JP2005196916A - 記録媒体、記録装置、記録方法及びファイル管理方法 - Google Patents

記録媒体、記録装置、記録方法及びファイル管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
従来のファイルシステムとの互換性を保ちつつも、より多くのファイルを適切に管理できる新しいファイル管理方法を提供し、1枚のディスクを自由にAV機器とPC間で使用できる環境を作る。
【解決手段】
AV機器で採用されているファイルシステムAVFSとPCでサポートされる管理可能なファイル数が多いファイルシステムPCFSで、ファイルシステムAVFSで管理される任意のファイルは、ファイルシステムPCFSで管理されるファイルでもあるようなファイル管理方法とする。
【選択図】 図8

Description

本発明は、記録媒体に記録されたファイルの管理方法に関するものであり、特に光ディスク等のランダムアクセス可能な記録媒体上に、ファイル形式のデータを記録し再生するためのファイル管理方法、及び記録再生装置に関するものである。
光ディスク等の記録媒体では、記録媒体上のデータへのアクセスを容易にするため、データをファイル形式で記録している。このファイルを管理するために、ファイルシステムが多くの記録再生システムで適用されている。
一般に広く普及している光ディスクとして、CD−ROMがあげられる。一般的なCD−ROMでは、ISO−9660と呼ばれるファイルシステムが使用されている。ISO−9660では、パステーブルと呼ばれるテーブルを使用して、ディレクトリ構造の記述を行っている。このパステーブルには、順番に番号が付加されており、16ビットの値が割り当てられている。
一方、より高密度な光ディスクとして普及しつつあるDVDには、UDF(Universal Disc Format)と呼ばれるファイルシステムが広く用いられている。UDFでは、ディレクトリごとにファイル識別子とファイルテーブルというテーブルを使用してディレクトリ構造の記述を行っている。
また、AVデータの記録再生用として、特許文献1のようなファイルシステムが考案されている。この特許文献1に記載されたファイルシステムでは、ファイル管理のために、ファイルテーブルなどのデータ管理テーブルを使用しているが、これも登録されるテーブル管理に16ビットの番号を割り当てている。
特開平11−312378号公報(第22頁、表32)
光ディスク標準化委員会フォーマット分科会監訳「ユニバーサルディスクフォーマット規定」日本規格協会 1997年(第24−47頁)
従来の多くのファイルシステムでは、ファイル管理に使用するテーブルの番号が16ビットの値で表されており、0〜65535までの値を取る。したがって、最大でも65536種類のテーブルしか作成することが出来ないため、当該ファイルシステムで管理できるファイルやディレクトリの数が65536個に制限される。
一方で、光ディスクに代表される記録媒体の記録容量は年々増加の一途をたどっており、記録するファイルの数も増大している。
にもかかわらず、ファイルシステムとして、従来の延長上にあるものが広く使用されており、大容量ディスクを使用する際には必ずしも適するものではなかった。
UDF等のPC用途を考慮したファイルシステムを使用すれば、テーブル数に制限がないため、多くのファイルを扱うことが出来るが、必ずしも全ての機器でこれらのファイルシステムがサポートされている訳ではない。
ファイルシステムの構造を変化させると、従来の機器との互換性が失われてしまうため、ファイルシステム自体の大幅な変更は避けるべきである。特に、ビデオディスクレコーダを始めとするAV(オーディオ・ビジュアル)機器では、ソフトウェアの変更が困難であり、従来のファイルシステムと互換性のないディスクを再生することは出来ない。
また、PC用途では、サイズの小さなファイルを多数扱う必要がある。通常、光ディスクなどの記録媒体では、書き換え可能な単位が比較的大きいため、小さなファイルを記録する場合に記録領域が無駄になりやすいものであった。
本発明の目的は、従来のファイルシステムとの互換性を保ちつつも、より多くのファイルを適切に管理できる新しいファイル管理方法を提供し、1枚のディスクを自由にAV機器とPC間で使用できる環境を作ることにある。
本発明の目的は、次の(1)から(3)により達成される。
