる。構築されたプログラムは、ディスク装置等に記録しておき必要に応じてコンピュータにインストールされ、フロッピー(登録商標)ディスク、メモリカード、CD−ROM等の可搬記録媒体に格納して必要に応じてコンピュータにインストールされ、或いは、通信回線等を介してコンピュータにインストールされ、コンピュータのCPUによって実行される。
図3は、本発明の実施例1による画像処理方法のフローチャートである。この画像処理方法は、ステップ101において、測定用入力画像の濃度値、及び、測定用入力画像に基づいて画像出力装置によって媒体に出力された測定用出力画像の濃度値を収集する。例えば、本実施例の画像処理方法を複写機に適用する場合、測定用入力画像は原稿であり、測定用出力画像は、複写機で原稿を複写することによって作成された原稿の複写物(コピー)である。測定用入力画像のある場所の濃度値と、測定用出力画像中の対応した場所の濃度値の組が測定データとして収集される。濃度値の測定は、例えば、スキャナで読み取った画像の解析によって、或いは、原稿と複写物の画像を直接的に解析することによって行うことができる。
次に、画像処理方法は、ステップ302において、測定用入力画像の濃度値と対応した測定用出力画像の濃度値の関係を表す画像出力装置の階調特性を推定する。例えば、図2の×印の測定データから実線で示された階調特性を表す曲線を推定する。
次に、画像処理方法は、ステップ303において、推定された画像出力装置の階調特性に応じて、画像出力装置へ供給される画像データの階調特性を補正する濃度値変換モデルの係数を設定する。濃度値変換モデルは、例えば、図1を参照して説明したように、画像形成装置の画像出力装置の実際の階調特性100が、
Y=F(X)
で表され、目標とする理想的な階調特性110が、
Y=G(X)
で表される場合、
Y=G(X)=F(X’)
X’=H(X)
を満足する変換関数H(X)によって表すことができる。したがって、濃度値変換モデルの係数は、この変換関数H(X)を定義する係数に対応している。尚、変換関数H(X)は離散的な関数としてモデル化することが可能であり、より簡単には、階調Xを階調X’へ割り当てる表によってモデル化できる。
画像処理方法は、ステップ304において、設定された係数に基づいて、画像出力装置へ供給される画像データの階調特性を補正する。これは、入力された画像データの階調Xを濃度値変換モデル、
X’=H(X)
によって階調X’に変換することにより実現される。
次に、本発明の実施例1による画像処理方法における画像出力装置の階調特性を推定するステップ302をより詳細に説明する。図4は、本発明の実施例1の画像処理方法で行われる階調特性推定処理のフローチャートである。この階調特性推定処理は、図2の本発明の原理説明図を参照することによってより良く理解できるであろう。
本発明の実施例1の画像処理方法における階調特性推定処理は、次のように動作する。
ステップ401:測定用入力画像の濃度値の領域を小領域(例えば、小領域I、II及びIII)に分割する。
ステップ402:小領域毎に画像出力装置の階調特性の回帰モデルを設定する。
ステップ403:各小領域の境界に境界付近の小領域の一部を含む区間(例えば、区間1、2、3及び4)を設定する。
ステップ404:区間毎に小領域の回帰モデルよりも低次の部分回帰モデルを設定する。
ステップ405:測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値を用いて各部分回帰モデルの係数を決定する。
ステップ406:小領域毎に、境界に設定された区間の部分回帰モデルを境界条件として、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値から回帰モデルの係数を決定する。
これにより、領域全体に対して一つの回帰モデルを設定し、両端の値、傾きなどを境界条件として設定して最小二乗法などを用いて回帰モデルの係数を決定する従来の手法よりも、高い精度で階調特性を推定することができる。
さらに、本発明の実施例1では、単に領域を小領域に分割して小領域毎に回帰モデルを設定するのではなく、小領域の境界に短い区間を設け、その短い区間に低次の部分回帰モデルを設定し、小領域の回帰モデルの係数を決定する際の境界条件の決定の為に低次の部分回帰モデルを利用している。
よって、本発明の実施例1によれば、少ない個数の測定データを用いて、画像形成装置の使用中に画像データの階調特性を高い精度で補正することができる。
さらに、本発明の実施例1によれば、画像出力装置の階調特性を推定する手順は、回帰モデルとして少なくとも5次以上の回帰式を使用し、境界条件を定めるための部分回帰モデルとして高々2次までの回帰式を使用することにより、境界における値と傾きが自然で無理のない値になるように小領域の回帰モデルの係数を決定することができる。
これにより、本発明の実施例1では、領域の境界で値と傾きが滑らかにつながる回帰曲線によって画像出力装置の階調特性を近似することができるので、精度のよい階調補正データを生成できるようになる。
