JP2005195641A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 パネルサイズが大きくなっても、縦縞が視認され難くする。周辺回路のコストを上げたり、ジャギを発生させたりすることなく、縦縞による表示品位の低下を抑制する。
【解決手段】 表示装置はマトリクス状に配列された複数の画素1を有する。画素1は一つの赤絵素2、二つの緑絵素3a,3bおよび二つの青絵素4a,4bから構成され、二つの緑絵素および二つの青絵素は行方向に緑青緑青また青緑青緑の順で配列している。緑絵素3a,3bおよび青絵素4a,4bのそれぞれの開口率は赤絵素2の開口率の約1/2である。画素1に含まれる同色の絵素(例えば二つの緑絵素3a,3b)は同じ信号により駆動される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、液晶表示装置(LCD)、プラズマ表示装置(PDP)、無機または有機エレクトロルミネッセンス(EL)表示装置、発光ダイオード(LED)表示装置、蛍光表示管、電界放出型表示装置、電気泳動表示装置、エレクトロクロミック表示装置、陰極線管(CRT)表示装置などの表示装置に関する。
図7は一般的な画素の概略平面図である。画素101は、赤絵素102、緑絵素103および青絵素104から構成される。各絵素102,103,103は対応するソース信号線(不図示)に電気的に接続されている。この画素をストライプ状に繰り返し並べたストライプ配列が一般的である。ストライプ配列では、一本のソース信号線は縦一列のストライプ絵素を駆動する。画素のサイズ(ピッチ)は表示パネルの大きさと解像度により決定される。例えば、解像度が640本×480本のVGA(Video Graphics Array)クラスのディスプレイの場合、対角が15インチであれば一画素のサイズは476μmとなるのに対して、対角が20インチであれば一画素のサイズは680μmとなる。
一般に人間の目は緑色の視感度が高く、赤緑青の三原色の明度比率は概ね5:12:2である。またストライプ配列では、同一色の絵素が縦方向に配列する。したがって、白の表示を全面に行なった場合、明度の低い青と明度の高い緑のストライプが周期的に並ぶことになり、近くから見るとそれが縦縞状に視認されることになる。画素サイズ(ピッチ)の小さな小型パネルサイズの場合は、赤、緑、青の三絵素が完全に混じり合って均一な灰色に見える。しかし、パネルサイズが大きくなり、ドットピッチが大きくなると、パネルから離れて見ても、その縦縞が視認され、表示品位を損なうこととなる。
ストライプ配列による縦縞の発生は、デルタ配列、モザイク配列あるいは特許文献1などに開示されたスクエア配列を採用することによってある程度緩和されるが、縦縞が横縞や斜め縞となるだけで、根本的な解決には至らない。さらに、テキスト表示やベクトル画像のようにエッジがはっきりとした画像の場合、エッジに色付きが発生するので、パソコンモニタやコンピューターグラフィックス用途では問題となる。
特開平6-102503号公報
上記の課題を解決する手段として、画素の横解像度を二倍に高める方法、すなわち画素に含まれる絵素ピッチの幅を1/2にする方法が想定される。図8は、画素の横解像度を二倍に高めた配列を示す図である。図8に示す画素201は、赤緑青の三色の絵素が二組並んで構成されている。すなわち、赤緑青赤緑青の六つの絵素から一画素が構成されている。この画素配列を採用することにより、各絵素ピッチが小さくなるので、縦縞による表示品位の低下を抑制することができる。
しかし、画素に含まれる絵素の数が二倍になると、絵素に入力される信号数も二倍になるので、信号線駆動回路(ソースドライバ)の数が増加するなど周辺回路のコストアップのデメリットが生じる。また、表示装置の解像度以下の解像度を持つ信号をその表示装置に入力する場合、例えばVGAの解像度を持つ信号をXGA(eXtended Graphics Array
)の表示パネルに入力する場合、画像処理によって信号の解像度を上げる必要があるので、さらに余分な回路が必要となる。
