JP2005197650A - 発光素子 - Google Patents

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Abstract

【課題】 発光効率を向上させると共に、製造工程数及び製造コストを低減可能な発光装置を提供する。
【解決手段】 一の面及び該一の面と対面した他の面を有する発光ダイオードと、前記一の面及び前記他の面のいずれかに形成され、その誘電率が周期的な変化を示し、所定の周波数範囲における全指向性フォトニックバンドギャップを生じるように構成され、前記発光ダイオードの前記一の面及び他の面の他方から生じた放射光線を向上するよう全ての入射角と分極をもつ光を反射することができると共に、前記周波数範囲外の周波数を有する光線の少なくとも一部を透過させる全指向性フォトニック結晶とからなる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、発光ダイオードのある一の面及び他の面のいずれかに全指向性フォトニック結晶が設けられてなる発光素子に関するものである。
図1は、従来の発光素子3を概略的に示す。該発光素子3は、発光ダイオード(LED)12と、該LED12に埋め込まれた分布ブラッグ反射器(Distributed Bragg Reflector;DBR)14とからなる。前記LED12には、基板11上に形成されたN型半導体層121と、P型半導体層124と、前記N型半導体層121とP型半導体層124との間に介在する活性層123と、前記N型半導体層121及びP型半導体層124のそれぞれに形成されたN型電極122及びP型電極125とが設けられている。前記DBR14は、前記基板11と前記N形半導体層121との間に介在する積層型誘電体層141、142の周期的積層構造を具えており、前記DBR14の誘電率の周期的な変化によって、発生した光を反射することで前記LED12の発光効率を高めることができる。
前記DBR14のエピタキシャル成長に大きな格子のミスマッチがあると、前記LED12の発光効率低減につながるので、前記DBR14には前記LED12の半導体材料と同様な材料を用いるほうがよい。しかしながら、当該構成によると、ある入射角たとえば法線方向からによる入射光しか全反射しないので、入射角により反射性を低下することがある。
図2は、他の従来の発光素子4の構成を概略示す。該発光素子4は、基板11の一の面に設けたLED12と、前記基板11の他の面に形成された金属反射器15とからなり、前記金属反射器15によって前記LED12から発生した光を全反射することができ、発光効率を向上させる。
前記発光素子4は、基板(ウエハ)11の一面に前記LEDダイが積層されるようにカットし、カットされたダイごとに金属ペーストを塗布して金属反射器15が形成されることによってが形成されるが、前記ウエハのカットされたLEDダイごとの塗布は、大変間がかかる。
一方、前記ウエハのカッティング工程においては、前記ウエハのアラインメントを正確に行うために、前記光源から前記ウエハを通しての光の投射は、前記検知器により検出されるようでなければならない。このため、前記ウエハのカッティング前に前記ウエハ上に金属ペーストを塗布すると、前記従来の発光素子4の前記金属反射器15における光源からの光が反射され、前記カッティング工程を行うことができなくなる。そこで、検知器へ光を送るための光帰還装置を余分に設置しなければならないため、生産コストを増す。
なお、カッティング工程は、上述のように通常半導体素子と反対側の面から行う。それは、ウエハの半導体素子側から行うと、生じた熱が溜って前記LEDダイにダメージを与えるからである。
また、参考として、米国特許第6,130,780号明細書には、全指向性が高い反射器が開示されており、該反射器は平面状周期フォトニック構造を有し、平面に直角の屈折率変化をさせることができるので、特定の周波数範囲における全ての入射角と極性をもった光に対して全反射をさせることができる。
米国特許第6,130,780号明細書
本発明は、上記事情を考慮してなされたもので、発光ダイオード(LED)と該LEDの一の面及び他の面の少なくともいずれかに形成される全指向性フォトニック結晶とからなる発光素子を提供することを目的とする。