(1) 第1のファイル管理情報とこの第1のファイル管理情報とは異なる第2のファイル管理情報を用いたファイル管理方法であって、
第2のファイル管理情報にて管理できるファイル数は第1のファイル管理情報にて管理できるファイル数に比べて多く、第1のファイル管理情報にて管理される任意のファイルは、第2のファイル管理情報にて管理されるファイルであるファイル管理方法。
(2) 書き込みデータを格納するためのファイルとこのファイルを管理するファイル管理情報が記録された記録媒体であって、
ファイル管理情報として第1のファイル管理情報とこの第1のファイル管理情報とは異なる第2のファイル管理情報とが記録され、ファイルとして第1のファイル管理情報及び第2のファイル管理情報で管理される第1のファイルと第2のファイル管理情報で管理される第2のファイルとが記録される記録媒体。
(3) 書き込みデータを格納するためのファイルとこのファイルを管理するファイル管理情報があり、
ファイルとして少なくとも第1のファイルと、第2のファイルとファイル管理情報として第1のファイル管理情報とこの第1のファイル管理情報とは異なる第2のファイル管理情報が記録される記録媒体の記録装置であって、
第1のファイルを記録する場合には管理するファイル数が変更された第1のファイル管理情報及び第2のファイル管理情報を記録し、第2のファイルを記録する場合には管理するファイル数が変更された第2のファイル管理情報を記録する記録装置。
本発明を用いることにより、
複数のファイルシステムを1つの記録媒体上に実現することが可能となり、結果的に同一の記録媒体をさまざまな装置間で使用すうことが可能となる。
例えば規格化された既存の民生用製品とPC間で互換を持たせることが可能となり、またすでに規格化された製品と取り扱いファイル数の拡張が行われた第2世代の製品間で互換を持たせることが可能となる。
ファイルシステムAと管理可能なファイル数が多いファイルシステムPで、ファイルシステムAで管理される任意のファイルは、ファイルシステムPで管理されるファイルでもあるファイル管理方法とする。
以下、本発明の実施の具体的な形態について図を用いて説明する。
図1は、「ファイルシステム」及び本発明に関する「複数のファイルシステムの組み合わせで構成されるファイル管理方法」を特徴、管理できるファイル数、AVレコーダとの互換性、そしてPCでのデータ記録再生方法の観点で比較した表である。
表中、最上段のAVFSはAV機器、特にAVレコーダなどで利用されるファイルシステムを意味しており、ここでは例として特開平11−312378号公報に記載のファイルシステムを使用している。
2段目のPCFSは一般的にPC用記録媒体で使用されるフィイルシステムを意味しており、例として現在、PCの光ディスク用ファイルシステムとして広く普及しているUDFを使用している。
3段目のファイル管理方法(AVFS=PCFS)はAVFSとPCFSの両ファイルシステムで、記録媒体上の全ファイルを管理するファイル管理方法を意味している。すなわち、記録するファイルの種類にこだわらず、記録媒体中のファイル管理領域内の全ファイルはAVFS及びPCFSの1ファイルとして取り扱われる。
最終段のファイル管理方法(AVFS⊆PCFS)は本発明であるAVFSをPCFSの部分ファイルシステムとして使用するファイル管理方法、つまりPCFSは記録媒体上の全ファイルを管理し、AVFSは記録媒体上に記録されたファイルのうちビデオストリームファイル、オーディオストリームファイル、ストリーム管理ファイル等のレコーダでのAV再生に必要なファイルのみを管理するファイル管理方法である。従ってこのファイル管理方法とAVFS=PCFSとの違いは、AVFS⊆PCFSでは、レコーダでのAV再生に必要とされないPCファイルのようなファイルはPCFSのみで管理されるといった点である。
これらのファイル管理方法AVFS=PCFS、AVFS⊆PCFSを管理可能なファイル数について比較する。
AVFSでは、ファイルを管理するための番号は16ビットの値で表されているため、管理可能なファイル及びディレクトリ数は最大で65536に制限されている。これは仮に記録容量が64GBの記録媒体であった場合において、1つのファイルサイズが平均1Mバイト程度となり、実質的にPCなどで扱われるファイルサイズが平均数十kバイトから数百バイト程度であることから、PC用のファイルシステムとしては不十分であると判断できる。そのため、全てのファイルをAVFSでも管理するAVFS=PCFSにおいて、管理可能なファイル及びディレクトリ数は最大で65536に制限されてしまう。AVFS⊆PCFSに関しては、PCファイルはPCFSのみで管理するため取り扱い可能なファイル数は十分であると判断できる。