さらに、図8に示す画素配列では、人間の目に対して視感度の高い二つの緑絵素203a,203bが青絵素および赤絵素を挟んで配列される。したがって、図7に示す一般的な絵素の1ピッチ分だけ離れて、視感度の高い二つの緑絵素203a,203bが配列することになるので、ジャギが発生し易いというデメリットもある。図9は、図8の画素を用いて斜め線を表示させた状態を模式的に示す図である。図9に示すように、一画素に含まれる二つの緑絵素203a,203bが離れているので、斜め線Lが階段状(ギザギザ状)に見えるおそれがある。
本発明の目的の1つは、パネルサイズが大きくなっても、縦縞が視認され難くすることである。本発明の他の目的は、周辺回路のコストを上げたり、ジャギを発生させたりすることなく、縦縞による表示品位の低下を抑制することである。
縦縞の問題解決と横解像度の向上のために、縦縞の原因となる輝度の低い青絵素の開口率を小さくする。例えば、青絵素の開口率を赤絵素の開口率の約1/2にする。また輝度の低い青絵素の開口率を輝度の高い緑絵素の開口率と同じにし、行方向に緑青緑青また青緑青緑の順で配列する。各絵素が高さ(列方向におけるピッチ)の略等しいストライプ状である場合には、青絵素および緑絵素の幅(行方向におけるピッチ)を赤絵素の幅の約1/2にする。
このように絵素を配列することにより、白表示においてそれぞれ幅の狭い緑絵素と青絵素が混ざり合って見え、その色と赤との濃淡が感知されることになる。したがって、緑絵素と青絵素との輝度差が従来のストライプ配列よりも小さくなるので、縦縞の濃さが軽減されて見える。また、この画素配列では、人間の目に視感度の高い緑絵素が狭い間隔で二絵素に分離しているので、ジャギも生じ難い。
本発明において、画素に含まれる同色の絵素は同じ信号により駆動される。具体的には、各画素に含まれる二つの緑絵素には、駆動回路から出力された一つの緑絵素用信号が二つに分岐されて、二つの緑絵素に入力される。同様に、駆動回路から出力された一つの青絵素用信号が二つに分岐されて、二つの青絵素に入力される。これにより、画素に含まれる絵素の数が二倍になっても、駆動回路の数が増加させる必要がないので、周辺回路のコストアップを避けることができる。
本発明において、画素の形状は正方形であることが好ましい。言い換えれば、各絵素が高さの略等しいストライプ状であって、赤絵素の列方向と行方向とのピッチ比が概略1:3であるのに対して、緑絵素および青絵素の列方向と行方向とのピッチ比が概略1:6である。一般的には、表示画像が正方形の単位で分割されるので、画素が正方形でない場合には、表示画像の縦横比が崩れて、表示画像が縦長や横長になる。したがって、画素が正方形でない場合には、画素に入力される信号を補完する必要があるからである。
本発明において、行方向に隣接する絵素の極性が互いに異なることが好ましい。絵素に入力される信号極性が+と−で均一に分散されるので、フリッカが生じ難い。また絵素を行方向に挟む信号線の極性は+と−となるので、信号線と絵素とのカップリング容量(以下、Csdと記す) の影響が常に+と−でキャンセルされる。したがって、Csdによる実効電圧変動がなく、表示むらが生じない。
なお、本明細書中において「行方向」および「列方向」は、相互に交差する二つの方向を意味し、必ずしも横方向と縦方向とを意味しない。また絵素の「開口率」は一画素の面積に対する一絵素の面積比である。ここで絵素の面積は実効的に表示に寄与している表示面積であり、一画素の面積は一画素を構成する絵素の面積の総和である。
本発明によれば、パネルサイズが大きくなっても、縦縞が視認され難くすることができる。また、周辺回路のコストを上げたり、ジャギを発生させたりすることなく、縦縞による表示品位の低下を抑制することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態を説明する。以下の実施形態では、液晶表示装置について説明するが、本発明の表示装置は、液晶表示装置だけでなく、無機または有機EL表示装置、PDP、LED表示装置、蛍光表示管、電界放出型表示装置、電気泳動表示装置、エレクトロクロミック表示装置、CRT表示装置などの各種の表示装置を包含する。
以下に示す参照符号において、同族的な構成要素を総括的に表すために、英字を省略して数字のみを表記することがある。例えば、第一緑絵素3aおよび第二緑絵素3bを総括的に緑絵素3と表記することがある。
(実施形態1)