上記目的は、本発明によれば、一の面及び該一の面と対面した他の面を有する発光ダイオードと、前記一の面及び前記他の面のいずれかに形成され、その誘電率が周期的な変化を示し、所定の周波数範囲における全指向性フォトニックバンドギャップを生じるように構成され、前記発光ダイオードの前記一の面及び他の面の他方から生じた光線を向上するよう全ての入射角と分極をもつ光を反射することができると共に、前記周波数範囲外の周波数を有する光線の少なくとも一部を透過させる全指向性フォトニック結晶と、を有することを特徴とする発光素子により達成される。
上記の構成によれば、発光効率を向上させると共に、製造工程数及び製造コストを低減することができる。
以下、本発明の実施例について添付図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図3と図4は、本発明の第1実施形態に係る発光素子の構造を示す。該発光素子は、一の面601と、該一の面601と逆向きの他の面602を有する発光ダイオード(LED)6と、この形態では前記他の面602に形成される全指向性フォトニック結晶7とを有する。なお、この例においては、該フォトニック結晶7は1次元の周期的な誘電構造をする。本実施形態の発光素子の構造によって、誘電率が周期的な変化を生じ、特定の周波数範囲の全指向性フォトニックバンドギャップを生成することにより、前記全指向性フォトニック結晶7によって、発光ダイオード6から発生した周波数範囲の全入射角及び分極の放射光を全反射することができる。従って、前記一の面601と前記他の面602の他方からの出射光を向上させると共に、前記周波数範囲から外れた出射光の少なくとも一部は前記全指向性フォトニック結晶7を透過することができる。
前記発光ダイオード6は、基板61に第1、第2の半導体層622、625と、前記第1、第2の半導体層622、625の間に介在する活性層624とからなる発光構造を用いる。前記第1及び第2の半導体層622、625は、夫々N型半導体層、P型半導体層からなり、両者が間にPN接合領域を画成しており、このPN接合領域が活性層624に相当する。前記第1の半導体層622は、前記基板61上に形成される。前記基板61は、前記第1の半導体層622と反対側に表面を有し、該表面は前記発光ダイオード6の前記一の面601と前記他の面602の一方、即ち前記他の面602である。前記発光素子はさらに、前記第1と第2の半導体層622、625に、N型電極81とP型電極82を備える。
前記全指向性フォトニック結晶7は、複数の周期的積層型誘電体層71を有し、該積層型誘電体層71のそれぞれは、図4に示すように、互いに積層された第1の誘電体層711及び第2の誘電体層712から構成されている。前記第1の誘電体層711の膜厚d1を調整して前記第1の誘電体層711と第2の誘電体層712との間の屈折率の差が0.58以上となるように設定することにより、3%以上のバンドギャップ幅をもつ全指向性フォトニック結晶7を得ることができる。図5は、第1の誘電体層711の膜厚d1と、バンドギャップ幅と、屈折率差n1−n2間の関係図である。ただし、n1、n2はそれぞれ第1、第2の誘電体層711、712の屈折率を表す。前記第1の誘電体層711の膜厚d1は、前記全指向性フォトニック結晶7の格子定数に関係があり、ここで、格子定数aは、前記周期的積層型誘電体層71全体の膜厚と定義する。
なお、0.27c/a〜0.31c/aの周波数範囲、バンドギャップ幅が3%以上の全指向性フォトニックバンドギャップを得るには、前記第1の誘電体層711の膜厚d1を0.24a〜0.69aの範囲とし、屈折率差n1−n2を0.9〜1.2とすることが好ましい。ただし、cは光速を表す。
また、前記第1の誘電体層711の材料としては、例えばTiO2、Ta25、ZrO2、ZnO、Nd23、Nb25、In23、SnO2、Sb23、HfO2、CeO2、ZnSなど、前記第2の誘電体層712の材料としては、例えばSiO2、Al23、MgO、La23、Yb23、Y23、Sc23、WO3、LiF、NaF、MgF2、CaF2、SrF2、BaF2、AlF3、LaF3、NdF3、YF3、CeF3などが用いられることが好ましく、とりわけ前記第1の誘電体層711は、TiO2からなり、前記第2の誘電体層712は、SiO2からなることがより好ましい。