次にそれぞれのファイル管理方法でファイル管理された記録媒体がAVレコーダで記録、再生可能かどうか説明する。
AVFSではPCファイルを含む全てのファイルがAVレコーダで記録・再生可能である。ただし、実質的にはAVレコーダではAVファイルのみを取り扱うことを考慮するとPCファイルをAVレコーダで記録・再生できる利点は少ないと考えられる。PCFSのみを使用した記録媒体はAVレコーダでは記録・再生は不可能である。またAVレコーダではPCFSで管理されたファイルに関する情報が検出できないため、最悪の場合、PCFSフォーマットされた記録媒体のファイルは、記録媒体がAVレコーダでAVFSにフォーマットされることにより、消去される。AVファイルをAVFSで管理するAVFS=PCFS、AVFS⊆PCFSにおいては、AVファイルは全てAVFSで管理されるため、AVレコーダで全てのAVFSで管理されたファイルを再生することは可能である。また、記録に関しては両管理方法においても、AVファイルは全てPCFSでも管理されなければならないため不可能である。
最後にそれぞれのファイル管理方法でファイル管理された記録媒体がPC上でどのように取り扱われるか説明する。
AVFSでファイル管理された記録媒体にファイルを記録、再生する場合、PCの標準OSでは記録媒体に記録されたファイルに関する情報を記録媒体から得ることができないため、AVFSのディレクトリ構造が理解できる専用のアプリケーションが必要となる。従ってAVFS=PCFSは記録媒体に記録される全ファイルをAVFSでも管理するために、ファイルの種類に関係なく、ファイル記録のために専用のアプリケーションが必要となる。ただし再生に関しては、PCFSでも同様に管理されるため従来通りの再生が可能となる。AVFS⊆PCFSにおいては、ファイルがPCファイルである場合には従来通りの記録再生が可能となり、AVファイルの記録に関してのみ専用のアプリケーションが必要となる。
以上より、上記4種のファイルシステム及びファイル管理方法を比較した場合、レコーダとPC間のファイル互換を考慮するとAVFS⊆PCFSが優れたファイル管理方法であることが分かる。特に再生に関してレコーダ及びPC間で完全な互換を図ることが可能であることからCD−ROMやDVD−ROMのROMメディアに適したファイル管理方法であると言える。近年、ビデオROMにゲーム機能を盛り込んだROMなどが市場に登場しているがAVFS⊆PCFSのようなファイル管理方法を利用することでレコーダ、プレーヤではビデオ再生のみ、PCではビデオ再生に加え、ゲームも可能といったような環境を構築することが可能となる。
次に各ファイルシステム、ファイル管理方法においてファイル及びファイル管理情報が記録媒体上でどのように配置されるか、またどのようにファイルが管理されるかを図2、図3、図7及び図8を用いて説明する。
図2は、ファイルシステムとしてAVFSが適用された記録媒体のファイル及びファイル配置を示す。
図2中、201は記録媒体、202はFSD(File System Descriptor)、203はファイル及びファイル管理情報が記録される記録エリア、204はMIA(Management Information Area)、205はファイルを示す。
FSD 202はMIA 204内に位置するファイル管理情報の詳細な位置を示す。ファイル管理情報は、情報内容別にテーブル形式で管理されており、管理情報配置テーブル、ファイルテーブル、記録領域テーブル、アロケーションルールセットテーブル、ファイル識別子テーブル等から構成されている。また記録媒体上でファイル管理情報はMIA 204内を巡回しながら更新される。
ファイル管理情報を構成する管理情報配置テーブルには、ファイル管理情報内の各テーブルの配置情報が記録されている。具体的には、各テーブルの記録開始番号、テーブル番号からの継続テーブルの有無ないし、継続テーブル番号である。この領域配置情報から、各テーブルのテーブル内容を参照することができる。