図1は実施形態1の液晶表示装置を模式的に示す部分断面図である。液晶表示装置は、液晶パネルと、液晶パネルを駆動するための駆動回路部と、透過型液晶表示装置であればバックライトなどの光源を有する。液晶パネルは、TFT(Thin Film Transistor)基板10と、これに対向配置されたCF(カラーフィルタ)基板11と、両基板10,11に挟まれた周辺シール材12と、両基板10,11に挟まれ、かつ周辺シール材12に囲まれた液晶層13と、両基板10,11の外側面にそれぞれ貼り付けられた一対の偏光板14,15を有する。
TFT基板10は、行方向に延びる複数の走査線(不図示)と、走査線に交差して列方向に延びる複数の信号線5,6,7と、走査線および信号線5,6,7の交差部近傍に設けられたTFT(不図示)と、TFTを介して信号線5,6,7に接続され、マトリクス状に配置された絵素透明電極(以下、絵素電極ともいう)16と、絵素透明電極16を覆い、ポリイミドなどからなる液晶配向膜17を有する。
CF基板11は、赤緑青の三色のカラーフィルタ層2,3,4と、クロムや黒色樹脂からなる遮光層18と、ITO(インジウム錫酸化物)などからなる共通透明電極19と、共通透明電極19を覆う液晶配向膜20を有する。
両基板10,11の材料としては、石英ガラスやソーダライムガラス、ホウケイ酸ガラス、低アルカリガラス、無アルカリガラスなどのガラス、ポリエステルやポリイミドなとのプラスチック、シリコンなどの半導体が挙げられる。
液晶パネルの製造工程について説明する。まずTFT基板10の作成方法について説明する。スパッタリング法にて、ガラス基板上にTaあるいはTaMo合金で膜厚約100 〜200nm
の薄膜を形成した後、フォトエッチングプロセスにて所定パターンを有する走査線を作成する。その上にSiNx等の絶縁膜を形成した後、a-Si層およびエッチストッパ層(SiNx)の成膜を行い、フォトプロセスにてTFT素子を形成する。次に、Ti等でソースメタルを成膜し、フォトエッチングで所定パターンを有する信号線5,6,7やドレイン等の形成を行なう。さらにSi等の保護膜およびコンタクトホールを形成した後、ITO 膜を成膜し、フォトエッチングプロセスにて絵素電極16を形成する。このように作成されたTFT基板10の上に、ポリイミド系の液晶配向膜17を印刷し、焼成して作成する。通常は、液晶配向膜17の厚みは50〜100 nmの範囲で形成される。その後、回転布にて一方向にラビングを行なう。
次に、カラーフィルタ基板11の作成方法について説明する。Cr(クロム)あるいは黒色樹脂のブラックマスク材料をガラス基板上に塗布し、フォトプロセスにて遮光層18を形成する。赤緑青のそれぞれについて、カラーフィルタ膜のコーティング、フォトプロセスによる所定パターンの形成および焼成を行なって、赤緑青のカラーフィルタ層2,3,4を形成する。マスクを介してITO膜を成膜することにより共通透明電極19を形成する。TFT基板10と同様に、CF基板11上に液晶配向膜20を形成する。
TFT基板10またはCF基板11にスペーサ散布あるいは周辺シール材12の印刷を行い、両基板10,11を貼り合せ、焼成を行なう。貼り合わされた基板をパネル単位に分断した後、作成されたパネルのセル内にTN(Twisted Nematic )液晶材料を注入し、封止する。パネルの両面に偏光板14,15を貼り付けて、液晶パネルが完成する。
本実施形態の液晶表示装置においては、絵素透明電極16と絵素透明電極16に対向する共通透明電極19とが重畳する領域が絵素となる。厳密には、表示すべき状態に応じて電圧が印加される領域のうち、遮光層18の開口部に対応する領域が絵素になる。この領域の面積が絵素の面積となる。以下、説明の便宜上、赤緑青の三色のカラーフィルタ層2,3,4に対応する各絵素を赤絵素2、緑絵素3および青絵素4と呼ぶ。また絵素透明電極16を単に「絵素」と呼ぶこともある。なお、本発明の表示装置は、本実施形態で例示するアクティブマトリクス型液晶表示装置に限られず、例えば、単純マトリクス型液晶表示装置に適用することもできる。単純マトリクス型液晶表示装置においては、ストライプ状に設けられる列電極と、列電極に交差するストライプ状の行電極とが重畳するそれぞれの領域が絵素となる。