(第2実施形態)
図21は、本発明の第2実施形態による発光素子を用いる発光装置の一例を示す。この発光素子は、前記全指向性フォトニック結晶7が前記発光ダイオード6のある一の面601と他の面602のいずれか一面、即ち一の面601に形成されているほか、前記第1実施形態と同様な構成を有している。なお、図における同一構成要素については同一符号を付して説明は省略する。
前記基板61は、前記発光ダイオード6から発生する光を透過可能な透明なものを用いる。前記全指向性フォトニック結晶7は、前記発光ダイオード6の一の面601から取り出される周波数範囲における発光を全反射する。
また、当該発光装置において、該発光素子の放熱のために、放熱手段9が設けられている。該放熱手段9は、接続部材83、83を介して前記第1と第2の半導体層622、625と連結されている。
以下、実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例の範囲に限定されるものではない。
この実施例1においては、前記発光ダイオード6の第1、第2の半導体層622、625は、GaN系材料より形成し、前記基板61は、サファイアより形成する。前記発光ダイオード6は、300nm〜420nmの波長範囲のUV光を発生することができる。前記全指向性フォトニック結晶7の形成に当たっては、前記基板61の他の面602に、それぞれの屈折率が2.6、1.48で、両者の差が1.12であるTiO2、SiO2を交互に14回繰り返し電子線蒸着させることにより、第1、第2の誘電体層711、712を積層して、積層型誘電体層71を形成する。前記周期的積層型誘電体層71の格子定数aは110nmであり、前記第1の誘電体層711の膜厚d1は、0.42aである。
図6は、該実施例1の発光素子の全指向性フォトニックバンド結晶におけるフォトニックバンド構造を示す図である。当該全指向性フォトニック結晶7のフォトニックバンド構造における導波モードの分散関係において、図6に2鎖線の間に、周波数範囲が0.273c/aと0.3c/aとの間のフォトニックバンドギャップを示す。図6における導波モード、TE、TM及び波ベクトル或いは波数kyの定義には、例えば米国特許第6,130,780号明細書の記載を援用する。
図7(a)、(b)は、該実施例1の第1の誘電体層711(TiO2層)の膜厚d1と周波数、全指向性フォトニックバンドギャップ幅との関係を示す。前記第1の誘電体層711は、膜厚d1が約0.42aであるときは、得られる最大のバンドギャップ幅は約10%である。
図8は、該実施例1の発光素子の全指向性フォトニック結晶7の波長と平均反射率との関係を示す。結果として、波長369nm〜401nmの範囲においては、99.5%以上の反射率が得られる。
図9と図10は、該実施例1の前記基板61(波長385nmのサファイアの屈折率は約1.7)及び前記発光ダイオード6(波長385nmのGaNの屈折率が約2.58)のそれぞれの波長と平均反射率、透過率との関係を示す。結果として、波長369nm〜401nmの範囲においては、99.5%以上の反射率が得られる。
該実施例1の発光素子によれば、波長369nm〜401nmの範囲において99.5%以上の反射率が得られる。
当該実施例2の発光素子では、420nm〜480nmの波長範囲の青色発光をする発光ダイオード6を用いる。第1の誘電体層711の膜厚d1は0.42a(格子定数aは134nm)、第1、第2の誘電体層711、712のそれぞれの屈折率は2.42、1.47で、両者の差が0.95であることを除き、実施例1の構成と同様である。なお、図における同様な構成要素については同一の符号を付して説明は省略する。
図11は、該実施例2の発光素子の全指向性フォトニック結晶7におけるフォトニックバンド構造を示す図である。当該全指向性フォトニック結晶7のフォトニックバンド構造における導波モードの分散関係において、図11における2つの鎖線に示されているように、0.291c/aと0.305c/aとに挟まれたフォトニックバンドギャップを有する。
図12(a)、(b)は、該実施例2の第1の誘電体層711(TiO2層)の膜厚d1と全指向性フォトニックバンドギャップの周波数、バンドギャップ幅との関係を示す。前記第1の誘電体層711は、膜厚d1が約0.44aであるとき最大の約5%のバンドギャップ幅が得られる。