或いは、画像出力装置の階調特性を推定する手順は、回帰モデルとして少なくとも9次以上の回帰式を使用し、部分回帰モデルとして高々3次までの回帰式を使用することにより、境界において、境界付近に設定された区間の部分回帰モデルと少なくとも値、傾き及び曲率が一致するように小領域の回帰モデルの係数を決定することができる。これにより、領域の境界で値と傾きと曲率が滑らかにつながる回帰曲線によって画像出力装置の階調特性を近似することができるので、精度のよい階調補正データを生成できるようになる。
さらに、本発明の実施例1の画像処理方法では、濃度値変換モデルは、画像データの濃度値と補正後の濃度値の対応関係を表すルックアップテーブルにより実現してもよい。この場合、画像データの階調特性は、ルックアップテーブルを参照することによって補正される。これにより、実施例1の画像処理方法は、従来の典型的な画像形成装置における階調補正の枠組みに簡単に適用することが可能になる。
さらに、本発明の実施例1において、画像出力装置の階調特性を推定する手順は、小領域の境界において、部分回帰モデルによって推定された値と測定用出力画像の濃度値の差が所定の差よりも小さいとき、当該境界における測定用出力画像の濃度値の平均値を当該小領域の回帰モデルの境界条件として回帰モデルの係数を決定することができる。これにより、測定状態に応じて、より精度の高い階調補正データを生成できるようになる。
さらに、本発明の実施例1において、画像出力装置の階調特性を推定する手順は、測定用入力画像の濃度値の全体領域の開始部分と終了部分の少なくとも一方の部分に対応する測定用出力画像の濃度値が一定であるとみなせる範囲が存在する場合、全体領域からその範囲を除いた領域を小領域に分割し、画像出力装置の当該範囲に対する階調特性を一定であると推定することができる。これにより、画像出力装置の出力レンジが入力レンジよりも狭い場合に、より精度の高い階調補正データを生成できるようになる。
尚、以上で説明した実施例1は本発明を実施するための最良の形態の一つにすぎず、本発明はその趣旨を逸脱しない限り種々変形して実施可能である。
本発明の実施例2は、本発明の実施例1による画像処理方法を実施する画像処理装置を含む画像形成装置である。図5は、本発明の実施例2による画像形成装置の構成図である。画像形成装置500は、画像データを受け取り、可視的な画像を出力媒体503に出力する画像出力装置501と、画像出力装置501の出力特性に応じて、画像入力装置(図示せず)から画像出力装置501へ供給される画像データを補正する画像処理装置502と、を含む。
画像処理装置502は、画像出力装置501へ供給される画像データを補正するため、画像出力装置501へ供給される画像データの階調特性を補正する濃度値変換モデルを予め準備する。
そのため、画像処理装置502は、測定用入力画像の濃度値、及び、測定用入力画像に基づいて画像出力装置501によって出力媒体503に出力された測定用出力画像の濃度値を収集する濃度値収集部511と、測定用入力画像の濃度値と対応した測定用出力画像の濃度値の関係を表す画像出力装置501の階調特性を推定する階調特性推定部512と、推定された画像出力装置501の階調特性に応じて、画像出力装置501へ供給される画像データの階調特性を補正する濃度値変換モデルの係数を設定する変換モデル設定部513と、濃度値変換モデルを記憶する濃度値変換モデル記憶部515と、を有する。
続いて、画像処理装置502は、実際に画像出力装置501へ供給される画像データの階調を、この濃度値変換モデルに基づいて補正する。そのため、画像処理装置502は、濃度値変換モデル記憶部515に記憶された濃度値変換モデルに基づいて、画像出力装置501へ供給される画像データの階調特性を補正する画像データ階調補正部514を含む。
階調特性推定部512は、上述の本発明の実施例1による階調特性推定処理を実行するように構成されている。したがって、階調特性推定部512は、測定用入力画像の濃度値の領域を小領域に分割し、小領域毎に画像出力装置の階調特性の回帰モデルを設定し、各小領域の境界に境界付近の小領域の一部を含む区間を設定し、区間毎に小領域の回帰モデルよりも低次の部分回帰モデルを設定し、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値を用いて各部分回帰モデルの係数を決定し、小領域毎に、境界に設定された区間の部分回帰モデルを境界条件として、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値から回帰モデルの係数を決定する。
これにより、本発明の実施例2による画像形成装置は、少ない個数の測定データを用いて画像出力装置の階調特性を高い精度で近似し、精度のよい階調補正データを生成できるようになる。
本発明の実施例2による画像形成装置をカラー画像に適用するためには、画像処理装置502が各色について上記の機能を実現するように構成すればよい。