図2は本実施形態の液晶表示装置における画素配列の概略図である。本実施形態の液晶表示装置は、マトリクス状に配列された複数の画素1を有する。一画素1は、一つの赤絵素2、二つの緑絵素3a,3bおよび二つの青絵素4a,4bから構成され、各絵素2,3,4の高さが略等しい。二つの緑絵素3a,3bおよび二つの青絵素4a,4bは行方向に緑青緑青の順で配列している。緑絵素3a,3bおよび青絵素4a,4bのそれぞれの幅(行方向におけるピッチ)は赤絵素2の幅の約1/2である。また赤絵素2の幅は、高さ(列方向におけるピッチ)の概略1/3である。一方、緑絵素3a,3bおよび青絵素4a,4bの幅は、高さの概略1/6である。すなわち、一般的なストライプ配列における絵素の縦横比は概略1/3であるが、本実施形態の緑絵素3a,3bおよび青絵素4a,4bは、一般的な絵素よりも細長い形状である。
本実施形態による画素配列では、人間の目に視感度の高い第一緑絵素3aおよび第二緑絵素3bが狭い間隔(第一青絵素4aのピッチ分)を空けて配置されている。図3は、図2の画素1を用いて斜め線を表示させた状態を模式的に示す図である。図3と図9とを対比すれば明らかなように、本実施形態では一画素に含まれる二つの緑絵素3a,3bが図9の場合よりも近づいているので、二つの緑絵素3a,3bが一絵素(一ドット)に合わさったように視認される。したがって、斜め線Lが階段状(ギザギザ状)に認識され難くいので、ジャギが生じ難い。
本実施形態における駆動回路部は、外部から入力される信号に基づいて信号処理を行なう液晶コントローラ(不図示)と、液晶コントローラからの指示に基づいて映像信号を出力する信号線駆動回路(不図示)と、液晶コントローラからの指示に基づいて走査パルスを出力する走査線駆動回路(不図示)を有する。液晶コントローラは、TCP(Tape Carrier Package)を介して液晶パネルに電気的に接続される。TCPには、信号線駆動回路や走査線駆動回路が実装されている。
図4は一画素に含まれる各絵素の極性を示す図である。各絵素2,3,4はそれぞれに対応する信号線5,6,7に電気的に接続され、信号線5,6,7からの映像信号が各TFTを介して入力される。詳細に述べると、それぞれが行方向に延びる複数の走査線には、水平走査期間ごとに走査線駆動回路から走査パルスが順次(例えば一行ごとに)印加される。走査パルスにより選択されたTFTを介して、信号線駆動回路から信号線5,6,7を経由して供給される映像信号が対応の絵素2,3,4に入力される。なお、記載の簡略化のために、図4中の絵素間における信号線5,6,7の記載を省略している。
本実施形態では、信号線駆動回路から出力された映像信号が二つに分岐して、一画素に含まれる同色の絵素を駆動させる。言い換えれば、一画素に含まれる同色の絵素は、共通の信号により駆動される。具体的には、緑絵素3に映像信号を供給するための緑絵素用信号線6は、TFT基板1上の表示領域(アクティブエリア)の外側で二つの信号線6a,6bに分岐している。二つの信号線6a,6bは、第一および第二の緑絵素3a,3bの絵素透明電極16とそれぞれ電気的に接続されている。これにより、信号線駆動回路から出力された一つの映像信号が二つに分岐されて、第一および第二の緑絵素3a,3bを駆動させる。青絵素用信号線7についても同様に、それぞれ二つの信号線7a,7bに分岐している。
このように、信号線駆動回路から出力された一つの映像信号が二つに分岐することによって、縦縞による表示品位の低下を低減することができるとともに、信号線駆動回路の出力数を従来のものと同じにすることができる。したがって、周辺回路のコストアップを避けることができる。
信号線の分岐は、信号線駆動回路の端子部近辺で行なうことができる。この場合、分岐した信号線と他の信号線とが交差する箇所が生じる。図4を参照しながら具体的に説明する。例えば、緑絵素用信号線6から分岐した第2の緑絵素用信号線6bと、青絵素用信号線7から分岐した第1の青絵素用信号線7aとが交差する箇所が生じる。両信号線6b,7aの交差箇所でのショートを回避するために、例えば第1の青絵素用信号線7a上に絶縁膜を形成し、この絶縁膜上を跨ぐように第2の緑絵素用信号線6bを形成することもできる。しかしこの方法では、ソースメタルのパターニング工程を2回行なう必要があるので、製造コストが上昇する。上記のTFT製造プロセスで、言い換えれば新たなプロセスを追加せずに、両信号線6b,7aの交差箇所でのショートを回避する方法について図5を参照しながら説明する。