ファイルテーブルは、ファイルに対応したファイル識別子テーブル番号、ディレクトリ関係を示すリンク情報、ファイルの属性、拡張属性情報テーブルの番号、ファイルタイプ、ファイル生成時刻、ファイル修正時刻などの情報を含む。ファイルテーブルを参照することにより、各テーブル内の各ファイルに対応したテーブル番号を求めることができる。
記録領域テーブルは、ディスク上の各ファイルの記録位置に関する情報が記録される。具体的には、ファイルの記録開始セクター番号、記録開始位置、記録終了セクター番号、記録終了位置の情報が含まれている。ファイルデータの内容を読み出す際には、この記録領域テーブルから、ファイルデータの記録されているセクター番号を求め、データの読み出しを行う。
アロケーションルールセットテーブルは、ディスク上に配置するデータの分割配置に関する情報などが記録される。これは、データの読み出しが連続して行われるように、ディスク上にデータを記録する際の最小分割サイズを規定したものである。例えば、4096セクター(8MB)単位で連続してセクターを使用する場合には、パラメータとして4096をセットする。
ファイル識別子テーブルは、ファイル識別子の名前とファイル識別子の長さの情報を持つ。一つのファイル識別子テーブルを32バイトとした場合、ファイル識別子長さに4バイトを割り当てると、ファイル識別子の実体には28バイトのデータ領域を割り当てることができる。
なお、上記テーブルは、各々16バイト、32バイトで構成されるが、記録する領域が不足する場合には、複数のテーブルを使用して、記録するデータ長を増やすことができる。
このようにして、AVFSは固定アドレスのFSD 202を先頭にMIA 204内のファイル管理情報を探し出し、ファイル管理情報を構成する各種テーブルからファイル及びファイル管理情報記録エリア 203内に配置される各種ファイルの位置及び名称と特定し、ファイル管理を行う。
図3は、ファイルシステムとしてPCFSが適用された記録媒体のファイル及びファイル配置を示す。ここではUDFの構成を例として使用する。
図3中、201は記録媒体、301はAVDP(Anchor Volume Descriptor)、302はVDS(Volume Descriptor Sequence)、303はFSDS(File Set Descriptor Sequence)、304はFID(File Identifier Descriptor)、305はICB(Information Control Block)、そして205はファイルを示す。
原則的に固定アドレスに位置するAVDS 301から特定できるVDS 302にはボリュームの中身の記述があり、VDS 302に指し示されるFSDS 303には記録媒体全体のファイル数や記録日時等が記載される。またFSDS 303はファイル名または属性の一部を示すFID 304を経由し、ファイルのデータの長さ、場所、属性をなどのデータが記載されたICB 305を通じてファイル 205にアクセスされる。ディレクトリのICB 305はそのディレクトリの属性及びアクセス可能なファイル及びディレクトリのFID 304を指し示す。
図7はAVFS、PCFSの2種ファイルシステムを組み合わせたファイル管理方法としてAVFS=PCFSが適用された場合の記録媒体のファイル及びその配置を示す。
この場合、AVFSからファイルを読み出す場合には固定アドレスに位置するFSD 202から図2の説明同様に各ファイルをたどり、PCFSからファイルを読み出す場合にはやはり固定アドレスに位置するAVDP 301から図3の説明同様にファイルをたどることになる。
図8はAVFS、PCFSの2種ファイルシステムを組み合わせたファイル管理方法としてAVFS⊆PCFSが適用された場合の記録媒体のファイル及びその配置を示す。
この場合も、AVFSからファイルを読み出す場合にはFSD 202から各ファイルをたどり、PCFSからファイルを読み出す場合にはAVDP 301からファイルをたどることになる。従ってAVFSのみに対応するレコーダなどではAVFSで管理されたAVファイル 205Bのみが認識され、PCファイル 205A、205Cは認識されない。つまりAVファイルをディレクトリAVDIR以下に配置する場合には、図9が示すようにAVFSからはAVファイルを統合するAVDIR以下のファイル及びディレクトリのみのディレクトリ構造が認識可能となり、PCFSからは図10が示すようにAVDIR以下のディレクトリ構造を含む全てのファイル及びディレクトリが認識される。