尚、以上で説明した実施例2は本発明を実施するための最良の形態の一つにすぎず、本発明はその趣旨を逸脱しない限り種々変形して実施可能である。
本発明の実施例3は、ディジタル画像データを受け取り出力媒体に画像を出力する画像出力装置の階調特性を決定する画像処理装置である。図6は、本発明の実施例3による画像処理装置600の構成図である。画像処理装置600は、図2を参照して説明した原理に従って、画像出力装置501へ供給される画像の入力濃度と画像出力装置501から出力される画像の出力濃度との間の関係、即ち、階調特性を決定する。
そのため、本発明の実施例3による画像処理装置600は、測定用入力画像の濃度値、及び、測定用入力画像に基づいて画像出力装置501によって出力媒体503に出力された測定用出力画像の濃度値を測定データとして収集する濃度値収集部601と、測定用入力画像の濃度値の領域を小領域に分割する領域分割部602と、小領域毎に画像出力装置501の階調特性を表す回帰曲線のモデルを設定する回帰曲線モデル設定部603と、小領域の境界条件を設定する境界条件設定部604と、設定された回帰モデル及び設定された境界条件を使用して、最小二乗法に基づいて、小領域毎に回帰曲線の係数を決定する回帰曲線係数決定部605と、を有する。回帰曲線係数決定部605で決定された回帰曲線の係数は、画像形成装置の階調特性補正部606へ送られ、濃度値変換モデルを作成するために利用され、階調特性補正部606は、この濃度値変換モデルを利用して画像出力装置501へ供給される画像データの階調を補正する。
このように、本発明の実施例3の画像処理装置によれば、少ない個数の測定データを用いて画像出力装置の階調特性を高い精度で近似できるようになる。
本発明の実施例3では、境界条件設定部604は、画像出力装置501の仕様や対象となる画像データの性質等の状況に応じて小領域の境界条件を選択することができ、回帰曲線係数決定部605は、選択された境界条件を利用して、最小二乗法に基づく回帰曲線で階調特性を近似する。
より具体的に説明すると、境界条件設定部604は、小領域の両端で回帰曲線の値と傾きと曲率のうちの少なくとも一つを拘束する境界条件を設定することができる。ここで、小領域の両端とは、図2では、小領域Iの両端、小領域IIの両端、及び、小領域IIIの両端を表す。
特に、境界条件設定部604は、隣接する小領域の境界で、両方の小領域の回帰曲線の値及び傾きが一致するように拘束する境界条件を設定することができる。ここで、隣接する小領域の境界とは、図2の例では、小領域Iと小領域IIの境界、及び、小領域IIと小領域IIIの境界を表す。より好ましくは、境界条件設定部604は、隣接する小領域の境界近傍を含む複数の測定データから、(最終的に求める領域全体の回帰曲線よりも)低次の回帰曲線を決定し、隣接する小領域の境界での回帰曲線の値及び傾きが決定された低次の回帰曲線の境界での値及び傾きと一致するように拘束する境界条件を設定する。
また、境界条件設定部604は、領域の両端に対応した小領域の境界で低次の回帰曲線を決定し、小領域の境界での回帰曲線の値又は傾きが、決定された低次の回帰曲線の境界での対応する値又は傾きと一致するように境界条件を設定する。ここで、領域の両端とは、図2では、小領域Iの左端と小領域IIIの右端を表す。
さらに、境界条件設定部604は、小領域の境界に2個以上の測定用出力画像の濃度値が存在する場合に、小領域の境界での回帰曲線の値が濃度値の平均値と一致するように境界条件を設定してもよい。
或いは、境界条件設定部604は、小領域の境界に2個以上の測定用出力画像の濃度値が存在する場合に、隣接する小領域の境界近傍を含む複数の測定データから低次の回帰曲線を決定し、決定された低次の回帰曲線の境界での値と、境界で測定用出力画像の濃度値の平均値とを比較し、差が所定の値よりも大きい場合には、小領域の境界での回帰曲線の値が低次の回帰曲線の値と一致するように境界条件を設定し、差が所定の値よりも大きくない場合には、小領域の境界での回帰曲線の値が測定用出力画像の濃度値の平均値と一致するように境界条件を設定する。
一般的に、画像出力装置は、印刷技術の用語の「ハイライト部」で、僅かな入力に出力側が応答できず、入力濃度値が出力開始の閾値に達するまで出力濃度値が一定になるという特性を示し、「シャドウ部」で、入力濃度値が最大値に達する前に出力濃度値が到達可能な最大値に到達し、出力が飽和してしまうという特性を示すことがある。そこで、本発明の実施例3による画像処理装置では、測定用入力画像の濃度値の全体領域の開始部分と終了部分の少なくとも一方の部分に対応する測定用出力画像の濃度値が一定であるとみなせる範囲が存在する場合に、領域分割部602は、全体領域からその範囲を除いた領域を小領域に分割し、回帰曲線係数決定部605は、全体領域から小領域を除いた範囲において回帰曲線の値が一定になるように係数を決定する。これにより、画像出力装置の特性をより高い精度で決定できるので、より精度の高い階調補正データを生成できるようになる。例えば、補正の対象となる画像出力装置の階調特性が、開始部分で一定の領域が続いた後に、ある傾きで急激に立ち上がるような特性を備えている場合に、この画像出力装置の階調特性に合わせて精度の高い階調補正データを生成することができる。