図5は第2の緑絵素用信号線6bと第1の青絵素用信号線7aとの交差部付近における製造プロセスを説明する模式的な平面図である。まず図5(a)に示すように、走査線の作成と同時に、ゲートメタルを用いて緑絵素用信号線6と第2の緑絵素用信号線6bとの接続部30を形成する。図5(b)に示すように、ゲート絶縁膜のパターニングと同時に、接続部30上の信号線7aが交差する領域に層間絶縁膜31を形成する。次にソースメタルから信号線5,6,7を形成する。このとき、図5(c)に示すように、両信号線6,6bが接続部30を介して接続されるように、かつ信号線7aが層間絶縁膜31上を跨ぐように、ソースメタルのパターニングを行なう。なお、図5では、層間絶縁膜31の領域を除いて接続部30を露出させているが、接続部30をゲート絶縁膜で覆い、コンタクトホールを介して両信号線6,6bが接続部30に接続されるようにしても良い。
本実施形態では、信号線駆動回路の接続端子からアクティブエリアまでの額縁領域内で分岐配線を形成しているが、本発明はこれに限定されない。例えば、ガラス基板上に面積的な余裕がない場合、信号線駆動回路内やTCP内で分岐配線を形成しても良い。
次に、本実施形態の液晶表示装置の駆動方法について述べる。液晶表示装置は、表示特性上、交流駆動される必要があり、入力信号のリフレッシュレート毎にプラスマイナスの電圧極性を反転させている。さらに、この交流成分がフリッカとして認識されないようにするために、隣接する絵素間でプラスマイナスの電圧極性が逆となるように極性反転駆動が行われる。極性反転のパターンには、一走査ライン毎または一信号ライン毎に極性を反転させるライン反転駆動、一絵素毎に極性反転させるドット反転駆動がある。また、そのバリエーションとして、走査ライン沿いは一絵素毎、信号ライン沿いは二絵素毎(二水平走査期間の信号毎)に極性を反転させる2Hドット反転駆動などがある。これらドット反転駆動はクロストークに強いので、高表示品位を得やすい。
本実施形態の液晶表示装置では、赤緑青緑青の五つの絵素2,3,4で一画素を形成し、一画素内の同色の絵素には同じ極性の信号が入力される。したがって、図4に示すように、画素1の極性反転パターンは+・−・+・−・+または−・+・−・+・−の二通りとなる。これら二通りのパターンは行方向に隣接させることが好ましい。言い換えれば、行方向に隣接する二つの画素1のうち一方の画素1に含まれる五つの絵素2,3,4の極性が+・−・+・−・+であり、他方の画素1に含まれる五つの絵素2,3,4の極性が−・+・−・+・−であることが好ましい。これにより、行方向に隣接する絵素2,3,4間でプラスマイナスの極性を逆になる極性反転駆動が行なわれるので、表示周波数が1/2となり、フリッカが認識され難く、シャドーイング(電源ラインを介したクロストーク)が防止される。
図4に示す左の画素1では、赤絵素用信号線5から赤絵素2に、また青絵素用信号線7から第一および第二の青絵素4a,4bにそれぞれプラス極性の信号(電圧)が印加され、緑絵素用信号線6から第一および第二の緑絵素3a,3bにマイナス極性の信号(電圧)が印加されている。図4に示す極性は、各絵素2,3,4に接続されたTFTがオンした状態、言い換えれば一水平走査期間の状態を表している。TFTがオン状態となっている走査線のスキャンに対応して、ある振幅を持った矩形波が各信号線5,6,7から各絵素2,3,4に印加される。各絵素2,3,4の極性は所定周期、例えば1フィールド期間ごとに反転する。
平面視において、各絵素2,3,4は、逆極性の電圧を供給する信号線5,6,7に挟まれている。例えば、赤絵素2は、プラスの極性の信号線5とマイナスの極性の信号線6aに挟まれている。絵素2,3,4を平面視において行方向に挟む信号線5,6,7の極性が常に+と−であるから、絵素の極性がプラスかマイナスかに関わらず、信号線5,6,7と絵素2,3,4とのCsdの影響が常に+と−でキャンセルされる。したがって、Csdによる実効電圧変動がなく、表示むらが生じない。
(実施形態2)
実施形態1では、二つの緑絵素3a,3bおよび二つの青絵素4a,4bが行方向に緑青緑青の順で配列しているが、青緑青緑の順で配列していても良い。また実施形態1では、ストライプ配列の場合について、言い換えれば行方向に配列された五つの絵素2,3,4から一画素1が構成されている場合について説明した。本発明の表示装置は、ストライプ配列に限らず、デルタ配列やモザイク配列、スクエア配列を採用しても良い。