次にAVFS⊆PCFSのファイル管理方法によりファイル管理が行われた記録媒体の記録再生装置の構成及びファイルの記録再生動作について、図6のディスクドライブ装置を用いて説明する。
図6中、601は光ディスク、602は光ヘッド、603は信号処理回路、604は制御マイコン、605はサーボ、606はインターフェース、607は入出力端子である
再生時、光ディスク 601に記録されている情報は、光ヘッド 602により読み出しが行われ、信号処理回路 603によって、復調が行われる。これら復調されたデータは、誤り訂正処理などの復号処理が行われ、インターフェース 606、入出力端子 607を介して外部のホストPC(図示せず)などへセクターデータが出力される。制御マイコン 604は、外部のホストPCなどからの指令を受け、指定されたセクターへのアクセスを行うよう、装置全体の制御を行う。
記録時は、入出力端子 607、インターフェース 606を介して、外部のホストPCなどからセクターデータが入力される。入力されたデータは、信号処理回路 603により、誤り訂正符号付加などの符号化処理が行われた後、光ディスクへの書き込みが可能な変調処理が行われ、光ヘッド 602を介して、光ディスク 601上へデータが書き込まれる。制御マイコン 604は、外部のホストPCなどからの指令を受け、指定されたセクターへの書き込みを行うよう、装置全体の制御を行う。
ここで取り扱われる記録時のデータの変調過程を図4及び図5を用いて説明する。
図4に、データユニットの構成方法を示す。
入出力端子 607から入力される2048バイトからなる各セクターには、データ識別のための4バイトのデータ識別コード(ID)と、IDの誤り検出符号である2バイトのIED、予備データ領域である6バイトのRSVが付加される。記録データの最後部には、データの誤りを検出する4バイトの誤り検出符号EDCが付加され、全部で2064バイトのデータとしてデータユニットを構成する。各データユニットは、172バイト12行の形状で扱う。
図5に、ECCブロックの構成方法を示す。
図4で示したように構成された172バイト12行のデータユニットは、16セクター分集められ、ECCブロックを構成する。縦方向には、各行に16バイトの誤り訂正符号(PO)を付ける。各行は、12行16ユニット分の192行のデータに16バイトの誤り訂正符号が付加され、208行とする。
各列のデータに対して、10バイトの誤り訂正符号(PI)を付加し、182バイトのデータとする。このように生成された182バイト208行のデータは、最後にデータに含まれる周波数成分を制限するために周波数変調される。
サーボ605は、光ディスクの回転制御および光ヘッドのトラッキング処理などの制御を、制御マイコン604の指示にしたがって行う。
まずAVFSのみに対応したレコーダで、ファイルを読み出す場合の動作を説明する。
光ディスク 601が、ディスクドライブ装置に挿入されると、制御マイコン 604は、これを検出し、インターフェース 606および入出力端子 607を介して、レコーダ全体を制御する上位マイコンへディスクが挿入された旨を通知する。
上位マイコンは、ディスク挿入通知を受け、まず、FSD 202の読み出しを指示する。FSD 202には、MIA 204の書かれているアドレスが記録されている。
上位マイコンは、読み出したFSD 202を元に、MIA 203の記録されているアドレスを求め、MIAの読み出しを行う。
MIA 203には、レコーダで必要となるAVファイルに関する識別子や記録位置の情報、ディレクトリ構造など、AVファイルに関する情報がテーブルとして記録されている。
このMIA 203の情報を基に所定のファイルの読み出しを行う。まず、管理情報配置テーブルを読み出す。管理情報配置テーブル内のデータから、記録されているファイルの全てのファイルテーブルを検索する。各ファイルテーブルには、そのファイルテーブルに対応したファイル識別子テーブルの番号が書かれているので、読み出し対象となるファイル名と一致するファイル識別子テーブルを持つものを検索する。この際、ディレクトリについても、ファイルテーブル上に書かれているディレクトリ構造情報から解析を行い、所望のファイルテーブルを見つける。