本発明の実施例3による画像処理装置をカラー画像に適用するためには、例えば、各色について上記の画像処理装置の機能を実現するように画像処理装置を構成すればよい。
尚、以上で説明した実施例3は本発明を実施するための最良の形態の一つにすぎず、本発明はその趣旨を逸脱しない限り種々変形して実施可能である。
図7は、本発明の実施例4による画像形成装置の構成図である。本実施例の画像形成装置は、例えば、ディジタルカラー複写機又はカラープリンタの一部に組み込まれる画像形成装置である。本実施例の画像形成装置700は、画像取込部710、基準パターン発生部720、色変換部730、階調補正部740、制御部750、記憶装置部760、ユーザインタフェース部770、スクリーン発生部780、画像出力部790及び光学濃度センサ702を備えている。
画像取込部710は、カラー複写機における、原稿上の画像を読み取って複写機内に入力画像データを取り込むスキャナ部、またはカラープリンタにおける、プリンタ内に入力画像データを取り込むデータ入力部である。
基準パターン発生部720は、制御部750により制御され、後述するような基準パターンデータを出力する。
色変換部730は、この例では、Lab画像データをYMCK画像データに変換する。色変換部730は、具体的には、3次元LUT色変換器によって構成される。階調補正部740は、この例では、色変換部730からのYMCK画像データの階調を補正する。具体的には、階調補正部740は、本発明の実施例3の階調特性補正部606に対応し、1次元LUT階調補正器により構成される。
図8は、色変換部730と階調補正部740の一例を示す図である。色変換部30は、Lab画像データLi,ai,biが3次元LUT色変換器831、832、833及び834に共通に入力され、3次元LUT色変換器831、832、833及び834からYMCK画像データYi,Mi,Ci,Kiが出力される構成とされる。階調補正部740は、3次元LUT色変換器831、832、833及び834からの画像データYi,Mi,Ci,Kiが、それぞれ1次元LUT階調補正器841、842、843及び844によって階調補正される構成とされる。
但し、3次元LUT色変換器831〜834は、それぞれ、例えば立方体補間による補間構成とされる。この構成は、既に周知であるので、ここでは説明を省略する。
画像形成装置700の制御部750は、CPUを有し、装置各部を制御するとともに、当該画像形成装置の色再現特性の判定、色変換部730ないし階調補正部740に対する係数の計算、及び、その計算された係数の色変換部730ないし階調補正部740への書き込みなどを行う。そのため、制御部750は、本発明の実施例3による画像処理装置600を含むように構成されている。
記憶装置部760には、目標階調特性、デフォルト値の係数、Lab目標値、及び色差目標などが、あらかじめ書き込まれる。
ユーザインタフェース部770は、ユーザが画像形成装置に対して色再現特性の調整の指示などをするとともに、判定結果などを表示する。
スクリーン発生部780では、階調補正部740からの画像データがD/A変換され、その得られた画像信号が三角波などの参照波と比較されることにより二値化されて、レーザをオンオフ制御する二値化信号が得られる。
画像出力部790は、電子写真方式のプリンタである。スクリーン発生部780からの二値化信号がレーザ駆動回路791に供給され、そのレーザ駆動回路791によってレーザ光スキャナ792のレーザ793が駆動され、そのレーザ793からのレーザ光によって帯電器794により帯電された感光ドラム795が露光されて、感光ドラム795上に静電潜像が形成される。
さらに、その潜像が現像器796によってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックのトナー像に現像され、そのトナー像が転写ドラム797上に供給された用紙701上に転写される。但し、この場合、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの印刷は面順次でなされ、それぞれの印刷ごとにクリーナ798によって感光ドラム795上からトナーが除去される。
そして、用紙701と対向するように光学濃度センサ702が設けられる。光学濃度センサ702は、発光部から用紙701上に光を発し、用紙701上からの光を受光部で受けることによって、用紙701上のトナー像の濃度を計測する。
この画像形成装置では、ユーザから画像形成装置に対して色再現特性の調整の指示があると、まず、制御部750は、色変換部730の係数を、色変換部730の入力値をそのまま色変換部730の出力値とする係数にするとともに、階調補正部740の係数を、階調補正部740の入力値をそのまま階調補正部740の出力値とする係数にする。