図6は、本実施形態の液晶表示装置における画素配列の概略図である。図6に示すように一画素1は、青緑青緑の順で配列された四つの絵素4a,3a,4b,3bと、二つの絵素3a,4bと列方向に隣接する赤絵素2とから構成されている。すなわち、図6の画素配列はデルタ配列である。
(他の実施形態)
上記の実施形態1および2では、液晶駆動素子としてTFTが用いられているが、MIM(Metal Insulator Metal) などの他のアクティブ駆動素子を用いても良く、あるいは駆動素子を用いないパッシブ(マルチプレックス)駆動でも良い。またTNモードに限らず、IPS(In-Plane Switching)モードやMVA(Multi-domain Vertical Alignment )モードなどの他の液晶方式に適応可能である。さらに液晶表示装置は、透過型に限らず、反射型や透過反射両用型のいずれにも適用することができる。
本発明の表示装置は、LCD、PDP、無機または有機EL表示装置、LED表示装置、蛍光表示管、電界放出型表示装置、電気泳動表示装置、エレクトロクロミック表示装置、CRT表示装置などの各種の表示装置に利用することができる。例えば、パソコンのディスプレイ、パチンコなどのアミューズメント機器のディスプレイ、携帯端末のディスプレイ、カラーテレビなどに利用することができる。
実施形態1の液晶表示装置を模式的に示す部分断面図である。 実施形態1の液晶表示装置における画素配列の概略図である。 図2の画素1を用いて斜め線を表示させた状態を模式的に示す図である。 一画素に含まれる各絵素の極性を示す図である。 第2の緑絵素用信号線6bと第1の青絵素用信号線7aとの交差部付近における製造プロセスを説明する模式的な平面図である。 実施形態2の液晶表示装置における画素配列の概略図である。 一般的な画素の概略平面図である。 画素の横解像度を二倍に高めた配列を示す図である。 図8の画素を用いて斜め線を表示させた状態を模式的に示す図である。
符号の説明
1 画素
2 赤絵素(赤色カラーフィルタ層)
3 緑絵素(緑色カラーフィルタ層)
3a 第一緑絵素
3b 第二緑絵素
4 青絵素(青色カラーフィルタ層)
4a 第一青絵素
4b 第二青絵素
5 赤絵素用信号線
6 緑絵素用信号線
7 青絵素用信号線
10 TFT基板
11 カラーフィルタ基板
12 周辺シール材
13 液晶層
14,15 偏光板
16 絵素透明電極
17 液晶配向膜
18 遮光層
19 共通透明電極
20 液晶配向膜
30 接続部
31 層間絶縁膜
101 画素
102 赤絵素
103 緑絵素
104 青絵素
201 画素
202 赤絵素
203 緑絵素
204 青絵素

Claims (3)

  1. マトリクス状に配列された複数の画素を有する表示装置であって、
    前記画素は一つの赤絵素、二つの緑絵素および二つの青絵素から構成され、前記二つの緑絵素および前記二つの青絵素は行方向に緑青緑青また青緑青緑の順で配列し、前記緑絵素および前記青絵素のそれぞれの開口率は前記赤絵素の開口率の約1/2であり、前記画素に含まれる同色の前記絵素は同じ信号により駆動される表示装置。
  2. 前記画素は正方形状である請求項1に記載の表示装置。
  3. 行方向に隣接する前記絵素の極性が互いに異なる請求項1または2記載の表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009099378A (ja) * 2007-10-17 2009-05-07 Seiko Epson Corp 表示装置および当該表示装置を備えた電子機器
JP2010060802A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Sony Corp 表示装置、表示装置の画素分割方法および電子機器
JP2011109053A (ja) * 2009-11-12 2011-06-02 Silicon Touch Technology Inc 多チャンネル電流ドライバー
CN105448232A (zh) * 2014-08-19 2016-03-30 上海和辉光电有限公司 一种像素排列方法及显示面板

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