ファイルテーブルが検索された後、そのファイルテーブルに対応した記録領域テーブル内の記録領域情報から、読み出し対象となるファイルの記録されているセクターデータのデータ識別コード(ID)に対応するアドレスと記録バイト数の情報が得られる。この情報を元に、光ディスクよりデータの読み出しを行う。
次に、AVFS⊆PCFSに対応した専用アプリケーションを使用したPCで行われるAVファイルの記録動作について説明する。
ディスクドライブ装置は光ディスク 601が挿入されると、制御マイコン 604で、これを検出し、インターフェース 606および入出力端子 607を介して、ホストPCへディスクが挿入された旨を通知する。
ホストPCは、ディスク挿入通知を受け、まず、FSD 202の読み出しを指示した後、読み出したFSD 202を元にして、MIA 203の記録されているアドレスを求め、MIAの読み出しを行う。
またホストPCは、AVDP 301の読み出しを指示する。AVDP 301には、VDS 302の書かれているアドレスが記録されている。
ホストPCは、読み出したAVDP 301を元に、VDS 302の記録されているアドレスを求め、VDS 302の読み出し、この情報を基に続けてFSDS 303の読み出しを行う。次にFSDS 303に記載されたルートディレクトリを指し示すFID 304を読み出した後、これを基に光ディスク上の全てのFID 304及びICB 305を読み出し、光ディスク上の新規にファイルを記録できる空き領域を調査する。
この結果を基にホストPCはディスクドライブ装置を用いて新たに追加したいAVファイルを空き領域に記録する。このAVファイルに関する記録領域やファイル名、属性等の情報を読み出されていたAVFSのMIA 203に追加、また図9と図10の関係のように同一のディレクトリ構造を持つよう配慮しながら同様の情報をPCFSのFID 304、ICB 305に追加し、MIA 203、FID 304、ICB 305及び内容に変更が生じた他の管理情報を入出力端子 607を介して、光ディスク 601にデータとして記録する。
従って、この専用アプリケーションはAVファイルのみを対象とするものか、図11が示すように記録されるファイルの種類に応じてAVFSのディレクトリ構造を修正する動作を行うものとなる。
尚、本説明中でAVファイル及びPCファイルといった表現を用いたが、ここでのAVファイルとはAVコンテンツのストリームデータのみを表すのではなく、ストリームデータ以外にもレコーダ再生に必要となる全てのデータを含んでいる。またAVFS及びPCFSと言った表現を用いたが、AV用途のみにしか対応できないファイルシステムは実質的に存在しない、またPCでの利用のみが可能なファイルシステムも存在しないとったことから本発明はPC及びAV機器間の互換に限定したものではなく、管理が必要なファイル数が異なるファイルシステムを利用した全ての機器間に共通する技術であることも明らかである。
規格化された既存の民生用製品とPC間で互換を持たせることを可能とするファイル管理方法を利用することで再生装置を選ばない、用途が広い記録媒体を提供することが可能となる。
またすでに規格化された製品と取り扱いファイル数の拡張が行われた第2世代の製品間で互換を持つ記録媒体の提供が可能となる。
ファイルシステム及びファイル管理方法を比較する図である。 AVFSを用いた記録媒体のデータ配置を説明する図である。 PCFSを用いた記録媒体のデータ配置を説明する図である。 データユニットの構成を示した説明図である。 ECCブロックの構成を示した説明図である。 ディスクドライブ装置の構成を示した説明図である。 AVFS=PCAVを用いた記録媒体のデータ配置を説明する図である。 AVFS⊆PCAVを用いた記録媒体のデータ配置を説明する図である。 AVFSのディレクトリ構造を説明する図である。 PCFSのディレクトリ構造を説明する図である。 ファイル記録時のアルゴリズムを説明するフロチャートである。
符号の説明
201 記録媒体
202 FSD
203 ファイル及びファイル管理情報が記録される記録エリア
204 MIA
205 ファイル
301 AVDP
302 VDS
303 FSDS
304 FID
305 ICB
601 光ディスク
602 光ヘッド
603 信号処理回路
604 制御マイコン
605 サーボ
606 インターフェース
607 入出力端子

Claims (15)