この状態で、次に、制御部750は、基準パターン発生部720から、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの単色につき、それぞれ網点面積率が段階的または連続的に変化する基準パターンデータを出力させて、用紙701上に階調表現パッチを形成させる。このとき、基準パターン発生部720からの基準パターンデータが、色変換部730および階調補正部740をそのまま通じて、スクリーン発生部780によって二値化され、その二値化信号によって画像出力部790において、用紙701上に階調表現パッチが形成される。
さらに、この用紙701上に形成された階調表現パッチの濃度が、光学濃度センサ702によって測定され、その測定濃度値が制御部750に取り込まれて、制御部750において、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色につき、本発明による階調特性の推定方法に従って、画像形成装置のこのときの階調特性が求められる。
次に、制御部750は、その測定階調特性を、あらかじめ記憶装置部760に記憶されている画像形成装置の目標とする階調特性と比較して、それぞれ測定階調特性を目標階調特性と一致させるような、階調補正部740に対する係数を算出する。
次に、制御部750は、その算出した係数を階調補正部740に書き込むとともに、あらかじめ記憶装置部760に記憶されているデフォルト値の係数を色変換部730に書き込む。
この状態で、次に、制御部750は、基準パターン発生部720から、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの単色だけではなく、高次色を含む多数の色についての、それぞれ網点面積率が段階的または連続的に変化する基準パターンデータを出力させて、用紙701上に階調表現パッチを形成させる。
このとき、基準パターン発生部720からの基準パターンデータが、色変換部730で上記のデフォルト値の係数により色変換され、さらに階調補正部740で上記の計算された係数により階調補正されて、スクリーン発生部780によって二値化され、その二値化信号によって画像出力部790において、用紙701上に階調表現パッチが形成される。
さらに、この用紙701上に形成された階調表現パッチの濃度が、光学濃度センサ702によって測定され、その測定濃度値が制御部750に取り込まれて、制御部750において、その測定濃度値からLab値が求められる。
次に、制御部750は、そのLab値を、あらかじめ記憶装置部760に記憶されているLab目標値と比較する。具体的には、Lab値とLab目標値との色差として、Lab値のそれぞれとLab目標値のそれぞれとの差の平均またはルートミンスクエアが求められる。さらに、制御部750は、その色差が、あらかじめ記憶装置部760に記憶されている色差目標の範囲内にあるか否かを判定する。
制御部750は、その判定の結果、Lab値とLab目標値との色差が色差目標の範囲内にあるときには、その時点で色再現特性の調整を終了する。
制御部750は、上記の判定の結果、Lab値とLab目標値との色差が色差目標の範囲内にないときには、色変換係数再計算ルーチンを行う。このとき、制御部750は、判定の結果をユーザインタフェース部770に送出して、ユーザに色再現特性の再計算がなされることを知らせる。
本発明の実施例4は、フルカラー画像を形成できる装置に限らず、単色または複数色の中間調が表現された画像を形成する装置にも広く適用することができる。
尚、以上で説明した実施例4は本発明を実施するための最良の形態の一つにすぎず、本発明はその趣旨を逸脱しない限り種々変形して実施可能である。
次に、本発明による階調特性処理の実施例を説明する。図9は、本発明の実施例5を説明するために画像出力装置の入力濃度と出力濃度の関係、即ち、階調特性を表すグラフである。同図において、×印は、入力濃度と出力濃度の測定データを表し、実線の曲線は、本実施例により推定された画像出力装置の階調特性を表す。実施例5では、画像データの階調特性を測定すべき領域を小領域(例えば、小領域I、小領域II、及び小領域III)に分割した。次に、小領域の境界に小領域の一部を含む区間(区間1、区間2、区間3及び区間4)を設定し、区間内の階調特性を近似した。続いて、区間内で近似された階調特性を境界条件として、小領域の階調特性を近似した。そして、小領域で近似された階調特性をつなぐことにより、最終的に領域全体の階調特性を近似した。
本実施例では、階調特性を表わすデータは、52個の入力濃度X=0,5,10,...,250,255の各Xに対して2回ずつ測定され、合計で104個の測定データが得られた。領域は、
小領域I:X=0〜80
小領域II:X=85〜165
小領域III:X=170〜255
の三つの小領域に分割された。
また、小領域の境界に、次のような区間1〜区間4、即ち、
区間1:X=0〜20
区間2:X=60〜105
区間3:X=145〜190
区間4:X=235〜255
を設定した。
三つの各領域における階調特性は、5次の回帰曲線、即ち、