図13は、該実施例2の発光素子の全指向性フォトニック結晶7の波長と平均反射率との関係を示す。結果として、波長440nm〜464nmの範囲においては、99.5%以上の反射率が得られる。
図14と図15は、該実施例2の前記基板61及び前記発光ダイオード6(波長450nmのGaNの屈折率が約2.48)それぞれの波長と平均反射率との関係を示す。結果として、波長440nm〜464nmの範囲においては、99.5%以上の反射率が得られる。
該実施例2の発光素子によれば、波長440nm〜464nmの範囲において99.5%以上の反射率が実現できる。
当該実施例3の発光素子は、480nm〜550nmの波長範囲の緑色に発光する発光ダイオード6を用いる、第1の誘電体層711の膜厚d1は0.45a(格子定数aは151nm)、第1、第2の誘電体層711、712のそれぞれの屈折率は2.36、1.46で、両者の差が0.9であることを除き、実施例1の構成と同様である。なお、図における同一構成要素については同一の符号を付して説明は省略する。
図16は、該実施例3の発光素子の全指向性フォトニック結晶7におけるフォトニックバンド構造を示す図である。当該全指向性フォトニック結晶7のフォトニックバンド構造における導波モードの分散関係において、図16における2鎖線間、つまり0.297c/aと0.308c/aとの間に示すようなフォトニックバンドギャップを有する。
図17(a)、(b)は、該実施例3の全指向性フォトニックバンドギャップと第1の誘電体層711(TiO2層)の膜厚d1との関係を示す。前記第1の誘電体層711は、膜厚d1が約0.45aであるとき、最大約3.5%のバンドギャップ幅が得られる。
図18は、該実施例3の発光素子の全指向性フォトニック結晶7の波長と平均反射率との関係を示す。結果として、波長492nm〜512nmの範囲においては、99.5%以上の反射率が得られる。
図19と図20はそれぞれ、該実施例3の前記基板61及び前記発光ダイオード6(波長500nmのGaNの屈折率が約2.44)それぞれの波長と平均反射率との関係を示す。結果として、波長492nm〜512nmの範囲においては、99.5%以上の反射率が得られる。
該実施例3の発光素子によれば、波長492nm〜512nmの範囲において99.5%以上の反射率が実現できる。
本発明の発光素子は、製造コストを有効に低減すると共に、発光効率が高い発光素子を実現する。
従来の発光素子の構造を示す概略図である。 他の従来の発光素子の構造を示す概略図である。 本発明の第1実施形態による発光素子の構造を示す概略図である。 本発明の第1実施形態における全指向性フォトニック結晶の構造を示す概略断面図である。 本発明による第1と第2の誘電体層との屈折率差及び第1の誘電体層の厚さによるフォトニックバンドギャップの関係を示す図である。 該第1実施形態の実施例1の誘電体層によるフォトニックバンドギャップ構造を示す図である。 (a)は該第1実施形態の実施例1の全指向性フォトニック結晶の誘電体層の膜厚と周波数の関係を示す図であり、(b)は該誘電体層の膜厚とバンドギャップ幅の関係を示す図である。 該第1実施形態の実施例1の全指向性フォトニック結晶の平均反射率を示す図である。 該第1実施形態の実施例1における基板に対する平均反射率と透過率を示す図である。 該第1実施形態の実施例1における発光ダイオードの平均反射率を示す図である。 該第1実施形態の実施例2の誘電体層によるフォトニックバンドギャップ構造を示す図である。 (a)は該第1実施形態の実施例2の全指向性フォトニック結晶の誘電体層の膜厚と周波数の関係を示す図であり、(b)は該誘電体層の膜厚とバンドギャップの関係を示す図である。 該第1実施形態の実施例2の全指向性フォトニック結晶の平均反射率を示す図である。 該第1実施形態の実施例2における基板に対する平均反射率と透過率を示す図である。 該第1実施形態の実施例2における発光ダイオードの平均反射率を示す図である。 該第1実施形態の実施例3の誘電体層によるフォトニックバンドギャップ構造を示す図である。 (a)は該第1実施形態の実施例3の全指向性フォトニック結晶の誘電体層の膜厚と周波数の関係を示す図であり、(b)は該誘電体層の膜厚とバンドギャップの関係を示す図である。 該第1実施形態の実施例3の全指向性フォトニック結晶の平均反射率を示す図である。 該第1実施形態の実施例3における基板に対する平均反射率と透過率を示す図である。 第1実施形態の実施例3による発光素子の発光ダイオードの平均反射率を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る発光素子の構造を示す概略図である。