  1. 書き込みデータを格納するためのファイルと該ファイルを管理するファイル管理情報が記録された記録媒体であって、
    前記ファイル管理情報として第1のファイル管理情報と該第1のファイル管理情報とは異なる第2のファイル管理情報とが記録され、前記ファイルとして前記第1のファイル管理情報及び前記第2のファイル管理情報で管理される第1のファイルと前記第2のファイル管理情報で管理される第2のファイルとが記録されることを特徴とする記録媒体。
  2. 請求項1記載の第2のファイル管理情報にて管理できるファイル数は第1のファイル管理情報にて管理できるファイル数に比べて多いことを特徴とする記録媒体。
  3. 請求項1記載又は請求項2記載の第1のファイル管理情報にて管理される任意のファイルは、第2のファイル管理情報にて管理されるファイルであることを特徴とする記録媒体。
  4. 請求項1から請求項3記載の第1のファイルはAVストリームファイルまたはAVストリーム管理ファイルであることを特徴とする記録媒体。
  5. 請求項1から請求項4記載の記録媒体は、読み出し専用であることを特徴とする記録媒体。
  6. 書き込みデータを格納するためのファイルと該ファイルを管理するファイル管理情報があり、
    前記ファイルとして少なくとも第1のファイルと、第2のファイルと
    前記ファイル管理情報として第1のファイル管理情報と該第1のファイル管理情報とは異なる第2のファイル管理情報が記録される記録媒体の記録装置であって、
    前記第1のファイルを記録する場合には管理するファイル数が変更された前記第1のファイル管理情報及び前記第2のファイル管理情報を記録し、前記第2のファイルを記録する場合には管理するファイル数が変更された前記第2のファイル管理情報を記録することを特徴とする記録装置。
  7. 請求項6記載の第2のファイル管理情報にて管理できるファイル数は第1のファイル管理情報にて管理できるファイル数に比べて多いことを特徴とする記録装置。
  8. 請求項6記載又は請求項7記載の第1のファイル管理情報にて管理される任意のファイルは、第2のファイル管理情報にて管理されるファイルであることを特徴とする記録装置。
  9. 請求項6から請求項8記載の第1のファイルはAVストリームファイルまたはAVストリーム管理ファイルであることを特徴とする記録装置。
  10. 書き込みデータを格納するためのファイルと該ファイルを管理するファイル管理情報があり、
    前記ファイルとして少なくとも第1のファイルと、第2のファイルと
    前記ファイル管理情報として第1のファイル管理情報と該第1のファイル管理情報とは異なる第2のファイル管理情報が記録される記録媒体への記録方法であって、
    前記第1のファイルを記録する場合には管理するファイル数が変更された前記第1のファイル管理情報及び前記第2のファイル管理情報を記録し、前記第2のファイルを記録する場合には管理するファイル数が変更された前記第2のファイル管理情報を記録することを特徴とする記録方法。
  11. 請求項10記載の第2のファイル管理情報にて管理できるファイル数は第1のファイル管理情報にて管理できるファイル数に比べて多いことを特徴とする記録方法。
  12. 請求項10記載又は請求項11記載の第1のファイル管理情報にて管理される任意のファイルは、第2のファイル管理情報にて管理されるファイルであることを特徴とする記録方法。
  13. 請求項10から請求項12記載の第1のファイルはAVストリームファイルまたはAVストリーム管理ファイルであることを特徴とする記録方法。
  14. 第1のファイル管理情報と該第1のファイル管理情報とは異なる第2のファイル管理情報を用いたファイル管理方法であって、
    前記第2のファイル管理情報にて管理できるファイル数は前記第1のファイル管理情報にて管理できるファイル数に比べて多く、前記第1のファイル管理情報にて管理される任意のファイルは、前記第2のファイル管理情報にて管理されるファイルであることを特徴とするファイル管理方法。
  15. 請求項14記載の第1のファイル管理情報にて管理されるファイルはAVストリームファイルまたはAVストリーム管理ファイルであることを特徴とするファイル管理方法。
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