i(X)=C0i+C1i*X+C2i*X2+C3i*X3+C4i*X4+C5i*X5
によってモデル化した。尚、添え字iは小領域の番号を表し、C0、C1、C2、C3、C4及びC5は、回帰曲線の係数を表す。
また、小領域の境界における各区間では、2次の回帰曲線、即ち、部分回帰曲線:
j(X)=c0j+c1j*X+c2j*X2
によって階調特性をモデル化した。尚、添え字jは区間の番号を表し、c0、c1及びc2は部分回帰曲線の係数を表す。
X=0に対応する2個のデータは、
01=250
及び
02=254
である。本例では、端点X=0における回帰曲線の値として、X=0における測定データY01とY02の平均値Y0=252を使用した。
X=0〜20の範囲に設定された区間1には、X=0、5、10、15、20の5通りのXの値に対応した10個の測定データが存在する。これらの10個の測定データに対して、区間1の2次回帰式:
1(X)=c01+c11*X+c21*X2
を当てはめ、最小二乗法によって係数の値を計算すると、
c01=250
c11=−0.30
c21=−0.15
が得られた。これらの係数を用いて定まる区間1の回帰式は、小領域Iの回帰式の係数を決める際に、小領域の一方の境界条件を与える。
次に、X=60〜105の範囲に設定された区間2には、X=60、65、70、75、80、85、90、95、100、105の10通りのXの値に対応した20個の測定データが存在する。これらの20個の測定データに対して、区間2の2次回帰式:
2(X)=c02+c12*(X−82.5)+c22*(X−82.5)2
を当てはめ、最小二乗法によって係数の値を計算すると、
c02=150
c12=−0.7
c22=0.3
が得られた。これらの係数によって定められる区間2の回帰式は、小領域Iの回帰式の係数を決める際に、小領域のもう一方の境界条件を与える。
次に、小領域IのX=0〜80の範囲で収集された34個の測定データを用いて小領域Iに対する回帰式:
1(X)=C01+C11*X+C21*X2+C31*X3+C41*X4+C51*X5
の係数を決定する。このとき、区間1と区間2に関して得られた境界条件、即ち、
X=0の値:R1(0)=S1(0)=Y0=252
X=0の傾き:R1’(0)=S1’(0)=−0.3
X=82.5の値:R1(82.5)=S2(82.5)=150
X=82.5の傾き:R1’(82.5)=S2’(82.5)=−0.7
を拘束条件として最小二乗法で回帰式R1(X)の係数を計算すると、
C01=252
C11=−0.3
C21=−0.597523
C31=0.0146745
C41=−0.0001
C51=0.0000001
のようになる。尚、R1’(0)やS2’(0)における記号’は、微分を表す。
小領域II及び小領域IIIについても小領域Iと同様に、両側の区間の部分回帰曲線から両端点についての境界条件を設定することによって、最小二乗法によって各小領域の回帰曲線を決定することができる。小領域毎に得られた回帰曲線は、隣接する小領域と、値及び傾きが滑らかにつながるので、得られた小領域の回帰曲線を組み合わせることにより、領域全体を、滑らかで精度のよい回帰曲線で近似することができるようになる。したがって、得られた回帰曲線に基づいて、画像出力装置のための精度のよい階調補正データを生成することが可能になる。
尚、以上で説明した実施例5は本発明を実施するための最良の形態の一つにすぎず、本発明はその趣旨を逸脱しない限り種々変形して実施可能である。
画像出力装置の実際の階調特性と理想的な階調特性の一例を表す図である。 本発明の原理を説明するための図である。 本発明の実施例1による画像処理方法のフローチャートである。 本発明の実施例1による階調特性推定処理のフローチャートである。 本発明の実施例2による画像形成装置の構成図である。 本発明の実施例3による画像処理装置の構成図である。 本発明の実施例4による画像形成装置の構成図である。 本発明の実施例4による画像形成装置の色変換部及び階調補正部の一例の構成図である。 本発明の実施例5の説明図である。
符号の説明
501 画像出力装置
503 出力媒体
600 画像処理装置
601 濃度値収集部
602 領域分割部
603 回帰曲線モデル設定部
604 境界条件設定部
605 回帰曲線係数決定部
606 階調特性補正部

Claims (17)

  1. 画像出力装置の出力画像の階調特性に応じて画像出力装置へ供給される画像データの階調特性を補正する画像処理方法であって、
    測定用入力画像の濃度値、及び、該測定用入力画像に基づいて画像出力装置によって媒体に出力された測定用出力画像の濃度値を収集する手順と、
    収集された測定用入力画像の濃度値と対応した測定用出力画像の濃度値の関係を表す画像出力装置の階調特性を推定する手順と、
    推定された画像出力装置の階調特性に応じて、画像出力装置へ供給される画像データの階調特性を補正する濃度値変換モデルの係数を設定する手順と、