符号の説明
6:発光ダイオード(LED)
601:一の面
602:他の面
61:基板
622:第1の半導体層
624:活性層
625:第2の半導体層
7:全指向性フォトニック結晶
71:誘電体
711:第1の誘電体層
712:第2の誘電体層
81:N形電極
82:P形電極
83:接続部材
9:放熱手段

Claims (8)

  1. 一の面及び該一の面と対面した他の面を有する発光ダイオードと、
    前記一の面及び前記他の面のいずれかに形成され、その誘電率が周期的な変化を示し、所定の周波数範囲における全指向性フォトニックバンドギャップを生じるように構成され、前記発光ダイオードの前記一の面及び他の面の他方から生じた放射光線を向上するよう全ての入射角と分極をもつ光を反射することができると共に、前記周波数範囲外の周波数を有する光線の少なくとも一部を透過させる全指向性フォトニック結晶と、
    を有することを特徴とする発光素子。
  2. 前記発光ダイオードは、基板に、第1及び第2の半導体層と、前記第1及び第2の半導体層によってこれらの間に画成されたPN接合領域からなる活性層とが形成されてなる発光構造を具え、
    前記第1の半導体層は、前記基板上に形成され、
    前記基板は、前記第1の半導体層と反対側に表面を有し、該表面は前記発光ダイオードの前記一の面及び前記他の面のいずれか一方と一致することを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
  3. 前記全指向性フォトニック結晶は、複数の周期的積層型誘電体層を有し、
    該積層型誘電体層のそれぞれは、互いの屈折率の差が0.58以上になる第1及び第2の誘電体層が積層されてなることを特徴とする請求項1又は2に記載の発光素子。
  4. 格子定数aを前記周期的積層型誘電体層全体の膜厚と定義し、光速をcと表したとき、
    前記第1の誘電体層の膜厚が0.24a〜0.69aの範囲内、前記第1及び第2の誘電体層の屈折率差が0.9〜1.2の範囲内であり、0.27c/a〜0.31c/aの周波数範囲内の全指向性フォトニックバンドギャップが前記全指向性フォトニック結晶において得られることを特徴とする請求項3に記載の発光素子。
  5. 前記第1の誘電体層は、TiO2、Ta25、ZrO2、ZnO、Nd23、Nb25、In23、SnO2、Sb23、HfO2、CeO2、及びZnSからなる群から選ばれた1つより構成され、
    前記第2の誘電体層は、SiO2、Al23、MgO、La23、Yb23、Y23、Sc23、WO3、LiF、NaF、MgF2、CaF2、SrF2、BaF2、AlF3、LaF3、NdF3、YF3、及びCeF3からなる群から選ばれた1つより構成されることを特徴とする請求項3又は4に記載の発光素子。
  6. 前記第1の誘電体層は、TiO2より構成され、
    前記第2の誘電体層は、SiO2より構成されることを特徴とする請求項5に記載の発光素子。
  7. 前記発光ダイオードは、透明基板に、第1及び第2の半導体層と、前記第1及び第2の半導体層によってこれらの間に画成されたPN接合領域からなる活性層とが形成されてなる発光構造を具え、
    前記第1の半導体層は、前記透明基板上に形成され、
    前記第2の半導体層は、前記活性層と反対側に表面を有し、該表面は前記発光ダイオードの前記一の面及び前記他の面のいずれか一方と一致することを特徴とする請求項1に記載の発光素子。
  8. さらに、前記第1及び第2の半導体層と連結される放熱手段を有することを特徴とする請求項7に記載の発光素子。
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