    設定された濃度値変換モデルの係数に基づいて、画像出力装置へ供給される画像データの階調特性を補正する手順と、
    を有し、
    該画像出力装置の階調特性を推定する手順は、
    測定用入力画像の濃度値の領域を小領域に分割し、
    小領域毎に画像出力装置の階調特性の回帰モデルを設定し、
    各小領域の境界に当該境界付近の小領域の一部を含む区間を設定し、
    区間毎に小領域の回帰モデルよりも低次の部分回帰モデルを設定し、
    測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値を用いて各部分回帰モデルの係数を決定し、
    小領域毎に、境界に設定された区間の該部分回帰モデルを境界条件として、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値から回帰モデルの係数を決定する、
    画像処理方法。
  2. 該画像出力装置の階調特性を推定する手順は、
    回帰モデルとして少なくとも5次以上の回帰式を使用し、
    部分回帰モデルとして高々2次までのの回帰式を使用し、
    境界において、境界付近に設定された区間の部分回帰モデルと少なくとも値及び傾きが一致するように小領域の回帰モデルの係数を決定する、
    請求項1記載の画像処理方法。
  3. 該画像出力装置の階調特性を推定する手順は、
    回帰モデルとして少なくとも9次以上の回帰式を使用し、
    部分回帰モデルとして高々3次までの回帰式を使用し、
    境界において、境界付近に設定された区間の部分回帰モデルと少なくとも値、傾き及び曲率が一致するように小領域の回帰モデルの係数を決定する、
    請求項1記載の画像処理方法。
  4. 該濃度値変換モデルは、画像データの濃度値と補正後の濃度値の対応関係を表すルックアップテーブルであり、
    画像データの階調特性は、ルックアップテーブルを参照することによって補正される、
    請求項1乃至3のうちいずれか一項記載の画像処理方法。
  5. 該画像出力装置の階調特性を推定する手順は、
    小領域の境界において、部分回帰モデルによって推定された値と測定用出力画像の濃度値の差が所定の差よりも小さいとき、当該境界における測定用出力画像の濃度値の平均値を当該小領域の回帰モデルの境界条件として回帰モデルの係数を決定する、
    請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の画像処理方法。
  6. 該画像出力装置の階調特性を推定する手順は、
    測定用入力画像の濃度値の全体領域の開始部分と終了部分の少なくとも一方の部分に対応する測定用出力画像の濃度値が一定であるとみなせる範囲が存在する場合、
    全体領域からその範囲を除いた領域を小領域に分割し、
    画像出力装置の当該範囲に対する階調特性を一定であると推定する。
    請求項1乃至5のうちいずれか一項記載の画像処理方法。
  7. 画像出力装置の階調特性を推定する方法であって、
    測定用入力画像の濃度値の領域を小領域に分割する手順と、
    小領域毎に画像出力装置の階調特性の回帰モデルを設定する手順と、
    各小領域の境界に境界付近の小領域の一部を含む区間を設定する手順と、
    区間毎に小領域の回帰モデルよりも低次の部分回帰モデルを設定する手順と、
    測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値を用いて各部分回帰モデルの係数を決定する手順と、
    小領域毎に、境界に設定された区間の部分回帰モデルを境界条件として、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値から回帰モデルの係数を決定する手順と、
    を有する方法。
  8. 画像データを受け取り、可視的な画像を出力媒体に出力する画像出力装置と、該画像出力装置の出力特性に応じて、該画像出力装置へ供給される画像データを補正する画像処理装置と、を含む画像形成装置であって、該画像処理装置は、
    測定用入力画像の濃度値、及び、測定用入力画像に基づいて該画像出力装置によって媒体に出力された測定用出力画像の濃度値を収集する手段と、
    測定用入力画像の濃度値と対応した測定用出力画像の濃度値の関係を表す該画像出力装置の階調特性を推定する手段と、
    推定された該画像出力装置の階調特性に応じて、該画像出力装置へ供給される画像データの階調特性を補正する濃度値変換モデルの係数を設定する手段と、
    該濃度値変換モデルを記憶する手段と、
    記憶された該濃度値変換モデルに基づいて、該画像出力装置へ供給される画像データの階調特性を補正する手段と、
    を有し、
    該画像出力装置の階調特性を推定する手段は、
    測定用入力画像の濃度値の領域を小領域に分割し、
    小領域毎に画像出力装置の階調特性の回帰モデルを設定し、
    各小領域の境界に当該境界付近の小領域の一部を含む区間を設定し、
    区間毎に小領域の回帰モデルよりも低次の部分回帰モデルを設定し、
    測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値を用いて各部分回帰モデルの係数を決定し、
    小領域毎に、境界に設定された区間の部分回帰モデルを境界条件として、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値から回帰モデルの係数を決定する、
    画像形成装置。
  9. ディジタル画像データを受け取り出力媒体に画像を出力する画像出力装置の階調特性を決定する画像処理装置であって、
    測定用入力画像の濃度値、及び、測定用入力画像に基づいて該画像出力装置によって媒体に出力された測定用出力画像の濃度値を測定データとして収集する手段と、
    測定用入力画像の濃度値の領域を小領域に分割する手段と、
    小領域毎に該画像出力装置の階調特性を表す回帰曲線のモデルを設定する手段と、
    小領域の境界条件を設定する手段と、
    設定された回帰モデル及び設定された境界条件を使用して、最小二乗法に基づいて、小領域毎に回帰曲線の係数を決定する手段と、
    を有する画像処理装置。
  10. 該小領域の境界条件を設定する手段は、小領域の両端で回帰曲線の値と傾きと曲率のうちの少なくとも一つを拘束する境界条件を設定する、請求項9記載の画像処理装置。
  11. 該小領域の境界条件を設定する手段は、隣接する小領域の境界で、両方の小領域の回帰曲線の値及び傾きが一致するように拘束する境界条件を設定する、請求項10記載の画像処理装置。
  12. 該小領域の境界条件を設定する手段は、隣接する小領域の境界近傍を含む複数の測定データから低次の回帰曲線を決定し、小領域の境界での回帰曲線の値及び傾きが決定された低次の回帰曲線の境界での値及び傾きと一致するように拘束する境界条件を設定する、請求項10記載の画像処理装置。
  13. 該小領域の境界条件を設定する手段は、領域の両端に対応した小領域の境界で低次の回帰曲線を決定し、小領域の境界での回帰曲線の値と傾きのうちの少なくとも一方が決定された低次の回帰曲線の境界での値と傾きのうちの少なくとも一方と一致するように境界条件を設定する、請求項10記載の画像処理装置。
  14. 該小領域の境界条件を設定する手段は、小領域の境界に2個以上の測定用出力画像の濃度値が存在する場合に、小領域の境界での回帰曲線の値が濃度値の平均値と一致するように境界条件を設定する、請求項10記載の画像処理装置。
  15. 該小領域の境界条件を設定する手段は、小領域の境界に2個以上の測定用出力画像の濃度値が存在する場合に、隣接する小領域の境界近傍を含む複数の測定データから低次の回帰曲線を決定し、決定された低次の回帰曲線の境界での値と、境界で測定用出力画像の濃度値の平均値とを比較し、差が所定の値よりも大きい場合には、小領域の境界での回帰曲線の値が低次の回帰曲線の値と一致するように境界条件を設定し、差が所定の値よりも大きくない場合には、小領域の境界での回帰曲線の値が測定用出力画像の濃度値の平均値と一致するように境界条件を設定する、請求項10記載の画像処理装置。
  16. 測定用入力画像の濃度値の全体領域の開始部分と終了部分の少なくとも一方の部分に対応する測定用出力画像の濃度値が一定であるとみなせる範囲が存在する場合に、
    該領域を小領域に分割する手段は、全体領域からその範囲を除いた領域を小領域に分割し、
    該回帰曲線の係数を決定する手段は、全体領域から小領域を除いた範囲において回帰曲線の値が一定になるように係数を決定する、
    請求項9又は10記載の画像処理装置。
  17. 画像出力装置の階調特性を推定するコンピュータに、
    測定用入力画像の濃度値の領域を小領域に分割する手順と、
    小領域毎に画像出力装置の階調特性の回帰モデルを設定する手順と、
    各小領域の境界に境界付近の小領域の一部を含む区間を設定する手順と、
    区間毎に小領域の回帰モデルよりも低次の部分回帰モデルを設定する手順と、
    測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値を用いて各部分回帰モデルの係数を決定する手順と、
    小領域毎に、境界に設定された区間の部分回帰モデルを境界条件として、測定用入力画像の濃度値及び測定用出力画像の濃度値から回帰モデルの係数を決定する手順と、
    を実行させるためのプログラム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012050108A (ja) * 2006-10-13 2012-03-08 Apple Inc 予め設定された階調再現曲線を使用して画像を処理するためのシステム及び方法
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